資料閲覧 @ 国立公文書館(上)

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 つい先日、東京・北の丸公園にある独立行政法人 国立公文書館(http://www.archives.go.jp/の加藤丈夫館長を訪問し、貴重な資料の数々を閲覧することができました。お父様は「少年倶楽部」j編集長で有名な加藤謙一さまです。(https://kotobank.jp/word/%E5%8A%A0%E8%97%A4+%E8%AC%99%E4%B8%80-1642234

館長写真HPより

 その折に、訳あっていつも宿泊するホテルではないところから、東京の日の出を仰ぎました。思えば、今から21年前の1997年2月9日、当時、私が代表取締役社長だった(株)秋山愛生舘の東京証券取引所市場第二部への上場の日、品川に宿泊していた私は、部屋の窓から輝く日の出を見て、何か新しい時代の到来に感動したことを思い出しました。そして、当日は東証での認証式、記者会見他を終えて、翌日10日、始発便で東京から戻った新千歳空港で、代表取締役会長・秋山喜代の逝去の報を受け取ったのでした。今、振り返っても激動の日々でした。

東京の日の出

東京の日の出、3月

 今回の加藤館長訪問は、2月に全く偶然のパーティの場でお隣の席になり、国立公文書館館長のお立場と分かり、私の父の「ビハール号事件」関連のBC級戦犯資料の閲覧を申し出たことに由来します。

* これまでのビハール号関連記事 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%93%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%8F%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6

国立公文書館

国立公文書館

 以前、BC級戦犯裁判資料を法務省に問い合わせたところ、戦犯資料はすべて国立公文書館に集約しているとのお答えで、それ以降、フォーラムでお会いした内海愛子先生にお願いして、一部資料を送って頂きましたが、その後の検証活動が私自身続かず、先月まで時が過ぎていました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27125

 今回、ご担当の新井さん、桜井さんにお手数をお掛けして、事前に大変たくさん資料を揃えて頂き、資料のよって来る所以ほか、裁判の全容等についても、新たな気づきを得ることができ、深く感謝申し上げます。

 お聞きすると、戦犯裁判資料の原本は、アメリカ、イギリス等の当事国に持ち帰り保存されているとのことで、戦後日本の法務省のご担当の方々のご尽力により、関わった弁護士たちからの聞き取り等で限りなく裁判の様子を記録に留めて今に至っていると伺いました。昨今の政府・官僚の記録改ざんの体たらくを見ると、隔世の感があります。

第9回 メディアアンビシャス授賞式

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 入院中には、今年で9回目となったメディアアンビシャス授賞式も開催されました。今年の大賞他は以下の通りです。

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第9回メディアアンビシャス大賞(2017年1月1日~12月31日)

【活字部門】

▶大賞  沖縄全戦没者追悼式典での写真「沖縄の視線」

東京新聞デジタル版/中日新聞 6月23・24日

▶アンビシャス賞  連載「こころを揺らす」1-5部

北海道新聞4月2日から11月23日まで

▶メディア賞    「大阪の国有地 学校法人に売却/金額非公表 近隣の1割か」

朝日新聞2月9日

▶入選      ①「言葉の現在地」計9回(冬㊤㊥㊦、春㊤㊥㊦、夏㊤㊦、秋)北海道新聞 1月―11月の随時

②1強第2部「パノプチティコンの住人」 朝日新聞 4月18日から5回

【映像部門】

▶大賞 NNNドキュメント「お笑い芸人 vs原発事故 マコ&ケンの原発2000日」

日本テレビ(放送:STV) 2月6日 上映55

▶アンビシャス賞 「父を探して」~日系オランダ人終わらない戦争~

NHKBS 10月8日 上映110分

▶メディア賞   NNNドキュメント「記憶の澱」

山口放送(放送:STV) 12月4日 上映55分

▶入選      「生まり島ぬ言葉忘ね 国忘ゆん」

沖縄テレビ(放送:UHB10月15日 上映55分

【特別賞】

望月衣塑子さん(東京新聞記者)

※活字、映像とも受賞作品の内容と推薦の言葉はホームページhttp://media-am.org/の大賞候補一覧でご覧になれます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 数日後に、世話人の一人、H氏からも報告が届いています。~~~~引用

 3月3日の表彰式は、みなさまのお蔭様で48人の方が足を運んで頂き、有意義なものとなりました。本当に、ありがとうございました。

 特に、NHK番組の「父を捜して~日系オランダ人 終わらない戦争~」を制作した椿プロの金本麻理子さまは、表彰状1枚を受け取るために、東京から来札して、わずか2時間半の滞在でトンボ返りをされました。「自分の会社をつぶす訳にはいかない」とのことで恐縮の極みです。

 また朝日新聞大阪本社の森友取材班デスクの鎌内勇樹さまは、「文書書き換え問題をはじめ、今回の取材は何年かかっても、真相を解明する」と力強く決意を披露し、拍手を浴びていました。前日の2日に大スクープを打った関係もあり、「この後も仕事があるので」と懇親交流会も辞され、早々に会場を後にされました。

