映画「100年の谺(こだま)」

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 映画 「100年の谺(こだま):http://taigyaku-movie.net/」上映会が、先日、市民300名の超満員で大盛況でした。内容は大変重く、多くの問題を私たちに突きつけて、歴史と真摯に向き合う姿勢をあらためて認識しました。 

 この映画では、「大逆事件」の犠牲者たちが何を考え、何をしようとしたかを明らかにするとともに、事件に対する日本の文学者達の数少ない反響を、当時フランスで起こったドレフュス事件との対比でも検証しています。

 第二次世界大戦後になって、大逆事件は再審の厚い壁に阻まれてきましたが、事件の真相が明らかになってくるにつれて、各地で犠牲者の名誉回復や顕彰をする活動が生まれ、現在に至っています。HPには、「大逆事件とはなんだったのか? 国家と司法、国家と人権、国家と私たち…、100年たった現在もなお、それは、私たちの胸の中に谺(こだま)のように 重い問として残りつづけている」、と書かれています。作品は以下の通りです。

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<主なスタッフ>

企画:白井堯子・富田玲子・藤原智子 脚本:藤原智子 演出:田中啓 演出補:山崎欽毅 撮影:松田重箕

CG:田中龍雄 朗読:高橋理恵子 語り:根岸朗 音楽:松島美毅子 制作:千原卓司

企画:「大逆事件」製作委員会 製作:イメージブレーン

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 幸徳秋水については、これまでこの欄に2回程書きました。高知県四万十市中村を訪問した時には、幸徳秋水のお墓にも足を運ぶことができました。

* 土佐で:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3916

* NHKテレビで:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11674

 

 インターネットで検索すると、千原卓司(上映委員会事務局http://www.saiban-kenpo.org/hatugen/backnumber/120910.html )さんのコメントが心に残ります。

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 実際に起こってもいない天皇暗殺計画をフレームアップし、彼らを死刑や無期懲役にし、迫害したり一家離散の責め苦を負わせたのです。その裁判が行われた大審院では、審理を非公開とし、証人申請はすべて却下し、翌年には早々と判決を言い渡しています。死刑判決を下した24名のうち12名を、間髪を入れず、処刑したのです。これが大逆事件の大要です。

 大逆事件当時は、予審判事が起訴して公判判事が公判にあたっていたわけですが、まさに両者が結託してほとんどの被告人を判事がつくったストーリー通りに有罪にしていきました。そのことに対しては当時からすでに違法との指摘があったようです。映画の中にも出てきますが、石川啄木も怒りを感じて「日本はダメだ」と日記に書いています。

 この事件はいまも、国家権力というものに私たち一人ひとりの市民がどう対峙していくかを問うているように思います。国家が権力だなんて、日常的にはピンとこない人が私も含めてほとんどだと思いますので、ぜひ一緒に考えていきたいと思っています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~ コメント引用おわり

 翌日の地元紙に、この上映会の記事が掲載されて、そこで大逆事件を「冤罪」とする記述がありましたが、「冤罪」というのは、ある事件が実際起こり、その犯人に全く関係の無い人が何らかの力でされることなのではありませんか。実際に起こってもいない「でっち上げ計画」により逮捕して事件に仕立て上げるのは、それ以上の「犯罪」だと思います。以前、鹿児島県警察による「志布志事件」も全く同じ構図でしたね、大逆事件は昔の話ではなく、まさに今の時代にも発生することを、私たちは肝に銘じる必要があるでしょう。

 今回の上映会に、弁護士の皆さんも多く参加されていました。これまで関係者の地域、宗教界は、名誉回復等、事件の不当性を形で撤回する活動をされてきていますが、日本の司法、とりわけ裁判所、弁護士は、これまで自分たちのフィールドで、どれだけ努力をされたのでしょうか。名誉回復、再評価等、自身のフィールドできっちり歴史を上書きする活動こそが、誠実に向き合うことだと思います。

第64回さっぽろ雪まつり

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第64回さっぽろ雪まつり:http://www.snowfes.com/」が今日から開催です!雪まつりの歴史はこちらから(http://www.snowfes.com/about/history.html)。3年前はこんな感じ(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3271)。

街なかのポスター

街なかのポスター

西5丁目大雪像

西四丁目大雪像:今秋に式年遷宮を迎える伊勢神宮をイメージ「伊勢・神話への旅」

氷の殿堂

氷の殿堂

  今年の目玉は、これでしょうね、西5丁目会場東、豊平館を背景に「プロジェクション・マッピング:http://www.youtube.com/watch?v=ETN_Psm2GSQ。昨年の東京駅オープン時でも披露された技術ですが、あまりの混雑で一回で中止になったそうです。今年の雪まつり会場では、ひと際人気を集めそうですね。

 札幌のホテルは外国人観光客でごった返しています、今年はとりわけ賑わっている感じがします。

女子柔道・園田隆二監督に思う

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  日本柔道の園田隆二監督が女子代表への暴力で辞意表明をし、その後退任したニュースは衝撃でした(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130131/t10015201831000.htmlhttp://www.hokkaido-np.co.jp/news/sports/437981.htmlhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/sports/news/CK2013020102000121.html)。

 ロンドン五輪代表を含む柔道のトップ選手15人から暴力行為とパワーハラスメントを告発された女子日本代表の園田隆二監督(39)が、先月31日、東京都文京区の講道館で記者会見し、「選手に対しては本当に申し訳ない。私の指導力不足だった」と謝罪して、辞意を表明しました。全日本柔道連盟(全柔連:http://www.judo.or.jp/)に辞任届を2月1日に提出し、全柔連は園田監督を戒告処分とし留任させる方針でしたが、受理されました。それに先立ち、日本オリンピック委員会(JOC:http://www.joc.or.jp/)は都内で理事、監事を緊急招集して会議を開き、全柔連の上村春樹会長(61)から出されたJOC選手強化本部長職の辞任の申し出を受理しました。

 

 今回の件、メディアによると、女子選手たちは昨年秋に、全日本柔道連盟に告発したようですが、連盟幹部はそれを取りあわず、園田監督の続投を発表した経緯が読み取れます。そんな状況の中で、彼女たちは、より当事者能力のあると思われるJOCに告発書を提出し、事実が明るみになりこのような事態に至りました。それでもなお、上記のような「戒告処分」で握りつぶそうとしていたのです。

 冒頭に「衝撃」と書きましたが、少し冷静になってみると、大変残念ですが、昨年のオリンピックの成績等に鑑みて、何故か妙に「腑に落ちる」私でした。こんな指導を受け続けてきた選手たちでは、国際大会の価値観の多様な中では力を発揮できないだろうなと、納得してしまうのですね。

 昨年8月にこの欄に書いた「ロンドン五輪、雑感:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14041」で、私は柔道界についてコメントした部分がありました。~~~~~~~~~~

