「きたネット」、 解散へ

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 「NPO法人北海道市民環境ネットワーク★きたネットWeb (kitanet.org)」解散の件、大きな記事になりました。今年6月の総会で解散を決めて最終的に完了するのはこの秋になるでしょう。

 北海道新聞3月24日(日)朝刊~~~~~~~~

道内各地の環境活動支え22年 きたネット理念は消えず 「扇の要」23年解散へ
 自然保護や環境保全に取り組む道内のNPOや市民団体を支えてきた中間支援組織「NPO法人北海道市民環境ネットワーク(きたネット)」が今年、解散する。2002年の設立以来、生物多様性や地球温暖化、野生動物と人とのかかわり、ごみの問題など、広く環境を巡る課題に各団体と連携して向き合ってきた。前理事長の秋山孝二さんと現理事長の金子正美さんに、きたネットの活動を振り返ってもらい、次世代に託す思いを聞いた。(編集委員 関口裕士)

 私の発言はおおよそ以下のとおりでした。

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Q きたネットの活動を一言で表現してください。

秋山 「接着剤」の役割を果たしたと思います。環境問題に取り組む人たちのネットワークを広げました。

Q 私にとって、きたネットは環境活動の「扇の要」でした。解散は残念です。

秋山 環境保全など公益活動に対する企業の姿勢が変化しました。中間支援組織を支援するよりも企業が直接、自らの看板で動くようになった。同時に会員団体もそれぞれ自前でできることが増えました。きたネットは当初の使命を果たしたと言えます。
秋山 活動の現場は市町村にあるし、政策は国で決めるとなると、道の存在感はどうしても薄れてしまいます。でも本来、北海道は三つの海に囲まれた島で独立性が高い。道には、中央ばかり見るのでなく、もっと独自性とリーダーシップを発揮してほしいと思います。

Q きたネットが活動した22年間に起きた出来事で、私が最も衝撃を受けたのが2011年の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故でした。道内の環境活動にも大きな影響を及ぼしたと思います。当時理事長だった秋山さんはその後の動きをどう見ていますか。

秋山 3・11の後、いわゆる環境系の人の多くがエネルギー問題に取り組みました。きたネットから派生する形で「北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」も生まれました。原発に頼らず再生可能エネルギーで道内全ての電力を賄うことを目指す団体です。今の生活は持続可能ではない、社会を変えないといけないと多くの人が考えたと思います。

Q でも、あまり変わらなかった気がします。

秋山 社会全体の意識を変えるにはやっぱり20年、30年かかるんだと思います。若者の中には私たちにない発想で新しいシステムを作ろうとしている人たちがたくさんいます。自分たちの世代ができなかったことを反省しつつ、次の世代に期待しています。

Q きたネットは解散しても環境や社会を良くする活動は続きます。その担い手に望むことはありますか。

秋山 企業が社会貢献活動をする機運は高まっています。北海道を応援し、そのために活動する人たちを支える企業がどんどん出てきてほしいと思います。

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 これまでの素晴らしい活動は、宮本さん、黒子さんのお二人の事務局のお陰に尽きます、心から感謝致します。

エネチェン研究会 Vol.9

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 「市民のエネルギーチェンジ研究会」第9回目、今回は「グリーン連合(http://greenrengo.jp/」主催で、共催しました。

* http://enechan100.blogspot.jp/

 これまでのエネチェン研究会の記事――>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%

「グリーン連合」とのコラボで

「グリーン連合」とのコラボで

 「グリーン連合」は、日本各地で、様々な環境活動に携わる多くの仲間とつながり、これまで積み重ねてきて経験と英知を結集し、危機的状況にある地球環境を保全し持続可能で豊かな社会構築に向けた大きなうねりを日本社会に巻き起こすために2015年6月5日に設立された環境NGO・NPO・市民団体の全国ネットワークです。

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< プログラム >

● グリーン連合の活動紹介と意見交換   古瀬 繁範 (グリーン連合 事務局長)

● 国際環境NGO FoE Japan(http://www.foejapan.org/)の活動   篠原 ゆり子 (FoE Japan)

● 被災者支援から再エネ推進へ、福島から動き出す、 市民主導の再エネパワー
  「世界ご当地エネルギー会議(2016.11/3-4 福島市)」事務局長に聞く

田島 誠 ISEP (認定NPO法人環境エネルギー政策研究所)(http://www.isep.or.jp/

● パネルディスカッション〜会議に参加して

東田 秀美 (NPO法人旧小熊邸倶楽部理事長) http://www.hokkaido-jin.jp/issue/npo/003_01.html

小林 ユミ (NPO法人北海道グリーンファンド) http://www.h-greenfund.jp/

宮本 尚 (北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク) http://enechan100.blogspot.jp/

●参加者意見交換

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ISEPの  さん

 「グリーン連合」からは事務局長の古瀬繁範さん、グリーン連合参加団体の「FoE Japan」の篠原ゆり子さん、2つのイベントを結ぶキーパーソンとして「環境エネルギー政策研究所(ISEP)」の田島誠さんが札幌にいらっしゃいました。田島さんは、2016年11月に世界30カ国と国内自治体首長らが参加して、福島市で開催された「第1回世界ご当地エネルギー会議(http://www.wcpc2016.jp/」の実行委員会事務局長をつとめられました。この会議で、市民主導、世界規模で再エネ導入拡大を図るための戦略「福島宣言(http://www.wcpc2016.jp/about/declaration/」を採択しました。会議の趣旨や成果、福島の再エネの新しい動きなどのお話、札幌のNPOのメンバー3名と田島さんによるディスカッションや、参加者との意見交換で有意義な時間となりました。

エネチェン研究会@下川

Posted by 秋山孝二
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 シリーズで全道各地で開催している「エネルギーチェンジ研究会」、第8回として先月、木質バイオマスで先駆的にエネルギー自給を行っている下川町でした。

