追悼 伊藤義郎さま

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 先日は昨年12月5日に96歳でお亡くなりになった伊藤義郎さまの『蒼空(そうくう)の集い』に参列しました。「蒼空」の意味合いは青く美しい空のこと、こよなく愛した飛行機が真っ青な空を突き進む様子に安らぎを感じてたとのこと、96年の生涯を札幌・北海道を世界に発信し続けたそのご功績を偲ぶとともに、首尾一貫した「つどい」の企画に感動致しました。

 とにかく経済界はもちろん、スポーツ界、芸術界等、特にアメリカ海軍との深い繋がりは、まさに民間人としての信頼を築き日本を代表する人物、今回の「つどい」でもアメリカ海軍の元大将ほかの参列者も多く、その重鎮たる存在感を示していました。式次第はじめ配布パンフレットも英語併記、

 私の小・中・高の大先輩、それぞれの同窓会でも役員としてお世話になり、札南高学校林財団では永きにわたり理事長を務め、三代後に現在は私が理事長になっています

 私がまだ幼い頃、南1条の秋山の自宅でパーティがあった時に、当時伊藤組の社長になったばかりの伊藤義郎さまが奥様の寿美子さまとご一緒に出席されて、テーブルの上の「春巻」を見て「ああ、スプリングロールですね!」とおっしゃったのを何故か鮮明に覚えています。アメリカ留学6年間と先日の「つどい」で紹介があり、そんな言葉がすぐに出てくるまさに国際人なんだと、私が強く心に残りました。

 翌日の新聞各紙にも紹介されていました。

 長い間大変お世話になりました、どうか安らかにお眠りください。

河野真也企画の学校林

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 テレビでお馴染みのオクラホマの河野真也さん(https://www.office-cue.com/profile_media/profile.php?t=9)企画、札南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/)を舞台に学びの散策会が開催されました。違うジャンルの方々が学校林を歩いて、どんな感想をお持ちになるのか、何か今後の活動についてのヒントを頂けるのではないか、そんなワクワク感を私は抱くのです。今回、彼が所属するクリエイティブ・オフィスキューの伊藤亜由美社長も参加されて、先日北海道経済同友会の幹事会でお会いしたら、足立くんのお話をあの場で聞くことに大変感銘を受けたとおっしゃってました、大変嬉しかったですね。

 この学校林財団の理事長を務める私も、集合場所の白旗山第三駐車場で歓迎のご挨拶をしました。今年で112年を迎えるこの場、私で18代目の理事長として先輩たちに感謝しながら歴史を刻んでいること、参加した皆さんのご感想に学校林関係者として大変興味があることなどを語りました。

 その後、河野さんが先導して学校林入り口まで誘導し、そこからトラック・自家用車に乗り合って先ずは土場の出発地点まで皆さんは移動しました、私は昼からの用事があり、ここでお見送りして終わりでした。

 これ以降の写真は全て河野さんの、SNSからの引用です。

 この間学校林の作業道づくり、間伐等でお世話になっているOUTWOODSの足立成亮くんの現場での解説が素晴らしかったようです。台風で倒れかけたニレの木を前に、樹木と林と人間の共生等について熱く語りました。

* 足立成亮くんーー> https://kurashigoto.hokkaido.jp/life/20200327093000.php

*これまでの学校林関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

*河野真也さんの財団訪問時の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=46426

校庭と藻岩山、ほか

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 6月は自分が関係している団体の理事会、評議員会等が続いています。先日は、私が理事長を務める「札幌南高学校林財団」の理事会が学校に隣接する同窓会館で開催、少し早く着いたので窓からは懐かしい角度からの藻岩山が、夕日に映えて綺麗でした、やはり札幌生まれの私の原風景ですね。校庭では放課後の部活の生徒たちも。

* 札南高学校林財団ーー> http://www.rikka-forest.jp/

* これまでの藻岩山関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E8%97%BB%E5%B2%A9%E5%B1%B1