 さらに北海道新聞の連載「こころ揺らすをしており、その途中を抜け出しているので」と表彰状を受け取り、受賞者挨拶をして、直ぐに退席しました。

 沖縄全戦没者追悼式典での写真を撮られた東京新聞の澤田将人さまにはお嬢様2人と、ご伴侶の3人が駆け付け祝福されましたし、「お笑い芸人VS.原発事故 マコ&ケンの原発取材2000日」を取材したNTVの加藤就一ディレクターは「受賞者はマコ&ケンです」と謙虚に喜びを語っていました。

 一方「記憶の澱」を制作した山口放送の佐々木聡さまは情報番組を制作しる傍ら、地道にご自分で戦争をテーマに日本人の加害性や被害を追求してきたことを披露されました。

 久しぶりに東京から帰札された山口二郎代表も「ある意味残念ながら、いまこそ、この活動が重要になっている時だ。もっともっと財政面も強化する必要性さえ感じている」とメディア状況を踏まえて、各表彰者を称えるとともに、当会活動への理解を訴えていました。

 会場からの質問タイムを多めに設けましたが、各受賞者へ激励を込めての問いが相次ぎ、各メディア関係者の抱える問題点なども浮き彫りとなっていました。

~~~~~~~~~~ 引用おわり

 今年で9回目、何か時代がメディアに対して大変窮屈になってきている時代、ますます、このような活動の価値が増しているような気がします。その中で果敢にチャレンジして取材を重ねて掲載・制作しているメディア関係者にささやかながら拍手を送り続けます。今年、出席できなかったことが大変残念です。

3・11、あれから7年

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 図らずも久しぶりの空白を獲得した私は、この間、普段以上にインターネットにのめり込んで、たくさんの情報にアクセスしていますが、やはり、今の時期、2011年3月11日の東日本大震災に端を発した数多くの番組から、7年間の重みを実感しています。

 例えばテレビではNHK教育TVの「ハートネットTV(http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/index.html」、NHK総合の「NHKスペシャル:被曝の森~見えてきた“汚染循環”(http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20180307」、ラジオ番組でも「荻上チキ~遺族が見る亡き人との夢の記憶(https://www.youtube.com/watch?v=7NutsQ9Wye8&feature=youtu.be&t=23m2s)」等、夜9時の消灯時刻に関わらずみられるインターネット環境にも感謝です。

 「被曝の森」では、「帰還困難区域」で、放射性物質はどこに、どのような影響をもたらしているのか?地元の地区の責任者、様々な団体に所属する科学者による研究は、直後から継続し、より深く、より多角化している様子を知ることができます。これまで調査されてこなかった高線量の森に踏み込み、生態系の中で放射性物質がどのように移動・残留しているのか、データの蓄積から新たな解明が進んでいます。科学者たちの挑戦や住民の思いを追いながら、今回の福島原発事故の深刻さの実態を、記録に基づいて視聴者に迫ってきます。特に、地表面と地下水の汚染のコントラスト、昆虫・小動物の内部被ばくの現状を、科学的に見える化しての検証は説得力がありました。地道に努力し続けている方々の存在に勇気と希望を貰いました。

 一方、ラジオから流れる言葉にも涙します。身内・友人を失くした人たちは、誰にも話せなかった夢の話を語ること、聴いてもらうことでようやく成し得る心の復興、東北学院大学の学生が聴き取った記録とそれを基にした朗読です。それらは震災復興の中心にはない、極めてプライベートな心の内側で、それぞれが全て固有の大切な出来事です。一人一人がこの7年間、ひと時も離れることなく向き合い続けている姿に心を打たれます。

* 2011年3月のブログはこちら――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?m=201103

* こんな映画の紹介サイトも――> https://www.youtube.com/channel/UCG_r2iC4UlUPnV5IWxF_4Fw

 私にとっては、あれから7年、年一回「8回目」の3・11ですが、多くの当事者の皆さんにおいては、「365日×7」、あるいはそれ以上の時の経過なのでしょうね。そして、特に福島の東京電力福島第一原発事故の被害に遭われた多くの皆さまにとっては、さらにこれから何十年の不安の日々となっています。この国難を乗り越えて、次の世代に自信をもって渡せる地域・環境を回復する、それが生きている私たちの世代の責任だと思います、少なくとも第二次世界大戦後に生まれて、歴史的にもまれな平和な時代に育ち、戦後の民主教育を受けた私としては、強くそう思います。

 3・11を前に、これまでになくあの震災と向き合えた今回の時間は貴重でした、これからもリハビリを続けてしっかり足を鍛えてまた活動を始めます、本日昼、退院致します。円山整形外科病院(http://www.maruyama-seikeigeka.com/index.html)の山崎生久男先生、看護師のKさん、リハビリのNさん、薬剤師の皆さま、ほか大変お世話になりました。素晴らしいスタッフたちのレベルの高さに感動するとともに、この数十年の日本の医療現場のたゆまぬ努力の賜物と、感謝の言葉でいっぱいです、ありがとうございました。

選手とコーチ、あるべき関係

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 入院していて、早朝、昼、夕方のテレビを何気なくつけると、どこのチャンネルも同じニュースを、コメンテーターたちが延々と解説、というよりも垂れ流しコメントとでも言うような感じで時間を浪費していますね。ここでは、政治ネタも芸能ネタも何もかもごった煮状態、ニュースの軽重を敢えて反映しないで井戸端会議的に平場に散らかして、政権の回し者かよと思われる方々の軽薄な意図を持った発言の数々。私にとっては、インターネットのお気に入りサイトでみるニュース等がはるかに価値があることを再確認しています。

 そんな昨今のニュースの中で、気になるものがレスリング協会の伊調馨と栄和人氏との問題です。連日騒々しく報道されていますが、以前から私は、日本のスポーツにおいての選手とコーチ・監督の関係、選手の育成方式については、かなりの懸念を持っていました。「契約関係」で明確な期限、権限、報酬が予め示されておらず、ただ親子、師弟関係のなれ合いで長く続く、言い換えるとアスリート養成・育成のプロトコルが確立していなところに、日本の大きな弱点があるような気がします。

 どんな立派なコーチでも、選手でも、年齢を重ねれば意識も変わり身体も変わります。丁度、小学校から中学校、そして高校、大学へとある年数で節目を迎えて巣立ち、新たな環境で違った才能に気づきまた成長する。その都度、新しい師、弟子と出会い、刺激し合い、葛藤し、たくましく育っていく、私はそんな仕組みが理想だと思っています。

 卓球でも野球でも体操でも、幼い時のきっかけは親の力だとは思いますが、いつまでも親子関係では伸びる才能も頭打ちのような気がします。世界は広く、多彩なアスリートがいる訳で、小さな時からの同じ関係性では伸びないですよ。親の方の子離れができないからなのかもしれないです。

 今回のレスリング協会の対応も成熟した組織としては腑に落ちませんね。協会の会長はなぜ記者会見を行わないのか、以前の柔道連盟、相撲協会等も同じ体質の狭い世界を感じます。結局は内部告発的なきっかけからしか体質改善の糸口がつかめない、自浄作用の装置が欠落している、今の日本国家自体もそんな状態ですね。

 勇気と覚悟を持った人物の登場を期待しつつ、自分のフィールではきっちり筋を通してイノベイティブに動きたいものと、今、ベッドの上で内圧を高めています。

「スーパー日本人」の育成って?

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 Facebookには実にたくさんの興味深いコメントがあります。その中の一つ、つい先日掲載されていた脳科学者の茂木健一郎さんのブログ(https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1713597.html):

