ハンガリー文化センター長をお迎えして

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 駐日ハンガリー大使館の一部署で東京都港区麻布十番にある「ハンガリー文化センター 東京 | 東京」のメレーニ・クリスティーナ所長と文化担当の寺﨑裕美さんが、益子のワグナー・ナンドール・アートギャラリーをご訪問され、財団関係者でお迎えしました。

* Wagner Nándor Art Gallery

 敷地内のアトリエにある『ハンガリアンコープス』はじめ、一つ一つを丁寧にご覧頂きました。

 最後は財団事務所で紅茶を飲みながら作品他について歓談しました。

 お二人は以前から一度足を運びたいと思っていて、やっと実現したと喜ばれていました。展示してある作品の作者についても良くご存じで、ちよさんの書斎とかゲストルームにもゆかりの作品があったりで大いに感動されていました。

復元!『ロマンの碑』除幕式(上)

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 2年前(2023年)に盗難にあった栃木県芳賀郡芳賀町『ロマンの碑』の復元記念除幕式が、現地の「五行橋河川公園」、「芳賀町総合情報館」、「芳賀温泉ロマンの湯」で一連のプログラムとして開催されました。私は最初のブロンズレリーフを制作したワグナー・ナンドールの財団代表者としてお招きを受けました。

* 芳賀町公式ホームページ

* 芳賀町/ロマンの碑河川公園

* 芳賀町総合情報館(知恵の環館) | 見る・遊ぶ | 芳賀町観光協会 公式サイト|HAGA A GOOD TIME~はがまちで楽しいときを~

* 芳賀温泉 ロマンの湯 | 見る・遊ぶ | 芳賀町観光協会 公式サイト|HAGA A GOOD TIME~はがまちで楽しいときを~

 『ロマンの碑』は、青木繁と芳賀町出身の福田たねとのロマンスに因んでの物語です。

* 青木繁と福田たね - UAG美術家研究所

* 恋人・福田たねと息子・蘭童 : 青木繁「海の幸」記念館・小谷家住宅

 芳賀町東高橋の五行川ほとりのメモリアル公園にあったブロンズレリーフ『ロマンの碑』、今回は藤原郁三先生の陶板による復元が完成し、現地で除幕式が開催されました。

 除幕式冒頭に大関一雄町長の主催者ご挨拶に続いて、来賓として私からご挨拶の機会を得たので以下のようなお話をしました。

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 本日の「芳賀町ロマンの碑復元除幕式」、誠におめでとうございます。また、このお目出たい場にご招待頂き、心から感謝申し上げます。

 ワグナー・ナンドール記念財団の初代理事長はワグナー・ナンドール、二代目が妻のワグナー・ちよ、私は三代目の理事長で今に至っています。今年で設立38年目を迎えて、この間、お隣の益子町で二人はアトリエで創作活動に励み、同時に住居として暮らし、庭園造成も行い、今はその空間を「邸宅美術館」として展開しています。毎年、春(415日から515日)・秋(1015日から1115日)の展示会では、五画堂ギャラリーでの特別展示を含めて開催し、アトリエ、展示室で彼の彫像、水彩画、庭園等を多くの方々にご覧頂いています。

 既にご承知の方も多いとは思いますが、ワグナー・ナンドールはハンガリー、正確には現在のルーマニアのナジュバラドで生まれ、その後ブダペストで学び、創作活動を行っていました。1956年のハンガリー動乱、現在は「ハンガリー革命」と国民は認識していますが、当時、彼は学生代表の一人だったので、その後、スウェーデンに亡命を余儀なくされ、そこで私の叔母・秋山ちよと出会い1966年に結婚しました。1970年に益子町に移住し、後に帰化して、波乱万丈な人生の中で日本は安寧の地であり、彼は日本文化へのリスペクトも強く、生涯で最も多くの作品をこの地から世に産み出しました。

