『駒形どぜう』、あれこれ

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 今年は、昔の映画作品を観る少し不思議な少人数の会がシリーズで開催されていて、年末はやはり『忠臣蔵』だろうと、先日は東京から今年7月にもお越し頂いた『駒形どぜう(https://www.dozeu.com/六代目越後屋助七(渡辺孝之)さんに、出版記念を兼ねて再度お越し頂き、そば打ちパフォーマンスと出版記念会に私も参加しました。たくさんの以前からの知人とも再会できて楽しいひと時でした。

* 今年7月の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=47108

 先ずは昼の部、様々な『忠臣蔵』が過去には上映されましたが、それぞれの映画会社が所属の大物俳優を総動員して会社の威信をかけての制作だったうようです。昔は、お客さんの多くはその物語はすでに承知しているので、それぞれのキャスティングの面白さと誰に焦点を当ててのストーリーとなっているのか、かなり深い鑑賞眼を持っていたようです。昨今はその辺の観る側の浅さも顕著とこの日の解説者の河治和香さんはおっしゃっていました。

* サラリーマン忠臣蔵(1960年)ーー> https://filmarks.com/movies/35483

* ギャング忠臣蔵(1963年)ーー> https://filmarks.com/movies/12504

サラリーマン忠臣蔵

ギャング忠臣蔵?!

ギャング忠臣蔵?!

 そして、お江戸では「忠臣蔵といえば蕎麦!」というくらいに、上映後はリアルにお蕎麦の振る舞いもあったとかで、今回はそば打ちのライブパフォーマンスも。これまで観た中で最も丁寧な蕎麦打ちで、出来立てのお蕎麦の美味しさは格別でした。わざわざ東京から蕎麦打ち道具一式をスーツケースに詰めての実践、素晴らしい時間でした。六代目越後屋助七(渡辺孝之)さんは、パリ等の海外でもパフォーマンスを披露しているそうです。

 夜の部は出版記念の小さな会を、再び札幌ビール園で開催。大変和やかな楽しい雰囲気で、こちらではお土産に打ち立てのお蕎麦を持ち帰りました。

江戸情緒あるれる昼・夜のひと時、楽しい時間でした、ありがとうございます。

祝、歩さん、札幌芸術賞受賞!!

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 (公財)北海道演劇財団の斎藤歩理事長が今年度の『札幌芸術賞』を受賞し、先日、その贈呈式があり副理事長の私も出席しました、嬉しかったですね。

* https://www.city.sapporo.jp/shimin/bunka/geijutsu/geijutsu.html

~~~~~~札幌市HPより

~受賞の理由~

 札幌を代表する劇団、札幌座を中心として俳優、脚本家、演出家など様々な形で札幌の演劇界を牽引し、精力的に活動している。また、札幌を基盤としながら、北海道演劇財団理事長として全道の演劇活動の活性化に貢献している。さらに、地元に根差した身近な演劇活動を展開しながら、小中学校等に出向いて演劇を用いたワークショップを行うなど、教育活動にも尽力している。その活動は北海道、全国にも広がり、札幌の演劇界の中心的な存在として本市の文化芸術の振興に大きく貢献している

~~~~~~~

 演劇財団関係者も歩さんと一緒に記念撮影。

 さらに当日参加した関係者でも記念撮影、撮影者は専務理事の木村典子さんです。

 歩さんは、27年前に『札幌文化奨励賞』を受賞していて、今回の受賞ももっと頑張れとの励ましの賞として受け止めているとの言葉もありました。病と闘いながらのこの間の公演にも役者としての熱い魂を感じる昨今です。東京で活躍していた彼を札幌に呼び戻した私としても、大いに責任を感じているので、今回の受賞の喜びはひとしおでした。

 あらためて、歩さん、おめでとう!!

