『新渡戸連続講座』、製糖編 !

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 『新渡戸連続講座』、今回は『製糖編』と題して、台湾における製糖業の振興について、新渡戸稲造と鈴木藤三郎との交わり、二宮尊徳に通じる新渡戸稲造の思想との関連ほか、様々な業績を大変分かりやすくお話して頂きました。

<参考> (一社)北海道報徳社(http://dohotoku.sakura.ne.jp/

* これまでの「連続講座」記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

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木山邦樹 氏  日本甜菜製糖(株(https://www.nitten.co.jp/index.html)常務執行役員・札幌支社長

「日甜の歩みと社是『開拓者精神を貫き社会に貢献しよう』にこめられた思い〜」

社長

社長

 現在の世界の製糖業界の状況についても言及して頂きました。翌日の夕刊にも記事掲載!

 今回の一つ前の回の様子、私自身は参加できませんでしたが、田村直美さんのお話の様子だけを写真で報告しておきます。

* 田村直美 氏 「語り継ぐ〜今を生きるアイヌとして〜」

NHKTV ドキュメンタリー 三題

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 NHKテレビのドキュメンタリー番組は日頃から見応えがありますが、コロナ禍、及び8月の一連の終戦特集シリーズは特に印象深く心に響きました。

 まずは、NHK教育の「ETV特集『ドキュメント 精神科病院×新型コロナ』(https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/QJXG2VP5RJ/」、日本最大の精神科病院・都立松沢病院、重い精神疾患のある新型コロナ患者を専門に診る病棟に1年間密着、患者、病院、行政への取材から精神医療の実態に迫る内容でした。

精神病院の実情をコロナ禍が炙り出す!

精神病院の実情をコロナ禍が炙り出す!

 二つ目は原爆関係の初動調査の真実、NHK総合「NHKスペシャル『原爆初動調査 隠された真実』(https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/QP8G3PR83P/)」。戦後、アメリカ軍の軍医のお孫さんも証言されていました。

 三つ目は、同じく原爆関連の開発の秘話、NHK教育・ETV特集「日本の原爆開発~未公開書簡が明かす仁科芳雄の軌跡~(https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/JZW13Z1YV8/」です。戦時中、日本が極秘に進めた原爆開発。それを率いた物理学者・仁科芳雄が残した1500通の未公開書簡が発見され、多くの謎を解くミッシングリンクと注目されています。

仁科芳雄博士

仁科芳雄博士

 豊富な映像のアーカイブス、諸外国にも収蔵されている映像も含めて、歴史を検証するには大変貴重なデータの数々、これからも観続けたいものです。

公法協コラム 2021

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 (公財)公益法人協会コラム(http://www.kohokyo.or.jp/kohokyo-weblog/column/)、今年も8月に私に依頼があったので寄稿しました。

* 2019年 http://www.kohokyo.or.jp/kohokyo-weblog/column/2019/08/

* 2020年 http://www.kohokyo.or.jp/kohokyo-weblog/column/2020/08/

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2050年へのロードマップを

(公財)秋山記念生命科学振興財団

理事長 秋山孝二

 今年の8月は、新型コロナウイルス感染の蔓延、記録的高温による熱中症、集中豪雨、57年ぶりに1年の延期を経ての東京五輪等、怒涛の日々です。コロナ禍の1年間、私たちの財団活動は、昨年は交流の場としての贈呈式は中止、今年度助成事業は採択を正式に決定して淡々と作業を進め、同時に、リアルとリモートの「ハイブリッド贈呈式」開催を検討するほか、運営の振り返りも行う貴重な時間となりました。特に再確認したのは、国際情勢でパンデミックばかりでなく、2015年「パリ協定」、「SDGs」の採択、「EUサスティナブルファイナンス行動計画」、「タクソノミー」により、数年前から財団の資金運用環境の激変でした。

 当財団では、以前から欧州系金融機関との意見交換で、世界の企業経営者の気候変動リスク意識の変化、株主利益の最大化が短期的から中長期的価値の創造へのシフト、経済と環境の枠組み変化等を把握し、3年前に「グリーンボンド」投資を開始しています。

