札幌南高学校林の活動は、これまで何回も書いてきましたが、昨今、幾つかのプロジェクトが本格稼働しています。その一つ、「エゾエノキ植林&オオムラサキ観察プロジェクト」の続きとして、先月、チームで栗山町を訪問しました。
* 学校林関連――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%8D%97%E9%AB%98%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97
まずは、「くりやま家具・工房まつり(http://www.town.kuriyama.hokkaido.jp/docs/2012071400021/)」。箱崎陽一先生もスタッフとして関わっていますが、家具職人さんたちのこだわりをご説明から強く感じました。さらに展示スペースの奥にはオークション会場、ハスカップ栽培、温室トマト等、実に多彩な活動を確かに観てきました。
黒川智子さん撮影
午後からは「ファーブルの森(http://www.town.kuriyama.hokkaido.jp/furusato/nature/field/fabre.html)」です。園内にあるファーブルの森観察飼育舎では、学芸員の方が丁寧なご説明、7月上旬~8月上旬まで、オオムラサキを間近で観察できるほか、季節に応じた様々な昆虫たちの生態が観察できると。オオムラサキは森の豊かさの象徴とも言え、雑木林の機能と森の役割についての学校の授業の一環として環境教育活動も担っているそうです。
この他に栗山町の取り組みは多彩です(http://www.town.kuriyama.hokkaido.jp/furusato/)。
学芸員の方とチームメンバー
とにかく、このくらい広い空間を確保しての飼育・観察ですと、間近にオオムラサキの孵化、幼虫、蛹、脱皮、羽化、成虫と、一連の生態変化が観て取れますね、素晴らしい環境です。
これから学校林でどこまでのオオムラサキの飼育を行うのか、まだ先の課題ではありますが大きなヒントを得た気がします。それにしてもオオムラサキの羽音は近くで聴くと大変な迫力でした、生きる力を感じましたね!