お花見 2017 @ 円山公園

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 2017年のゴールデンウィーク、札幌円山公園では花見客で大賑わい。今年は私は東京に行く用事があり、朝から2時間少々だけの参加、開始時刻少し前に今年の場所に到着し、例年のように周りを眺める余裕もなく、ビールを二缶飲みながらしばし集まった方々と歓談し、公園を離れました。なんせ泥酔状態だと東京行きの飛行機便に乗せて貰えないのではという不安もあったもので、昨年のようないきなり日本酒は控えました。ただ、元ANAのCAの方からの事前情報では、酔っているだけで搭乗拒否は社内規則ではしないとの証言も得ていました。お陰さまで乗せて貰えました!

 これまでの円山公園 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%86%86%E5%B1%B1%E5%85%AC%E5%9C%92

 いつも場所取り・調理他で大活躍の荒木重視さん、缶入りビールを包んだハンバーグと鶏肉料理を早速焼き始め。複数のカラスも虎視眈々と狙う中ガードも固く、バケツのフタをかぶせて蒸し焼き状態で数十分、こんがり黄金色に焼き上がりました。

 ススキノのお店「北海道 × スパニッシュ SPOON(スプーン)(http://rocketnews24.com/2017/04/24/891115/」で「ビア缶ハンバーグ」、「ビア缶チキン」を食べられます。

ビア缶ハンバーグ料理前

ビア缶ハンバーグ・料理前

ハンバーグと鶏肉・調理完了

ハンバーグとチキン・調理完了

 今年春の円山公園のご紹介は、サクラも群衆もなしで、ただただこの2枚の写真でご勘弁を。サクラがどれくらい咲いていたのかも、あまり記憶がないからひどいものです。たくさんのサプライズな出会いもあり、短い時間でしたが思い出も多い札幌円山公園の花見(?)でした。

エコビレッジ @ 余市

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 以前から機会があればと思っていた「エコビレッジ余市(http://ecovillage.greenwebs.net/index.html」を、やっと訪問することができました。代表の坂本純科さんは、秋山財団の選考委員をお引き受け頂いています。当初は長沼町でスタートし、当時、ワークショップに私も参加したことがあります。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6215

 エコビレッジは「住民が互いに支えあう仕組み」と「環境に負荷の少ない暮らし方」を求める人びとが意識的に創るコミュニティのことで、健康で幸せなライフスタイルを望む人びとの間で着目され、今や世界各地15,000ヶ所に広がっていると言われています。食料など自分たちの暮らしに必要なものをできるだけコミュニティ内および地域のネットワークで確保することは、持続可能なまちの創造につながり、安全な食やエネルギー、環境、孤独、老後や子育てに関する不安などを解決する場と期待されています。

<関連HP>

コビレッジ国際会議Tokyo関連ニュースはこちら――> BeGood Cafe

EDE(エコビレッジ・デザイン・エデュケーション)関連はこちら――> 日本エコビレッジ推進プロジェクト

 

 長沼町での試みから8年余り、余市に場を得て着実に進化を遂げていました。坂本純科さんの揺るぎなき信念とそれに共鳴する人々の賜物なのでしょう、遠く海外からの研修生も数多く訪れているとのお話でした。

広大な敷地にログハウスが3棟

広大な敷地にログハウスが3棟

 丘の上はエゾエンゴサクの群落が満開のジュータン。

満開のエゾエンゴサクの群落

満開のエゾエンゴサクの群落

 若いスタッフの方々も元気に活動中。純科さんとも意見交換をしましたが、農産物販売で収入基盤を作るというよりも、農作業体験と座学のプログラムを整備して、企業の社員研修等の教育研修事業での収入確保が一番適しているような気がするのです。各種の助成金も確保されていますが、自立プロジェクトに向けてのビジネスモデルの構築が当面の課題でしょう。今の時代、珍しいくらいに夢のあるプロジェクトなので、本当に今後の展開が楽しみです。お昼は街なかでのイタリアンレストラン、地元の美味しいワインを昼から飲みました。

右端が代表の坂本純科さん

代表の坂本純科さんとプロジェクトのメンバー

これからのプランボードの前で

これからのプランボードの前で

 帰り道、余市の「フゴッペ洞窟(http://www.tabirai.net/sightseeing/column/0000318.aspx」を見学。はるか遠い昔、2000~1500年前の続縄文期にタイムスリップして、刻画・土器の特徴から何らかの宗教的儀礼の場だったようです、神秘的空間でしばし黙考でした。

フゴッペ洞窟 入口で

フゴッペ洞窟 入口で

 さらに「忍路の環状列石(ストーンサークル)(http://hokkaido-lovepower.net/category2/entry25.html」です。気が付かなければ通り過ぎるような静かな場所、でもどこか神聖な雰囲気を醸し出している不思議さでしたね。

環状列石

忍路(おしょろ)環状列石<ストーンサークル>

 出掛けるといつも思うのですが、「場所が放つオーラ」とでも言うのでしょうか、北海道の春、石狩湾を眺めながら余市・小樽に足を運んで、あらためて時代の空気を取り入れた気がします。

安井耕一くん、ピアノリサイタル

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 もう8年も前になります、高校時代の友人、安井耕一くんの札幌でのリサイタルに足を運んだのは。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2052

 先日は、久しぶりに連休の始まりに都合がついて聴きにいきました、素晴らしい円熟した演奏でした。

安井耕一くんのピアノリサイタル

安井耕一くんのピアノリサイタル

ベートーヴェン、シューマンほか

ベートーヴェン、シューマン、ブラームス

 チラシに書かれている彼の人柄がにじみ出る楽曲の解説は、ベートーベンの若い時代の作品について、シューマンのこだわりほか、興味深い内容でした。アンコールは3曲も弾いてくれて、特に最後の「トロイメライ」は、心に沁みましたね、マチュアな演奏とでもいうのでしょうか、本当に素晴らしいフィナーレでした。高校時代もそうでしたが、弾いた曲に対して自分流の解釈がきっちりできているというのでしょうか、意志を感じるのですね、彼の演奏には。

* トロイメライ https://www.youtube.com/watch?v=VToutJZE9G8

 終了後に楽屋にお邪魔して、本当に久しぶりの対面でしたが、教授職も基本的には退任されて時間も多少余裕ができ、札幌に滞在できる機会も増えたとか。公開レッスンも札幌はもちろん、全国数か所で続けているようです。これからは少しゆっくりお話もできるかと思うと楽しみです。上手とか下手とかを越えた別の次元の音楽の価値を感じられた時間でした。私たちの世代は、社会的にはそんな存在を期待されているのかな、と。少し飛躍した表現をすると、以前、歌手の加藤登紀子さんがおっしゃっていましたが、自分を評価してとか、応援よろしくお願いします、ではなく、評価されて欲しい人いらっしゃい、みたいな雰囲気なのでしょうね。

新渡戸稲造記念公園、リニューアル!

