2023年の1月は、例年になくあっという間に過ぎていきました。
何といっても昨年12月30日の孫・智帆の急逝と新年早々の一連の葬儀、続いては1月20日夜の母・寿美の永眠、まさに眠るように息を引き取ったという感じ。一昨年の叔母・ちよも同様に呼吸の合間が開いてきて静かにフェイドアウト。人にはその生きた長さとは別に、それぞれの命の仕舞い方があることを実感した日々でした。
これまで看てきた伯父・三代目康之進、伯母・きよの逝去の場合は、積極治療のある意味行き詰まりの末の結末。父・宏は長い間の糖尿病による敗血症、兄・一男はすい臓がん、それぞれ病気は違いますが、人間の身体の微妙なバランスが崩れての最期、あらためて人間の身体の何とも言えない有機体・複雑系構造を痛感します。同時に、そこに至るプロセスでは、「自らの肉体の終わりをどう受け止め、受け入れるのか」、その葛藤もつぶさに見届けて、命の精神的側面の重要性も感じた次第です。
「『死』という言葉は末期下り坂の自分には厳しいけど、永久に眠る『永眠』という言葉に辿り着いて少し安堵の心境だ」と、私の兄は限りある命を覚悟した時にベッドサイドの私に語っていました。医師で現職の国立病院院長の彼にして、自らの命の終わりをどう受け止めるか葛藤していたのでしょう。
そんなこんなで、2008年にこのブログを書き始めて、初めてこんな少ないコメントしか書けなかった1月です。あらためてブログを書ける時間を確保できる幸せを感じています、これからもよろしくお願いします、何を、誰にお願いするのか私自身よく分かりませんが??!!