新渡戸連続講座 12月 2022

Posted by 秋山孝二
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 新渡戸連続講座、今月は三上章先生のご講演『ソクラテスと新渡戸稲造』でした。

* これまでの『新渡戸連続講座』記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

札南高学校林 表彰!

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 先日は、私が理事長を務める「(一財)北海道札幌南高等学校林(http://www.rikka-forest.jp/」が北海道庁のコンクールで優秀賞を受賞し、その授賞式が高校校長室で行われました。

* 学校林関係記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

 授賞式では石狩振興局森林室の井上靖彦室長(右)から表彰状と記念品が授与され、学校林財団からは、常務理事の宮澤一校長、黒川智子理事、理事長の私が出席して受け取りました。

 この学校林、財団設立以来、私で18代目の理事長ですが、戦後間もなくから、多くの表彰を受けています。以下はそのごく一部です。

 今年で111年目を迎える学校林、明治44年に始まる頃は明治時代の山火事で草原状態だったこの場所、木を植え続けてきた長い歴史ですが、昨今では間伐・下草刈り等による育樹のステージへと変わってきています。向こう100年に向けた長期ビジョンも策定していますが、その矢先、この数年でも台風、地震、豪雪による倒木等予期せぬ自然災害の後始末に追われたり、100年を超える先輩たちのこの間のご苦労を実感しながら、将来に向けて森をお守りする活動に今を預かる私たちは頑張っていこうと決意を新たにしている昨今です。

<年が明けて新聞に掲載されました>

本格的冬 到来 2022!

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 札幌の今冬は初雪も遅く少しホッとしていましたが、師走も中旬になり積雪もそこそこ、そろそろ本格的冬の到来です。今朝の気温はマイナス11℃、最高気温もマイナス6℃で真冬日の予報、明日も同じように寒い日が続きそうです。

 今日未明には今冬初めての除雪ブルが家の前を通り、仕事始めでしょうか、ごみステーションのある交通量の多い通り、家の前の中通り共に初仕事!

交通量の多い道も

交通量の多い道も

細い道も

細い道も

 昨年の冬は年明けからの連日のドカ雪でさすがに雪かきも疲労感がひどかったですね、この冬はそうならないことを祈るばかりです。

先行上映会 @ 栗山

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 先日は、北海道の栗山町で「『ライブアートツアーin栗山』THE MOVIE」と銘打って、一般公開に先立って上映会が栗山町駅前の会場で開催されました。

* https://s-e-season.com/jlyp2022/program/kuriyama/

 「ライブアートツアー」は、札幌の俳優たちが、まちにゆかりの歴史上の人物などに扮して市街劇を行い、秘められたエピソードやまちの特産物、観光名所などを紹介する新しいツアー企画。ツアー参加者は行く先々で行われるライブパフォーマンスを楽しみながら、まちを巡り、まちを知り、まちの魅力に触れていきます。
 2020年には札幌市、2021年には増毛町を舞台に行い、大きな注目を集めました。2022年9月29日には栗山町で行われ道外からの参加者も含め計12名の方々が参加しました。本作はその映像版。 アフターコロナにむけた地域観光の活性化を支援するとともに、地元の人たちにとっては地域の価値を再発見する機会にもつながっています。

 今回の栗山町版、最初に栗山町の長さんと以前から演劇に興味を持っていた私の知人・遠藤大輔くんが秋山財団にお越しになって提案書のご相談でした。その後、数回お会いして幾つかのプランにブラッシュアップし、私も関係している(公財)北海道演劇財団の斎藤歩理事長と面談・ご相談しました。この案件は一度そこで小休止していたのですが、その後、斎藤歩さんが注目度を上げて数回の現地取材、長さんはじめ現地の方々の溢れる情熱の甲斐もあって、ツアープログラムに辿り着き、更には映像作品としてアーカイブ化の企画に発展してこの日に至りました。

 基本的には今回の企画、栗山町民の方々への先行上映会でしたが、札幌からも10数名の方々が参加し、札幌駅前からの貸切バスの中では、『おむすびプロジェクト』で実際のおむすびも頂きました、本当に地元の具材がぎっしり詰まって美味しかったですね。

