東海理研の『マルチエキューブ』!

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 先月岐阜に訪問した東海理研(株)の多機能ロッカー「マルチエキューブ」は、東京駅地下通路に大々的に採用されていました。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 久しぶりの岐阜・長良川 (akiyama-foundation.org)

 まだ導入して間もないこともあって利用自体はこれからのようですが、その発想たるや宅配便とのタイアップにより、これからの旅行が劇的に変わることが予感されます。それとリスクマネジメント的には、空いているロッカーが未使用の時には鍵が掛かって開けられないということです、何が凄いかこれ以上は語りませんが。

* 使い方|多機能ロッカー「マルチエキューブ」 (multiecube.com)

 「ロッカーからホテルに当日中にお届けします」とのステッカーも。そうです、大きな荷物無しで観光スポットを歩けるだけでなく、預けた荷物が宿泊先まで当日中に届いているシステムが出来上がっていることも驚きですね。そう言えば、北海道でホテルを経営している方のお話として、昨今の修学旅行では生徒たちの荷物が出発前に宿泊先に届けているので手ぶらで飛行機に乗る学校が増えているとか。おかげで宿泊先の職員は大変、宅配便トラックからホテル内収納場所まで数多くの荷物を運ぶ仕事が増えているとか。

 DXを実装するこの「マルチエキューブ」、物流のゲームチェンジャーとして極めて注目されるでしょうね、東海理研(株)佐藤明広社長、恐るべしです!!!!

久しぶりの岐阜・長良川

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 岐阜県に本社のある東海理研(株)の佐藤明広社長のご連絡で、本当に久しぶりに岐阜・長良川畔に行きました、以前の記憶よりも幅も広く水量も多かったような気がします。

* 東海理研株式会社 - 岐阜県関市の東海理研(TOKAIRIKEN)は、キー・カード・生体など様々な認証方式により、入退室・鍵・重要書類などを管理・監視する、板金とITの融合商品開発にチャレンジしています

 夕食でご案内頂いた川畔のお店「ステーキお肉料理 潜龍(せんりゅう)|岐阜 長良川畔 (senryu.co.jp)」は和と洋が調和してゴージャスでしたね!

 そして翌日はメインイベント「感謝の集い」で、特別講演会と会社中期方針発表です。講演会の演者は江崎禎英さんです、岐阜県の地政学的価値の再発掘とふるさとの明日を考える素晴らしいご講演でした。日本の地方に住む人間たちが学ぶヒントが満載のデータとメッセージ、ジェロントロジー研究会でお話を伺ってから久しぶりにお会いして大いに元気を貰いました、『大還暦』の話は強く記憶に残っています。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » ジェロントロジー研究協議会 (akiyama-foundation.org)

* 江崎よしひで公式サイト | 社会政策課題研究所から日本を変える (esaki-yoshihide.com)

 続いては佐藤明広社長の自社の方針説明、こちらも久しぶりに経営者の力強さを感じました。ここで話された東京駅のロッカー『マルチエキューブ』を後日見に行きました、まさに新しい物流の時代を切り開くパイオニアです!

 とにかく風通しのよい社内の雰囲気が、柔軟なアイディアを育む土壌となっているのでしょうね、8年前のこちらの動画、佐藤社長もソロで踊っています!!!!!

* 恋するフォーチュンクッキー(東海理研5分版) (youtube.com)

ノスタルジック建築 @ 札幌

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 「北海道建築研究会(https://sapporowalk.sakura.ne.jp/hokkenken/」の山下和良代表が秋山財団に取材にお越しになりました。民間企業の戦後の歴史的建物をノスタルジックにアーカイブスとして残し、将来本にまとめることを夢見ているとのことでした。

 早速、私どもに関連する建物を研究会HPに掲載、1955年の年表欄に「New!!」として、嬉しいですね。この建物の応接間の一部は、現在の秋山財団建物二階に移設されています。

https://sapporowalk.sakura.ne.jp/kochizu/1955/20240918/

奥の部分を移設

奥の部分を移設

建築年表公共編

* https://sapporowalk.sakura.ne.jp/kochizu/

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北海道建築研究会

 歴史的建造物の陰に隠れて、日の目を見ない素敵な建物たちがある。もしくは、一般的な関心を得るには、まだ若すぎる建物たちがある。または、見所がマニア向けなために、メディアに載りにくい建物たちがある。

 そのような建物に訪問して心ゆくまで堪能したいという動機から、北海道建築研究会(ホッケン研)なるものを立ち上げた1年に2〜3物件程を訪ねて取材記録を重ね、近い将来1冊の本にいう真面目な夢を持っている。

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 財団での取材、左端に写る暖炉付近は移設した部分です。『愛生館文庫』としてデジタル化してみると、秋山財団を含めて様々な分野の方々が訪れてきて頂けるので、面白い時代ですね!