 芳賀町のこのレリーフ『ロマンの碑』をなぜワグナー・ナンドールが制作することになったのか、幾つか資料を調べましたが明確な記録は見当たりませんでした。恐らく当時のプロジェクトの建設委員会の藤松正憲会長のご縁から、名誉あるオファーがあったのではないかという私の推測です。

 2年前にこの『ロマンの碑』の盗難の一報に接して、当初は大変な驚きでしたが、幸いにも石膏原型は一部破損はしていたものの、私どもの財団に保管されており、それをワグナー・ナンドールと永年の友人の藤原郁三先生が見事に復元修復されました。盗難と言えば2008年にハンガリーのブダペスト・ゲレルトの丘の彫像群『哲学の庭』の8体の像のうち3体と台座3枚が(大規模に)盗難にあいました。当時ヨーロッパでは頻発している金属系盗難事件が続き話題となりました。

 そのような事例を承知していた私は、言い方は微妙ですが特段驚きはしなかったのです。その後、多少の時間は掛かりましたが、ハンガリーでも復元されました。更にこの事件には後日談があり、ブダ城ウイーン門の外にある彼の作品「母子像・ふるさと」が事件の後に盗難に遭いにくい石彫として建立され、今回の経過と酷似しています。
 
 こちらの『ロマンの碑』の復元では、新たに藤原郁三先生との繋がりもあり、新しい物語が始まる喜びを感じています。地元の皆さんを中心に幅広い方々によるクラウドファンディングでは、予定を上回るご寄付に感謝すると共に、大変誇りに思っています。

 今日この場にご招待して頂き心から御礼申し上げると共に、来月15日から始まる今年の春の展示会にも是非、多くの皆さまに足を運んで頂けると大変光栄です。

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宇都宮 @ 弥生 2025

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 宇都宮にはこの所何回も足を運んでいますが、ここもインバウンド客で各お店に長い行列、以前とは様変わりです。今回で2回目となったJR宇都宮駅近くのおそば屋さん、コースは値段もリーズナブルで地元の産品ずくしで美味しかったですね。

 締めのお蕎麦も最高、思わず先に食べてしまい終わってからの撮影となりました。

 翌日は早朝の路線パスで宇都宮から益子町まで、今回も最後は私一人となりました。

* 益子関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 益子は日帰りで宇都宮泊まり、駅ビル二階では餃子と佐野ラーメン、今回は並んでいる列もなく地酒とともに美味しく頂きました。こちらもキムチは食べてしまった後の写真です。

* 佐野ラーメンーー> 秋山孝二の部屋

祝 キッシュ・レイカさん受賞!

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 私が理事長を務める栃木県益子町の「ワグナー・ナンドール記念財団」で永年ご尽力されているキッシュ・レイカさんが、『在ハンガリー日本大使賞』を受賞されました、大変名誉なことです!お父様はワグナー・ナンドール記念財団の理事としてもご活躍です。 先月、在ハンガリー日本国大使館大使公邸において、「日本語通訳・翻訳者」に対する令和6年度在外公館長表彰が行われ、小野日子(ひかりこ)大使より表彰状が授与されました。

 レイカさんは、ハンガリー政府の公式通訳として、2002年の天皇皇后両陛下のハンガリー御訪問や、2009年の秋篠宮ご夫妻の御訪問時の通訳をはじめ、首脳会談や外相会談の通訳を数多く担当されました。さらに、2019年の外交関係開設150周年を記念した佳子内親王殿下のハンガリー御訪問においても重要な役割を果たされ、日本とハンガリーの友好関係の発展に長年尽力されてきました。それらの功績が高く評価され、この度の表彰となりました。

* キッシュ・レイカ・ガブリエラ氏に対する在外公館長表彰 | 在ハンガリー日本国大使館

小野日子大使(右)とレイカ・キッシュさん(左)

レイカ・キッシュさん(左)と小野日子(ひかりこ)大使(右)

 当日は親族・知人の方々も招待されて記念撮影も行われました。

 レイカさんは、私がハンガリー訪問時も通訳をして頂き、ほぼ毎年日本にも来ています。3年前のハンガリー訪問時、展示会オープニングの私の挨拶も通訳をお願いしました、事前原稿なしの流暢な通訳で。

* レイカさん関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 お父様がワグナー・ナンドール財団の現役の理事でもあり、ブダペスト訪問時はいつもご自宅でご馳走になっています。

 いずれにせよ、ハンガリーと日本の親善交流に多大な足跡をこれまで残し、今後も私どもと一緒に活動していけるかと思うと大変楽しみです、重ねて今回のご受章おめでとうございます!!!!