北海道経済同友会 @ 苫小牧

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 北海道経済同友会の苫小牧支部との意見交換会が先日開催されました。私にとっては今年、函館、釧路に次いでの会合、幹事として参加しましたが地域の課題をお伺いして貴重な時間でした。

* 函館支部とーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=47173

 ラピダス(https://www.rapidus.inc/)の千歳進出等で話題の地区、襟裳沿線でも外国人労働者の大量流入ほか、エキサイティングな話題が満載でした。意見交換の後は懇親会、引き続き議論が続きました。

* https://www.rapidus.inc/news_topics/news-info/rapidus-selects-chitose-city-in-hokkaido-for-its-new-state-of-the-art-semiconductor-plant-2/

 苫小牧といえば以前の会社での長い間お世話になっている王子病院さま、懐かしかったですね。会場のホテルからすぐ近くだったので思わずその周辺を散策しました。ついででしたが、(株)スズケン(旧秋山愛生舘)苫小牧支店も訪問して、支店長他としばし懇談して懐かしかったですね。

 意見交換会、交流会も終わってJR苫小牧駅に向かうと人の姿が見えず閑散としていました。

祭日早朝の「ち・か・ほ」2023

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 先日は、祭日の早朝にホテルでスモール朝食ミーティングがあり、札幌の「ち・か・ほ」を会場に向かって歩いていました。コロナ禍の風景を思い出させる人の少なさ、でもどこか新鮮で思わず写真を撮ってしまいました。

 11月札幌で開催中の『サッポロ・アートステージ(https://s-artstage.com/2023/』の一環、各高校のイベント企画です、コンテストの結果も発表になっていました。

* https://s-artstage.com/2023/sal/

この中の『札幌劇場祭:TGR(https://s-artstage.com/2023/tgr/』もいよいよ大詰め、今年も多彩な公演が札幌市内の劇場で繰り広げられています、私も幾つかには足を運んでいます。

* これまでのTGR関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=TGR

また薬師寺で『寺島塾』(下)

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 今回の『戦略経営塾』、『薬師寺東塔特別拝観(https://yakushiji.or.jp/toto/index.html』期間と重なり、普段見ることができない塔内のレリーフ観覧の時間もありました。

 12年の歳月をかけて行われた「国宝 東塔大修理」が完了し、東塔落慶記念として初めて東塔初層・西塔初層内の中村晋也作『釈迦八相像(東塔因相・西塔果相)」が今年4月末から来年1月15日まで一般公開されています。銅製のレリーフは、富山県の黒谷(株)(https://www.kurotani.co.jp/)が製作したとのこと、私が理事長を務める「ワグナーナンドール・アートギャラリー(http://wagnernandor.jp/mobile/wnag.html)」の鋳造作品もここで製作されているもので、優れた鋳造技術は高く世界的にも評価されています。

* 東塔修復関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19395

 西棟の初層内展示も併せて開催中でした。

 金堂の前の灯篭には伝説の高田好胤管主が刻んだ文字も。

* 高田好胤(https://www2.nhk.or.jp/archives/articles/?id=D0009250133_00000

 そして、経営塾の行われた「食堂(じきどう)」は厳かな仏教伝来を絵画で表現した室内で、大谷徹奨(https://www.tetsujo.net/)執事長、寺島実郎さんのご講話、その後はまほろば会館での交流会でした。

天井も艶やかなに

天井も艶やかなに

 講話資料の一部から。

 この経営塾、毎回のことですが、現在のウクライナ、ロシア、中東の歴史認識を遡って検証する時間は、実に貴重な内容でした。そして大谷執事長の「いのち」の深掘りも、心が洗われるような新鮮な響きでした。

奈良は心のふるさととして、原点を見極める場として染み入ります。

また薬師寺で『寺島塾』(上)

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 もう何回目になりますか、今年もまた奈良・薬師寺で「寺島文庫戦略経営塾」が開催されました。

* これまでの薬師寺関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E8%96%AC%E5%B8%AB%E5%AF%BA

