メディア・アンビシャス大賞は?

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 2

 優れた取材による報道を褒めようじゃないかという素朴な集団、「メディア・アンビシャス(http://media-am.org/?page_id=2)」が、今年も大賞ほか、映像部門と活字部門の選考が始まっています。大賞他の授賞式は、今年は2月26日午後6時から、中央区南3条西6丁目シアターキノ(http://theaterkino.net/)で予定されています。

 マスメディアへの批判は巷にたくさんあり、私も日々感じている所ですが、そんな中でも、地道に番組制作に挑戦し続けている方々がいらっしゃるのも私たちは知っています。「視聴率」に日々追い立てられながらも、このような方々に対して少しでも励みになるのならとスタートしたこの市民の集まりは、毎月の例会を経ながら、年1回、その年に報道された映像・活字部門に分けて、会員の議論で選考を行います。今年も力作が多く、議論も盛り上がってきています。これまで、例会等については、数回この欄でも記載しました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7210

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12747

 それにしても、私たちは日々の忙しさに紛れてしまって、数々の重要な事実さえ置き忘れていることを痛感します。それらを丹念に掘り起こし、拾い上げて、時間を掛けてドキュメンタリー等に仕上げるジャーナリストたちの技(わざ)は、今の混とんとする国際情勢ゆえにきわめて重要な仕事と思います。昨日・本日と、映像系のノミネート作品をあらためて観ていて、担う皆さま方のご努力に頭が下がります、情報をただ「消費するだけ」ではいけない、賢い市民になって、今日からの活動に活かさなければと。

 2011年の3・11以降、調査報道の価値が一層語られてきています。一方的な記者会見の垂れ流しは、マスメディアの怠慢ではありますが、昨今、インターネットにアップされるインディペンデントメディアからの報道、世界の専門家からのメッセージにより、その気になればかなりの多様な情報を手に入れる環境でもあります。放射線被曝問題では、世界の研究者が実に的確なコメントを掲載しているサイトもたくさんあります。むしろ、日本のこの分野の研究者、自然科学に身を置くアカデミックセクターの人間達の沈黙に憤りを感じるのは、私一人ではないのではありませんか。「科学者の良心」といったものがどこへ行ってしまったのか。今、自国民にこれまでの研究に基づいた信念を語らずして自分の存在はいか程のものか、私はそう問い詰めたい気持です。

 どんな時代にもどんなセクターにも優れた人々は生きている、わずかな鉱脈を手繰り寄せるような作業が、3・11以降の日本社会の市民には必要なのでしょうね、それが今を生きる私たちの責任だと思います。

学校林100周年沿革誌

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 北海道札幌南高の学校林(http://www.rikka.net/officer/)は、今年度で100周年を迎え、今、その「100年沿革誌」の編纂の大詰めを迎えています。私は編纂委員会の一委員として、この間関わってきていますが、3月末の出版を目標に、最終の議論を年明けから行っています。

 学校林については、これまで何回か書いてきています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6209

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13836

 

 この学校林は、1911(明治44)年、当時皇太子だった大正天皇のご来道を記念して行われた造林を機に、当時の学校長山田幸太郎先生の構想により設立され、現在では「一般財団法人 北海道札幌南高等学校林」が運営しています。白旗山山麓の約121haに及んでおり、毎年一年生が枝打ち作業に行く他、山菜採り、キノコ狩りといった散策会も行われています。又、国蝶であるオオムラサキの繁殖計画、その繁殖するエゾエノキの植樹ほか科学部のフィールドとしても活用されており、平成18年度全日本学校関係緑化コンクール学校林活動の部で北海道の高校では初となる「特選(農林水産大臣賞)」を受賞しました。