* エネルギーチェンジ研究会 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E

 札幌からJR、路線バスを乗り継いで下川町に到着、まずは町役場にご挨拶。「環境未来都市下川町(http://future-city.jp/torikumi/shimokawa/」のポスターも。

~~~~~~~~~~~~~~~ 町の理念!

人が輝く森林未来都市しもかわ

 森林を切り口とした提案。「森林未来都市」モデルとして、豊富な森林資源から最大限に収益を得続ける自立型の森林総合産業を創出し、森林バイオマスを中心 とした再生可能エネルギーによる完全自給と域外燃料供給を実現するとともに、森林から学び、楽しみ、心身の健康を得ながら子供から高齢者まで誰もが互助と 協働により快適な暮らしを創造し続ける地域社会の確立を目指す。また、「森林未来都市」モデルの政策・事業パッケージをアジア各国の小規模山村自治体に移 出展開も目指す。

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下川町役場を訪問しご挨拶

下川町役場を訪問しご挨拶

 当日の研究会のプログラムです:

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目的 実践の成果や課題を共有する、知恵を出しあう、新しい技術・研究を学ぶ、 ひとりひとりが暮らしや仕事の場でできることを見つけていく、次の一歩のための作戦会議です。

<プログラム1 現場視察>

【案内】 「下川町の木質バイオマスエネルギー導入・推進の取組み」  下川町 森林総合産業推進課 高橋祐二 さん

【視察】 ――ゼロエミッションの木材加工[下川町森林組合北町工場](http://www.shimokawa.jp/shinrin/

――木質バイオマス原料製造現場 [木質原料製造施設](https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/sangyou/ringyo/2012-0130-1041-43.html

――木質バイオマス熱供給を活かした集住化施設[一の橋バイオビレッジ](https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/kurashi/kankyo/kankyou/20140221itinohashi.html

<プログラム2 下川町の挑戦に学ぶ研究会>

【講演】 「森林バイオマス地域熱電併給によるエネルギーの自給に向けて」  下川町長 谷 一之 さん

質疑応答

【市民からのメッセージ】

――「市民参加でエネルギー自立を~先進地から学び、普及を図るために」   遠井 朗子 さん

遠井朗子(とおい・あきこ)さん   酪農学園大学環境共生学類環境法研究室教授。 法学博士(公法学)。専門分野は国際環境法。 北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク委員

――「住民が動く! 下川から、地域の木を活かす生態系を育む」   麻生 翼 さん

麻生翼 (あそう・つばさ)さん  NPO法人森の生活代表理事。名古屋市生まれ。 北海道大学農学部森林科学科卒。 種苗会社での営業職を経て、北海道に移住。 きたネット理事。

【主催】 認定NPO法人北海道市民環境ネットワーク「きたネット」(http://www.kitanet.org / 環境保全に取組む市民活動のネットワーク。2002年発足、2007年NPO法人化、 2012年より認定NPO法人。道内の環境団体の基盤を強化し、活動の活性化を図 るため、HPやFacebookでの情報提供や団体間の情報交換、つながりの場づくり、 各種セミナーや講演会の開催等の支援事業を行っている。2016年3月現在、市民 環境団体59,賛助企業・団体16、81個人が所属。

【主催】 北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.com 2011年6月、地産地消エネルギーの最大限の活用、自然エネルギーアイランドへ のシフトをめざしプロジェクトがスタート。「北海道省エネルギー・新エネルギー促 進条例」の周知・推進、「北海道の電気.再生可能エネルギー100%へのロードマッ プ」による提言、市民主体のセミナーなどを行う。 2014年3月北海道新聞エコ大 賞奨励賞獲得。2014年5月に団体「北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」 設立、自然エネルギー100%の北海道をめざし、見える・行動するネットワーク。 2016年3月現在、30団体・企業、66個人が所属

【共催】 NPO法人森の生活(http://morinoseikatsu.org/ 地域の森や木材を「活かす人」「使う人」を育むために、下川町を拠点に森や木材に 触れる機会を提供するNPO。町・教育機関との協働による幼・小・中・高15年一貫 の森林環境教育や、長期滞在可能なコテージ型施設森のなかヨックル(https://yokkuru.morinoseikatsu.org/の運営、 「美桑が丘」での市民主体の森の場づくりに取り組む。2015年からは活用されて いなかった広葉樹を木工用材として供給する事業もスタートした。

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 施設見学は、全国からの視察依頼が大変多く、最近は観光協会が有料で行っているとのこと。見学する側のモラルも問われる状況を痛感します、先月のアメリカオレゴン州ポートランドでPDCの山崎さんがおっしゃっていたことと全く同じ話に、何か今の日本の浮ついた状況を象徴しているようです。

冒頭は下川町役場・高橋課長のお話

冒頭は下川町役場・高橋祐二さんのお話

 高橋さんは、「『木質バイオマス』と言っても、木材を切ってきていきなりチップにして燃やすというものではありません。ゼロエミッションの徹底で、あらゆる工程で商品価値を生み出し、最終的に燃やすという発想が重要である」、と指摘していました、全くその通りですね。これを森林組合が行っているのがさらに驚きです。

ゼロエミッションの徹底

ゼロエミッションの徹底

 地域インフラとして「熱供給システム」の実践は素晴らしかったです。

一の橋地区の熱供給

一の橋地区の地域熱供給

 下川町「一の橋」という地区は現在人口約140人、高齢化率が50%を超える小規模集落です。この地域は、かつては林業を基幹産業として栄え、昭和35年には人口2,058人を有しましたが、現在は商店も病院もなく、買い物や除雪等の支援要望の増加や住宅の老朽化など地域コミュニティの維持に関する課題が顕在化していました。

 こうした状況の中、町は一の橋地区における自立的かつ安定的な暮らしを実現するため、平成22年度から地域おこし協力隊を導入して様々な生活支援サービスを実施するとともに、地区住民との議論を重ね、「一の橋バイオビレッジ」の将来像を描きました。

 この中で生まれた集住化のアイデアにより、平成25年5月末、一の橋地区に「超高齢化」に対応するエネルギー自給型の集住化エリアが誕生しました。これらの住宅の給湯・暖房はすべて木質バイオマスボイラーから供給され、電力の一部は太陽光発電によって賄われています。日本の集落の先取り地区とも言えますね。巷で言われる「限界集落」を吹き飛ばすような未来志向です。

 施設見学の後は、再び会議室に戻り、谷一之町長によるまちづくりの理念と歴史について、貴重なマネジメントサイドのお話でした。特に、北海道の場合は、地域の熱供給に再生可能エネルギー、下川町の場合は、地場産業としての「木質バイオマス」資源をどう活用するか、そこに長年のマチの知恵と技術があります、「産業」という言葉を繰り返し谷町長からお聞きしたのが印象的でした。

下川町・谷町長もご出席

下川町・谷一之町長もご出席

 谷町長のお話は、まさに経営者のそれでした。8年前に「環境モデル都市」、5年前に「環境未来都市」となり、「レジェンド・カサイ」、「アイスキャンドル」、「チェーンソー・アート」等、キャッチコピーで全国・全世界へアピール。「環境型森林経営」、「木材のカスケード利用=ゼロエミッション」の先駆者として、マチの立ち位置は「制度設計」と看破していました。石油産業の落ち込みを担保すべく木質バイオマスから得られる利益の還元、町民へは削減で得た収益を子育て、学校への予算として還元する、まさに今の大企業経営者に欠ける適正配分を見事に実現しています。

 さらに、森林資源を活用した企業・地域連携は、「教育」を通して学べる場として広域連携に繋がり、テーマを絞れば絞るほど規模に関係なくアライアンスが可能になるとも語られていました。地元による「エネルギー供給」は、通年「雇用」であり、農業・林業のように冬期の休業はない、と。最後は、町役場は、「Doタンク機能」としてこれからは地域に貢献していく必要性を指摘していました。まさに、目からウロコ、本当に素晴らしい「コミュニティ経営者」で、心から感動致しました。

 夜は午後7時過ぎから交流会、真っ暗な道を歩いて宿泊は「森のなかヨックル(https://yokkuru.morinoseikatsu.org/)」で。指定管理者は、今回の研究会の共催団体でもある「NPO法人森の生活(http://morinoseikatsu.org/」です。

森の生活が指定管理者の

「森の生活」が指定管理者の「森のなかヨックル」

 下川町では、森林業の歴史によるものか、「産業」の視点が常にプロジェクトにしっかり根付いているような気がします。木材加工現場の一隅には、「株式会社フプの森(http://fupunomori.net/)」が製造する「NALUQ(http://fupunomori.net/online-shop)」ブランドの商品ラインナップも。これは、2000年、それまで使われていなかった森林資源も活用するために生まれたトドマツ精油事業で、はじまりは「下川町森林組合」が事業化し、2008年に「NPO法人森の生活」がそれを引き継ぎ、2012年に「株式会社フプの森」として独立して現在に至っています。

 今回の下川町での研究会、ご説明して頂いた皆さんに共通していたのは、「木材からの産業創造=働く場」、そしてその効果は、1)経営コストの削減、2)CO2の削減、3)地域でお金がまわる、ことです。これまで8回のこの研究会、見事にまとめをして頂いた気がします。

 谷町長、高橋さん、麻生さん、ほかご参加頂いた下川町の皆さま、この度は本当にお世話になりました、心から感謝し、御礼申し上げます。

エネチェン研究会@札幌

Posted by 秋山孝二
