誇り高き『マグサイサイ賞』

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 アジアのノーベル賞と言われている『マグサイサイ賞(https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/3P2LQ3V5J2/』について、先日のNHK教育TVで道傳愛子さんのレポートでした。

* 道傳愛子さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%93%E5%82%B3%E6%84%9B%E5%AD%90

道傳愛子さん

道傳愛子さん

 『マグサイサイ賞 』は、フィリピン大統領ラモン・マグサイサイを記念して創設された賞。ロックフェラー・ブラザーズ基金(本部・アメリカ、The Rockefeller Brothers Fund)の出資で1957年4月に設立されたラモン・マグサイサイ賞財団(Ramon Magsaysay Award Foundation、RMAFと略される)によって運営されています。毎年マニラ市のラモン・マグサイサイ賞財団により、アジア地域で社会貢献などに傑出した功績を果たした個人や団体に対して贈られるもので、権威ある賞です。

 この賞はアジア地域が抱える社会的課題の解決や平和と連帯などの公共における業績や成果を重視し、6部門の賞を設けています。

(1)政府(Government Service)

(2)社会奉仕(Public Service)

(3)社会指導(Community Leadership)

(4)報道・文学・創造的情報伝達(Journalism, Literature and Creative Communication Arts)

(5)平和・国際理解(Peace and International Understanding)

(6)新興指導者(Emergent Leadership)

 6番目の新興指導者部門はフォード財団(本部・アメリカ、The Ford Foundation)の助成を受け、2000年に設けられた、新人賞ともいえる新たな賞。地域の社会変化によって生じた課題に取り組み、際だった業績をあげた40歳以下の個人に贈られています。

 昨年は香港で新聞が発行停止に追い込まれ、ミャンマーでクーデターが起きるなど、この1年で民主主義の後退とも言える事態が相次いだアジア、一方、ヨーロッパでも長期に国のリーダーが続き独裁政権化している昨今です、その未来のために果敢に活動を続ける方々の声が私たちに勇気を与えてくれます。

『日本の埋没』@ 世界を知る力

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 寺島文庫主催の『寺島実郎~世界を知る力』は、シリーズで内容の濃い番組です。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8B%E5%8A%9B

 正しい現状認識、まずは『埋没する日本』を直視すること。

 アメリカ合衆国の歴史を直視すること。

 ワシントンに駐在武官として学んだ秋山真之。

 寺島実郎さんの幅広い見識、寺山ワールドにまで言及!!!

 国際社会の中の日本の立ち位置、その羅針盤として寺島実郎さん主宰の『戦略経営塾』も、今、12年目に突入していて益々深い内容になっています。

楽しみな『NHK検証報道』!

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 年末ギリギリに報道されたNHK総合テレビ『検証 コロナ予算 77兆円』は、今年からも継続して報道されるようで、AIを駆使しての分析と専門家たちの考察も加わり、楽しみですね!

* 詳細はこちらーー> https://www3.nhk.or.jp/news/special/covid19-money/post/index06.html

 コロナ禍の対策と銘打って出された各省の様々な「政策」、これまでの特別に打ち出される東日本大震災の後の「復興予算」でも、「東京五輪予算」でも、その実態が不明確であることと実際にどう使われたのかについての検証、さらにどこに支払われたのかの追跡等、以前から納税者の一員として大変不満を持っていました。

 先日の初回の内容は、その手法、切り込む視点、考察を加える集団に関して、これまでとは一味違った鋭さを感じて、今後の企画にも期待を抱きました。

 官の政策を民間企業に委託するとその先からは民間企業間の取引となり説明責任は回避される、そんなペテンみたい手法がまかり通るのは、およそ先進国ではありません。納税者がもっともっと税金の使い道に関して追跡を迫る、さらにその効果についても説明責任と総括を求め、次の政策につなげるプロトコルを構築しなければ、無駄遣いは一向に減ることはないでしょうね。

 そして、打ち出した政策が仮に「失敗」との評価があったとしても、それを認めることが大切であり、貴重な資料として次の政策立案に活かしてもらいたいと切に思う次第です。

 マスメディアの使命として、或いは日本の本来の「シンクタンク」「政策提言集団」の使命としても、新たに求めたいと私は思っています。「科学的根拠に基づいた政策立案」、原発事故、自然災害、コロナ禍のようなパンデミック、すべてに共通する「科学リテラシー」の涵養は、日本の教育にも求められるものなのでしょうね。