 当初は理念先行との批判もあったようですが、現在ではごく当たり前に「ESG投資」、「インパクト評価」といった概念も一般的になっています。この間、日本の経済団体、金融機関は状況変化を捉えきれず、昨今の政府の「カーボンニュートラル」宣言で目を覚ました感があります。そして今は、逆に一種のブームのように「SDGs」、「ESG」がマスメディアを賑わしている状況でしょうか。

 私はこの間の資金運用の議論の中で、少し傲慢な表現をするなら「日本社会がやっと時代に追いついてきた」と感じるのです。というのは、EUの考え方の根底には「2050年の脱炭素社会」が明確なゴールとなっていて、国際金融においても、キーワードは「生物多様性」、「サーキュラーエコノミー」、全てのセクターがそこに向けたロードマップを策定できているかどうかが問われています、言い換えるなら投資の三次元概念、「リスク」、「リターン」、「社会的インパクト」の定着です。それに対して日本では、「省エネ技術の開発」に矮小化されがちで、「脱炭素社会」への道筋を捉えきれていなかったと思っています。

 今日のような時代の到来は、公益事業との親和性により、そもそも「社会的インパクト」を最大価値としてきた市民セクターの重要性は高まり、企業評価の中にNGOからの批判、社会に悪影響という理由でグリーンボンドの投資「非対象」となる場合も散見され、投資分野においても私たちの存在価値の拡がりが期待されています。更に、「SDGs」の普及により、地域の課題解決を通してグローバルな連帯に共通語を得ました。

 僅かな今月単月の激動の中にも、五輪の運営におけるIOC・組織委員会の数々の課題、各国のパンデミック対応等、グローバルな課題に直面して、これまでのシステム・組織・手法が行き詰まりを見せる中、新しい社会の担い手として、民間公益セクターの地についた活動への期待が高まり、今こそ私たちの出番なのだと思います。

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『プラセボ / アレルギー』、終了!

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 『札幌演劇シーズン2021夏(https://s-e-season.com/』もいよいよ終盤、先日は劇団「イレブンナイン」の『プラセボ / アレルギー(https://s-e-season.com/program/pa/index.html』を複数回観劇してきました、10年前の作品の再演なのでセリフに時代のズレを感じる場面もありましたが、回を重ねる毎に言葉・フレーズの深さと展開の面白さもブラッシュアップしていく感じがとても心地よかったです。

* イレブンナインーー> http://eleven9.jp/

* これまでの「イレブンナイン」関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%96%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%B3

 今回はギターの山木将平くんも出演、10年前には居なかった存在を脚本に組み入れての舞台で好演していました。私は5回も足を運びましたが、初日は舞台上も観客も硬くて、やはりコロナ禍での公演だからなのか多少こなれていなかった感じも。回を重ねるたびに力も抜けてテンポよく、お客さんによるとセリフ・展開ともに速過ぎてついていけないとの感想も聞いたりしました。

 この1年半、コロナ禍で苦戦する全国の演劇人たち、稽古に数か月、その前2週間から一日朝晩二回の検温を続けて、公演を終えても更に二週間の検温と注意深く記録を残しての公演実現、ただそれでも今回のように各公演満席の劇場というのもその状況に感動する私です。これからも頑張って欲しいですね。

初の『秋山財団Web交流会 』!

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 秋山財団の昨年の贈呈式は、コロナ禍でやむなく中止としましたが、今年は昨年の受賞者・受領者の方々にZOOMで集まって頂いて、初めて交流会を行いました。

* 昨年度の受賞者・受領者ーー> https://www.akiyama-foundation.org/news/4063.html

 昨年の秋山財団賞受賞の白土博樹先生が20分間の講演、今年度研究助成受領者の藤井宏之先生、陽川憲先生がプレゼンテーションをされました。その後にブレイクアウトルームで二回、小規模グループで意見交換も行い、予想以上のコミュニケーションも取れて二回目もというリクエストもあったりで成功裏に終了しました。

 ポストコロナの一つの体制として今後も使える仕組みと自信を深めた交流会となりました。

ガンバってるね、作田徹くん!