 沿革誌には、その設立から今日までの経緯、及びこれまでに関わって来られた多くの先輩諸氏からの寄稿、さらには今後の「グランドデザイン」についてもその概略を記載する予定です。「未来は予想するものではなく、創り出していくものである」を合言葉に、これまでの先人のご尽力に感謝しながら、これからの世代に託す夢も含めて、歴史を紡ぐ作業として努力したいと思っています。明治・大正・昭和・平成と、100年の歴史を見続けたこの森の木々は、自らの樹木の変遷としてその時間を記憶しています。

 「グランドデザイン」の理念には、以下のフレーズを書き留めるつもりです。3月末発刊、乞うご期待!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~学校林は、白旗山の一部をなし、複雑な沢や尾根をもつ多様性と魅力のある森林です。この森を潤した水は、厚別川から石狩川へ、そして日本海へと注ぎ、海の命とつながる位置にあります。そして学校林は、教育の場であり、同窓や地域の交流の場であり、自然資源を生み地域経済に資する場であり、世代間の架け橋でもあります。連綿と続く札幌尋常中・札幌中・札幌一中・札幌一高・札幌南高の歴史とともに歩んできた学校林は、これからも六華同窓の縁とともに、美しく豊かに続いていきます。学校林は、参加型の共有資源『コモンズの森』、いわば六華みんなの森、「六華フォレスト」です。~~~~~~~~~~~~~~~~~

中田久美の挑戦

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 バレーボール女子の中田久美さん、彼女が10代の時から私も注目していたアスリートです。しばらく幅広い人生勉強を経て、昨年、久光製薬女子バレーボール部(http://www.springs.jp/team/)の監督になり、年末の全日本女子選手権で、見事優勝しました(http://www.springs.jp/result/2012/24tennouhai/final/20121219_001042.html)。

 一方、サロンパス等で有名な久光製薬(http://www.hisamitsu.co.jp/)は、私が長年居た医薬品卸・(株)秋山愛生舘時代に、大変お世話になった医薬品メーカーで、中富博隆社長はもちろん、そのお父様の時代からも長い間お取引を頂いていました。もう30年以上前になりますか、私が営業本部長として社員を引率し、九州の鳥栖(とす)工場見学時に、併設していた体育館で練習中のバレーボール女子部員を前に激励の訓示をしたことを思い出します。また、1998年4月に(株)スズケンと合併する前、最後の海外出張が久光製薬ベトナム工場見学でした、ホーチミン、ハノイ等、私が生きている間には訪問できるとは思っていなかった土地に足を運び、「ベトナム戦争」の現地を肌で感じた旅であり、一生忘れることができません。それゆえに、今回の「優勝」への思いは、私にとってもひとしおでした。

中田久美「監督」

中田久美「監督」

 私のバレーボールへのこだわり、2008年10月からこんなに書いていました:

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=296

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1904

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2967

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6488

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11401

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12137

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14041

 また、スポーツの指導者として尊敬する方についても記載しました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1904

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=5299

 

 指導者の力量・情熱・執念、アマ・プロ問わず、選手のモチベーションを上げる術(すべ)を知っているかどうかなのでしょうね、組織のリーダーの必須要件だと思います。

生態系の復活に挑む

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

  正月番組、BSフジ「Earth Walker」第二夜「~幻のオオカミに逢う~:http://www.bsfuji.tv/earthwalker/02.htmlに、北海道の道東・標茶町虹別、(株)オオカミの森の主宰・桑原康生(http://www.howlin-ks.co.jp/)さんが出演しました。

 これまで私も数回訪問させて頂いています。桑原さんに乗馬を教えてもらったり、一緒に渓流釣りをしたり、ある時は彼のオープンジープで近くの川からの帰り道、とてつもない雷雨で全身ズブ濡れになったこともありました、本当に久しぶりにびっしょりで、心地よかったから不思議ですね。また、ログハウスの宿泊では、天井内側にコウモリが出現、夜中はオオカミの遠吠えが夜空に高く響き渡り、ひと時野生の森を感じながらの夜でした。