 メディアは、柔道、体操、バレーボール等を「日本のお家芸」と表現されていますが、そういった認識がすでに過去のものとしなければならないのではないでしょうか。柔道の山下泰裕さん、バレーボールの松平康隆さんらが、国際組織の役員に就任し、それぞれの国際化にご尽力されて、世界各国が日本のスタイルを研究し、結果的に世界で担う人口が大幅に増えたのは間違いありません。日本が弱くなったのではなく、現在の幅広い普及状況を見誤って、未だに「お家芸」などと悦に入っている、こだわりの意識が、日本自体の進化を阻害したのではありませんか。そんな意味では、サッカー女子・なでしこジャパンのこの五輪での健闘は、昨年のワールドカップ優勝(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9370)を経て、各国チームの研究に打ち勝っての銀メダルですから、「銀」以上の価値がありました。

 柔道は未だにその呪縛から抜け出せていない、コーチも選手も「ゲームメーク」のシナリオを持ち合わせていませんね、ただひたすら練習の延長でがむしゃらに突き進む、或いは練習と本番との勝手の違いで委縮している、負けた試合後のインタビューを聴いていると、意識の遅れにこちらが驚く程でした。監督・コーチはどれ程の対戦相手のデータを持ち合わせていたのでしょうか。もっともっと若いうちに世界の強豪との中で切磋琢磨して、「試合に勝つ」ストーリーメイクを学ぶ必要があると私は思います、別の言い方をすると、自分が今戦っている「試合のマネジメント」をする能力です。日本柔道の「カタチ」は目の前の試合に勝ってから言ってくれ、そんな気が私は今回の試合通じて感じました、育て方・指導者の問題であり、今のままでは選手が可哀そうです。

~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 今回の事態を見ていると、まさに「選手が可哀そうです」そのものになってしまいました。オリンピック代表候補になる選手たちは、すでにそれだけで十分実力のある人材ばかりでしょう、その人材をさらに頂上を目指すレベルに育て上げる監督の力量をつけるには、やはり精神力だけではない専門的なコーチング技術と人格が必要なのだと思います。どのスポーツ界でも、優勝監督とか金メダリストは、どこか「哲学的」な発言が多いような気がします、「極めた者のみが達する境地」みたいな雰囲気ですね。サッカー、バレーボール、水泳の世界は、もっともっと開かれた大人の教育の感じがしますし、それ故に良い成績も残せるのでしょう。

 日本の「お家芸(おいえげい)」というのであれば、今回を機に連盟人事も一新して、まさに「再出発」してもらいたいと思いますね、問題は、その「覚悟」と現状認識があるかどうかですが、今回の告発した女子選手たちのような「覚悟」が、ですね。因みに、これだけの事件がありながら、全柔連HPには、今日現在、お詫び他のメッセージは何も記載されていません。

 責任ある人がきっちり責任を取り、過去の成績ではなく、監督・コーチの技量・人格を持ち合わせた人材がその任に着く、そして、それらをしっかり選考できる「装置」が組織内に必要なのだと思います。もし、組織内で難しければ、広く人材を外に求める見識も重要だと思います。それぞれのスポーツが、いつか来た道の「ムラ社会」では、これからの強化など届くはずがありません。

洋学史研究会 2013

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 青山学院大学名誉教授・片桐一男先生が代表をつとめる「洋学史研究会」の新春の会が開催されました。片桐先生については、愛生舘、古文書講座等で、これまで何回も書き留めています(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%89%87%E6%A1%90%E4%B8%80%E7%94%B7)。

 今回のテーマは、「ゴローウニン事件解決200年ー日露民間外交成功に学ぶ」で、北海道と海外との歴史にも大きな関係があり、大変興味深い内容でした。報告は、以下の四題でした。

* 「ゴローウニン事件と日蘭関係」 松本英治さん(開成高等学校教諭)

* 「ゴローウニン事件と『ムール獄中上表』」 岩下哲典さん(明海大学ホスピタリティー・ツーリズム学部教授)

* 「高田屋嘉兵衛と『異国境』」 濱口裕介さん(足立学園高等学校常勤講師)

* 「リコルドと高田屋嘉兵衛ー『高田屋嘉兵衛話』にみる智力・胆力と信頼・友情ー」 片桐一男さん(青山学院大学名誉教授

 

 日本は鎖国時代に、長崎・出島のオランダ人達から海外の情報を得ていたと、私たちは学校の歴史で習ってきました。ただ、当時の幕府方は必ずしもオランダ人から得る情報だけに頼っていた訳ではなかったようです。特にヨーロッパ情勢の中で、オランダ自身を取り巻く状況については、オランダ商館長・ドゥーフの言は歯切れが悪く、幕府方は北海道・松前で得たロシア経由の情報を比較・分析して、ヨーロッパ情勢の把握につとめていたことが明らかになっています。

 そのロシア経由の情報というのが、北海道を中心とする北方関係の重要性を物語っているのですね。特に当時のナポレオン情報は、ゴローウニン事件で得たもの、特に一行の中にいたロシア軍人ムールの「獄中上表」だったと岩下先生は指摘していました。また、徳川幕府の情報管理についても大変興味深いお話もありました。「鎖国」という言葉の妥当性、「海禁」についての言及、幕府の情報収集を巡っての戦略は、海岸防備とともに、今の時代より遥かに神経をとがらせていた、そんな気がします。

 濱口先生のお話は、19世紀初頭は、日本北辺地域で蝦夷地の内国化、「国境」画定が課題になった時期という認識の下、高田屋嘉兵衛(http://www.ikemi-net.com/takadaya/)の果たした北方史的視点からの役割、例えば、エトロフ島の「開島」、「国境」の画定等、エトロフ島の開発、日本領化への寄与についてでした。さらに、結果として先住民社会に大きな影響を与えたことも説明されていました。

 片桐先生は、ゴローウニン事件の当事者としてリコルドと高田屋嘉兵衛のやり取りを、それぞれの著書、「対日折衝記」、「高田屋嘉兵衛話」から読み解きました。そして、高田屋嘉兵衛の人物像として、1)自分の立ち位置をよく認識していた、国際関係、日露関係等で、一商人・一航海士を越えた人物、2)ロシア側に「技術」を教え、これを梃子に交渉、3)幕府を啓発、4)リコルドとのギリギリの交渉を通じて、両者の信頼関係を構築、を挙げました。

 これまで私自身、高田屋嘉兵衛は商人としての業績は承知していたつもりですが、ゴローウニン事件を通じての彼の人物像は、まさに「タフ・ネゴシエーター」を思わせる交渉力です。とかく長崎・出島が海外窓口として注目されていますが、それとほぼ同じ時代に、北辺でも同様なロシア他からの情報収集が国防的側面からも重要な位置づけをされていたこと、これらの事実から、北海道の歴史、地勢学的価値も大きく変わってくるのだと思います。

 北海道に住む私たちが、簡単に「歴史が浅い」などと言っては自らの存在価値を矮小化してしまいます。そんな意味でも、私にとっては大変貴重な発表でした。

早ふり返り、今年の1月

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 今年の1月も終わりを迎えています、手元にある写真から幾つかアップします。確かに静かにはスタートしたのですが、今年は最初からトップスピードのいろいろな動き、このままでは前半で息切れしそうで要注意の私です。

東京のホテルロビーで

東京のホテルロビーで

札幌JR手稲駅からの手稲山

札幌JR手稲駅からの手稲山

理事の半分が一月生まれ!