~~~~~~~~~~~~~~~~~~ブログからコピー

 現代における科学技術の受益者の対象は、そもそも全人類であるはずで、技術の大きなプロジェクトにおいて、ある特定のナショナリティが出る余地はあまりないと思うのですが、そのあたりの発想の出どころも含めて、ふしぎな感じがしました。もし、プロジェクトがうまく行ったら、その受益者は別に日本に限りませんよね。っていうか、「スーパー日本人」 というキーワード自体が、普遍的な価値を生み出すことを志向する大学で使うには、不適当な気がするのですが・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~コピー終わり

 この議論の対象になっているのは大阪大学のこちら――> http://www.jst.go.jp/coi/sympo/data/v2_2.pdf

「人間力活性化によるスーパー日本人の育成と産業競争力増進/豊かな社会の構築」

 確かに昨今、この大阪大学のようなビジョン・イメージ図がアカデミックセクターで氾濫しているような気がしますね、感覚的に違和感を感じるフレーズです。「スーパー日本人」って何ですか、いかにも安易で軽い言葉!

 先日掲載した山本義隆氏の著書(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32496)にもあるように、そもそも日本の高等教育機関としての旧帝国大学・国立大学、科学技術の成り立ちから言えば、自ずからの限界とでも言えるのかも知れません。「スーパー日本人」の概念がまず理解不明であると同時に、その育成と「産業競争力の増進」「豊かな社会の構築」がどう繋がりあうのか、広告代理店のキャッチコピーのような安易な言葉の羅列です、少なくとも私にとっては。仮に「スーパー日本人」の育成を容認したとしたならば、最低限、「地球環境の向上」とか国の枠を超えるグローバルな貢献を期待したいものです。

 一方で、今、読んでいる先日亡くなった私の高校の大先輩・西部邁の著書「保守の真髄~老酔狂で語る文明の紊乱(ぶんらん)」では、こんなフレーズもあります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 人間は言語を操る動物である。その言語は、本来は、多側面の機能にかかわるはずのものである。それがテクノロジー(技術)という一方向にのみ特化していくのは文明の病理以外の何ものでもない。・・・・・

 モダンを近代的と訳したのは、日本文化における取り返しのない錯誤であった。・・・モダンとは「最の時」のことではなく、それがモデルとモードの類似語であることからも察しられるように、「模型の流行する時代」、つまり「模流」とでも訳されるべき言葉だった。・・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 以前書いた日本国の新しい社会ビジョン「ソサイエティ5.0(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32334」も、そんな傾向に陥らないように、桜田一洋さんに頑張って頂きたいです。今年9月の秋山財団贈呈式では、財団始まって以来初めて、二年続けての同じ講師・桜田一洋さんに、生命科学の視点からこの「ソサイエティ5.0」をテーマにお話をして頂く予定です、乞うご期待!