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 先日、東京五輪の男子マラソン前日、夕方の番組に作田徹くんがコメンテーターとして登場、頑張ってました、変わらず爽やかで!

 彼は(株)秋山愛生館に新卒で入社、会社にもリュックを背負ってランニングで通い、優れた営業マンでしたが、数年後に、当時の地元百貨店の丸井今井が陸上長距離部を創設するというのでその相談を受けて、前向きな新たな挑戦を当時取締役だった私も快く承諾した思い出があります。転職後、マラソン選手としても札幌市内で走る姿に、沿道からガンバレって私が絶叫したのを思い出しますね。その数日後に、当時の百貨店社長にロータリークラブ例会でお会いしたので、「先日のマラソン大会で作田くん頑張りましたね!」と彼を送り出した側の会社として賞賛したつもりでお話したら、その社長は「いや、優勝しなくっちゃ意味ないよ!」と返答、私はぶんなぐってやりたい気持ちになったと同時に、この社長の下での会社運動部責任者では気の毒と思ったことを忘れることはできません。

 彼はその後、この会社からは離れて独自の人生で素晴らしい活躍を続けています、彼はホンモノ!!

* 作田徹ーー> https://sakuac-hokkaido.jpn.org/member/sakuta-toru

 私は今も彼を応援し続けています!!!

コロナ禍のファクト!!

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 日本のマスメディアはこの間のコロナ禍、とにかく客観的事実に基づく報道があまりにも少なく、国民をミスリードしています。その点、インターネットでは幾つかの信頼に足る方々の説明もアップされていて、私も今ではそれらを頼りに状況の推移を見つめている状態です。

 その中でもこのシリーズ、『緊急提言!!変異型ウイルス克服への道~児玉龍彦・上昌広先生に訊く(https://www.youtube.com/watch?v=qX9m_y6Bt7g』は、本当に目から鱗の内容です。

* 児玉龍彦 先生ーー> https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/research/people/staff-kodama_tatsuhiko.html

* 上昌広 先生ーー> https://forbesjapan.com/author/detail/1438

 幾つか抜粋、よく政府記者会見等で発せられる「風評被害」という言葉、以前から違和感がありましたが、鋭い指摘が以下の通りです。

 政府の間違い、政府が取るべき方策とその優先順位を的確に語っていました。

 そして当初から言われていた「PCR検査」の異常な少なさです、そしてその理由も明快ですね、まさにこれは人災です。

PCR検査の異常な少なさ!

PCR検査の異常な少なさ!

 感染症とくに新型コロナに関する日本のアカデミックセクターの貧弱さも顕著。

異常に少ない論文数

異常に少ない論文数

 今、政府、専門家と言われてメディアに登場している方々が全く信頼できない状況でも、インターネット上にアップされる鋭い指摘の数々は、私にとっても優れた羅針盤として大変貴重です。

東京五輪、別の視座から!

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 つい先月、東京五輪開催に関してコメントしましたが、その後、また別の視点からマスメディアでは興味深い話題にも触れています。

* 先月の私の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=41975

 まずは、今回の「東京五輪」開催に至るまでの妄言の数々です、「アンダーコントロール」、「復興五輪」、「コロナに打ち勝った証」、「安心安全」?????、その場凌ぎのウソと安っぽいフレーズばかり。

 次は組織委員会の「人権意識の低劣さ」、オリンピック憲章違反ですね。森喜朗会長の女性蔑視発言、佐々木宏企画・演出統括役の女性タレントの容姿を侮辱提案、小山田圭吾楽曲制作担当の過去のいじめ・障害者差別、小林賢太郎ショー-ディレクターのユダヤ人大量虐殺コント等、国内での批判は無視で海外からの批判によって処分を決める愚かな姿勢は、日本が先進国?と疑いをもたれるような恥ずべき話題ばかり。

 一方、競技の中では今後につながる新しい動きも見て取れます、先日の報道番組でも紹介されていました。

 開会式では、

 課題はしかし山積!

