新渡戸連続講座 2月 最終 2024

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 今年度の「新渡戸連続講座」、先日は最終回として、北海道大学名誉教授・小笠原正明先生のお話『南部の侍:佐藤昌介と新渡戸稲造の生き方』でした。

* これまでの「連続講座」関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

 盛岡藩の藩校『作人館 - 作人館の概要 - わかりやすく解説 Weblio辞書』に集った少年たち、佐藤昌介、原敬、栃内元吉、田中舘愛橘、新渡戸稲造、後に明治期に大活躍する人材を輩出しています。さらに盛岡の『求我舎(きゅうがしゃ)とは? 意味や使い方 - コトバンク (kotobank.jp)』では自由民権運動を担った人材の輩出も。その底流には、キリスト教によって活性化された地生えの武士道といえる思想があったようです。

 今年度最後の講座には多くの方々が出席されていました。

札幌の農業 @ 新渡戸連続講座

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 新渡戸連続講座、今回は『札幌の農業』と題して、三部英二さんのお話でした。200万都市札幌はともすると消費都市と言われていますが、市内でも多様な農作物が作られていることをあらためて知りました。

* これまでの連続講座記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

* さっぽろの農業/札幌市 (city.sapporo.jp)

 最後は新渡戸稲造の『農業本論』から言葉を引用されて終わりました。

INAZOマルシェ 2023(下)

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 2日目のプログラムも盛りだくさん、アプリもダウンロードしましょう!

新しいアプリ!

新しいアプリ!

~~~~~~~~~DAY2プログラム

映画「君の根は。大地再生に挑む人びと」& トークセッション(メノビレッジ長沼)

https://www.yukkurido.com/towhichwebelong

https://colocal.jp/topics/lifestyle/ecovillage/20161124_85392.html

カフェ&マルシェ オープン

映画「氷の花火山口小夜子」

http://yamaguchisayoko.com/

講演(時津宝生)

パネルディスカッション

(時津宝生&海老原裕磨&アーノルド・コンセンコ&幡優子)

おわりの合唱 「Waltzingdays~花」

~~~~~~~~

 映画『君の根は。大地再生に挑む人びと』の映画では、「メノビレッジ長沼(https://www.facebook.com/mennovillage/)」のお二人の解説の後、場所を移してのトークセッション、北海道・長沼での実践も含めて参加者との意見交換も興味深かったですね。植物がCO2を土中に吸収する役割を果たしているメカニズムと新しい持続可能な農業のあるべき姿への提言です。

 午後のセッションはまた刺激的な映画『氷の花火山口小夜子』でした、彼女の波乱万丈の人生、モデル・ダンサー・役者と進んでいく様を遺品となった衣装を手繰りながら、その時々の関わりのあった方々が語るドキュメンタリー。

 更に次の時津宝生さんのご講演も刺激的でした。ベトナムの先駆的技術者集団企業を紹介しながら、企業のDX化が進む近年、更にアップデートされた「HX」(ハッピートランスフォーメーション)によるITの民主化を推進。札幌のビルメンテナンス会社であるテックサプライ内に「DX/HXシステム開発Lab」を立ち上げ、人に寄り添うシステム開発に取り組んでいる様子も語られました。更に手術現場での遠隔医療研修プログラムで共同開発された北海道大学医学部の海老原裕磨教授とのトークセッションも、新しい時代の研修モデルを提示し、新しいビジネスモデルで実践されているフロントラインの方々、素晴らしかったですね。

 昨年11月に5回目の「稲造サミット」が札幌で開催され、幅広い年代が参加しました。環境問題や地域課題についてそれぞれの立場から意見を交わし、そのサミットがきっかけとなり、発案されたのがこの「INAZOマルシェ」です。市⺠団体、企業、⾏政、⼤学などさまざまな団体や人々が集い、SDGsの学びと活動を発信するとともに、その場から新たな繋がりが生まれたらと考えて開催された二日間、若い二人を中心に幅広い世代の参加を得て、新渡戸稲造の理念を今時代的(SDGs的)に解釈して、今後も札幌で継続して開催されていくでしょう、楽しみですね。

INAZOマルシェ 2023(上)

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 『INAZOマルシェ 2023(https://inazomarche.studio.site/』が、今年初めて2日間開催されました。秋山財団もその趣旨に賛同して応援しました。これまで『INAZOサミット』を5回開催、初回と5回目は札幌で開催しましたが、今後は札幌でさらに幅広く『INAZOマルシェ』として賛同者のすそ野を広げて活動していくことにしています。アプリ『INAZOマルシェ』も新たにスタートして。

地球にやさしいもの✕映画・講演・トークショー!INAZOマルシェ10/7-10/8開催です! - 一般社団法人「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」

アプリもできて!