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 これまで数回掲載している札幌市中央区南4条東4丁目の「新渡戸稲造記念公園」が、リニューアルされています。昨年末に記念館建設用地と公園との鉄パイプ柵が取り払われて、当面広く使えるようになり、さらに花壇敷地、掲示板設置も実現しました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0%E8%A8%98%E5%BF%B5%E5%85%AC%E5%9C%92

 本日、最初は激しい風雨の中、花壇の花植えを10名で終えて、5月18日午前11時からは「掲示板除幕式」を行う予定です。

記念館予定敷地と公園の柵も取り払われて

記念館予定敷地と公園の柵も取り払われて

掲示板も設置

掲示板も設置:五か国語の説明文!

私たちとの意見交換の末に

私たちとの意見交換の末に

日本語以外にも4か国語で説明

日本語以外にも4か国語で説明

 花植えは激しい雨と強い風の中、3名の小学生も含めて10名で一生懸命にやりました。網・柵にはつる性の植物を、前面には色とりどりの草花、さらにコスモス他の種も蒔いて、夏以降が楽しみです。

 一緒に作業をしてくれたエンドウダイスケくんが素敵なコメントをFBにアップしてくれました。

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『花から学んだこと』

 今日は新渡戸稲造記念公園の花植えの日。開始前から雨が降り出し悪状況の中の作業になりそうだなと思い現地へ。すると他の参加者がもう準備を始めていて「花にとって恵みの雨だね〜」との言葉を聞き、自分と逆の発想だとビックリ。

 元々自分はガーデニング等は全くしたことがなくこれからも縁がないものだと思っていたので今回経験でき非常に良かったです。特に自分が植えた花はこれからどうやって成長して夏にはどんな姿になっているのかとても楽しみ。これはもしかすると子供の成長、ペットの赤ちゃんの成長、新入社員の成長などの過程の楽しみと似ているのではと感じました。特に自分が初めて植えた小枝のような細い苗木はもしかしたら将来大木になり、自分よりも長い年月この札幌の地を見守り続けることになるのだろうなぁ〜と終了後にふと思い、色々学び多き日になりました。

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スタート時は激しい雨も

スタート時は激しい雨も

予想以上に広いsペース

予想以上に広いスペース

1時間半ほどで植え込みは終了

1時間半ほどで植え込みは終了

皆さん、風雨の中、よく頑張りました!

皆さん、風雨の中、よく頑張りました!

 昨年の柵の撤去、「札幌遠友夜学校」の掲示板と花壇の設置は、あくまでも私たちが推進してきた「記念館建設」計画が、当初より2年ほど先送りになったその間の暫定的措置です。先日、ご挨拶に伺ったあるところでは、いきなり「残念でしたね、やっぱり大変でしたものね」と言われてこちらは面食らいました。記念館建設計画がダメになったので掲示板・花壇で代えたのではないのです。少し先に延びたので、出来上がるまでは工事現場のような姿よりも地域のお子さんたちが遊べるような空間として活用出来る方が良いだろうと、私たち「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」が札幌市教育委員会にお願いし続けてきたことなのです。こうやってきれいにした方が、これまでのイヌのフンとかゴミ捨て場になることもないでしょうし。

 作業の終わり頃には雨風もおさまって陽も出てきました。近所の子供たちの歓声が聞こえてくるような気がします。参加された皆さん、お疲れさまでした!!

京都、「キエフ」でのひと時

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 京都・しんらん交流館(http://www.higashihonganji.or.jp/worship/kohryu-kan/)で「第6期寺島実郎戦略経営塾」の第5回が開催されました。私はこの経営塾、第1期から連続して参加していますが、寺島実郎さんの定点観測による鋭い視座と切り込みは、年々冴え渡ってきています、まさに時代を観る「羅針盤」として、ですね。

 新聞はじめ、今のほとんどのマスメディアは、政治も経済も、良くて今日・明日の天気をただ追いかけている風の解説で、ジワリ進む温暖化とかの大きなトレンドを私たちが読み解くことはできないですね。歴史を創っていこうという担い手の立ち位置に身を置くことが難しい。それに比べて、「そもそも」、「原点は」といった視点を歴史から裏付けるこの戦略経営塾では、歴史認識を自分で考えるヒントを得ることができます、そうです、「自分で考えるきっかけ」を見つけられるので、BREXIT、TRUMP政権誕生、安倍政権の歴史修正主義にも、揺るがぬ視座から落ち着いた認識で今を歩むことができます。「自分の頭で考える」、これですね。

 今回の講座、本来は、真宗大谷派東本願寺・教学研究所所長の安冨信哉さんが演者の予定でしたが、先月急逝されたため、急きょ寺島実郎塾長が代わりとして宗教についてお話をされ、仏教は宗教というよりも思想(学問)であること、「主知主義=気づきの探求」、「観音力(かんのんりょく)」、「聞光力(もんこうりょく)」の重要性、親鸞の歴史的意味合い、等を熱く語りました。

* 真宗大谷派東本願寺 http://www.higashihonganji.or.jp/sermon/kyoken/syu1411.html

 BSテレビ「未来先見塾」ではさらに詳細を説明しています。~~~~~~~~~~~~~~~~~

* https://www.youtube.com/watch?v=ssdAnIPY8Kg

 現在、世界では数多くの宗教が存在し、その始まりは主にユダヤ教やキリスト教、仏教に起源を持っている。歴史上、宗教が起点に数多くの争いが起こり今も続いている。

 今年は、マルティン・ルターによる「宗教改革」が始まった1517年から500年。「宗教改革」とは欧州で起こったキリスト教の改革運動で、当時発明されたばかりのグーテンベルクの活版印刷機技術により大きな運動に発展した。宗教が人類にもたらしたものとは何か。また約2,500年前にインドに現れた「ブッダ」とはどんな人物だったのか?