 フェンシング競技で金メダルの香港選手に対する国歌演奏、地元香港では!

 競技では、あらたな男女混合の新しい種目も!!

 政府間では最悪の現在の日韓関係でも、アスリートたちはともに称える素晴らしい姿、これが現実の姿ですね。

 新型コロナ感染の蔓延は一層危惧する状況、この数日の政府の方針の迷走も目を覆うばかり、日本沈没を目の当たりにしている日々です。

『老い』、ボーヴォワール

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 70歳代を生き始めている私に、時間のある時に出会うとても興味深い番組がいくつかありますが、『100分de名著(https://www.nhk.or.jp/meicho/』もその一つ、先月の『第111回(https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/111_beauvoir/index.html)』のボーヴォワールの著書『老い』も素晴らしい内容でした。

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 シモーヌ・ド・ボーヴォワール(1908~86)は、ジャン=ポール・サルトルと並び、戦後フランスにおいて実存主義の思想を掲げて活動した作家・哲学者です。代表作『第二の性』(1949年)は、1960年代のウーマン・リブ以降のいわゆる第二波フェミニズム(第一波は19世紀末からの婦人参政権運動)の先駆けとなった著作で、世界の女性たちに大きな影響を与えました。「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」という有名な一節は、現在のジェンダー研究の最先端、すなわち、性差は運命でも単に生物学的なものでもなく、社会的に構築されるものである、という視点を先取りしていました。(上野千鶴子さん)

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 私にとっては、1960年代後半の大学生時代、「ウーマンリブ」運動の台頭の中で、ジャン・ポール・サルトルとともに、バイブルの様に読まれていた哲学者でしたが、当時の私には『第二の性』はどこか馴染めず、遠くから眺めていたといった感じでした。先日のNHK・Eテレで著書『老い』に触れて、あらためて彼女の慧眼に触れた気がしています、上野千鶴子先生の解説も大変興味深かったですね、今の時代、各回の題名だけ見ても注目でした。

第1回 老いは不意打ちである
第2回 老いに直面したひとびと
第3回 老いと性
第4回 役に立たなきゃ生きてちゃいかんか!

 彼女には子供さんはいらっしゃらなかったですが、没後の他の方のコメントも衝撃的でした。

 一方それとは別の話題ですが、朝のワイドショーではトレンディな働き方も紹介されていて注目でした。

 以前はよく理解できなかった書物に、時代、或いは自分の状況がが追いついてきた、そして同時に、自分とは全く違う発想の若い世代の台頭も感じながら、私自身の70歳代を生きていきたいものだと思う昨今です!!

映画『大地の侍』、ほか!

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 (公財)北海道文化財団の磯田憲一理事長が企画された『大地の侍(https://filmarks.com/movies/38043』上映会、北海道開拓の原点の理念をあらためて見直した時間でした。

 故本庄陸男の小説『石狩川』を「黒田騒動」の高岩肇が脚色、「殺人現行犯」のコンビ、佐伯清が監督、藤井静が撮影を担当。主なる出演者は「赤穂浪士 天の巻・地の巻」の大友柳太朗、高千穂ひづる、「殺人現行犯」の三条美紀、「野菊の如き君なりき」の杉村春子、「新・平家物語」の千田是也、など。なお時代考証には木村荘八、音楽は小杉太一郎が担当です、懐かしい名前がずらり、よかったですね。当別町といった固有名詞ではなく、「北海道開拓」とテーマを設定しての上映という視座が素晴らしいですね!!!

