トヨタ財団 訪問ほか

Posted by 秋山孝二
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 今日から9月、札幌の例年になく猛暑の夏でした、そろそろ終わりにして欲しいですね。

 先日は、東京都新宿区にある「公益財団法人 トヨタ財団(https://www.toyotafound.or.jp/」を久しぶりに訪問しました。数か月前の渋谷と同様に、この新宿エリアも以前とはかなり様変わり、新しい高層ビルも増えていました。

 そんな中、新宿三井ビルのトヨタ財団さんは、スタート時からの数少ないテナントの一つとか、入り口も実にシンプルですが応接室は立派で景色も素晴らしかったですね、さすが日本の財団法人のモデルとなる存在、納得です。

 北側のビルが一番新しいようで、ここでも円形デザイン、シンガポール・有楽町に続く私の記憶の中の三番目の光景でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=46133

 訪問の朝、東京のホテルでテレビをつけていると、時刻を表示する数字の色が刻々と砂時計のように上から変わってくることを確認しました、以前実際そうなっているとは聞いていましたが、分を刻む二けた数字の白抜きが、秒数と共に色が上から濃くなっていく、ものすごい拘りですね。

如月、二題 2023

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 先日の東京出張、面談の時刻に間があったので有楽町界隈のアトリウムでスマホ片手に時間を潰す優雅なひと時、下からはピアノの音色が心地よく響いてきていました。

 何となくデジャヴ、そう数年前のシンガポールのセントーサ島での光景でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34784

 全く別件で、先日のBS-TBSでの『表現者ちあきなおみ~ジャンルを越えた魅惑の歌声』、彼女の幅広い歌のジャンルをあらためて知り、感動の1時間半でした。

* https://www.youtube.com/watch?v=0f8_RLHE3wU

寺島塾 例会@軽井沢 2021(上)

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 寺島文庫戦略経営塾の特別例会が軽井沢で開催、私にとっては、三重、苫小牧、北陸、シンガポールのインダストリアルツアーに続く特別例会、学ぶこと多き今を生きる情報の集積でした。

*三重 2016ーー>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25817

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25819

*苫小牧 2017ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31314

*北陸 2018ーー>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33271

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33273

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33309

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33335

*シンガポール 2018ーー>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34784

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34786

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB

 濃密な講演が終わった後は、久しぶりの懇親会、新しい方々ともお話ができて楽しかったです。

4人をマックスに分散テーブルで!

4人をマックスに分散テーブルで!

 翌朝6時前に起きて近くの『雲場池(https://www.slow-style.com/detail/472/index.html』を一人で散歩しました、マスクなしで久しぶりの深呼吸も!

 誰もいないかと思いきや、早朝からカメラを抱えた多くの方々、最高の光線を待っている様子。

 本当に久しぶりの束の間の静寂、早朝の散歩の帰り道には『御前水(https://www.slow-style.com/detail/566/index.html』でしばし立ち止まりました、まさに「癒しの場」、ですね。

秋山財団賞 2020 !

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 今年度の(公財)秋山記念生命科学振興財団の秋山財団賞が決まりました、北海道大学大学院医学研究院 連携研究センター 陽子線治療研究分野 陽子線治療医学教室 教授の白土博樹先生です(本来の漢字は「土」に「,」が付きますが)。

* https://www.akiyama-foundation.org/news/4063.html

 先日は、授賞のご報告をしに北大病院陽子線治療センター(https://www.huhp.hokudai.ac.jp/proton/を訪問してきました。新しい世界最初の治療施設、素晴らしい環境でした。

 HPより 引用~~~~~~~~~~~~~~

 北海道大学病院の陽子線治療センターは、世界のトップを目指した先端的研究推進のための「最先端研究開発支援プログラム」のご支援を受け、2014年3月に開設しました。次世代型のスポットスキャン法を用いた陽子線治療の先進医療を開始し、その後、体内の臓器の動きや位置や大きさによって従来は正確な治療が困難であったがんに対しても、世界で初めての動体追跡スポットスキャン陽子線照射技術を用いて治療を開始しました。

 さらに、2015年からは、強度変調陽子線治療(IMPT)を開始しており、従来のX線治療の最先端である強度変調放射線治療(IMRT, IMXT)を凌ぐ、正常組織の防護を可能とした放射線治療を達成しています。 また、動体追跡用のX線管を利用したコーンビームCTを用いた位置決めを可能とし(この組み合わせはX線治療を含めて世界で初めてです)、最先端のリアルタイム画像同期陽子線治療装置として世界中から注目を集めております。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

窓には京都の和紙!

窓には京都の和紙!

 見学者・研修者が多く、世界をリードする陽子線治療装置として5年間(2019年5月現在)で、国内から2000人超、海外から800人超、合わせて約2940人の見学者・研修者を迎えてきたといいます。

 北海道大学病院型の小型陽子線治療装置は、現在、メイヨークリニック(ロチェスター、アリゾナ)、セントジュード小児研究病院に導入され、すでに稼働中。動体追跡付き装置は、京都府立医科大学附属病院で稼働が始まり、近年中に、ジョンズホプキンス大学、シンガポール国立がんセンター、香港養和病院、ナヴァラ大学マドリード病院、湘南鎌倉総合病院に導入予定とのことで、さらにネットワークが広がりつつあります。

 先日お会いした時、白土先生からコピーを頂きました、先生が2001年に秋山財団研究助成を受けられた時に、年報に掲載された文章です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 秋山記念生命科学振興財団の講演会と贈呈式の前夜、午後10時のテレビニュースの伝える内容に突然異変が起きた。アメリカの経済繁栄の象徴的な世界貿易センタービルの頂上部から噴煙が上がっている光景の後に、ビルに飛び込む飛行機、崩れ落ちるビル群、ペンタゴンからの黒煙。テロリストによる連続的自爆的攻撃が、整然とした正常な社会を破壊する様はグロテスクであった。