 一方、秋山財団の今年度の顕彰事業、助成事業が、先日の理事会、評議員会で決定承認されました。

* https://www.akiyama-foundation.org/news/5286.html

 今年から従来の顕彰事業として新たに『秋山喜代賞』を設けて、地域活動などに取り組む女性へのエールを贈りたいと思っています。3年間はある意味試行期間、それ以後は更に広く展開していく予定です。設立者の秋山喜代に因んだ今の日本に必要な女性活躍に向けた実装となれば幸いです。

祝 卒業 2023

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 札幌の公立高校は毎年3月1日が卒業式、コロナ禍でなかなか以前のような多数の参加者とはまだいきませんが、生徒一人に保護者一人とは言えかなりの盛り上がりの今年でした。

* これまでの「卒業式」関連メッセージーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8D%92%E6%A5%AD%E5%BC%8F

 私は学校評議員、(一財)札南高学校林財団理事長として来賓席での参加、今年も一つの舞台として『卒業式』を楽しみました。マスクを外して、全日制では恒例のパフォーマンスも賑やか、宮澤校長も巻き込みながら保護者席、来賓席、職員席も大盛り上がりでした。

 以下の写真は高橋PTA会長撮影です。

 一方定時制の卒業式は今年も感動の送辞・答辞、蛍の光の歌等、素晴らしいひと時でした、84歳の卒業生、芳賀さんも。

 正面玄関ロビーには書道部の力強い垂れ幕『君に幸せあれ!』。

水戸部稲造??

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 今月、札南高学校林財団の企画活動委員会12月例会があり、その後、年末懇親会を出席者で楽しくやりました。ススキノでやっているメンバーのお店で珍しい日本酒を数種、その中にひと際驚く銘柄が『山形正宗 稲造』!!! 山形県天童市の(株)水戸部酒造(https://www.mitobesake.com/がつくっている「水戸部稲造栽培米」とのこと、創業は1898(明治31)年です。 表ラベルが何と稲をくわえる象のデザイン、裏には「人生は、遊びだ。」とあります。

 企画活動委員会メンバーは、今年も熱心に現場に、委員会での議論に積極的に関わって頂きました。

 来年もよろしく、一緒に楽しく活動しましょう、今年はお疲れさまでした!!!

札南高学校林 表彰!

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 先日は、私が理事長を務める「(一財)北海道札幌南高等学校林(http://www.rikka-forest.jp/」が北海道庁のコンクールで優秀賞を受賞し、その授賞式が高校校長室で行われました。

* 学校林関係記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

 授賞式では石狩振興局森林室の井上靖彦室長(右)から表彰状と記念品が授与され、学校林財団からは、常務理事の宮澤一校長、黒川智子理事、理事長の私が出席して受け取りました。

 この学校林、財団設立以来、私で18代目の理事長ですが、戦後間もなくから、多くの表彰を受けています。以下はそのごく一部です。

 今年で111年目を迎える学校林、明治44年に始まる頃は明治時代の山火事で草原状態だったこの場所、木を植え続けてきた長い歴史ですが、昨今では間伐・下草刈り等による育樹のステージへと変わってきています。向こう100年に向けた長期ビジョンも策定していますが、その矢先、この数年でも台風、地震、豪雪による倒木等予期せぬ自然災害の後始末に追われたり、100年を超える先輩たちのこの間のご苦労を実感しながら、将来に向けて森をお守りする活動に今を預かる私たちは頑張っていこうと決意を新たにしている昨今です。

<年が明けて新聞に掲載されました>

六華同窓会総会・懇親会 2022

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 今年も私の母校の高校、『六華同窓会』総会が開催され、今年は懇親会も3年ぶりに限定的でしたがリアルで開催されました、やっぱり同じ空間を共有する時間は貴重ですね!!私はこの間長く幹事長、副会長を務めていましたが、今期で退任することができました。同窓会の財政改革を若い世代と一緒に約10年、みんなもよく頑張ってくれました、今後も永く活動を続けられる基盤もできました。