アプリもできて!

 同マルシェを運営するメインメンバーは、20代の3人。そのうち実行委員長を務める下元蓮大(れお)さんと、副委員長の久保田華梨(かりん)さん、昨年の『INAZOサミット』でもプレゼンで登壇していました。

*昨年の『INAZOサミット』の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog

~~~~~~~~~~~二人の言葉より

 新渡戸稲造は、明治から昭和初期に教育者、農政学者、そして国際人として活躍した人物。その功績は国内だけでなく、海外でも高く評価されています。そして、環境、人権、ジェンダー…とさまざまな課題が山積みの昨今、新渡戸のイズムや取り組んできたことが改めて注目されています。そんな新渡戸の功績を再認識し、意見を交わし、次世代へバトンを渡していこうと企画されたのが、北海道や東北で開催された「稲造サミット」でした。昨年11月には5回目の稲造サミットが札幌で開催され、幅広い年代が参加。環境問題や地域課題についてそれぞれの立場から意見を交わしました。

 そのサミットがきっかけとなり、発案されたのがこの秋に開催される「INAZOマルシェ」です。市⺠団体、企業、⾏政、⼤学などさまざまな団体や人々が集い、SDGsの学びと活動を発信するとともに、その場から新たな繋がりが生まれたらと考えています。

~~~~~~~~~~~~

 会場ロビーには多くのお店が出店、開始前に宮澤洋子さんからのご挨拶も。

~~~~~~~~DAY1プログラム

はじまりの演奏(杉田知子&阿部純子)

新渡戸記念館建設に向けて(秋山孝二)

マルシェ&カフェ オープン

講演(岩元美智彦)

トークセッション(岩元美智彦&蝦名大也&平本健太)

映画『マイクロプラスチック・ストーリー ぼくらが作る2050年』

https://www.microplasticstory.org/

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 1日目冒頭は音楽のオープニング

 続いては私から「(一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」のこれまでの活動について、30分報告致しました。当日のスライド詳細は秋山財団HP(https://www.akiyama-foundation.org/)にアップしています。

 午後は岩元会長のプレゼン、素晴らしいお話でした。

 平本北大教授、蛯名釧路市長、岩元会長、コーディネーターは鶴羽道議、皆さん超個性的でトークセッションは大いに盛り上がりました、理念と実装が相まってです。

 そしてこの日最後の映画がまた凄かったですね、ニューヨークの市立小学校の取り組みドキュメンタリー映画『マイクロプラスチック・ストーリー ぼくらが作る2050年』。

* https://www.microplasticstory.org/

感動、大山綱夫先生のご講演!

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 久しぶりに大山綱夫先生のお話を伺い、大いに感銘を受けました。

 北海道大学農学大学院の市民公開講座、『内村鑑三・新渡戸稲造・宮部金吾~青春の志と生涯~』と題して、大山綱夫先生のご講演でした。

* これまでの大山綱夫先生関係記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%A4%A7%E5%B1%B1%E7%B6%B1%E5%A4%AB

 内村鑑三、新渡戸稲造の著書はかなり目に触れるのですが、宮部金吾に関する書物が少ない現状、しかし、彼の地味ながら支える二人との関係は、大変大きな影響があったと推察するとの大山先生の見解でした。また、『坂の上の雲』を引用して、ほぼ同時代を生きた三人にもかかわらず、日露戦争等で活躍した秋山兄弟ほかを著名にした時代背景の中で、反戦平和を一貫して言論で追及した内村・新渡戸・宮部は、比較してあまり歴史的に語られてこなかったのではないかとの問題提起もありました。それどころか、内村も新渡戸も当時の軍国主義に迎合するマスメディア・言論界からはバッシングを受け続けて、不遇な生涯とも言えました。ただ、彼らが育てた数多くの人材が、戦後の日本の教育、言論界で中心的な役割を果たした事実、それが彼らの功績と高く評価する必要があるだろうとのご指摘、私はまったく同じ思いを抱いています。

 講演終了後は、司会の久田徳二さんと盛岡からお越しの(一財)新渡戸基金の藤井茂理事長と大山綱夫先生との鼎談でした。宮部金吾の更なる深堀も興味をそそられました。

 穏やかな語り口、しかしながらその内容には凛とした理念があり、この日会場いっぱいに集まった聴衆に感動を与えたのは間違いありません。講演終了後に、大山先生にご挨拶もできてよかったです。どうか、これからもお元気でお過ごしください。

新渡戸連続講座スタート 2023

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 新渡戸稲造連続講座、今年度も始まりました。スタートは藤本研一さんによる「アクティブラーニングが生涯学習を変える」でした。参加者全員参加による幾つかのテーマのアクティブラーニング、あっという間の1時間半、面白かったですね。

* これまでの連続講座関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

 冒頭、開講にあたって「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/)」の松井博和理事長のご挨拶でした。

 藤本研一さん、自ら今も大学院で学んでいます。

<藤本研一@1対1大学院合格塾ゆう塾長>
大学院合格請負人/文章アドバイザー。早稲田大学・早大大学院 修士課程修了後、高校教員に。満を持して2016年独立。毎年早慶をはじめ北大大学院に多数合格者を輩出。他にも「文章作成力向上研修」を北海道庁/市町村職員対象に実施中。公式ブログhttps://school-edu.net/

* https://school-edu.net/fujimoto_kakuron

『遠友夏学校』始まる!

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 (一社)札幌農学同窓会、北海道大学農学部が主催の『第一回遠友夏学校』が開催され、(一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会も共催でした。

* (一社)札幌農学同窓会ーー> https://www.alumni-sapporo.or.jp/

*  (一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会ーー> http://nitobe-enyu.org/

 当日のプログラムは以下の通り。~~~~~

講演1

演題:「W.P.ブルックス、札幌農学校における仕事」

講師: 井上 高聡(北海道大学大学文書館准教授)

講演2

演題:「有島武郎と北海道」

講師: 伊藤 大介(ニセコ町有島記念館主任学芸員)