注目、脚本『虎に翼』!

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 NHK総合テレビの朝ドラ『虎の翼』が先週で終了しました。私は番組スタート後少ししてから、弁護士の方から「面白いよ」と言われて観始めましたが、本当にこれまでの朝ドラとは一味違った鋭いメッセージが登場人物のセリフから発せられて、NHK制作スタッフの覚悟と勇気を感じました、拍手喝采ですね。

* 虎に翼 - NHK

 先日はNHK総合『クローズアップ現代プラス』でこの作品の脚本担当、吉田恵里香さんが語っていました、現代日本社会を鋭く突く興味深いお話でした。

* 虎に翼 脚本家・吉田恵里香さんインタビュー NHKクローズアップ現代 - クローズアップ現代 取材ノート - NHK みんなでプラス

 日本国憲法第14条に拘り、弁護士事務所の壁に掛かれたこの条文は、繰り返し場面に登場して吉田さんの強いメッセージとなっていました。

 この番組を観ていて、以前、秋山財団が応援した札幌北高等学校のプロジェクトを思い出しました。「アンコンシャス・バイアス(略して『アンコン』)です。昨年から秋山財団に創設した『秋山喜代賞』の趣旨にも通ずる視点かなと、私は感じています。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » ジェンダー問題に取り組む高校生! (akiyama-foundation.org)

* 秋山喜代賞 - 秋山記念生命科学振興財団 (akiyama-foundation.org)

秋山財団贈呈式ほか 2024(補)

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 今年の秋山財団贈呈式の写真が届きましたので、HPにはいずれアップされますが、こちらにも数枚掲載します。

法話 薬師寺大谷哲奨執事長

法話 薬師寺大谷哲執事長

 贈呈式で、冒頭私のご挨拶。

 ご来賓の宝金清博北海道大学総長のご挨拶。

* 寳金 清博 総長特設サイト (hokudai.ac.jp)

 続いては、(公財)公益法人協会の雨宮孝子理事長のご挨拶。

* 公益財団法人 公益法人協会 (kohokyo.or.jp)

 受賞者の素晴らしいご挨拶、秋山喜代賞受賞の今井浩恵会長。

* SHIROオフィシャルサイト (shiro-shiro.jp)

 秋山財団賞受賞のミニ講演、原島秀吉教授。

* 原島 秀吉 (Hideyoshi Harashima) - マイポータル - researchmap

 贈呈式も終わり、場所を移して交流会、皆さんも大いにコミュニケーションを図っていました。

交流も盛んに!

和久奈ちよ 新著@9.22

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 9月22日は故・和久奈ちよの誕生日、その日にちよの著書が出版されました、編集者は(公財)ワグナー・ナンドール記念財団の堅田憲弘評議員です。

* ワグナー・ナンドールと歩んだ道|社会・文化・教養|下野新聞 SOON(スーン) (shimotsuke.co.jp)

 ちよさんがナンドールと共に過ごした日々から二人の生活、創作活動の背景他、作品の拠って来る経過等、以前の下村徹さんの『ドナウの叫び』とはまた違った視座からのワグナー・ナンドールとちよの世界を浮き彫りにしています。

 この記念すべき日に栃木県内の書店店頭にもデビューしています。

 新刊本コーナー書棚の一番上に!

