バイオディーゼル燃料の今は!

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 先月16日、「(株)エコERC:http://www.ecoerc.com/の為廣正彦社長からご案内があって、「バイオディーゼル燃料利用促進セミナー」に出席しました。今、全国で様々な実践が盛んです。

 以前、アースカフェで十勝を訪問した時に見学もしました: http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13373

 その後、エネチェン研究会でも: http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15991

 「小岩井農場(http://www.koiwai.co.jp/」で有名な小岩井農牧株式会社の地域社会を支え合うしみとして、人づくりとして、地域環境づくりとしての省エネ、創エネ、環境教育jは、大変参考になりました。産学官民の連携、地域社会を構成するメンバーを総動員しての取り組みです。さらに2011・3・11から学んだこととして、地域エネルギー、地域ネットワークの重要性を強調されていました。

講演1 岩手の取り組み

講演1 岩手の取り組み

さん

野澤日出夫さん

 「BDF」の登録商標をもつ「株式会社BDF(http://bdf.sakura.ne.jp/bdf.html」は、技術的な側面からのアプローチでした。

講演2

講演2

 最後の札幌市の取り組みは、「さっぽろスリムネット(http://www.slim-net.org/」です、10年前に設立したごみ減量実践の活動です。

 
市民・事業者・行政が一体となって、ごみ減量活動を推進していくための枠組みとして、平成17年3月にごみ減量実践活動ネットワーク(以下、「スリムネット」という。)を設立いたしました。
スリムネットは、自主性とパートナーシップを基本とし循環型社会への転換を図るため、市民の日常生活や企業の事業活動におけるごみの発生抑制、排出抑制、再利用、リサイクル等のごみ減量につながる具体的な活動を展開することを目的としています。

「アースカフェ・プロジェクト」 in 帯広

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 「The Earth Cafe Project(http://earth-cafe.jp/」のミーティングと交流会が帯広で開催されました。事例発表では愛知県からのご参加ほか多彩な話題で、一つ一つが大変興味深いプレゼンでした。

 アースカフェについてはこれまでいろいろ書いてきました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7)。

<今年(2013年)のショートプレゼンテーション >
鈴木 善人:一般社団法人 The Earth Cafe について
高橋  慶:物質循環の視点から考える食品リサイクルの意義
金丸 大輔:栗山町への農業新規参入(個人、企業問わず)
相内 大吾:マラウィでの活動紹介(メイズバンク構想)
中山 俊彦:やわらか知財論 ~アイデアの種の見つけ方、育て方~
松田 直也:岩見沢農業高校のSSHについて
湯浅 優子:スロービジネスについて
長岡 淳一:第一次産業にこそデザインを!
加藤 知愛:Policy & Market Laboratory

愛知県からのご参加

愛知県からのご参加: 高橋慶さん

栗山町の金丸さん栗山町の金丸大輔さん
アフリカ・マラウィ―の実践・帯畜大の相内先生

アフリカ・マラウィ―の実践・帯畜大の相内大吾先生

加藤さん

Policy & Market Laboratory 加藤知愛さん

60人を越える交流会

60人を越える交流会

 今年、数多くの会合に出席しましたが、経済団体等の会合と比べて、一人一人のフィールドが地に着いているという意味では一番の集まりだったかと思いますね。大豆、豚肉、玉ねぎ、一つ一つに物語があって、「今日、これを持参しました」みたいなお話の連続、1年間の努力の結晶なのに気負うことなく実に自然な語り口で披露する姿に、とてつもないプロの「力」を感じました。60数名の交流会参加者が、それぞれに隣の方々と話し始めると、もう大変です。私も両隣・向いとの会話も聞こえないので次第に大きな声になってきて、翌日の朝はのどが痛くなっていました。

 「農産物を生産している担い手の迫力」というか、日本という国は、政策の貧困にもめげずに、個々の人々の力はとてつもないものがあると再認識したひと時でした。「地に着いた」とよく言いますが、まさに「土を耕す」、「自らの立ち位置からの発信・活動」が、そしてそういった人々のプラットホームから生まれる新たな「価値」、今のような転換期には最も重要なのでしょう、1年の終わりとして貴重な場となりました、皆さん、ありがとうございました。

第5回 畑ミーティング in 栗山

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 北海道・栗山町のブランド健康玉ねぎ「さらさらレッド:http://sarasara-red.com/」の畑ミーティング、昨年は、第10回アースカフェ(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13917)として初めて参加しましたが、今年はさらに午前・午後の二部制で、参加者も100名を超え、内容の濃いプログラムでした。

あと3週間で出荷!