講演会 @ 大谷石研究会(下)

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 栃木県立博物館に於いて、博物館友の会主催で「NPO法人大谷石研究会」プロデュースの連続講演会第5回目の講演会が開催されました。

* NPO法人 大谷石研究会 シンポジュウム

 今回のテーマは『ワグナー・ナンドールの建築と作品について』。講師は宇都宮大学の遠藤康一先生と陶壁作家の藤原郁三さん。研究会代表の佐藤公紀さん司会で、「建築家」と「彫刻家」ワグナー・ナンドールについてお話があり、参加者70名を超える盛況の講演会と質疑応答となりました。

 冒頭はこの研究会代表の佐藤公紀さん(左)による連続講演会の経緯、続いて陶壁作家の藤原郁三さん(右)のお話、この県立博物館にも藤原さんの作品が展示されていること、ワグナー・ナンドールが益子に移住して以来の創作活動を間近に見ていたこと等、貴重なお話を伺いました。

 続いては、宇都宮大学の遠藤康一先生が、建築の立場から大谷石を使ったワグナー・ナンドールのアートギャラリーの建築物を検証・解説し続けて、そのユニークさを伝えて頂きました。

 今後の研究活動の一環として益子のギャラリーの建物群を引き続き調査・研究されるので、WN財団関係者としても全面的に協力し、新たなナンドールの意図が解明されるかもしれなく、その成果は大変楽しみです。

秋の展示会 @ 益子2024

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 栃木県益子町の「ワグナーナンドール・アートギャラリー」では、春と秋にそれぞれ一か月間の常設展示会と五画堂での特別展示会を開催しています。先日は、秋の展示会の最終日、午後にはオカリナとギターのライブ『EM’Sギター・オカリナ EIJI/オカリナ/MAYUMI』、秋の益子の空に響きました。

哲学の庭

哲学の庭

昨年から建立されたペア胸像

昨年から建立されたペア胸像

 このナンドールとちよとのペア胸像の作者はハンガリーの彫刻家です。

* 2年前のハンガリー訪問でーー> 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 3年ぶり、ハンガリーへ 2022(9)

 午後はオカリナとギターのライブです。

 オカリナ奏者のさんは着物と帯も拘りが、音符柄の着物とギター・オカリナプリントの帯です。

 演奏が終わり、今年の秋の展示会も閉園の時、空は晴れて秋の夕方の景観でした。

* これまでのWNアートギャラリー記事ーー> 秋山孝二の部屋

二週続けての益子行き!

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 8月下旬から9月に掛けて二週続けて、理事長を務める(公財)ワグナー・ナンドール記念財団(Wagner Nándor Foundation (wagnernandor.jp)の用事で栃木県益子行きでした。

 一回目は4回目の栃木県による定期立ち入り検査の対応として、4名の職員が朝10時から夕方17時まで、内容の濃い質疑応答でした。台風接近の予報で、予定を一日繰り上げて益子入りしましたが、幸い当日はそれ程の荒れ模様ではなく安堵しました。

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 益子滞在時はゲストルームに宿泊、買い出しはちよさん愛用だったフォルクスワーゲン車です、駐車場でも可愛くてひときわ目立ちます。「スーパーかましん」、衣類の「しまむら」、もう日常です。

 翌日はさすがに雨降りの朝、これはこれでギャラリー内の庭園の緑が素晴らしいです。

 その一週間後には、新しいホームページ作成の打ち合わせで再び東京・宇都宮経由で益子です。先ずは遠方からのお二人と益子市内の「炉庵(ろあん)|益子産のそば粉を使った手打ち十割そば (roan-soba.com)」で十割蕎麦を。