作品で平和を伝え続けたハンガリーの彫刻家|栃木の戦跡 薄れる戦争の記憶 NHK

秋山財団贈呈式ほか 2024(下)

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 今年の秋山財団贈呈式前の特別講演をお願いしている奈良薬師寺の大谷執事長は前日から札幌にお越し頂き、加森観光の加森公人会長を訪問、夜は会食で懇談しました。その折に加森会長はご自宅に掛けてあった故・高田好胤和上の書をお持ちになり、直弟子の大谷執事長にご披露されて、当時お会いした時のお話に花が咲きました。

 加森会長と大谷執事長は少し前のルスツでの集まりでお会いしたばかり。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » ルスツでのひと時 2024夏 (akiyama-foundation.org)

加森会長(左)と大谷執事長(右)

加森会長(左)と大谷執事長(右)

 一方、大谷執事長は旭川のユーカラ織のバッグをいつも持参しているとおもむろにお荷物から取り出してご披露、浅からなぬ縁を感じた時間でした。

大谷執事長ご愛用のユーカラ織バッグ

大谷執事長ご愛用のユーカラ織バッグ

 その夜の会食も大盛り上がり!久しぶりの「昭和」の三味線・踊りの宴会、加森会長の小唄も素晴らしかったです!!

 思い出に残る財団贈呈式前夜でした!!!

秋山財団贈呈式ほか 2024(上)

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 今年の秋山財団贈呈式他はたくさんの方々のご出席を頂き、盛んな交流もあり大盛況で終了しました。

* 近々、こちらのサイトに動画他詳細報告がアップされます

ーー> 秋山記念生命科学振興財団 (akiyama-foundation.org)

 贈呈式に先立っての「受領者からのメッセージ」は、3人の方から日頃の研究、活動のご報告。

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〇  受領者からのメッセージ

・『超低投与線量PET検査を実現するDeep Learning技術の確立』

吉村 高明 様(北海道大学大学院保健科学研究院健康科学分野 講師)

・『麻酔分子が細胞応答を消失させる分子メカニズムと 農業分野への新規な麻酔の応用研究』

陽川 憲 様(北見工業大学工学部応用化学系 准教授)

・『高校生・大学生向け創業支援ネットワーク形成プロジェクト』

浜中 裕之 様(NPO法人北海道エンブリッジ 代表理事)

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 続いては法相宗総本山薬師寺の大谷徹奘執事長の法話です。

* 奈良薬師寺 公式サイト|Yakushiji Temple Official Web Site

* 薬師寺 大谷 徹奘 (tetsujo.net)

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〇  特別講演会(法話)

演 題:『心とは ~心のしくみと幸せの法則』

・講 師:大谷 徹奘 師(法相宗大本山薬師寺 執事長)

 開始かなり前から多くの参加者がお集まり頂いていました。

 引き続きの贈呈式、今年の『秋山喜代賞』は株式会社シロの今井浩恵代表取締役会長です。パリパラリンピックの応援から帰国直後、アスリートの関係者の方のご活躍、ご自身の20代の社長就任時の金融機関の対応等、簡潔明瞭なご挨拶は素晴らしかったですね。

* 会社概要 | SHIRO(シロ)オフィシャルサイト (shiro-shiro.jp)

* 【トップに聞く 2022】シロ今井浩恵会長 育ててくれた砂川に恩返し、「みんなのすながわプロジェクト」にかける想い (fashionsnap.com)

 『秋山財団賞』の原島秀吉先生のご講演、ワクチン開発の第一人者でかなり専門的なお話でしたが、留学後に研究テーマを変更しての研究活動等、興味深いご講演でした。

* 原島 秀吉 (Hideyoshi Harashima) - マイポータル - researchmap

 終了後の懇親会では、大谷執事長も多くの方々と最後まで交流して頂き、中締め後もなかなか散会とはならず、いつまでも懇談が続いていました、嬉しかったですね。

創成川イースト まち歩き(下)

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 南4条東4丁目の新渡戸稲造記念公園で小休止・記念撮影の後は、日本清酒工場・千歳鶴酒ミュージアム見学、続いて森田たま生家へ。

当時の工場の様子

当時の工場の様子

屋根の近くには当時のロゴマーク!

屋根の近くには当時のロゴマーク!

  少し歩いて森田たまさんの生家。

 そこから創成川沿いを歩いて大通り1丁目。有島武郎の『星座』に出てくる大木かと!

豊平館跡のハルニレの古大木

豊平館跡のハルニレの古大木

創成川再生の景観

創成川再生の景観

 営林署跡のホテル敷地には当時の巨木も残して。

 裏側には当時の札幌軟石の塀の基礎部分も。

 更に北に歩くと現在のクラウンプラザホテル札幌、新渡戸夫妻の札幌農学校官舎跡です。

 そして、今は少し南に移動した『札幌農学校演舞場』後へ。

 最終地点は現在の時計台横の小公園、周囲の建築も時計台の歴史に配慮してこのスペースを公園として確保したとか。2時間の予定の今回のまち歩きツアー、予定を40分オーバーでしたが、実に充実した時間で質疑応答も活発で実り多き時間となりました、杉浦正人さん、ありがとうございました!!!