「きたネット」、出席した理事の半分が一月生まれ!

 

 1月23日退任した福島県双葉町の井戸川克隆町長のご挨拶です(http://www.town.futaba.fukushima.jp/message/20130123.html/)。現場を預かる方の心からの叫びで、胸が痛みます。

 先日、私の誕生日に、ブログで熱い思いを伝えて下さいとのメッセージを頂きました。この度のアルジェリアでのテロ事件、先日の官房長官談話では「巻き込まれた日本人犠牲者」みたいなフレーズがありましたが、それは官僚の作文でしょう、「巻き添え」ではなく、日本人を標的にした明らかな「テロ」ですよ。なぜ、責任を回避するような表現をするのでしょうか、日本を取り巻く世界は大きく変わっているのですよ。

 この事件についてある新聞記事には、「今後は政府と企業との共同による情報収集が必須」とか書かれていましたが、とんでもありませんね。企業は自らのリスクで海外事業を展開しているのであって、市場、カントリーリスク等を織り込んで、ギリギリの線で国・地域に貢献し続けてきているのです。今さら、無責任な政府に何を頼ると言うのでしょうか、まさに日本のマスメディアのピンボケで無気力な姿勢が丸見えだと私は感じました。

 一方、学校での体罰の議論も年始から多かったです。私は夜回り先生・水谷修さんのブログ(http://www.mizutaniosamu.com/blog/010diary01/post_81.html)に注目しました。どちらの眼差しから事件を捉え、どう対処するか、決定的に市長は懲罰的で、彼に今後も教育を語らせることは危険です。教育理念、政策には、育つ時間を見守る「見識」が必要であり、言い換えるならじっと待つ懐を持っているかどうか、それは決して甘やかしでも緩みでもありません、まさに育つのに必要な大切な時間の価値を認識できるかどうかだと思います。

 そんなこんなしていると、千葉県の房総半島に雪が降りました。如何に慣れていないとはいえ、各インターチェンジの傾斜で車がスリップして閉鎖が続き、逆に超ノロノロ運転でかえって危険な車もありました、脆弱な車社会です。

高速道路から房総の雪景色

高速道路から房総の雪景色

房総半島から東京湾越しに見る富士山も素晴らしい

房総半島から東京湾越しに見る富士山

 新年の富士山の雄姿は格別ですね。広いすそ野が如何にも安定感を醸し出します。昨日の富良野塾・倉本總(http://www.kuramotoso.jp/index.php)さんは、「富士山は海抜ゼロメートルから登れ」とおっしゃっていました、本当の山の高さはそれでしか理解できないと。

南極100キロマラソンで2位!

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 南極での100キロマラソンに挑戦して、第2位で堂々のゴールを果たした高校の後輩、小野裕史(https://twitter.com/8ono)くんです。「東京六華同窓会:http://www.tokyorikka.jp/」の新年会が先日行われました。

小野祐史くん

小野裕史くん

南極100キロマラソンで

南極100キロマラソンで

  北極マラソン、サハラ砂漠のマラソンも完走しています。今年はアマゾンの密林を走るとか、くれぐれも生きて帰って来てもらいたいです。

 札幌一中の大先輩、今年も皆さんお元気でした。

札幌一中の大先輩たち

札幌一中の大先輩たち

 東京六華同窓会についてはこれまで書いていました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9007

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4447

 今年も、皆さんお元気で嬉しかったです。

第91回 北を語る会

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  「北を語る会」については、これまで何回かここに書いています(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E3%82%92%E8%AA%9E%E3%82%8B%E4%BC%9A)。

 先日は、今年最初の例会が開催されて、(株)カンディハウス(http://www.condehouse.co.jp/)社長・長原實さんのお話を伺いました。1935年生まれ、1963年から旭川市海外派遣技術研修生として西ドイツに約3年間滞在。帰国後、1968年(株)インテリアセンター(現(株)カンディハウス)を設立、同社代表取締役社長、会長を務めるかたわら(社)日本家具工業連合会会長などを歴任。国井喜太郎産業工芸賞、北海道新聞文化賞ほかを受賞、平成24年北海道功労賞を受賞されました。HPによると以下の功労です。

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「ものづくり産業の振興」

  旭川家具の技術力と世界のデザインを融合させ、付加価値を高めようと「国際家具デザインフェア」を東海大学とともに立ち上げるなど、国際的ブランドとしての「旭川家具」の地位を向上させるとともに、業界内の技術力向上や新たなデザイナーとの関係強化などに貢献されました。
 また、全国家具工業連合会会長として、国産家具の修理を広く受け付ける制度を立ち上げ、家具業界の振興に貢献したほか、平成12年から毎年旭川地域の家具職人に呼びかけ、子どもたちと一緒に道産ミズナラの植樹と育林を実施するなど、環境への配慮に取り組んでいます。長原
氏は、家具製作の技能に卓越し、優れたデザインと高品質の製品づくりによって、業界内の第一人者と高く評価されており、現場での直接指導や技能士、職業訓練指導員の養成など、後進の人材育成にも大きく貢献されました。

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  「北海道功労賞」というと、私の伯母・秋山喜代が、1995(平成7)年に「第27回北海道開発功労賞」を受賞した時を想い出します、功労分野は、「保健衛生の向上と社会福祉の推進」でした。この賞は1968(昭和43)年の北海道開基100年を記念して、翌年から北海道知事の最高賞として設置され、1998(平成10)年に名称が「北海道功労賞」に変わりました。

 当時、秋山喜代の受賞の連絡を受けた時に本当に喜んでいる姿が瞼に浮かびます。私はその年の4月、喜代の主治医から、「すい臓がんで余命約10カ月」と聞いていて、同時に東京証券取引所市場第二部への上場準備中でもあり、社長の自分は難しい判断を迫られておりました。確か9月に授賞式が野幌の100年記念館で執り行われました、記念写真の喜代の表情に病気の影響を感じていましたが、本人は喜びでいっぱいだったので少し気が楽になりました。その後12月に入院・手術、翌年1996(平成8)年2月10日早朝に亡くなりました。北海道新聞朝刊の卓上四季にも掲載になりましたが、前日2月9日に、(株)秋山愛生舘が東京証券取引所市場第二部に上場を果たし、それを見届けるように息を引き取りました。上場記者会見を東証記者クラブで行い、翌日の始発便で千歳空港に帰った時に、迎えの社有車で訃報を聞きました、喜び、悲しみ、安堵、不安、一生忘れられない日です。

 

 先日の「北を語る会」例会では、設立発起人代表で現在事務局長をつとめる吉岡潤三さんの開会挨拶、会代表の渡会純价さんの新春ご挨拶に続き、長原さんのご講演でした。

設立者・事務局長の吉岡潤三さん

設立者・事務局長の吉岡潤三さん

会代表の渡会純すけさん

「∞:無限大」型パンを手に会代表の渡会純价さん

ゲストスピーチは長原實さん

ゲストスピーチは長原實さん

 お二人のご挨拶はただの挨拶ではなく、それぞれ含蓄のある新春に相応しいお話でした。特に渡会さんは、長原さんのスピーチのテーマが「創造無限」だったからでしょうか、お話の途中でポケットから「∞:無限大」のパンをおもむろに取り出しての熱弁、気合いの入ったスタートとなりました。

 長原さんのお話では、長年「ものづくり」に携わった経験に始まり、現在ライフワークとして取り組んでいる「公立ものづくり大学」設立運動(http://www.liner.jp/spot/1474/)についての言及もありました。「地域」と「ものづくり」一筋の長原さんの堂々たる人生に感服致しました。

メディア・アンビシャス大賞2012!