 前日夜に札幌から伊丹経由で奈良に入り、当日早朝には近鉄奈良駅近くの興福寺を雨の中散策しました。人も少なく静かで降る雨の景色もよかったですね。

猿沢の池から

猿沢の池から

 昼前には東大寺にも。コロナ禍を越えて多くの修学旅行生、外国人観光客が訪れていました。

 二月堂・三月堂への道は人通りがぐっと少なくなっていました、何回来ても心が落ち着きますね。

 近鉄奈良駅近くのお店で買ったあんぱんとどら焼きの掛け合わせみたいな、餡は北海道十勝産小豆、とにかく「大」でした。

「冤罪」、「反戦とZ世代」

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 最近のテレビ番組から、興味深かった二つの話題を。

 先ずは、「冤罪」に関しての深掘り視点から、NHK総合の『クローズアップ現代』、「袴田事件」裁判のこれまでの経緯と台湾の事例を引用しての内容です。

<出演者>

  • 指宿(いぶすき) 信さん (成城大学法学部教授)
  • 桑子 真帆 (キャスター)

* https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4838/

 指宿先生のご発言~~~~~

 そもそも死刑が確定する裁判の当時に、被告人が自分にとって有利な証拠を探すような仕組み、ルールがなかったんですね。そうしたルールが作られたのは裁判員裁判が始まる2004年なんです。2009年から裁判員裁判は始まるのですが、その前にできた。それぐらい証拠開示のルールがないということになると、ほとんどの裁判が通常裁判ですから、再審請求というのは非常に僅かなケースですので、99.9%有罪になる日本では再審請求についてはそんなにルールを作る必要がないと長年認識されていたきらいがあります。もちろん再審を求める側は早くルールを作ってほしいということは熱望していたんです。

~~~~~~~

 番組後半は台湾の法律改定の事例紹介です。

最高検察署 前検察総長 江恵民さんのコメント~~~~~

 「市民団体がえん罪事件について集会を開いて民衆を動かし、立法機関では注目度が高くなり、議員から質問されるようになった。こうした情報は検察にも伝わり、大きな注意を払うようになった。私たちはまず、えん罪が存在することを認める必要がある。それを認めないとしたら司法は恐ろしいものです」

~~~~~~

 二つ目の番組は、先日朝のTBS「サンデーモーニング」から、『反戦とZ世代』、世界で始まっているウクライナ戦争、イスラエル戦争への抗議、反戦運動を中心的に担う『Z世代』の存在です。これまで2050年に向けた環境分野ではよくこの世代の存在を知っていましたが、昨今の世界で起きる戦争、それに対する国連他の従来の国際組織の無力さと限界、新しい時代の担い手として政治の分野でも大いに注目されています。

* https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/831975?display=1

~~~~~TBSニュースからの引用

 ホロコーストという大量虐殺を経験したユダヤ人。そのユダヤ系の若者も抗議の声を上げ始めるなど、アメリカの若者たちの間で、少しずつ”変化”が見え始めています。

 アメリカのCNNなどが行った調査によると、イスラエルの軍事的対応について、65歳以上の81%が「完全に正当性がある」と答えたのに対し、18歳から34歳では27%にとどまりました。

 この層に多く重なるのが、1990年代後半から2010年代前半に生まれた、いわゆる「Z世代」です。

~~~~~~~~引用おわり

 日々、くだらない番組がゴールデンタイムを占有する中、マスメディアでも地道に取材し番組制作をしている方々がいらっしゃることを番組を通して知ることは、あらためて優れた報道・ジャーナリストに感謝ですね、アーカイブスサイト、録画機能も観る側にとっては強い味方です。

なんだかなぁ、二題

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 このところ、外のお店での食事注文を巡って「なんだかなぁ」と感じる場面が続けてあったので、ご紹介します、情景を詳細に表現するので長くなりますがお許しを?!

 先ずは2週間くらい前でしたか、札幌市内、12時過ぎの昼食時で混み合う時間でのそば屋での光景。このお店には入口が二か所あり、普段はそれぞれから入ることができて便利なのですが、これが混雑する時はお客さんの順番がお店の方によく分からなくなり、しばしばクレームの原因になってしまうのです。

 先日も昼にお店に入ると、予想通り満席の中で両方の入口で待っているお客さんが数人、私は以前も同様の光景ですぐにここで食べることを諦めて近くの空いてるラーメン屋に行ったことがありました。今回は、10分くらいレジ横で待っていると、「どうぞ、こちらへ」とカウンター席に案内して頂き、時間が掛かるかと思って、座る前にスタッフに「カレー南蛮そば」とメニューを見ることなく注文しました。そして、私が言われた席に座わるとすぐにスタッフがお水を持ってきてくれました。