創成川イースト まち歩き(上)

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 札幌市内の今ホットなゾーン、『創成川イースト』の街歩きを始めて開催しました。題して、『歴史散歩=遠友夜学校時代の創成川の西と東』、主催は「(一社) 新渡戸遠友リビングラボ」、案内人は札幌建築鑑賞会代表の杉浦正人さんです。

* top page - (一社)新渡戸遠友リビングラボ(旧 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会) (nitobe-enyu.org)

* 杉浦正人 札幌建築鑑賞会|まちさぽ|さっぽろまちづくり活動情報サポートサイトまちさぽ (sapporo-machizukuri.com)

 先ずは札幌地下鉄「豊水すすきの駅2番出口」に集合、最初の試みにもかかわらず20数名の参加者でした。

 最初は都通り、札幌軟石の元倉庫「旧刈穂銘木」、東西の仲通り、南北の仲通りの違いは明治の当初のゾーニングによるものとのご説明。

 京城屋の小路は札幌生まれの私も初めて通る小路でした。

 南四条通りを渡って創成川沿いの竹山食品さん、昔の札幌軟石の門の一部を残しています。

 近くで門柱をよく見ると「海産商」の文字が読み取れます。

 そして今回のメインの場所「新渡戸稲造記念公園」です。秋の空の下、しばし休憩で記念撮影です。この公園に至るまでの私たちの活動は是非、下の関連記事を読んで頂きたいですね。歴史を残す大変さを私をはじめこの間の活動を共にした方々はしみじみ感じています。

* これまでの関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

二週続けての益子行き!

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 8月下旬から9月に掛けて二週続けて、理事長を務める(公財)ワグナー・ナンドール記念財団(Wagner Nándor Foundation (wagnernandor.jp)の用事で栃木県益子行きでした。

 一回目は4回目の栃木県による定期立ち入り検査の対応として、4名の職員が朝10時から夕方17時まで、内容の濃い質疑応答でした。台風接近の予報で、予定を一日繰り上げて益子入りしましたが、幸い当日はそれ程の荒れ模様ではなく安堵しました。

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 益子滞在時はゲストルームに宿泊、買い出しはちよさん愛用だったフォルクスワーゲン車です、駐車場でも可愛くてひときわ目立ちます。「スーパーかましん」、衣類の「しまむら」、もう日常です。

 翌日はさすがに雨降りの朝、これはこれでギャラリー内の庭園の緑が素晴らしいです。

 その一週間後には、新しいホームページ作成の打ち合わせで再び東京・宇都宮経由で益子です。先ずは遠方からのお二人と益子市内の「炉庵(ろあん)|益子産のそば粉を使った手打ち十割そば (roan-soba.com)」で十割蕎麦を。

 夜はスーパーで買い出しの「みんみん冷凍餃子」を沸騰した鍋で茹でて、宇都宮ではやっぱり先ずは餃子を食べないと落ち着かないですね。

 翌朝は気持ちよい空気で益子を離れました。

陶芸メッセ入口の石垣も変わらず

陶芸メッセ入口の石垣も変わらず

 夏の終わりに益子を訪れるのも珍しく、今年の夏も暑い日々でしたが、東京に比べると朝晩は少し気温が下がって過ごしやすくなる気がします。春夏秋冬、それぞれの季節で発見する益子の風景です。

『おじさん図鑑』!!

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 先日の日曜日早朝のテレビ朝日で紹介されていた『おじさん図鑑』、編集者の有野真由美さんへのインタビューは面白かったですね。

* “おじさんは地域の光”「岩代おじさん図鑑」爆誕 | NHK

関連する画像の詳細をご覧ください。【おじさん図鑑】自分でやる、おじさんインタビューカタログ | Office Seishiron | カンボジア観光省&小さな旅行会社の中の人

 会う人会う人おじさんばかりだったと、それならおじさんを紹介する冊子を創れば面白いのでは?と発想する所がユニークですね、「名所なくても人こそ宝」!!!

 そして遂には「おじさんの生息地」となるではありませんか!!!!