 栗山駅前の会場には満席の地元のお客様、先ずは札幌演劇シーズン実行委員会の樋泉委員長のご挨拶。

* 『札幌演劇シーズン』ーー> https://s-e-season.com/about/concept.html

 続いてはツアーの様子を記録した動画の上映会、素晴らしい内容でした。

[構成・脚本・演出]
斎藤歩(札幌座)
[出演]
山野久治(風の色)、納谷真大(イレブンナイン)、小島達子(イレブンナイン)、
磯貝圭子(札幌座)、泉陽二(札幌座)、MAREWREW ほか

 第二部は、北海道演劇財団の斎藤歩理事長とクリエイティブオフィスキューの伊藤亜由美社長の対談。

* (公財)北海道演劇財団ーー> http://www.h-paf.ne.jp/

* (株)クリエイティブオフィスキューー> https://www.office-cue.com/

 伊藤社長の映画製作を通じての地域おこしのプレゼン、素晴らしい取り組みです。

 対談の途中で、映画にも登場して人気だった桃井かおりさんと武田鉄也さんが乱入!!!

 映画はこちらのサイトからご覧になります、特に最後の部分で皆さん号泣でした!!!

* https://s-e-season.com/jlyp2022/program/kuriyama/

 斎藤歩さんの度重なる取材に裏付けられた歴史スポット紹介、更に、最初にこの地に踏み込んだのが女性で、小林酒造を支えてきたのも女性、そんな物語に仕上げた斎藤歩の手腕に脱帽です!是非、1時間の動画をじっくりご覧頂きたいと思います。

 ここまで実に多くの皆さまのご尽力、最初に関わった私からも心から御礼申し上げます!!

 蛇足ですが、栗山町と私とのこれまでの関わりは、『オオムラサキ観察』、アースカフェでの『サラサラレッド』ほかの農業チャレンジ等、大変興味深い話題で満載でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%A0%97%E5%B1%B1%E7%94%BA

山崎史郎さん、少子化対策!

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 つい先日、普段は滅多にみないNHK総合の「9時のニュース」、何と山崎史郎さんが登場しているではありませんか!少子化対策の責任者として活躍されています。

* 山崎史郎関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%B1%B1%EF%A8%91%E5%8F%B2%E9%83%8E

 著書からの引用もあり。

 講演会も精力的にこなされていました。

 そうこうしているうちに、今度は経済同友会の富山和彦社長とも面談していました。

 介護保険創設の立役者だった彼が、今取り組んでいるのが「少子化対策」、この間ずっと頑張り続けていますね、彼との長い付き合いも、当初の厚生省の武井くん、椋野美智子さんからのお付き合い、その後香取さん、武田俊彦さん、懐かしいです。

懐かしの1990年代の想い出!

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 先日、機会があって、東京で思いっきり1990年代を語り合う大変濃密な時間を過ごすことができました。1997年、当時の山一證券が破綻した時に会社の現役だった方々です。あれから25年、今も金融業界で大活躍されている方々とお話をしていて、私自身の激動の90年代の想い出と重なって、静かに興奮、感動しながらの会食でした。

* https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009030281_00000

* 私のブログでの関連記事

ーー 山一証券 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=44066

ーー 北海道拓殖銀行 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=35947

ーー 私の平成30年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=35740

 1989年がベルリンの壁崩壊の年、私は(株)秋山愛生舘の代表取締役専務として、2年後に控えた創業100周年に向けて様々なプロジェクトの責任を担って仕事に没頭している時で、その後五代目社長に就任して、1997年には伯母の先代社長だった秋山喜代が亡くなりました。

 1992年、会社は札幌証券取引所に新規上場、5年後には東京証券取引所市場二部に上場し、その間に(株)スズケンとの資本・業務提携、資金調達を巡ってスイスフラン建てワラント債を発行しにスイス・チューリッヒでの調印式、さらに1998年にスズケンとの合併は、以後の私にとっても忘れられない思い出となりました。この間、幹事証券だったのが山一証券、担当の札幌支店の吉田さんとは沢山の思い出が詰まっています。今、秋山財団の資金運用のノウハウは、この時からの蓄積によるもので、そこで出会った海外の金融機関の方々からたくさんのアドバイスも頂いて今日に至っています。また、(株)スズケンとの資本業務提携から合併への展開で重要な働きをして頂いたのが(株)レコフ(RECOF)の吉田允昭代表(https://www.recof.co.jp/about/history/)と最初の担当者の浅井さん、いずれも山一証券出身者でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=35182

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%92

 私個人としては、39歳から49歳の11年、とにかく仕事に没頭して邁進していた時期といえるでしょうね。100年の歴史を持つ企業の継承者として将来の方向性を定め、一方で新しい秋山財団という組織の立ち上げから基礎創りに関わり、今に至っています。