 すると、私より先にカウンター席についていた右隣の私よりも年配の男性が、「オレにも水を持ってきて」と言うではありませんか、どれくらい待っていたのかは分かりませんが、高圧的に言うでもなく、どちらかというと遠慮がちに言っていたのです。そうこうしていると、ほぼ私と同時に左側の席についた若い作業員風の男性二人、ゆっくりメニューを見てエビ天丼を注文しました、私は以前の経験から、この時間帯はかなり時間がかかるだろうなとは思っていましたが、私自身は今回は余裕があったのでしばしスマホを見ながら時間を過ごしていました。

 しばらくすると、左隣のお二人が少し待たされた感からか、「オイ、間に合うかな、15分後にはここを出なければ!」と話していて、でもまだ注文の品はきません。そうこうしていると私が注文したカレー南蛮そばは20分くらいでしたか時間は掛かったけど持ってきたので、恐らく先に注文しただろう右隣の方を気にしながら食べ始め、更に私が食べ終わりそうになっても両隣のお客さんにはまだきていないのです。その間、右隣の高齢の方は、「やめて別の店に行こうか」とか独り言のようにブツブツ呟いているのが私にも聞こえていました、でもそれをスタッフに告げることはなくイライラした様子で座っていました。

 それとほぼ同時並行して、左隣の若者二人はいよいよ「間に合わないからもう食べないで出ようぜ」と言いながら、「それでもさすがにも出来上がっているだろうし」みたいなやり取りも聞こえてきたり。私は食べ終わってレジで支払いに立つと、二人も「しょうがない、お金だけ払おうか」と言って、不満そうながら私の前にレジで、口にしていない注文の代金を支払って出ていきました。その間、レジにいた古株の女性スタッフは、「今、できてきたのに!」とお詫びする訳でもなく開き直って、おまけに食べもしていない代金を平気で受け取るではありませんか。二人のお客が出て行った後に、店の主人と思しき厨房の男性が「これ、どうしたんだ、食べてないなら代金をもらったりしたらダメだろ!」とその女性に言ってはいましたが、今一本気度が足りない感じが私にしました。結局、配膳台には出来上がった立派なエビ天丼が載ったまま、その後どうなったかは知りませんが。そして一方、私が支払いを終えて店を出る時にもまだ、右隣のお爺さんには注文したであろう(?)おそばはきていませんでした、全くお気の毒で、私自身胸が痛みました。

 もう一つの「何だかなぁ」は、つい先日夜6時過ぎ、出張先の関西のある空港ビルのレストラン。乗っていた飛行機便が少し早く到着したので、そこからの予定していた高速バスの出発時刻まで30分くらい余裕ができました。ふと見ると、バス出発口すぐ前のレストランが空いていたので、入るなり「一番早くできるのは何?」とスタッフに聞いたら、即座に「カツカレーです、10分くらいで」との答え。私は「じゃあ、それとグラスの赤ワインを」と注文し、少ししたら、ワインが届いたのでゆっくり飲んでいたのです。10分過ぎまでは余裕でスマホを見ながら過ごしていましたが、さすがに15分を過ぎて少しイライラし始め、20分頃になった時に先ほどのアルバイトと思われる若い男性スタッフに、「10分でできるといったカツカレーまだかな?」と確認したのです。すると厨房の方に行って戻ってきて、「まだできていないようで」とお詫びの言葉でもなくの返答。私は一瞬ムッとしたのですが、バスの出発時刻が迫っていたので、グラスワイン分だけを支払って店を出てバス乗り場に向かったのです、この話はこれでおしまい。

 3年以上のコロナ禍を経て再開したサービス業の最前線、食べ物のお店だけでなくホテル等でも人不足、キャリア不足と聞いています、採用もままならず現場は疲弊しているのかもしれませんね。

 私は今でも、先ほどの立派なエビフライののったあの天丼とカツカレーが気になっています、その後、誰かが食べたのでしょうね、きっと。

 つまらないお話二題、お付き合い頂きありがとうございます。

『研究者を訪問』シリーズ開始!