 一方、東京ではミュージカル『衛生(https://musical-eisei.com/』公演、古田新太さんも熱演でした。

『パンデミック 激動の世界』

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 この間のコロナ禍、国民に自粛ばかりを求める国の無策は目を覆うばかりですが、その兆候はすでにこの数十年の政策の誤りにあると思います。

 先日の『NHKスペシャル 新型コロナ用病床が増えない背景 なぜ危機は繰り返されるのか~検証“医療先進国”~ | パンデミック 激動の世界(11)(https://www.nhk.or.jp/covid19-shogen/theme/theme6/451385.html』では、大越健介さんがその辺の歴史的変遷と課題を的確に取材されていました。

番組の要点

保健所は「防衛線」

静岡県の保健所で目の当たりにした「防衛線」の奮闘

「防衛線」保健所 誕生秘話

防衛線、破られる

全国の保健所の厳しい状況

保健所と同じジレンマは「PCR検査」にも

10年前から変わらぬぜい弱性

2009年に学んだ医師たちの“有事への備え”

震災を経験した神戸市・戦力拡充の奮闘

保健所を地元の“専門能力をもつ人材”で支援する新制度・IHEAT

パンデミックの経験を未来に

大越健介キャスターの取材後記

<参考>

https://www.youtube.com/watch?v=boYEHRbDsuA


 今現在、コロナ病床に充てられているのはわずか4%。

 北海道庁にも数年出向されていた中村秀一さんも率直なコメントをされていました。彼が札幌勤務時代、お子様が私の子供たちと同じ小学校に通う環境、学校の運動会で一緒に父親の競技に参加したのを懐かしく思い出します。

中村秀一さん

中村秀一さん

 歴史的には、感染症対策は公衆衛生の要だったにもかかわらず、20世紀後半に「感染症は克服した」みたいな誤った認識から地域で機能していた「保健所」の縮小政策、医療政策に起因する数々の課題が浮き彫りになってきてると思われます。これからも必ずやってくる新たなパンデミック、今回の新型コロナ対策の誤謬から多くのことを学ばなければ感染された方々、お亡くなりになった方々に申し訳ない気持ちになります。

東京五輪に想う

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 先日の2021年開催の『2020東京五輪開会式』のライブを見ていて、遥か57年前の東京五輪開会式を想い出しました(https://www.youtube.com/watch?v=XIy0c7FV-6k&t=156s)。当時私は中学二年生、10月10日は午前授業になったような気がしていますが。

 今回は誘致決定のプレゼンからケチが付き続けた稀有なプロジェクトですね、当時の安倍首相が誘致プレゼンで福島原発事故は「アンダーコントロール」と言い放っていました。その後の数多くのトラブルから、IOCの体質も浮き彫りになってきました、IOCのために日本国・国民だけがリスクを取らされている、そんな気さえする昨今です、開会式のIOCバッハ会長の冗漫な内容の無い挨拶も近年にない酷いものでした。

ハンガリー選手団の入場!

ハンガリー選手団の入場!

 案の定、翌日の新聞は辛口の記事で。

 その後、各種目の開催が進むにつれて、例によってマスメディアのメダル狂騒曲、相変わらず国別メダル数の表が新聞各紙に踊っています、変わらない、いや今回の場合はコロナ禍のパンデミック報道を差し抑えての大騒ぎ、日本のジャーナリズムの底の浅さを露呈しています。私は山極寿一先生のご意見に賛同致します。

* https://digital.asahi.com/articles/ASP7R5KPFP7FULBJ00P.html?iref=pc_rellink_06

 日本での新型コロナ感染者の数は特に東京ほか首都圏で爆発的に増加している昨今、とても五輪、金メダル一色で浮かれている暇はありませんね、心して現実に対処しなければ!!!

大谷翔平 ブラボー!!

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 アメリカ大リーグの第91回オールスター戦(https://www.jiji.com/jc/v4?id=202107shotimereview0001)がコロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで開催されました、大谷翔平は、その前日からホームラン競争、レッドカーペット登場、本戦では一番DHで二度打席に立ち、先発ピッチャーで一回を三者凡退に打ち取り、まさに大活躍でした。

 何の気負いもなく、ただだた野球が楽しくてたまらないといった表情にこちらも思わず笑顔になります。また、大リーグの選ばれた他の選手たちからも一目も二目もおかれている様子、サインを求められてる姿も誇らしかったですね。

 ホームラン競争で疲れた珍しい表情も素晴らしい!