久しぶりの空白 図らずも

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 突然、人の骨格図の登場でお騒がせします。実は、私、2月26日昼過ぎに、札幌市円山公園入口付近で転倒し、左下肢の脛骨と腓骨を骨折しました。これまで何十年、十分注意して歩いてはいたのですが、先日の場所はロードヒーティング歩道との境で、氷の大きな段差となっていて、一瞬でスライディング状態。先が積雪でしたらそのまま滑ったのでしょうが、乾いたブロックに靴の底が引っ掛かった状態で、骨に過重が掛かりました。

 すぐにそばを通っていた外国人女性観光客の二人が、「Are you OK ?」と声を掛けてくれましたが、私は大丈夫と言ったものの、左足先はピクとも動きません。やっと立ち上がって自分で救急車を呼びました。しばらくして到着し、状況を説明し近くの整形外科病院に救急で運ばれ、検査の結果、二本の骨の骨折と分かり、入院し、手術を終えました。

体の骨組と骨のはたらき

ボルトが4本

ボルトが4本

 骨折当日も会合が二つ、それ以降も日程がかなり詰まっていたので、それぞれの担当者の方にキャンセル、リスケジュールの調整、東京方面の出張の宿泊キャンセル、飛行機便のキャンセル・変更等、入院後も一連の作業に忙殺されていました。この間、北海道の天気は爆弾低気圧で大荒れ、病室の窓から見る景色も真っ白で心配が続きました。

 多くの方からお見舞いのメールを頂き、誠に恐縮ですが、入院生活は35年ほど前に、道北出張中に具合が悪くなり、急遽札幌に戻って検査したところ、腹膜炎の一歩手前で、緊急に手術して10日間入院して以来です。今回、手術の部位は違いますが、術前、術中、術後のケアが、この間の医療の進歩を示すかのように素晴らしく、いわゆる「痛み」を感じる場面が殆どありません。技術の進歩だけでなく、医療を担う方々のレベルというか、説明も十分ですし、それぞれの専門スタッフとの連携も素晴らしい、率直に今日までの入院で感じているところです。

 若い時は、病院の消灯時刻が早くて退屈していましたが、今はむしろ少し早目に暗くして睡眠に入るような感じです。もう一つ、インターネット環境の充実は、どこに居ても連絡・報告等ができるし、昔ほど隔離された環境でもないのかなと思います。

 一方、言われるままに動く「管理下の」生活は久しぶりで、これは「急ぎ過ぎのお前の生き方、少しゆっくりしろ!」というどなたかのご指示かなとも思ったりしています。オリンピック選手でもなく、いつまでに回復してすぐにトレーニングという状況ではありませんが、貴重な時間を有効に使ってまた出直したいと思います。年齢の割に、やはり多くのことを引き受け過ぎていた、そんな気もします。一つだけ嬉しかったこと、昨日、主治医の山崎生久男先生が回診に来た時、「秋山さん、上半身に比べて下半身・足の骨は年齢の割にかなりゴツイね」と。私は「ゴツイ」を勝手に「がっしりしている」と解釈してしばし気を良くしていましたが・・・・。

 皆さん、退院までもうしばらく待って頂けますか、また再会できることを楽しみにしています。

南方熊楠 展 @ 国立科学博物館

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 東京上野の国立科学博物館(http://www.kahaku.go.jp/)で開催されている「南方熊楠(http://www.kahaku.go.jp/event/2017/12kumagusu/)」展示、以前、熊野古道を歩いた時に、地元のNPOの方からご紹介してもらいましたが、さらに詳細な彼の人となり、大変興味深かったですね。「研究者」というよりも「情報発信者」として、いまのSNS時代、時代が彼の驚異的情報発信に追いついてきたというべきなのでしょう。

* 熊野古道 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%86%8A%E9%87%8E%E5%8F%A4%E9%81%93


反対運動で逮捕される

反対運動で逮捕される

激しい

激しい

強い主張

強い主張

アメリカ西、東、南、そしてキューバも

アメリカ西、東、南、そしてキューバも

次はロンドンを転々

次はロンドンを転々

インドネシアの泥炭火災対策ほか

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 札幌でのJICAセミナー「インドネシアび泥炭火災対策ほか」は、大変興味深いお話でした。泥炭の地球環境に果たしている役割を含めて、今、地下水のくみ上げ過剰による水の枯渇により、泥炭の機能が失われ、地球環境が大きく揺らいでいる様子も報告されていました。

開始間に「SDGsの唄」の作詞・作曲者によるライブ

開始間に「SDGsの唄」の作詞・作曲者・JICA職員によるライブ

歌詞に目標が全て織り込まれている!

歌詞に目標が全て織り込まれている!

パネルディスカッション

パネルディスカッション

ここでも小磯修二先生がご活躍

ここでも小磯修二先生がご活躍

学校林 新雪の中で事前調査

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 札幌南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/)については、これまでも繰り返し書いていきました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%8D%97%E9%AB%98%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

 先日は、3月上旬の冬の山林調査の事前調査を、南高校放送部の撮影隊4名を含めたチームで実施、悪天候の予報が幸い外れて、日も差す天気の中、無事終了しました。

山田林道入口で打ち合わせ

山田林道入口で打ち合わせ

現役高校生(南70期)4人が参加

現役高校生(南70期)4人も参加

積雪は120センチ

積雪は120センチ(ゾンデ棒で

事前調査に出発!

事前調査に出発!

