札南高学校林 経過観察 2017夏

Posted By 秋山孝二
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 札幌南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/では、この数年、教育林・環境林として多様な活動を展開しています。特に今年は、有志で「キノコプロジェクト」、「エゾエノキとオオムラサキ繁殖プロジェクト」等、しばらく中断していた調査・研究を再開し始め、ほぼ毎月現場に入って経過を観察しています。今回のササ刈り、キノコ類の生育にとってプラスかマイナスか、これは今後の推移を見守るしかありませんね。陽当たり、風通しが良くなることは他の動植物にとっても快適な場合も多いでしょうし、自然界、生態系は本当に「複雑系」です。

 これまでの学校林の記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

 今月も、先月末のイベントとは別に、晩夏の学校林に入ってキノコプロジェクトのその後、エゾエノキの植林地調査を行いました。冬、春とはまた違った緑濃く木の実もチラホラの景観に、あらたな学校林の表情をみた思いでした。

ササ他が繁茂するキノコプロジェクトの現場

ササ他が繁茂するキノコプロジェクトの現場

早速草刈りを1時間ほど

早速、草刈りを1時間ほど

シイタケの榾木周辺の陽当たりも良くなり

シイタケの榾木周辺の陽当たりも良くなり

ヒラタケ、ナメコの生育を期待し

ヒラタケ、ナメコの生育を期待し

 一方、少し離れた南斜面には、この十数年間、札南定時制生徒、同窓生らが植林したエゾエノキが400本程度。ただ、隣地、地質、陽当たりの違いによるものか、その生育にはかなりばらつきがあり、今後は植えた木々の育樹に重点を移すことになりそうです。

エゾエノキの小枝の先にはトンボの姿

エゾエノキの小枝の先には若いトンボの姿

目印のリボンに残る蝉の抜け殻

目印のリボンに残る蝉の抜け殻

 地道な作業が続きますが、コツコツ、根気よく仲間と活動を続けていきたいです。

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