 状況をどう捉えるかは、本当に捉える側の当事者意識によること、日曜日の朝からそんな原点を教えて頂いた気持ちです。

『リア王』@ 三越劇場

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 先日は、栃木県の私が理事長をつとめる財団の関係者の方からご招待を受けて、83歳の横内正さん主演の『リア王』公演を東京日本橋の三越劇場で観劇してきました。

 彼の「リア王」公演は3年ぶりとか、「横内正75歳からの挑戦」と銘打たれた初演から19年まで、毎年三越劇場で上演されていましたが、ここに凱旋するのはコロナ禍の影響もあり、5年ぶりとなったようです。

* 横内正「万感迫る思い」 83歳で「リア王」に挑む 「私にとっての『終活』はこの先も舞台を無事につとめ上げること」:中日スポーツ・東京中日スポーツ (chunichi.co.jp)

 横内正さんと言えば、『水戸黄門』ほかの時代劇、NHKテレビ朝ドラ『旅路』に出演していた頃しかよく知りませんでしたが、先日の舞台では抜群の存在感、第一声から迫力ある言葉と声の魅力、83歳とは思えない凄みを感じ、終盤の衰えゆく姿でもその輝く姿は心を打つものがありました。共演のキャスティングでは若手を育てながらの姿勢も、芝居一筋の彼の人生に深く感動しています。

 開演に先立ち、ご招待して頂いたご夫妻と劇場横の「日本橋珈琲館」で、横内さんをこの間ずっと一緒に殺陣(たて)指導で支えつつ舞台にも出演している息子さんのお話を伺ったり、楽しいひと時でした。公演終盤の5分間29人の舞台上での殺陣は彼の渾身の指導の賜物です。

 『リア王』作品は、3年前に札幌での『北緯43°のリア』公演も大盛況でしたね。

* 『北緯43°のリア | 北海道演劇財団 (h-paf.ne.jp)

領土から見るハンガリーの歴史

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 ハンガリーという国は歴史的には国境が伸びたり縮んだり、その都度領土も変わっています。日本の樺太、北方領土よりももっと激しい歴史の爪痕とでも言うのでしょうか、ヨーロッパ諸国のせめぎ合いの歴史、学ぶことが多いですね。そんな歴史を分かりやすく示したハンガリーのお土産です、“Justice for Hungary”

 本来の領土。

 それが第二次世界大戦後は領土分割で近隣の国々へ。

 分割後は以前の街の名前も変えられています。カードの左の歯車型を回すと、領土分割が一目瞭然に!!

札幌 宮の森・小別沢 界隈!

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 今日で8月も最後、今月は東京・関東からのお客さんが多数、宮の森を訪問されました。最初は、全国ママさんコーラスコンクール全国大会に参加された栃木県代表の皆さん、愛生舘ラボ(HöRM CLINIC | ホルムクリニック 再生医療 (horm.co.jp)の3階で発声練習から直前稽古と素晴らしい歌声がフロアーいっぱいに響いていました。

 続いては同じく愛生舘ラボの見学・体験で東京からのお客様。終了後に秋山財団にもお越しになり、夕食は小別沢トンネルを越えたレストラン「アグリスケープ(INFORMATION | AGRISCAPE」で。

 酷暑の本州を束の間離れての札幌滞在は、大変思い出になると喜ばれていました、嬉しいですね。

真夏の関東 2024

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 ほぼ一か月半ぶりの関東圏への出張、暑さは報道の通り、私が50年近く前に暮らしていた時期とは比べものにならないような熱波でした。そんな中、やはり街に出て行き、人と会ってお話をしていると新たな気付きもあるので楽しいですね。

 先ずは熱帯夜の東京タワー、どこか涼しげに感じます。

 日中訪れたあるオフィス会議室の一角、ゆとりと安らぎを感じます。

 都内から足を延ばして栃木県宇都宮市内の旧家を訪問、街なかにひと際静寂な場所のご自宅、ご神木とお社が抜群の存在感です。

銀杏の巨木とお社

銀杏の巨木とお社

戊辰戦争の傷跡も

戊辰戦争の傷跡も

 東京都内はどこもインバウンド観光客が溢れていて、空港、駅、飲食店等も人でいっぱい、京都辺りは暮らす住民の方々の生活にも不具合が出るほどとか。北関東の栃木県宇都宮市でも外国人の方々の姿を多く目にします、日光方面の魅力のようですが。そんな宇都宮市内の真ん中に、歴史を刻む大木、お社、オアシスというにはあまりに窮屈ですが、その静寂にひと時の癒しを感じます。