 数日経って、YouTubeのサイトに「ムーンショット」と題して写真がアップされていました、すごいですね!!

moon shot !!

moon shot !!

 そしてこの人、専属通訳、いや通訳以上のパートナーの水原一平くん!!彼の素朴な立ち振る舞いもアメリカで大人気だったようで嬉しかったです。

 試合が終わってからも数日間、インターネットの動画サイトにいろいろな場面がアップされていて大活躍の余韻に浸っていた私です。日本では当初、そして今も懲りずに「二刀流」を批判し続けている張本勲ほかプロ野球評論家・OB達がいますが、本場アメリカではこのチャレンジの大絶賛が沸き起こり、「歴史を作るショウヘイ!」となっています、日本ではこのようなチャレンジは育ちませんね、一番障害になっているのは以前にその世界にいた「元○○」連中です。企業でも全く同じ、イノベーションを阻害しているのはその企業のOB経営者たちと言われてきましたから。その点では、北海道日本ハムファイターズ、栗山監督の教育者の眼差しは高く評価されるべきです、優れた真の指導者で、日本ハムファイターズでの実績がなければ今の大谷翔平はあり得ませんでした!

 後半戦に入って少し調子を落としているようですが、またワクワクするような活躍を観ることができると信じています、頑張ってくださいね!!!!

* これまでの私の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%A4%A7%E8%B0%B7%E7%BF%94%E5%B9%B3

新渡戸仕様の自販機 除幕式!

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 札幌市内の新渡戸稲造記念公園内に今年4月に飲料の自動販売機が設置されましたが、先日、その正式な除幕式が執り行われました。

* 設置時の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=41323

 北海道コカ・コーラボトリング(株)の佐々木康行社長、北海道大学の横田篤副学長、新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会の松井博和理事長による除幕も行われて、この公園においては2017年の掲示板除幕式に次いでのセレモニーとなりました。今回特筆すべきは北海道大学のこの活動とのコラボが格段に確かなものになっていることですね、本当に力強く喜ばしいことで、記念館建設に向けて大いなる飛躍が期待できます!

* 2017年掲示板除幕式の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29995

右から 社長、松井理事長、横田副学長

左から横田副学長、松井理事長、佐々木社長

多様な参加者!

多様な参加者!

日経新聞と読売新聞

日経新聞と読売新聞

中島岳志さん講演『死者の立憲主義』

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 元北大大学院准教授で現在は東京工業大の中島岳志教授(政治学)が、「死者の立憲主義」と題し、オンラインで講演しました。日本国憲法は、人類の経験から得た「知恵の集積」という視点から、権力を憲法で制限する「立憲主義」と民主主義のあり方について語り、素晴らしい内容でした。私も世話人を引き受けている「メディア・アンビシャス(http://media-am.org/)」も実行委員会に協賛していました。

* https://www.youtube.com/watch?v=uFPQpYzXEDE

 中島岳志先生が憲法と「死者」の関係を考えたきっかけは、親しかった編集者を亡くした後、原稿を書くときにその編集者からの「いいかげんな仕事をしてて良いのか」という視線を感じるようになったことだと説明し、憲法は、「死者」が経験した戦争や差別などの苦難や失敗の末にできたものと指摘されました。

 私の手元メモからいくつかキーワードを!

* 「立憲」と「民主」との緊張関係が重要

ーー安倍・菅内閣では「民主」の方が優位という思い違いーー>選挙で選ばれた私たち?!、「民意=民主主義」を人質にとった!

* 「民主」の主語は「生きている多数の人間」

* 「立憲」=「憲法」の主語は「世界中の死者」、こういうことはやってはいけない、の見える化!

* 日本国憲法97条:基本的人権は、主語は世界中の死者、私たちに託されたメッセージ!