拠点近くのコンポストも深い雪の中

拠点近くのコンポストも深い雪の中

 この時期の散策は、これまで数回、自分のカンジキをはめて経験がありますが、今回は深い新雪のためか歩行中の埋まり方が酷く、私は最初の休息地の拠点で車を駐車巣ている所まで引き返すことにしました。3月の本番前には、スノーシューを買って臨まないと、皆さんの行動の足を引っ張ることになりそうで、個人的にも貴重な事前活動となりました。

第23回 道産ワインの夕べ

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 道産ワインの夕べ、今年は、ワインは18社の67銘柄、チーズは11社の36銘柄が出品、800名を越える参加者で大盛況でした!

第24回目

第23回目北を拓く道産ワインの夕べ

チーズ、ハムも

チーズ、ハムも

ソムリエの皆さん

ソムリエの皆さん

 ワインの67銘柄、全ては試飲できませんでしたが、トータルとしてはボトル一本以上は一人で飲んだ感じでしょうか。比較的軽めのワインが多かったですが、北海道のワインの多彩さは目を見張るものがあります。また、チーズもバラエティーが豊富で、素晴らしかったです。ここまでの隆盛を下支えした皆様方のご努力に心から敬意を表します。

枝廣淳子異業種フォーラム 2018初回

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 環境ジャーナリストとして世界で活躍する枝廣淳子さんが主宰する「イーズ・異業種フォーラム」、第48回目「2018年・年初に考える~これからの時代をどう生き抜くのか」、今年最初は昨年に引き続き刺激的でした。

* https://www.es-inc.jp/network/forum/2018/nwk_id009325.html

 これまでの勉強会の記事ほか――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9E%9D%E5%BB%A3%E6%B7%B3%E5%AD%90

八千代エンジニアリング本社で

八千代エンジニアリング本社で

 気が付いてみると参加者の中では最高齢に近い私、時の経つのは速いものですね。

懇親会も盛り上がり

懇親会も盛り上がり

 「パリ協定」の合意から2年、脱炭素の世界的な動きから取り残され気味の日本ですが、その日本でも、少しずつ前向きの動きが出てきています、遅ればせながら、ですが。

 100%再生エネルギーを使うことを目指すグローバル企業の集まりである「RE100(https://sustainablejapan.jp/2017/02/01/re100/25334」に日本企業も参加するようになってきましたし、また、世界最大の年金基金である、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が日本株のESG指数を昨年7月に採用、約1兆円を投資したことでESG投資が一気に加速しています。同時に、ESG投資時の企業の総合評価の一つになっているSDGsにも注目が集まり、ビジネスチャンスに活かそうとする企業や地域でのうごきも活発化しています。

 私も自分のフィールドである北海道で北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)の中で発言を続けるつもりです、あまりに関心が無さすぎますので。

近代日本150年 @ 山本義隆

Posted by 秋山孝二
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 日本の近代については、三谷太一郎先生の著書が心に残っています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=30348

 一方で、「科学技術」、「日本のアカデミックセクター」の視点から、日本の「近代」を読み解いた山本義隆氏の新著『近代日本150年ー科学技術総力戦体制の破綻』は、彼の一貫した思想を再確認し素晴らしかったです。

近代日本一五〇年 科学技術総力戦体制の破綻(岩波新書 新赤版)

 山本義隆氏についての私の過去の記事――>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11550

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31144

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31978

 幾つかの解説から~~~~~~

 科学技術の破綻としての福島の原発事故、経済成長の終焉を象徴する人口減少。大国主義ナショナリズムに突き動かされて進められてきた日本の近代化を見直すべきときがきた。近代日本150年の歩みを捉え返す。西洋近代科学史の名著から全共闘運動、福島の事故をめぐる著作までを結ぶ著者初の新書。【本の内容】

 黒船がもたらしたエネルギー革命で始まる日本の近代化は,以後,国主導の科学技術振興・信仰による「殖産興業・富国強兵」「高度国防国家建設」「経済成長・国際競争」と,国民一丸となった総力戦体制として150年間続いた.明治100年の全共闘運動,「科学の体制化」による大国化の破綻としての福島の事故を経たいま,日本近代化の再考を迫る.

著者紹介
山本義隆  略歴1941年大阪生まれ。東京大学大学院博士課程中退。駿台予備学校勤務。科学史家、元東大全共闘代表。著書に「知性の叛乱」「重力と力学的世界」など。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり

 そもそも、日本の近代科学技術の成り立ちは、産業政策というよりも富国政策・軍事政策として生まれており、昨今の文部科学省の科研費の競争的資金化、防衛省の委託研究費といった傾向の素地は出来ているといった指摘は、60年代からアカデミックセクターに身を置いて真摯に自問してきた彼の神髄ですね。2011年3月11日以降の原発問題を契機に、彼の研ぎ澄まされた「知性の叛乱」がまた始まっているような気がします。年齢こそ10歳上ですが、1960年代後半を共有している自分も腑に落ちる論考です。

 じっくり読み返して、後日、もう少し深くコメントしたいと思います。

長野冬季五輪、感動の実話!