滝田修さん 肺炎で死亡

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 「滝田修」こと竹本信弘氏が7月14日、肺炎のため84歳でお亡くなりになったとの報を目にしました。1960年代後半、私が大学生時代に当時の学生の間で教祖的存在としてしばしば登場していました。

 毎日新聞記事より~~~~~

 京都大大学院博士課程中退。同大経済学部助手として独の社会思想史、特にローザ・ルクセンブルクを研究。1969年の京大闘争に参加し、滝田修のペンネームによる革命論で全国の学生活動家に影響を与えた。映画「パルチザン前史」(土本典昭監督)に出演、「過激派の教祖」とも呼ばれた。71年に陸上自衛隊朝霞駐屯地(埼玉県朝霞市など)で起きた自衛官殺害事件の首謀者として指名手配されると容疑を否認し潜伏。京大で竹本さんの免職処分反対運動が77年まで続いた。82年逮捕、89年に懲役5年の有罪判決確定。釈放後は過去の革命論の非を認めた。著書に「ならずもの暴力宣言」「只今潜行中・中間報告」「滝田修解体」「今上天皇の祈りに学ぶ」など。

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 今、思い出そうとしても何を語ったのかをにわかには記憶が蘇らないのですが、とにかく当時はたくさんの評論を目にした気がしています。

* 京大パルチザン - 京大パルチザンの概要 - わかりやすく解説 Weblio辞書

俳優 山本耕史の魅力

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 私は舞台とかテレビに登場する俳優に特段強い魅力を感じることはないのですが、一昨年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に相模の三浦義村役で出演していた山本耕史さんは、その後のテレビ、舞台等での活躍でも注目しています。大河ドラマでは小栗旬とか大泉洋とかのように主役ではないのですが、常に冷静で忠義に篤く、彼の眼の力、セリフの言い回しは強く印象に残りました。

* 「三浦義村/山本耕史」の記事・ニュース・速報 | ORICON NEWS

 先日もテレビ番組で彼の特集を観ていましたが、彼の魅力を引き出した脚本家・演出家のお話からも、その人を惹きつけるポイントが浮き彫りになっていました。幼い頃からの長い俳優歴、テレビより前の舞台での活躍がその基礎を形づくっているのでしょうね。

* Bing 動画

 そして彼を起用した皆さん、彼を脱がしたがるから不思議です?!!

* 三谷幸喜『大地』Bing 動画

 実はもう一人、私が注目している俳優は山崎育三郎さんです、いつか彼についてもここでアップしたいと思います。

為末大さんの深いお話!

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 以前から注目している為末大さんのFacebookでのメッセージ、以下は2021年のものですが、今回パリオリンピックが終了して間もない今も、彼のメッセージは深く、心に響きます。

写真の説明はありません。

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 2021年の記事ですが、五輪選手の方へ。

 このようなタイミングでお話しするのは憚られますが、オリンピックに出たりメダルを取っても幸せになるとは限りません。

 『東京五輪の残像』という本があります。1964年に東京五輪に出場した選手を追跡取材しているものです。オリンピックの光があまりにも強いために、呪縛から逃れられず苦しむ様子が描かれています。オリンピックに出る方法、勝つ方法はたくさん語られていますが、出てしまった後どのように生きていくかは実はあまり語られていません。
 まず第一に大きな大会の後や目標を達成してしまった後に、「燃え尽き症候群」と言われる症状が出ることがあります。アスリートは極度の重圧にさらされているために一般の方よりも精神的なダメージを受けやすい状況にいます。人間が精神的に落ち込むのは危機的な状況の最中ではなく危機的な状況が過ぎ去った後だと言われています。

 オリンピックに向かう時には自分では気がつかなくても、強い重圧の中で自分も抑制し集中していますから、精神的に疲労しています。身体の疲労は実感しやすく、最近は血液検査などで測定も可能なのである程度予測がつきますが、精神の疲労は実感しにくいために見過ごされがちです。またアスリートのメンタリティとして弱さを認めないところがあるので余計に無視されがちです。