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京都・しんらん交流館での経営塾

京都・しんらん交流館での経営塾:この写真は西本願寺

 夜は、以前から機会があれば行ってみたかった「ロシアレストランキエフ(http://www.restaurant-kiev.com/」で食事をしました。午後の会合で、私は寺島さんが米国駐在時代から親交のあるキエフ・オーナー加藤幹雄さんご夫妻ともお会いし、夕食時はお店でお話ができて楽しかったです、歌手の加藤登紀子さんのお兄さん、2年前の奈良での講義でご挨拶をさせて頂きました。

* http://www.restaurant-kiev.com/greetings.html

加藤幹雄社長

 私は加藤登紀子さんの「登紀子倶楽部(http://www.tokiko.com/)」の会員で、これまで千葉県鴨川の「鴨川自然王国(http://www.k-sizenohkoku.com/)」での「帰農塾」に2回、その他のワークショップにも数回参加しています。都市と農村をつなぐ活動、登紀子さんの夫・藤本敏夫さんの人生ほか、この20年近く、たくさんのことを学ばせてもらいました。人生の少し先輩たちのお話は、児童・生徒・学生時代の気持を思い出し、充実した時間となりました。

* 藤本敏夫 https://www.sanseido-publ.co.jp/publ/tokiko_fujimoto.html

 それにしても昨今の京都、アジアばかりでなく世界各国からと思われる観光客の多さに、驚きでしたね。

東北編 松島、石巻、女川 2017

Posted by 秋山孝二
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 今回の東北の旅、盛岡の翌日早朝には仙台に戻って、そこから仙石線で松島で途中下車、さらに石巻・女川を訪問し、震災地跡を知人の案内で巡りました。東日本大震災の被害は6年を経て今さらその大きさに衝撃を受けましたが、特に、石巻・大川小学校跡地が重かったです。

<これまでの被災地見学 2013年3月>

* 仙台・荒浜地区ほか http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16071

* 仙台・語り部タクシー http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16073

 松島では、海の風景とは別に、海岸近くで石を割って根を張る樹木の力が印象的でした、凛と根を張る樹木の力です。

松島で

松島で津波避難指示標

 石巻では日和山公園からの景色、満開の桜、あの大震災から6年の姿です。

 途中、海岸線の新設された防潮堤と生き残った防風林のまっすぐ伸びる風景とのコントラスト、果たしてこの時間の経過で、私たちは本当に「津波」を含めた自然現象から自らを守る「科学技術」、「知恵」を持ちえたのでしょうか?如何にも無機質な防潮堤に「英知」のカケラも感じません、地元住民を無視した政治の貧困をただ痛感するのみで。

防潮堤

防潮堤、右は生き残った防風林

 さらに女川では。高台にある医療センター、ここの一階まで津波が来たそうですね、信じられません。震災当時・直後の様子が展示されていました。

高台の女川医療センター
高台の女川医療センター

慰霊の碑とたくさんの供花

慰霊の碑とたくさんの供花

 そして、大川小学校です、校庭で50分以上も児童たちが待機していたとか。犠牲になったいのちの叫びが今も聞こえてきそうでした。

今もお参りの方が絶えない

今もお参りの方が絶えない

大川小学校で

大川小学校で

津波の恐るべき力

津波の想像を越える力

 あちこちに、仮設住宅はまだまだ続いています。

延々と続く仮設住宅

延々と続く仮設住宅

 被災地を巡る途中、脳裏をずっと流れる中島みゆきの「倒木の敗者復活戦(http://www.uta-net.com/movie/136747/」。人々は「倒木」を「東北」と読み替えて歌い続けています!

 傷から芽を出せ 東北の復活戦!!!

東北編 盛岡 2017

Posted by 秋山孝二
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 今回、札幌から京都に行って「全国寺島実郎戦略経営塾(http://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html」に参加し、そこから新幹線を乗り継いで東北・仙台に移動して二日間の「第30回全国経済同友会セミナー(https://www.doyukai.or.jp/newsrelease/2017/170421a_2519.html」、その後、(一財)新渡戸基金の藤井茂常務理事と意見交換のために北上して盛岡へ。

 盛岡市内は丁度桜が満開でした。有名な「石割桜」、400年の風雪に耐えて堂々たる姿です!

有名な「石割桜」、満開でした!

有名な「石割桜」、満開!

裏側から見ると

裏側から見ると

 市内には文化の薫りがいっぱいです、まち全体に興味あるポイントが。

盛岡中学校跡

盛岡中学校跡

 これまでの盛岡に関わる記事

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16803

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16806

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22677

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24837

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26860

全国経済同友会セミナー 2017(番外編)

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 今回、会場となった仙台国際センター(http://www.aobayama.jp/)では、地下鉄東西線の「国際センター駅」前に、フィギャースケートの荒川静香さんと羽生結弦さんの決めポーズのモニュメント、つい最近設置されたとか。

今月設置されたパネル

今月設置されたパネル

ついでに手形まで

ついでに手形まで

 夕食はやはり牛タンでしょうね。

仙台と言えば牛タンかカキ

仙台と言えば牛タンかカキ

 今回の東北新幹線、東京から仙台行きは、強風のために架線にビニールが引っ掛かり、朝から午前9時半頃まで運休だったようです。早朝に京都を発って東京で乗り換える行程でしたが、東京駅は軒並み大幅な遅れ。乗る予定の電車も1時間以上遅れる掲示が出ていたので、目の前の出発間近の電車に飛び乗りました。全席指定席で自分の席は無かったのですが、あるツアー団体の添乗員の方が、「私の席を遠慮なく使って下さい」と言ってくれて、仙台まで座わることができました。仙台駅でツアー客のお弁当持ち込みの為に出口最先頭で立っていた彼にお礼を言って降りましたが、時計を見ると、何と当初予定の到着時刻よりも若干早く着いたではありませんか。災い転じて福となす、そして、添乗員の配慮に心が温まりました。「番外編」でどうしても書き留めておきたかったもので、敢えてお伝え致します!

全国経済同友会セミナー 2017(下)

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 二日目は各分科会の議長報告、総括挨拶、特別講演と続き、議長報告では北海道経済同友会の横内龍三代表理事も第5分科会議長として報告されました。

観光の展望について

総合観光戦略について:横内龍三代表理事(右端)

 総括挨拶は(一社)経済同友会の小林喜光代表幹事(三菱ケミカルホールディングス会長)、「Japan2.0」を明解にご説明になりました。「変化への対応」ではなく、「自ら変化する」こと、企業トップの強いコミットメントを求めていました。

 スライドの一枚目にある文言だけでは広告代理店の産物のような印象ですが、それぞれの分科会報告の裏付けを得ると、グッと現実の各企業の経営戦略が浮き彫りになってきます。企業経営に携わる者の集まりの「分かりやすさ」、これがこの会の魅力ですね。そして、それに果たす地方・地域の企業経営者の役割こそ、日本の沈滞をぶち破る原動力だと確信します。

< 国家価値・戦略 >

X軸 経済の豊かさの実現

Y軸 イノベーションによる未来の開拓

Z軸 社会の持続可能性の確保

* Japan2.0」――> https://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2016/161121a.html

戦略の見事な「見える化」!

戦略の「見える化」?これだけでは絵に描いた餅!