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 秋山財団では、独自のアウトリーチ活動として、これまで助成をお受けになった研究者へ、若い世代の方々に研究室に足を運んでもらい、研究活動とかそもそも研究者を志した動機等を率直にインタビューして、HPにアップする企画をしています。

* 秋山財団HPーー> https://www.akiyama-foundation.org/

 先日はその初回として、下見を兼ねてのリハーサルも大学研究室で行いました。インタビューアー、カメラ担当、脚本・企画担当のスタッフと研究者の先生、それぞれ最初は若干緊張気味だったようですが、皆さん本番には強いタイプ?!、撮影はすでに終了して、今、編集作業中、乞うご期待です。

 昨今は文章による報告・記録よりも、15分程度のコンパクトな動画の方が皆さんにとっては馴染みがあり、今回の企画もシリーズでそれぞれの研究者の現場を訪問して回を重ねていければなと思っています。

『前田一歩園財団賞』 受賞!

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 札幌南高学校林財団は、先日の『林野庁長官賞』に引き続いて『前田一歩園財団賞』を受賞しました、大変名誉なことでした。

* 『林野庁長官賞』ーー>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=47827

 先日、「(一財)前田一歩園財団(https://www.ippoen.or.jp/)」の表彰式があり、私たちの活動が前田一歩園財団賞を受賞しました。今回の受賞では、在校生・同窓生だけでなく、近隣の有明小学校とのコラボほか、地域との連携活動を高くご評価頂いたのが嬉しかったですね、宮澤校長(財団常務理事)、黒川理事、中澤理事も式・懇親会に出席しました。
 事前に黒川さん、中澤さんがパネル準備をしてくれました。
 前田一歩園財団の前理事長の前田三郎さんはお亡くなりになりましたが、札幌一中の大先輩でした。
在りし日の前田三郎さん(秋山財団とご一緒の合同報告会にて)
 ご来賓の環境省の牛場北海道事務所長からは、是非、環境省の景観登録をとお誘いされました。また、増毛山道の会の方からは、明治期に札幌一中の修学旅行(?)でこの増毛山道を歩いた記録があるそうです。いろいろな繋がりが興味深かったですね。
 表彰状贈呈後に、私から学校林の成り立ち他、現在の活動等を報告させて頂きました。
 ついでに、一歩園財団の山本課長、今ではシマエナガ写真家で全国区で活躍していますが、以前お会いしてから何と40キロの減量、釧路の医療機関で、小錦も行ったという胃の切開手術で成し遂げ、現在かなりスリムになり、撮影でも軽快な動きとか、素晴らしいですね。

 11月の相次ぐ学校林財団の受賞、第18代理事長の私も大変嬉しい時間となりました!!

林業経営で『林野庁長官賞』 受賞 !

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 (公財)大日本山林会(https://www.sanrinkai.or.jp/が主催する「第62回全国林業経営推奨行事」で、私が理事長を務める「(一財)北海道南高等学校林(http://www.rikka-forest.jp/)」が「林業経営」でその活動が評価されて、林野庁長官賞を受賞、大変名誉なことと喜んでいます。

* 今年の受賞者はこちらーー> https://www.sanrinkai.or.jp/news/r5suisyou/

 この「(公社)大日本山林会」は、HPに「林業の改良・進歩を目的とし、会頭に伏見宮貞愛親王殿下を奉戴して明治15年(1882年)1月21日に設立され、現総裁秋篠宮文仁皇嗣殿下に至るまで、歴代総裁に皇族を奉戴いたしております。創立以来140年の歴史を有するわが国で最も古い林業団体です。」とあります。先日の東京での贈呈式には現在の総裁の秋篠宮文仁皇嗣殿下もご臨席され、贈呈終了後には舞台を降りて私たちとも個別にお言葉を交わしました。

 式場のイイノホール舞台の中央・金屏風前が殿下の席、右側には青山林野庁長官はじめ『大日本・・』と名の付く各団体の会長が着席です。

 今回の受賞、賞状の他に秋篠宮殿下から記念品の干菓子も頂きました。

 今回嬉しかったのは、「林業経営」での受賞という点です。これまで様々な受賞を学校林は受けていますが、近年の幅広い方々とのコラボの活動が評価されたことに最大の特徴があると考えています。