Posted by 秋山孝二
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 先日から平昌冬季五輪が開幕となり、連日、テレビでは「また始まった」メダル、メダル、の絶叫の毎日。そんな中で、1998年の長野冬季五輪で日の丸飛行隊を支えた「影の金メダリスト」たちについて、たまたま見た番組が素晴らしいものでした。以前、NHK、フジテレビでも放映された実話だったようです。

* https://www.youtube.com/watch?v=EUO4tUUePt0

* http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/140123_2.html

 当時は、原田雅彦の復活が大きく取り上げられ、それで感動したのですが、実はさらにその奥に深いドラマがあったことを知りました。その団体ジャンプの試合、一本目で原田雅彦の失敗ジャンプで1位から4位に順位を下げた日本チームでした。一本目終了時、吹雪が激しく、1-3位のヨーロッパの各国は試合の打ち切りを主張しました。このまま試合が打ち切られれば金メダルどころか、日本のメダル獲得はありません。そこで、競技委員の一人、日本の笠谷昌生(笠谷幸生の兄)が提案して、4人の競技委員たちはテストジャンパー達の結果を見て、継続するかしないかを決めることになり、さらに、前回の冬季五輪の団体ジャンプで銀メダルを取って実力が認められていた西方仁也の結果が相応しければ継続してもいい、というになったそうです。

 そこから、テストジャンパー達25名の壮絶な戦いが始まります。「2回目を飛んでもらい、逆転して欲しい!」という思いの中、テストジャンパー達は、皆、大飛行を決めました。恐らく、長野オリンピックのスキージャンプで一番重いプレッシャーがかかったのは西方仁也かもしれません。彼は、テストジャンパー達・そして日本代表メンバー、そして国民の思いをすべて背負い、ラストとしてテストジャンプに挑みます。そして、西方仁也は、123mのK点を超える大飛躍を成功させました。

 当時のメディアはそんな舞台裏のことなどには触れず、ただひたすら原田雅彦のリベンジの美談を報じていました。

https://www.youtube.com/watch?v=7rtuOyEypDo

 先日の番組では、原田雅彦の「俺じゃないよ みんななんだ みんな」の言葉から、「みんな」の意味を深掘りして、西方仁也ほか25名のテストジャンパーたちの功績を紹介していました。

西方仁や

西方仁也さん

テストジャンパー

テストジャンパー(試験飛躍員)25名!

テストジャンパー25名】

西方仁也・坂大徹・鈴木幸保・富井正樹・高沢公治・上野隆・梅崎慶大・西下和記・
西森享平・池田義治・葛西賀子・岡村創太・大洞崇之・佐藤昌幸・上杉宏樹・
吹田幸隆・東和広・千葉勝利・野呂田義一・桜井仁・高橋竜二・安崎直幹・
仲村和博・伊藤直人・東輝

5人目のジャンパーとして

5人目のジャンパーとして

 そんな番組に感動していると、今、開催中の平昌五輪、一昨日の女子ジャンプのこの記事も感動でした。こんな視点から報道できるジャーナリストがいることが、日本はまだ捨てたものではない、かと。首藤正徳さん、ありがとう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

伊藤有希に真っ赤なメダルを

https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/column/hyakkei/news/201802130000659.html

助成財団フォーラム 2018

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 毎年この時期に、(公財)助成財団センター(http://www.jfc.or.jp/)のフォーラムが開催されます。この間、「助成財団の集い」と言っていましたが、昨年から「助成財団フォーラム」として、さらに多くの方々のご参加を促しています。私はほぼ毎年参加していて、2011年に次いで、一昨年は、30周年記念でも登壇しました。