Y軸として

Y軸として

X軸として

X軸として

Z軸として

Z軸として

 会議の締めくくりは特別講演「毎日が小さな修行」と題して、塩沼亮潤・慈眼寺住職・大阿闍梨です。自らの修行の様子、まるで演劇の作品を観ているような映像を含めて雰囲気のある語りでした。

* 人生は「光」と「闇」の4種類の組み合わせ

* 心の針の触れる様子を知る

* 「念」は、「今」の「心」

* 「運」は、「運ぶ」もの

* そして、人生、生涯「小僧のこころ」

* 塩沼亮潤・慈眼寺住職・大阿闍梨ブログ――> http://shionuma-ryojun.com/

修行の様子ほか

修行の様子ほか

 参加された経営者のフィールドで格闘する姿と、そもそもといった原理原則の住職のお話、日々、目の前の課題に追われる自分としては、一年に一度、心が洗われるような納得の時間となりました。

全国経済同友会セミナー 2017(上)

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 毎年春に開催される「全国経済同友会セミナー」、今年2017年は仙台で第30回が開催されました、テーマは、「新たな創造のシナリオ~復興・地方創生へ向けて~」です。私は北海道経済同友会の幹事を20年近く務めていますが、この10年間は毎年、このセミナーに足を運んで学んでいます。

*今年のプログラム https://www.doyukai.or.jp/newsrelease/2017/170421a_2519.html

1200名を越える登録!

1200名を越える登録!

 これまでのこの会の報告は以下の通り

* 2016 岡山 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26260

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26325

* 2015 金沢 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23132

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23136

* 2014 静岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%81

* 2013 盛岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16803

* 2012 富山 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12630

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12606

* 2011 福岡  http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8221

* 2010 高知 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3911

* 2009 札幌 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1272

 今年の基調講演は、日本IBM(株)執行役員・最高技術責任者(CTO)の久世和資さん、「次世代情報記述と産業変革~日本企業がAI(拡張知能)で攻める時~」です。「ブロックチェーン」、「AI」、「IoT」、「クラウド」、さらに「ニューロチップ」、「量子コンピューター」等について、最先端のお話は刺激的でした。

久世和資さん

久世和資さん

 久世和資さんとは昨年の旭川で開催された「IBM北海道会議(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27905」でもご一緒でした。

 今年もその後、5つの分科会、「大震災の教訓」「技術革新」「労働市場のパラダイムシフト」「持続可能な社会の構築」「総合観光戦略」に参加者は分かれ、私は第4分科会「エネルギー・環境イノベーション創出による持続可能な社会の構築」に参加しました。地球温暖化対策の世界的枠組み(COP21パリ協定)ほかの基本的認識から、日本を代表する技術開発当事者の皆さんの意見交換は、経営者としての日本企業の底力を感じ、勇気を得ました。毎回思うのですが、この会議は経営者の集まり、特徴は課題の優先順位、問題の大小が経営を預かる現場の方々なので実に明確で分かりやすいことだと思いますね。アカデミック・官僚の方々の弱点は、理屈の一貫性と論理性に重点が置かれていて、リアリティに欠けるお話が多いことでしょう。

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<第4分科会>

「エネルギー・環境イノベーション創出による持続可能な社会の構築」

議長:
須藤 誠一 中部経済同友会 代表幹事/ジェイテクト 会長 http://www.jtekt.co.jp/

パネリスト:
中鉢 良治 国立研究開発法人産業技術総合研究所 理事長 http://www.aist.go.jp/aist_j/information/index.html
髙村 ゆかり 名古屋大学大学院 環境学研究科 教授 http://www.sis.nagoya-u.ac.jp/staff/takamura.html
大島 卓 中部経済同友会 会員所属企業/日本ガイシ 社長 http://www.ngk.co.jp/info/message/index.html
小島 康一 中部経済同友会 会員所属企業/トヨタ自動車 FC技術・開発部主査 http://www.rieti.go.jp/jp/events/14072201/pdf/kojima.pdf

産・学の視座から

産・学の視座から高品質の議論!

 高村ゆかり先生の世界の動きの概略は、日本の今の経営者、とりわけ地方の中小企業経営者が特に認識しておかなければならない視点だと思います。京都議定書とパリ協定の違いは、先進国・新興国を含めてほぼすべての国が議論に参加し合意したこと、そのうち80%の国プラスEUが締結していること、世界の中でゲームチェンジが起こったこと、ビジネスが動く取り組みが始まったこと、と指摘され、投資家の眼が、「気候変動リスクの開示」を企業に要求することに大きく変わってきていると説明されました。これは、実は企業にとっては大いなる「チャンス」でもあるのですよね。北海道経済同友会の場では、残念ながらこの種の話題が殆ど議論されません。

 「COP21パリ協定」については、この取りまとめの中心人物、クリスティーナ・フィゲレスさんのお話を昨年9月に香港で間近で聴きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28015)。

 「持続する社会」は、イコールで「持続する志」ではないか、という言葉で分科会は締めくくられました。

月刊寺島文庫 & 未来塾 3月 2017

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 BS11「未来先見塾」とBS・TBS「月刊寺島文庫」が、4月から統合されて毎週金曜日午後9時からの番組として再出発しています。先月はそれぞれその最後を飾る充実した内容でした。

昨年の大きな出来事から読み解く今

昨年の大きな出来事から読み解く今

 日本の人口構造の変化とシルバーデモクラシー

人口減+構造変化

人口減+構造変化

世帯構造も変化

世帯構造も変化

まだまだ浅い日本の民主主義

 まだまだ浅い日本の民主主義

尾崎行雄の「民主政治読本」より~~~~~~~~~~~~~~~~

 新憲法をただと思うほど、敗戦に対する認識不足の国民なら、もはやとうてい独立国家を営む資格はない。この憲法は数百万人の人の命と、数千億の戦費と、台湾、朝鮮、樺太等の領土と、無条件降伏という最大の不名誉を代償にして、やっと手に入れた宝である。

 おそらく世界中にこんな高い代償を払った憲法はないだろう。ただでもらったなどと思ったらバチがあたる。その代償はいかに高かろうとも、幸いにこの憲法を活用して日本を立派な平和国家として立て直すことができさえすれば、われわれの子孫は決して高すぎたとは言わないであろう。

 新憲法こそは、日本の前途を照らす光明である。

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 一方、未来先見塾では

東芝問題の根深さを率直に解説

東芝問題の根深さを率直に解説

 国立科学博物館・林良博館長篠田謙一副館長の出演で「最新技術でよみがえる江戸最後の宣教師」について、3月から始まっている「大英自然史博物館展(http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2017/daiei/)」で注目するシドッチ宣教師を巡ってのお話でした。

* 国立科学博物館――> http://www.kahaku.go.jp/

シドッチと新井白石

シドッチと新井白石

そして、科学技術で歴史を読み解く!