 式典終了後には別室で記念祝賀パーティも開催されて、各受賞者・北海道庁の各地のご担当者とも懇談できました。そこで撮影された記念写真はいずれ送って頂けると思います。私は乾杯のご発声の前にグラスの白ワインを先に試飲?させて頂きました。

 贈呈式で司会を務めた『2023 ミス日本 みどりの大使:上村さや香(かみん)(https://twitter.com/kaminlovesong)』さんは、シンガーソングライターとしてもご活躍で、パーティでも国産材で作成されたギターで歌を披露しました。

札幌の霜月 2023

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 今年の札幌の秋、例年に比べてどうなんでしょうね、記録的な暑さの夏を過ぎて、あっという間の秋になりました。

 そして、つい先日の午前中、ホテルで懇談時のコーヒー!!パテントはスイスの企業のようです。

ホットコーヒーが冷めない!!

ホットコーヒーが冷めない!!

樺太の日本史 @ 新渡戸連続講座

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 シリーズ『新渡戸連続講座』、今回は樺太の歴史を2回連続でお話をして頂くその前半でした。

* これまでの連続講座関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

日本領時代の樺太の歴史 その1 社会と暮し

講師: 鈴木 仁 (北海道大学・札幌大学非常勤講師、樺太の歴史研究家)

 1905年(明治38)からの樺太の歴史を中心に解説して頂きました。恥ずかしながら知らないことばかり、三島由紀夫の祖父も樺太統治の長官を務めたとのことでした。

 今月は「日本領時代の樺太の歴史 その2 戦争」

講師:鈴木 仁

 1945年(昭和20)8月9日に始まった戦争と戦後の問題について解説して頂く予定です。

柿の木、その後!

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 先月、我が家の庭の柿の木が倒れたと書きましたが、その後、少し時間は掛かりましたが、かなり整理されました、まるで供養するかのように庭の片隅に分別して、葉は数年掛けて堆肥に、しぶ柿1000個近くは冬場の鳥の餌になればと思っています。

* 先月の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=47685

 現在はこんな感じです。

太い部分は燃料用に乾燥して
太い部分はまき用に短く切って乾燥に。

葉と実を分別して

葉と実を分別して

 今年の夏は大変な暑さでしたが、さて、これからの冬はどうな年になるのか、温暖化を心配しながら11月を迎えています。

都市再開発って?

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 先日、久しぶりに東京の日比谷公園内を少し歩く時間がありましたが、今、園内では大規模な再開発(?!)工事が進んでいました。『未来をつくろう、みち・水、緑』と東京都建設局は謳っていますが、本当に未来につながるのかどうか、私自身思い出多い日比谷公園、歴史を伝える少しの掲示板はありましたが、何だか今を預かる方々の見識の浅さを感じましたが。

 日比谷公園では、日比谷公会堂と野外音楽堂が特に思い出深いですね。1960年代終わりから現在まで、たくさんの参加した集会もあり、今もそこを通ると当時の熱気と騒然とした雰囲気が脳裏をよぎります。

 そんな思いを抱きながらいると、先日は、「神宮外苑再開発」に関して、多くの方々の反対メッセージが新聞に掲載されていました、こちらも東京都の見識が問われています。

 まさに100年育てた樹々こそ未来に繋げていくこと、その使命が今を生きる私たちにはあるのではないでしょうか。

 一方、つい先日、札幌の大通公園を打ち合わせのために歩いていました、コロナ明けから連日イベントで多くの人々が集っていた場所も、ひと時静寂を取り戻して、昔のイメージが浮かびました。

 この公園の樹木を切り倒すなんてことにはならないでしょうね、札幌市政、市民の見識が問われる時があるのかもしれません。今年の夏、札幌でも記録的な暑さでしたが、季節は確実に秋を迎えるのですね、紅葉も落葉も素晴らしい光景だと私は思います。

函館・松前 訪問@経済同友会(補足)

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 私は出張したり旅行したりの時、ほとんどお土産っぽいものは買わないのですが、今回の松前町訪問では思わず(?)お菓子を幾つか少しずつ買いました。