 先日に懇談した浜田直之(https://www.sc.mufg.jp/company/profile/outline.html)さん、太田原さんは、共に山一証券破綻時には組合の幹部として奔走されていました。秋山愛生舘担当だった当時札幌支店の吉田さんとも今もコンタクトがあるとのお話、懐かしかったですね。10数年前に前橋の地元企業に移られた吉田さんとコンタクトした気がしていますが定かではありません。彼とは、スイスフラン建てワラント債を発行しにスイス・チューリッヒでの調印式に一緒に出張した際、調印後に山岳方面に少しの時間を過ごした時、ホテルの深いプールで水着を持参しなかったのでバスタオルを腰に巻いて泳いでいたら、水を含んだタオルがずり落ちて4メートル以上底に落ちて取り戻すこともできずに、共にプールサイドに上がってきた苦い(?)思い出が忘れられません。

 山一破綻の数日前、前夜、その後のリアルなお話は、今となっては淡々とされていましたが、恐らく苦渋の連続だったのではと思われます。ただ、そのようなパニックの中でも終始冷静に判断をし続けた浜田さんのような人物がいらっしゃったことは不幸中の幸いと言えるのでしょうね。その後の彼の金融業界でのしぶとい活躍は、やはり人間力というかお人柄というか、素晴らしい物語でした、そしてつないでくれた太田原さんにも感謝です。当時の方々はそれぞれ今もご活躍のようです、NHK総合の『アナザーストーリー』でも取り上げられていました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=44066

 あっという間の1990年代振り返りの時間、帰り道でも思わず目頭が熱くなる感情を抑えきれませんでした。皆さんのこれからの変わらぬご活躍を祈念しています、貴重な時間ありがとうございました!!

NHKBS1『デジタル ウクライナ』

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 NHKBS1スペシャル『デジタル ウクライナ』は、デジタルを駆使した戦時下の情報戦を如実に示して、終わった後に空恐ろしい気持ちになりました。武器、それを支えるデジタル技術ばかりでなく、状況の正確な把握・解析もデジタル、寄付を募るのもデジタル、市民を守るのもデジタル、被災者への支援もデジタル。

* https://www.nhk.jp/p/bs1sp/ts/YMKV7LM62W/episode/te/JWGWQPJ3RM/

 先ずはウクライナの悲惨な歴史から、スターリン時代の「ホロモドール(https://eleminist.com/article/1106」。

 今回のウクライナ侵攻は時間と共にその地上の様子が大きく変化していますが、衛星写真からの分析で何が起こっているのかを考察しています。

 『聖ジャベリン』は胸に武器を抱いて呼びかけます!

 これをロゴに寄付募集を!

 こちらは無人攻撃機『バイラクタル』!

 デジタル情報は国外脱出の手段としても、敢えてロシア国内を経由しての逃避行、それを支援する人々も!

 最後はウクライナの住民の家の前には。

 21世紀の戦争はまさに『デジタル戦争』なのですね。

STAND-UP COMEDY 清水宏!!

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 『Stand up Comedy』のジャンルで全国ツアーで沸かせている清水宏(https://shimizuhiroshi.net/)さん、先日は札幌の円山公園近くのミニシアター『円山夜想(ノクターン)(http://www.marunoku.com/』でライブでした。

 『スタンダップコメディ』とは、演者が一人でマイク一本でステージに立ち、客席に向かってしゃべりかけるスタイルの話芸。笑いの中に社会風刺や皮肉などを織り交ぜながら、様々な事象について語り、欧米やアフリカなど世界中でコメディの主力となっているそうです。

 場所は札幌市中央区の円山公園付近の地下ライブハウス『円山夜想(ノクターン)」。このライブ終了後は、サッカーワールドカップの日本の試合のパブリックビューイング会場にもなるようでした。

 ここでは様々なライブのラインナップ!

 とにかく2時間、途中休憩を挟んで一気にしゃべり倒す勢いは素晴らしかったですし、それぞれのお話も納得することばかりでした。特に印象に残ったのは以下の通り。

* 銀行窓口でのやり取り

* 皇室報道の現状に対して

* 志村けんとの思い出の数々

* 家庭での夫婦のやり取り

 2007年、2009年には東京の日比谷野外大音楽堂で単独お笑いライブを敢行し、それぞれ2000人のお客さんを集めました。この間、吉本興業ぜんじろう(https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=709)、ラサール石井(https://ishii-mitsuzo.com/talentlist/%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%9F%B3%E4%BA%95.html)とともに「日本スタンダップコメディ協会(https://standupcomedy-japan.com/」を設立し、会長に就任、日本全国ツアーなどを行う一方で、海外でもロシア、中国、台湾、韓国、メキシコなどで現地の言葉でコメディを敢行しています。

Lionel氏、3年ぶりで!