 夜はスーパーで買い出しの「みんみん冷凍餃子」を沸騰した鍋で茹でて、宇都宮ではやっぱり先ずは餃子を食べないと落ち着かないですね。

 翌朝は気持ちよい空気で益子を離れました。

陶芸メッセ入口の石垣も変わらず

陶芸メッセ入口の石垣も変わらず

 夏の終わりに益子を訪れるのも珍しく、今年の夏も暑い日々でしたが、東京に比べると朝晩は少し気温が下がって過ごしやすくなる気がします。春夏秋冬、それぞれの季節で発見する益子の風景です。

栃木県益子町の春 2024

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 今年も(公財)ワグナー・ナンドール記念財団(Wagner Nándor Foundation (wagnernandor.jp)の理事会が栃木県益子町のアートギャラリー会議室で開催されました。次年度事業計画・収支計画の承認ほか、今回はハンガリーからワグナー・ナンドール作品保全財団のキッシュ・レイカ理事長、アドバイザーのキッシュ・シャンドールさんもお越し頂き、ハンガリーでの一連の活動報告・計画をご説明頂きました。両財団とも、豊富なワグナー・ナンドール、ちよが残した書簡・資料等を基に、今後も活動することがたくさんあり楽しみです。

キッシュさん親子キッシュ・シャンドールさんとレイカさん親子

 この間、昨年秋の展示会終了から庭園整備を行い、全体がかなりすっきり明るくなりました。彫刻・建物・庭園と、二人が暮らしていた場所自体がギャラリーなので、これからも『邸宅美術館』としてメインテナンスに注力していきたいと思っています。

宮本武蔵像

宮本武蔵像

 一部物置になっていた小屋をあずまや的に、お客さまがゆっくり過ごす空間の一助になればとリニューアルしました。

 今年も4月15日から5月15日まで「春の展示会」、4月21日午後には「ミニコンサート」が互角堂ギャラリーで開催予定です、今年もたくさんの方々にご来場して頂けると嬉しいですね。

愛生舘の「こころ」 (30)

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 四街道市教育委員会から松本順、川口家繋がりでご紹介をして頂いた四街道市下志津新田の『近藤家』、代々守ってこられた古民家を訪問し、7代目の近藤貴子さんから深いお話を長時間伺うことができました。デジタル情報が少ないので、大変濃密なパンフレットをここに掲載して報告に代えさせて頂きます。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 近藤家@四街道(上) (akiyama-foundation.org)

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 近藤家@四街道(下) (akiyama-foundation.org)

 松本順の揮毫はこちら、戊辰戦争・会津での戦いで旧幕府軍野戦病院で治療にあたった立場として、新選組ほか旧幕府側に対する世間の不当な評価への嘆きと痛烈な批判。。

 今回は、裏の里山、土蔵ギャラリーは時間がなくゆっくり見学できなかったので、再度時間を見つけて訪問することをお約束して帰りました、まさに「宝の山」といった感じの『邸宅美術館』でした。栃木県益子町の『ワグナー・ナンドール財団』に通じるコンセプトと受け止めました。

* 『(公財)ワグナー・ナンドール記念財団』ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

JTB企画番組『ハンガリー紹介』

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 先日は、株式会社JTB宇都宮支店さん企画の『ハンガリー文化交流イベント~オンラインでつながる栃木県とハンガリー~』が、リモートで開催されました。早速申し込んで観ましたが大変コンパクトにまとまってリアルにブダペストとも繋がって、クリスマスを前にした街の様子も楽しかったです。これまでブダペストには何回も行っていますが、このシーズンは初めてだったので。