* これまでの六華同窓会記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%85%AD%E8%8F%AF%E5%90%8C%E7%AA%93%E4%BC%9A

 開会前から札南高学校林のパネル展示準備も行ってくれていました。

 総会は定刻に開始し、議案は全て承認となりました。最後に私にも感謝状が贈られました。

私は今期で副会長を退任

総会開会前、壇上から

大西雅之会長も2期4年でご退任

大西雅之会長も2期4年でご退任

 懇親会は3年ぶりに人数制限はありましたが、着席で3年ぶりに開催できました。

 私は乾杯のご挨拶でした、これまでの御礼とこの間の財政改革を一緒に進めた皆さんへの御礼、新しい若手への期待をメッセージとして語ったつもりです。私は南19期ですが今後は20期代以降の同窓生が担っていってくれるでしょう、託したいですね。

 今年は特別ゲストとして、今年お亡くなりになった『風月』の娘さんがサプライズでご挨拶、手元には『風月お好み焼き』が配られていました。札南高生のソウルフードなのでしょうね。娘さんのお話も力強い素晴らしい感謝のお言葉でした。

 懇親会締めのご挨拶は新しい会長に就任された林美香子さん、当日は札南高のスクールから『古代紫』の洋服での登場でした。

新会長の林美香子さん

新会長の林美香子さん

 終了後は、新旧会長の歓送迎会と東京六華同窓会幹部の反省会・懇親会でした、初めての企画で大いに盛り上がりました、記念写真でも皆さんいい顔で嬉しかったです。ただ、私は久しぶりの少人数の同期会には顔を出すことができずに少し残念でしたが。

 新しい体制による六華同窓会運営、私は少し楽になり『札南高学校林財団(http://www.rikka-forest.jp/)』理事長に専念することができそうです。林会長ほか、頑張って下さいね!

陣内雄くん、またTV登場!

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 札南高学校林でも尽力している陣内雄(じんのうちたけし)くんが、北海道放送(HBC)のTVに登場でした、『木こりシンガー』!!

* これまでの陣内くん関係記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%99%A3%E5%86%85%E9%9B%84

 大学では建築設計が専門分野。

 そして現在は母校の在校生作業のアドバイザーも担っています。

 マルチタレントの陣内雄くん、これからも活躍が続くでしょう。

馬搬展 @ 大丸札幌

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 札幌の大丸百貨店では、『森林特集(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001254.000025003.html』として木材を使ったクリスマスツリーが一階フロアに設置され、6階の特設会場では「西埜馬搬展」も連日開催されていました。先日は、札南高学校林の森林整備で活躍する足立成亮くんと陣内(じんのうち)雄くんがトークイベントに参加していました。

* 札南高学校林関連の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

大丸札幌一階フロア―で

大丸札幌一階フロア―で

* 西埜馬搬ーー> https://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/like_hokudai/article/10745

6階フロアでの馬搬展

6階フロアでの馬搬展

 トークイベントで語る足立くんと陣内くん、頑張ってます!!

 このところ、森林作業において若い世代が多数参入して、これまでの日本の伝統的森林施業、海外の森林の価値に学ぶ姿勢等、新たな動きが盛り上がりを見せています。札南高学校林の施業においても「向こう100年の森づくり」を策定して、一緒に創る学校林を目指しています(http://www.rikka-forest.jp/act/)、今後も楽しみですね!!

『古希』を迎えて!

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 古来稀なり『古希』、私も本日満年齢でお仲間入りしました!10年前の還暦以上に、何か大きな節目を実感します。これから10年後に80歳、またここでブログ記事を掲載できれば嬉しいですね、それに向けて心身共に頑張ります!

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古希【古稀】(こき)…70歳
 中国の唐時代の詩人、杜甫の詩の一節である「人生七十古来稀なり」に由来しています。現代では還暦よりも本格的な長寿の祝いと考えられているようです。紫が長寿祝いの色とされています。

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* 10年前の『還暦』記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7150

6年前の写真でご勘弁を!