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 ここ3年間、コロナ禍の海外からの入国が難しく会っていなかったLionel氏、久しぶりの日本滞在中に東京で昼食をご一緒にしながら、この間の溜まっていたお話の機会があり、大変面白かったですね。同じコロナ禍・ロシアのウクライナ侵攻を体験しながら、違った立ち位置からのコメントは私にとって貴重です。

Facebookのプロフィール写真

 その中から幾つかを。

* スイスから日本への飛行機便、途中乗客の一人の体調が悪くなり、急遽北京空港に緊急着陸。その途端に一斉に全員が機内でマスクを付けることに、ゼロコロナ政策の徹底は機内にも及んでいた。

* 日本国の負債の累積が心配、少子化でしかもこれまでの累積財政赤字は全て後代負担、所得も伸びない低成長時代に若者が支払う原資をどこから見出すのか。国内の富裕層はそんな国から移住していくのではないか、事実、香港、大陸中国からヨーロッパ諸国にすでに移住は始まったいる。

* ヨーロッパ各国の政治状況、昔は左翼といえば工場労働者とかだったが、今では複数の国で公務員等が中心で環境・人権等の理想主義的理念の基づいて形成し、それに対していわゆるエッセンシャルワーカー、工場労働者は、日々の生活に困窮して右翼的発想になる傾向、基本的に国民の格差、移民・難民の広がりがその原因。各国は自国最優先の政策に回帰し、グローバリズムとの矛盾に行き詰っている感。

* ロシアのウクライナ侵攻について、ウクライナはこれまでにロシアとの様々な歴史的確執があり、建国後はまだ30年の国。西側メディアはプーチン叩きで溢れているが、ヨーロッパ諸国、アメリカはそれぞれの国の思惑で関わっているのが現実ではないか。アメリカは距離を置きながらひたすら武器輸出で武器見本市の意味合いも。

* 日本だけがコロナ禍の今もマスク着用をほぼ全国民が守っているが、ヨーロッパではもう誰もマスクなどしていない。以前からマスク着用の習慣が社会に定着している社会だからなのだろう。

 以上、思い出せるだけを書き留めましたが、私は10月のハンガリー訪問でも感じましたが、特にウクライナ問題の捉え方、難民・避難民への受け止め方は、地政学的に近いゆえの認識の違いを強く感じました。昨今、台湾問題に関するフォーラムでも理解しましたが、ウクライナ問題を台湾有事に置き換えると、アメリカのスタンスが容易に想像できて、日本が巻き込まれるどころか対中国との当事者になりかねない、そして今、武器購入ほか防衛費の増額方針もアメリカの影を感じ大きな方向性の誤りだと思わざるを得ませんね。

 日本国内の論評、マスメディア報道だけでは、大きな歴史の転換点を見誤る気がします、これからも幅広くこれまでのネットワークを活かして正しい現状認識につとめたいものです。

師走 2022

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 11月末は栃木県、東京都への出張、そして今日、2022年師走を迎えました。

 先ずは栃木県益子町、落葉が一面に広がり、晩秋の美しさを醸し出して。都会のマンション前では、これらの落葉が「困ったゴミ」と認識される昨今、植物へのリスペクトもなく日本社会の疲弊を感じる時もありますね。

ワグナー・ナンドール記念財団前の道

ワグナー・ナンドール記念財団前の道

 JR宇都宮駅では佐野ラーメンと餃子・日本酒で今年の仕上げです。来年こそは本場の佐野市に行って、ラーメンのはしごをしたいものです。

 そして東京、寺島実郎さんのリレー塾、今回もアメリカ・中国の今、そして日本の立ち位置、濃密な第一人者3人の鼎談でした。寺島さんの今月中に発売になる新著も楽しみです。

今回初のリアル参加!

今回初のリアル参加!