~~~~~~~

 主催者の松井博和理事長の冒頭ご挨拶。

 夏学校初代校長の杉江和男さん(北大校友会エルム会長)の講話、札幌農学校の原点に戻ること他、示唆に富むお話でした。

 続いて最初の講演は井上高聡(たかあき)(北海道大学大学文書館准教授)先生、演題は「W.P.ブルックス、札幌農学校における仕事」でした。豊富な配布資料を基に、札幌農学校の外国人教師の中で11年8か月の最も長い勤務でたくさんの学生たちに影響を与えた実績他、新渡戸稲造のブルックス人物評から受け止める彼のお人柄等、大変興味深く聴かせて頂きました。

* 北海道大学大学文書館ーー> https://www.hokudai.ac.jp/bunsyo/

 後半の講演は、伊藤大介(ニセコ町有島記念館主任学芸員)さん、演題は「有島武郎と北海道」でした。亡くなり方に起因するのか、彼の文学的業績に比べて今一社会的に評価が高くないのが少々残念ともお話されていました。

* 有島記念館ーー> https://www.town.niseko.lg.jp/arishima_museum/

 いずれにせよ、私は北海道大学出身ではありませんが、札幌農学校という極めて先進的なユニークな出自を持つ北海道大学と明治初期の北海道、私たちはもっともっと自らの歴史の深掘りをする必要を痛感したしばしの時間でした。

新渡戸関連の地道な作業 2023

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 『一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/』の活動も今年で10年を迎えています。当初から会報を作成して、それを毎年会員に郵送する作業を地道に続けているのがここにいらっしゃる方々。郵便から宅配へと配送手法は代わっても、多くの方々に伝える活動は本当にやったものでなればその大変さは分かりません。今年もゴールデンウイークの休日をフルに使っての作業、お疲れさまでした。

 今年の会報はこれまでよりかなりシンプルに、コロナ禍を潜り抜けて10年を迎えての新たな体制で記念館建設、そして運営へとまた大きく飛躍する現状を、私の次の二代目代表・松井博和先生がコンパクトにご挨拶としてまとめていらっしゃいます。