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 これまで何回も書きましたが、今年度の「メディア・アンビシャス大賞」ほかが、予備選考を経て、先日の最終選考会で決まりました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%93%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%B9

~~~~~~~~~~~~~~2012年度 選考結果

【活字部門】  推薦の記事は20本。
☆メディア・アンビシャス大賞: 「原子力 負の遺産」(北海道新聞。5部27回連載)

☆メディア賞       : 「原発とメディア」(朝日新聞。長期連載)
☆アンビシャス賞    : 「内閣府原子力委員会の『秘密会議』」(毎日新聞。連載含む)
☆入選          : 「除染手当 作業員に渡らず」(朝日新聞)
☆入選          : 「人減らし社会」(朝日新聞。連載)

【映像部門】  推薦の番組は17本
☆メディア・アンビシャス大賞: 「放射線を浴びたX年後 ビキニ水爆実験、そして・・・」(南海放送)
☆メディア賞            : 「米軍は沖縄で枯葉剤を使用した!?」(テレビ朝日/ザ・スクープ)
☆アンビシャス賞   : 「国の責任を問うということ~由仁町C型肝炎訴訟の行方~」(HTB)
☆入選         : 「失われた言葉を探して~辺見庸 ある死刑囚との対話」(NHK/ETV特集)
☆入選         : 「調査報道 原発マネー~“3兆円”は地域をどう変えたのか~」(NHKスペシャル)

なお、表彰式他は2月26日(火)午後7時よりシアターキノにて開催する予定です。

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 つい先日も書きましたが、マスメディアを批判するのは簡単ですが、難しい今の時代に果敢に挑戦しているジャーナリスト、記者の皆さま方を、率直に評価し励ますには、日々の地道な活動に裏付けられていなければなりません。今回のそれぞれの記事、作品も、会員の推薦が無ければかなり見過ごしていたと私は思っています、まさにメディア・アンビシャスの集まりに感謝ですね。「活字部門」は、コピーを持参して時間を見つけては読んでの選考ですが、「映像部門」は、個別というのも難しいので、数回の会員の上映会を開催しました。最終選考に残った作品は、何回か分からないほど繰り返し観ましたね、それでもかなり新鮮な作品ばかりでした。

 この所のアルジェリアでの事件の推移を見ていると、「メディア不在の時空」の危険を強く感じます。基本的に「報道」機能の重要性をあらためて再認識するのです。3・11直後の状態でも同じですね(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13001)。

 ただ、不在と対極に、バブリーなメディア及びメディアモドキの群れは、権力に容易く利用され、思考停止状態の民衆をミスリードしていきます。果敢に現実・権力の壁を乗り越え、厚い扉をこじ開けての取材による本来の報道は、まさに「命を掛けて」の日々の活動なのでしょう。ここ数日のアルジェリア報道を見ていると、「誰も情報を発表しないのか、どうなっているのか」みたいな批判的な記事が散見されていました。ちょっと待ってくれよ、新聞社・放送局こそ、「あなたたち独自の情報源と取材源はないのかよ!」と、一市民の私としては思いますね。既存のメディアの皆さま、あなたたちはいつからそんな偉くなったのか!と。

 いつの時代にも、どのセクターにも、優れた方々はいらっしゃいます。時代の制約を受けながらも、日々「志」に従って本物を目指す活動、私たちは見続け、応援し続けたいですね。2月26日午後7時からの表彰式が楽しみです!

北海道米の可能性

Posted by 秋山孝二
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 もう20年以上続く、民間病院の経営者の方々との勉強会「木朝会」については、これまで何回も書いています。http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%A8%E6%9C%9D%E4%BC%9A

 年明け第288回木朝会は、千野米穀店(http://chino-grain.sakura.tv/)・徳永善也社長のお話「北海道米の可能性」で幕を開けました。

早朝から熱のこもった徳永善也社長のお話

早朝から熱のこもった徳永善也社長のお話

はっぴに北海道米を背負ってのご講演

はっぴに北海道米を背負ってのご講演

 北海道で米穀店を営む3代目社長、北海道米の輸出、北海道のブランド化等、店頭に社長自ら立っての販売により、消費者のニーズを的確に把握しながら、意欲的な挑戦を行っています。

 先日のお話でも、北海道米の歴史、品種、食味について、大変分かりやすく説明があり、さらに背景の流通問題、価格、経営から見たお米の価値等言及されて、見識の高さを感じました。後半の、「お米アレルギーとゆきひかり」の部分では、データに基づく研究成果に、当日集まられた経営者は皆さん医師の方々なので、一層その分析評価を食い入るようにご覧になっていました。

 「こめ屋の徳永です」と彼はいつも控え目に自己紹介するのですが、その姿は自信に満ちていていつも清々しく感じています。テレビ等のメディアにも数多く登場しています、その表情・風貌は、お人柄を表わしていて、どこから見てもまさに「善也:ぜんなり」です。新たな「挑戦」をし続けることは、パイオニアとして強い抵抗の風を受けるのでしょうが、彼は必ずやそれを帆に受けてご自分の推進力に代えて活動していくと、私は信じていますし、出来るだけ応援したいと思っています。

 徳永善也さん、この度のご講演ありがとうございました!

2013 新春 「Zooサロン」、ほか

Posted by 秋山孝二
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 新春早々、演劇関係のイベント・フォーラムが目白押しです。

 まずは、「Zooサロン:http://www.h-paf.ne.jp/salon/index.html」。今年最初のサロンでは、盛りだくさんの表彰と「2012札幌劇場祭:http://www.s-artstage.com/2012/」において、「素麺」でTGR大賞受賞された劇団弘前劇場(http://www.hirogeki.co.jp/)代表の長谷川孝治さんも、超多忙の中、お越し頂きました。

札幌劇場祭2012大賞受賞の弘前劇場・長谷川孝治さん

札幌劇場祭2012大賞受賞の弘前劇場・長谷川孝治さん

 表彰も続きました。 「橋本久明賞」は、札幌座の発展にご尽力された故橋本久明元TPSくらぶ(現札幌座くらぶ)会長の功績を称え、2005年に創設された賞。前年に最も札幌座の活動に貢献した劇団員に贈られます。今年は昨年に続き、高子未来さんでした。

第8回橋本久明賞の高子未来さん

第8回橋本久明賞の高子未来さん

  「【Re:Z】大賞」は、シアターZoo提携公演【Re:Z】において、観客を魅了し、最も優れた舞台を創造した劇団・演劇人に贈られる賞。副賞は2013年札幌劇場祭参加権と賞金。今年は「WATER 33-39」でした。

【Re:Z】2012大賞受賞の「WATER 33-39」のカンパニー

【Re:Z】2012大賞受賞の「WATER 33-39」のカンパニー

  「らてるね賞(北海道演劇宣伝美術大賞)」は、演劇を下支えする宣伝美術の担い手を励まし、小さな灯り(ラテルネ、ランタン)で照らすささやかな個人賞。伏島信治さんが主宰しています。今年の大賞は長尾修治さん、優秀賞は温水沙知さん、小島達子さんでした。

らてるね賞優秀賞受賞の小島達子さん

らてるね賞優秀賞受賞の小島達子さん

  

 一方、「このひとと語ろう」シリーズの第三弾、(株)電通北海道(http://www.dentsu-hokkaido.jp/)社長の高堂理さん、劇団千年王國(http://sen-nen.org/)主宰の橋口幸絵さん、司会は北海道教育大学の閔鎭京さんでした。

第3回「この人と語ろう」 

第3回「この人と語ろう」 

 高堂社長の音楽・演劇への高い見識ほか、お三人の軽妙なトークは時の経つのも忘れるほど楽しいひと時でした。企業経営者と演劇人とのこのようなコラボレーション、少しずつ拡げていくと面白い展開が期待できますね。 第2回目は秋山財団で、恥ずかしながら私も登場しました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15265)。

 

 もう一つ、北海道教育大学特別公開講座「新国立劇場の現場より~舞踊チーフプロデューサー、研修主管として見た舞台芸術と劇場~」と題して、永田宣子(よしこ)さんのご講演がありました。新国立劇場(http://www.nntt.jac.go.jp/)で活躍する永田さんのお話、DVD映像は、バレエ舞台創りの魅力、舞踊鑑賞の楽しみ方、次世代芸術家育成について等、参加した方々に大変示唆に富むメッセージでした。