新たな年 2022

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 皆さま、新年あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。このブログを始めてから14年目を迎えました、このメッセージが2152番目、実に早いものですね。

 昨年末の山本五十六ドラマ、ロンドン軍縮予備会議の様子、堀悌吉とのやり取りも興味深かったですね。NHKの「太平洋戦争開戦80周年シリーズ(https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=31839」、NHKスペシャルでは終戦80年の2025年8月までを視野に、大型シリーズ「新・ドキュメント太平洋戦争」を展開、2025年、終戦80年は放送100年の節目。シリーズに伴って、NHKが所蔵する膨大な戦争関連の映像や資料をデータベース化し、広く市民が利用できる環境の整備も目指すようです。公共メディアとして、放送・デジタル・アーカイブを駆使する手法を踏襲しながらシリーズを企画、今後にも期待したいです。

 2022年元旦は、今年もテレビ朝日の羽鳥慎一モーニングショーの『ダイアモンド富士』が素晴らしかったですね。昨年も同じ企画でしたが、札幌からは見られいない神々しい光景でした。

* 昨年の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=40564

今年はひと際素晴らしく!

今年はひと際素晴らしく!

 私の目の前には課題が山積ですが、一つ一つ真摯に向き合って乗り越えて、新しい景色をたくさん見たいものです、今年も皆さん、よろしくお願い致します。

2021年を振り返って

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 今年を振り返ると「逝くいのち」と「生まれるいのち」で身近にも大きな変化がありましたが、今、手元にある映像ファイルでは以下のような振り返りでしょうか。来年に期待を繋げたいものです。

 逝くいのちは叔母・和久奈ちよです。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42836

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=43104

 生まれるいのちは、私の4番目(三男)の子に3番目の子が生まれました、私の12人目の孫で、「天(てん)」と名付けられました、健やかに育って欲しいものです。

 手元の映像ファイルからは師走の番組から幾つか。

MXテレビの寺島実郎シリーズから

MXテレビの寺島実郎シリーズから

多摩大学リレー講座、田中優子さん講演より

多摩大学リレー講座、田中優子さん講演より

 テレビ番組でも今後に期待できそうな幾つか。

検証番組は年明けにも続く!

検証番組は年明けにも続く!

 そして2年ぶりに再開したFM三角山放送の『丸山哲秀先生人語の8時間連続トーク』に参加。今年を丸山先生と振り返りながらの1時間、楽しいひと時でした。

札幌市西区琴似のFM三角山放送局

札幌市西区琴似のFM三角山放送局

丸山先生もお元気で!

丸山先生もお元気で!

 21世紀ももう20年を過ぎました、今年は『太平洋戦争開戦80年』の節目の年、寺島実郎さんがいつもおっしゃっている「正確な事実に基づく歴史認識」を自分の頭で考えながら、目の前の課題に立ち向かう意欲を失いたくないものです。今年一年、お世話になった皆さまに心から感謝申し上げます、どうかよいお年をお迎え下さい!!

馬搬展 @ 大丸札幌

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 札幌の大丸百貨店では、『森林特集(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001254.000025003.html』として木材を使ったクリスマスツリーが一階フロアに設置され、6階の特設会場では「西埜馬搬展」も連日開催されていました。先日は、札南高学校林の森林整備で活躍する足立成亮くんと陣内(じんのうち)雄くんがトークイベントに参加していました。

* 札南高学校林関連の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

大丸札幌一階フロア―で

大丸札幌一階フロア―で

* 西埜馬搬ーー> https://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/like_hokudai/article/10745

6階フロアでの馬搬展

6階フロアでの馬搬展

 トークイベントで語る足立くんと陣内くん、頑張ってます!!

 このところ、森林作業において若い世代が多数参入して、これまでの日本の伝統的森林施業、海外の森林の価値に学ぶ姿勢等、新たな動きが盛り上がりを見せています。札南高学校林の施業においても「向こう100年の森づくり」を策定して、一緒に創る学校林を目指しています(http://www.rikka-forest.jp/act/)、今後も楽しみですね!!

ライブアート増毛!!