そして、科学技術で歴史を読み解く!

 この展示のワクワク感、日本の科学の底力とでもいうのでしょうか、時間を見つけて足を運びたいものです。

映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」

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 札幌のシアター・キノで、先日の「人生フルーツ(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29405)」に続いての感動の映画「わたしは、ダニエル・ブレイク(I,DANIEL BLAKE)(http://danielblake.jp/」でした。館内はお客さんでいっぱい、この所、素晴らしい映画のオンパレードですね。

<ストーリー:HPより>

 イギリス北東部ニューカッスルで大工として働く59歳のダニエル・ブレイクは、心臓の病を患い医者から仕事を止められる。国の援助を受けようとするが、複雑な制度が立ちふさがり必要な援助を受けることが出来ない。悪戦苦闘するダニエルだったが、シングルマザーのケイティと二人の子供の家族を助けたことから、交流が生まれる。貧しいなかでも、寄り添い合い絆を深めていくダニエルとケイティたち。しかし、厳しい現実が彼らを次第に追いつめていく。・・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 映画界からの引退を表明していたイギリスを代表する巨匠ケン・ローチ監督でしたが、現在のイギリス、そして世界中で拡大しつつある格差や貧困にあえぐ人々を目の当たりにして、今どうしても伝えたい物語として引退を撤回して制作されたのがこの映画だそうです。映画に数々出てくる窓口でのやり取りのシーンは、見事に現場を再現し、係員、警備員の言葉・対応等、驚く程身近でしたね。単純な対立構造ではなく、それぞれの立場に居ながら、葛藤する人物像も同時に表現している、きめ細かな演出を感じました。

 カンヌ国際映画祭(http://www.festival-cannes.fr/jp.html)では、『麦の穂をゆらす風』に続く2度目のパルムドールを受賞しました。どの国の人々も経験がある不条理ではないでしょうか、そして、格差と貧困は今もなお拡大しています。

* パルムドール http://www.festival-cannes.com/en/actualites/articles/69th-festival-de-cannes-awards

監督:ケン・ローチ

ケン・ローチ監督 HPより

 主演のデイブ・ジョーンズ、イギリス出身のコメディアンとHPで紹介されています、味わいのある雰囲気は素晴らしいです。縦割り制度・複雑な手続きの中でたらい回しとなり、人としての尊厳を踏みにじられ貧困に苦しみながらも、助け合い生きていこうとするケイティ親子との心の交流と温かい眼差しに、彼の人間としての魅力を感じます。

ダニエル・ブレイク:デイヴ・ジョーンズ

デイブ・ジョーンズ HPより

 脚本はポール・ラヴァティ、「食べ物、暖を取ること、住み家。太古の昔から生きる上で最低限必要な要素です。この映画がいつまでも生々しい存在であり続けなければならないと、僕たちは腹の底から痛感しています」と語っていますが、それが映画のシーンとして、言葉で、場面で、見事に表現されています。

 「尊厳」を失ったら終わりだ、私は人間だ!、心に重く響きます!!!

昔、若手経営者だった方々と

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 もう十数年ぶりになるでしょうか、先日、「昔、若手経営者だった方々と」と銘打っての夕食会でした。その昔、三浦重道さんが地元企業の若手経営者にお声かけしてくれて、定期的にそれぞれの分野のホットな話題を語り合っていた異業種交流のはしりみたいな集まりでした。

 Facebookが発端で、皆さんそれぞれ変わらずお元気な様子が分かり、時を経て集まった次第です。地元に居ながら、いろいろな会合でお顔は拝見していても、ゆっくりお話をする機会がない場合が多く、限られた時間でしたが大いに盛り上がりました。

昔、若手経営者だった方たちと

昔、若手経営者だった方たちと

 「昔、若手経営者だった方々」とは的を射た表現、殆どは60代から70代へと突入し、どうみても「若手」とは言えません。特に、先日も出席していた服部裕之さんには、25年以上前からインターネットについて教えて頂いたり、時代時代のホットな話題に身を乗り出して聞いていた自分を思い出します。

 服部さんとは、1985年に米国オレゴン州ポートランド市訪問の経営者グループとしてご一緒し、昨年私は、札幌市の秋元市長に、当時の報告書を持参しマチづくりの参考になればと意見交換をしました。秋元市長は当時のIT企業誘致担当でしたので、「懐かしいお名前ですね」とおっしゃっていて、30年前の提案はまだまだみずみずしさを失っていませんでした。今、ポートランド市は全米一住みたいマチとして注目を浴びており、日本全国でも有名になってたくさんの地域が積極的にアプローチしています。残念ながら、55年以上の姉妹都市交流の実績がある札幌との関係性は、相対的に下がっているような危惧を抱きます。でも、まだ間に合います、これまでの積み上げた交流の歴史を踏まえて、札幌の魅力を地道に創っていきたいものです。この文脈では「遠友みらい塾(http://enyumirai.main.jp/」の一プロジェクト「SAPONISMO(http://sa-po.net/」に繋がっています。

 以下の写真は、32年前に訪問した時の写真から幾つかをピックアップしました、若いですね。アナログ写真を撮影したのでかなりのピンボケでお許しください。

自動代替テキストはありません。

東京 新橋界隈ビルの屋上で

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 先日、東京・新橋で訪問したビルの受付ロビーから何気なく向いのビルを眺めていると、何とも懐かしい屋上の神社が目に入りました。懐かしい光景だとは思いませんか。

屋上の一角に真っ赤な鳥居と囲い!

屋上の一角に真っ赤な鳥居と囲い!

 さらにクローズアップするとやはり小さな神社でした。

参拝する人もなく・・・

参拝する人もなく・・・

 今では参拝する人の影ではなく、スマホで電話中か煙草を吸いに屋上に上がってきたサラリーマン達の姿ではありましたが。

 私の育った札幌市中央区南1条西5丁目でも、昭和30年代に新築したビルの屋上に「愛生神社」の小さな社が設置されていました。毎年11月に「愛生神社例大祭(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28217」という小さな(?)祭事を、近所の三吉神社さんの宮司さんにお越し頂き執り行っていました。今は、風雪で傷んだので、ビル管理室に神棚として移設して祀っています。ビル街になっても信じる昔のオーナーたちの心情なのでしょうか。因みに、余計なことですが、今の札幌三吉神社の佐藤千昭宮司は、私と高校同期です。三吉神社の例大祭は毎年5月14日・15日、同じ連合町内会として前夜祭ほか参列していますし、町なかの神社境内は多くの人々で賑わいます。