 今年の6月の恒例記念フォーラムは、札幌大学理事長の荒川裕生先生、千葉大学園芸学部卒で北海道副知事も歴任されています、楽しみですね。千葉大学園芸学部と言えば、7年前に訪問したカナダ・バンクーバーのブリティッシュコロンビア大学にある「新渡戸紀念庭園」の制作者・森歓之助先生も千葉大学園芸学部教授、現在のキュレーターで札幌にもお越し頂いた杉山龍さんも同学部出身で深い縁を感じます。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=30487

 そして今年も『連続講座』の開催が予定されています。これまで三上節子理事が『読書会』と共に根気強く幹事として企画し続けています。

 10年前には、札幌市民ほか新渡戸稲造関係者の方々には「札幌遠友夜学校」の存在自体の認識が薄かったのですが、こうした私たちの地道な活動により少しずつ皆さまの認知も進んできたと自負しながら先日も作業をしました。

 これらの活動の広がりを経て、記念館建設がかなり現実的になってきた今、更にその運営主体の構想も進んでいます。これから目が離せません、乞う、ご期待です!!!!!!

新渡戸連続講座『二宮尊徳と北海道』

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 新渡戸稲造連続講座、今月は『二宮尊徳と北海道』と題して、(一財)北海道報徳社(http://dohotoku.sakura.ne.jp/研究員の柴田浩一郎さんのお話でした。

* これまでの連続講座記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

 「徳を以て、徳に報いる」、これは二宮尊徳の言葉です。二宮尊徳の教えを「報徳」と言い、「報徳思想」とは「至誠(しせい)」を基本とし、「勤労(きんろう)」「分度(ぶんど)」「推譲(すいじょう)」を実行するという考え方で、 二宮尊徳は報徳思想を広め、実践することにより、ききんや災害などで困っていた多くの藩や村を復興しました。

 戦後、全国の多くの小学校に薪を背に本を読む「二宮金次郎像」が勤勉の象徴のように建立されている風景が残っていましたが、そもそもその姿は本来の「報徳思想」からは大きく外れた活用だったようです。

* https://www.hotoku.or.jp/sontoku/

 本来、北海道におけるこの思想は北海道開拓にも大きな影響を与え、札幌の大友亀太郎による『大友堀』、十勝の開発等、その基本的羅針盤として大いに貢献したばかりでなく、戦後は経済更生運動として、農協設立等にも大きな力を発揮して数々の人材を輩出したようです。

 今回も参加者が熱心に聞き入っていました。柴田さんの大変丁寧なご説明により、時代を経てその思想が受け継がれてきている様子がよく理解できました。

キャリアセミナー@札幌市図書・情報館

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 「札幌市図書・情報館(https://www.sapporo-community-plaza.jp/library.html)」でのセミナー、今回は渡辺美砂子さんの自らのキャリア変遷を語るプログラムでした。

* https://www.sapporo-community-plaza.jp/event.php?num=2782

「キャリアプランは自分で描け!」と、今さら言われても... ~会社員の私が、新渡戸稲造のドキュメンタリー映画製作に参加する理由~のイメージ

講師
渡辺 美砂子(わたなべ みさこ)氏
奈良出身。高校3年生の時に、つくば万博で世界と科学に触れ研究者を志す。
京都大学大学院を卒業後、1993年にエーザイ(株)に入社し創薬研究者となる。
現在は、筑波研究所総務部で資産管理とDXを担当する。
個人活動として、㈳Travelfoward理事、㈳久野塾アドバイザー
新渡戸の夢映画製作委員会等に参加。

(聞き手) 浅野 隆夫(札幌市中央図書館調整担当課長)

 バブル期に社会人となり、大学院で学んだ知識を活かして念願の創薬に携わるも、その後、結婚、離婚、昇進、配置転換と、山あり谷ありの29年のキャリア人生を、図表にして分かりやすくお話をされていました。

渡辺美佐子さん

渡辺美砂子さん

 映画「新渡戸の夢」制作の話は少なかったですが、渡辺さんのキャリア変遷、企業人・研究者・家庭人としてのこれまでのご苦労等、リアルな話で大変面白く、今後のご活躍に期待したいですね。

新渡戸連続講座 12月 2022

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 新渡戸連続講座、今月は三上章先生のご講演『ソクラテスと新渡戸稲造』でした。

* これまでの『新渡戸連続講座』記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

『INAZOサミット』、再び札幌で!