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 『ライブアート・ツアー第二弾、増毛編』、前回の札幌編とはまた違って大変面白かった!

* 前回の『札幌編』ーー> https://s-e-season.com/SBLAC/program/lat/

 『秘められた歴史遺産を巡るライブアートツアー』と題してのこのシリーズ、今回の増毛編は北海道の歴史の断片を浮かび上がらせる面白さがありました。俳優の山野さん、納谷さん、二人そろうと黙っていても笑っちゃいました。

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会場

増毛町内

増毛山道入口・国稀酒造・旧増毛駅舎・果樹園・漁港・旧増毛小学校ほか

出演

山野久治(風の色)/廣田直美(アトリエブルーバード)/納谷真大(イレブンナイン)/斎藤歩(札幌座)/磯貝圭子(札幌座)/MAREWREW ほか

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 納谷さんだと気が付かなかった豊かな黒髪!!

* 納谷真大さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%B4%8D%E8%B0%B7%E7%9C%9F%E5%A4%A7

誰かと思ったら、大活躍納谷真大さん!!!

誰かと思ったら、大活躍納谷真大さん!!!

『渋沢大河ドラマ』 大詰め!

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 NHKの今年の大河ドラマ『青天を衝け(https://www.nhk.or.jp/seiten/』は、いよいよあと一回で最終回、先日のラス前の回での渋沢栄一がアメリカ遠征旅行の各場面をみて、時代は全く違っても何か自分にも大変懐かしい気がしました。

 特に、彼が主として列車に乗って下の地図の全米各都市を回った様子は、私が19歳の時にバスで巡った時を彷彿させるものでした。

 私のバスでの旅行行程(黒い線)、カナダを東から西に移動したのが大きな違いでしょうか。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2626

 新渡戸稲造のアメリカ訪問団にも通じる渋沢栄一の奮闘は、今の私たちにも民の力として勇気を与えてくれます。

新渡戸連続講座 12月 2021

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 『新渡戸連続講座』、今回は北海道大学農学研究院の松島肇先生、「海面上昇の最前線、砂浜海岸から考えるSDGs」でした。

* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

松井博和理事長

松井博和理事長の講師ご紹介

松島肇 先生

松島肇 先生

 松島先生の千葉の原風景!

今回も大勢の聴衆

今回も大勢の聴衆

 SDGsをESG投資の視座から分類した分かりやすい図でした。

和久奈ちよ お別れの会

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 10月29日に亡くなった私の叔母・和久奈ちよの「お別れの会」を先日、ワグナー・ナンドール記念財団葬として栃木県宇都宮市内で催しました。コロナ禍の中、大勢の皆さまにご臨席頂き、ちよと縁のあるある皆様からの心温まるお言葉、歌、演奏を頂き、また、ちよの生前のインタビューDVDも放映しました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42836

祭壇と献花台

祭壇と献花台

 当日は、駐日ハンガリー大使館のパラノビチ・ノルバート特命全権大使閣下も急遽駆け付けてお言葉を頂きました、ナジ・アニタ参事官の心温まるエピソード、福田富一栃木県知事、横田清泰益子副町長、ハンガリー・ブダペストからいらっしゃったキシュ・シャンドールさん、友人代表の瀧沢久子さん、それぞれの思い出を語られて、私自身、胸が熱くなりました。

 その日の夜の地元テレビニュースでも報道され、翌日の下野新聞、数日後の読者の欄にも掲載されました。

 今回の財団葬、準備期間が短い中、財団関係者のご尽力に感謝します。新しい年、ちよ亡き新しい体制でワグナー・ナンドールとちよの思いを多くの皆さまにお伝えできるように頑張って参ります!!