 新年早々、濃い演劇関連のイベントが続きました、これからも楽しな札幌・北海道の演劇です。

辻井達一先生、ご逝去

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 昨日(1月15日)、北海道環境財団理事長の辻井達一先生がお亡くなりになりました。2006(平成18)年の秋山財団贈呈式の記念講演で、「湿地と貧困」と題してお話をして頂き、「秋山財団ブックレットNo.15」にもまとめました。

秋山財団ブックレットNo15

秋山財団ブックレットNo15

 その時の講演では、当時釧路公立大学学長・小磯修二先生を座長に、バングラディシュ、インドの例でアジアにおける貧困を、イタリアの例から観光名物、特産品づくりを、フランスの事例、湿地と感染症、地球温暖化と湿地の変化等、世界各地の事例と湿地を巡る幅広い課題に言及されて奥深く、今も強烈な印象として私の心に残っています。

 環境系市民活動でも熱心なご指導を受けました、特に、3年前、環境省主催の「北海道生物多様性フォーラム」で、中間支援4団体が共催で自然観察会を開催した時の札幌植物園ツアーでは、何とも豪華に、植物園の元園長・辻井先生ご自身に園内をご案内して頂き、植物園の歴史ほかをお聞きし、札幌の街なかにこの場がある価値を再認識した次第です(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4214)。

 その時の「多様性」についての辻井先生のお言葉が忘れられません。

「『多様性』というと、何か種類を多く集めることと誤解される場合が多いのですが、本来は個々の種が生育できる環境を担保すること、というのが正確な表現です。ですから私は、『多様性』というよりも『不同性』、すなわち同じではないという言葉の方が適切だと思っています」と。「多種」イコール「多様性」ではない、そうおっしゃりたかったのではないかと目が覚めました。

 先生はつい最近まで、次のラムサール会議(ウルグアイ)にも行きたい、ついでにパタゴニア寄って来たいなと意気込んでおられたようです、まさに、湿地と真摯に向き合った偉大な研究者であり教育者でした。辻井達一先生のまごころ溢れるご指導に感謝するとともに、心からご冥福をお祈り致します。

メディア・アンビシャス大賞は?

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 優れた取材による報道を褒めようじゃないかという素朴な集団、「メディア・アンビシャス(http://media-am.org/?page_id=2)」が、今年も大賞ほか、映像部門と活字部門の選考が始まっています。大賞他の授賞式は、今年は2月26日午後6時から、中央区南3条西6丁目シアターキノ(http://theaterkino.net/)で予定されています。

 マスメディアへの批判は巷にたくさんあり、私も日々感じている所ですが、そんな中でも、地道に番組制作に挑戦し続けている方々がいらっしゃるのも私たちは知っています。「視聴率」に日々追い立てられながらも、このような方々に対して少しでも励みになるのならとスタートしたこの市民の集まりは、毎月の例会を経ながら、年1回、その年に報道された映像・活字部門に分けて、会員の議論で選考を行います。今年も力作が多く、議論も盛り上がってきています。これまで、例会等については、数回この欄でも記載しました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7210

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12747

 それにしても、私たちは日々の忙しさに紛れてしまって、数々の重要な事実さえ置き忘れていることを痛感します。それらを丹念に掘り起こし、拾い上げて、時間を掛けてドキュメンタリー等に仕上げるジャーナリストたちの技(わざ)は、今の混とんとする国際情勢ゆえにきわめて重要な仕事と思います。昨日・本日と、映像系のノミネート作品をあらためて観ていて、担う皆さま方のご努力に頭が下がります、情報をただ「消費するだけ」ではいけない、賢い市民になって、今日からの活動に活かさなければと。

 2011年の3・11以降、調査報道の価値が一層語られてきています。一方的な記者会見の垂れ流しは、マスメディアの怠慢ではありますが、昨今、インターネットにアップされるインディペンデントメディアからの報道、世界の専門家からのメッセージにより、その気になればかなりの多様な情報を手に入れる環境でもあります。放射線被曝問題では、世界の研究者が実に的確なコメントを掲載しているサイトもたくさんあります。むしろ、日本のこの分野の研究者、自然科学に身を置くアカデミックセクターの人間達の沈黙に憤りを感じるのは、私一人ではないのではありませんか。「科学者の良心」といったものがどこへ行ってしまったのか。今、自国民にこれまでの研究に基づいた信念を語らずして自分の存在はいか程のものか、私はそう問い詰めたい気持です。

 どんな時代にもどんなセクターにも優れた人々は生きている、わずかな鉱脈を手繰り寄せるような作業が、3・11以降の日本社会の市民には必要なのでしょうね、それが今を生きる私たちの責任だと思います。

学校林100周年沿革誌

Posted by 秋山孝二
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 北海道札幌南高の学校林(http://www.rikka.net/officer/)は、今年度で100周年を迎え、今、その「100年沿革誌」の編纂の大詰めを迎えています。私は編纂委員会の一委員として、この間関わってきていますが、3月末の出版を目標に、最終の議論を年明けから行っています。

 学校林については、これまで何回か書いてきています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6209

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13836

 

 この学校林は、1911(明治44)年、当時皇太子だった大正天皇のご来道を記念して行われた造林を機に、当時の学校長山田幸太郎先生の構想により設立され、現在では「一般財団法人 北海道札幌南高等学校林」が運営しています。白旗山山麓の約121haに及んでおり、毎年一年生が枝打ち作業に行く他、山菜採り、キノコ狩りといった散策会も行われています。又、国蝶であるオオムラサキの繁殖計画、その繁殖するエゾエノキの植樹ほか科学部のフィールドとしても活用されており、平成18年度全日本学校関係緑化コンクール学校林活動の部で北海道の高校では初となる「特選(農林水産大臣賞)」を受賞しました。

 沿革誌には、その設立から今日までの経緯、及びこれまでに関わって来られた多くの先輩諸氏からの寄稿、さらには今後の「グランドデザイン」についてもその概略を記載する予定です。「未来は予想するものではなく、創り出していくものである」を合言葉に、これまでの先人のご尽力に感謝しながら、これからの世代に託す夢も含めて、歴史を紡ぐ作業として努力したいと思っています。明治・大正・昭和・平成と、100年の歴史を見続けたこの森の木々は、自らの樹木の変遷としてその時間を記憶しています。

 「グランドデザイン」の理念には、以下のフレーズを書き留めるつもりです。3月末発刊、乞うご期待!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~学校林は、白旗山の一部をなし、複雑な沢や尾根をもつ多様性と魅力のある森林です。この森を潤した水は、厚別川から石狩川へ、そして日本海へと注ぎ、海の命とつながる位置にあります。そして学校林は、教育の場であり、同窓や地域の交流の場であり、自然資源を生み地域経済に資する場であり、世代間の架け橋でもあります。連綿と続く札幌尋常中・札幌中・札幌一中・札幌一高・札幌南高の歴史とともに歩んできた学校林は、これからも六華同窓の縁とともに、美しく豊かに続いていきます。学校林は、参加型の共有資源『コモンズの森』、いわば六華みんなの森、「六華フォレスト」です。~~~~~~~~~~~~~~~~~

中田久美の挑戦

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 バレーボール女子の中田久美さん、彼女が10代の時から私も注目していたアスリートです。しばらく幅広い人生勉強を経て、昨年、久光製薬女子バレーボール部(http://www.springs.jp/team/)の監督になり、年末の全日本女子選手権で、見事優勝しました(http://www.springs.jp/result/2012/24tennouhai/final/20121219_001042.html)。