あと3週間で出荷!

 今年は、同時開催で初の試みとして、「さらさらレッド」の普及を目指して、収穫から調理、盛り付け、配達まで一人でこなして料理の出来栄えを競う「玉ねぎトライアスロン」も企画され、実行委員長の地元・小林酒造(http://www.kitanonishiki.com/)の小林清志専務は、スタートから表彰式まで大活躍でした。33名の料理審査員の一人として投票もしましたが、玉ねぎ・さらさらレッドの幅広い材料としての「ちから」を、あらためて感じました。

第一回トライアスロン

第一回玉ねぎトライアスロン~特産玉ねぎの鉄人レース、まずは収穫でスタート

 午前の部は、新企画、「玉ねぎ圃場の土壌断面調査会」です。帯広畜産大学の谷昌幸・准教授が玉ねぎ畑横を掘り、土壌断面を観察する大変ユニークな試みでした。深さ1.5メートルの断面が発する多くの歴史とメッセージ、それを一つ一つ丁寧に「解読」、「解説」する谷先生のプロフェッショナルな姿、暑さも忘れるほど吸い込まれるお話で素晴らしかったです。畑をまさに「三次元」で受け止めたひと時でした。

帯広畜産大学・谷先生の土壌学講座

帯広畜産大学・谷先生の土壌学講座

谷先生とは、3年前にアフリカ・マラウィ―でのプロジェクトに同行させて頂きました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%A3

 午後からは「さらさらレッドの食育勉強会」です。講師は、デリカ・フーズ(http://www.delica.co.jp/)の丹羽真清(ますみ)社長と植物育種研究所(http://ikushu.com/)の岡本大作社長です。

実行委員会吉田委員長

実行委員会吉田委員長

トライアスロン企画責任者の小林さん

トライアスロン企画責任者の小林清志さん

岡本大作社長

岡本大作社長

 玉ねぎをはじめとする「野菜」のもつ栄養、健康増進効果について、「科学的」な数値の裏付けのある分かりやすい説明でした。

 座学の後に、昨年も見学した岡本大作社長の育種研究所と圃場見学もありました、基本的な部分は昨年かなり学んでいましたが、昨今、巷で語られている「自給率」とか「安全性」とかを越えた、「種」への強い「こだわり」、この分野で世界的にも注目されている岡本社長の熱弁は、大変説得力があり、栗山町だけでなく、北海道、日本の宝だと思いました。

 今回のミーティング、「結局は、」と皆さんが結論でおっしゃることに、一本軸が通っていたような気がします。その土地、その品種の固有の力を認識してどう高めていくか、まさに究極の「固有の命の尊厳」みたいな、私にはそう聞こえてきました。

 何はともあれ、素晴らしい一日でした、ありがとうございました。

エネチェン研究会、十勝でも

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 先月札幌で初回を開催した「エネルギーチェンジ研究会:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15906」、第2回は帯広で行いました、当日は道東・道北が大あらしの中、熱心な事例発表と意見交換が行われました。

 事例発表の最初は、「(株)エコERC:http://www.ecoerc.com/の為廣社長です。昨年、「アースカフェ・プロジェクト:http://earth-cafe.jp/」で会社を訪問して、この欄にも書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13373)。

エコERC 為廣社長

エコERC 為廣社長

  二つ目の事例は、「三菱電機プラントエンジニアリング(株)(http://www.mpec.co.jp/)」の谷中康人さんによる「小水力発電装置」です。

三菱電機プラントエンジニアリング(株) 谷中康人さん

三菱電機プラントエンジニアリング(株) 谷中康人さん

小水力発電装置の実例
小水力発電装置の実例

三番目は、「更別村(http://www.sarabetsu.jp/)役場」の小野寺達弥さんによる「太陽光発電設備」です。

更別村役場 小野寺達弥さん

更別村役場 小野寺達弥さん

更別浄化センターの太陽光発電設備

更別浄化センターの太陽光発電設備

 市民の取り組みも幾つか紹介されて、短時間で実のある意見交換ができました。太陽光発電設備については、「大規模:メガ」に対する環境的視点からの疑問、地元にどの程度の貢献が見込まれるのか、設備の耐用年数及びその処理等、注意深い交渉と検証の必要性も提起されました。