 翌日の木谷健一先生のご講演は、長寿社会についてであり、繰り返されるアメリカからのテレビ映像とは極めて対照的であった。テロリストの毒矢は、札幌プリンスホテルの一室にも確実に届いていたと思う。長寿化の話題は、毎日の日々がいかに平和であるかを示す、奇妙な実感を喚起した。

 ご講演後に、自分が日頃治療して言える癌患者さん達のことを思った。毎日の平和な日々に突然顕在化する癌、突然の告知、それによる恐怖は、その患者さんにとってはテロリストに襲われたような気持なのではないか。ましてや転移の告知などは連続テロに匹敵する将来への不安を抱かせるであろう。

 ふと、私の研究している放射線による癌の治療は、いわば、患者さんに対しての癌というテロリストによる自爆的企みを、最新兵器を用いて最小限の犠牲で、防ぐようなものであると思った。情報を駆使して、まわりの正常な組織の障害を最小限に抑えるために標的への高い追従技術を用い迎撃する放射線治療の技術は、期せずして高精度な軍事技術に非常に似てきている。

 放射線治療医には、平和と健康を願う心と、最新鋭部隊の兵士の使命感が同居している。テロリストに対する戦略を間違えると、健康な部分がかえって病んでいく。この文章は、贈呈式の夜に書いているのだが、この文章が公表される頃に、世界中が落ち着きを取り戻し、また健全な生命科学の研究を続けられていることを願ってやまない。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 「放射線治療医には、平和と健康を願う心と、最新鋭部隊の兵士の使命感が同居している。」、当時、そんなお気持ちをお持ちだったことをあらためて受け止めました。研究助成を受けられた方が、その後の成果により財団賞を受賞するというのは、本当に私たち財団関係者としても嬉しいですね、心からお祝い申し上げると同時に、これからも世界を牽引する臨床活動を期待しています、白土博樹先生おめでとうございます!

『おしん』 終わる!!

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 NHK朝の連続テレビ小説『おしん』の1年間放送となった全297話が、「連続テレビ小説100作放送」を記念して、昨年BSプレミアムで再び放送され、つい先日最終回を迎えました。これまで断片的には観たことがありましたが、私は全てを観たのは今回が初めて、この1年間、毎朝7時15分からの15分間、久しぶりにテレビに向き合いました。1983年4月4日から1984年3月31日まで放送されていたNHK連続テレビ小説第31作。朝ドラの最高傑作とされ、1983〜1984年の平均視聴率は52.6%最高視聴率62.9%(1983年11月12日放送 第186回)、これはビデオリサーチの統計史上、テレビドラマの最高視聴率記録となっています。

* 『おしん』 https://www2.nhk.or.jp/archives/search/special/detail/?d=asadra014

 この作品は、スリランカ、インドネシア、フィリピン、台湾、香港、ベトナム、アフガニスタン、シンガポール、エジプト、イランなど世界68か国や地域で放送され、苦難に遭いつつも決してあきらめず、明治、大正、昭和という貧困・戦乱・復興の中を生きた主人公・おしんの姿が、日本だけでなく世界各国で人々の共感を呼び、「おしんドローム」という言葉を生み出し、「世界で最もヒットした日本のテレビドラマ」とされています。

 そして私は佐々木愛さんの大ファン、劇団文化座(http://bunkaza.com/mainpage/aboutus/aboutus.html)代表です。先日、久しぶりに東京の稽古場でお会いしましたが、劇団は2年後が創立80周年という節目の年です。

* 佐々木愛さんーー> http://bunkaza.com/mainpage/actress/sasakia.html

最終回ではナレーションの奈良岡朋子さんも登場!

最終回ではナレーションの奈良岡朋子さんも登場!

 とにかく、脚本の橋田寿賀子さんの言葉の力強さが随所に現れ、毎回、朝から涙の連続でした。このドラマに、原作・脚本の橋田壽賀子と制作者たちは「高度経済成長の中で現代人が見失ってしまったものを提示し、問いかけよう」と意図したといいます。

脚本

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  • 放送期間1983(昭和58)年4月4日~1984(昭和59)年3月31日
  • 主な出演者
    • おしん:小林綾子(7~10歳)
    • 田中裕子(16~45歳)
    • 乙羽信子(50~83歳)
    • 父・作造:伊東四朗
    • 母・ふじ:泉ピン子
    • 祖母・なか:大路三千緒
    • 少女期のおしんと出会う逃亡兵・俊作:中村雅俊

    (加賀屋)

    • 祖母・くに:長岡輝子
    • 父・清太郎:石田太郎
    • 母・みの:小林千登勢
    • 娘(おしんのライバル)加代:東てる美
    • おしんの永遠の恋人・高倉浩太:渡瀬恒彦
    • 髪結いの師匠・長谷川たか:渡辺美佐子

    (田倉家)

    • おしんの夫・田倉竜三:並木史朗
    • 夫の父・田倉大五郎:北村和夫
    • 夫の母・田倉清:高森和子
    • 夫の家の執事・源右衛門:今福将雄

    (おしん夫妻の家族)

    • 次男・田倉仁:高橋悦史
    • 次男の妻・道子:浅茅陽子
    • 次女・田倉(崎田)禎:吉野佳子
    • 次女の夫・崎田辰則:桐原史雄
    • 加代の子ども・八代希望(加代の死後、おしん夫妻が養育):野村万之丞
    • 希望の子ども・八代圭:大橋吾郎
    • おしんの養女・田倉初子:佐々木愛
  • ナレーター奈良岡朋子
  • 橋田壽賀子
  • 音楽坂田晃一
  • 考証小木新造
  • 制作岡本由紀子
  • 演出江口浩之、小林平八郎、竹本稔ほか
  • デスク山岸康則
  • 美術田坂光善、宮井市太郎、増田哲
  • 技術設楽国雄、白石健二
  • 照明渡邊恒一、増田栄治
  • カメラ後藤忠、沖中正悦
  • 音声金光正一、近藤直光、若林政人
  • VE福井功一
  • 効果水野春久、林幸夫、小林光

