寺島塾 2015春 in 奈良(3)

Posted By 秋山孝二
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 奈良の散策は西ノ京方面も。昨年訪問した薬師寺、足を延ばして唐招提寺(http://www.toshodaiji.jp/垂仁天皇御陵(http://travel.biglobe.ne.jp/tguide/spot/s13369.html、そして松伯美術館(http://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/shohaku/でした。

 昨年(2014年)3月の薬師寺訪問の様子はこちら:

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19195

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19395

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19364

 唐招提寺は、HP(http://www.toshodaiji.jp/)からの引用ですが、南都六宗の一つである律宗の総本山です。多くの苦難の末、7回目で来日をはたされた鑑真大和上は、東大寺で5年を過ごした後、新田部(にたべ)親王の旧宅地(現在の奈良市五条町)を下賜されて、天平宝字3年(759)に戒律を学ぶ人たちのための修行の道場を開きました。「唐律招提」と名付けられ鑑真和上の私寺として始まった当初は、講堂や新田部親王の旧宅を改造した経蔵、宝蔵などがあるだけでした。金堂は8世紀後半、鑑真和上の弟子の一人であった如宝の尽力により、完成したといわれます。現在では、奈良時代建立の金堂、講堂が天平の息吹を伝える、貴重な伽藍となっています。

雨に煙る唐招提寺金堂

雨に煙る唐招提寺金堂

鑑真大和尚のお墓に続く境内で

鑑真大和尚のお墓に続く境内で

 垂仁天皇御陵(http://travel.biglobe.ne.jp/tguide/spot/s13369.html)は、広大な水と緑のひっそりと眠るスポットで。

小雨の中の前方後円墳

小雨の中の前方後円墳

 更に足を延ばして松伯美術館(http://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/shohaku/)、「いのちの輝き」上村松篁展(前期)です。HPにもあるように、自然への深いまなざしと伝統に学ぶ勤勉な姿勢を持ち続け清澄で気品ある独自の画風を確立した上村松篁。いのちの輝きを詠い続け、画家として人として見事な98年間の生き様に触れる機会となりました。上村松園・松篁・淳之の作品を集めての展示を前に、しばし日本の「いのちの輝き」に浸った時でした。後で知りましたが、この美術館は近鉄の名誉会長であった、佐伯勇氏の邸宅敷地に建設されたそうですね。

玄関前のアプローチ

玄関前のアプローチ

特別展「いのちの輝き」のご案内

特別展「いのちの輝き」のご案内

 こころの原点を見つめる散策となりました。

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