 東京都丸の内と御成門付近、師走ですね。ヨーロッパ各国ではエネルギー高騰の折から、今年はクリスマスのライティングは軒並み中止で、街なかは真っ暗とか、どこか多少の罪悪感も感じる今年の師走です。そして、羽田空港もクリスマスツリーが飾られて師走ムードです。

 丸の内で久しぶりに丸善で立ち読みしていると、『山本義隆』の文字と『原子・原子核・原子力』の文字が飛び込んできました、山本義隆さん未だにご健在ですぐに買いました、読むのが楽しみです!!

 そして札幌ではいよいよ雪が降ってきました。

半藤一利、戦争を解く!

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 NHK総合『半藤一利、戦争を解く(https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/LG7JG59QNK/』は、その緻密な取材と資料に裏付けられた鋭い視線で歴史の考察をされていたドキュメンタリー作家の執念を追っていました。

 昨年享年90歳で亡くなった作家・半藤一利さん。遺品に「日本のいちばん長い日」草稿ノートが残されていました。1945年、終戦前日からの24時間、政府首脳ら「和平派」と陸軍将校ら「抗戦派」の苦悩・葛藤が克明に浮かび上がってきた記録です。戦争終結の妨げになった要因とは何だったのか、そこから読み解いていきました。その後も続く戦争に対して、自らの戦争体験からの視座は今の私たちにとって羅針盤です。「正義」という名の「熱狂」、それを防ぐものは何なのか、いつも問い続けていました。

 ソ連のアフガニスタン侵攻が始まった1979年の大論争『戦争と平和』、「文芸春秋」編集長だった半藤さんが仕掛けた大論争でした。

 お亡くなりになる前日、奥様への最期の言葉は「『墨子』を読みなさい!」だったとか。

 半藤一利さんが追い求めた「戦争のない世界」という理想、熱狂が戦争を生み、その熱狂を作り出すのは人間であるというお言葉、今の状況にも響く重たいものです。

Eテレ『ブラッドが見つめた戦争』

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 2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻から今日まで、メディアでは様々の報道がされていますが、ウクライナ国内でのジャーナリスト他の方々の人生を追いかけた番組は特に興味深いものがあります。

NHK・ETV特集『ブラッドが見つめた戦争~あるウクライナ市民兵の8年(https://ortus-japan.co.jp/2022/10/31/%E3%80%9011%E6%9C%885%E6%97%A5nhk-e%E3%83%86%E3%83%A』もその一つでした。

~~~~~~~~~~~NHK教テレビHP番組HPよりhttps://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/RKJV24KQQ1/

 ウクライナの戦争の最前線で映像を記録・発信している市民兵がいる。ヴォロディーミル・デムチェンコ。2014年の「マイダン革命」をきっかけに、仕事をやめて軍に志願。ドンバス地方の戦闘に参加したのち世界放浪の旅に出たが、今回ロシアの侵攻が始まると、再び一市民兵として志願した。私たちが入手した彼の映像日記は500時間を超す。番組では、この長尺の記録を通じて、ひとりのウクライナ青年の8年間の心の軌跡を描く。

~~~~~~~~~~~引用おわり

 2014年のクリミア侵攻時にカメラマンの身で兵士を志願し、一度はごく普通の市民に戻り世界を取材した後、再度今回のロシアによる侵攻で戦闘の激しい南部に志願する姿、郷土、国を愛する本来の強い意志に引き込まれます。この番組はNHK新人ディレクターが制作したもののようですね、素晴らしい着眼です。

 8月のNスぺ『戦火の放送局』に続いての優れた番組でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=44845

 こちらは別のNHKの番組だったかもしれませんが、ヨーロッパの対ロシアとの関係で、ハンガリーのオルバン首相のこの間の動きを紹介していました。2014年オルバン首相の記者会見に同席していたテーケシュ・ラスローさんを見つけました。つい先月、ハンガリーのブダペストで久しぶりにお会いしましたが、確かこの会見時はEUの評議員だったと思います。

* テーケシュ・ラスローさん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%82%B7%E3%83%A5

 いずれにせよ、今ヨーロッパはエネルギー・食ほか大きく歴史的大転換を迎えている気がします。

北海道農業の未来@『北海道道』

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 北海道のNHKローカル番組『北海道道(https://www.nhk.jp/p/hokkaidodo/ts/2J211716Z5/)』、今回は北海道農業・酪農に関するテーマ、帯広畜産大学の谷昌幸先生が登場でした!!谷先生たちのプロジェクトに同行して、アフリカ訪問は忘れらない思い出、その他『アースカフェ』プロジェクトでも栗山、帯広で何回もお世話になっています。

* アフリカ旅行ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%A3

 今回も北海道の「土壌」について、大変分かりやすくご説明されていました。それにしてもテレビカメラの前での堂々たるお姿、語り、これから出演オファーが増えること間違いなしの魅力でした。

 ウクライナ情勢、円安、中国の国際社会での一層の台頭により、日本の農業の構造的改革が迫られていることをあらためて痛感した時間でした。

『INAZOサミット』、再び札幌で!