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 「ロコタブル若者プレゼン」に続いては、もう7回目になる「エネチェン100ネットワーク(http://enechan100.blogspot.jp/」主催の「エネルギーチェンジ研究会」です、今回は札幌で開催しました。

 「エネルギーチェンジ研究会」についてはこちら――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%

熱気あふれる会場

熱気あふれる会場

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【3/9 札幌】市民のエネルギーチェンジ研究会vol.7 「電気は選ぶもの、つくるもの」

 エネルギーを選ぶ、つくる、地域と人の底力をつなぐ、市民のエネチェン研究会、第7回は札幌で開催します。自然エネルギーへの「エネルギーチェンジ」を考えている市民、熱い心の行政マン、企業や研究者、どなたでも参加できます。
 実践の成果や課題を共有する、知恵を出しあう、新しい技術・研究を学ぶ、ひとりひとりが、暮らしや仕事の場でできることを見つけていく、次の一歩のための作戦会議です、ALL北海道で「エネチェン」を進めよう。
座長 秋山 孝二
認定NPO 法人北海道市民環境ネットワーク 理事長
http://www.kitanet.org/
北海道エネルギーチェンジ 100ネットワーク委員
【内容】
【プログラム 1】  自然エネルギーで行こう!電力自由化ここがポイント!!
ゲスト 小林 ユミさん

(NPO法人北海道グリーンファンド/北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク)
 4月にスタートする電力自由化を前に、新制度の内容や、自分の暮らしにあった電力の選び方などを教えていただきます。わからないこと、迷っていることなど聞いてみよう。

小林ユミさんのプレゼン

小林ユミさんのプレゼン

【プログラム 2】  オフグリッドで行こう! 電気は自分でつくって自分で使うもの!!
ゲスト 佐山 廣和さん

(再生可能エネルギー/コミュニケーションの「トミタ」 代表、PVG Solutions株式会社 顧問)
 オフグリッド(独立型電源)パワーで世界を動かそうと企む、札幌の再エネリーダーにお話をうかがいます。昨年完成した太陽光パネルを搭載した電源ステージカーPVチャージステージング(幸子)が全国で注目の的に!

気迫のしゃべりで!

気迫のしゃべりで!

【プログラム 3】  フリーディスカッション
~私たちのエネルギーを変える
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 「電力自由化」を前に、知らされていなことがたくさんありますし、オフグリッド(独立型電源)パワー電源ステージカーPVチャージステージング(幸子)等についてのプレゼンは、大変面白かったですね、確実にエネルギーの新しい時代がやってきています。
 3年前、この研究会を始める当たって、以下のような決意表明をしました。
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 今年はさらに一歩進めて、すでに再生可能エネルギーへのシフトを実践されている担い手の市民・企業・地域等の生の声を出し合って、再生可能エネルギーシフトへの条例(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kke/johrei/johrei.htm)を持つ北海道民としてのこれからの取り組みを共有し、成功モデルの構築、各方面への提言、イノベイティブな実践へと進化させていきたいと思っています。先日の会議では、大変貴重なお話が幾つも提起されました。一つ一つの事例を迅速に公開し、価値を共有して参ります。3月3日には帯広で開催、その後も全道各地でその土地固有の資源を活用したそれぞれ地元密着の取り組みを共有出来ればと思っています、いよいよ始まりましたよ、現場からの「エネチェン100」の動きが!!
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 来月からの「電力自由化」スタートを契機に、またエネチェンの新たなステージが到来します、楽しみです。

今年を振り返る 2015 (番外編)

Posted by 秋山孝二
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 年末29日、もう十数年になりますか、今年もFM三角山ラジオで丸山哲秀先生の番組で1時間少々のトークに登場でした。私自身、毎年の振り返りができると同時に、丸山先生とのやり取りが楽しかったです。

* http://d.hatena.ne.jp/tessyu/

 戦後70年目の節目の年、歴史的転換点とも言える大きな出来事が続出しました。政治、経済では今後楽観を許さない危機感を抱きますが、世界で戦うアスリートたちの活躍からは、多くの勇気と希望を受け取りました。フィギャスケートの羽生結弦、宮原聡子、バドミントン、フェンシングの太田、ラグビーワールドカップで3勝の五郎丸歩、リーチ・マイケル、世界選手権優勝の男子体操、女子サッカーワールドカップの準優勝、テニスの錦織圭等、書き切れない程の活躍でした。それぞれ裏付けされる日頃の精進があり、日々切磋琢磨している姿には感動しました。

 私の活動の総括としては、上手く軌道に乗ったこと、苦闘していること、いろいろありますが、自分が関わるフィールドがあるということに感謝したい気持はあります。それぞれの場には、永年頑張っている人々がいる訳で、その努力へ報いるためにも、私の立ち位置でやれることを悔いなくやりたい、そんな姿勢で日々活動をしてきたつもりです。

 私(わたくし)的な一年のまとめ、今年も盛りだくさんでした。

* 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」、札幌遠友夜学校、遠友みらい塾関連

* エネルギーチェンジ100ネットワーク

* 演劇関係

* 秋山財団

* 北海道経済同友会

* 寺島戦略経営塾

* 政治情勢、特定機密法案、安保法制、沖縄基地問題

* SEALDsの活動

* 海外旅行から 5月ボストン、10月シンガポール

* 国内旅行 7月利尻・礼文、10月中山道(妻籠、馬籠ほか)、郡上八幡、高山「八幡祭」

* 六華同窓会、札南学校林財団

* 音楽ライブ 7月グラシェラ・スサーナ、8月美輪明宏、11月アルゼンチンタンゴ

 年末のテレビの特別番組、録画したものの果たして観る時間があるのかどうか。何はともあれ、今年一年、大変お世話になりました、来年も宜しくお願い致します、皆さまのご多幸をお祈り致します!

再生エネ国際シンポ・WS(4 最終)

Posted by 秋山孝二
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 今回の報告を、早速、北海道再生可能エネルギー振興機構の田原沙弥香さんがまとめて掲載してくれました。資料等も読めます。

* http://www.reoh.org/news/20151004SympoBroshure_presentation

 また、参加者の一人で「エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.blogspot.jp/)」代表・宮本尚さんは、FBで下記のように述べています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮本尚さんのメッセージより

・・・・・その間、たくさんの専門家の方のお話、インドネシア、タイ、中国、韓国、ベトナム、アジア各国の方から、再エネの取組みを聞きました。それとともに、私も、無いアタマでものすごく考えた。特に、今の私たちに決定的に足りないこと、どうしたらいいのかずっと考えてた。

 カンタンに言うと、この国には、プロフェッショナルが持つ知見、その財産を市民のレベルアップにつなげていくシステムが足りない。市民の日常につながらない。さらに、エネルギーということで言うと、3.11の「失敗」を知見に変えて蓄積し、それをもって国際社会に貢献するということができていないということ。そんなことないよ、と言う人もいると思う。専門家レベル、業界レベルでは共有できているのかも知れないけど、市民には伝わってこない。市民側も、日常の中で受けとるためのベースとなるものが養われていない…。

 例えば、大停電のとき、インフラが全滅したとき、命を守るためのリスクマネージメント、エネルギーのバックアップはどうあるべきか、自治体、個人、いろんなレベルでどう取組むか。エネチェンは最初からそこを目的のひとつにしてきた。そもそも私自身がなーんにも知らなかったので、いっしょにみんなで勉強しようよ、という感じではじめた。

 しかし、あれから4年、具体的な、効果的な方法はまだ見つけられていない。もちろん、3.11以前とは飛躍的に変わってきているのだけど、まだまだ学びたいときにいつでも学べるようなシステムにはなっていない。暮らし自体は、技術の進歩や設備機器の価格がダウンすることで、テレビやスマホのように、飛躍的に変わる、飛躍的に導入が進み、あるのがあたりまえというような変化が起きることはあるけど、今求められてるのは、そういう変化じゃない。市民は、学び考える習慣が伴わなければダメだと気づいてる。どうやってつなげるのか、どんなシステムが「普通」に、常にそこにあるようになればいいのか。がんばっているNPOやがんばってる人はあちこちに居るのだけど、そこにたどりつくのには相当の意志やめぐりあわせがまだまだ必要だよね。

 本来は学校教育の中にそれがあるべきなんだろうけど、学校で学ぶことと暮らしは乖離したまま。カンタンにめざすものに手が届くようにはなっていない…。うーーん…。それは、私はたまたまエネルギーやってて実感しているけど、エネルギーだけじゃなくて、多分あらゆる分野で。・・・・・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ コピー おわり

 私も宮本さんと同じようなことを感じていました。札幌でのシンポジウムでコーディネーターをされた松浦正浩先生(東京大学 准教授)は、「合意形成論」がご専門です。昨今の原子力発電、特定機密法に始まる今年の安保法制議論等の社会・政治問題で、私自身、この「合意形成」プロセスの欠如を痛感しているので、先生のご専門には興味を抱いています。今回はコーディネーターのお立場だったので、松浦先生ご自身の発言は限られていましたが、以下の国会における参考人陳述の発言は素晴らしいです。

* https://www.youtube.com/watch?v=iquX1evXdDk