* 三吉神社――> http://www.hokkaidojinjacho.jp/data/01/01002.html

* 三吉神社例大祭

――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4159

――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8622

三色パステルアート

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 愛生舘ビル(http://aiseikan.net/)6階にある会員制「愛生舘サロン(http://aiseikan.net/salon」では、毎月第一木曜日に例会を開催して、時々のホットな話題提供を積み重ねて会員交流をしています。今月は、「楽塾(らくじゅく)」代表のパステルなおこさんによる実習で、「三色パステルアート(http://3cart.net/)で幸せいっぱい」になりました。

* 作品集――> http://3cart.net/sakuhin/

 私の最初の作品、グラデーションは面白かったですが、ラインの入れ方が上手くいかず少々不満なできでしたね。

グラデーション教室での最初の一枚

グラデーション教室での最初の一枚

 二枚目は「夕焼け」がテーマでの創作画、新しいテクニックも活用して遠近を意識して結構な構図かな、と自画自賛。雲の入れ方もまずまず、ついでに鳥の群れも入れる気になりました。

夕焼けの草原を鳥の群れが

夕焼けの草原を鳥の群れが

 なおこさんの言によると、ご自身の公立中学校教員の経験を踏まえて、三色パステルアートセラピー、スマイリーメソッドコーチング(https://www.facebook.com/Rakujuku.smile/?ref=nf)をされているそうです。

 元々は三色ですが、組み合わせでそれこそいろいろな色が創り出せて、しばし集中して普段使わない脳の部位を刺激される感じでした。

第9回 遠友みらい塾

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 遠友みらい塾(http://enyumirai.main.jp/第9回は「一般社団法人北海道ベースボールアカデミー(https://www.facebook.com/HokkaidoBA/HBA)の出合祐太代表に「スポーツを通じた地域貢献と北海道における現在の取り組み」というテーマでお話をして頂きました。

 お話の詳細は下部に記載していますが、とにかく含蓄のあるお話、出合さんが20歳代での体験に基づき、30歳前半でここまで理念を構築し実践されていることに、心から敬意を表します、素晴らしいです!始まる前は、実は私は道具の無いアフリカの発展途上国に、溢れる日本からプレゼントを集める活動くらいの理解でした。ところがとんでもない、地域活性化、国際交流、アスリート育成等、「学び合う場」としてのもっともっと深いテーマでの活動、まさに「札幌遠友夜学校」の理念そのものでした。

出合佑太代表

出合佑太代表

自らの実践を

自らの実践を語りました

ベースボールアカデミー

ベースボールアカデミー

札幌での活動の一コマ

札幌での活動の一コマ

意見交換も活発に

意見交換も活発に

 当日のお話:「みらい塾」HPからの引用~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 前半は2008年からの2年間、青年海外協力隊員として世界最貧国のひとつと言われる西アフリカ・ブルキナファソへ赴任し、野球の普及に携わったご自身の 経験談を中心にお話をして下さいました。赴任当初、野球文化が根付いていなかったブルキナファソの競技人口は約30人。用具もグラウンドもなく空き地のよ うなサッカー場の一角を利用し、棒切れで線を引いて野球をする現状に、正直、出合代表自身も困惑していたそうです。

 しかし、満足とはいえない環境でも木製 バットやベースを自ら作ってプレーする現地の子どもたちや周囲の人々。そうした努力も実り現在は約400人にまで増えたそうです。またこうした現地の人の ポジティブな姿勢や考え方を目の当たりにし「今までの自分は、環境がないからあきらめるという思考だった。けれどもそういう考え方が、いかに可能性を閉ざす思考であるかを、逆にブルキナの人から学んだ」と出合代表。その言葉の奥には「先進国」と言われる私たち日本人の思考回路が、可能性を閉じるもの に陥ってしまっているのかという現状を示唆する内容の濃いお話でした。

 そうした経験談を踏まえて、後半は現在の取り組みである「HBA」の活動について報告されました。出合代表自らの経験を体現するこの活動の目的は「プロ野球選手になりたい」という人たちの夢を叶える自己成長の場を用意すること。他方ではその母体を道内地域との連携によって運営していくという点で、これまであまり類をみないスポーツと地域活性化の試みです。既に道内約20市町村で地域交流やチャリティーイベント等を実施し活動費等を捻出。さらには、いわゆる「ローカル」な地域での活動を積極的に行うことで、各自治体の持ち味が発揮されるような「しくみ」をつくることの大切さをお話されました。

 例えばスポーツイベントと合わせてその地域の特産品をアピールすることで地域活性化につながることや、人手不足に悩む第一産業のお手伝いを選手が担うことによって、問題視されている労働力や後継者不足をサポートするといった内容です。さらに今後は、日本人だけではなく、ガーナ、ベルギー、クロアチア、セルビア、インド、ネパール、パラグアイ等からの選手も来道する予定。各国の選手たちの加入によって、各市町村と世界地域が直接結びつくルートが構築されることで「グローカル」性を帯びた幅広い活動へ発展する可能性についてもお話をして頂きました。

 終了時には会場から自然と拍手が沸き起こるなど、スケールの大きなお話に参加者も興味深々の様子。その後の意見交換会でも、スポーツと地域活性化に対する提案や2020年の東京オリンピックに対する質問も飛び交うなど、世代や立場を超えて多くの塾生から意見が寄せられました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 私が特に共感した部分です:

* 「今までの自分は、環境がないからあきらめるという思考だった。けれどもそういう考え方が、いかに可能性を閉ざす思考であるかを、逆にブルキナの人から学んだ」と。日本の今の社会の雰囲気を指摘されました。

* 「夢を叶える自己成長の場を用意すること。他方ではその母体を道内地域との連携によって運営していくという点で、これまであまり類をみないスポーツと地域活性化の試みです」。「無い」ことが可能性の原点と受け止め、夢をかなえる場を用意する試みが我々の使命と認識することです。それを「連携」「ネットワーク」で実現しようとすること、まさに秋山財団が31年以降目指す方向とドンピシャリです。

* 「ローカル」な地域での活動を積極的に行うことで、各自治体の持ち味が発揮されるような「しくみ」をつくることの大切さ。そうです、「装置」が必要なのですね、継続的な活動を担保するような。

* 各国の選手たちの加入によって、各市町村と世界地域が直接結びつくルートが構築されることで「グローカル」性を帯びた幅広い活動へ発展する可能性。「世界を目の前に引き寄せる」、そんな場になることですよね。彼らが一方的に学ぶのではなく、私たちローカルが彼らから学ぶ絶好の機会である、まさに「ともに学ぶ場・札幌遠友夜学校」の精神に通じる所です。

 出合佑太さん、貴重なお話をありがとうございました、そしてこれからの益々の活動の親展を楽しみにしています!