 以下は当日の私の御礼の言葉です。

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 本日は、師走、コロナ禍の中、このように大勢の皆さまに「和久奈ちよ お別れの会」にお運び頂き、主催者を代表して心から御礼申し上げます。また、ご供花、ご香典、弔電等のお心遣いにも重ねて御礼申し上げます。宇都宮東武ホテルグランデ・スタッフの皆さまには、栃木県のコロナ対応ガイドラインに則っての会場設営に感謝申し上げます。

 和久奈ちよの人生、一言で申し上げれば「波瀾万丈の人生」と言えるのでしょうか。私自身の幼い頃のちよのイメージは、両親の愛情をたっぷり受けた本当に優しい笑顔の叔母でした。その後の結婚と10年での別れ、それ以降は先ほどの映像でちよ自身が語っていた通りです。50年近く前の私の結婚式には益子町に移住して間もない二人が出席してくれました。

 益子町でのナンドールとの創作活動は、ちよにとっても生活そのものであり、特に1997年ナンドールの没後から作品の広報、再評価の活動は目を見張るものがありました。

 16年前から東京の聖路加レジデンスと益子の二拠点居住生活、2年半前に聖路加病院の心療内科で初期の認知症診断を受けて以来、大橋サービスの須田山ツギ子さんに24時間付き添って頂く暮らしが始まりました。

 今年2月に、ちよが部屋で腰を打って病院で受診し、念のために幾つかの検査をしたところ、すい臓頭部にがんが見つかりましたが、その後も毎日変わらぬ日常生活を送っていました。8月に痛みが続き聖路加病院緩和ケア病棟に入院し、積極的治療は行わないという強い意志を貫き、入院79日目となる1029日朝、本当に眠るように穏やかに静かに息を引き取りました。

 この間、聖路加レジデンスのスタッフの皆さま、聖路加国際病院心療内科の太田先生、緩和ケア病床の林先生、長先生ほか病棟看護師の皆さま、当財団堅田憲弘さんには大変お世話になりました、この場を借りて心より御礼申し上げます。そして、何といってもちよの人生の最期まで本当に献身的に寄り添って頂いた須田山ツギ子さん、ありがとうございました。

 今後は、財団関係者は気持ちを新たに、ワグナー・ナンドールとちよの平和を願う思いを受け継ぎ、さらに地元栃木県の皆さまはもちろん、全国、世界に、二人の思いを拡げていくことを皆さまにお誓い申し上げて、私の御礼の言葉と致します、本日のご臨席、誠にありがとうございました。

師走の宇都宮・東京・札幌 2021

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 師走の日本各地、様々な光景です!

 今月、宇都宮に出張した折、JR宇都宮駅から宇都宮東武ホテルグランデまで、荷物を引き釣りながら朝の散歩がてら歩いていると、真新しい標識が目に入ってきました。令和元年10月の台風19号による浸水被害、駅前の宮の橋周辺から少し離れた所まで、90センチの浸水だったようです、驚きますね。

* https://www.pref.tochigi.lg.jp/h06/tagawakentoukai/documents/03-tagawakentoukai-siryou2_1.pdf

3年前の大雨で浸水!

3年前の大雨で浸水、奥がJR宇都宮駅!

 そうかと思うと、翌日東京駅八重洲口の超高層ビルは、いよいよてっぺんまで伸びたようです。

* 関連記事

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=41196

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42625

とうとう最上階まで!

とうとう最上階まで!

 午後の約束まで少し時間があったので、銀座のデパートのカフェで本当に超久しぶりにコーヒー&プリンのセットで休息!写真を撮る前に思わず一口食べてしまいました。

我慢できずにプリンを一口食べた後!

我慢できずにプリンを一口食べた後!

 翻って札幌では、これまで雪のない日々でしたが、ここに来て一気に降りました。報道によると1999年統計を取ってからの24時間降雪最高記録とか、55センチ!!ただその後もまた降っていたのでさらに積雪は増えたと思います。

 今朝の気温はマイナス7℃、いよいよ年末ですね。昨晩三回、今朝一回、雪かきを終えた所にブルドーザーが遅い出動、玄関前に雪山が残りもう一回の雪かきでした、いい運動、財団理事長の仕事が今シーズンもまた始まりました?!!

TGR2021 授賞式

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 今年の『TGR札幌劇場祭 2021(http://s-artstage.com/2021/tgr/』授賞式が先日行われて、大賞はイレブンナインの『ひかりごけ(http://eleven9.jp/hikarigoke/』が受賞しました。また俳優賞の3人の中の一人に、出演したイレブンナインの若手の菊地颯平くんが受賞し、ダブルの喜びでしたね。