 今回の運営スタッフは、皆さん大変有能な方々ばかりで、それぞれ持ち場持ち場でご尽力を頂きました。気持よく仕事が出来る、そんな雰囲気がいいですね、皆さん、ありがとうございます!

素晴らしいスタッフの皆さま

素晴らしいスタッフの皆さま

 初めてのケイタリングで少々緊張されていた「鶴雅ビュッフェダイニング札幌(http://www.tsuruga-buffet.com/)」の皆さん、大西希支配人、高橋料理長ほか多くのスタッフのお陰で皆さん大満足でした。希さんのお父様の大西雅之さんは、秋山財団の理事でもあり、私の高校の5年後輩になります。今回、チームによる料理の盛り付け、テーブルへ配膳のプロセスも具に拝見していて、プロフェッショナルの拘りと凄みも見せて貰い感激でした、ありがとうございます!

鶴雅ダイニングの料理と盛り付け

鶴雅ダイニングの料理と盛り付け

 トヨタ財団遠山敦子理事長ともゆっくりお話しができました。トルコ大使、文部科学大臣、文部科学省職員時代のお話、私の教員時代とは少し時期は異なってはいますが、校内暴力等、日本の教育政策と現場のお話にも花が咲きました。オリンピック組織委員会評議員等、超多忙の中、札幌までお越し頂きありがとうございました。

トヨタ財団遠山理事長と

トヨタ財団遠山理事長と

 シンポジウム最後で私のご挨拶、3日間の感想を兼ねて、以下のような趣旨でした。

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 秋山財団では、特にこの5年間、研究助成でのアウトリーチ、ネットワーク形成事業助成でのコラボレーションを受領者の方々に期待し、それへの協力も行ってきました。点が線に、そして面に繋がって、「生命地域(バイオ・リージョン)」としての北海道の発展に寄与したいとの理念からです。

 日本は「技術立国」と言われて今日まできています、確かに自動車産業ではトヨタ自動車さまの先駆的テクノロジー等、世界に誇れるものも多いのでしょうが、今回の再生可能エネルギー分野では、むしろアジアに学ぶ技術ばかり、「技術」というよりも「生きる力・知恵」と言うべきなのでしょう、簡単に技術を輸入するのではなく、それぞれの地域にある資源、見合った方法から編み出す努力を惜しんではなりません、この数日のWSでそんな認識を持ちました。課題を認識することは今後の展望を切り拓くことに繋がります。ワークショップ、シンポジウムを通じて、多くの「確信」と「気づき」、そして「希望」を持ちました。

 今回の企画、トヨタ財団さまが北海道の地で企画して頂いたことに感謝するとともに、「よいお話を聞いた」で済ますことなく、それぞれの立ち位置から、北海道、日本における「再生可能エネルギー」の実践に取り組んでいくことをお約束して、それが「3.11」以降を生きる我々の使命であることを確認して、締めのご挨拶とさせて頂きます。

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この企画に関わられたすべての皆さまに、心から感謝申し上げます、ありがとうございます!!

再生エネ国際シンポ・WS(1)

Posted by 秋山孝二
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 (公財)トヨタ財団(https://www.toyotafound.or.jp/)と北海道で活動する秋山財団ほかとの共催で、「地域のための再生可能エネルギー国際シンポジウム&ワークショップ」が開催されました。3年掛けての企画により、東南アジア諸国の政策担当者と国内の有識者40名が集い、芦別、夕張の現地で木質バイオ・小水力発電施設を見学し、ワークショップを数回行い、札幌での150人の参加によるシンポジウムも大盛況でした。

 トヨタ財団企画担当者の青尾謙さんからは終了後、早速ご挨拶がFacebookで届きました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ メールのコピー

 北海道で行われた国際ワークショップ&シンポジウム「地域のための再生可能エネルギー:日本とアジアから考える」

* http://www.reoh.org/news/20151004SympoBroshure
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 国際助成グループの青尾です。10月2日より5日まで、北海道で「地域のための再生可能エネルギー:日本とアジアから考える」を開催しました。

 日本とアジア6か国からの研究者・実践者約40名が集い、芦別市・夕張市での現場視察とワークショップ、北海道大学での公開シンポジウム(秋山記念生命科学振興財団様、北海道再生可能エネルギー振興機構様、北海道大学持続可能な低炭素社会づくりプロジェクト様との共催、北海道、札幌市ご後援、参加者約150名)と盛りだくさんな4日間でした。

北海道再生可能エネルギー振興機構http://www.reoh.org/

北海道大学持続可能な低炭素社会づくりプロジェクト(http://sustain.oia.hokudai.ac.jp/carbon/jp/)

* エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.blogspot.jp/)

 互いのおかれた自然環境や制度、社会状況の違いにも関わらず、多くの点を共有し広く発信できたこと、またアジアにまたがるピア:ネットワークができたことはとても貴重なことと感じました。共催団体の皆さまはじめ、今回の企画にご協力・ご参加いただいた多くの方々に、深く御礼を申し上げます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ コピーおわり

 2日の初日は、ウエルカムパーティを秋山財団事務所で開催し、初対面の方々ともまずは懇親を深めました。

ウェルカムパーティを秋山財団事務所で

ウェルカムパーティを秋山財団事務所で

懇談の終わりには外国からご参加の方々の自己紹介も

懇談の終わりには外国からご参加の方々の自己紹介も

 今回は、秋山財団では鶴雅グループの赤レンガテラスさんの初めてのケータリングでした、支配人の大西希さんもご挨拶に来ていただき、行き届いたサービス、食事は参加者の皆さんから大好評でした。

* 鶴雅グループ http://www.tsurugagroup.com/

エネチェンフォーラム 2015

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 「エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.blogspot.jp/」主催のフォーラムが開催されて、100名を越える参加者で盛会でした。私自身、環境アセスメントについての新しい情報を得ることができました。

 少しですが、当日ご参加の吉田文和先生がこちらに報告しています。http://webronza.asahi.com/science/articles/2015090400005.html

 今後録画もHPにアップされるそうです。後日以下に掲載します。

 報告書はこちらです:――> https://enechan100.wordpress.com/

エネチェン100ネットワーク代表の宮本尚さん

エネチェン100ネットワーク代表の宮本尚さん

全体のコーディネーター さん

全体のコーディネーター長谷川理さん

後半はアセスに関して

後半はアセスに関して

 ともするとこれまで、風力発電系と自然保護系の方々は出会い頭のぶつかり合いでしたが、今回のフォーラムは、それぞれの視点、これからの地方の自立とエネルギー転換、生物多様性の保全、生態系保持等について、現場の雰囲気から「環境アセスメント」を通じて議論の場を形成する企画が功を奏したと実感しました、聴衆も幅広く、市民、環境活動、企業とですね。

 どういう場を設定して議論するか、その重要性を痛感した土曜日の午後でした。

エネチェン100 総会 2015

Posted by 秋山孝二
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 「エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.com/)」の今年度総会が開催されました。これまでこの活動については何回もご紹介しています。言わば素人の私ですが、お陰さまで随分学ばせてもらっています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%8

エネチェン100ネットワーク代表・宮本尚さんの議長で

エネチェン100ネットワーク代表・宮本尚さんの議長で

会員・ビアンカ・フェルストさん

会員・ビアンカ・フェルストさん

八剣山エコケータリングの素晴らしいオードブル

八剣山エコケータリングの素晴らしいオードブル

* 八剣山エコケータリング  http://www.hakkenzan.jp/ecocatering/

 北海道新聞朝刊にも記事となりました。

北海道新聞の記事

 アカデミックセクター、事業従事者、市民、学生、経営者等、幅広くそれぞれのフィールドでしっかり活動に取り組んでいる方々の集まりは、いたるところで化学反応を勝手に起こして、新たな気づきと展望が拓けてくる感じです。参加の量・人数よりも、そこに集う個々のメンバーの質によるのだと、あらためて先日の会合に参加して痛感しました。「他人事」で論評するのでなく、「自分事」として主体としてエネルギー論議に関われるかどうか、先日の「レジリエンス」シンポジウムでも同様の議論が出ていました。

 時代は確実に変わってきています、「小規模・地域分散」、エネルギーを使うだけの消費者から作る生産者へ、私も自分の可能な活動を基盤にこれからも地道に前に進んで行くことに変わりはありません。

エネチェン、大きな記事に!

Posted by 秋山孝二
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 「エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.blogspot.jp/」は、北海道における再生可能エネルギーへのシフトを提唱し、全道各地で活動を展開しています。先日、北海道新聞夕刊に大きく、提言を含めて取り上げられました。

 この北海道の条例はこちら:――> http://bit.ly/1F5Qan3

北海道新聞4月6日夕刊に掲載

北海道新聞4月6日夕刊に掲載

 今月の統一地方選挙を前に、知事候補、市長候補、各議員候補の皆さんに、提言書を提出しています。これを織り込んでの政策を提示、演説等をしている候補者もいらっしゃいます。

