昨日福岡で、「第24回全国経済同友会全国会議」が、1000名以上の登録で開催されました。毎年4月に2日間、全国各地で持ち回りなのですが、今年は3月11日の大震災があり、急きょ日程を半日に短縮し、テーマも「緊急復興会議」として行われました。第二次世界大戦直後に、83名の経済人でスタートした「経済同友会:http://www.doyukai.or.jp/about/」に相応しく、現在的意義を見出そうとの意欲的な取り組みでした。
大前研一氏「震災復興とこれからの日本」の特別講演は、有料インターネット番組「ビジネス・プレーク・スルー」の内容でしたが、彼が、原子力のバックグラウンドを持っているとは知りませんでした。海外の情報把握は的確で、当初極めてシンパシーを寄せていた国際社会が、東電による「汚染水の海洋投棄」を契機に一変して厳しくなり、今、日本の良識が問われていると警告していました。本来、「海洋」は世界共有のものであるはず、日本の責任として汚染水は自国に閉じ込めるのが世界の常識と(http://www.youtube.com/watch?v=9MfteXqFHzM&feature=relmfu)。
以下の3回はオープンになっていますので、会員以外でも見ることが出来ます。
*3月13日(http://www.youtube.com/watch?v=U8VHmiM8-AQ&feature=relmfu)
*3月20日(http://www.youtube.com/watch?v=2RztR0sRWk8)
*3月27日(http://www.youtube.com/watch?v=5mBlngPiaSY&feature=related)
続いて、被災地代表の経済同友会会員と有識者メンバーでのパネルディスカッションもありました。ロジスティックスの仕組みが構築されていないことの指摘等、緊迫した報告は大変新鮮でしたが、「道州制の先行モデルとして、東北復興を!」との提言では、中央左側の現地の方々と、やや距離を置く右側の方々との臨場感の違いも印象的でした。
数回前にこの欄でも書き留めましたが、経済同友会では昨年11月に「2020年の『日本創生』:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7320」の提言もしています。
昨日の会議では、最後に経済同友会として「緊急復興アピール:http://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2011/110414a.html」を「満場一致(?)」として採択しましたが、私は今後のエネルギーの原発の扱いについて、全く賛同出来ませんね、何かの機会にその旨を表明しようと思っています。これまで担ってきた日本の企業経営者は、やはり「過去を引きずる」しかないのかと、かなり失望しました。「復興」には、新しい担い手が必須です。
1 月 17th, 2012 at 8:41 AM
[...] 経済同友会(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8221)の昨年の会議資料にも、「太陽光発電の普及には、低コスト化に向けて、さらなる技術開発を進めていくとともに、耕作放棄地、マンション・工場の壁面、など、制度制約や転換効率等の課題が存在する場所での設置を進めていくための制度改革、及び、それに採算性を持たせる技術・ノウハウの開発が不可欠である。」とありました。 [...]
4 月 18th, 2012 at 8:54 AM
[...] 2011年福岡で(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8221) [...]
4 月 21st, 2012 at 11:04 AM
[...] 2011年福岡で(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8221) [...]
4 月 24th, 2016 at 5:24 AM
[...] * 2011 福岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8221 [...]
4 月 23rd, 2017 at 10:24 AM
[...] * 2011 福岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8221 [...]
5 月 1st, 2018 at 7:56 AM
[...] * 2011 福岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8221 [...]