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 「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」が声掛けをして始めた『INAZOサミット』、初回は札幌で開催し、順次、花巻、十和田、盛岡と続いて、今年再び札幌で『第五回INAZOサミット』を開きました。この5年間の活動の進化を表現できたと自負しています。

* これまでの『INAZOサミット』記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=INAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88

写真の説明はありません。

当日早くからの準備

当日早くからの準備

 受付の皆さんも早くからご苦労さま!

 第一回に続いて今回も実行委員会委員長は宮澤洋子さんでした。

 今回の司会は鶴羽佳子さん、私の千葉大学教育学部の後輩になります。

* https://ameblo.jp/tsuruhayoshiko/

司会の鶴羽さん

司会の鶴羽佳子さん

 冒頭はこの会の趣旨と活動報告を松井博和理事長から。

 続いては私から『INAZOサミット』のこれまでの経緯をご説明しました。

 今回は、若い世代の参加・発表も多く、2030年、2050年に向けての力強いメッセージが。

 そして北海道大学からはSDGsに関して岩渕和則教授からの深いお話も。

* https://sdgs.hokudai.ac.jp/

 今回の趣旨、「SDGsの実装化に向けての事例1」として、水野雅弘さんからは実装化プロジェクトの興味深いプレゼン。

SDGsが生み出す未来のビジネス(できるビジネス)

 「SDGsの実装化に向けての事例2」として、地元企業の取り組みは(株)テックサプライ(https://www.tec-supply.jp/)の幡優子社長。サーキュラーエコノミーの実装化実現に向けてのこの間の活動、今後の展望について熱弁でした。

 サプライズ演奏は、第一回でもオープニングで登場して頂いた杉田知子さんのバイオリン、『You raise me up』は心に染み入りました。

* 『You raise me up』ーー> https://www.youtube.com/watch?v=qe6AXBu9DzA

 各テーブルでの意見交換・交流の時間もたっぷり。老いも若きも、多様な所属の皆さまとなかなか貴重な時間となりました。

 途中でどうしてもお帰りになった方もいらっしゃいましたが、最後は記念撮影、皆さん実にいい笑顔でした。

市民講座 新渡戸稲造講演会!

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 すっかり報告が遅くなりました、先月の新渡戸稲造講演会、札幌農学同窓会主催でした。

* https://www.alumni-sapporo.or.jp/news/9%e6%9c%8823%e6%97%a5%e3%81%ab%e6%96%b0%e6%b8%a1%e6%88%b8%e7%a8%b2

 冒頭に北海道大学横田篤副学長のご挨拶。

 札幌農学同窓会の松井博一理事長が藤井茂さんのご紹介。

『バタフライエフェクト』(13)

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 映像の世紀『バタフライエフェクト』シリーズ、今回は『難民、命を救う闘い』、これも素晴らしい内容でした。

 世界の難民・避難民はついに1億人を超えたようです。100年前、初の難民高等弁務官に就任したのは不屈の精神を評価された冒険家フリチョフ・ナンセン。しかし、それは難民救済に消極的な当時の国際連盟ほか、国際社会との闘いの始まりでした。スペイン内戦で難民を撮り続けたロバート・キャパ、ベトナム戦争の難民の実態を世界に知らしめた沢田教一、そして日本人初の難民高等弁務官となった緒方貞子、人類の終わりなき課題と格闘を続けた者たちの物語でした。

 難民に対する理解のない当時の国際社会に対して、カメラを持って映像で世界に訴えていきました。

 スペイン内戦で難民を撮り続けたロバート・キャパ。

 パントマイムで難民たちに笑顔を届け続けたマルセル・マルソー。

 ベトナム戦争の難民の実態を世界に知らしめた沢田教一。

当時写っていた少年の今!

当時写っていた少年の今!