 以前に提案したエネルギーチェンジの「ロードマップ」の「英語版」も、先日出来上がりました。(http://enechan100.blogspot.jp/2015/04/a-roadmap-to-100-renewable-energy-of.html

 再生可能エネルギーの宝庫として、北海道の成長戦略の軸としてもエネルギー創造を位置付けたいものです。

エネルギーチェンジ研究会 in 浜中(4:最終)

Posted by 秋山孝二
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 今回の研究会開催に先立ち、25日の道知事選の告示前日に、北海道における再生可能エネルギーについて、「北海道再生可能エネルギー振興機構」と「北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」が共同提案を発表し、それぞれのHPにも掲載しました。最終部分だけ引用します、北海道の21世紀的な「成長戦略」だと確信します、エネルギーの消費者から、生産者をも兼ねる立ち位置へ、ですね。

 共同提案より引用~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  北海道は今後、人口減少が予想され、かつ1次産業をめぐる状況が厳しさを増していくなかで、北海道の再エネと省エネのポテンシャルを活かすことは、地域経済を活性化する有効な手段です。原子力のリスク、気候変動のリスクを減らしながら、21世紀の展望を切り開くためのエネルギーは、道民の意志と行動の結集によって生み出すことができると確信し、この提案を提出いたします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり

* 「北海道再生可能エネルギー振興機構」のHP (http://www.reoh.org/news/20150325kyoudouteiann)

* 「北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」のHP (http://enechan100.blogspot.jp/2015/03/2015325.html

 研究会翌日の早朝、宿泊施設の周辺、湿原の遊歩道を歩くと、鹿の群れ、白鳥の飛翔、野鳥の鳴き声、波の音、どれをとっても私にとっては「非日常」、抜けるような透明感に心も洗われました。

霧多布湿原ナショナルトラスト事務所

霧多布湿原ナショナルトラスト事務所

朝日の湿原・遊歩道

朝日の湿原・遊歩道

太平洋の波しぶき

太平洋の波しぶき

朝日を浴びて

朝日を浴びて

主催者一行:「ペンション ポーチ」横にて

主催者一行:宿泊先の「ペンション ポーチ」横にて

* ペンション ポーチ http://www6.ocn.ne.jp/~porch/

エネルギーチェンジ研究会 in 浜中(3)

Posted by 秋山孝二
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 浜中町農業協同組合訪問の後、エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.blogspot.jp/が3年前から続けている「市民のエネルギーチェンジ研究会」の第6回目を、今回、霧多布湿原ナショナルトラスト(http://www.kiritappu.or.jp/の多大なご尽力により、「霧多布湿原センター(http://kiritappu.mond.jp/center/」で開催しました。これまでは、札幌、帯広、別海、遠軽、芦別でしたが、今回も予想を上回る参加者と内容の濃い講演者により、多くの収穫がありました。

 これまで掲載はこちら――>

第一回札幌 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15906

第二回帯広 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15991

第四回遠軽 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18488

第五回芦別 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22492http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22501

 夜は交流会でさらに深いお話の数々、大変楽しく、印象深いやり取りで大いに盛り上がりました。そして地元の方のお迎えはこちらのタクシーでした、「ルパン三世・モンキーパンチ(http://www.hamanaka-lupin.com/」!

ルパン三世 モンキーパンチ

ルパン三世 モンキーパンチ

エネチェン研究会 in 芦別(2)

Posted by 秋山孝二
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 午後からは座学と意見交換、これがまた濃密でした。出席者はそれぞれのフィールドの実践者ばかり、話題から事例を比較したり、さらに補足したり、午前中の現地見学を踏まえての議論は前向きで心地よかったですね、オフレコのお話も多々ありましたし・・・・。満足度の高い場となりました。

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13:00~15:30 エネルギーチェンジ研究会
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(会場:星のふる里100年記念館:http://www.city.ashibetsu.hokkaido.jp/syokokanko/kankou/kankou/hoshinohurusato_kinenkan.html

座長 秋山 孝二
認定NPO 法人北海道市民環境ネットワーク理事長
北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク委員

【プログラム 2】講演「地域の木質バイオマスをどう利用するか」
講師 山形 定 さん
NPO法人北海道新エネルギー普及促進協会( NEPA)理事長
北海道エネルギーチェンジ 100ネッワーク委員

【プログラム 3】自然エネルギー活用事例紹介
* 芦別市「木質バイオマスの有効活用」 長野 周史さん 芦別市役所 総務部 政策推進課

* 薪・ペレットストーブ・小水力発電 ふらの環境エネルギー株式会社(仮称)準備室の活動 家次 敬介 さん 有限会社三素(富良野市)

【プログラム 4】
ディスカッション~私たちのエネルギーを変える

それぞれのフィールドで実践する方々と

それぞれのフィールドで実践する方々と

ペレットストーブの専門家 家次社長

ペレットストーブの専門家 家次社長

 平田さんの報告から引用:~~~~~~~~~~~~~~~~

 燃料の流れの下流(ホテルでのボイラー燃料の需要)から遡って中流(チップ生産量)、さらに上流(山地からの材搬出量)の規模を割り出し、全体デザインを描いていったのが、芦別市さんの手法ですが、午後の意見交換では、もりネットの山本牧さん(旭川)から、上流(林業者)から絵を描く場合もあります、と事例紹介があり、非常に興味深かったです。牧さんのトコは「丸太ボイラ」だそうです。いずれにせよ、需給バランスをすべて把握してから始めないとうまく持続できないだろうことは、よく分かりました。大手による大規模な木質バイオマス発電所にはそれが欠けているのでしょう、きっと。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 木質バイオマスだけでなく、再生可能エネルギーの場合は、供給と需要をマネジメントする人・機能が極めて重要なのでしょうね、そうしないとエネルギーと製紙業との原材料争奪戦で価格高騰となり、輸入材依存といった本末転倒も危惧されます。基本的には需給がマネジメント可能な域内とか、小規模分散型を軸に考えるべきなのでしょう。別の言い方をすると、エネルギーと環境という視点からは、メガプロジェクトは環境負荷が大き過ぎるのでしょうね。

 それと「バイオマス発電」は、如何なものかという意見も殆どでした。発電した電気で熱を得るとしたら、電気を作る過程で捨てる「熱」が多すぎるのですね、いわゆる効率性の点からみて、これも本末転倒です。木質バイオマスは「チップ」でも「ペレット」でも、第一義的には「熱」利用が最優先だとの共通理解を得ました。

 意見交換終了後は、オプショナルツアーとして100年記念館・長谷山館長が直々に館内展示のご案内をしてくれました。芦別の「炭都」の歴史、映画のマチの歩みほか、貴重なお話の数々は大変興味深かったです。

100年記念館・長谷山館長

100年記念館・長谷山館長の熱心なご説明

「エネチェン・カフェ」、スタート!

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 「エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.blogspot.jp/」は、「エネチェン・プロジェクト(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9327」から発展した活動で、昨年からスタートしています。今年からは「エネチェン・カフェ」を定期的に開催して、再生可能エネルギーと環境についての様々な実践と知恵を学び合います。まずは第一回が先月行われました。

 これまでやってきた「エネチェン研究会(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A」も、この活動とコラボして続けて参ります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

< メニュー >

●エネチェン100って何をする団体?

…北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク 代表 宮本尚

●金子先生、再エネと自然環境は共存できるの?

…酪農学園大学環境共生学類 金子正美教授

●山形先生 北海道の森はエネルギーになるの? ペレットストーブや薪ストーブ、ボイラーとかっ て、実際どうなの?

…NPO法人北海道新エネルギー普及促進協会 山形定理事長

●私たちペレット・ストーブ使ってます。

(ペレットストーブ・ユーザー)

●TALK TALK TIME!!

のんびりお茶をのみながら、エネチェンの話をしましょう!

主催 北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.blogspot.jp/

