40年ぶりにアジア各国の非営利活動組織が日本に大集合。トヨタ財団(https://www.toyotafound.or.jp/)の企画による3日間のプログラム「ICAN」でした。海外の方は、4日目に東京江東区山谷ほかのフィールド視察も組み込まれています。
目的は以下の通りです。
* アジアの非営利セクター(特に財団、NPO/NGO、社会的企業)を支援する組織や既存の域内ネットワークを再構築し、情報を共有するための場を設ける 。その際に、過去のネットワーク(APPC/CAFO 等)の成果に基づき、近年の新たな動きや、次世代の人材を巻き込む。
* 共同プロジェクトや調査等の、国を越えた協働の可能性について検討する 。
* アジ各国における社会的課題を解決していく上での非営利セクターの役割や現状について比較の上、各国で必要となる社会的インフラや環境整備について検討していく 。
前日のウェルカムパーティです、ベトナム、南アフリカ、シンガポール、インドネシア、韓国、日本の方々と。
初日は全体会からスタート。パネラ―の方々のプレゼンに続いてディスカッション。
午後は分科会に分かれての密度濃い意見交換も。
食事前の待合場でも交流の輪は続きます。私も台湾からの参加者から直近の政権交代について、ホットのお話を聴くことができました。
二日目は分科会から開始、インドネシア、韓国、日本の事例から、共通する地域再生についての意見交換が充実していました。
草の根の国際交流では、山本正(http://www.jcie.or.jp/japan/tym.html)さんのお名前が随所に出ていました。アジアにおける日本のリーダーシップは、しかしながらこの20年間、ほぼ空白となっていて、国際社会におけるプレゼンスも大きく後退している現実を直視しなければなりません。
今後も継続的な会合になるかどうかは未定のようですが、「Asian Nonprofit sectors」の草の根交流は、こういった地道な活動の積み重ねの上に成り立っていくのでしょう。トヨタ財団さんに感謝すると同時に、コミュニティー財団として、私たちの活動も課題解決で繋がっていくヒントを見出した思いです、今回ご招待頂き誠にありがとうございました。
2 月 3rd, 2016 at 9:37 AM
[...] * 「ICAN」 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25526 [...]