この親ありて、この子あり

Posted by 秋山孝二
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 青森県十和田市で開催された新渡戸十次郎関連の講演会『この親ありてこの子あり』、今回も奈良哲紀さんからのご案内、私はJR在来線と新幹線を乗り継いで十和田市まで往復して参加しました。講演会冒頭で、祝辞と共に札幌のこの間の10年を越える遠友夜学校跡地の活動報告もさせて頂きました。会場は、十和田市馬事公苑「称徳館シアターホール」です。

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 津田塾大学の高橋裕子学長のお話、津田梅子はじめ父の仙と共に母の初子の人となりも語って頂きました。

 リレートークの最後は、津田梅子の父・仙を中心として津田家ご子孫の津田守さんのお話、津田仙の知られざる功績ほか、親族ゆえの秘話もたくさんあって大変興味深かったですね、講演後もたくさんお話が出来て、ハーバード大学、現在お住まいの佐倉市での意外な関係に大いに盛り上がりました。風貌も写真で見る仙とそっくり、まるでご本人が目の前にお立ちになっているようでした!

  4人のリレートークの後は、鼎談です、更に深掘りの貴重なお話は、これまでの単線の歴史のサイドストーリーとしてはあまりに豊かな内容を含んでいて、それぞれの人生の輝きと重みを受け止めました。

 新渡戸稲造を軸に、新渡戸十次郎、津田仙・梅子、十和田三本木開発等、それぞれの時代を生き抜いた人々の足跡を辿る時間は、たくさんの学びを私自身に与えてくれて至福の喜びですね。歴史を学ぶこと、それはまさに一人ひとりが一生懸命に生きた証を受け止めることなのでしょう、感動の場となりました、ありがとうございます。