ホッキョクオオカミ
ホッキョクオオカミ

標茶町虹別の桑原康之さん

  オオカミは、歴史的にも「神」として奉られていました、三峯神社(http://www.mitsuminejinja.or.jp/new/index.htm)の紹介も。

大口真神(おおぐちのまがみ:http://www3.ocn.ne.jp/~snowwolf/wolf/myth/makami.htm)~真神(まかみ)は、現在は絶滅した日本狼が神格化したもの、なぜオオカミが神だったのか、それは肉食生態系の頂点に立つ存在だったからではないでしょうか。

 番組では旅人として滝川クリステルがレポーターでした。世界最初の国立公園・米国イエローストーン国立公園(http://www.nps.gov/yell/index.htmhttp://www.uswest.tv/wyoming/wy_02.html)でのオオカミ再導入による生態系復活の試み(http://www.asahi.com/shimbun/nie/kiji/kiji/20121214.html)も興味深かったですね。ここまでに至る間に、約30年の議論があったようです。

 日本でも、全国の幾つかの地域で「オオカミの再導入」が検討されています。有害鳥獣の駆除効果が期待される反面、マングースのように生態系に悪影響を及ぼしたり、オオカミが家畜や人間などを襲う危険性も指摘されていて、議論はなかなか進みません。そもそも「生態系の回復」というよりも、「駆除効果」とかの場当たり的数合わせみたいな議論に終始しては、多くの方々の賛同は難しいような気がします。「生態系の回復」という課題と正面から向き合う覚悟を示さないとですね。

 番組でのクリステルと博士のやり取りは少々物足りなかったですね、一観光客レベルの映像は、せっかく桑原さんからアドバイスを得ていながらもったいなく思いました。それにしても広大なイエローストーン公園だからできる再導入の試みだったのかも知れません、野生動物と人間との距離感が日本とは全然違います。

 20年近く前にアラスカに行った時も、同様の印象を受けました、人間の暮らしと野生動物との距離感、日本は近づき過ぎているのでしょうね。もちろん、人間側が近くに寄り過ぎてきたのですが。昨年来メディアでも紹介される札幌市内での熊の出没も、同様な理由によるものでしょう。

 オオカミと言えば、昨年の演劇「狼王ロボ:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11192」を思い出します、今年の1・2月の「演劇シーズン冬:http://s-e-season.com/season/2013/winter/」で再演があります。また、生態系の回復では、一昨年のヒグマの話(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6054)も忘れられないです。

 オオカミによる「生態系の復活」、私の生きている内に是非北海道で実現を見たいですね!

映画「ハーブ & ドロシー」の第二弾!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 2

 一昨年の4月に、全国の独立系の映画館で、札幌ではシアター・キノで上映された映画「ハーブ&ドロシー(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8050)」は、大好評でした。国内外で多くの賞を受賞し、とりわけ日本でも5万人を越える皆さんが映画館に足を運んだようです。

 昨日は、今年3月封切予定の続編・第二弾の映画「ハーブ&ドロシー50×50:http://motion-gallery.net/projects/herbanddorothy5050のプロモーションを兼ねて、前作無料上映会が開催され、佐々木芽生監督もご挨拶・アフタートークで登壇されました。第二弾の映画の日本語名称も「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの」と決まったようです、彼女は札幌出身、私の高校の後輩です。

会場ロビーでご挨拶に立つ佐々木芽生監督

会場ロビーでご挨拶に立つ佐々木芽生監督

 前作は、郵便局員と図書館勤めの夫婦が、つつましい給料からアート作品を買い集め、やがて世界屈指の現代アート(ミニマル・コンセプチュアルアート)のコレクションに…そして最後は全てをアメリカの国立美術館に寄贈しました。数点売ればすぐに大富豪になれるのに、1点も売ることなく、静かにNYの1LDKのアパートで年金暮らしの二人。この夫婦の話を広く伝えたいという思いだけに駆られた佐々木芽生監督が、4年かけて完成したドキュメンタリー映画でした。