 まずグラウンドに行こうとするのだけれど、行く気が起こらない、やる気が出てこないという症状が出ます。その時にああ疲れているんだと休めればいいですが、それができない時は第二段階に入ります。次第に身体が思うように動かない。練習をしていても楽しくない。1日でボーとする時間が増えるなどの症状が出てきます。

 私はこの辺りまでしか経験がありませんが、もう一段階進むと症状が重くなり回復も遅くなります。深刻になるところまでいけば競技人生や引退後の人生にまで影響を与えるようになります。疲れたなと思ったら半年、または一年以上心を休めることをお勧めします。今まで我慢してきたことを思う存分やって、好きなことをしながら心を休めてください。身体の怪我はまだなんとかなりますが、心が壊れて仕舞えば全ての原動力を失います。

 次に狙われることが出てきます。有名人が問題を引き起こすことが多いのは、有名人に近づくとうまみがあるからです。

・開放感を感じているなかで、ハメを外している様子を写真に撮られて、どこからか流出する。※友達が友達に写真を送った後はもうコントロールは効きません。

・試合がおわってほっとしているタイミングで思わずLINEや内輪だけで話した不適切な内容が流出する。※どこに書いてもスクショしてしまえばパブリックと同じです。

・今までに会ったことがない人や、華やかな場所に出ることになり、そこであった人に夜の世界を紹介されて、そのままずるずるいく。

 私の20代は知り合いといえば競技関係者がほとんどという人生でしたから、免疫がありませんでした。寄ってくる人はみんな感じが良くていい人に見えました。もちろんいい人もたくさんいますが、実際にはそうではない人もいます。

 お金も知名度もない人には利用価値はありませんが、今皆さんには利用価値があります。狙う側の人からすると「無知で無防備で無警戒な使い勝手がいい存在」に見えています。自分でコントロールできている感じがしても、実際には相手の掌で転がされていたりするのですが、知識がないときはそれに気がつけないのです。

 相手が自分の何を狙っているかは経験を積まないと分かりません。かといって怖がって扉を閉じすぎても交友関係が広がらず人生が狭まってしまいます。生きていればぐらぐらしたり、ちょっと道を外れることとぐらいはあるかもしれませんが、踏み外しすぎると戻ることが難しくなります。

 おすすめは恩師に会うこと、信頼できる人に会うこと、昔の友達と会うこと、グラウンドの近くに住み続けることです。自分のホームからは完全に離れない方がいいです。

 最後にこれは主に今回で引退する選手が対象になりますが、競技癖を抜くのに苦労すると思います。競技の世界はゼロサムゲームです。誰かが勝つと誰かが負ける世界です。また少しでも気を抜くと足元を掬われる世界でもあります。

 このような世界で競争にさらされていると自然と出来上がるメンタリティがあります。常に油断せず、高い目標を立て、絶対に妥協せず、何事にも全力で挑む姿勢です。しかし、社会で生活しているのは必ずしもそういった人ばかりではありません。

 依田郁子さんという方がいます。東京五輪にハードルで出場しました。五輪が終わり結婚をするのですが、なかなか周囲と馴染めずにいる依田さんは近所のバドミントンクラブに入ったらと勧められます。楽しくバドミントンをやるという地域のクラブだったのですが、依田さんはそこでも力を抜くことができず全力でトレーニングに挑み周囲と少しずつ距離ができていってしまいます。

 東京五輪を終えて20年も経った時の同窓会でも唐突に「先の五輪では結果を出せなくて申し訳なく思っています」と挨拶しました。依田さんにとって東京五輪は忘れることのできない大きな存在であり、誇りでもあり、全てを犠牲にしてきた理由でもありました。

 依田さんは結局45歳で自ら命を絶ちました。東京五輪は一体、依田さんの残りの人生にとってどんな存在だったのでしょうか。

 オリンピックが終わっても人生は続きます。私も引退して10年ほど経ちましたが登ることより降りることの方が難しく感じます。一番大切なことはみなさんがオリンピックに出て幸せになったと感じられることです。そしてぜひ自分の体験を子供達や地域のみなさんに伝え、それから社会をよくする活動に関わってもらえればと思います。

 人間は社会の中に生まれ社会の影響を受けて生きていきます。社会の中に新しい自分の位置を見つける作業は大変ですが、きっと皆さんならできると思います。

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 アスリートの「セカンドキャリア―」についてはこれまでも日本で時々話題にはなっていましたが、オリンピックのようなどうしても国を背負うみたいなイベントに出場した選手たちは、メンタル的なダメージというのが金メダルを獲得したとしても何がしか与えるのでしょうね。依田郁子さん、円谷幸吉さん、日本社会の目に見えない圧力というのか、少なからずミッションを背負った立場の方々には共通するプレッシャーなのでしょうか。

今年も公法協コラムに掲載!