 松前町には老舗の和菓子屋さんが二つあります、「北洋堂(https://www.hokuyodo.com/products/list.php?category_id=0&pageno=2」と「中村屋(https://rurubu.jp/andmore/spot/80001269」。

 北洋堂の「海苔羊羹」、羊羹の中に海苔が細かく入っていて食べると風味が口の中にいっぱい広がりますね。

 中村屋の「アワビ最中」、まさにアワビ型最中に餡が、大きさも食べやすく、です。

 そして、矢野旅館の女将工藤夏子さんがつくった「塩仕立て松前漬」、全て地元産にこだわりロシア産となる数の子は一切入れてないとのお話。そのためかあっさり系で後味がすっきりです。

 更に松前名物「海苔だんだん弁当(松前海苔・自家製松前漬・しそわかめの佃煮・漬物)」、津軽海峡の寒海苔のお弁当、松前では海苔を段々にして「のりだんだん」です。

 今回の経営者の皆さん、数か所で記念撮影、これはお城を背景に矢野旅館屋上での一枚、代表理事のおひとり(株)セコマの丸谷智保会長とともに!

 濃密なツアー帰り、JRに乗っていると、大沼公園過ぎで何と水平線から延びる完全な虹が出現でした!

JRの車窓から!

函館・松前 訪問@経済同友会(下)

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 このところ松前地区では熊が出没しているとのことで、二日目の散策予定は、お城周辺の街並みについて、旅館屋上とエントランスで工藤さんの解説とで代替になりました、旅館の窓からは松前城(正式には福山城)が間近に。このお城は、日本で最後に築城された城郭です。

 朝食後、私は少しだけ旅館側から坂を登り散策して門を入って城内へ。

 旅館エントランスで女将の工藤夏子さんの解説により歴史をコンパクトに説明して頂き、松前藩の状況、函館戦争、明治の新政府誕生等、現場が発信するリアルなメッセージが印象的でした。新選組土方歳三らに攻められたこのお城、歴史の一コマです、その後の勝敗は逆転でしたから。

旅館屋上から海の方向の街並みを

旅館屋上から海の方向の街並みを

 今回の訪問のメインイベント、『阿吽寺(あうんじ)https://www.tabirai.net/sightseeing/column/0002738.aspx』訪問と蔵の内部見学です、このお寺は、1443(嘉吉3)年に創建。松前藩の祈願寺です。山門は土方軍の攻撃で焼かれて失われたため、現在の山門は松前城の北東側にあった門を移築したもの。先日のご住職の話では、この門はお城から「お預かりしている」もので、もし将来的に松前城の全体的な復元事業が行われるようなことがあれば元の場所に戻したいのことでした。この一連のお城周辺は、文化庁の復元事業でかなり昔の姿に戻りつつあるようです。
風水の入り口
風水の入り口
 本尊の「不動明王立像」は、平安後期につくられたという貴重な作品。

 その境内から城内へ移動、今は芝生になっている広場には以前に小学校があり、工藤さんもこの小学校のご卒業とか。

 何れにせよ、幕末から明治にかけての激動の時代の舞台となった道南地方、この地域の歴史を深堀すると、先住民族アイヌ、北前船、ロシア等の諸外国との交易、松前藩と江戸幕府、新政府との関係、実に興味深い歴史の中に生きた人々の息遣いに触れることになりました。

* 木古内・江差の訪問関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=5344

函館・松前 訪問@経済同友会(中)

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 摩周丸記念館見学を終えて、他メンバーとともに貸し切りバスで一路松前町に。私自身初めての松前行き、途中木古内駅の道の駅に寄りはしましたが、たっぷり2時間は掛かりましたね、思ったより函館から距離があるのかなと。

 北海道経済同友会会員の工藤夏子さんが女将の「温泉旅館 矢野(https://www.matsumae-yano.com/」で交流会。夕食は新鮮なアワビと今が旬の松前マグロほか盛りだくさん!

* 工藤夏子さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=47173

津軽海峡・松前マグロ!!

津軽海峡・松前マグロ!!