 第二弾は、国立美術館に寄贈されたハーブ&ドロシーのコレクションのうち、約2,500点を全米50州の美術館にそれぞれ50点ずつ寄贈し、小さな1LDKのアパートから始まった二人のささやかな趣味は、最後は全米50州の美術館に届けられ、次世代に引き継がれる歴史的なコレクションにまで発展する様子を記録したものです。残念ながら、ハーブさんは昨年お亡くなりになりましたが、詳細はHPに記載されています(http://motion-gallery.net/projects/herbanddorothy5050)。

 今回のプロジェクトで特筆されるのは、映画自体の評判と同時に、その資金・サポーターの集め方「クラウド・ファンディング」です。佐々木監督はHPで以下のように語っています。

~~~~~~~~~~~~~引用 はじまり

クラウドファンディングは、インターネットを使って、小額を多数の支援者から募り、アート、音楽、映画などのクリエイティブなプロジェクトを実現する、という画期的な資金調達とサポーター集めの方法です。一般の人々が気軽に参加できるという点で、文化支援における民主的なプロセスであり、欧米では、ここ2年ほどでかなり広まってきました。

私も『ハーブ&ドロシー50×50』(原題)を製作するにあたって、この4年間、アメリカの多くの財団に助成金を申請したり、企業協賛をお願いして廻りましたが、その大変さは、ここでは言い尽くせないほどです。興味を持ってもらえるのは、20~30回に一度、という状況。そんな中で救われたのが、クラウドファンディングという資金調達の方法でした。アメリカで2011年の秋に、キックスターター(Kickstarter)というサイトを通じてご支援をお願いした結果、世界中の730人ものサポーターの皆さんから、8万7千ドルを越える資金援助を頂きました。そのおかげで、製作がストップしていた映画は、撮影を終え、編集をスタートすることができたのです。

クラウドファンディングは、まさに『ハーブ&ドロシー』のスピリットでもあります。二人は決して裕福ではありませんでした。でも、わずかな公務員の収入から、自分達が払える範囲で作品を買い集め、アーティストの成長をささえてきました。その結果が、新作『ハーブ&ドロシー50×50』(原題)で見ていただく通りです。小さな1LDKのアパートから始まった二人のささやかな趣味は、最後は全米50州の美術館に届けられ、次世代に引き継がれる歴史的なコレクションにまで発展します。

世界的な景気低迷が続く今、公共、民間を問わず、 真っ先に予算カットされるのが文化プログラムです。アーティストが、活動を続けていくことがとても困難になっています。でも、この大変な時代だからこそ、私たちに生きる力を与えてくれるのが、表現者達の発信ではないでしょうか。

私はこのクラウドファンディングというメソッドが、日本でも現実的なレベルで広まり、 アーティスト、音楽家、映画監督、演劇、あらゆる種類の表現者がアイディアを実現し、発表するための手だてとして広まれば、どんなにすばらしいだろうと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 私は前回、キックスターター(Kickstarter:http://www.kickstarter.com/から寄付をしました、T-シャツ他も受け取りサポーターの一人でした。今回、2年を経ると世の中での「クラウド・ファンディング」への関心も一層高まり、第二弾上映に当たり、新しい応援基金も生まれています(https://sites.google.com/site/hd50×50fund/)。3月末の日本での上映開始に向けて、映画を支える仕組みも大きく変化しているのを実感します。芸術をより身近に、まちづくりの原点とも共通する新しいコンセプトです!

2013年、静かなスタート

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 皆さま、新年明けましておめでとうございます、今年も宜しくお願い致します。昨年末からの後片付けが年明けまで持ち越しましたが、私にとっては今日から静かな新年のスタートとなりました。

 昨年末、FBで以下のような福島県飯館町の酒井政秋さんと新しい出会いがありました。

<参考 朝日新聞2012年12月11日記事>

■はぎとられる田畑 研究?何のため? 国が、政治が遠い