共同主催 NPO省エネ工房(http://ecolab.webcrow.jp/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

南1条西2丁目池内ビル4階カフェ

南1条西2丁目池内ビル4階カフェ

http://enechan-cafe.jimdo.com/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~HPから

 エネチェン・カフェとは

 エネチェン・カフェは、北海道のエネルギーチェンジ100ネットワークの地産地消エネルギーの最大限の活用、自然エネルギーアイランドへのシフトをめざす趣旨のもとで、のんびりお茶をしながら、参加者でエネチェンの情報や知恵の交換をする場です。「知恵を出し合う場」「実践を応援しあう場」としてご利用ください。
 その時その時、お題を設定してゲストの方にお話いただいたり、参加者の事例発表をお願いしたり、いろいろ企画を考えていきたいと思っています。将来的には月1回の開催をめざしています。
「こんな方のお話を聞きたい」といったリクエストもお待ちしています。みなさまどうぞよろしくお願いいたします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり

逆光の麗人!!!

逆光の麗人・この活動の代表!!!

木材の香りもいっぱい

木材の香りもいっぱい

吉田文和先生、退職講演ほか

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 吉田文和先生の最終講義が北海道大学で200名の参加で開催されました。当日のプログラムは以下の通りです:

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
[プログラム]
【退職講演】
北海道大学大学院経済学研究科 特任教授 吉田 文和

【パネルディスカッション】
* パネリスト

札幌市 市長 上田 文雄 氏

浜中町農業協同組合 組合長 石橋 榮紀 氏

寿都町産業振興課 参事 森本 昌和 氏

北海道大学大学院経済学研究科 特任教授 吉田 文和

* コーディネーター

一般社団法人北海道再生可能エネルギー振興機構理事長 鈴木 亨

講師プロフィール

北海道大学大学院経済学研究科 特任教授 吉田 文和
京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。専門は環境経済学、産業技術論。
2007 年より北海道大学サステナビリティ・ウィーク実施、低炭素社会づくり教育プロジェクト実施に尽力。

浜中町農業協同組合長 石橋 榮紀 氏
1990 年に浜中町農協の組合長に就任。酪農技術センターや研修牧場の開設など数々の新事業の仕掛け人。また、農業分野において国内初の大規模な太陽光発電システムを導入。

寿都町産業振興課参事 森本 昌和 氏
2009年から現職。寿都町は人口約4千人。1998年に自治体として全国初の発電事業に取り組む。現在11基(16,580kW)の風力発電設備が稼働しており、売電の余剰金における水道料の値下げにて住民への還元を行っている。

札幌市長 上田 文雄氏
2003 年6 月に札幌市長就任。2014 年10 月に「札幌市エネルギービジョン」策定。また、策定したビジョンを踏まえて、2014年度中に「さっぽろエネルギー未来構想」を策定予定。

[主催] 北海道大学大学院経済学研究科
[共催] 一般社団法人北海道再生可能エネルギー振興機構
[協力] 認定NPO 法人北海道市民環境ネットワーク、
北海道エネルギーチェンジ100 ネットワーク

シンポジウムはトヨタ財団国際助成プログラムの助成の一環で開催されます

☆詳しくはこちらをご覧ください↓
URL:http://www.reoh.org/news/20150123-symposium

当日の吉田文和先生のご講演録画はこちらです。

* http://www.reoh.org/news/150123kirokukoukai

吉田文和先生の最終講義

吉田文和先生の最終講義

第二部パネルディスカッション、上田文雄札幌市長と石橋組合長

第二部パネルディスカッション、上田文雄札幌市長と石橋組合長

森本参事と吉田文和先生

森本参事と吉田文和先生

 吉田文和先生のお話は、エネルギーと環境の視点から、さらに、内村鑑三の「デンマルク国の話」を引用しての地域再生プロジェクトの視座からのご提言があり、大変貴重で示唆に富むものでした。

 また、各パネリストのお話は、それぞれのフィールドでの実践に裏打ちされて大変説得力があり、私は特に、石橋組合長のビジネスマインドに共鳴致しました。3年前に別海でのフォーラムでもお話を伺い、感銘を受けました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11933)。「農業協同組合」が金融機関の視点から新しい事業に融資する姿勢は、これからの農協のイノベーションモデルとしても大変優れていると思います。そのためには、ハーゲンダッツへの生乳納入という出口戦略を固めて、さらに再生可能エネルギー等の活用で環境に優しい地域を付加価値として地域のブランディングを重ねていく手法は、見事としか言いようがありません。今回、交流会を含めて石橋組合長とお話が出来て大変よい出会いでした。

 吉田文和先生については、これまで何回も記載しています。(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%90%89%E7%94%B0%E6%96%87%E5%92%8C

あるセリフ、映画「野のなななのか」

Posted by 秋山孝二
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 北海道・芦別を舞台にした映画「野のなななのか(http://www.nononanananoka.com/」については、5月にここに書きました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19951

  大林宣彦監督のこの映画への意気込みはこちらでも読み取れます(http://www.nononanananoka.com/message.html)。

 映画全体についてはさておき、私は5月にこの映画を観て、実はずっと気になっていたことがありました。ご覧になった方はお分かりでしょうが、後半部に、草原で鈴木冬樹、鈴木春彦兄弟が語る場面です。北海道・泊原発に勤務する弟の春彦(松重豊)が、これからの自分の人生について語ります、「北海道には『エネルギーチェンジ100プロジェクト』という活動があり、自分は泊原子力発電所の仕事を辞めてこの活動に参加しようと思う」、そう兄・冬樹につぶやくのです。

 私は、思わず「エネルギーチェンジ100プロジェクト(http://www.enechan100.com/?page_id=174)!」と一人繰り返してしまいました。何故なら、私自身、「認定NPO法人北海道市民環境ネットワーク(http://www.kitanet.org/」理事長として、この活動の発起人の一人であり、今年から「エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.blogspot.jp/」として独立した活動団体としてバージョンアップしていましたので。

 上映後から、このセリフのよって来たる所以を調べてみようと関係の方にあたってみたところ、このたび全て分かりました。

 まずは、この映画の原作者、演劇関係の劇団「弘前劇場(http://www.hirogeki.co.jp/主宰の長谷川孝治さんにお会いする機会が今月あってお聞きしたところ、この部分は彼の原作にはなく、大林監督が強く要望したとのことです。余談ですが私は以前からこの劇団のファンで、札幌劇場祭でもたびたび上演されていて大賞他も受賞されています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17165

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15633

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15224

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11060

 そこで次に、この映画の制作委員会(http://blog.goo.ne.jp/nanananoka)メンバーで、地元で熱心に活動している「一の薬局(http://byoin.me/pharmacy/147440549/)」石川睦子社長にお電話で伺ってみました。調剤薬局の経営で地域の医療・健康に永年ご尽力されている石川先生には、私はお亡くなりになった石川博識先生とともに幼い頃からお世話になり、また商売上は秋山愛生舘、今の医薬品卸「スズケン」としても大変ご愛顧頂いてます。石川先生はいつものお元気なお声で、セリフは確かに自分の記憶にあるけれど、誰が大林監督にアドバイスしたかは、恐らく芦別で学芸員をやっているハセヤマさんが知っていると思うのですぐに連絡してみます、とのご返事でした。ハセヤマさんのお名前をお聞きしてアレッと気になって私は電話を終えて確認してみましたら、芦別市役所(http://www.city.ashibetsu.hokkaido.jp/)の長谷山隆博さんで、昨年の秋山財団と前田一歩園財団との合同報告会において、15番目に活動報告をされた方でもあります。秋山財団の宮原広幸常務理事(芦別出身)の高校の後輩になり、以前からお名前を承知していました。

* 昨年の合同報告会の様子――>  http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17201

 翌日、石川社長、長谷山さんから相前後してご連絡を頂き、このセリフの情報提供者が分かりました。今回の発信源である制作委員会事務局で活動され、旭川市役所所属、現在釜石でお仕事中の酒井智則(http://d.hatena.ne.jp/haruka_nostalgie/)さんです。

 大林監督が脚本を作られる時に、泊原発の将来の方向性や、登場人物(春彦)が原発を退職したあとの選択肢を考えたいとのことで、酒井さんが集めた資料の中にこのプロジェクトがありました(インターネットで見つけたそうです)。酒井さんは、「できあがった脚本の中に、プロジェクトの名前がそのまま使われていたのでちょっとびっくりしましたが、多くの方に伝わる良いきっかけになりましたね」と、FBを通じてご連絡を頂きました。

 そして、この間私と一緒にずっとこの「セリフ」を追いかけてきた「エネルギーチェンジ100ネットワーク」代表・宮本尚さんは、今、語っています。