 小水力では、水の権利関係の精査、機械自体の価格と投資回収等、初期の取り組みの難しさも指摘されました。

 バイオディーゼルについては既存の法律のしばり、縦割り行政の壁等、前提となる国レベルの環境整備によるところが多いような印象もありました。日本国内での本気度がためされているような。

 今回はマスメディアの方もご出席になり、あとは地元金融機関とエネルギー供給会社の方々がご参加頂けるようになると、もっと意見交換も厚みが出て来るのでしょう、これからの課題です。いずれにせよ、それぞれの地域の貴重な取り組み、毎回新しい発見があるので新鮮です。

「さらさらレッド」と向き合って

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 第10回「アースカフェ・プロジェクト:http://earth-cafe.jp/」、今回は注目の健康タマネギ「さらさらレッド:http://sarasara-red.com/」で有名な栗山町において、60名を越える参加者でした。栗山町が誇る健康タマネギ「さらさらレッド」について、この品種の開発者である「植物育種研究所(http://ikushu.com/)」の岡本大作社長と、生産者の方々とが、消費者、取引先、役場の関係者等に声をかけ、地域の農業や食、健康をテーマに講演や採種場、圃場見学、参加者との対話、会食をみんなで楽しみました。こちらに(http://earth-cafe.jp/archives/1487)詳細の報告が、さすが、プロの写真ですね。

 まずは特別講師として、天使大学・栄養学科教授の荒川義人(http://www.tenshi.ac.jp/profile/arakawa_yoshihito.html)先生、続いて育種所で岡本大作社長、さらに生産者の吉田寿栄さんの圃場と、いずれのお話も骨太の哲学を感じ、実に力のある内容で、多くのメッセージを受けとめました。鈴木善人さんのブログでも報告されています(http://www.leaps.jp/?p=3407)。

生産者の倉庫で

畑のの倉庫で

育種所前で岡本社長のお話

育種所前で岡本社長のお話

ハウスの中のネギ坊主

ハウスの中のネギ坊主

タマネギ畑で生産者・吉田さんの熱く暑いご説明

タマネギ畑で生産者・吉田さんの熱く暑いご説明

畑には大切な水を!

畑には大切な水を!

 この夕張川沿いの地域は、タマネギ栽培の100年の歴史があるそうで、札幌近郊がタマネギの大産地であり、「札幌黄:http://www.kitanogurume.com/item/nosan_2.html」も有名ですね。

 暑い日でしたが、講師の皆さんの「熱い」語りと上手いカレーライス、最高に贅沢な「いいね!」でした。ただ、このイベントに参加したからには、消費する者として、これからの北海道農業が食糧基地として確固たる地位を築くために何をしなければならないのか、6月の十勝での体験(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13373)と同様に、今までと同じ消費行動では済まされないと強く感じました、ご準備頂いた皆さま、ありがとうございます。

2012.6月の札幌

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 6月の札幌、YOSAKOIソーラン祭(http://www.yosakoi-soran.jp/)、北海道神宮例大祭(http://www.hokkaidojingu.or.jp/festival/index.html)、市内の多くの場が賑わっています。

 そんな中、もう何回もこの欄で紹介している円山公園北西角の「母子像・ふるさと:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%AF%8D%E5%AD%90%E5%83%8F%E3%83%BB%E3%81%B5%E3%82%8B%E3%81%95%E3%81%A8」像周辺は、今年初めて札幌の6月を迎えています。

北海道神宮・例大祭の頃、円山公園「母子像ふるさと」周辺

初めて6月を迎える円山公園北西角、「母子像ふるさと」周辺

  先日、横を通っている時に撮ったのが上の写真です。それ程意識した訳ではないのですが、我ながらすごく気に入っているのです、あの場の雰囲気がコンパクトに表現されていると。手前浴衣姿の子ども達は、札幌まつりの帰り路、袋の中には出店で買った物なのでしょうね、その左は犬の散歩の女性、ベンチに腰掛けて一休み、その向こうでは母子像前の幼児2人とお母さん、風船を自転車に括りつけて何やらお話を、そして子をしっかり抱く「母子像・ふるさと」像、一番奥では小山を走るやや太めの男の子、です。