ブダペスト市内のクリスマス市

ブダペスト市内のクリスマス市

 この企画の冒頭で、栃木県益子町にある『ワグナーナンドール・アートギャラリー』も丁寧にご紹介して頂き嬉しかったですね。

 そして一番驚いたのが、事前にハンガリーに因んでのプレゼントが贈られてきていました、「当日はチョコレートを食べながらお楽しみ下さい!!」とのこと。このチョコレートは『ネコの舌』というハンガリー名物のようです。二種類あっておいしかったですね。他には刺しゅう入りのティッシュペーパーケースとハンガリー・ブダペスト近郊の観光パンフレットも。

 お土産付きのZOOM 観光案内は初めて、私の知らなかったことも多く、素晴らしい企画でした。


『日大アメフト』、記者会見に思う

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 日本大学アメリカンフットボール部寮での大麻事件に関して、私は時間もあったので、先日行われた記者会見を中継で観ていました。記者会見自体に興味があったのと、この会見を受けてメディアがどう報じるのかにも注目していたからです。というのも、この所のいわゆる事件・事故を巡る会見、「ジャニー喜多川氏性加害」、「宝塚歌劇団員の自死」、そして「日大アメフト部員大麻使用」と、連続しての記者会見の違いにも注目していたもので。企業経営者として、多くの会見を経験した自分として、この一連の中継・報道にはとても他人事とは思えない印象を抱いていました。また、日大に関しては前回の違法タックル事件の時に私なりのコメントも書いていました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33275

 このメッセージの中で引用している「部員一同」の文面の最後部分が今も心に残っているのですが・・・。

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 私たち選手一同の今の思いは以上のとおりです。私たちは、今回の件の深い反省のもと、真剣に、謙虚に、一丸となってチーム改革を実行していく所存ですので、どうかご指導のほど、よろしくお願い致します。

平成30年5月29日

日本大学アメリカンフットボール部選手一同

~~~~~~~~~~

 これ程の決意を表明していながら、まだそれ程時を経ていない時期に今回の大麻事件、私は学生諸君はもとより、部の監督・コーチ陣の体たらくに腹が立っています。

 一方、この2時間の予定をはるかに越えて、2時間44分に及ぶ会見を受けての各メディアの報道も相変わらずの似たり寄ったりの陳腐な記事ばかり、林理事長批判と同席した久保利英明弁護士のスーツ・ネクタイの奇抜さを指摘するなど、見るも哀れな皮相的な内容に日本のメディア関係者の見識のなさに呆れるばかりでした。

 そんな中、会見でも質問をされていてキラリと光ったスポーツライターの小林信也さんの記事は、私と似た視座からの指摘で大いに賛同しました。詳細は以下のサイトからお読み頂ければ。

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スポーツライター 小林信也さん

デイリー新潮編集部12月8日(金)

タイトルは:

日大「林真理子理事長」の会見は「中身なし」ではなかった…新聞テレビが報じない「競技スポーツ部に宣戦布告」の覚悟

https://news.yahoo.co.jp/articles/b0c04fb9b83744d92d11e64482174be9a5bdf43c

ナンドール・ちよ胸像 除幕式!!

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 ワグナーナンドール・アートギャラリー(http://wagnernandor.jp/mobile/wnag.htmlの秋季展示会が10月15日から開催されました。

 今回は、ハンガリーの彫刻家作の「ワグナー・ナンドール・ちよ夫妻」の胸像の除幕式も同時に行い、雨の中でしたが、私は理事長として冒頭にご挨拶をしました。挨拶でも紹介しましたが、このギャラリー庭園は、雨の日の水の流れが大変すばらしく、まさに二人の歓迎の演出かと思うほどでした。

* 昨年のハンガリーでの様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=45300

~~~~~~~~~~~~~~~私のご挨拶

 本日は雨の中、2023年秋季展オープニングとワグナー夫妻胸像除幕式にご出席して頂き、心から感謝申し上げます。

 この一対の胸像は、ハンガリーで一緒に活動している「アカデミア・フーマーナ財団」からの提案で、ブダペスト在住のアンドラーシュ・ソルティ氏制作によるものです。私が昨年10月に現地を訪問した時に、彼のアトリエで益子に設置するに当たって幾つか注文があり、今回その趣旨に沿った形で完了した次第です。

