東北編 松島、石巻、女川 2017

Posted By 秋山孝二
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 今回の東北の旅、盛岡の翌日早朝には仙台に戻って、そこから仙石線で松島で途中下車、さらに石巻・女川を訪問し、震災地跡を知人の案内で巡りました。東日本大震災の被害は6年を経て今さらその大きさに衝撃を受けましたが、特に、石巻・大川小学校跡地が重かったです。

<これまでの被災地見学 2013年3月>

* 仙台・荒浜地区ほか http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16071

* 仙台・語り部タクシー http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16073

 松島では、海の風景とは別に、海岸近くで石を割って根を張る樹木の力が印象的でした、凛と根を張る樹木の力です。

松島で

松島で津波避難指示標

 石巻では日和山公園からの景色、満開の桜、あの大震災から6年の姿です。

 途中、海岸線の新設された防潮堤と生き残った防風林のまっすぐ伸びる風景とのコントラスト、果たしてこの時間の経過で、私たちは本当に「津波」を含めた自然現象から自らを守る「科学技術」、「知恵」を持ちえたのでしょうか?如何にも無機質な防潮堤に「英知」のカケラも感じません、地元住民を無視した政治の貧困をただ痛感するのみで。

防潮堤

防潮堤、右は生き残った防風林

 さらに女川では。高台にある医療センター、ここの一階まで津波が来たそうですね、信じられません。震災当時・直後の様子が展示されていました。

高台の女川医療センター
高台の女川医療センター

慰霊の碑とたくさんの供花

慰霊の碑とたくさんの供花

 そして、大川小学校です、校庭で50分以上も児童たちが待機していたとか。犠牲になったいのちの叫びが今も聞こえてきそうでした。

今もお参りの方が絶えない

今もお参りの方が絶えない

大川小学校で

大川小学校で

津波の恐るべき力

津波の想像を越える力

 あちこちに、仮設住宅はまだまだ続いています。

延々と続く仮設住宅

延々と続く仮設住宅

 被災地を巡る途中、脳裏をずっと流れる中島みゆきの「倒木の敗者復活戦(http://www.uta-net.com/movie/136747/」。人々は「倒木」を「東北」と読み替えて歌い続けています!

 傷から芽を出せ 東北の復活戦!!!

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