 日本人初の難民高等弁務官となった緒方貞子。

 そんな彼女に影響を受けた人々が時代を繋いでいきます。

 初の難民高等弁務官に就任した冒険家フリチョフ・ナンセンの時代は、新渡戸稲造博士が国際連盟事務次長に就任していた時とほぼ同じ、今更ながら何か強い縁を感じます。

遠友夜学校フォーラム 2022

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 今年は3年ぶりにリアルで集まる『遠友夜学校フォーラム 2022』を北海道大学学術交流会館で開催できました。さすがに大学の施設だけあって、会場の機器操作デスク他はフォーラム用に大変使いやすく配置されていて、横田篤先生の優れたプレゼンと相俟って、大変充実した時間となり嬉しかったですね。

 近いうちに「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会HP(http://nitobe-enyu.org/」に動画でアップされますのでご覧ください。

* これまでのフォーラム関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9

 まずは冒頭に松井博和理事長の私たちの会の活動報告を含めたご挨拶でした。

 続いては横田篤先生のご講演です。北海道大学の歴史とSDGsについて、特に佐藤昌介先生のご功績と北大の礎について詳細を語られていました。その後の質疑応答では、様々な視点からの質問についても一つ一つ大変真摯にお応えになっておられて、先生のお人柄を垣間見て更に感動した次第です。

 横田篤先生は、2019年の秋山財団の財団賞を受賞されています。

* http://www.akiyama-foundation.org/news/3646.html

 また、その年の贈呈式の特別講演は松井博和先生でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=36642

 フォーラム終了後は、久しぶりに会場横のレストランテラスで懇親会、皆さん「久しぶりだ!」と口々におっしゃりながら楽しいひと時を過ごされていました。

 会場入り口には今回の大学の世界的受賞の広報看板も大きく掲載されていました。

 これをステップにしたこれからの活動展開が本当に楽しみですね!!!!

『新渡戸連続講座』、私も語る!

Posted by 秋山孝二
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 新渡戸連続講座の今年度最終回は私の『INAZOサミット』のこの間の報告でした、本来は先月の予定でしたがコロナ禍が収まらない中、ひと月延期しての開催となりました。

* これまでの「連続講座」関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

 私としても久しぶりの振り返りで、パソコンに収納されている数多くの資料・写真を取り出しながらずいぶん走り続けたなと、独り自分を誉めていました。スライドは初回の札幌でのサミットの前の準備から第二回の花巻、第三回の十和田、そして一年延期となった第四回盛岡と積み重ねて。

 事前準備として、スイス・ジュネーブ、カナダ・バンクーバー、ヴィクトリアにも足を運んだり。

 第一回目としては、縁のある土地・団体の方々にそれぞれの新渡戸稲造先生との関係性を語って頂きました。

 今年2022年は第五回を11月に札幌で再び開催することにしています。今回は私たちの活動も大きく飛躍しているので、一味違ったポスト・コロナの集まりにしようと今検討を進めています、乞うご期待!!!

注目!お札になる『津田梅子』

Posted by 秋山孝二
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 テレビ朝日のスペシャルドラマ「『津田梅子』~お札になった留学生(https://www.tv-asahi.co.jp/tsudaumeko/」、明治初期の大きなチャレンジ、大変興味深かったですね!2024年、20年ぶりに新紙幣が発行されます。新たに5000円札の顔として描かれるのは、日本初の女子留学生としてアメリカに渡り、後に女子教育の先駆者として活躍した津田梅子(幼名・梅)、新渡戸稲造とも大いに関係のある歴史物語です。

* これまでの「津田梅子」関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%B4%A5%E7%94%B0%E6%A2%85%E5%AD%90

 デビュー10周年、梅子役の広瀬すずが熱演で素晴らしい、その他のキャスティングも魅力的でした!


 女性も自分の意思で未来を選択し、自立していく力が必要――そう信じ、明治という大変革期を力強く駆け抜けた梅、2回の米国留学経験は、当時の女性としては大きなチャレンジ、日本の女子教育のまさに先駆者です。

キャスト
広瀬すず 池田エライザ 佐久間由衣 ディーン・フジオカ 田中圭 内田有紀 伊藤英明 原田美枝子

スタッフ
脚本:橋部敦子
監督:藤田明二(テレビ朝日)
音楽:葉加瀬太郎
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:神田エミイ亜希子(テレビ朝日) 中込卓也(テレビ朝日) 山形亮介(角川大映スタジオ)
制作著作:テレビ朝日
制作協力:角川大映スタジオ

 脚本が女性だからか、大変細やかなセリフのやり取りも時代の大きなうねりの中で心の機微を表現していて面白かったですね。ディーン・フジオカも相変わらずカッコよかったし!!