6年前の写真でご勘弁を!

~~~~~~~~~私の記事内より抜粋

 もう一つ、余計なことですが、今日で私は「還暦」を迎えました。昔は「お年寄りの仲間」みたいに感じていましたが、とうとう(?)私もその時を迎えました。これからは、一層、社会のため、若い世代のために出来るだけ尽力したいと思っています、余計なことするな!と言われない程度にですけれど・・・・。少し遅れた「年頭所感」でした!!!

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 年賀状はパソコンソフト内の名簿を誤って削除して以来、もうずっと止めていて、今年も含めて頂いた賀状にも返信していなくて不義理をしています、Facebookでの誕生日も表示しない設定にしています、何か煩わしく感じたもので。でも、私は元気ですよ!!!

 人のために生きたい、それは今も変わらぬ気持ちです。昨年からのコロナ禍、私自身の行動パターンは粛々と日常を続けることと決めて、出張他、中止となった集まり以外はスタイルを変えることなく飛行機・電車等で動いていました、自粛要請などで自分のリズムを変えると窒息するような気がしたもので。お蔭さまで今日まで何とか元気で、新千歳空港、羽田空港、東京駅はじめ、この間の各地の拠点の移り変わりを具にこの眼で確認してきました、それがどうしたという批判も受けながら?!

 この数年でこれまでお引き受けしていたNPO,財団理事長等、幾つかは退任して次の方に移行しましたが、引き続きそれらの団体では微力ながら理事として残って応援をし続けています。

 秋山財団、ワグナー・ナンドール財団、札南高学校林財団の理事長は続けています、いずれ次の世代の方々に引き継ぐステージにそれぞれ入っているものと感じています。役回り、所属を全てそぎ落として等身大の自分は何をしたいのか、自問自答しながらこれからも生きていくような気がしています、これからもよろしくお願い致します!!

札幌千秋庵の跡で

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 札幌の老舗『千秋庵』ビルの跡地に、ホテル『ザ ノット札幌(https://hotel-the-knot.jp/sapporo/』が開業しました。そのオープニングを飾る展示スペースでは、森のイメージがユニークに展開されています。札南高学校林でもお世話になっている「Out Woods」代表の足立成亮さん企画。

* https://kurashigoto.hokkaido.jp/information/20200807130000.php?fbclid=IwAR10hZ-5d6SIgqESITmtKaVX_6SDTcCGj1iUWWVtVBv8XqVvErGc3cuH9_g

 どこかで観た樹木、まき、人、です!

* 札南高学校林関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

一次産業 四つの『白書』 2020

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 「一次産業 四つの『白書』 2020」の合同説明会が開催されました。
* 『食料・農業・農村白書』 https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/r1/index.html

* 『食育白書』 https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/wpaper/r1_index.html

* 『森林・林業白書』 https://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/r1hakusyo/index.html

* 『水産白書』 https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/R1/index.html

4つの白書

4つの白書

 コロナ禍での説明会、3密を避けての座席も新しい開催の雰囲気。

3密を避けて

3密を避けて

 特に私は、『森林・林業白書』に注目しましたが、SDGsを含めた新しい時代の展開については、札南高学校林の方向性と同じで、大変興味深く聴いていました。

特に林業に注目!

特に林業に注目!

 そして、これまでの「経済 vs 環境」の図式ではなく、こらからは「経済」「社会」「環境」の共存の概念の重要性は、今のコロナ禍を、「経済 vs 感染症」の図式ではなく、ポスト・コロナは「経済」「社会」「新型感染症」の共存こそを目指す概念の必要性を感じました。

今の状況認識と酷似!

今の状況認識と酷似!