 6月、札幌の夕方の光景、目にした自分も心地よかったです。

 

 「心地よい」と言えば先日の十勝の「アースカフェ」、一日本格的な雨なのに何なのでしょうか、あの日の気持よさは。多分、十勝の大地とそれに集う人々の素晴らしさなのでしょう。敢えて「仲間」と言わせて下さい、恐らく私の片想いだとは思いますが、「アースカフェ」に参加するメンバーの多彩で愉快な連中、2月の別海(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11933)も同じ雰囲気でした。とにかく、それぞれの話が面白く、自分のフィールドをしっかり持っていて、それでいて押しつけがましい所が全くなく、みんなが人の話をよく聴いている、日々命に近い場で活動しているからか、ふり返って写真を見ると歴然なのです、笑顔の多さが。私は殆ど聞いてるだけなのですが、疲労感がないのが不思議です。

第9回 アースカフェ in 十勝

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 これまで、私も何回か参加している「アースカフェ:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7」、昨日は雨の中、十勝で開催されました(http://www.leaps.jp/?p=3340)。今回の企画は、児玉ヘルス商事(株)(http://www.boneace.com/)の児玉誠也社長のご尽力で実現しました、詳細はこちらにも(http://www.boneace.com/blog/?p=1818)。

 午前中・昼食は、「外山農場:http://www.toyama-nojo.net/」でした。540m四方の一区画を基本として、「循環型農業」の確立、輪作体系の一環として菜種栽培を開始、菜種油、菜種ハチミツ生産・販売に取り組まれています。

外山(左)、外山(右)

外山隆祥さん(左)、外山聖子さん(右)

  農場見学はもちろん素晴らしかったのですが、それ以上に、担い手・外山さんご家族の「哲学」、「信念」に感動しました。「フェイム新聞:http://www.toyama-nojo.net/about_us/fame-news-paper/index.htm」も歴史を刻んで、HPには、次のように紹介されています。

 ~~この新聞は家族や農場の様子を伝える「家族新聞」で、第1号は1992年に発行されました。タイトルの「フェイム新聞」は公募により東京都の小山七重さんの「おいしい農産物とのかかわりの中で、名声を博して欲しい」という願いを込めてつけられたものです。農業者の思いをそのまま伝えたい、そんな思いから手作りの新聞になっています。
 内容は、家族の紹介、産直農産物を使ったレシピ、農場の出来事、農業に対する思い。などによって構成されています。今年から年1回だった発行が2回に増え、農場の四季をよりタイムリーにお届けしています。「フェイム新聞」は外山農場の産地直送商品に同封している他、農場にて無料で配布しています。~~~~~

一面の菜種畑

一面の菜種畑で養蜂

 菜種畑で養蜂、倉庫内では遠心分離でハチミツを取り出すデモンストレーションも。今まで、私の妻の実家・千葉県館山市周辺で冬に見ていた菜の花とは少々趣を異にしていました。後でお聞きすると、種類がかなり違ったものだとのお話に、植物の奥深さを感じました。

 このハチミツを直接パンにつけて試食、これ以上ない贅沢な食べ方に、参加者一同、「感動」でした。

遠心分離で蜂蜜を採る

遠心分離で蜂蜜を採る

菜種から搾油(手前に)、残りカス(右)

菜種から搾油(手前に)、残りカス(右)

 

 午後は、「(株)エコERC(http://www.ecoerc.com/gaiyou/index.html)」の豊頃のプラント見学です。

 北海道産菜種を原料とする食用ナタネ油を製造するとともに、廃天ぷら油を用いて、バイオディーゼル燃料(BDF)も製造しています。食用油とBDFの両方を製造しているのは全国でもここだけ、2009年秋から本格稼働。日本は、現在0.4%の食用油の自給率、原材料の生産、油の製造、販売、循環型のビジネスモデルに期待が集まります。

(株)エコERCの為廣社長のご案内

(株)エコERCの爲廣正彦社長のご説明

BDF製造パイブラインの説明

BDF製造パイブラインで熱心なご説明

 2011年の3・11以降、脱原子力依存の日本のエネルギー転換に、大きなヒントを与えてくれます。国のエネルギー政策はさて置き、以前からこのような新しい地域自給エネルギー創造に取り組まれている爲廣正彦社長はじめ十勝の皆さまに、敬意を表します。