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 「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」が声掛けをして始めた『INAZOサミット』、初回は札幌で開催し、順次、花巻、十和田、盛岡と続いて、今年再び札幌で『第五回INAZOサミット』を開きました。この5年間の活動の進化を表現できたと自負しています。

* これまでの『INAZOサミット』記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=INAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88

写真の説明はありません。

当日早くからの準備

当日早くからの準備

 受付の皆さんも早くからご苦労さま!

 第一回に続いて今回も実行委員会委員長は宮澤洋子さんでした。

 今回の司会は鶴羽佳子さん、私の千葉大学教育学部の後輩になります。

* https://ameblo.jp/tsuruhayoshiko/

司会の鶴羽さん

司会の鶴羽佳子さん

 冒頭はこの会の趣旨と活動報告を松井博和理事長から。

 続いては私から『INAZOサミット』のこれまでの経緯をご説明しました。

 今回は、若い世代の参加・発表も多く、2030年、2050年に向けての力強いメッセージが。

 そして北海道大学からはSDGsに関して岩渕和則教授からの深いお話も。

* https://sdgs.hokudai.ac.jp/

 今回の趣旨、「SDGsの実装化に向けての事例1」として、水野雅弘さんからは実装化プロジェクトの興味深いプレゼン。

SDGsが生み出す未来のビジネス(できるビジネス)

 「SDGsの実装化に向けての事例2」として、地元企業の取り組みは(株)テックサプライ(https://www.tec-supply.jp/)の幡優子社長。サーキュラーエコノミーの実装化実現に向けてのこの間の活動、今後の展望について熱弁でした。

 サプライズ演奏は、第一回でもオープニングで登場して頂いた杉田知子さんのバイオリン、『You raise me up』は心に染み入りました。

* 『You raise me up』ーー> https://www.youtube.com/watch?v=qe6AXBu9DzA

 各テーブルでの意見交換・交流の時間もたっぷり。老いも若きも、多様な所属の皆さまとなかなか貴重な時間となりました。

 途中でどうしてもお帰りになった方もいらっしゃいましたが、最後は記念撮影、皆さん実にいい笑顔でした。

『バタフライエフェクト』(18)

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 映像の世紀シリーズバタフライエフェクト、今回は「ソ連崩壊 ゴルバチョフとロックシンガー」です。

* https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/NR82Y3XGL5/

 ソ連崩壊は1979年のアフガニスタン侵攻によって始まりました。短期間で終わらせるはずだった軍事作戦は10年に及ぶ泥沼の戦争となり、西側諸国の経済制裁とソ連自身の戦費拡大で、危機を迎えた時に登場したのがミハエル・ゴルバチョフでした。一方、ペレストロイカの中で若者たちの絶大な支持を集めるロックバンド「キノー」が誕生し、ヒット曲「変化!(https://www.youtube.com/watch?v=ZcdO5GkrrQk)」は、自由を求める人々を鼓舞し続けました。

 ロックバンド「キノー」のヴィクトル・ツォイはカリスマに。

 『ろっ骨レコード(https://www.youtube.com/watch?v=BZTe6I9A7J0)』も。

 こなん方々もこの時代に深く関わっています。

 私たちが生きている時代にソ連邦の解体を目の当たりにし、今もなお続く歴史に関わっている重要な人たちです。

 この番組に先立って、10月上旬に放映されたNHK教育『ゴルバチョフの警告』も見応えがありました。

* https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/8Z3Y3MRJGL/

道傳愛子さんと

道傳愛子さんと山内聡彦さん

* 道傳愛子さんの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%93%E5%82%B3%E6%84%9B%E5%AD%90

 ドイツのコール首相との交渉も。

 そして歴史的な米ソ核軍縮交渉妥結。

 そして、道半ばだった全欧安保首脳会議。

 戦争は20世紀で終焉したかと思っていましたが、今のロシアによるウクライナ侵攻を見ていると、どうやらまだまだ人間の知恵では乗り越えられない時代が続くのでしょうか。それでも、以前に品川正治さんがおっしゃっていたように、「戦争を始めるのも人間、それを終えるのも人間」とのお言葉の重みを痛感します。