 一方、サロンパス等で有名な久光製薬(http://www.hisamitsu.co.jp/)は、私が長年居た医薬品卸・(株)秋山愛生舘時代に、大変お世話になった医薬品メーカーで、中富博隆社長はもちろん、そのお父様の時代からも長い間お取引を頂いていました。もう30年以上前になりますか、私が営業本部長として社員を引率し、九州の鳥栖(とす)工場見学時に、併設していた体育館で練習中のバレーボール女子部員を前に激励の訓示をしたことを思い出します。また、1998年4月に(株)スズケンと合併する前、最後の海外出張が久光製薬ベトナム工場見学でした、ホーチミン、ハノイ等、私が生きている間には訪問できるとは思っていなかった土地に足を運び、「ベトナム戦争」の現地を肌で感じた旅であり、一生忘れることができません。それゆえに、今回の「優勝」への思いは、私にとってもひとしおでした。

中田久美「監督」

中田久美「監督」

 私のバレーボールへのこだわり、2008年10月からこんなに書いていました:

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=296

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1904

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2967

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6488

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11401

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12137

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14041

 また、スポーツの指導者として尊敬する方についても記載しました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1904

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=5299

 

 指導者の力量・情熱・執念、アマ・プロ問わず、選手のモチベーションを上げる術(すべ)を知っているかどうかなのでしょうね、組織のリーダーの必須要件だと思います。

生態系の復活に挑む

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  正月番組、BSフジ「Earth Walker」第二夜「~幻のオオカミに逢う~:http://www.bsfuji.tv/earthwalker/02.htmlに、北海道の道東・標茶町虹別、(株)オオカミの森の主宰・桑原康生(http://www.howlin-ks.co.jp/)さんが出演しました。

 これまで私も数回訪問させて頂いています。桑原さんに乗馬を教えてもらったり、一緒に渓流釣りをしたり、ある時は彼のオープンジープで近くの川からの帰り道、とてつもない雷雨で全身ズブ濡れになったこともありました、本当に久しぶりにびっしょりで、心地よかったから不思議ですね。また、ログハウスの宿泊では、天井内側にコウモリが出現、夜中はオオカミの遠吠えが夜空に高く響き渡り、ひと時野生の森を感じながらの夜でした。

ホッキョクオオカミ
ホッキョクオオカミ

標茶町虹別の桑原康之さん

  オオカミは、歴史的にも「神」として奉られていました、三峯神社(http://www.mitsuminejinja.or.jp/new/index.htm)の紹介も。

大口真神(おおぐちのまがみ:http://www3.ocn.ne.jp/~snowwolf/wolf/myth/makami.htm)~真神(まかみ)は、現在は絶滅した日本狼が神格化したもの、なぜオオカミが神だったのか、それは肉食生態系の頂点に立つ存在だったからではないでしょうか。

 番組では旅人として滝川クリステルがレポーターでした。世界最初の国立公園・米国イエローストーン国立公園(http://www.nps.gov/yell/index.htmhttp://www.uswest.tv/wyoming/wy_02.html)でのオオカミ再導入による生態系復活の試み(http://www.asahi.com/shimbun/nie/kiji/kiji/20121214.html)も興味深かったですね。ここまでに至る間に、約30年の議論があったようです。

 日本でも、全国の幾つかの地域で「オオカミの再導入」が検討されています。有害鳥獣の駆除効果が期待される反面、マングースのように生態系に悪影響を及ぼしたり、オオカミが家畜や人間などを襲う危険性も指摘されていて、議論はなかなか進みません。そもそも「生態系の回復」というよりも、「駆除効果」とかの場当たり的数合わせみたいな議論に終始しては、多くの方々の賛同は難しいような気がします。「生態系の回復」という課題と正面から向き合う覚悟を示さないとですね。

 番組でのクリステルと博士のやり取りは少々物足りなかったですね、一観光客レベルの映像は、せっかく桑原さんからアドバイスを得ていながらもったいなく思いました。それにしても広大なイエローストーン公園だからできる再導入の試みだったのかも知れません、野生動物と人間との距離感が日本とは全然違います。

 20年近く前にアラスカに行った時も、同様の印象を受けました、人間の暮らしと野生動物との距離感、日本は近づき過ぎているのでしょうね。もちろん、人間側が近くに寄り過ぎてきたのですが。昨年来メディアでも紹介される札幌市内での熊の出没も、同様な理由によるものでしょう。

 オオカミと言えば、昨年の演劇「狼王ロボ:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11192」を思い出します、今年の1・2月の「演劇シーズン冬:http://s-e-season.com/season/2013/winter/」で再演があります。また、生態系の回復では、一昨年のヒグマの話(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6054)も忘れられないです。

 オオカミによる「生態系の復活」、私の生きている内に是非北海道で実現を見たいですね!

映画「ハーブ & ドロシー」の第二弾!

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 一昨年の4月に、全国の独立系の映画館で、札幌ではシアター・キノで上映された映画「ハーブ&ドロシー(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8050)」は、大好評でした。国内外で多くの賞を受賞し、とりわけ日本でも5万人を越える皆さんが映画館に足を運んだようです。

 昨日は、今年3月封切予定の続編・第二弾の映画「ハーブ&ドロシー50×50:http://motion-gallery.net/projects/herbanddorothy5050のプロモーションを兼ねて、前作無料上映会が開催され、佐々木芽生監督もご挨拶・アフタートークで登壇されました。第二弾の映画の日本語名称も「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの」と決まったようです、彼女は札幌出身、私の高校の後輩です。

会場ロビーでご挨拶に立つ佐々木芽生監督

会場ロビーでご挨拶に立つ佐々木芽生監督

 前作は、郵便局員と図書館勤めの夫婦が、つつましい給料からアート作品を買い集め、やがて世界屈指の現代アート(ミニマル・コンセプチュアルアート)のコレクションに…そして最後は全てをアメリカの国立美術館に寄贈しました。数点売ればすぐに大富豪になれるのに、1点も売ることなく、静かにNYの1LDKのアパートで年金暮らしの二人。この夫婦の話を広く伝えたいという思いだけに駆られた佐々木芽生監督が、4年かけて完成したドキュメンタリー映画でした。

 第二弾は、国立美術館に寄贈されたハーブ&ドロシーのコレクションのうち、約2,500点を全米50州の美術館にそれぞれ50点ずつ寄贈し、小さな1LDKのアパートから始まった二人のささやかな趣味は、最後は全米50州の美術館に届けられ、次世代に引き継がれる歴史的なコレクションにまで発展する様子を記録したものです。残念ながら、ハーブさんは昨年お亡くなりになりましたが、詳細はHPに記載されています(http://motion-gallery.net/projects/herbanddorothy5050)。

 今回のプロジェクトで特筆されるのは、映画自体の評判と同時に、その資金・サポーターの集め方「クラウド・ファンディング」です。佐々木監督はHPで以下のように語っています。