 HPには、会社の理念が書かれています~~~ 

 ~地球環境と地域のために~ 今、地球環境問題が大きく取り上げられています。地域社会としてもこの問題に前向きに取り組んでいく必要がありますが、それは同時に、地域の新たな活力や個性を発揮できる環境にやさしい地域づくりもつなげていかなければなりません。当社としては、この「地球環境と地域のため」の取り組みへの一歩を踏み出し、それを可能とする「循環型ビジネス(企業)」の確立に挑戦していきたいと思います。この思いを社名に込めました。~~~~

 昨晩の少人数の懇親会でも感じたのですが、十勝に来ていつも思うのは、「食」に関して、皆さんが実に深く関与していて前向きな話題が多いことです。日頃農業に従事されているので、当たり前と言えばその通りですが、「食」への積極的関心と話題が私にとっては大変新鮮です。

十勝・個性派のチャレンジ!!

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  「アースカフェ・プロジェクト:http://earth-cafe.jp/」を主宰する、(株)リープス(http://www.facebook.com/Leaps.inc)・鈴木善人社長のお誘いがあって、帯広一泊の「アースカフェ・スペシャル(?)」に参加しました。

 まずは、十勝清水の高台から豪快に十勝平野を一望、感動のパノラマでした。遥か地平線に目をやり、それから近くを見るとたくさんの乳牛が豆粒のようですが放牧されています。こんな広い空は、昨年3月の南アフリカ・ケープタウン以来でしょうか(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3570)。

十勝清水の展望台から帯広方面を望む

十勝清水の展望台から帯広方面・地平線を望む

酪農王国:牧草を食む乳牛

酪農王国:牧草を食む乳牛

 そこから東京の「北城塾」ご一行様と待ち合わせ予定場所、清水町の「十勝千年の森(Millennium Forest):http://www.tmf.jp/about.phpに移動しました。北城塾については、塾のキーマン・Maxさんのブログから拝借します(http://ameblo.jp/max24da/entry-10806568893.html)。

 この「北城塾」塾長の北城恪太郎さんは、現在、日本アイ・ビー・エム(株)最高顧問で、経済同友会・前代表幹事、私はIBM常務時代からご指導を頂いていて、経済同友会のフォーラム等でもお世話になっていました。「イノベーション」に関する企業経営者としての見識で、北城さん以上の方にお会いしたことがありません。

 今回、帯広ご出身の柏尾哲哉(http://www.tokachi.co.jp/feature/200910/20091027-0003148.phphttp://ja-jp.facebook.com/people/Tetsuya-Kashio/100002375492392)さんから鈴木社長に連絡があり、私も一部このプログラムに参加することになりました。メンバーの方々とご挨拶しましたが、皆さんお若く、第一線のビジネスパーソン、吸収力豊かで前向きな雰囲気が素晴らしかったですね。

 訪問先も実に個性的で「濃厚!」な方々ばかり、自らリスクを取って果敢に挑んでいる、そんな姿に感動しました。まずは、「中藪農園:http://nakayabu.com/?page_id=8」の中藪(なかやぶ)俊秀社長です。ジャガイモの品種へのこだわりと挑戦に気迫を感じました。

「中藪農園」のカボチャ畑で

「中藪農園」のカボチャ畑で

  次は、「北海道ホープランド:http://www.hopeland.jp/」の妹尾(せのお)英美社長、河川敷を活用しての「放牧豚」、「えぞ豚」の商標も登録に挑戦中とのこと。あの年齢(失礼!)で、湧き出るようなアイディアとヴェトナム・モルドバの海外展開等の実践力、源泉は何なんでしょうか、ただただ圧倒されるバイタリティです。

ホープランド・放牧豚

北海道ホープランド・えぞ豚(放牧豚)

 北城塾長から国の農業政策に対しても意見を求められていましたが、お二人とも明解なコメントで、これまでのご自分の実践に基づき、国際社会の中での自らの農業の立ち位置をしっかり認識されていました。土地の特性によって多様な日本の農業の現実に対して、一律な国レベルの政策ということ自体にすでに無理がある、そんな感じもしました。「十勝農業」と言っても多様であることに留意しなければなりません。これが「農業支援」とか「あるべき日本の農業」とか、軽率な現状認識に基づいて政策を決めては間違えますね。エネルギーも全く同じですが、食、それを支える農業のあり方について、もっともっと幅広い「生活者」の議論が必要なのだと思います、消費者とか素人とか言わないでですね、自分たちの問題ですから。

 その他に、たくさんの気づき、話題がありましたが、映像の説得力にはかないません、鈴木善人社長撮影のフォトアルバムに代えさせてもらいます。https://picasaweb.google.com/leaps.inc/WlIfgF?authuser=0&authkey=Gv1sRgCJ2q2cqP5Ov3ZA&feat=directlink

 突き抜けるような、いっぱいの青空と地平線を目の当たりにして、体の中を清流が通り抜けていく、久しぶりの透明感です!