* 品川正治さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%93%81%E5%B7%9D%E6%AD%A3%E6%B2%BB

『バタフライエフェクト』(17)

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 最近のこの私のブログ、テレビ番組の紹介に終始して肝心の私自身のコメントが少なくなっていると感じています。その理由の一つは何かと多忙で紹介するに留まっている時間的問題、もう一つは、私の知らなかった歴史的事実、相関関係等、ただただ新鮮な情報を知ったという感動によるところが大きい気がします。今後も番組HPで詳細は語られているのでそちらのサイトを掲載することで代えさせて頂き、できるだけ私の感想も書き加えようと思います、まずは弁解でした。

 ずっと追いかけている「映像の世紀『バタフライエフェクト』」シリーズは、年末を迎えて再放送もあったりですが、引き続き興味深い内容が続いていますね。

 今回は二つの番組を同時にアップします。

* 『虐殺と黙殺』

https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/2ZZ785ZYY2/

* 『大恐慌 欲望と破滅の1929年』

https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/5MKN6Y5WQG/

「ジェノサイド」

 第二次世界大戦時、ナチスのユダヤ人大量虐殺を、イギリスのチャーチルは「名前のない犯罪」と呼び、その悲劇を繰り返さないために、戦後世界は「ジェノサイド」という概念を生み出して「戦争犯罪」と認定し、1948年にジェノサイドを禁止する条約に世界が賛同、新たな時代を迎えたと誰もが歓迎しました。しかし条約は現実の前に限界を露呈し、その後も悲劇が繰り返されてきました、なぜジェノサイドを止められないのか、人類の悲劇と失敗の物語です。

 ユダヤ人大量虐殺の存在は事前にヤン・カルスキの諜報活動、連合軍の航空写真によりアメリカに伝えられていましたが、当時のルーズベルト大統領ほかは取り合わず、莫大な犠牲者を出しました。

 戦後世界は「ジェノサイド」という概念を生み出して「戦争犯罪」と認定し、1948年にジェノサイドを禁止する条約に世界が賛同しました。

 しかし条約は現実の前に限界を露呈し、その後も悲劇が繰り返されてきました。アフリカ・ルワンダでPKO部隊司令官としてジェノサイドと闘ったロメオ・ダレールも孤立します。

 次の番組は
『大恐慌 欲望と破滅の1929年』です。

 1929年10月24日、ウォール街を突如襲った株価大暴落『暗黒の木曜日』を皮切りに、世界は大恐慌に陥り、多くの人生が狂わされました。「ブロードウェイの父」と呼ばれた演出家フローレンス・ジーグフェルドは破滅、全米に愛された天才作家フィッツジェラルドの人生も転落。その一方、市場崩壊を見抜いた伝説的な相場師ジョセフ・ケネディはいち早く売り抜いて巨万の富を築き、やがて大統領の父となります。永遠の成長を信じた人々の欲望と破滅の物語。

 「ブロードウェイの父」と呼ばれた演出家フローレンス・ジーグフェルドは破滅。

 一方、市場崩壊を見抜いた伝説的な相場師ジョセフ・ケネディは、いち早く売り抜いて巨万の富を築き、やがて大統領の父となりました。

 歴史の二面性、あらためて映像の力、記録の再現性、アーカイブスの凄さを感じます。

著書・ドラマ『パチンコ』!

Posted by 秋山孝二
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 先月末に開催された国際シンポジウム「 グローバルな物語としての『パチンコ』-『在日』の表象と植民地主義の記憶」は、大変興味深いお話と議論でした。

