感動、大山綱夫先生のご講演!

Posted by 秋山孝二
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 久しぶりに大山綱夫先生のお話を伺い、大いに感銘を受けました。

 北海道大学農学大学院の市民公開講座、『内村鑑三・新渡戸稲造・宮部金吾~青春の志と生涯~』と題して、大山綱夫先生のご講演でした。

* これまでの大山綱夫先生関係記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%A4%A7%E5%B1%B1%E7%B6%B1%E5%A4%AB

 内村鑑三、新渡戸稲造の著書はかなり目に触れるのですが、宮部金吾に関する書物が少ない現状、しかし、彼の地味ながら支える二人との関係は、大変大きな影響があったと推察するとの大山先生の見解でした。また、『坂の上の雲』を引用して、ほぼ同時代を生きた三人にもかかわらず、日露戦争等で活躍した秋山兄弟ほかを著名にした時代背景の中で、反戦平和を一貫して言論で追及した内村・新渡戸・宮部は、比較してあまり歴史的に語られてこなかったのではないかとの問題提起もありました。それどころか、内村も新渡戸も当時の軍国主義に迎合するマスメディア・言論界からはバッシングを受け続けて、不遇な生涯とも言えました。ただ、彼らが育てた数多くの人材が、戦後の日本の教育、言論界で中心的な役割を果たした事実、それが彼らの功績と高く評価する必要があるだろうとのご指摘、私はまったく同じ思いを抱いています。

 講演終了後は、司会の久田徳二さんと盛岡からお越しの(一財)新渡戸基金の藤井茂理事長と大山綱夫先生との鼎談でした。宮部金吾の更なる深堀も興味をそそられました。

 穏やかな語り口、しかしながらその内容には凛とした理念があり、この日会場いっぱいに集まった聴衆に感動を与えたのは間違いありません。講演終了後に、大山先生にご挨拶もできてよかったです。どうか、これからもお元気でお過ごしください。

祝、北星学園 創立130周年!

Posted by 秋山孝二
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 今年は日本の女子教育のパイオニア「北星学園(http://houjin.hokusei.ac.jp/」が創立して130年目の記念の年です。様々な場面で祝賀の様子が展示されています。

 大学でも記念式典・講演会が開催されたようです。

* http://houjin.hokusei.ac.jp/news/581/

 先日は札幌の地下歩行空間「ちかほ」でもそのストーリーを読むことができました。

戦争の影響も受けて

戦争の影響も受けて

 そして、新渡戸稲造との深い関係も。

河井道と新渡戸稲造との出会い

河井道と新渡戸稲造との出会い

恵泉女学園設立へと続く

恵泉女学園設立へと続く

 理事長の大山綱夫先生は、今、記念館建設等を推進している「(一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」でもご指導を頂きながら一緒に活動をしています、大山先生のお人柄・ご見識は素晴らしく、私の心から尊敬するお方です。

http://houjin.hokusei.ac.jp/about/message/

 昨年のフォーラムでも特別講演をお願いしました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27044

 このような明治時代からの先駆的人材育成の取り組みが、この札幌からスタートしていることに誇りを持ちながら、これからの若い世代への期待を託して、今を生きる私たちももっともっと人材育成に情熱を傾けていかなくてはなりませんね。それが北海道に生きる私たちの使命のような気がします。

遠友夜学校フォーラム 2016

Posted by 秋山孝二
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 「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」主催の第4回遠友夜学校フォーラムを開催しました、今年の記念講演は「新渡戸稲造・内村鑑三とその弟子達」と題して、大山綱夫先生です。近いうちに当日の動画を掲載致します。

大山綱夫先生ご講演動画――>

昨年の様子はこちら――>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23786

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23653

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<プログラム>    司会: 蔵田親義

1. 開会の言葉

2. 本会からの報告(2015年度行事・会計報告、2016年度行事予定) 副会長 高橋大作

3. 札幌遠友夜学校校歌・奨励歌演奏

歌: 北川由美子さん(元保育士・幼稚園教諭、現在はソロ・合唱で音楽活動)

アコーディオン: 石澤佳子さん(「うたごえ便(びん)よりみち」主宰)

4. 記念講演  「新渡戸稲造・内村鑑三とその弟子達」

講師: 大山綱夫先生 学校法人 北星学園理事長・内村鑑三研究家

1938年埼玉県生まれ。北海道大学文学部史学科卒、アメリカイーストウエストセンター留学。北星学園・恵泉女学園で教え、この間フルブライト基金によりアマスト大学客員研究員、同基金によりハートフォード5大学連合客員教授、のち恵泉女学園短期大学学長を歴任。NPO法人今井館教友会理事長

著書:『札幌農学校とキリスト教』(単著)、『現代を見る眼』(編著)、『プロテスタント人物史 近代日本の文化形成』(共著)他

5. 質疑応答

6. 閉会の言葉   会長 秋山孝二

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120名の参加者で盛況

120名の参加者で盛況

大山綱夫先生のご講演

当日配布した「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」会報第4号に、私は挨拶文を書きました。

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【はじめに】

代表理事  秋山 孝二

 私たちは、この1年間も多彩な活動を行って参りました。詳細は、「活動報告」にまとめていますが、ネットワークは少しずつ拡がりを見せ、団体・個人の会員も増えてきています。

 昨年6月に創立120周年記念作文・論文コンクール授賞式と、記念館建設に向けて新渡戸博士の人と思想、ならびに札幌遠友夜学校の教育精神に今一度思いを新たにし、理解を深めたく、第3回記念講演を開催しました。「新渡戸稲造~世界に示した紳士道」と題して、(一財)新渡戸基金常務理事の藤井茂さんにお話をして頂きました。

 次に、21世紀における「札幌遠友夜学校」の理念に基づく活動として、昨年10月に、「新渡戸稲造記念遠友みらい塾(http://enyumirai.main.jp/)」を立ち上げ、塾長に寺島実郎さんが就任し、参画する方々の自らが得意とする領域をフルに活かしながら、記念館建設に先駆けて活動することで、21世紀にふさわしい人材育成プログラムの構築を目指しています。「農業本論」読書会、ポートランドに学ぶマチづくりプロジェクト、「寺島未来塾」フォローアップ等、幾つかが既にスタートしています。

 さらに、藤田正一先生の新著『札幌遠友夜学校』を当会が発行元として増刷・販売し、広報に活用すると同時に、記念館建設資金の一助としています。

 一方、新渡戸稲造記念公園内の記念館建設用地では、昨年2回ほど草抜き・種まき、顕彰碑清掃等を行いました。今年もより多くの方々の参加で実施し、夏以降に向けては、この場で幾つかのイベントも企画しています。地域住民の方々との交流の場として、子供たちにも参加を促したいですね。

 記念館建設資金の募集は時間が掛かりますが、賛同する方々は着実に拡がっていることをご報告すると同時に、引き続きのご支援をお願い申し上げます。

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