第5回 畑ミーティング in 栗山

Posted By 秋山孝二
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 北海道・栗山町のブランド健康玉ねぎ「さらさらレッド:http://sarasara-red.com/」の畑ミーティング、昨年は、第10回アースカフェ(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13917)として初めて参加しましたが、今年はさらに午前・午後の二部制で、参加者も100名を超え、内容の濃いプログラムでした。

あと3週間で出荷!

あと3週間で出荷!

 今年は、同時開催で初の試みとして、「さらさらレッド」の普及を目指して、収穫から調理、盛り付け、配達まで一人でこなして料理の出来栄えを競う「玉ねぎトライアスロン」も企画され、実行委員長の地元・小林酒造(http://www.kitanonishiki.com/)の小林清志専務は、スタートから表彰式まで大活躍でした。33名の料理審査員の一人として投票もしましたが、玉ねぎ・さらさらレッドの幅広い材料としての「ちから」を、あらためて感じました。

第一回トライアスロン

第一回玉ねぎトライアスロン~特産玉ねぎの鉄人レース、まずは収穫でスタート

 午前の部は、新企画、「玉ねぎ圃場の土壌断面調査会」です。帯広畜産大学の谷昌幸・准教授が玉ねぎ畑横を掘り、土壌断面を観察する大変ユニークな試みでした。深さ1.5メートルの断面が発する多くの歴史とメッセージ、それを一つ一つ丁寧に「解読」、「解説」する谷先生のプロフェッショナルな姿、暑さも忘れるほど吸い込まれるお話で素晴らしかったです。畑をまさに「三次元」で受け止めたひと時でした。

帯広畜産大学・谷先生の土壌学講座

帯広畜産大学・谷先生の土壌学講座

谷先生とは、3年前にアフリカ・マラウィ―でのプロジェクトに同行させて頂きました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%A3

 午後からは「さらさらレッドの食育勉強会」です。講師は、デリカ・フーズ(http://www.delica.co.jp/)の丹羽真清(ますみ)社長と植物育種研究所(http://ikushu.com/)の岡本大作社長です。

実行委員会吉田委員長

実行委員会吉田委員長

トライアスロン企画責任者の小林さん

トライアスロン企画責任者の小林清志さん

岡本大作社長

岡本大作社長

 玉ねぎをはじめとする「野菜」のもつ栄養、健康増進効果について、「科学的」な数値の裏付けのある分かりやすい説明でした。

 座学の後に、昨年も見学した岡本大作社長の育種研究所と圃場見学もありました、基本的な部分は昨年かなり学んでいましたが、昨今、巷で語られている「自給率」とか「安全性」とかを越えた、「種」への強い「こだわり」、この分野で世界的にも注目されている岡本社長の熱弁は、大変説得力があり、栗山町だけでなく、北海道、日本の宝だと思いました。

 今回のミーティング、「結局は、」と皆さんが結論でおっしゃることに、一本軸が通っていたような気がします。その土地、その品種の固有の力を認識してどう高めていくか、まさに究極の「固有の命の尊厳」みたいな、私にはそう聞こえてきました。

 何はともあれ、素晴らしい一日でした、ありがとうございました。

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