 東京電力福島第一原発の北西に位置する福島県飯舘村は、全村避難が続いている。国による除染が始まった。村民が戻るためには不可欠のはず。だが意外にも、「除染は村を壊してしまう」と訴える人たちがいる。それはなぜ?

 以下はFBでのやり取り。~~~~~~~~~~~~~

● 秋山: 朝日新聞12月11日掲載文を読みました。全く同感です。札幌で宍戸さん、菅野さんともお会いしています。微力ですが応援しています!

  • 酒井: 秋山さん、初めまして、新聞ご拝読頂きありがとうございます。
    わたしも微力ながら福島で日々やれることを地道に活動しております。これからもよろしくお願いいたします。

  • 秋山: 私たちの世代がもっとしっかりしていればと、申し訳ない気持でいっぱいです。私たちはいつまでも福島を忘れはしません。これからもよろしく!

  • 酒井: いえいえ、これは、無関心であった我々の問題でもあります。お互い力併せて行きましょう!これからも福島を忘れないでいてくれるだけでもありがたいです。励みにそして、力になります!

  • ~~~~~~~~~~~~~~
     こちらのブログに彼の記事の詳細も:http://haredasu.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-8113.html
     
     今年の箱根駅伝(http://www.hakone-ekiden.jp/)、第3区でニセコ町出身、室蘭大谷高校卒の明治大学キャプテン・菊地賢人くんが、つい先ほど頑張って走り終えました、6位ですよ、素晴らしいですね!
     今年も宜しくお願い致します。

    2012年の大みそかに思う

    Posted by 秋山孝二
    Categorized Under: 日記
    Comment: 1

     2012年もいよいよ大みそか、皆さまにとって今年はどんな年でしたか?

     私は前半はいいペースで動いていましたが、夏過ぎからは少しずつの無理なスケジュールが影響し次第に過密になってきて、思索の時間が不足となり、年末はもうヘトヘト感で大いに反省しています。パネラーとか司会とか、ステージに立つ機会も多かったですね。気持はまだまだ旺盛なのですが、仕事の整理がつかない状態、机の上はかつてない程に資料の山、散らかってしまいました。ただ、私の能力減退というよりも、関わってきた一つ一つのテーマ・活動が「つながり」はじめて、これまでのカテゴリー分けでは収拾がつかなくなってきたような、そんな意味では「嬉しい悲鳴」とふり返っています。

     私にとって印象的な出来事は、北海道日本ハムファイターズの活躍です。この「部屋」でもこれまでたくさんコメントをしました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA)。今年は特に栗山監督の初年度の挑戦でしたが、実に立派だったし、ことに臨む姿勢から多くの事柄を学びました。ダルビッシュの札幌ドームでの記者会見に始まり、メジャーでの活躍も含めて、私の元気の素でした、ありがとうございました。

     活動としては、「エネルギーチェンジ100プロジェクト」ですね、これについてもここで何回も書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B8100)。来年は是非、北海道での「再生可能エネルギー円卓会議」を構築したいと思っています。

     もう一つの来年に向けての挑戦は、人材育成の原点、「新渡戸稲造・遠友夜学校」を札幌の教育の柱にしていく活動です。新渡戸稲造についてもここで何回も書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0)。今年は「生誕150年」でしたが、私自身は動きが取れませんでしたので、来年の「没後80年」には札幌のまちづくりとコラボレーションし、幅広い方々の参画を得て、「事業」を構築していくのが夢であり、正夢としたいですね。

     

     今年は「大正100年+1」でした。別の言い方をすると「明治天皇没後100年(http://www.asahi.com/national/update/1203/TKY201212030227.html)」、「昭和87年」で、そして「明治144年」とも。あと13年で「昭和100年」、2025年です。そんな時間軸で今を捉えて見ると、新しい歴史の気づきも生まれてきます。