* 『ひかりごけ』の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42960

 授賞式の様子はこちら: https://www.youtube.com/watch?v=055ZnryerbU

イレブンナイン代表の納谷真大さんと、今回若手で出演して俳優賞を受賞した菊地颯平くん

 今回の『ひかりごけ』、私は4回も足を運びましたが、事前に1992年製作のホラー映画『ひかりごけ(https://eiga.com/movie/38972/)』、三國連太郎ほか出演をDVDで観ていたし、公演のチラシ冒頭にも

~~ 北海道で実際に起きた人肉食事件をもとに描いた武田泰淳の同名小説をイレブンナイン納谷真大が戯曲化。極限状態におかれた人間の、生きるために「仲間の肉を食べる」という行為を通して、「生」が内包している様々な矛盾と向き合いながら「生きること」の意味を問いかける。

主演に斎藤歩、泉陽二を。音楽に山木将平を迎えた衝撃作。~~

とあったので、このコロナ禍で若干気落ちしている時におどろおどろしい芝居かと少々気弱になりながらの観劇でした。ところが、いい意味で予想を裏切ってくれて、斎藤歩さんが事前に言っていたようなファンタジーといった雰囲気も感じられるほど軽やかでテンポよく、緊張を解く脚本も素晴らしかったですね。トラマツルグの斎藤歩さん、音楽担当の山木将平くん他のスタッフの皆さまのプロの技を魅せてもらった気がして、これまでの『素麺』、『アイランド』に並ぶ久しぶりの高いレベルのTGR大賞となり、私自身も嬉しいです。是非、再演して頂きたいですね。

カメラマンの脇役に徹する斎藤歩も素晴らしい!

カメラマンの脇役に徹する斎藤歩も素晴らしい!

* 『素麺』2012年TGR大賞受賞

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15224

* 『アイランド』2014年TGR大賞受賞

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21853

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25100

 イレブンナインの皆さん、おめでとうございます!!!

NHK『開戦80周年特集』

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 NHKでは今年、太平洋戦争開戦80周年を記念して、以下の企画を発表しています。

https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=31839

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 2021年12月8日、太平洋戦争開戦から80年となるのに合わせ、NHKではドキュメンタリーやドラマなどさまざまな角度からお伝えします。

 NHKスペシャルでは、終戦80年の2025年8月までを視野に、大型シリーズ「新・ドキュメント太平洋戦争」を展開。2025年、終戦80年は放送100年でもあります。シリーズに伴って、NHKが所蔵する膨大な戦争関連の映像や資料をデータベース化し、一般の方が利用できる環境の整備も目指していきます。公共メディアとして、放送・デジタル・アーカイブを駆使する手法を踏襲しながらシリーズを展開していく予定です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 先日は、それとは別にNHK教育TVのETV特集『天皇が語る~開戦への道(https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/BXZW6MV3LJ/)』前編、後編が放映されて見応えがありました。

 前編は「張作霖爆殺事件から日中戦争 1928-1937」でした。開戦80年の太平洋戦争。敗戦直後、昭和天皇は戦争への道を詳細に語っていました。初代宮内庁長官・田島道治の「拝謁記」。張作霖爆殺事件から続く軍の「下克上」を止められなかった反省が述べられていたのです。加藤陽子先生の解説では田島道治が新渡戸稲造の薫陶を受けていたことにも言及し、当時の時代背景が一層浮き彫りになりました。

初代宮内庁長官 田島道治

初代宮内庁長官 田島道治

国際連盟事務次長時代の新渡戸稲造

国際連盟事務次長時代の新渡戸稲造

 さらに今年9月、天皇の侍従長・百武三郎の日記が公開されました。日中戦争で、和平工作に期待をかけながら全面戦争となり、苦悩する天皇の姿が克明に記されていました。

牧野伸顕

牧野伸顕

 牧野伸顕は大久保利通が父、吉田茂は娘婿、1936(昭和11)年、二・二六事件の折には親英米派の代表として湯河原の伊藤屋旅館別荘「光風荘」に宿泊していたところを襲撃されましたが窮地を脱しました。

 2つの新資料から昭和天皇と側近たちの戦争に再現ドラマを交えて迫ったこの番組、昭和天皇周辺の生々しいやり取りもリアルで大変興味深い内容でした。これまでは敗戦の1945(昭和20)年8月15日に焦点が当てられて特集も毎年恒例のように組まれていましたが、ここにきてやはり「開戦に至る歴史・葛藤」に今を生きる私たちが学ぶメッセージが多くあることに気がついてきました、今の時代への危機感の為せる業なのでしょうね。今後もNHKの一連の企画に注目、期待していきます!!!!