 さらに、白書の説明の最後で紹介された『北の森のマンガ(https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/square/kinoehon/index.html)』、作者の平田美紗子さんは、北海道森林管理局に勤務で、私の高校の後輩、素晴らしいお仕事です!

高校後輩の作品!

高校後輩の作品!

新型コロナウイルス感染症(6)

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 4月の年度初めは、何かと団体の重要な会議が予定されていて、私が関わる諸団体の会合も、あるものは延期となりましたが、電子的会合に代えたり、インターネット会議でZOOMを使って実施したり、この機を捉えて新しい試みもなされています。

 秋山財団の今年度最初の研究助成選考委員会では、いつもの倍以上の座席の間隔を取って行いました。選考委員の先生は、遠隔地からの方はご欠席されましたが、出席の委員は階段下でのアルコール消毒、全員マスク着用で議論に参加されました。今後はインターネットを通じての会議も検討したいと思っています。

 今回は最初の会合だったので、微妙な空気感、秋山財団の目指す方向等については、私自身直接お会いしてお話をしたかったという面は正直ありました。新しい「座組」とでもいうのでしょうか、新しい選考委員長も選出されて、これからの活発な議論を期待したいものです。

 そう言えば、今年1月の北海道庁の「定例立ち入り検査」、秋山財団では4回目となりましたが、選考委員会の議事録を読まれたようで、その時の道担当者のご感想として、「大変活発なご議論を毎回されているのですね!」とのお言葉を頂きました。その旨を、先日の選考委員会の席で私からもご報告しました。秋山財団33年間の活動継続ができているのも、この選考委員会の率直な熱のこもったレベルの高い議論が全てですから。歴代の選考委員の皆さまには本当に心から感謝です。

普段の倍以上の間隔を開けて

普段の倍以上の間隔を開けて

一方、(一財)札南高学校林財団の企画活動委員会では、ZOOMを使っての会議でした。

会場参加者は中央にマイク・スピーカーを置いて

会場参加者は中央にマイク・スピーカーを置いて

 遠隔からの参加者はZOOMを使っての参加。最初は音声トラブル等はありましたが、すぐに使い慣れて今後の会議の開催手法として有効との感触を得ました。

資料も映し出し

資料も映し出し

 恐らく、今回の新型コロナウイルス蔓延状況がなかったら、このような形態は話題としてはあったとしてももっと先の導入だったと思われ、災い転じて福となす、そんな気持ちで会議自体の開催形態を考え直すよい機会となっています。

箱﨑先生メモリアル植樹!

Posted by 秋山孝二
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 札南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/)に多大なご貢献をされて、昨年お亡くなりになった箱﨑陽一先生、私も大変お世話になりご一緒に活動もしたという自負もあります。今年6月に一周忌も終わられて、奥様の瑞枝さまから自宅のお庭に大切に育てられたエゾエノキの樹を学校林に移植したい旨のお申し出があり、学校林財団として喜んでお受けし、先月末に無事完了しました。

* 箱﨑先生との活動――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%AE%B1%E5%B4%8E%E5%85%88%E7%94%9F

* 葬儀――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33411

箱﨑先生の知人ご夫妻が駆けつけて

箱﨑先生の知人ご夫妻も駆けつけて

記念樹と瑞枝さま

記念樹と瑞枝さま

学校林財団関係者と一緒に

学校林財団関係者と一緒に

 箱﨑陽一先生の思いが、何か永遠にこの学校林に生き続ける姿を見るようで、感動しました。私自身、昨年の葬儀での弔辞でお誓いしたことを再確認したひと時でした。

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< 私の弔辞 >

弔辞

 一般財団法人 札幌南高等学校林理事、故箱﨑陽一先生のご霊前に、謹んでお別れの言葉を申し上げます。

 つい二日前の午後、札幌南高から「箱﨑先生ご逝去」の報が届き、私はにわかには信じがたく、しばし呆然としておりました。というのも、年明けから肺炎等で体調を崩されていると伺っていたので少々心配していましたが、先月二十五日に病院を訪問して久しぶりにお会いした姿が、お声にも力があり、ことのほかお元気とお見受けしていましたので。

