仕事の合間に時間があってふとyoutubeのアーカイブス映像を何気なく観ていると、先日は2005年の『朝まで生テレビ激論』に、何と私の伯父(母の姉の夫)が出演していたではありませんか。そしてそこで語っているのが、生前には聞いたことがない戦争体験の幾つかがはっきりした口調で映っていました。
* 朝まで生テレビ 激論! 第2弾元帝国軍人が戦争の全てを語る!20050806 Testament of a Soldier
この回で出演していた方々は、陸海軍の上等兵、水兵、関東軍731部隊所属、陸軍大本営参謀等、階級も戦場も様々で、それぞれの実体験をリアルに語っていました。
その中で「陸軍参謀、大本営参謀」と紹介されていたのが私の伯父・高橋正二でした。私が幼い頃から「東京おじちゃん」と呼んでいて、いつも優しく可愛がってくれて東京の名所をたくさん案内して頂きました。終戦時は大本営参謀という話は聞いていましたが、広島原爆投下直後の調査員で現地に行ったこと、マッカーサーの出迎え、ミズーリ号での調印式に同行したとか、この番組内で語っていた戦争体験は全く知らなかったので驚きました。また、二・二六事件で決起した青年将校についての感想を司会の田原総一朗さんから促されて、同じ東北の山形出身の自分としては、東北地方の貧しさに苦しむ人々の光景が身近だった故にあるシンパシーは感じていたと語っていたのも新鮮でした。
よくマスメディアでは、「戦後80年を過ぎて生存している戦争体験者も少なくなって、戦争の現実を伝える人々が減ってくることを危惧する」みたいな報道を目にしますが、実は体験しているが故に語れない実際戦争に行かれた方々が多いのではと私はいつも思うのです。それは個人的に恐怖とか贖罪からとかというよりも、子供・孫の世代には伝えるべきものではない、或いは知らない若い世代の人間と論争したくはないみたいな、そんなメンタリティではないかと私は推測します。
いずれにせよ、高橋正二伯父さんのリアルな貴重な体験を垣間見ることができて、私のまた新たな身内の話として貴重でした。