* 九条は変えるべき、ただし自民党的な視点からではなく、集団的自衛権の解釈が変えられた今、今の文言では戦争の歯止めになっていないから

* これまでの自民党政権は守ってこれたが、安倍・菅内閣では慣習を守れない、もはや日本では短い憲法を守りない時代になってしまった

* 『先祖の話』(柳田国男)、「ご先祖になる」、死後にも目標(仕事)がある、死者となって存在し続けている、死者と共に生きていく(ありがとう、ごめんね)、死者と出会い直す

【参考】

* https://toyokeizai.net/articles/-/395690

* 『保守と立憲そして死者』池田香代子 https://www.youtube.com/watch?v=fv5wtwjTyCc

* 『戦後70年 語る・問う(41)』 https://www.youtube.com/watch?v=Iq_C70IEEeU

* 『弱い指導者と利他が拓く未来』 https://www.youtube.com/watch?v=1DXeizqjrag

* 『2019参院選後の日本 民意を読む(4)』 https://www.youtube.com/watch?v=cKX-hEw5M_I

* 『なぜ「保守」論客が「とことん共産党」に?』 https://www.youtube.com/watch?v=k7SBayXFu1M

* 『山口二郎対談:菅政権の半年を検証する』 https://www.youtube.com/watch?v=nmv_M2TElKw

おしどりマコ・ケン、パワー全開!!

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 「だまっちゃおれん原発事故人権侵害訴訟・愛知岐阜原告団」主催のおしどりマコさん・ケンさんによる取材報告〜みんな忘れてない?原発事故10年の真実〜』は、この間ずっと変わらずに取材を続けているマコさん・ケンさんのお話、面白おかしく、しかし的を射た指摘の数々、相変わらずのパワー全開でした。

* https://www.youtube.com/watch?v=M8pAzZyZ1cQ

 おしどりのお二人は3年前に札幌にお招きして講演をして頂き、その後の交流会、ススキノでの会と親しくお話をすることができました。

* 2018年7月 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33725

 今回は原発事故から10年経って、その真実を取材に基づいてのお話、大変説得力がありました。

 この場の終盤で話題になった開沼博氏の『風評加害(https://webronza.asahi.com/journalism/articles/2019031800004.html?page=2)』という言葉、何かの講演会で彼が使ったとか。

遠友夜学校フォーラム 2021

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 今年の(一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/主催の『遠友夜学校フォーラム 』は、昨年予定で1年間延期になった青山淳平さんを札幌にお招きして録画を行いました(https://www.youtube.com/watch?v=_yW1yhPjv58)。新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言期間延長に伴い、今年もかでる2・7での開催を中止し、別途、事務局において安全に配慮して録画し、後日に配信しました。

 基調講演参照資料は下記URLでPDF公開しています。

http://nitobe-enyu.org/wp-content/uploads/2021/07/79501531c944f2a02857d712a3c239e6.pdf

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道民カレッジ連携講座(教養:一般2・ジュニア1

【 第9回 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会 記念フォーラム 】

オープニング >

札幌遠友夜学校記念館建設に向けて(経過・現状報告)

松井 博和(一般社団法人「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」理事長)

< 基調講演 >

新渡戸稲造と松山事件 〜警世の扁額から〜

青山 淳平 氏(作家)


< 講師プロフィール >  1949年山口県下関市に生まれる。松山商科大学(現松山大学)大学院修了。高校社会科教諭の傍ら幅広い分野をテーマに小説、評伝などを執筆、各界より高い評価を得る。第3回稲造サミット・十和田パネリスト。いわゆる「松山事件」で屈辱を味わい、苦境に追い込まれた新渡戸博士が揮毫したとされる扁額の謎に迫る「ソローキンの見た桜」原作者として第1回日本放送文化賞。

主な著書: 『海市のかなたー戦艦「陸奥」引揚げ』(中央公論新社)、『夢は大衆にありー小説・坪内寿夫』(中央公論新社)、『海にかける虹—大田中将遺児アキコの歳月』(NHK出版)、『海は語らないービハール号事件と戦犯裁判』(光人社)、『海運王・山下亀三郎』(光人社)、『明治の空〜至誠の人 新田長次郎』(燃焼社)、『小説・