~~~~~~~~~ 宮本尚さんのコメントから

  名前を出していただいたのも光栄ですが、こうして私がとても喜んでいる理由は、北海道の「未来」のために変わっていこう!という登場人物の選択として、取り上げられたことなんです。全国のみなさん、ぜひ映画「野のなななのか」を見てくださいね。
映画の中のセリフだけ聞くと、架空のプロジェクトに感じるかも。

  実際「北海道エネルギーチェンジ100プロジェクト」で、具体的に、発電所をつくってる、とか、そういう組織ではありません。でも、今年5月に立ち上がった新団体北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」には、地域で自然エネルギーをつくり出している方、省エネルギーの活動で成果をあげている方、環境保全に関する活動をしている方、教育に関わっている方など、いろんな分野で実績をあげてきている方が参画してくださっていて、どんどんネットワークが拡がってきています。みなさま、応援お願いします。会員も募集中です!

「北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」 http://enechan100.blogspot.jp/

~~~~~~~ 引用 おわり

 これまでのリアルな繋がりをたぐり寄せて、今回の「『セリフ』のよって来たる所以」調査(?)は、思わぬネットワークの再確認となりました。一本の映画の一つの「セリフ」がこんなにも多くの方々の関係性を背景としていること、そして、私自身のこれまでの人生の積み重ねとも言えて、大きな感動を覚えるのです。今回関係した皆さん、お問い合わせをするとすぐに連絡を取って頂いて、空間を稲妻が走るがごとくアッという間に情報がつながっていく、そんな「凄さ」を感じました。

 ネットワーキングのスピード、それは個々の活動の「ホンモノらしさ」に比例するのでしょうね、久しぶりのワクワク感でした!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<追記:2014.12.13>

 実は、上記のブログを書いてから、縁あって大林宣彦監督の娘さん・大林千茱萸(ちぐみ)さんとお会いする機会があり、そこでさらにこのセリフに至った詳細を伺いました。映画のセリフに入れる場合は、大変慎重な言葉の吟味・検証を行うそうです。特に活動の場合は、代表者の信頼性、活動の公開性、今後の継続性・可能性等です。今回の場合、その辺りを念入りに千茱萸さんのご主人がかなり時間を掛けて行っての結果とのことでした。映画はまさに、大変多くの方々のご尽力でできあがるのですね。そんな厳しい検証をパスしたこの「北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」に関わる者として、嬉しくもあり、誇りにも感じます。

「エネチェン100ネットワーク」設立ほか

Posted by 秋山孝二
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 もう一月前の行事となりましたが、注目する活動が新たに始まりました、「エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.blogspot.jp/」です。これまでのプロジェクト(http://www.enechan100.com/?page_id=174)を発展的に解消してさらに高みを目指し、フィールドで結果を出そうとの意気込みです、メンバーも素晴らしい方々、これからのダイナミックな展開が楽しみです!
 

午前中は、「エネルギーチェンジ100ネットワーク」設立総会

午前中は、「エネルギーチェンジ100ネットワーク」設立総会

<決意表明> ~~~~~~~~~~~~~

 これまで私たちは「認定NPO法人北海道市民環境ネットワーク」の会員有志グループによる、「北海道エネルギーチェンジ100プロジェクト」として3年間、活動を行ってまいりました。

 2014年5月17日に設立総会を開催し、今後は「北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」という、独立した任意団体として活動していくことになりました。社会的な責任ある団体として、これまでの「北海道エネルギーチェンジ100プロジェクト」の趣旨を引き継ぎ、さらに発展させ、活動していきます。

~~~~~~~~~~~~~~~~

 同じ日の午後には「認定NPO法人 北海道市民環境ネットワーク(http://www.kitanet.org/」の総会と同日行事「きたネットセミナー:安全なエネルギーと食、北海道の明日を動かす力」でした。

当日の動画はこちら――>http://kitanettv.blogspot.jp/2014/06/2014.html

ビアンカ・フェルストさんの事例発表

八剣山エコケータリング代表、ビアンカ・フェルストさんの事例発表

* 八剣山エコケータリング――>http://www.hakkenzan.jp/ecocatering/

スローフードフレンズ北海道 さんの事例発表

スローフードフレンズ北海道事務局長、すずきももさんの事例発表

* スローフードフレンズ北海道――>http://slowfood-friends.org/

 「エネルギー」と「食」は、人間と社会にとって同じ概念で語ることができますね。

* コミュニティ・パワー

* ご当地エネルギー

* ローカルなファイナンス・モデル

* 再生可能エネルギーを地域の「産業」として、雇用機会を創出する

 鈴木亨さんは、「中年は荒野をめざす・・・!」とおっしゃいました、そうですね、私たちの学生時代に、五木寛之作詞の「青年は荒野をめざす(http://www.youtube.com/watch?v=uwvD0DP-s5s)」というフォークソングが流行っていました。今は、まさに「中年」世代の責任を全うしなければなりません。

市民のエネチェン研究会、スタート

Posted by 秋山孝二
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  「第一回 北海道スタイル 市民のエネルギーチェンジ研究会」を、札幌市資料館(http://www.s-shiryokan.jp/aboutus.htm)会議室で開催しました。

開催翌日(2月21日)北海道新聞朝刊第四社会面に記事が掲載

開催翌日(2月21日)北海道新聞朝刊第四社会面に記事が掲載

  会場となった札幌市資料館2階会議室には、歴史を伝える暖炉があり、天井も高く、窓から眺められる雪と木々の調和は素晴らしいものがありました。

2階会議室正面にある暖炉:存在感抜群!

2階会議室正面にある暖炉:存在感抜群!

 「エネルギーチェンジ100プロジェクト(http://www.enechan100.com/)」は、一昨年スタートし、昨年には「ロードマップ」を策定して、各方面でその説明を繰り返して参りました。詳細はこちらでも:

Facebookページ https://www.facebook.com/enechan100

Twitter  https://twitter.com/#!/enechan100

 今年はさらに一歩進めて、すでに再生可能エネルギーへのシフトを実践されている担い手の市民・企業・地域等の生の声を出し合って、再生可能エネルギーシフトへの条例(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kke/johrei/johrei.htm)を持つ北海道民としてのこれからの取り組みを共有し、成功モデルの構築、各方面への提言、イノベイティブな実践へと進化させていきたいと思っています。先日の会議では、大変貴重なお話が幾つも提起されました。一つ一つの事例を迅速に公開し、価値を共有して参ります。3月3日には帯広で開催、その後も全道各地でその土地固有の資源を活用したそれぞれ地元密着の取り組みを共有出来ればと思っています、いよいよ始まりましたよ、現場からの「エネチェン100」の動きが!!