* https://www.imc.hokudai.ac.jp/rfmc/event/202210/002842.html

 【開催趣旨】~~~HPより
 「歴史認識」が大衆文化として消費される歴史修正主義の時代を私たちは生きています。日本の戦争責任の問題解明を担ってきた専門家の研究やジャーナリストの映像作品に裏づけられる学知は、こうした言説空間ではあまり有効なファクトチェックとしての機能を果たせていません。それどころか、学知よりも情動的な主張を展開する歴史修正主義の組織的な動きは、「戦後50年」に向けて表明されることで一定の共感を引き出した「歴史認識」のコンセンサスを掘り崩しています。
 学知と社会の間隙がますます乖離する時代に、「加害」と「被害」の対立的構図を超えて、東アジアでは、互いに共感できる歴史/物語をいかにして築きあげることができるのでしょうか。そのような意味において、在米コリアンのミンジン・リーの同名小説をドラマ化して2022年に配信を開始したApple TV+シリーズ「PACHINKO パチンコ」は「良質な物語」といえます。一方で、ディアスポラの普遍性に訴えるドラマ的効果が「在日」の単調な描写によって劇的になることは、国民国家とグローバル資本が生産する歴史叙述のあいだにずれが生じる歴史的リアリティへの問いを提起します。本シンポジウムでは、グローバルなメディア消費が普遍的となる状況に鑑みて、歴史的リアリティは誰に向けて、どのように構築されるのか、またそれらが消費され再生産されるスタイルに照準をあて、国内外の研究者がこれからの学知と社会とのあり方について議論します。

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◎基調講演 「パチンコ」と在日コリアンの「社会資本」−歴史とフィクションのはざま
テッサ・モーリス・スズキ(オーストラリア国立大学)

◎座談会 ドラマ「パチンコ」から考えるグローバル・メディア時代の記憶と忘却
テッサ・モーリス・スズキ/鄭炳浩(漢陽大学)/姜信子(作家)

◎パネルディスカッション 「在日」からみたディアスポラと植民地主義
倉橋耕平(創価大学)/深沢潮(作家)/ハン・トンヒョン(日本映画大学)/伊地知紀子(大阪公立大学)/宮地忠彦(専修大学)

司会:玄武岩(北海道大学)/金敬黙(早稲田大学)/李美淑(東京大学)

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 学知と社会が乖離する時代、東アジアで互いに共感できる歴史・物語をいかにして築き上げていくか、今を生きる私たちの課題だと再認識しました。

祝 公法協50周年!

Posted by 秋山孝二
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 『公益財団法人公益法人協会(https://kohokyo.or.jp/』は今年で創立50周年を迎え、先日、東京でその記念シンポジウムが開催されました。私もこの財団の評議員をお引き受けしています。

* https://kohokyo.or.jp/research/report/50thsympo/

 開始予定時刻よりもかなり前から参加者が着席していました。

基調講演「公益法人のガバナンスと成長戦略」

パネルディスカッション「公益法人制度の環境と課題―10年を振り返る―」

同「多様化する社会と公益法人―展望と提言―」

を踏まえ、同シンポジウムのまとめとして、「大会声明2022」を発表しました。声明は、

Ⅰ「新たな事態に対応するための施策の要望」

Ⅱ「現行の法令等に対する改正や修正の提言」

Ⅲ「公益法人のあるべき姿」

の3部から構成されています。

* 『大会声明022』ーー> https://kohokyo.or.jp/non-profit/kohokyo20221019/

館山の秋 2022

Posted by 秋山孝二
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 千葉県館山市は私の第二のふるさとです。先日、久しぶりに安房高の近くの小さな自分の家に泊まり、翌日早朝には近くの鏡ケ浦を散策しました。ピリッとした空気が新鮮でマスクを外して深く呼吸すると、肺の隅々まで染み入るのが分かります。

* これまでの館山関係記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%A4%A8%E5%B1%B1

三浦半島方面を臨む

北条海岸から三浦半島方面を臨む

 パノラマ写真で撮影するとこんな感じ。

 鏡ケ浦には観測船が停泊しています。

グローバル金融の視座、一筋の光

Posted by 秋山孝二
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 長いお付き合いの外資系金融会社のミニフォーラム、虎ノ門ヒルズで開催されました。東京もどんどん変わっていっているのですね、新しい高級ホテルも次々にです。

虎ノ門ヒルズ

虎ノ門ヒルズ

 ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー・食糧危機、北朝鮮の相次ぐミサイル発射、各国のインフレ懸念、円安による日本国内の物価高等、普段国内で暮らしていると何とも鬱陶しいニュースばかり、国際金融の視点からの議論はまた一味違って新鮮です。それにしてもアベノミクスの真摯な総括もなく、日銀はただこれまでの政策を継続という無策。更にこの難局を財源の当てもなく数兆円をバラ撒いての人気取りにもならない政策、後代負担も一層ひどくなる昨今の政治の劣化に、私は海外の金融会社の展望に一筋の光を見出す気持ちです。

 憂いてばかりいても前には進めません、私の関わる複数の財団は、こんな状況の中でも事業を継続する財源を捻出して、多くの皆さまを応援し続けていく覚悟を新たにしたひと時でした。