The Earth Cafe Project

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 秋山財団の「ネットワーク形成事業」の一つだったテーマ(http://www.akiyama-foundation.org/network/tema04.html)の中で、アースカフェ・プロジェクト(http://earth-cafe.jp/)は潜在力を秘めています。今年3月で3年間の助成は終了し、今年度以降はこれを基盤に引き続き発展しています。

 昨年のアフリカ・マラウィでの研修旅行(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3435)もその一環でしたが、今年2月末に、中国農業事情ツアー「The Earth Cafe in China」を実施し、報告会が北大ビジネス・スプリング(http://www.smrj.go.jp/incubation/ho-bis/054214.html)で開催されました。札幌駅南口方面からタクシーで会場に向かうと、エルムトンネルをくぐり抜けて右折、さらに右折、入口は厳重なオートロック、会議室内にたどり着くのは大変でした、余程の「機密」が充満しているのでしょうね(?!)

 私もこの中国ツアーに参加したかったのですが、日程的にかなわなかったので、せめて報告会だけでもとの思いで出席し、その場には直接農業に従事する方々ばかりでなく、農業に関心のあるさまざまな立場の関係者が集まりました。それぞれプロの視点から、見学先のコメントは興味深かったですし、農業だけでなく、中国の食や経済などにも踏み込んだ報告も面白かったです。

 経済成長が著しい大国中国。食料需要が増え食料輸入国に転換し、日本にとって貿易相手国として最大となっていますし、今後、国内農業生産性の改善など課題も多く、日本にとってもその存在感は大きなものになっています。さらに今回の原発事故で、これまで比較優位性を強調していた日本の食糧の「安全・安心」が、国際社会で大変厳しい局面に至っていますし、今後も長期間懸念されます。

* 北京郊外の温室は、イスラエルからの技術導入

* 肥料は「液肥」でミネラル主体

* 消費者を収入で5段階に選別し、それぞれ異なった販売戦略

* 「有機認証」は、オランダ・ドイツからの導入で「国際水準」と言っているが、どこまで信頼できるのか、国内認証として「緑品認証」というのもある――日本の認証の優位性はある

* 「富裕層」といっても、ビジネスで成功した訳でもない、不動産バブルによる20~30歳代、中国共産党幹部、香港に親族を持ち留学してきている一群(会社設立しての財テク、等)も多い

 

 この「アースカフェ・プロジェクト」は、(株)リープス(http://www.leaps.jp/)の鈴木善人社長がリーダーとなってここまで積み重ねてきていて、彼は、スマート・サポート(http://la-classy.net/)事業でもチャレンジをしています。日本の得意「技術」を組み込んだ新しい製品で、世界に貢献するポジショニングをつかみたいですね。詳細報告はこちらで(http://earth-cafe.jp/?p=911)。

 報告会終了後の交流会では、今の原発事故による土壌汚染、農作物被害等についても、貴重な意見の数々を聴くことができました。3・11以降の日本における食ー農分野の北海道の価値について、私たちはもっと真剣に議論する必要がありますね。東北復興政策が本格的に稼働していくと、これまでの「北海道開発予算」の振り向け・削減は、大幅なものになる予測をしなければなりませんし、すでに建設分野では重機・トラック・労働者でその動きが出ています。勿論、私たちは東北支援の気持は必要ですが、それ以上に、足元の北海道産業の行く末をしっかり見据えた展開を組み立てておかねばならないと思います。

旅を終えて、思うこと

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 ケープタウンから20時間以上飛行機を乗り継いで、昨晩遅く札幌の自宅に戻りました。今回のこの旅行では、帯広畜産大学マラウィ・プロジェクトチーム、小疇(こあぜ)浩先生、手塚雅文先生、河合正人先生、谷昌幸先生、現地コーディネーターの大山美砂子先生、教育研究部の牧孝幸さん、高橋真紀さんとお二人の学生さん、JICAマラウィ事務所の齊藤大輔さんには大変お世話になりました。