     こんなテレビも気になりました、NHK教育テレビ(http://www.nhk.or.jp/nihonjin/schedule/index.html)。歴史を多面的にしっかり振りかえる、いつの時も忘れない姿勢でありたいですね。

     秋山財団も26周年を終えて、来年はさらに飛躍して参ります。これまでの資産を「つなぐ」をキーワードに、研究助成での「アウトリーチ活動」、活動助成での「ネットワーク形成」を主要テーマに、これからもイノベーションを継続して参ります。今年一年、多くの皆さまにご支援・ご指導頂き、心から感謝申し上げます、皆さま、どうかよいお年をお迎え下さい!

    トリのサロンは、これだった!

    Posted by 秋山孝二
    Categorized Under: 日記
    Comments: 0

      シアターZooで毎月開催される「Zooサロンの会:http://www.h-paf.ne.jp/salon/index.html」、今月は今年の「さっぽろ劇場祭」で特別賞・新人賞を受賞した3つの劇団でそれぞれ脚本を書いた3名の方々をゲストとしてお招きし、進行は審査員でもあった本間恵さんで大いに盛り上がりました。

    特別賞(作品賞) /intro「モスクワ」(http://intro-sapporo.com/)のイトウワカナさん(https://twitter.com/wkn_intro

    特別賞(脚本賞) /座・れら「不知火の燃ゆ」(http://hakouma.eux.jp/2012/06/shiranuino_moyu/)の戸塚直人さん

    新人賞 /劇団パーソンズ「CRY WOLF!」(http://persons.xxxxxxxx.jp/)の畠山由貴さん(https://twitter.com/personshtkym

    左から司会の本間恵さん、脚本家、イトウワカナさん、畠山さん

    左から司会の本間恵さん、戸塚直人さん、イトウワカナさん、畠山由貴さん

      観劇では読み取れなかった思いとかメッセージをお聞きすることができて面白かったですね。演劇の楽しみ方も、ただ劇場に足を運ぶだけでなく、役者とか脚本家とかと直にお話をする機会があると、一層多面的に楽しむことができます。それにしても今年は、例年以上に演劇に時間を費やしましたし、それ故に新しい喜びの境地も経験できて幸せでした。

    トリの舞台は、これだった!

    Posted by 秋山孝二
    Categorized Under: 日記
    Comments: 0

     私にとっての2012年最後の観劇はこれでした、いゃーっ、凄かったですね!

    シークレット歌劇團0931(http://www.sozo-art.com/0931_j.html10周年公演、「響奏の薔薇~その翌日に極上の宴を~(http://www.stagemind.com/item/155)」

     噂には聞いてましたが、実際足を運んだのはこれが初めて。毎年、3,500円のチケットが即完売の大変な人気です。先日の昼の公演も「シアターZoo:http://www.h-paf.ne.jp/zoo/index.html」が早い時間から満席で、もの凄い熱気でした。お客さんも黙って観てはいられません、タンバリンを鳴らし、お祝儀袋、薔薇を受け取り、私は食べ損ねましたがかりんとうまで口に、とにかくエンターテイメント満載の2時間でした。役者の皆さんは夜の部、体力的に大丈夫だったのでしょうかね?

    「シークレット歌劇團0931」とは? HPからの引用です~~

    札幌在住の謎の美女2人による摩訶不思議なミュージカルユニット。 当初札幌の音楽シーンで毎年数回開催されてきたカルト・ライブイベント『雑種天国シリーズ』 (主催:盛武札幌)の前座にシャレで出演した彼女たちだったが、その類い稀なエンターティメント性は 一気に観客を魅了し、一夜で『0931』の名を(一部の物好き達に)浸透しらしめた。その後彼女達に魅せられた多くの人達の助けを得ながら大きく(でもないが)成長し、単独公演成功 までいたるのである。はたして彼女達は何者(ばればれだとは思うが)なのか、何処へ行こうとしているのか、 それは神のみぞ知るところである。~~~~

    多数の照明を駆使!

    多数の照明を駆使!

      

    10周年記念大入り袋も受け取りました!

    10周年記念大入り袋も受け取りました!