 更に隣の2022年7月16日にオープンした『居見世 茶蔵 sakura(いみせ さくら)(https://hokkaidolikers.com/shop/69034#google_vignette』で北前船の説明と意見交換を深めての濃い時間でした。190年前に建てられた土蔵をリノベーション、残す部分は残し、リニューアルする箇所はしっかり補強し新しく、そのバランスが絶妙で、企業の継承とまったく同じ気がしましたね。

1階はカウンター席で

1階はカウンター席

壁はそのまま保存して

壁はそのまま保存して

当時の商売の記録

当時の商売の記録・注文帳

 そして2階から下を見ると。

 この土蔵にはたくさんのお宝がまだまだ眠っているそうです、よくぞ残して今の時代に再生してくれましたよね、その見識に感謝で、北前船の経済貢献の歴史を目の当たりにできる貴重な場所です。「日本海物流」の隆盛を感じる時間、今まさに津軽海峡は中国とアメリカを結ぶ最短距離として、大いに活発になってきています。

函館・松前 訪問@経済同友会(上)

Posted by 秋山孝二
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 北海道経済同友会の初めての幹事会ツアーは、道南・松前町の矢野旅館訪問・宿泊で松前藩の歴史探訪でした。私はJRで函館駅へ、待ち合わせに時間があったので、折からの大雨でしたが以前から行きたかった『記念館・摩周丸https://mashumaru.com/』をゆっくり見学できました。

 青函連絡船、実に懐かしいですね。幼いころから何回も乗って、1969年1月末に大学受験の為に、札幌駅から急行列車・青函連絡船を乗り継いで、青森から再び急行列車で上野駅に到着でした。函館桟橋では何故か列車を降りると走って船に乗り込むんですよね、席は十分あるのに。短冊みたいな紙の乗船名簿に名前を毎回書いたのも懐かしい記憶です。それと、出帆する時の紙テープと三拍子(ワルツ)の蛍の光の曲、忘れられない光景です。先日の摩周丸でも銅鑼の音と曲も流れていました。

 18歳の大学受験時に、この二等船客の升席にゆったり一人寝転がってたっけ、懐かしく昨日のように思い出しました。

 船内にはたくさんの資料パネルが展示されていましたが、その中でひときわ目に飛び込んできたのが「洞爺丸の遭難」です。1954(昭和29)年9月26日に青函航路で台風第15号により起こった転覆・沈没事故、死者・行方不明者あわせて1155人に及ぶ、日本海難史上最悪の事故となりました。実は私はこの洞爺丸にこの年の春に乗っていたのです、アルバムにある写真が残っていて、父の故郷が青森県八戸市だったので、その旅行の途中で撮ったものだと思います。

<これまでの函館関連の記事>

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柿の木、お疲れさま!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
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 もう30年近くなるでしょうか、本州から我が家にやってきた柿の木、丁度8年目に初めて実を付けて、「モモ・クリ三年、カキ八年」の通りだと感動して以来、ほぼ毎年実がなって我が家の秋の風物詩でした。今年は夏の暑さのせいか例年以上にたくさんの実を付けて、「凄いな!」なんて思っていたら、つい先日、朝気がついてみるとなんと根元からぼっきり折れて倒れていて、庭の周辺の景色が大きく変わっていました。造園作業をやっている方のお話だと、カキの木は折れやすいので剪定等でも木には絶対に登らないのだとか。

 数日掛けて少しずつ枝を切り、実を外して片付けていました。

 下の写真は片付けた実・葉の半分程度ですが、300個以上今年は実がなったでしょうか、全て渋柿ですが。

 数日間作業をしていて、「片付けてる」というよりも、何か「お骨上げ」しているような不思議な気がしていたのですね。子供たちの成長を永く見守っていた柿の木を、感謝の気持ちと一緒に弔うよな心境、心の中で「ありがとう」、「お疲れさま」みたいな言葉を掛けたくなるような。一方、開花の時期に摘花して樹木の負担を軽減すべきだったのかと、申し訳ないような反省の気持ちも抱きました。

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 何れにせよ、樹木に宿る霊とでも言うのか、長く付き合うと「いのち」の存在を意識せざるを得ません。長い間ありがとう!!