屋根は、日本の資源です!

Posted By 秋山孝二
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 阪神大震災から17年目の今日です、私たちはあの地震から何を学んだのでしょうか?

 新しい時代ですね!!!年明けから、こんな広告がいっぱいです。

PANASONICの新聞広告から

PANASONICの新聞広告から

新しい時代に突入!

新しい時代に突入!

 家の屋根で「発電」ですよ、「電気を創り出す家」といったハウスメーカーのテレビCMも目にしました。

 このような企業の動きを裏付けるように、昨年、国に大きな動きがありました、2011年6月7日、新成長戦略実現会議(http://www.npu.go.jp/policy/policy04/archive02.html)の分科会として「エネルギー・環境会議:http://www.npu.go.jp/policy/policy09/archive01.html」が設置されました。10月3日には、その「エネルギー・環境会議」に「コスト等検証委員会:ww.npu.go.jp/policy/policy09/archive02.html」が発足しました。

 12月19日にこの委員会が報告書をまとめました。その中で、太陽光についての報告は以下のようになっています。~~~~~

(6)太陽光 (住宅用・ メガソーラ)
○太陽光については、2010年モデルシステムの発電コストは、30円/kWh以上(割引率3%、設備利用率12%、稼働年数20年)と、他の電源と比べても、高い水準であるものの、足元でも、システム価格が低下しつつあり、また、2030年には量産効果などにより、大幅な価格低下が期待され、現在の2分の1から3分の1にまでコストが下がる可能性がある。これが実現されれば、石油火力(割引率3%、設備利用率10%、稼働年数40年)よりも安い水準が達成される。次世代太陽電池など革新的な技術が実現すれば、さらに下がる可能性もある。
○ただし、太陽光の導入が拡大してきた場合、将来、配電系統における電圧変動抑制対策を含め、何らかの系統安定化のための追加的な投資が必要である。その中には、系統安定化のための調整電源の確保、系統連系強化、需要動向に基づく需給調整や、蓄電池の役割の整理・普及をどのように進めていくかという論点がある。
○住宅用でも、メガソーラーでも、既存の揚水発電所の活用や蓄電設備併設を含め電力システムの需給調整力の向上により、昼間しか出力しない、出力調整ができないなどの太陽光発電の課題を解決する可能性も出てくる。住宅のヒートポンプ給湯、電気自動車の充電などによる調整を利用すれば、蓄電機を別途付ける量も低減できる。現時点では、蓄電コストは高く、今後、どの程度低下するかが導入拡大の鍵を握る。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 経済同友会(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8221)の昨年の会議資料にも、「太陽光発電の普及には、低コスト化に向けて、さらなる技術開発を進めていくとともに、耕作放棄地、マンション・工場の壁面、など、制度制約や転換効率等の課題が存在する場所での設置を進めていくための制度改革、及び、それに採算性を持たせる技術・ノウハウの開発が不可欠である。」とありました。

 恐らく、これまでの日本企業の技術開発レベルから想像すると、これを遥かに上回るスピードで課題が解決されると思います。「メガ○○」とかの巨大設備投資よりも、小規模分散エネルギーの製造であり供給が、安全・安心・省エネ・少エネのキーワードだと私は思います。今年は、自分でも真剣にエネルギーについて考えて行動しようと思います!

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