 私にとって、学校林財団との出会いは箱﨑先生との出会いでもありました。私が理事に就任して間もなく、現役の教諭として地道に活動されていた箱﨑先生は、植林・伐採が主体の活動から、多様な生態系としての視点、教育・研究の場としての視点、言い換えると環境林・教育林としての展開を提案し続けていらっしゃいました。

 今年、百七年目を迎える学校林、当初の焼け野原から植林を軸に立ち上げた壮大な森づくりは、この十数年、大きく変貌してきています。箱﨑先生をリーダーに、これまでの保全事業から環境林・教育林としての価値を創り始めました。

 昨年のゴールデンウイークの合間、箱﨑先生とご一緒に、水芭蕉も真っ盛りの湿地で、シイタケ、なめこ他の植菌をオリジナルの「YH法」はじめ、幾つかの方法で行いました。そして、簡単な昼食の時間は、箱﨑先生のフォトコレクションの回覧時間、いや、正確にはご自分で撮ったのですから「箱﨑ギャラリー」でしょうか。鮮やかなエゾエノキの葉を背景に、国蝶オオムラサキの多彩な写真の数々、じっと待っての接写レンズでの撮影は、かなりの忍耐力が必要でありまさにその執念と情熱に脱帽でした。

 また昨年は、学校での取り組みの論文テーマ「学校林にはばたけ国蝶オオムラサキをスローガンに ~オオムラサキの保護活動を中心に八年間実践した環境教育の総括~」で、公益財団法人下中記念財団第二回表彰事業の最優秀賞を受賞されました。東京での表彰式には私も応援で駆けつけ、箱﨑先生はご夫妻でご出席、素晴らしい受賞スピーチでした。その論文の最後に、「退職後も学校林財団理事会や企画活動委員会の構成メンバーとして、準絶滅危惧種であるオオムラサキの保護に向けた企画・研究活動等に携わり、継続できる喜びを感ぜずにはいられない」と記されていて、私も昨日までそう信じておりました。

 白旗山の一部をなし、複雑な沢や尾根をもつ多様性と魅力のある学校林。 この森を潤した水は、厚別川から石狩川へ、そして日本海へと注ぎ、海の命とつながる位置にあります。 そしてここはまた、教育の場であり、同窓や地域の交流の場であり、天然資源を生み、地域経済に資する場であり、世代間の架け橋でもあります。 連綿と続く札幌一中から札幌南高の歴史とともに歩んできた学校林は、これからも六華同窓の縁と、地域とともに、美しく豊かに続いていくでしょう。先月二十五日、私が病室を離れる時、「学校林は同窓のためだけのものではなく、広く市民に開かれたものであるべき、私はそう信じている」とのお言葉、私は忘れることはありません。

 箱﨑陽一先生、この学校林でのご業績が、言い尽くせぬ貴いものとして私どもの心にしっかり残っております。「箱﨑プロジェクト」の実践は、松本美奈子さん、宮本敏子さんをはじめとする強力な女子力、「オオムラサキ・キノコチーム」として新たな担い手たちが立ち上がり、一歩一歩前に進んでいます。「六華の風」になって、あの大きな空を吹きわたり、百年、そしてさらに先まで見守って頂きたいと思います。歴史に刻まれたこの財産と箱﨑陽一先生の生前のご尽力に深く感謝するとともに、これからも永く継承し力強く歩んでいくことをお誓いし、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 どうか安らかにお眠り下さい。

平成三十年六月十四日

一般財団法人 札幌南高等学校林

理事長  秋山 孝二

学校林 夏イベント 2019

Posted by 秋山孝二
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 先月は、昨年の台風・地震被害の復興作業を検証・確認で札南高学校林で作業しましたが、今月は恒例となった夏イベントでした。現役高校生を含めて幅広い世代30名を越える参加で大いに盛り上がりました。

* 先月の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=36401

学校林入り口で出発前打ち合わせ

学校林入り口で出発前打ち合わせ

 主として昨年から今年にかけて作業したエリアを陣内・足立の両人の解説付きで散策しました。124ヘクタールの学校林には、様々な表情のエリアがあり、毎回違った物語を聞くことができます。まさに歴史の1ページに「道を創る!」、それを実感する時を過ごしました。

災害復旧跡地

災害復旧跡地

災害により一変した景色を抜けて

災害により一変した景色を抜けて

心地よい風景も

心地よい風景も

 昨年秋の準備、今年春の移植と、学校林南斜面に植樹されていたエゾエノキの中から水分のより多いと思われる場所に移植した地点のその後も見学、多少のムラはありましたが、しっかり育っている木々が多く、まずは一安心でした。