~~~~~~~~~~~~~引用 はじまり

クラウドファンディングは、インターネットを使って、小額を多数の支援者から募り、アート、音楽、映画などのクリエイティブなプロジェクトを実現する、という画期的な資金調達とサポーター集めの方法です。一般の人々が気軽に参加できるという点で、文化支援における民主的なプロセスであり、欧米では、ここ2年ほどでかなり広まってきました。

私も『ハーブ&ドロシー50×50』(原題)を製作するにあたって、この4年間、アメリカの多くの財団に助成金を申請したり、企業協賛をお願いして廻りましたが、その大変さは、ここでは言い尽くせないほどです。興味を持ってもらえるのは、20~30回に一度、という状況。そんな中で救われたのが、クラウドファンディングという資金調達の方法でした。アメリカで2011年の秋に、キックスターター(Kickstarter)というサイトを通じてご支援をお願いした結果、世界中の730人ものサポーターの皆さんから、8万7千ドルを越える資金援助を頂きました。そのおかげで、製作がストップしていた映画は、撮影を終え、編集をスタートすることができたのです。

クラウドファンディングは、まさに『ハーブ&ドロシー』のスピリットでもあります。二人は決して裕福ではありませんでした。でも、わずかな公務員の収入から、自分達が払える範囲で作品を買い集め、アーティストの成長をささえてきました。その結果が、新作『ハーブ&ドロシー50×50』(原題)で見ていただく通りです。小さな1LDKのアパートから始まった二人のささやかな趣味は、最後は全米50州の美術館に届けられ、次世代に引き継がれる歴史的なコレクションにまで発展します。

世界的な景気低迷が続く今、公共、民間を問わず、 真っ先に予算カットされるのが文化プログラムです。アーティストが、活動を続けていくことがとても困難になっています。でも、この大変な時代だからこそ、私たちに生きる力を与えてくれるのが、表現者達の発信ではないでしょうか。

私はこのクラウドファンディングというメソッドが、日本でも現実的なレベルで広まり、 アーティスト、音楽家、映画監督、演劇、あらゆる種類の表現者がアイディアを実現し、発表するための手だてとして広まれば、どんなにすばらしいだろうと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 私は前回、キックスターター(Kickstarter:http://www.kickstarter.com/から寄付をしました、T-シャツ他も受け取りサポーターの一人でした。今回、2年を経ると世の中での「クラウド・ファンディング」への関心も一層高まり、第二弾上映に当たり、新しい応援基金も生まれています(https://sites.google.com/site/hd50×50fund/)。3月末の日本での上映開始に向けて、映画を支える仕組みも大きく変化しているのを実感します。芸術をより身近に、まちづくりの原点とも共通する新しいコンセプトです!

2013年、静かなスタート

Posted by 秋山孝二
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 皆さま、新年明けましておめでとうございます、今年も宜しくお願い致します。昨年末からの後片付けが年明けまで持ち越しましたが、私にとっては今日から静かな新年のスタートとなりました。

 昨年末、FBで以下のような福島県飯館町の酒井政秋さんと新しい出会いがありました。

<参考 朝日新聞2012年12月11日記事>

■はぎとられる田畑 研究?何のため? 国が、政治が遠い

 東京電力福島第一原発の北西に位置する福島県飯舘村は、全村避難が続いている。国による除染が始まった。村民が戻るためには不可欠のはず。だが意外にも、「除染は村を壊してしまう」と訴える人たちがいる。それはなぜ?

 以下はFBでのやり取り。~~~~~~~~~~~~~

● 秋山: 朝日新聞12月11日掲載文を読みました。全く同感です。札幌で宍戸さん、菅野さんともお会いしています。微力ですが応援しています!

  • 酒井: 秋山さん、初めまして、新聞ご拝読頂きありがとうございます。
    わたしも微力ながら福島で日々やれることを地道に活動しております。これからもよろしくお願いいたします。

  • 秋山: 私たちの世代がもっとしっかりしていればと、申し訳ない気持でいっぱいです。私たちはいつまでも福島を忘れはしません。これからもよろしく!