※NHKアーカイブスブログ(2008年6月27日)より

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 時代折々に登場する人物のキャスティング、特におしんをいじめ抜く女性たち、指導する女性たち、ガッツ石松さんほかも素晴らしく、たくましく生きるおしんを一層浮き彫りにしていました。オンデマンドで何回も観ることができる時代、敢えて1年間かけて毎日一話ずつ観る楽しみも捨てたものではなかったですね、素晴らしい作品です。

道産子社長会 2019夏

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 第5回道産子社長会(http://dosanko-shacho.xyz/、私は笹川祐子社長からお誘いがあって初参加でしたが、若い経営者たちが東京からもご参加で、久しぶりにエネルギー溢れる雰囲気に、ある種の懐かしさを感じました。

 特別講演は、八木エドワードさん。

:* https://www.reitaku-u.ac.jp/journal/4293/

八木さんの基調講演

八木さんの基調講演

 ご講演の中で、戦後日本の三つの失敗、「東京一極集中」、「原子力発電」、「英語」についての言及は全て同感です。私自身、以前からそう認識し、様々な場面でも発言してきましたが、なかなか真摯に聞こうとする人々はいませんでした。ただ、笹川社長もお付き合いのある寺島実郎さんの「戦略経営塾」では、寺島さんのお話も含めて、日本の近代史の歴史認識、課題、日米関係等、認識を共有している経営者仲間も多いので心強いです。今回の八木さんのお話、ストレートに戦後日本の課題を指摘され、我が意を得たり、大変勇気を頂きました。

若手の経営者がたくさん

若手の経営者がたくさん

 この会の会長は株式会社イマジンプラス(https://www.imagineplus.co.jp/company/greeting/代表取締役社長の笹川祐子(滝川市出身)さん、昨年11月に寺島実郎さんのインダストリアルツアーとしてシンガポールでご一緒でした。

< 寺島実郎企画 インダストリアルツアーシンガポール編 >

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34784

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34786

仕掛人の笹川祐子社長

この会の会長・笹川祐子社長

 参加者全員が一人45秒で自己紹介、その後は席を離れての交流タイム、名刺もたくさん溜まって久しぶりの「交流」でした。

交流タイム

交流タイム

交流タイム、東京からの参加者と

交流タイム、東京からの参加者と

 最後は集合写真で。参加途中で何となく気が付いてはいたのですが、あらためて集合写真を見てみると、私が今回の参加者では最年長だったような。以前までは、自分が最年少という会合への出席が多かったと思っていたのは、どうやら遠い昔のことだったようです。

気が付けば参加者で「最年長」かも?!

気が付けば参加者で「最年長」かも?!

投資サミット Asia 2019(下)

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 フォーラム前日夜は「Gara Prty」、「Caroline’s Mansion」で開催されました、少し前まではテニスコートだった場所でのお洒落なパーティ、アジア各国のビジネスセクターの方々との懇談も楽しかったです。

* Caroline’s Mansion(https://sg.asiatatler.com/life/5-design-details-that-make-carolines-mansion-a-dream-venue

 翌日は朝から持続可能性のアジェンダによる新たな投資、例えば脱二酸化炭素、リサイクル、フードシステム、都市の移動手段等が、グローバル経済モデルを変えている現実。さらに活況を呈する昨今のアジア市場を、「アジア300年を戻す!」との言葉で、「資本」、「教育」、「テクノロジー」を軸に時代が動いている様を分かりやすいプレゼンで多いの盛り上がりました。

 このようなかなり突っ込んだ投資の現況を聴くにつけ、昨日ホテルの部屋で日本関係を紹介しているチャンネルのアピールの弱さが際立ちます、日本の証券をはじめとする金融機関の発信力の弱さですよね。

 今回もまた、強い刺激を受けて日本に戻りました、これからも秋山財団の運用を頑張る力を得たような気がします!

お好み焼きに罪はないけれど・・・

お好み焼きに罪はないけれど・・・

これまでのシンガポールの記事—> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB

投資サミット Asia 2019(上)

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 「Rethink Investments Summit Asia 2019」が、今年は4月2日にシンガポールで開催されました。この数年、継続的に参加していると、Asiaのダイナミズムをひしひしと感じます。

 前日朝にシンガポール入りして、昨年11月以来の別の顔の街並みを散策。連日の雷雨で湿度も一層格別でした。

オーチャード通り

オーチャード通り

駐車場の空きスペース表示

駐車場の空きスペース表示

街路樹も立派

街路樹も立派

ホテルから見える高級アパート群

ホテルから見える高級アパート群

 国際社会における日本の凋落は多くの方々が指摘していますが、今回宿泊したホテルのテレビでも、日本の放送はリストのかなり後ろの方に、それも番組としては食文化を紹介するような程度、アジアにおいても中国、インドネシア、タイ、オーストラリアの勢いに押されている印象を強く持ちます。

日本の放送はずっと後に

日本の放送はずっと後に

日本各地のお好み焼きの紹介が

日本各地のお好み焼きの紹介が

 シンガポールという国は、テーマによって多様な姿を見せます。これまで5回程訪れていますが、それぞれのシンガポールがあって興味深いですね。

これまでのシンガポールの記事—> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB

枝廣淳子さんのイーズ異業種交流会

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 枝廣淳子さんが主宰するイーズ「企業・団体パートナー異業種交流会」、第52回『「海洋プラスチック問題」~企業はどう対応すべきか』が開催されました。この数年、私自身はかなり高い出席率になって、今の課題に向き合っています。

これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%BA

 今回は、環境省の環境再生・資源循環局総務課リサイクル推進室の井関勇一郎係長から『環境省担当者に聞く「海洋プラスチック問題」~企業はどう対応すべきか』をテーマに、プラスチック循環戦略案の背景を始め、国内外の動向、バイオプラスチックの違いなど、細やかな解説でした。また、枝廣淳子さんからも、プラスチックの問題を「Source(供給源)」と「Sink(吸収源)」という環境問題を見るときのフレームを紹介したり、「今日の問題の対処が、明日の問題を作り出す」という視点で、プラスチック問題と根本的に向き合い、問い直す必要性についてのお話を聞くことができました。その他、井関さんがご担当されている、「プラスチック・スマート」キャンペーンは下記サイトに詳しく載っています。

「プラスチック・スマート」キャンペーン――> https://www.env.go.jp/press/106073.html

参加者の皆さんで

参加者の皆さんで

 海洋プラスティックについては、一昨年の香港、昨年のシンガポールで開催されたフォーラムでも、「持続可能な海洋」をテーマに、海外の方々が大きな問題意識を提起していましたが、私自身はその時、しっかりは受け止めてはいませんでした。先日の会でも枝廣さんが、「今年1月の年始のこの会で、向こう1年のテーマを列挙した時に、この『海洋・マイクロプラスティック問題』は挙げられていなかったですよね』とのお話も。私も年初の会に参加していましたが、海外のフォーラムで聞いていながら、自分自身の中でもきっちり消化されていなかった、そんなテーマでした。国際社会と身近な課題のギャップを痛感しましたね。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28017

 今回、新たなメンバー複数とお話ができたこと、来年以降も楽しみな集まりとなっています。

シンガポール 2018(下)

Posted by 秋山孝二
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 濃密な午前・午後のスケジュールを終えて、夕食はマーライオン横のレストラン・テラスで。ワインのセレクトも素晴らしく、昨年に続いてマリーナ・ベイ・サンズを眺めての場となりました。

* 2017の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31853

夕食はテラスでシーフード

夕食はテラスでシーフード

寺島文庫スタッフの皆さん

寺島文庫スタッフの皆さん

皆さん楽しく

皆さん楽しく

光のショータイム

光のショータイム

 翌日は朝から、マリーナ・ベイ・サンズ近くの「Gardens by the Bay(http://www.gardensbythebay.com.sg/en.html」、空中植物園・フラワーガーデン等、昨年行った植物園とは一味違った現代アート的コンセプトは驚きです。

* 2017年訪問の植物園ーー>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31855

空中植物園

空中植物園の滝

上から見ると

上から見ると

 最終ゾーンは温暖化危機への強烈なメッセージ動画、向こう100年の危機!最後は、「What can you do!」で締めくくり。

最終エリアでは温暖化への警鐘

最終ゾーンでは温暖化への警鐘

マリーナベイサンズ下

マリーナ・ベイ・サンズの下を

 そして今回ツアーの最終は、「Civilian War Memorial(https://www.visitsingapore.com/see-do-singapore/history/memorials/civilian-war-memorial/」です。

 ビーチ・ロードのパダンの東に位置するこの「日本占領時期死難人民記念碑」は、第二次世界大戦の民間人犠牲者を追悼し、シンガポールの4つの民族(マレー系、中国系、インド系、ユーラシアン)の団結を記念するものとのこと。初代首相リークアンユーによる除幕式が行わたのは、1967年2月15日、シンガポールが日本に占領されたのは、この年の25年前のこの日でした。1962年にシンガポール内の数カ所で民間人戦争犠牲者の共同墓地が発見された後に、共同墓地の遺骨を納めた埋葬室の上に建設されました。ここでは毎年2月15日に、犠牲者の追悼記念式典が行われています。ここにも、旧日本軍の戦犯の爪痕が見て取れます。

記念碑

記念碑

60メートルの塔

60メートルの塔

メモリアル章

メモリアル章

 最後の昼食は中国料理で打ち上げです。

女性経営者の皆さん

女性経営者の皆さん

たくさん語りあえました

たくさん語りながら

 4回目のシンガポール、切り口が違うと別の場所の様で、また、新たな姿を見つけて新鮮でした。

シンガポール 2018(上)

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 寺島実郎さん主宰の「戦略経営塾(http://terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html」のインダストリアルツアー・シリーズ、今回はシンガポール訪問でした。

* インダストリアルツアー http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%

 私は今年8年目を迎えるこの経営塾の第一期から参加しています。今回のツアーは2日間でしたが、テーマは「歴史ツーリズム」。経営塾メンバー有志の他、多摩大学の方々、女性経営者グループの方々等、複数の団体から20名の参加で、グループメンバー同士の意見交換も活発で貴重な体験でした。これまでシンガポールには3回ほど行っていますが、訪問先、メンバーが異なると、新しい「シンガポールモデル」を発見したり、有意義な時間となりました。

到着時の夕食後に

到着時の夕食後に

ホテルの部屋から

ホテルの部屋から

参加者記念撮影

参加者記念撮影

【 スケジュール概略 】

一日目

講演 * 寺島実郎 塾長 『シンガポールモデルの認識を深める』

* KYCOMホールディングス 吉村一男 氏 『シンガポールについて』

* 三井物産シンガポール 『医療ツーリズムの現状』

Battle Box 見学 http://www.battlebox.com.sg/

シンガポール国立博物館 見学 https://www.nationalmuseum.sg/

セントーサ島 IR  http://www.resortsworldsentosa.jp/

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 講演後、まずは「Battle Box」、イギリス軍の立てこもる要塞、臨場感いっぱい。ハンガリー・ブダペストの「岩の病院」を見学した時を思い出しました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31598