* 2016年の様子――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25679

* 2011年の様子――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7478

HPより~~~~~

 「助成財団」にも大きなインパクトを与えた公益法人制度改革から、2018年12月には10年目を迎えます。助成財団としてはこれまで以上に感覚を研ぎ澄ませ、より広い視野で社会に貢献していくことが一層求められることとなり、当センターとしましても、これまでの助成財団関係者による「助成財団の集い」の枠を越え、助成事業にご関心のある皆さま、助成を必要としている研究者やNPOも皆さまを含めた多様な関係者が出会い、交わることが出来る場を提供する目的で、昨年度から「助成財団フォーラム」の名称のもと再出発いたしました。

~~~~~~~~ 引用おわり

 10年前、私もこんな決意表明をしていました。――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=174

 今、読んでみても当時の決意と何も変わることがなく、ここまで歴代の理事・評議員・事務局の皆さまと愚直に理念に則って活動を続けてきた当財団を誇りに思います。決意を記録しておくのは大切ですね。

 今年のテーマは、「公益法人制度改革後の法人運営の課題と展望=期待される助成財団を目指して=」です、170名を越える参加者で盛況でした。

プログラム ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

第I部:セミナー
「新制度における公益法人の運営のポイントと留意事項=定期提出書類・立入検査の現況を踏まえて=」
講師:内閣府 公益認定等委員会事務局   局長 相馬 清貴 様
内閣府 公益認定等委員会事務局 企画官 山崎 光輝 様
第II部:フォーラム
「新制度における組織運営・事業運営を考える =より良い組織運営・事業運営の実践事例から=」
[Part1]-基調講演「信頼性を高める公益法人運営の在り方」
講師:雨宮 孝子 様 (公財)公益法人協会 理事長
[Part2]-事例報告「制度改革が組織や事業の運営にもたらした影響と課題 =実践事例から=」
太田  健さん (公財)キリン福祉財団 常務理事
片山 正夫さん (公財)セゾン文化財団 常務理事
小林 洋一さん (公財)電通育英会 専務理事
坂本 達哉さん (公財)山田科学振興財団 専務理事
進行:蓑  康久さん (公財)住友財団 常務理事
-質疑・意見交換
交流会

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 第一部は内閣府公益認定等委員会事務局からの現状を踏まえての報告。

事務局長の相馬清貴さま

事務局長の相馬清貴さま

 第二部は民間財団の皆さんのご登壇。

濃い内容のプログラム

濃い内容のプログラム

 基調講演として(公財)公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/)の雨宮孝子理事長のご登壇、どう社会から信頼を勝ち取るかに関して、示唆に富むお話でした。

信頼性を高める法人運営

信頼性を高める法人運営

実践事例について分かりやすく

実践事例について分かりやすく

 後半はチャレンジングな財団法人のキーマンの皆さん。今年は特に、資産運用のお話にも突っ込んだ見解が示されました。資産の「収益率」、「リスクコントロールを効かしたポートフォリオ」、「相場観に依存しない投資手法」、「利回り3%以上を目標」等、10年を経て民間財団も新たなステージに入ってきた印象でした、これからの議論が楽しみです。

坂本さん、小林さん、片山さん、太田さん

パネラーの坂本さん、小林さん、片山さん、太田さん

 私は二つの質問をしました。一つは、内閣府の方に対して、「立ち入り検査の今後は、行政側は担当者が毎回変わる一方、財団側は指摘を受けて改善により進化していき、当初の目的ではその機能に限界が出てくるのでは」といったこと。もう一つは、「関係する事業会社と共に活動している財団は、昨今のSDGsの世界、ESG投資といったグローバルマネーの動きの中で、これまでの財団活動のかなりを事業会社が取り込もうとする動きが起きてくるのではないか」というものでした。

 いずれにせよ、他の方からの質問にも、今年はファンドレイズほか資産運用についての意見交換が多く、やっと民間財団のフォーラムらしい話題が取り上げられるようになった、というのが私の印象です。法人改革も10年を経て、少しずつ前に進んでいるのでしょうね。

蕎麦屋 薮半 @ 小樽 2018

Posted by 秋山孝二
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 小樽というマチは、いつきても風情があり、四季折々に歴史を感じます。

 これまでの小樽関係の記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%B0%8F%E6%A8%BD

 先日は、財団の来年度の活動についての打ち合わせを行いました。小樽駅からほど近い仲通、雰囲気のあるお蕎麦屋さん「藪半(http://www.yabuhan.co.jp/index.html」は、昔の寄り合い場を醸し出します。HPの凝りようはかなりのもの、外国人のお客さまも多いようです。

冬の玄関口

冬の玄関口

風格ある店内

風格ある店内

2階から

2階から

 ここの名物カレーせいろ。

こってりした濃厚なカレー

こってりした濃厚なカレー

 お陰様で、今年7月に保阪正康さんをお招きして、濃密な北海道深掘りワークショップを行う企画がまとまりました。早速、昨年ご参加の方々にご案内をしていますが、「是非、出席したい」の返信も続々届いています、楽しみですね。

映画「ロング,ロングバケーション」

Posted by 秋山孝二
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 映画「ロング、ロングバケーション(http://gaga.ne.jp/longlongvacation/)」、人生のクライマックスを晴れやかに謳う、こんな重たいテーマを軽妙に仕上げるパオロ・ヴィルツィ監督の素晴らしさ、見事です!

 昨年の「人生フルーツ(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29405)」にも繋がるテーマでしょうか。

画像検索結果

HPより~~~~~~~~~~~~~~~~~

 アカデミー賞に4度ノミネートされ、『クィーン』で主演女優賞を獲得したヘレン・ミレンと、本年度のアカデミー賞名誉賞に輝いたドナルド・サザーランドという、演技の生きるバイブルの二人の共演が実現。監督は、『人間の値打ち』や『歓びのトスカーナ』でイタリア・アカデミー賞作品賞を続けて受賞した稀代の名匠パオロ・ヴィルズィ。
 そろそろ人生のゴールへのカウントダウンに入った70代の夫婦が、最後の瞬間から目を背けることなく、生きることを味わい尽くそうとする姿を、溢れるほどのユーモアと尽きることのない希望で描き、ヴェネチア国際映画祭に続き、トロント国際映画祭でも熱い称賛を浴びた話題作。「自由とは、失うものが何もないってこと――」そんなメッセージに溢れた、観る者の人生観をも覆す力強い一本が、いよいよ日本でも陽気なセンセーションを巻き起こす!

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 全編に盛り込まれている多彩なシーン一つ一つにユーモアがあり、シリアスなテーマの中に温かい眼差しを感じます。二人の円熟の演技が大人を感じて素晴らしい!