B787型機 就航から10周年!

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 ボーイング 787型機が就航から10周年(https://www.ana.co.jp/group/787_10th/)、12月9日ANA 56便札幌から東京、国際線仕様のこの機材、ポイントでアップグレードしたら、アナウンスの後に機内照明スペシャルパフォーマンス!

 いやぁー、機内空間が数十秒エンターテイメント空間になりました!!!

ブダペスト名品展 2021

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 10月に駐日ハンガリー大使館で開催されたレセプションでパラノビチ大使からご紹介のあったパナソニック汐留美術館で開催中の『ブダペスト国立工芸美術館名品展~ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ
https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/21/211009/ex.html
』、コンパクトな中に100年以上前の作品等、大変見ごたえのある展示の数々でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42727

 展覧会は、日本の美術を西洋がどのように解釈したか、そして日本の美術や工芸がどのようにして西洋に影響を与えたか、そのありようを19世紀末から20世紀初頭までの工芸作品の作例を通じて辿るものでした。「ジャポニスム」と「アール・ヌーヴォー」をテーマに、ブダペスト国立工芸美術館のコレクションからエミール・ガレ、ルイス・カンフォート・ティファニーらの名品とともに、ジョルナイ陶磁器製造所(https://hungaryfun.com/blog/4644などで制作されたハンガリーを代表する作品群を含めて約170件(約200点)を紹介していました。

 ハンガリーのジョルナイ陶磁器製造所はヘレンドと並んで有名ですが、パラノビチ駐日大使はここペーチのご出身と先日のご挨拶の時にもお話をされていました。

 先日は、先月ハンガリーからお越しになっているキシュ・シャンドールさんもご一緒に観ました。

6、7年前の私!

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 少し前の自分の写真を見ると、この間の変りぶりに我ながらびっくりです、まず髪の毛が一番の変化でしょうか。

 これは韓国からの公演、TGRで対象を受賞した「アイランドー監獄島」の三人、素晴らしい舞台でした!!

* 2014TGR http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21853

* 2015年再演時 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25100

 こちらは2015年の札幌演劇シーズン開幕前の時、わずか6年前なのに、ずいぶん若く見えるのですが???

WWF 『COP26 報告』

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 2021年10月31日からイギリス・グラスゴーで開催された『COP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)』は、会期を1日延長して、11月13日に閉幕しました。長引く交渉の末、最終的に、世界の平均気温の上昇を1.5度未満に抑えるための削減強化を各国に求める「グラスゴー気候合意」が採択され、パリ協定のルールブックも完成しました。また会期中は、市民組織や企業、自治体など世界中の非国家アクターから、パリ協定の1.5℃目標の実現に向けた強い意志が示されたようです。

 先日は、Webフォーラムで以下の報告会が開催されました。日本の大手新聞では記事になっていない重要な案件も採択されていて、大変貴重な報告でした。

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WWFジャパン主催 COP26報告会

パリ協定は1.5℃目標へ、COP26が示す脱炭素化への新たな示唆

2021年12月 1日(水) 16:00~17:45 zoomウェビナー(事前登録制)

https://www.wwf.or.jp/event/organize/4752.html

 本報告会では、現地でCOP26に参加したWWFジャパンの専門家が、その成果や課題、それらがもたらすビジネスへの示唆などを報告します。また、各国の削減目標引き上げにより初めて気温上昇を2℃未満に抑える可能性が示された研究結果について、ドイツのシンクタンクNewClimate Instituteにて気候変動政策の研究に携わる、倉持 壮氏より解説いただきます。

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<プログラム>

進行 田中 健 WWFジャパン気候・エネルギーグループオフィサー

1.COP26報告

小西 雅子 WWFジャパン 専門ディレクター(環境・エネルギー)

2.Climate Action Tracker研究報告:初めて2度未満が視野に入ったパリ協定(仮)

倉持 壮博士 NewClimate Institute 主任研究員

3.倉持氏&小西インタビュー対談

4.2050年ゼロとは何か~企業への示唆(仮)

山岸 尚之 WWFジャパン 気候エネルギー・海洋水産室長

5.COP26における非国家アクター:日本の機関投資家が世界へ躍進(仮)

田中 健 WWFジャパン気候・エネルギーグループオフィサー

ブラボー、『ひかりごけ』!