 今日のこの記念すべき除幕式、このような雨模様というのも何か二人のメッセージを感じています。というのも、ちよ亡き後の『邸宅美術館』として、当初からの大きなテーマは「水」であり、この土地の傾斜を活かした雨水の流れが、今時代的なSDGsの先駆けだと私たちは理解しています。

 今日の新たなスタートが、雨の音を背景にバイオリンとマリンバのコラボ演奏で祝福されることも、ナンドールとちよの意思の反映なのでしょうね。

重ねて今日の記念すべき日にお集まりされたことに財団を代表して心から御礼申し上げます、ありがとうございます。

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 除幕の後は、バイオリン・打保早紀さんとマリンパ・高島聡美さんのコラボ演奏、雨音をBGMに加えてのお二人の演奏は素晴らしくギャラリー庭園内に響き渡りました。

 雨に濡れる『ヨーゼフ・アティラ像』、顔に流れる雨水が涙のようでもあり、一層憂いを帯びて魅力的です。

ワグナー夫妻の胸像、設置!

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 栃木県益子町の(公財)ワグナー・ナンドール記念財団(http://wagnernandor.jp/に新しく胸像一対が設置されました。

 ハンガリーの彫刻家の制作による和久奈ナンドール・ちよ夫妻の胸像、ハンガリーと日本で二人の縁の場所に置かれることになりました。日本では益子の財団『邸宅美術館』内の庭園プロムナード沿い、入り口近くでお客様をお出迎えする位置に先日設置完了しました。いつもの地元の会社の方々には大変お世話になりました。

 この一対の銅像は、昨年10月にハンガリー出張の際、彫刻家のアトリエで意見交換し、その後、船便で日本に運ばれてきました、また一つ、シンボリックな作品がこの場所に生まれました。

* 昨年10月ハンガリーでの様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=45300

 数日後には周辺の養生を終えて、今年の秋の展示会、10月15日開催日午後に音楽演奏と共に除幕式を行う予定です。

母の納骨を終えて

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 今年1月に亡くなった私の母の納骨が、先日、平岸霊園で都合のついた親族が集まる中で無事終わりました。

秋山寿美ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=46036

 昨年末から今年2月に旅立った親族3名の名も墓誌に刻みました、安らかに眠ってくれることを祈ります。

 思えば丁度1年前に、栃木県益子町・東京都に住んでいた私の叔母・和久奈ちよの分骨の納骨を済ませたばかりでした、その時に立ち会った私の姉・奥貫せつと冗談のつもりで、「近いうちに母もここに眠るかもね」みたいに話をしていたのが、当の姉自身も今年亡くなってしまうとは、何とも言えない喪失感で先日も気持ちが沈んでいました。とは言え命の継承は続いてここの墓誌の表面もいっぱいになり、今後は裏面への名前の刻みになるのでしょう。

 母の命の一つの落ち着きとなりました。

『芸術のまち』 益子 2023

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 栃木県益子町は『益子焼』で有名な陶芸のまちです。今年も4月29日から「春の陶器市」が始まり、今年で第107回!!

* http://blog.mashiko-kankou.org/staff/?p=21648

 観光協会の案内地図にもワグナー・ナンドール・アートギャラリーが記載されています。以前益子町の横田副市長が「『陶芸のまち』から、ワグナー・ナンドール・アートギャラリーの彫刻作品が入ることにより『芸術のまち』にランクアップするだろう」とおっしゃっていました、嬉しいですね。

 そんな背景があるのでしょうか、いつもワグナー・ナンドール・アートギャラリーに滞在する時には、お昼はいつものお店で「スパゲッティナポリタン・セット」を注文します。スパゲッティはもちろん素晴らしいのですが、それ以上にコーヒーとそのカップが味わい深く、さすがに「陶芸のまち」と感動します。

 更に今回は、以前にプレゼントで頂いた鏑木商舗さんのワイングラスセットがまた素晴らしい、こちらは石川県の『九谷焼』でしたが。

* https://kaburaki.shop/

 とにかく芸術文化の薫り高く益子を後にすると、JR宇都宮駅ビルでは、こちらも懇切丁寧な「餃子の味わい方」の指南、『栃木の王道!』でした?!