らてるね賞 2016

Posted by 秋山孝二
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 「らてるね賞(北海道演劇宣伝美術賞)」の授賞式が今年も3月Zooサロン(http://www.h-paf.ne.jp/zoo/about/)で行われました。

* らてるね賞――> http://laterne.blog.so-net.ne.jp/

 「らてるね賞」とは、これまで札幌の文化・芸術の発展、特に札幌の演劇文化や札幌座公演の成功などにもご尽力された故伏島信治さんが、華やかなスポットライトに照らし出された演劇の表舞台を縁の下で支えているフライヤー(公演宣伝チラシ)の製作者・デザイナーに、ささやかにでも優しく灯りを掲げようと創設したものです。現在では、「北海道演劇宣伝美術賞」として、北海道内の演劇の宣伝のためにデザインされて配布されているチラシ・フライヤーの中から、毎年優れたものを選び、表彰する賞として定着しています。

<今年の受賞者の皆さん>

【大賞】 八十嶋悠介さん
【優秀賞】 小島達子さん、小島梨紗子さん
【審査員特別賞】 松浦シオリさん

今年の優秀作品

今年の優秀作品

らてるね賞大賞作品

らてるね賞大賞作品

審査員特別賞作品

審査員特別賞作品

 皆さんそれぞれに、賞状、賞金、副賞のラテルネ(ランタン)が実行委員長の北村清彦さんから手渡されました。そして受賞者がデザインのエピソードや苦労話などをお話されました。

最優秀賞

らてるね賞大賞 八十嶋悠介さん

最優秀賞、優秀賞受賞者

大賞、優秀賞、特別賞受賞者

らてるね(ランタン)

「らてるね(ランタン)」故 伏島信治さんの思いを込めて

 授賞式には審査員の方もご出席になり、制作した方の生のお話を興味深そうに聞いていました。今は、パソコンでかなりのデザインが出来ることをあらためて知りましたし、何よりも公演の内容と製作者の狙いの中、1枚1枚のフライヤーにたくさんの物語が込められていて、演劇の奥深さを感じさせてくれます。舞台上だけでなく、まさに演劇の総合芸術たる所以なのでしょうね。

映画「人生フルーツ」

Posted by 秋山孝二
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 この間、しばらく映画も観に行く時間もなかったのですが、上映延長が続く「人生フルーツ(http://life-is-fruity.com/」は私の世代にはピッタリのテーマで良かったです(ナレーション:樹木希林 監督:伏原健之  プロデューサー:阿武野勝彦)。東海テレビドキュメンタリー劇場第10弾だそうです。

 プロデューサーの東海テレビの阿武野勝彦さんは、私が世話人の一人の「メディア・アンビシャス(http://media-am.org/」の設立時(2009年)に、ゲストとして札幌にいらっしゃってご登壇して頂きました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=820

 ストーリーは、津端修一・英子さんの来し方と暮らしから、本当の豊かさへの深い思索のゆっくりした行程、「こつこつ、ゆっくり。人生、フルーツ」です。

津端修一さん1925年1月3日生まれ。東京大学を卒業後、建築設計事務所を経て、日本住宅公団へ。数々の都市計画を手がける。広島大学教授などを歴任し、自由時間評論家として活動。

津端英子さん1928年1月18日生まれ。愛知県半田市の老舗の造り酒屋で育つ。27歳で修一さんと結婚し、娘2人を育てる。畑、料理、編み物、機織りなど、手間ひまかけた手仕事が大好き。

 札幌のシアター・キノ(http://www.theaterkino.net/sakuhin.html)は連日満員のお客さんで大盛り上がりのようで、私が観に行った時も場内はいっぱいでした。

映画HPより

映画HPより

 お二人に寄り添ったドキュメンタリーで、かなりの期間、津端ご夫婦に密着しての撮影、愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンの一隅に、雑木林に囲まれた一軒の平屋が舞台です。HPにも記載されていますが、その家は建築家の津端修一さんが、師であるアントニン・レーモンドの自邸に倣って建てたものです。四季折々、キッチンガーデンを彩る70種の野菜と50種の果実が、妻・英子さんの手で美味しいごちそうに変わります。

 刺繍や編み物から機織りまで、何でもこなす英子さん。長年連れ添った夫婦の暮らしは、細やかな気遣いと工夫に満ちていました。そう、「家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない」とは、モダニズムの巨匠ル・コルビュジエの言葉ですが、それを地で行く暮らしぶり。

 かつて日本住宅公団のエースだった修一さんは、阿佐ヶ谷住宅や多摩平団地などの都市計画に携わってきました。1960年代、風の通り道となる雑木林を残し、自然との共生を目指したニュータウンを計画でしたが、高度成長期ではそれを許さず、完成したのは修一さんの理想とはほど遠い無機質な大規模団地でした。修一さんは、それまでの仕事から距離を置き、自ら手がけたニュータウンに土地を買い、家を建て、雑木林を育て始めたのです。

 それから50年、ご夫妻はコツコツ、ゆっくりと時をためてきました。そして、90歳になった修一さんに新たな九州の高齢者施設での仕事の依頼がやってきて、そこで修一さんの理念が実現されていきます。・・・・

 ナレーションをつとめるのは女優・樹木希林さん。ふたりの暮らしから、日本国がある時代に諦めてしまった本当の「豊かさ」への深い思索が、コツコツ、ゆっくり続いて、私たちに感動を与えます。修一さん亡き後も、好物だったジャガイモのフライを揚げ続けて仏壇に供える英子さんの姿が印象的でした。「人間が暮らす」ことの本来的意味合いを提起され、心にジーンと響きました。

 先月、上甲晃さんのお話「あなたはあなたの人生の主人公ですか?」のお言葉を思い出しながら、私は何回も涙を拭きました、素晴らしいドキュメンタリー映画です。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29285

祝、箱崎陽一先生の受賞!

Posted by 秋山孝二
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 札幌南高の全日・定時、学校林でお世話になった箱崎陽一先生が、札南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/)での8年間の取り組みの論文で、公益財団法人下中記念財団の第2回表彰事業の最優秀賞を受賞されました。先日、東京で表彰式があり、箱崎先生ご夫妻がご出席、素晴らしい受賞スピーチでした。(http://www.shimonaka.or.jp/activity/index.html#hyousho

 この財団は平凡社のオーナーが設立し、今年で55年目を迎える歴史のある財団です。お孫さんで現在の(株)平凡社の下中美都社長とも懇談しました。箱崎先生は今、闘病中ながら、絵本の出版に挑戦中だそうです!