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 劇団「イレブンナイン(http://eleven9.jp/」の話題作『ひかりごけ』が10日間12ステージ、大盛況で終演しました。「人食いの実話」との前評判で怖くて観に行けなかったとおっしゃる方もいました、事前に昔の映画をDVDで観ていましたが、今回の芝居は遥かにファンタジックで、ホラーではなく透明感もありました。ギターの音楽がリズムを刻み、軽やかな印象を与えていたのと、脚本の展開が追い詰められた観客の心理をふと現在に呼び戻して悪夢から覚めたかのような気持ちにさせる、脚本、演出、舞台装置、照明、そして山木将平くんの音楽、役者たち、素晴らしかったです!!!

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STAFF スタッフ

原作:武田泰淳

作・演出:納谷真大

ドラマトゥルグ:斎藤歩

音楽:山木将平

舞台美術:高村由紀子/舞台監督:高橋詳幸(アクトコール(株))/照明:熊倉英記/音響:奥山奈々(pylon Inc.)/宣伝美術:若林瑞沙(studio COPAIN)/演出助手:梅原たくと、内崎帆乃香/ゼネラルマネージャー:カジタシノブ(tab)/広報協力:越智香奈江/制作:小島達子、澤田未来、上總真奈、坂口紅羽、沢井星香/著作権管理:日本文藝家協会/協力:北海道演劇財団、F.C.S.、さっぽろアートステージ2021実行委員会、札幌劇場連絡会/制作協力:ダブルス/企画制作:ELEVEN NINES、tatt Inc.

斎藤歩

斎藤歩

左から納谷真大、菊地颯平、泉陽二

「あなただったら食べますか?」

「食べるかもしれません。生きるために。」

 「我慢してるんです!」、「せつねぇー」が耳に残る印象深い、久しぶりの大人の作品でした。

食事、景色、あれこれ

Posted by 秋山孝二
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 このところ、冬に向かう季節、食事、景色でふと気に留まる場面が。

 まずは、我が家の庭の柿の実、今年は例年以上にたくさんなっています、その年の気温、晴天の日数によって微妙に実のなる数も違うから不思議です。

我が家の柿の実!

我が家の柿の実!

 11月は栃木県益子町に3回も行きました、ワグナーナンドール記念財団のアートギャラリー秋の展示会、和久奈ちよの逝去等により、例年にも増して足を運ぶことになりました。

夕方の益子の路線パス停!

夕方の益子の路線パス停!

 一方、永年我が母校の高校評議員を引き受けていて、先日は定時制授業参観と食堂での夕食の試食も。毎年一回は体験するプログラムですが、今年は殊の外美味しいものでした。

高校定時制の夕食!

高校定時制の夕食!

 東京出張で多少時間があったので、久しぶりに新千歳空港ビルのレストランで軽い食事。お店の経営が代わって北海道の地元産品メニューが盛りだくさん、ニシンのマリネ―を注文したらお皿が何と北海道でした!!

新千歳空港のレストラン、ニシンのマリネ―!

新千歳空港のレストラン、ニシンのマリネ―!

 最後は、インターネットで注文した赤ワインセットの中からイタリア産のフルボディ、味わい深く美味しかったですね。

『農政フォーラム』 2021

Posted by 秋山孝二
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 松下政経塾主催の『農政フォーラム~食料自給国家の実現に向けて~(https://www.mskj.or.jp/event/event670.html』、お誘いを受けて参加しました、短時間でしたが寺島実郎さんの基調講演も。実はこの日、寺島実郎さんとは午後一で個別にお会いしてお話、その後、北ガス講演会で2時間の濃密な講演を聴き、さらに夜はこのフォーラム、寺島さん追っかけの一日でした。

多彩なプログラム!

多彩なプログラム!

 会場には定員150名を大きく上回る230名以上の参加者、急遽会場を拡大さしての開催だったようです。オンラインでも全国各地から130名以上の方々が参加、大変な盛り上がりを見せました。昨今の円安、今後、輸入商品の値上がり等、日本の根幹を揺るがす状況に多くの国民が危機感を持っているのでしょうね。