     まさに「摩訶不思議!」、「芝居」というより「ショー」ですね、何とも表現の仕様がない面白さでした!

    民間の環境系中間支援組織

    Posted by 秋山孝二
    Categorized Under: 日記
    Comments: 2

     「認定NPO法人 北海道市民環境ネットワーク(きたネット:http://www.kitanet.org/index.html)」は、今年で創立10周年を迎えました。ここまで中心となってご支援して頂いたのは、「一般財団法人 セブンイレブン記念財団:http://www.7midori.org/index.htmlです。

     3年前に私は、環境系市民活動では全くの新参者でしたが、この「きたネット」の理事長に就任しました。この欄に何回か記載しています、こちらです(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88)。

     毎年12月に東京で、セブンイレブン財団が全国4か所で支援する中間支援団体の会合が開催されています、今年は札幌の「きたネット」事務所で初めて行われました。セブンイレブン記念財団からは井下理事・事務局長、小野さん、集まった団体は以下の通りです。きたネットからも事務局3名、理事の皆さんも多数出席して意見交換に参加しました。

    * NPO法人 地域の未来・志援センター(http://www.c-mirai.org/

    * NPO法人 エコネット近畿(http://econetkinki.org/

    * 九州環境サポートセンター(http://www.q-support.org/

    皆さん、お疲れ様でした!

    皆さん、お疲れ様でした!

      それぞれに抱える地域の課題、組織の課題、今後の展望、現状説明と熱心な議論、そして交流会等、折からの札幌の大雪の歓迎(?)もあり、参加した皆さんにとって大変有意義な時間となりました。翌日は私は欠席しましたが、さらに詳細の意見交換があったようで、来年に向けての活動の方向性も見えたきたのでしょう、皆さんの課題解決の「志」を「見える化」して、これからも共にがんばっていきたいものですね。

     来年は熊本でいも焼酎と馬刺しですでに決まったような噂もあります(!)、皆さん、今回は札幌までお越し頂きありがとうございます!

    師走の山陰は、今(3:最終)

    Posted by 秋山孝二
    Categorized Under: 日記
    Comments: 0

     鳥取から西へ走り、島根県出雲市の「出雲大社:http://www.izumooyashiro.or.jp/」へ。現在は「平成の大遷宮:http://www.izumooyashiro.or.jp/sengu.top.html」の最中で平成25年5月に御本殿完成予定、御本殿へのお参りはかないませんでしたが、拝殿(仮殿)、宝物殿は興味深かったです。10月はここは「神無月」ではなく、全国から神が集まる「神在月」、どんな賑わい(?)を見せるのでしょうか。

    島根県出雲市の出雲大社

    島根県出雲市の出雲大社の拝殿前

    現在60年に一度の遷宮が執り行われていて、平成25年5月に本堂完成予定

    現在60年に一度の遷宮中

    しめ縄の迫力はさすがです!

    拝殿でもしめ縄の迫力はさすが!

      今回の山陰への旅、目的は私の中学校の恩師・杉岡昭子先生とお話することでした。杉岡先生は教職後に札幌市に入られて、板垣武四市長時代に札幌市の国際化に大きく貢献された方です。これまでにこの欄にも書き留めています。

    http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1244

    http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2436

     今年は「新渡戸稲造生誕150周年」、来年の「没後80周年」を記念して、全国的にも幾つかのイベントが開催され、或いはプロジェクト準備が進んでいます。その中に、この札幌の地での実践としては、「札幌遠友夜学校」が特筆され、まさに「札幌の人材育成の原点」とも言うべきシンボルでもあります。今、その再評価と場所の復活、及び国際性をキーワードに、複合プロジェクトの模索中で、かなり面白い展開を見せています。これまでにこの欄では何回か書き留めています。

