一日目の夜は懇親パーティ。参加者はメイン会場には入りきれず、別会場も設営されていました。そして入口では、ジーンズ発祥の地「倉敷市児島地区製の巾着」、「内山工業(株)製コルクのコースター」、「地元の酒」で乾杯し、その「ぐい飲み」は全員が持ち帰れる多彩な「備前焼」。19名の若手の作で、そのうちの12名の作家が登壇されました、まさに伝統文化の担い手です。
二日目は前日の各分科会の報告、続いて小林代表理事の総括でしたが、実に内容のあるお話でした。前日の井原木岡山県知事もそうですが、小林代表も、とにかく民間企業経営者のお話は分かりやすいく説得力がありますね。今、秋山財団が実践中の地域におけるアウトリーチ活動、コラボレーション活動、そのものですね。
今年の最後のプログラム・特別講演は、大原美術館の大原謙一郎さんです。昨年、札幌にお越しになりお話を伺う機会がありましたが、今年の話はそれにも増して素晴らしいものでした。
* 昨年、札幌で――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24058
日本の美術館は、地方から民の活力によって始まったと、まさに民の矜持ですね。
* 日本の美術館の歴史は民間人によるもの。戦国武将とお茶と同じように、経営者と美術館といった関係か
* 美術館ほかの存在は、文化理解の「装置」。「アジアの片隅のサル」の世界でのチャレンジ!
* 「何か新しいこと」、「原点」こそが、未来に繋がる
* 「ナレッジ・バリュー」は芸術・文化ではないだろうか!
最後は、昨年夏の札幌でのお話と同様に、「東京中心の『地方』ではダメ、それぞれの地域・土地が『DNA』を見つけ出す、掘り起こす、それがすなわち自分たちの土地の歴史であり、それぞれの地域の仕事である」と結ばれました。まさに中央から観る「地方」ではない「地域の心意気ここにあり!」でした。
4 月 24th, 2017 at 6:11 AM
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