 津田梅子は昨年来の渋沢栄一、新渡戸稲造とともに、明治の日本の近代化への貢献、問題提起での歴史的人物で脚光を浴びています、もっと深掘りして注目したいですね。

新渡戸連続講座 2022

Posted by 秋山孝二
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 新しい年が始まって最初の『新渡戸連続講座』、今回は北大農学研究院・岩渕和則教授が「牛糞からバイオ炭」という農学部ならではのユニークなSDGs実践を紹介、約25名が参加して学びました。

* 岩渕和則教授(北海道大学総長補佐)https://researchmap.jp/read0169327/

 冒頭には「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」の松井博和理事長からの講師ご紹介と新しいパンフレットのお披露目も。

北海道大学とのコラボも前面に!

北海道大学とのコラボも前面に!

 北大農学研究院・岩渕和則教授が「牛糞からバイオ炭」、微生物の素晴らしい働きです!


 
 今回も熱心なご参加者の方々。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

『渋沢大河ドラマ』 大詰め!

Posted by 秋山孝二
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 NHKの今年の大河ドラマ『青天を衝け(https://www.nhk.or.jp/seiten/』は、いよいよあと一回で最終回、先日のラス前の回での渋沢栄一がアメリカ遠征旅行の各場面をみて、時代は全く違っても何か自分にも大変懐かしい気がしました。

 特に、彼が主として列車に乗って下の地図の全米各都市を回った様子は、私が19歳の時にバスで巡った時を彷彿させるものでした。

 私のバスでの旅行行程(黒い線)、カナダを東から西に移動したのが大きな違いでしょうか。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2626

 新渡戸稲造のアメリカ訪問団にも通じる渋沢栄一の奮闘は、今の私たちにも民の力として勇気を与えてくれます。

NHK『開戦80周年特集』

Posted by 秋山孝二
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 NHKでは今年、太平洋戦争開戦80周年を記念して、以下の企画を発表しています。

https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=31839

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 2021年12月8日、太平洋戦争開戦から80年となるのに合わせ、NHKではドキュメンタリーやドラマなどさまざまな角度からお伝えします。

 NHKスペシャルでは、終戦80年の2025年8月までを視野に、大型シリーズ「新・ドキュメント太平洋戦争」を展開。2025年、終戦80年は放送100年でもあります。シリーズに伴って、NHKが所蔵する膨大な戦争関連の映像や資料をデータベース化し、一般の方が利用できる環境の整備も目指していきます。公共メディアとして、放送・デジタル・アーカイブを駆使する手法を踏襲しながらシリーズを展開していく予定です。

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 先日は、それとは別にNHK教育TVのETV特集『天皇が語る~開戦への道(https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/BXZW6MV3LJ/)』前編、後編が放映されて見応えがありました。

 前編は「張作霖爆殺事件から日中戦争 1928-1937」でした。開戦80年の太平洋戦争。敗戦直後、昭和天皇は戦争への道を詳細に語っていました。初代宮内庁長官・田島道治の「拝謁記」。張作霖爆殺事件から続く軍の「下克上」を止められなかった反省が述べられていたのです。加藤陽子先生の解説では田島道治が新渡戸稲造の薫陶を受けていたことにも言及し、当時の時代背景が一層浮き彫りになりました。

初代宮内庁長官 田島道治

初代宮内庁長官 田島道治

国際連盟事務次長時代の新渡戸稲造

国際連盟事務次長時代の新渡戸稲造

 さらに今年9月、天皇の侍従長・百武三郎の日記が公開されました。日中戦争で、和平工作に期待をかけながら全面戦争となり、苦悩する天皇の姿が克明に記されていました。

牧野伸顕

牧野伸顕

 牧野伸顕は大久保利通が父、吉田茂は娘婿、1936(昭和11)年、二・二六事件の折には親英米派の代表として湯河原の伊藤屋旅館別荘「光風荘」に宿泊していたところを襲撃されましたが窮地を脱しました。

 2つの新資料から昭和天皇と側近たちの戦争に再現ドラマを交えて迫ったこの番組、昭和天皇周辺の生々しいやり取りもリアルで大変興味深い内容でした。これまでは敗戦の1945(昭和20)年8月15日に焦点が当てられて特集も毎年恒例のように組まれていましたが、ここにきてやはり「開戦に至る歴史・葛藤」に今を生きる私たちが学ぶメッセージが多くあることに気がついてきました、今の時代への危機感の為せる業なのでしょうね。今後もNHKの一連の企画に注目、期待していきます!!!!