 そして同行ツアーのアースカフェ・チームとして旅行に参加した、(株)リープスの鈴木善人社長http://www.leaps.jp/、オグデザインオフィスの小椋代表http://tetsuya4444.com/(株)バイオマスソリューションの藤本達也社長http://twitter.com/tatsuya_fmにも多くのことを教えていただき、心から感謝致します。 

左から鈴木さん、小椋さん、私、藤本さん

ケープポイント近くで、左から鈴木さん、小椋さん、私、藤本さん

  良き仲間に恵まれたというか、各人のブログを見ても分かる通り、みなそれぞれ独自の立場から今回のアフリカをコメントしていて、自分にとっても大変勉強になりました。プランタイヤ最後の夕食で、18人の中で私が最年長参加者だと初めて知った時は、少々衝撃でしたね。10数年前まではどこの集まりでも「最年少」参加者だったのにーー。役回りで参加したのではなく、それぞれご自分のフィールドでの課題と興味をお持ちだったので、食事の時、待合時間での意見交換が本当に面白かったです、すべて出来ない理由の言い合いではなく前向きの話でした。

 ほんの一例としては、「出口(EXIT)戦略の重要性」。これは経営の話ではなく、食べ物の話であることを身をもって体験した方がいます。要するに口にした時に辛いとか辛くないばかりではなく、それ以上に出るときに刺激が自らの体が受け止られる範囲かどうかを予め考えることが大切という意味です(文字にすると大変難しく感じられますが・・・)。

 これからのそれぞれの活動に実に沢山のヒントを得ました。これまで「アースカフェ:http://www.akiyama-foundation.org/network/tema04.html」で、活動を積み重ねてきたその中から、いよいよネットワーク形成へのステージへと進化・発展する気配です。要するに結論を言えば、あらゆる活動は「担い手の育成」につきるのです。 

 もう一つだけ旅行中に感じたことを書き留めておきます、日本という国の「地盤沈下」。

 私が1971年に北アメリカ大陸を一人旅をしていた当時、日本は「エコノミックアニマル」と揶揄されて、ラジオ・カメラ等優れた商品を世界で販売しているけれど、まだまだ国際社会では2流扱いでした。それが80年代にエズラ・ヴォーゲル先生の「ジャパン・アズ・ナンバーワン」が世に出されてから一躍世界舞台にのし上がり、GDP世界2位として自他ともに上りつめていきました。

 今回札幌からマラウィまでの道のり、新千歳・羽田・成田・香港・ヨハネスバーグ・マラウィ(プランタイル)・ケープタウンの各空港の機能・設備を体感しても、日本国内の顧客不在は余りにも明らかでした。そして活動の担い手としても圧倒的中国人(中国語圏の人々)、英語圏としてのインド人等、アジアの中の日本人の存在の薄さを痛感します。そんな思いの私にとっては、やっと辿り着いた喜望峰に建つ「各都市への距離表示」はダメ押しでしたね。日本の都市が一つも入っていませんでした。「いや、地盤沈下ではなくもともとなかったのではないか」との指摘もあるかもしれませんが、そうだとしても日本の存在感の無さは否めません。

各都市までの距離表示

各都市までの距離表示

 最近、企業でも大学でも、海外で活躍したいという人材が減ってきていると聞いています。商社等でも今の若い世代は外国に行きたがらないというではありませんか。これから人口が減っていく日本社会、何とかこの辺で存在感の向上を、軍事力ではない国際貢献・安全保障として、食・農分野、環境分野で果たすことこそ「成長戦略」だと信じて疑いません。

第6回アースカフェ、栗山町で

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金丸農園パンフより

金丸農園パンフより 

  第6回アースカフェhttp://t-afi.net/が、栗山町の金丸農園http://www.farm-kanamaru.com/で開催されました。栗山町は町としても大変努力されていますねhttp://e-kuriyama.com/kiteru/。伝統ある小林酒造・北の錦記念館、パンの「さわや」、栗まんじゅう、くりやまコロッケ他、面白いスポットも多いです。