Battle Box では1時間半の解説ツアー

Battle Box では1時間半の解説ツアー

 続いては「国立博物館」。1965年、マレーシア連邦からの追放直後、伝説となった涙の記者会見が印象的です。「建国の父」とは、まさに彼のような存在なのでしょうね。

* https://www.youtube.com/watch?v=41ND3U_9HgQ

国立博物館 リークワンユーの伝説の記者会見

国立博物館 リークワンユーの伝説の記者会見

涙をふくリークワンユー

涙をふくリークワンユー

 午後は、セントーサ島の建物の中で。「Maritime Expencial Museum(https://www.rwsentosa.com/en/attractions/the-maritime-experiential-museum/highlights」も素晴らしい。

セントーサ島の施設

セントーサ島の施設

 3年前に訪問した時のセントーサ島の様子――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24921

 セントーサ島も、訪問する場所が変わると全く別の地でした。

6.12 米朝首脳会談に思う

Posted by 秋山孝二
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 2018年6月12日は、歴史的な日として記録されることと思います、シンガポールで米朝首脳会談が開催されました。

 シンガポールと言えば、2015年と2017年に私も会議出席のため訪問し、特に2015年は、今回会談があったセントーサ島のカペラホテル(https://www.capellahotels.com/singapore/about-ja/)に泊まりました。

<2015年 シンガポール>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24919

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24921

<2017年 シンガポール>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31850

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31853

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31855

12日は朝からのライブ放送ほか、その後数日間の朝・昼・夜のニュース番組等の分析、コメントが面白かったですね。

* http://ch.nicovideo.jp/article/ar1550798

 会談だけでなく、直後のトランプ大統領の記者会見、数日後の北朝鮮のニュースビデオは両者の受け止め方の違いが鮮明で外交の難しさも感じました。記者会見を私はライブで見ていましたが、トランプは米軍に関して「お金が掛かる」みたいな話を繰り返し語り、「Deal」という言葉も頻繁に使い、何かアメリカのリーダーとして品格に欠けて俗っぽい人物像を再確認しました。朝鮮戦争の終結とか、新しい歴史を創るみたいな、高邁な理念を彼の口から求めるのは、無いものねだりなのでしょうね。

 北朝鮮のニュースを分析したTBSの昼の番組は面白かったです。秒単位の映像の分析、背景に流れる音楽、ナレーションの声の高さ・スピードの変化、画面の切り貼りが、ライブ映像と微妙に違い、金正恩の主導権を印象付ける様子等を、メディアの視点から鋭く指摘していました。

<トランプ大統領の会談後の記者会見全文はこちら>

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31865230W8A610C1I00000/

<北朝鮮の発表>

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180613/k10011476281000.html?utm_int=detail_contents_news-related_002

 その中で、私は寺島実郎さんの分析に賛同致します。特に、朝鮮半島の人々が日本という国を見る視点は、1910年の韓国併合から35年間の日本帝国主義支配の歴史認識です。とかく日本国内ではすぐに「拉致問題」と喧伝されますが、その下地の歴史認識として、海外の東アジア研究者の多くは、拉致に至る終戦までの35年間の日本の統治の問題を抜きには「人権問題」として日本は言及できないとみています。

分かりやすい分析

分かりやすい分析 BS11未来先見塾から

 一方、この首脳会談の裏の主役「中国」の存在もしっかり認識しておく必要があります。今回、金正恩が母国からシンガポールに搭乗した飛行機は中国国旗を記したジャンボジェット機、命を託す手段に中国機を使用したメッセージは深いものがあると寺島さんも指摘しています。

 また、この首脳会談の直前に、中国山東省青島市で、「上海協力機構(https://kotobank.jp/word/%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E5%8D%94%E5%8A%9B%E6%A9%9F%E6%A7%8B-181044)」の首脳会談・調印式を開催し、今回の会議には、プーチンロシア大統領やインドのモディ首相のほか、オブザーバー国としてイランのロウハニ大統領も出席しています。

中国の影響力

中国の影響力

 それにしても日本の存在感の無さは何とも情けないですね。東アジアの非核化において、リーダーシップを発揮する絶好の機会だと私は思います、国際社会の中で、日本のビジョンがありませんね。

 1989年のベルリンの壁崩壊の時も感じましたが、歴史は人が創り出す、いろいろ課題山積ですが、2018年も20世紀の歴史が一つ区切りがつくスタートとなりました。

* 2011年 ベルリン訪問ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10458

* 2018年 南北会談ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33038

平和の申し子たちへ! なかにし礼

Posted by 秋山孝二
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 私にとって今年の3月は、何かあっという間に過ぎていきました。ニュースで繰り返し伝えられるサクラ前線情報も、私にとっては遠い出来事、井上陽水の「傘がない(https://www.youtube.com/watch?v=SwNRn3ly8Ns)」のフレーズを借りれば、「本州では、サクラが咲いているとテレビでは言っている、だけども、問題は今日の足、普通に歩けない。行かなくちゃ、会議に行かなくちゃ、会場まで時間に着かなくっちゃ、うまく歩けない・・・」、こんな感じです。

 テレビでは証人喚問の茶番劇が延々と放映され、そんな閉塞している今、変わらないのがパソコンに向かっている時、インターネットで見つけた記事に魅かれました。

 3年前のようですが、「徹子の部屋」になかにし礼さんが出演され、前年に出版されて大反響を呼んだ詩を徹子さんが朗読されました。旧満州の引き揚げ者として凄絶な戦争体験を経てきたなかにし礼さんが、平和の大切さを訴えています。番組では、一部分の紹介でしたが、以下が 全文です。