北海道経済の自立的成長に向けて 2018

Posted by 秋山孝二
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 北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)で、私は20年数年幹事を担っていますが、新年例会での小磯修二先生のご講演「北海道経済の自立的成長に向けて」は、素晴らしい内容でした。小磯先生は、秋山財団の理事でもあり、これまで節目節目で貴重なアドバイスを頂いています。

小磯修二先生

小磯修二先生

当日レジュメより

当日レジュメより

自立に向けた方向性

自立に向けた方向性

 一番の特徴は、北海道と命名されてからこれまでの150年の歴史を、移民政策として世界でも稀有な成功事例として語られていることです。この短期間で560万人もの人口へと発展し、今もなお多くの人々が暮らす大地。そして、ただマイナス面を指摘するだけでなく、それぞれのセクターの役割を明確に位置付けて、自立の道を探る幾つかの提案があったことが、これまでの北海道を語る講演とは大きく異なっています。それも、小磯先生がこれまで、フィールドでの実践を経ていること、特に釧路公立大学の学長として、幾つかのプロジェクトを指導し、現場にも足しげく通い、担い手の方々としっかり向き合ってアドバイスをされてきた姿を、私は確かにみて参りました。活動への温かい眼差しは、世代を越えて背中を押してくれる存在です。

 来月には、北海道経済同友会に小磯先生を座長に「未来プロジェクト」が立ち上がり、これからの北海道を熱く語り、プロジェクトを推進する仕組みもスタートするようなので楽しみです。

ライブ 2018 @ cafe tone

Posted by 秋山孝二
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 札幌市北区の「Cafe tone(http://cafetone-cafe.com/」で、今年初めてのライブ、「花音*めぐ & 洋子『バラード シャンソン 時々 ラテン』 ♬♪♩」でした。お二人には昨年11月の「INAZOサミット」でも大変お世話になりました。

* INAZOサミット――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=INAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88

参加者全員で

2017年11月「INAZOサミット」で

 この日は大雪のせいか(?)、シャンソン&ラテンはバラードに変更となり、宮澤洋子さんのオリジナル曲で綴られました。さらには、「糸(http://j-lyric.net/artist/a000701/l0000fa.html)」も。

宮澤洋子さんのピアノ・オリジナル曲&伊藤めぐさんの唄

宮澤洋子さんのピアノ・オリジナル曲&伊藤めぐさんの唄

今年、スタートのライブ

今年、スタートのライブ

終了後、しばし歓談!

終了後、しばし歓談!

 この場所は私にとってたくさんの思い出があります。遡ること15年、札幌市長選挙に立候補した時、宮澤洋子さんはじめ多くの支持者の皆さんがここで熱い応援をして頂き、力を貰いました。それ以来、昨年11月のサミットでは、再度、実行委員会代表としてほか、仲間の方々にも力強いパワーを与えてくれました、ありがとうございます。

 これまでの Cafe tone 関係記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=cafe+tone

 ブログを振り返ると、懐かしいこんなコメントも見つけました。

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クミコ・スペシャル・ライブ

 今年もtoneでのクミコさんのライブが実現します。昨年もロイヤル・ホテルでのクリスマス・ライブの前日にtoneでライブがありました!その時の感動がまざまざと蘇ります。そして今年は22日(金)の20時からに決定!東京でも 今や年に数回しか聞けないクミコさんの小ライブが札幌で聴くことができる貴重な機会です。クミコさんの唄は心の深いところへ きちんと届く魂の唄です。一度聴いたら忘れられない強い印象が残ります。私は20年前に東京の銀巴里で、一度だけクミコさんを聴いたことがありました。今『わが麗しき恋物語』以来 こんなに活躍されてとても嬉しく思います。彼女の人柄も素晴らしく、上條さんのピアノ伴奏も絶品です。チケット8000円の価値は聴いていただければ納得です。今年はぜひ心暖かな感動のクリスマス・ライブをtoneでお過ごしください。お待ちしております!

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 今年もクミコさん(http://www.puerta-ds.com/kumiko/)のライブが4月に札幌で予定されています、中島みゆきのカバー、「世情(http://www.kasi-time.com/item-18177.html)」は特に心に沁みます。

六華同窓会 新年交流会 2018

Posted by 秋山孝二
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 私の出身高校の「六華同窓会(http://www.rikka.net/」、今年で第3回目の新年交流会(http://www.rikka.net/information/2018/01/2018.html#menu)が開催されました。会を重ねる毎に盛会になり、今後も益々楽しみです。

今年の幹事当番期、南43期

今年の幹事当番期、南43期

 舞台では南30期の斉藤みゆきさんのソプラノ。

ソプラノの響き

斉藤みゆきさんのソプラノの響き

 イベントの告知では、山木将平くんも登壇!

楽しみですね!

楽しみですね!

 そして最後は、今年6月の東京六華同窓会(https://www.tokyorikka.jp/)の幹事当番期・南35期の皆さんの総会・懇親会のご案内でした。

左・北口さん、スーツ姿は初めて!、松野さん、黒川さん、右は中川賢一さん!

左・北口さん、スーツ姿は初めて!、松野さん、黒川さん、右は中川賢一さん!

 締めのご挨拶をしました、同窓会の副会長として。

学校林のご報告を

学校林のご報告を

鰻「五代目新松」 @ 館山

Posted by 秋山孝二
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 義父の13回忌法要を無事終えました。

 千葉県館山市に老舗のうなぎ店「新松(http://shinmatu5.web.fc2.com/」が頑張っています。「五代目新松」を掲げて営業を続けて、風情のある離れも魅力的です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~HPより

 江戸末期の頃、初代・新五郎(天保二年生)木更津弁天町に置いて鰻・料理屋として開業しました当店は関東大震災をへて当時、保養地・軍都として栄えし現在の地館山にて代々鰻料理店として家業を営んでまいりました 文人、墨客を始め当時は避暑地として名高い館山の地を訪れて居ました皇室関係の方々にもご愛顧を承ったと先代より聞き及びます

~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり

玄関

玄関

離れ「」

離れ「桂花庵」

室内は畳に机・椅子

室内は畳に机・椅子