「土づくりからやさいが健康に育つ環境を目指して・・・」と題して、これまでの手作りモミガラ堆肥・手作り肥料のご努力他、ミニトマト栽培の現場から多くのことを学びました。また(株)アレフ びっくりドンキーhttp://www.aleph-inc.co.jp/佐藤(元)副社長のお話も大変面白かったです。現場をよく知る経営者が、これまでの農作物を巡る課題、問題提起、そして企業としての実践を通じて説得力のある内容でした。

金丸農園ミニトマト

金丸農園ミニトマト

 ミニトマトハウス内では、モミガラ堆肥を敷き詰めた様子が分かります。歩きながら赤いミニトマトを摘まんで食べましたが、甘い味が口の中に拡がり美味しかったですね。

我が家の庭でもトマトを栽培していますが、今年の日照不足でどこまで赤くなってくれるのか、祈るような気持です。とは言っても私の場合はトマトで生計をたててるわけでもなく、気楽な稼業ではありますが。

庭のトマト

庭のトマト

 ついでに我が家の庭の柿の木には、今年も実が沢山ついています。秋には熟した姿・色になってくれるでしょうか。

庭の柿の実

庭の柿の実

今回の金丸農園でのカフェは、先月の十勝の畑作4品の農業とは異なったタイプでのあり方を如実に知り、ひと言で「農業」と語るには余りに多様な生き方があることも理解したつもりです。これまでの農政の問題点も確かにありますが、それ以上に現在農業の担い手として頑張っている方々の前向きの姿勢に感動を受けました。

アースカフェ事業は、昨年から始めた秋山財団の「ネットワーク形成事業」の一つです。今年2年目を迎える他の4つのテーマに基づく活動も同様ですが、「いのちを育むいとなみの連鎖」とでもいうのでしょうか、着眼点はそれぞれ異なるのですが、何回も繰り返し議論・実践を進めていくと、結局は行きつく先に共通のテーマを感じるのです。以前農業に従事されていた方、今就農されている方、行政の方、私のように全くの素人、何かしら安心・安全な農作物に興味のある方他、異なる立場の方々が現場を見学し、場を囲んで数時間意見交換する意味が、こんなにも価値のあることとは思いませんでした。これからの活動へのヒントがあり、まさに「宝の山」です。

これまでに今後に繋がる材料をたくさん得た気がします。これらを更に進化させて、「多様ないのちが生きることが出来る大地」、そんな北海道を創っていきたいものですね、素晴らしい一日でした。

弾む、帯広で!ネットワーク形成事業(2)

Posted by 秋山孝二
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  ネットワーク形成事業の一つ、「第5回 アースカフェ:http://t-afi.net/」が帯広で開催されました。

今回のテーマは「感じる十勝農業――畑作4品の意義再考:若手農業者からのイノベーション」です。

(株)K’s FARM(梶農場): http://ksfarm.jp/ 代表取締役 梶宗徳さんとその仲間たち多数が案内人となり、フィールド・トロリー・ツアー、“倉庫カフェ”での創作料理会食、畑作4品の意義再考で、本当にエネルギッシュな数時間でした。とにかく20代の若い担い手達の溌剌とした表情・身のこなしに、プロの誇りを感じました。

若き担い手たち

若き担い手たち

若き担い手達

若き担い手達

 北海道デザインマネジメントフォーラムの方々もご参加で、「経営×デザイン=地域産業の未来を創る」視点から、農業とデザインとのコラボレイトを提案されていました。

今回の企画は、「十勝おやじの背中を超える会:事務局が(株)ノースプロダクションhttp://www.north-production.co.jp/」と「CROPS」の二つのメンバーが協力して開催されました。若い世代の「群れ」に、21世紀を感じましたね。

麦畑の中で

麦畑の中で

強い緑の色彩で、カメラも圧倒されてしまいました(変な画像で申し訳ありません)。

課題は多いと彼らは問題点を把握しています。交流会でも意見交換がありましたが、麦の流通の問題他、生産現場を直視しすることにより、まだまだ改革できる部分が沢山あるような気がしています。生産者・消費者といった枠組み自体が、すでに時代遅れなのだと思いますね。北海道の基幹産業は第一次産業であることを再認識して、21世紀的産業構造の再構築を展望するヒントを得ました。これからも彼らとの接点を持ち続け、ともに進化し続けたいと強く思いました。

皆さん、お疲れ様でした、そして、感謝です!