 BS11の寺島実郎さんの「未来先見塾(http://www.bs11.jp/news/miraisenkenjuku/)」でもこれまでお二人の対談が数回あり、反戦への強いメッセージが印象的でした。

 こちらの動画もご参考にーー> https://www.youtube.com/watch?v=SBSxENND8E8

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『平和の申し子たちへ!』泣きながら抵抗を始めよう

2014年7月1日火曜日
集団的自衛権が閣議決定された
この日 日本の誇るべき
たったひとつの宝物
平和憲法は粉砕された
つまり君たち若者もまた
圧殺されたのである
こんな憲法違反にたいして
最高裁はなんの文句も言わない
かくして君たちの日本は
その長い歴史の中の
どんな時代よりも禍々しい
暗黒時代へともどっていく
そしてまたあの
醜悪と愚劣 残酷と恐怖の
戦争が始まるだろう
ああ、若き友たちよ!
巨大な歯車がひとたびぐらっと
回りはじめたら最後
君もその中に巻き込まれる
いやがおうでも巻き込まれる
国のため?大義のため?
そんなもののために
君は銃で人を狙えるのか
君は銃剣で人を刺せるのか
君は人々の上に爆弾を落とせるのか
若き友たちよ!
君は戦場に行ってはならない
なぜなら君は戦争に向いてないから
世界史上類例のない
69年間も平和がつづいた
理想の国に生まれたんだもの
平和しか知らないんだ
平和の申し子なんだ
平和こそが君の故郷であり
生活であり存在理由なんだ
平和ぼけ? なんとでも言わしておけ
戦争なんか真っ平ごめんだ
人殺しどころか喧嘩もしたくない
たとえ国家といえども
俺の人生にかまわないでくれ
俺は臆病なんだ
俺は弱虫なんだ
卑怯者? そうかもしれない
しかし俺は平和が好きなんだ
それのどこが悪い?
弱くあることも
勇気のいることなんだぜ
そう言って胸をはれば
なにか清々しい風が吹くじゃないか
怖れるものはなにもない
愛する平和の申し子たちよ
この世に生まれた時
君は命の歓喜の産声をあげた
君の命よりも大切なものはない
生き抜かなければならない
死んではならない
が 殺してもいけない
だから今こそ!
もっともか弱きものとして
産声をあげる赤児のように
泣きながら抵抗を始めよう
泣きながら抵抗をしつづけるのだ
泣くことを一生やめてはならない
平和のために!

なかにし礼

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 一方、昨今の日本の凋落を指摘する記事、Facebookにもアップしましたが、以下のお二人の論考に対して、私はほぼ同じような認識です。

* 内田樹の研究室 http://blog.tatsuru.com/2018/03/23_0849.php

 受験生ばかりでなく、今の若い世代の皆さんに伝えたいですね!海外からの厳しい日本への指摘、今の国内では隠ぺいされています。目を覚ませ、ニッポン!!

* http://www.mag2.com/p/money/412000

 大前研一のこれまでの発言にはかなり違和感があるのですが、国際社会の中の日本を考える時、私もこの10年、海外に、特にシンガポール、香港に行って同じように感じています。どうコラボして日本の価値を上げていくかを考えることが、現実的のような気がしています、日本のビジョンとして、ですね。日本特有の縛りが多すぎる!ただ、術がないとは思いません、新しい若手の担い手に期待です!インターネット世界では、日本のプレゼンスの低下を指摘している良識あるサイトはたくさんあるのに、国内メディアでは殆ど言及がないですね!現実との向き合い方が不真面目なのでは、と思います。この投稿に対してこんなやり取りもありました。

K氏のご意見: 「世界最古企業ランキング」を見ると日本企業が驚くほど多い事も事実のようです。情報の流れは指数関数的に早くなっていますが、モノサシを変えてみると日本には世界的に優れた何かがまだある様にも思えます。

私の返答: Kさん、おっしゃる通りです。今を生きる私たちが、そのような伝統的、持続可能な起業ができるか、しているか、そう認識する辺に、何か突破口があるような気がします。術が無いで終わるのは無責任ですね。

 憂いてばかりでは、老人性鬱と何も変わりません。こんな時代に若者に言葉を放つだけではなく、自分はどう生きるかを世に提起することこそ、我々世代の責任なのでしょうね。

 あと二日で、3月も終わり、2017(平成29)年度も終わります。

シンガポール 2017 (下)

Posted by 秋山孝二
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 シンガポールは、マチづくり=国創り、コンテンポラリーアートと緑豊かなマチ、テーマパークのようにマスタープランに基づいてデザインされています。ただ、素朴な「土」の臭いが無いので、どこか喉の渇きも感じます。

ホテルエントランスの壁動画?!

ホテルエントランスの壁動画?!

都市計画にも風水が基本!

都市計画にも風水が基本!

 植物園では、ランをはじめ多くの植物が濃密にあり、散策路から効率的に見学はできます。

 未来都市研究所への特別視察ツアーで訪問したスイスのマチづくりシンクタンク、そこでは多くの国々の研究者・デザイナーがジョイントプロジェクトを展開中です。その一つとして個別「建物の緑化」も、これが地区に拡がり、さらにコミュニティへと発展していきます。

緑化ビル

緑化ビル

 パーティの時に話をしたイギリス人、昨年イギリスからシンガポールに家族で移住したとか。IT系企業を興し、現在社員は10人。移住の一番の理由は、「BRIXIT」に失望したからとか。お祖父さんは、第二次世界大戦時にシンガポールで日本軍の捕虜になり日本本土に送られたそうです。ただ、彼はお父さんと一緒に14歳の時に日本を訪れ、神戸・東京他を訪問してすっかり日本文化に心酔し、学生として再度日本に留学しました。そして、自分の娘さんには「SAKURA」という名前を付けているそうです。今回のパネルディスカッション前半を聴いていて、「あんなにAIの将来を楽観していいのかな?」と懐疑的でしたが。