  • 酒井: いえいえ、これは、無関心であった我々の問題でもあります。お互い力併せて行きましょう!これからも福島を忘れないでいてくれるだけでもありがたいです。励みにそして、力になります!

  • ~~~~~~~~~~~~~~
     こちらのブログに彼の記事の詳細も:http://haredasu.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-8113.html
     
     今年の箱根駅伝(http://www.hakone-ekiden.jp/)、第3区でニセコ町出身、室蘭大谷高校卒の明治大学キャプテン・菊地賢人くんが、つい先ほど頑張って走り終えました、6位ですよ、素晴らしいですね!
     今年も宜しくお願い致します。

    2012年の大みそかに思う

    Posted by 秋山孝二
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     2012年もいよいよ大みそか、皆さまにとって今年はどんな年でしたか?

     私は前半はいいペースで動いていましたが、夏過ぎからは少しずつの無理なスケジュールが影響し次第に過密になってきて、思索の時間が不足となり、年末はもうヘトヘト感で大いに反省しています。パネラーとか司会とか、ステージに立つ機会も多かったですね。気持はまだまだ旺盛なのですが、仕事の整理がつかない状態、机の上はかつてない程に資料の山、散らかってしまいました。ただ、私の能力減退というよりも、関わってきた一つ一つのテーマ・活動が「つながり」はじめて、これまでのカテゴリー分けでは収拾がつかなくなってきたような、そんな意味では「嬉しい悲鳴」とふり返っています。

     私にとって印象的な出来事は、北海道日本ハムファイターズの活躍です。この「部屋」でもこれまでたくさんコメントをしました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA)。今年は特に栗山監督の初年度の挑戦でしたが、実に立派だったし、ことに臨む姿勢から多くの事柄を学びました。ダルビッシュの札幌ドームでの記者会見に始まり、メジャーでの活躍も含めて、私の元気の素でした、ありがとうございました。

     活動としては、「エネルギーチェンジ100プロジェクト」ですね、これについてもここで何回も書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B8100)。来年は是非、北海道での「再生可能エネルギー円卓会議」を構築したいと思っています。

     もう一つの来年に向けての挑戦は、人材育成の原点、「新渡戸稲造・遠友夜学校」を札幌の教育の柱にしていく活動です。新渡戸稲造についてもここで何回も書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0)。今年は「生誕150年」でしたが、私自身は動きが取れませんでしたので、来年の「没後80年」には札幌のまちづくりとコラボレーションし、幅広い方々の参画を得て、「事業」を構築していくのが夢であり、正夢としたいですね。

     

     今年は「大正100年+1」でした。別の言い方をすると「明治天皇没後100年(http://www.asahi.com/national/update/1203/TKY201212030227.html)」、「昭和87年」で、そして「明治144年」とも。あと13年で「昭和100年」、2025年です。そんな時間軸で今を捉えて見ると、新しい歴史の気づきも生まれてきます。

     こんなテレビも気になりました、NHK教育テレビ(http://www.nhk.or.jp/nihonjin/schedule/index.html)。歴史を多面的にしっかり振りかえる、いつの時も忘れない姿勢でありたいですね。

     秋山財団も26周年を終えて、来年はさらに飛躍して参ります。これまでの資産を「つなぐ」をキーワードに、研究助成での「アウトリーチ活動」、活動助成での「ネットワーク形成」を主要テーマに、これからもイノベーションを継続して参ります。今年一年、多くの皆さまにご支援・ご指導頂き、心から感謝申し上げます、皆さま、どうかよいお年をお迎え下さい!

    トリのサロンは、これだった!

    Posted by 秋山孝二
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      シアターZooで毎月開催される「Zooサロンの会:http://www.h-paf.ne.jp/salon/index.html」、今月は今年の「さっぽろ劇場祭」で特別賞・新人賞を受賞した3つの劇団でそれぞれ脚本を書いた3名の方々をゲストとしてお招きし、進行は審査員でもあった本間恵さんで大いに盛り上がりました。

    特別賞(作品賞) /intro「モスクワ」(http://intro-sapporo.com/)のイトウワカナさん(https://twitter.com/wkn_intro

    特別賞(脚本賞) /座・れら「不知火の燃ゆ」(http://hakouma.eux.jp/2012/06/shiranuino_moyu/)の戸塚直人さん

    新人賞 /劇団パーソンズ「CRY WOLF!」(http://persons.xxxxxxxx.jp/)の畠山由貴さん(https://twitter.com/personshtkym

    左から司会の本間恵さん、脚本家、イトウワカナさん、畠山さん

    左から司会の本間恵さん、戸塚直人さん、イトウワカナさん、畠山由貴さん

      観劇では読み取れなかった思いとかメッセージをお聞きすることができて面白かったですね。演劇の楽しみ方も、ただ劇場に足を運ぶだけでなく、役者とか脚本家とかと直にお話をする機会があると、一層多面的に楽しむことができます。それにしても今年は、例年以上に演劇に時間を費やしましたし、それ故に新しい喜びの境地も経験できて幸せでした。

    トリの舞台は、これだった!

    Posted by 秋山孝二
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     私にとっての2012年最後の観劇はこれでした、いゃーっ、凄かったですね!

    シークレット歌劇團0931(http://www.sozo-art.com/0931_j.html10周年公演、「響奏の薔薇~その翌日に極上の宴を~(http://www.stagemind.com/item/155)」

     噂には聞いてましたが、実際足を運んだのはこれが初めて。毎年、3,500円のチケットが即完売の大変な人気です。先日の昼の公演も「シアターZoo:http://www.h-paf.ne.jp/zoo/index.html」が早い時間から満席で、もの凄い熱気でした。お客さんも黙って観てはいられません、タンバリンを鳴らし、お祝儀袋、薔薇を受け取り、私は食べ損ねましたがかりんとうまで口に、とにかくエンターテイメント満載の2時間でした。役者の皆さんは夜の部、体力的に大丈夫だったのでしょうかね?

    「シークレット歌劇團0931」とは? HPからの引用です~~

    札幌在住の謎の美女2人による摩訶不思議なミュージカルユニット。 当初札幌の音楽シーンで毎年数回開催されてきたカルト・ライブイベント『雑種天国シリーズ』 (主催:盛武札幌)の前座にシャレで出演した彼女たちだったが、その類い稀なエンターティメント性は 一気に観客を魅了し、一夜で『0931』の名を(一部の物好き達に)浸透しらしめた。その後彼女達に魅せられた多くの人達の助けを得ながら大きく(でもないが)成長し、単独公演成功 までいたるのである。はたして彼女達は何者(ばればれだとは思うが)なのか、何処へ行こうとしているのか、 それは神のみぞ知るところである。~~~~

    多数の照明を駆使!

    多数の照明を駆使!

      

    10周年記念大入り袋も受け取りました!

    10周年記念大入り袋も受け取りました!

     まさに「摩訶不思議!」、「芝居」というより「ショー」ですね、何とも表現の仕様がない面白さでした!