修復腎移植』(本の泉社)、『それぞれの新渡戸稲造』(本の泉社)

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 午後からの録画に備えて、当日は朝から秋山財団一階小ホールで機材準備・設置を始めていました。

 カメラ3台、マイク、照明もセットしての配信に向けた準備も整い、フォーラムは始まりました。

 冒頭はこの会の松井博和理事長からのご挨拶とこの間の活動経過報告。その後、例年のように副理事長の私からこの1年間の会の事業活動報告と収支報告を致しました。

 そして、いよいよ青山淳平先生の2年越しのご講演です。

 これまでの昨年を除いて毎年開催してきたこのフォーラム、今年も新渡戸稲造の晩年の社会情勢とマスメディアの姿勢について、詳細なお話を伺うことができて、あらためて新渡戸稲造の高い見識を知ることができました。

* これまでのフォーラムの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%

10年ぶり、輪厚ゴルフコース!

Posted by 秋山孝二
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 高校の後輩と同窓会関連の打ち合わせで4月に飲んでいた時、勢いで決まったゴルフの話、何と10年ぶりのゴルフ場、そして久しぶりの「札幌ゴルフ倶楽部輪厚コース(http://www.sapporo-gc.or.jp/wattsu/」でした!!

 さらに驚きなのは後輩の送迎の車がまた素晴らしい、『テスラ(https://www.tesla.com/ja_jp』!

極めてシンプルな運転席!

極めてシンプルな運転席!

 物置きから埃をかぶったクラブセットを取り出し、靴箱の奥からゴルフシューズを取って磨いたり、10年のブランクは浦島太郎状態ではありましたが、このゴルフ場に来るとこれまでたくさんのプレーした方々との思い出が次から次へと脳裏に浮かび、何とも言えないノスタルジックな気持ちになります、その多くの方はすでにお亡くなりになってはいますが、若い時から素晴らしい人物たちとの出会いに今さらながら感謝したい思いです。

 プレーのスコアはさて置き、ゴルフ場も車も何ともリッチな10年ぶりのゴルフでした、声を掛けてくれた後輩に感謝ですね!!

懐かしき「すすきの」、再び!

Posted by 秋山孝二
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 昨年、7月7日七夕にシアターZOOで収録し配信した札幌座の新作オムニバス朗読劇「すすきのを爪弾く『今は逢えない~七夕の憂哀歌(ブルース)』(http://freepaper-wg.com/archives/21588」、今年はその続編として「すすきのを爪弾く『今も逢えない~七夕の憂哀歌(ブルース)https://www.htb.co.jp/event/online_theater/program/20210707071171/」が配信になりました。

* 稽古場レポートはこちらーー> http://sapporoza.blog.fc2.com/blog-entry-175.html

* 昨年の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%81%99%E3%81%99%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%82%92%E7%88%AA%E5%BC%BE%E3%81%8F

 昨年はリアル、配信の朗読劇の随所で、すすきの〜豊平川付近の風景写真が導入され、私自身のすすきの・中島公園・豊平川・中の島辺りの思い出と重なり懐かしさをおぼえたのですが、今年はさらに昨年予想した以上に続くコロナ禍の自粛生活の中、ススキノ界隈の更に深い味わいにしばし浸ることになりました。「すすきの」は、南1条西5丁目界隈で育った生粋の『サッポロっ子』の私にとっては、今も特別な響きを与えてくれます、今もそしてこれからも!!

大阪方式? JR梅田駅で

Posted by 秋山孝二
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 久しぶりの大阪JR梅田駅、ホームで列を作って待つ電車入り口と思われる所に数本の横棒が置かれていました。電車が入ってきた時にどうなるのかといろいろ考えていたのですが・・・!

 電車がホームに入ってくるやいなや、何と上にスルスルっと上がっていくではありませんか!!!

 エスカレーターでの立つ位置も関東とは逆ですが、ホームの防御壁の手法まで独自方式とは、関西人の心意気に恐れいりました、です!!