 前回訪問した時は、中国系が目立った印象でしたが、今回はヨーロッパ、インドネシア、オーストラリア、インド系シンガポール人他、世界各国の英知が集まっている、そんな気がしました。

シンガポール 2017 (中)

Posted by 秋山孝二
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 今回も外資系金融機関のフォーラムです。

今年のテーマ、「人工知能と人間」

今年のテーマ、「人工知能と人間」

* 2015年の様子――>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24868

* 2016年の様子――>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28015

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28017

パネルディスカッション第一部

パネルディスカッション第一部

パネルディスカッション第二部

パネルディスカッション第二部

 マリーナ・ベイでの交流会でも意見交換は続きました。

夜景もアイディア満載、ドローンも数機飛んでいました!

夜景もアイディア満載、ドローンも数機飛んでいました!

新進気鋭のシェフ!

新進気鋭のシェフ!

創作料理も斬新で!

創作料理も斬新で!

シンガポール 2017 (上)

Posted by 秋山孝二
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 三度目のシンガポール、今回は少々観光の時間も取れてよかったです。それにしてもこの国の長期開発計画は凄いですね。今までの顔とはまた違った国の姿を見た思いです。

 これまでのシンガポール関連記事――>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24919

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24921

 建国の父、リー・クワン・ユー

建国の父、リー・クワン・ユー

地下38階も戦略的!

地下38階も戦略的!

 そして長期的に、環境都市マスタープランもきっちり。

埋立地を拡張しての長期計画

埋立地を拡張しての長期計画

壮大なテーマパーク?マチづくり=国創り!

壮大なテーマパーク?マチづくり=国創り!

古の姿

古の姿

RETHINKING IMPACT @香港 (1)

Posted by 秋山孝二
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 秋山財団の基本財産運用でお世話になっているロンバー・オーディエ(http://www.lombardodier.com/home.html)が、毎年、今頃開催するフォーラムに参加しました。昨年はシンガポール(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24868)でしたが、今年は香港で濃密な二日間でした。

 日本ハムファイターズ対広島カープの野球・日本シリーズの行方を気にしながら、関西空港経由で香港に行きました、私にとってはアフリカへの中継の出張を含めて4回目だったような気がします、毎回、滞在が比較的短いので記憶が必ずしも定かではありませんが。

* アフリカ・マラウィ編――>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%A3%E7%B7%A8

 初回訪問は随分前でしたが、1998年7月5日に閉港した「世界一危険な空港」と言われていた啓徳空港の時代でした。着陸直前に香港島向いで急旋回するあの空港です。今は、移転して広大な空港となり、九龍地区・香港島にもエアポート快速で25分程度で到着します。

* 啓徳空港――> http://dailynewsagency.com/2013/07/19/incredible-pictures-airplane-near-misses-xd5/

空港から香港島まで

空港から香港島まで25分

香港島から九龍地区を臨む

香港島から九龍地区を臨む

空は高く

空は高く

 会場は、「Asia Society Hong Kong Centre(http://asiasociety.org/hong-kong)」一階ホールです。特別展も開催中で、学校の生徒・学生たちも訪れている高台にある立派な建物でした。

会場のASIAセンター

会場のAsia Society Hong Kong Centre ロビー

熊野古道・中辺路ウォーク(5)

Posted by 秋山孝二
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 熊野古道・中辺路ウォーク、最終日は串本・白浜。今回、熊野古道がメインと思っていたのですが、実は串本・白浜も素晴らしかったです。

 日没前の橋杭橋も良かったし、翌日朝、日の出に輝く姿も幻想的でした、太平洋の広がりが気持を押し拡げてくれます。

朝日を浴びた橋杭岩

 ここから少し先には、潮岬です、「【本州最南端】和歌山県串本町の潮岬(北緯33°26′、東経135°46′)」の灯台も遠くに見ることができました。
<参考> http://find-travel.jp/article/9634

 そう言えば、昨年11月にシンガポールに行った時、「ユーラシア大陸の最南端」というポイントも思い出に残っています。

――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24921

 串本町からバスでしばらく走り、白浜町の「千畳敷(http://www.jalan.net/kankou/spt_30401ab2070007555/」、「三段壁洞窟(http://sandanbeki.com/」は、自然の造形の凄さを感じました。

千畳敷

千畳敷

切り立った断崖

切り立った断崖:三段壁展望台より

 三段壁は高さ50m、断崖絶壁が約2kmも続く、勇壮な景観です。展望台の近くには、地下36mの洞窟までエレベーターで降りられ、観光施設「三段壁洞窟」も迫力がありました。

三段

三段壁を降りて

奥まで続く洞窟

三段壁を降りて:奥まで続く洞窟

 暫く沿岸線を行くと「円月島(http://www.jalan.net/kankou/spt_30401ab2050007121/」が現れました。

夫婦岩

円月島

 こんなエピソードもあります、映画「海難1890(http://www.kainan1890.jp/」、第39回日本アカデミー賞にて優秀作品賞を初めとする10部門で優秀賞を受賞しました。1890年9月、オスマン帝国の親善訪日使節団を乗せた軍艦エルトゥールル号が和歌山県沖で座礁し、乗組員618人が荒れ狂う海へと投げ出されました。500人以上もの犠牲者が出る中、地元住民の懸命な救助活動によって69人の命が救われ、トルコへ帰還。この事件をきっかけに、日本とトルコの間に厚い友情が結ばれることとなりました。そして1985年、イラン・イラク戦争で緊張が高まるテヘランに日本人215人が取り残された時、トルコ政府の手配したトルコ航空機で邦人は全員無事に救出されたのです。