* 「最優秀賞」に輝いた箱崎論文――>http://www.shimonaka.or.jp/pdf/hyosho_01.pdf

 論文のテーマは、「“北海道札幌南高等学校の学校林に はばたけ国蝶オオムラサキ”をスローガンに ―オオムラサキの保護活動を中心に 8年間実践した環境教育の総括―」です。この学校林を運営する財団、私も理事長を引き受けていますが、100年の歴史を経て、今、若手の参画を得て向こう100年の活動を始めています。

* 札南学校林オオムラサキ関連記載 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%82%AD

選考過程のご説明

金子明石選考委員長から選考過程のご説明

理事長から表彰状授与

藤井卓也理事長から表彰状授与

喜びのご夫婦

喜びのご夫妻

(株)平凡社社長との懇談

(株)平凡社下中美都社長との懇談

私も喜びを共に

私も喜びを共に

 藤井卓也理事長のお話によると、この懸賞論文はいずれ英語訳されて公開される企画もあるようです。札南学校林もいよいよ国際的発信が始まります!

フィールドでのオオムラサキ観察も昨年から箱崎先生のご指導で始めていて、今年は雪が融けてからエゾエノキの種を採取して、学校林に蒔く作業も予定されてます、楽しみです。

箱崎陽一先生、おめでとうございます、これからもご指導を宜しく!!

* 一般財団法人 札幌南高等学校林(http://www.rikka-forest.jp/

シンポ「ほっかいどう学」2017

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 今年の年始、私は秋山財団の方向性を、「生命科学」と「北海道学」を軸に展開していきたいと書きました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28561

 先日、国土交通省北海道開発局主催の「北海道総合開発計画に関するシンポジウム」が催され、そこで「ほっかいどう学」の展開に向けて内容の濃い講演とパネルディスカッションが繰り広げられました。

 昨年5月には新しい総合開発開発計画策定を記念してキックオフシンポジウムがあり、内容も公開されています。ただ、国土交通省のHPはどうも面白みに欠けますね、いかにもただ記録しましたと言わんばかりの素っ気なさ。

* http://www.mlit.go.jp/hkb/hkb_tk7_000076.htm

* 第8期北海道総合開発計画――> http://www.mlit.go.jp/hkb/hkb_tk7_000059.html

* 計画の概要――> http://www.mlit.go.jp/common/001127087.pdf

キャッチフレーズ「世界の北海道」

キャッチフレーズ「世界の北海道」

 今年のシンポジウム、二つの基調講演は知識とか頭だけで考えた机上の理屈ではなく、数多くの取材、現場での経験に裏付けられた言葉に説得力があり、総合開発計画の中に「教育」の視点を盛り込んだ新たな挑戦です。計画の説明の中で「担い手の育成、確保することが重要」という表現は、如何にも官主導の上から目線でかなりの違和感がありますが、今後、秋山財団の目指す学びの姿勢、「北海道学」への取り組みとコラボレーションの可能性はあるような気がします。

 まずは北室かず子さんの講演、25年を越えるJR北海道の月刊誌で北海道の歴史・文化について人物・地域の取材に裏付けられた素晴らしいお話でした。

北室さんの基調講演

北室さんの基調講演

豊富な取材に基づく素晴らしいお話の数々

豊富な取材に基づく素晴らしいお話の数々

* 岡﨑文吉にみるノブレス・オブリージュ:マルチ、エクセレント、ストイック、独創的、クリエイティブ、グローバル、エレガント (http://obirame.fan.coocan.jp/archives/reports/okazakibunkichi.html

* 「サムライ・エンジニア」三好信浩の言:明治前期には士族出身者が多かった。彼らのある者はすでに幕末期、日本の工業化の担い手となり始めていて、身分が固定化された封建社会で、支配層に属する武士が被支配層の職業とされた工業の担い手となった。高い「実学意識」と「国家意識」、農村においては灌漑や開墾などの土木工事を指導・監督する役割を担っており、高い論理性、ち密さ、努力と体力を必要とする学問の適性があった。

* 岡﨑文吉を育てた「サムライ・エンジニア」、石狩川の治水事業等の実績

* 広井勇の内村鑑三への言葉:この貧乏な国において、民衆の食物を満たすことなく、宗教を教えても益は少ない。僕は今から伝道を断念して工学の道に入る

* 写真のすごさ・大切さ:顔の表情で時代を生きていた人々の心・情熱が分かる

* たくさんの「物語」が北海道開拓の歴史には眠っている

* 北海道開拓史を読み解くと、使命感に燃えた人々のリアルな息遣いを感じ取る。現代へのエール、未来を考える大きな資産!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 続いては札幌市立発寒西小学校校長の新保元康先生です。今回の総合開発計画に「教育」の視点を盛り込んだ中心人物、小学校教育の視座・実践から素晴らしいお話でした。

「ほっかいどう学」のススメ、新保元康さん

「ほっかいどう学」のススメ、新保元康さん

* 小学校教育の中に、北海道への関心・愛着・知識が育てられていない。「北海道」の学習が不足

* 社会科の学習時間の減少、総合的学習の実践が停滞気味

* 国土の脆弱性、公共事業の成果、個が公に果たすべき役割等について十分学んでいない

* 総合開発計画に「教育」の項目を入れることを提案して実現。「北海道学」カリキュラムの構築、新たな副読本「わたしたちの北海道」作成、北海道のインフラに関する教師研修の実施、児童向け「北海道学」HPの作成。

* 教育界では学習指導要領の改訂時期であり、「社会に開かれた教育課程」を目指す「ほっかいどう学」の面白い時期。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 後半は、今尚之先生を交えてのパネルディスカッション、さらに濃密でした。

北海道教育大学 今先生

北海道教育大学 今尚之先生(中央)

* 北海道は四方を海に囲まれた大地、近代技術の導入・活用した地、自然を克服・活用してきた地

* 北海道に歴史がないとは思わない

* 北海道の魅力は、いろいろな人の「手間ひま=苦労」が掛かっている。「居住地(エクメネ)」を拡げてきた歴史~時間の長い・短いではない、「オイクメネー(ギリシャ語)=人が住んでいる場」が語源

* イリッチによる学びの資源: 事物、模範、仲間、年長者

* 社会教育施設としての図書館・博物館が持つ機能と教育専門職の役割は極めて重要

* アーカイブスの必要性:一人ひとりの開発の物語が記録・保存されることで蓄積が生まれ、「資産」となる

* ICTの進歩が貢献する:「共有(わかちあい)」が容易。デジタル化の進展は「保管場所」の問題を解決し、AI技術の進展が「検索」の問題を解決する

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ここに書き留めたことは先日のシンポのごく一部、たくさんのキーワードが空間を行き交っていて、今後の「北海道学」構築のヒントが満載です。多様な視座からのアプローチが豊かな人材育成の期待を抱かせます。「総合開発計画」という将来構想には、ワクワクするような躍動感と夢がなければいけないと思うのです。それはまさに「民の出番」だと私は確信します!