春のWNギャラリー @ 益子

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 今年も(公財)ワグナー・ナンドール記念財団のギャラリーでは、栃木県益子町で春の展示会が開催されています。

* http://wagnernandor.jp/mobile/wnag.html

 雨の日は雨で風情があり、抜けるような青空の日は眩しいほどの様々な花が咲き誇って見事です。この場所の一つのテーマは『水』ですね。傾斜地を上手く利用して雨水を下へ下へと流し、その様子をトイ、川を模しての流水として弧を描くように数段の蓮池に誘導する設計は、如何にも芸術家のワグナー・ナンドールのセンスに感動します。

真っ白い牡丹

真っ白い牡丹

三本の木を渡る山藤!!

三本の木を渡る山藤!!

五角堂の特別展示

五角堂の特別展示

 快晴の朝は抜けるような青空。

 そんな早朝に、コーヒーを飲みながらピリッとする新鮮な空気とカッコウの鳴き声を聞きながら庭園内を散策するのは、何とも贅沢な時間ですね。

早朝の散歩は至極の時間!

早朝の散歩は至極の時間!

 今年のこの場所は、ギャラリー敷地内の庭園も整備されて、お越し頂いている皆様に一層ご好評頂いています。ワグナー夫妻の『邸宅美術館』、更に二人の人生に思いを馳せて、世界平和への意思を永く伝えていきたいと思っています。

益子 3月 2023

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 昨年10月に訪れて以来、今年初めての益子訪問です、花粉、黄砂と北関東は霞んだ空気ですが、朝の陽射しを受けた庭園は気持ちがいいですね。今日は、(公財)ワグナー・ナンドール財団の理事会です。4月から始まる新年度の事業計画と収支計画の承認、一昨年の和久奈ちよの逝去以降、新しい体制でのリスタート、ワグナー・ナンドールの世界平和への理念を具現化したこの益子の地のワグナー・ナンドール・アートギャラリー、もっともっと多くの方々に訪れて頂きたく、今後も幾つかのプログラムを企画していく予定です。

* 益子の関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%9B%8A%E5%AD%90

玄関前の梅も満開!

玄関前の梅も満開!

 ギャラリー敷地内の庭園は、引き続きのメンテナンス作業が必要です。

師走 2022

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 11月末は栃木県、東京都への出張、そして今日、2022年師走を迎えました。

 先ずは栃木県益子町、落葉が一面に広がり、晩秋の美しさを醸し出して。都会のマンション前では、これらの落葉が「困ったゴミ」と認識される昨今、植物へのリスペクトもなく日本社会の疲弊を感じる時もありますね。

ワグナー・ナンドール記念財団前の道

ワグナー・ナンドール記念財団前の道

 JR宇都宮駅では佐野ラーメンと餃子・日本酒で今年の仕上げです。来年こそは本場の佐野市に行って、ラーメンのはしごをしたいものです。

 そして東京、寺島実郎さんのリレー塾、今回もアメリカ・中国の今、そして日本の立ち位置、濃密な第一人者3人の鼎談でした。寺島さんの今月中に発売になる新著も楽しみです。

今回初のリアル参加!

今回初のリアル参加!

 東京都丸の内と御成門付近、師走ですね。ヨーロッパ各国ではエネルギー高騰の折から、今年はクリスマスのライティングは軒並み中止で、街なかは真っ暗とか、どこか多少の罪悪感も感じる今年の師走です。そして、羽田空港もクリスマスツリーが飾られて師走ムードです。

 丸の内で久しぶりに丸善で立ち読みしていると、『山本義隆』の文字と『原子・原子核・原子力』の文字が飛び込んできました、山本義隆さん未だにご健在ですぐに買いました、読むのが楽しみです!!

 そして札幌ではいよいよ雪が降ってきました。

朗読会@益子、感動!