トルコとの友好関係

トルコとの友好関係

 一つ一つの歴史的出来事を「繋げる」力とでも言うのでしょうか、北海道では自然の景観をありのままに見せるのが観光だと思われているのに比べて、今回の一連のスポットでは、神話・伝説等によってストーリーを紡ぎ出して今に語り続ける、そんな魅力を強く感じましたね。「観光」が産業として地域の経済を下支えしているモデルを見た気がします、歴史を見える化して伝承するとも言えましょうか。

東京ガスの今後、楽しみです

Posted by 秋山孝二
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 4月から装いも新たにBS11で始まった「寺島実郎の未来先見塾~時代認識の副読本~(http://www.bs11.jp/news/6073/」、その初回、東京ガス(株)(http://www.tokyo-gas.co.jp/)代表取締役の広瀬道明さんのお話は実に興味深かったですね、自らの企業の創業の理念を踏まえて、今後のエネルギー戦略をしっかり示されています。

 「エネルギーは選べる時代」ではじまるHPも魅力的です。(http://www.tokyo-gas.co.jp/company.html

 HPの社長のメッセージから~~~~~~~~~~~~~~

「チャレンジ2020ビジョン」の実現に向けて

 2011年11月、「エネルギーと未来のために東京ガスグループがめざすこと。〜チャレンジ2020ビジョン〜(以下、ビジョン)」を策定しました。ビジョンでは、ガス事業と首都圏エリアに軸足を置きながら、事業領域と事業基盤を拡充し、LNGバリューチェーンの一層の高度化を図り、日本の「エネルギーセキュリティの向上、エネルギーコストの低減、エネルギーシステムの革新」に貢献するとともに、東京ガスグループの持続的な成長・発展をめざすこととしています。電力・ガスの小売全面自由化が目前に迫る中、東京ガスグループはこのビジョンに込めた想いを大切にし、その実現に向けグループ一丸となって邁進していきます。

 ビジョンを「ホップ」(2012〜14年度)、「ステップ」(2015〜17年度)、「ジャンプ」(2018〜20年度)の三段階に分けると、第一段階のホップ期ではこれまで順調な歩みを重ね大きな成果に結びつけることができました。例えば、東南アジア地域での事業・投資活動の統括拠点としてシンガポールに東京ガスアジア社を設立したことはその一例です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~ コピーおわり

明確なビジョン

明確なビジョン

 電力事業に特化すると、3・11以降の世界を踏まえて「お得」、「安心」、「簡単・便利」、日本に住む人々の心を捉えます。

大変分かりやすい方針!

大変分かりやすい方針!

「あなたとずっと、今日よりもっと。」、響きも良いし、フレーズとしても素晴らしいです!!!

 昨今、東芝、三菱自動車等、日本企業の情けない現状を目にして鬱陶しいですが、2011.3.11以降の世界、東京ガスのように、しっかり現実と向き合う企業はどんどん進化していくのですね、新しい年度のスタートの月に、日本企業の力強さを感じたひと時でした、広瀬社長はじめ東京ガスの皆さんのご活躍を期待しています、頑張って!!!!!

「ICANS」 by トヨタ財団 に参加!

Posted by 秋山孝二
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 40年ぶりにアジア各国の非営利活動組織が日本に大集合。トヨタ財団(https://www.toyotafound.or.jp/)の企画による3日間のプログラム「ICAN」でした。海外の方は、4日目に東京江東区山谷ほかのフィールド視察も組み込まれています。

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 目的は以下の通りです。

* アジアの非営利セクター(特に財団、NPO/NGO、社会的企業)を支援する組織や既存の域内ネットワークを再構築し、情報を共有するための場を設ける 。その際に、過去のネットワーク(APPC/CAFO 等)の成果に基づき、近年の新たな動きや、次世代の人材を巻き込む。

* 共同プロジェクトや調査等の、国を越えた協働の可能性について検討する 。

* アジ各国における社会的課題を解決していく上での非営利セクターの役割や現状について比較の上、各国で必要となる社会的インフラや環境整備について検討していく 。

「ICANS」、120人の参加者で熱気!

「ICANS」、120人の参加者で熱気!

 前日のウェルカムパーティです、ベトナム、南アフリカ、シンガポール、インドネシア、韓国、日本の方々と。

ウェルカム・パーティで

ウェルカム・パーティで

 初日は全体会からスタート。パネラ―の方々のプレゼンに続いてディスカッション。

アジア各国からの参加者で盛況

初日からアジア各国からの参加者で盛況

全体会1でのパネルディスカッション

全体会1でのパネルディスカッション

 午後は分科会に分かれての密度濃い意見交換も。

分科会1でのパネラーほか

分科会1でのパネラーほか

 食事前の待合場でも交流の輪は続きます。私も台湾からの参加者から直近の政権交代について、ホットのお話を聴くことができました。

一日目終了後の夕食前

一日目終了後の夕食前

 二日目は分科会から開始、インドネシア、韓国、日本の事例から、共通する地域再生についての意見交換が充実していました。

二日目の分科会

二日目の分科会

 草の根の国際交流では、山本正(http://www.jcie.or.jp/japan/tym.html)さんのお名前が随所に出ていました。アジアにおける日本のリーダーシップは、しかしながらこの20年間、ほぼ空白となっていて、国際社会におけるプレゼンスも大きく後退している現実を直視しなければなりません。

 今後も継続的な会合になるかどうかは未定のようですが、「Asian Nonprofit sectors」の草の根交流は、こういった地道な活動の積み重ねの上に成り立っていくのでしょう。トヨタ財団さんに感謝すると同時に、コミュニティー財団として、私たちの活動も課題解決で繋がっていくヒントを見出した思いです、今回ご招待頂き誠にありがとうございました。