* 昨年の移植準備風景ーー>  http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34051

* 今年春の移植作業ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=35815

昨年移植したエゾエノキのその後

昨年移植したエゾエノキのその後

順調に生育!

順調に生育!

 約2時間の散策の後は、拠点での昼食懇談。冷たい生ビールほかそれぞれ持ち寄った具材で焼肉パーティーでした。

昼食前に拠点で

昼食前に拠点で

 参加した現役札南高生の中には、この学校林の生みの親・山田幸太郎校長と全く同姓同名の「ヤマダコータロー」君も参加していて、何か108年の時空を超えた因縁を感じた今年でした。

現役高校生から歌も飛び出し!

現役高校生から歌も飛び出し!

 最後は参加の皆さんで記念写真、この学校林を所有する「(一財)札幌南高等学校林(http://www.rikka-forest.jp/」の第十八代理事長の私は、今回も断トツの最年長でしたが、世代を越えたひと時、楽しかったですね。大先輩たちが植林し、間伐し、今日を迎えているこの学校林、今を預かる私たちが守り、育て、次の世代に渡していく、同窓の歴史をまさに目の当たりにする場所となっていることに、いつも感動する私です。まさに、感謝の一言ですね。

最後は記念撮影

最後は記念撮影

学校林修復・復興作業シリーズ(3)

Posted by 秋山孝二
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 札南高学校林は昨年9月の台風と地震により大きな被害を受けましたが、ほぼ1年の懸命な復旧作業を経て、作業道完了と風倒木等の材の確認を行うべく、所有者の札南高学校林財団(私は理事長)の実務部隊と作業チームで現地に赴きました。

< 台風被害の復旧作業 2018 >

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34376

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34408

最初の材集荷場

最初の材集荷場

 材は丸太とチップ用とに区別して積み上げられ、近々販売される予定です。通常の間伐材と違って、自然災害による皆伐に近い材の搬出量はかなり多く、当初の見積もりよりも多めとなりました。

丸太として販売予定

丸太として販売予定材1

販売予定材2

販売予定材2

 昨年、被害直後から見るとかなり整えられた感はありますが、以前の風景とは一変して見通しのよい景色となりました。

被害により景色が一変したエリア

被害により景色が一変したエリア

途中、このエリアの地層も調査

途中、このエリアの地層も調査

 作業道は実測すると646メートル。当初予定より若干長めです。

完成した作業道の実測

完成した作業道の実測

別の被害エリア

別の被害エリア

別の材集荷場

別の販売材集荷場

検証確認完了!

検証確認完了!

 今回の復旧作業確認・検収、昨年の災害からほぼ10か月、よくここまで復旧したとあらためて現場作業に当たった神内・足立のお二人と、企画活動委員会メンバーを中心とする延べ70人の皆さまに、心から感謝したいですね、ありがとうございます。

 100年を見据えて森のお守りをする、自然の猛威に驚くとともにレジリエンスの姿勢でこれからも柔軟に対応していきたいものです、たくさんの学びを得ました。

学校林 春の散策会 2019

Posted by 秋山孝二
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 恒例の札南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/)の春の散策会が開催されました。この数年、この企画の人気がどんどん高まり、今年も170人を越える参加者で大盛況でした、他に希望者もたくさんいらっしゃったようですがお断りするといった状況だったとか。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97%E6%95%A3%E7%AD%96%E4%BC%9A

有明小学校校庭で

有明小学校校庭で

記念碑の前で

記念碑の前で

エゾエノキのポイントで活動の詳細説明も

エゾエノキのポイントで活動の詳細説明も

 今年は、私は途中一人抜けて、昨年秋の台風・地震の甚大な被害箇所に足を運び、足立さんたちの復旧作業を見てきました。あらためて強風による倒木被害の酷さを感じると同時に、かなり片付いてきている様子に、少し明るさも見えてきました。

道をつけながら風倒木の処理も