  これまでこの欄で、私は随分エネルギーについて書いてきました。「エネルギー」で検索すると、こんなになります(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC)。
   

2012年の大みそかに思う

Posted by 秋山孝二
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 2012年もいよいよ大みそか、皆さまにとって今年はどんな年でしたか?

 私は前半はいいペースで動いていましたが、夏過ぎからは少しずつの無理なスケジュールが影響し次第に過密になってきて、思索の時間が不足となり、年末はもうヘトヘト感で大いに反省しています。パネラーとか司会とか、ステージに立つ機会も多かったですね。気持はまだまだ旺盛なのですが、仕事の整理がつかない状態、机の上はかつてない程に資料の山、散らかってしまいました。ただ、私の能力減退というよりも、関わってきた一つ一つのテーマ・活動が「つながり」はじめて、これまでのカテゴリー分けでは収拾がつかなくなってきたような、そんな意味では「嬉しい悲鳴」とふり返っています。

 私にとって印象的な出来事は、北海道日本ハムファイターズの活躍です。この「部屋」でもこれまでたくさんコメントをしました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA)。今年は特に栗山監督の初年度の挑戦でしたが、実に立派だったし、ことに臨む姿勢から多くの事柄を学びました。ダルビッシュの札幌ドームでの記者会見に始まり、メジャーでの活躍も含めて、私の元気の素でした、ありがとうございました。

 活動としては、「エネルギーチェンジ100プロジェクト」ですね、これについてもここで何回も書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B8100)。来年は是非、北海道での「再生可能エネルギー円卓会議」を構築したいと思っています。

 もう一つの来年に向けての挑戦は、人材育成の原点、「新渡戸稲造・遠友夜学校」を札幌の教育の柱にしていく活動です。新渡戸稲造についてもここで何回も書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0)。今年は「生誕150年」でしたが、私自身は動きが取れませんでしたので、来年の「没後80年」には札幌のまちづくりとコラボレーションし、幅広い方々の参画を得て、「事業」を構築していくのが夢であり、正夢としたいですね。

 

 今年は「大正100年+1」でした。別の言い方をすると「明治天皇没後100年(http://www.asahi.com/national/update/1203/TKY201212030227.html)」、「昭和87年」で、そして「明治144年」とも。あと13年で「昭和100年」、2025年です。そんな時間軸で今を捉えて見ると、新しい歴史の気づきも生まれてきます。

 こんなテレビも気になりました、NHK教育テレビ(http://www.nhk.or.jp/nihonjin/schedule/index.html)。歴史を多面的にしっかり振りかえる、いつの時も忘れない姿勢でありたいですね。

 秋山財団も26周年を終えて、来年はさらに飛躍して参ります。これまでの資産を「つなぐ」をキーワードに、研究助成での「アウトリーチ活動」、活動助成での「ネットワーク形成」を主要テーマに、これからもイノベーションを継続して参ります。今年一年、多くの皆さまにご支援・ご指導頂き、心から感謝申し上げます、皆さま、どうかよいお年をお迎え下さい!

北海道の 「エネルギー・ロードマップ」

Posted by 秋山孝二
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 私は昨年6月から世話人の一人として、「エネルギーチェンジ100プロジェクト:http://www.enechan100.com/」という活動を行っています。現在、私が理事長の「認定NPO法人 北海道市民環境ネットワーク(きたネット):http://www.kitanet.org」の会員も多く参画しています。

 プロジェクトではこれまで、「北海道省エネルギー・新エネルギー促進条例」を皆さんに知っていただくための活動や、「私のエネルギーチェンジ宣言」を集めてHPに上げる活動をしてきました。

北海道省エネルギー・新エネルギー促進条例:http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kke/johrei/johrei.htm

 

 その3つ目のアクションとして、昨年6月から、北海道を自然エネルギー100%アイランドに変えていく「ロードマップ策定」に取り組んでいました。岩井尚人さんをリーダーに、この議論・作業は市民有志12名(会社員、NPO職員、自治体職員、経営者、大学研究者、大学院生など)が検討を重ね、先日、「北海道の電気 再生可能エネルギー100%へのロードマップ」ができ上がり、発表しました。今年3月の中間報告(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12044)について、かなり辛口のコメントをした私としては、今回の最終報告は大変分かりやすく、今後の議論に十分耐え得る内容の濃いものになっていると思います。

北海道版エネルギー・ロードマップ(http://www.kitanet.org/enechan/enechanroadmap.html)>

 7月7日の七夕に、北海道新聞、朝日新聞で記事になっています。
* 北海道新聞  http://on.fb.me/NFLZjf
* 朝日新聞 http://on.fb.me/NmAU82

 策定するのが目的ではなく、これをテキストに、電力・ガス・石油会社等の供給を担う方々も含めて、多くの皆さんが環境活動の勉強会などで活用したり、団体のMLなどでご紹介していただけると嬉しいですね。市民目線から北海道の短期・中期・長期をどう予測するか、最終ページに算定基礎も記載されていますが、いずれも大変控え目な数字であり、それでも北海道では、自然エネルギー100%どころか200%を造り出して、長期的には「売電」で成長戦略を構築できると確信しています。実現のできるかどうか、今、道民に求められているのは、その「覚悟」だと思います。 

 「北海道エネルギーチェンジ100プロジェクト」の活動やエネルギーに関する情報は、下記のHPや、Facebookページなどで発信しています。ぜひこちらもご覧ください。

<北海道エネルギーチェンジ100プロジェクト>
ホームページ http://www.enechan100.com/
Facebookページ https://www.facebook.com/enechan100
Twitter https://twitter.com/#!/enechan100

<ご参考>

■「北海道エネルギーチェンジ100プロジェクト」とは:

北海道の自然環境とこどもたちの未来を守るために。
北海道の地産地消エネルギー最大限の活用、さらに自然エネルギーアイランドへ
のシフトをめざす団体・個人が、声をあげ、北海道の未来をつくるための提案を
行うとともに、北海道の「北海道省エネルギー・新エネルギー促進条例」の周知
と、自然エネルギー推進のために活動する市民活動の支援ネットワークをつくる
プロジェクトです。

■北海道の電気 再生可能エネルギー100%へのロードマップ:

自然資源豊かな北海道で、自然エネルギーの最大限の活用のための道のりを描き
ます。 ポイントは市民目線。子どもたち、お父さん、お母さん、おじいちゃ
ん、おばあちゃん、全ての世代が、未来に可能性と希望が感じられるような、自
然エネルギーが主役になる社会へのロードマップです。出来上がったロードマッ
プは広く公開し、「自然エネルギーアイランド北海道」 実現の次のステップの
ために、みなさんと共有していきます。

★ホームページ ★環境情報blog  http://bit.ly/3Qyat
★きたネットTwitter  http://twitter.com/kitanet
★きたネットFacebook  https://www.facebook.com/kitanet.org
★きたネットTV(動画配信サイト) http://kitanettv.blogspot.jp/
★北海道エネルギーチェンジ100 HP http://www.enechan100.com/
「北海道の電気 再生可能エネルギー100%へのロードマップ」をダウンロードしてご覧いただけます。
★ラブアース・クリーンアップin北海道  http://bit.ly/7vdgim
★北海道の環境活動のポータルサイト「環境☆ナビ北海道」 http://enavi-hokkaido.net/

★E☆navi版北海道環境白書 http://enavi-hokkaido.net/wp/
★中間支援会議・北海道パンフレットができました: ダウンロード http://bit.ly/LFPBnU

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 新しい動き、新しい担い手による、新しい時代の到来を感じている昨今です。