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 ワグナー・ナンドール・アートギャラリー(http://wagnernandor.jp/mobile/wnag.htmlでは秋季展が始まっています。

 今回は、昨年10月29日に亡くなった和久奈ちよの一周忌を踏まえて、五角堂併設展は「ワグナー夫妻の日々」企画となっています。普段、事務棟横の祈りの部屋に掛けられている絵画「夫婦」も、特別に移設して展示しています。また、二週間前にハンガリーで開催された「ワグナー・ナンドール生誕100年展」の様子も、江原評議員のご尽力で編集されて放映しています。

五角堂特別展

五角堂併設展

先日のハンガリーでの特別展のう様子も

先日のハンガリーでの特別展の様子も

 そして先日は、哲学の庭横で『朗読会・ワグナー・ナンドール物語』を開催しました。2008年に幻冬舎から出版された下村徹先生著『ドナウの叫び』をベースにした2時間のフルートと朗読の熱の入ったコラボです。この10月23日は、1956年ソ連がハンガリーに侵攻してきた記念すべき日です、この日にこの企画を選んで頂いた沼尾さんに感謝ですね。日本の教科書では「ハンガリー動乱」と記述されていますが、ソ連邦崩壊後は、ハンガリー国民も「ハンガリー革命」として後世に伝えています。今、ウクライナ情勢を鑑みて決して20世紀の出来事として仕舞う訳にはいきません。

* 朗読 沼尾ひろ子さん(https://www.hirokonumao.com/

* フルート 高橋詩織さん(https://www.musikolor.com/

 屋外の会場は予想を遥かに上回るお客さまで、駐車場も満杯。終演後は皆さま口々に感動したとのお言葉で嬉しかったですね。

大勢のお客さま

大勢のお客さま

 スペシャル企画で原作の下村徹先生、ワグナー・ナンドール財団評議員でもご尽力して頂いていますが、沼尾さん、高橋さんとのアフタートークも大好評でした。

 全て終了後には下村ご夫妻を囲んでの記念撮影、秋の益子を背景に素晴らしいひと時でした。

終演後に記念撮影

終演後に記念撮影

3年ぶり、ハンガリーへ 2022(4)

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 3日目午後は、ワグナー・ナンドール作品『モーゼ』が建物正面に建立されているブダペスト南のドナウ川沿岸、ドゥナウイバーロッシュ市のカソリック教会を訪問、大変大きな建築でした。

ハンガリー地図

 正面の入り口広場に『モーゼ』像が。ちよさんにより日本の栃木県益子町から船便と陸送で贈られました。この像はワグナー・ナンドールの作品としては二番目、一番の母子像は街なかの映画館前の庭に建立されています。

 神父さんのご理解により、この像が建立されました。直前に通訳のエステルさんから聞いたのですが、彼女が赤ちゃんの時に洗礼を受けた神父さんだったとか、実に不思議な縁ですね。

 この町は、第二次世界大戦中に爆撃で被害を受けましたが、戦後、ハンガリー人民労働者党中央委員会は、1949年に鉄鋼コンビナートで重工業に従事する労働者のための住宅を建設することを決め、1950年代に五カ年計画で始まった都市建設において、市はスターリンの都市を意味するスターリンヴァーロシュ(Sztálinváros)と呼ばれたそうです、今もその名残の集合住宅が立ち並んでいます。町に入るなりこれらの集合住宅を見たので、スターリン時代の影響だなと私自身感じました。ハンガリー人にとっては悪しきソ連時代の遺物なのかもしれません。

 教会内は素晴らしい多数のステンドグラス、日中は陽の光で鮮やか、夜は内側の灯りで外からの景観が素晴らしいようです。このステンドグラスの制作者がつい先日お亡くなりになったそうです。

 ワグナー・ナンドールの作品は、ハンガリー、ルーマニアのそれぞれ縁のある土地に建立されて、これからもその土地・人々とともに生き続けるのでしょうね、野外彫刻という価値の力強さにあらためて感動する日々です。