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 今年も8月を迎えて、(公財)公益法人協会のウェッブ版にコラムを書きました。これまで書いたものは以下の通り。
* 2018年 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 公法協コラムに掲載 (akiyama-foundation.org)
* 2019年 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 公法協月刊誌コラムに寄稿 ! (akiyama-foundation.org)
* 2020年 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 公法協ウェッブ版に寄稿! (akiyama-foundation.org)
* 2021年 2050年へのロードマップを | 公益財団法人 公益法人協会 (kohokyo.or.jp)
* 2022年 ガバナンス偏重への疑問 | 公益財団法人 公益法人協会 (kohokyo.or.jp)
* 2023年 今こそ、長期的な視座を | 公益財団法人 公益法人協会 (kohokyo.or.jp)
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  ◎「託す」、「寄り添う」こと
                       (公財)秋山記念生命科学振興財団
                               理事長 秋山 孝二

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今年6月、私は「北海道経済同友会」の副代表幹事に就任しました。
この28年間、幹事を務めていたので今更という気もしますが、経団連等の経済団体とは違って、
経営者個人の資格で入会するこの全国的コラボ団体で活動を続けてきました。
私は活動の濃淡はありましたが、この間6回、所属・役職変更を経て異なった視座から
会員を続ける中、一貫していたのは地元・北海道への地域愛とでも言えましょうか。
そして、地域経済における経営者マインドの変遷も具に観ており、一例としては、
経営者自身が最近は人手不足といった自社の直面する問題だけでなく、地域課題解決の
テーマにも強い関心を抱き始めていることです。

経済団体における私の経営者ロールモデルが、今は亡き(公社)経済同友会の
終身幹事だった品川正治さんです。
学生服から帝国陸軍服へ、戦後は背広にと変化はしても、その人生の基軸は
中国最前線の戦場経験から、経済人として命の尊厳、反戦平和と社会正義の
揺るぎない信念でした。
その昔の現役時代、企業トップとして札幌の私どもの本社にもお越しになり、
その後リタイアして経済同友会のご意見番として永く羅針盤の様な存在、
原理原則からブレることなく、時の政権におもねることもなく、凛とした姿から
私は人間として多くを学びました。

今年5月1日に、熊本県水俣市で開催された水俣病被害者・支援団体と環境相の懇談で、
被害者側の発言中に環境省職員がマイクの音を切った事件、私は時を経た今も
被害者の方々の表情を忘れることができません。
戦後、高度経済成長の時代を経て、1971(昭和46)年に公害克服を目指して
環境庁が設立した経緯があります。
そしてこの日は68年前に水俣病が公式確認された日、にもかかわらずです。
この間に企業・行政は一体何を学び、克服できたのでしょうか。

日々「生命科学」を名乗る私たちの財団活動上、中間支援、助成財団として
地域に根差し、常に「託す」思いで寄り添っていくことを肝に銘じています。
資金的に応援するだけでなく、研究者・市民の活動にエールを送り続ける、
大変難しい立ち位置ですが、そんな姿勢です。
採択は関係性構築の始まりに過ぎず、時を重ねてその後の研究・活動を振り返り、
お互いにコラボする機会の創設にも注力し始めています。
設立準備からほぼ40年、この財団活動に携わりながら、「心に寄り添う」姿勢は
実に微妙で難しいと感じています。

子供・孫たちの世代に、多大な国の負債、放射線汚染物質を付け回さない努力、
それは戦後日本を生きた我々の世代の責任なのだと思います。
「個人の尊厳」、「自由」と言っていたものはただの安っぽい「私生活主義」に
過ぎなかったのではないか、そば打ちと旅行三昧の定年後の生活でいいのか、
1960年後半・70年代に主張したメッセージを今どう総括するのか、
与えられ恵まれた環境をただ消費してきた世代等、若い世代からの厳しい問いかけに
リアルな現場で応えなければなりません。
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