道をつけながら風倒木の処理も

完全復旧にはまだ数年かかるようで

完全復旧にはまだ数年かかるようで

 「100年の計」と簡単に言葉では語れますが、今年108年目を迎えるこの学校林、植樹、育樹をしながら、今回のような自然の猛威の前にはその後片付けも活動になってくる、自然相手の活動の難しさ、楽しさを感じる日ともなりました。次の世代につなげる私たちの活動を目の当たりにした瞬間でもありました。

学校林初作業 春 2019

Posted by 秋山孝二
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 札南高学校林の今年最初の作業が4月中旬から始まりました。

4月の作業

4月の作業開始にあたって

名人のご指導の下

名人のご指導の下

 今年最初の作業は、エゾエノキ90本の移植作業です。南斜面で生育の芳しくない木を養生して運び、昨年秋に掘っていた20か所近くの場所に移植でした。

エゾエノキの移植

エゾエノキの移植

エゾエノキを定植91本

エゾエノキを定植91本

 作業終了後には、いつもの拠点を訪れて、チェックしましたが、コンポストの屋根が鳥に突っつかれて少し傷んでいたのを確認しました。

拠点のコンポスト

拠点のコンポスト

昨今の高校図書館

Posted by 秋山孝二
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 札幌南高の図書館活動は全国的にも有名で、これまでにも数回、ここで記載しています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22693

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28486

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=30236

 その図書館司書・成田康子さんの著書、『高校図書館デイズ(http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480689849/)』も、大評判となりました。

高校図書館デイズ ─生徒と司書の本をめぐる語らい

 先日、学校評議員として入学式にお招きを頂き頂いた帰りに、図書館司書の成田康子さんと面談しました。新しい試みとして札南高学校林から切り出した材を活用してオブジェを設置、ここに移動出来ていく通りにも積み重ねて変化を生み出し、内側からも外側からもユニークな陰影となってなかなかの雰囲気でした。

明るい雰囲気!

明るい雰囲気!

学校林の木材を活用して

学校林の木材を活用して

透明感もいっぱい

透明感もいっぱい

外からも

外からも

 最新の図書館会報の「四面書架」にも、「~図書館の窓をすてきにしよう~」の特集です。

数々の受賞も

数々の受賞も

 昨今の図書館事情、人が集まる心地よい場所へとなってきているようですね、素晴らしいことです!

祝 亜璃西社 30周年!

Posted by 秋山孝二
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 和田由美(http://wada.alicesha.co.jp/)さんが代表を務める(株)亜璃西社(http://www.alicesha.co.jp/)の設立30周年記念パーティがテレビ塔会議室で開催されました。会場は220人を越える人で満杯、経済界、芸術界、マスメディア界ほか、幅広いセクターの方々がともにこの30年をお祝いしていました。

会場いっぱいの参加者

会場いっぱいの参加者

中田さんの司会で

中田美知子さんの司会で

 「会社を興したときの挨拶状に、“大通公園を見下ろせる自社ビルを建てる”って書いたものだから、大・大・大ベストセラーになる本をつくらなくちゃ。出版界はますます厳しくなっているけれど、でもそれくらい夢を大きく持ってやらなくちゃね」、と。ご招待状にもそう書かれていました。

札幌 亜璃西社 エッセイスト 和田由美さん さっぽろ 喫茶店 酒場 狸小路 グラフィティー

 高校の「六華同窓会(https://rikka.net/)」の副会長としても一緒に活動をしていますし、また、札南高学校林財団(http://www.rikka-forest.jp/)の「100年沿革誌(http://www.rikka-forest.jp/outline/100.html」作成では、中心となってご活躍されて、私も編纂委員の一人として一緒に頑張り、素晴らしい本に仕上がりました。

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