    遠友夜学校(まとめて3つ)

    http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1

     一方、秋山財団としても、「新渡戸・南原賞」授賞事業(http://www.akiyama-foundation.org/nitobe/)を引き受けて、それなりに新渡戸稲造の業績を追いかけており、さらに今後も継続するつもりでいます。毎年9月の東京での授賞式は大変な盛り上がりで、新渡戸稲造、南原繁を結ぶ日本の人材育成のベクトルは、今のような混とんとした時期に益々光を放つと確信しています。

     先日の杉岡先生との意見交換では、大変貴重なアドバイスを頂き、今後の活動の糧にしていこうと新たな決意をした次第です。100歳になるお母様のお世話をされながら、今もなお札幌の国際化に思いを馳せるそのエネルギーに、心から感動すると同時に、地元で頑張らねばと強く思いました。お忙しい中お時間を創って頂き、ありがとうございました。

     短い山陰の旅、「そもそもの国のはじまり」を思い描く時となりました。折しもちょうど重なった衆議院選挙、「この国のかたち」の原点を見つめ直し、あらためて自分の生きていく今後の時代、そしてさらに先の時代を考える貴重なひと時でした。

    師走の山陰は、今(2)

    Posted by 秋山孝二
    Categorized Under: 日記
    Comments: 0

     鳥取県西伯郡(さいはくぐん)大山(だいせん)町(旧名和町)御来屋(みくりや)駅は、旧山陰本線で最も古い駅だそうです。

     その近くの浜にある「後醍醐天皇御腰掛け岩(http://map.goo.ne.jp/map.php?MAP=E133.29.50.318N35.30.30.016&sw=6)」です。

    鳥取県大山町御来屋駅近く

    鳥取県大山町御来屋駅近く

      海の中にあった岩を陸上に引き上げてお祀りしているそうです。

    歴史をストーリーとして語り継ぐ、素晴らしいです!

    歴史をストーリーとして語り継ぐ、地域の知恵ですね

     続いては「名和神社:http://www.genbu.net/data/houki/nawa_title.htm」で、名和長年を祀って、名和一族以下42名を合祀しています。名和長年は、鎌倉時代末に隠岐国から脱出した後醍醐天皇を迎えて倒幕に功があり、南北朝時代には南朝について戦った武将です。歴史的人物もこの神社に多数お参りしてきた記録が残っていて、御来屋駅はその意味でも由緒ある駅として有名です。

     名和神社の旧社格は「別格官幣社」。建武中興十五社(http://5.pro.tok2.com/~tetsuyosie/sonota/kenmu15/kenmu1.html)の一社で、現在の名和靖恭宮司としばし懇談の時を持ち興味深いお話でした、社紋は名和氏の独占「帆懸船」がユニークでした。ここの鎮守の森でさえも、最近のまちづくりの道路開発、乱開発により、その保全に危機が訪れているそうです、何とも、歴史への挑戦であり冒とくですね。

    名和神社表参道

    名和神社表参道

    正面から御社を

    正面から御本殿

     とにかく、北海道と比べて、さかのぼる歴史の時間軸が違います。どんより曇ったこの日でしたが、日本海の向こうからやってきた多くの人々の足跡をたどるような不思議な時間を「味わい」ました。

    師走の山陰は、今(1)

    Posted by 秋山孝二
    Categorized Under: 日記
    Comments: 0

     師走でしたが、今回鳥取に行く機会がありました。鳥取県境港市にある空港は、「米子鬼太郎空港:http://www.yonago-air.com/」と言います。到着してまずは境港市にある「水木しげるロード:http://www.sakaiminato.net/site2/page/roadmap/map/」に直行です。

    水木しげるロード:妖怪スポットばかり・・・・

    水木しげるロード:妖怪スポットばかり・・・・

    鬼太郎です

    ゲゲゲの鬼太郎です

     水木しげる先生の漫画に登場する妖怪たち139体がブロンズ像になって境港の町に出現!! です。2010年3月8日、水木先生の87歳のお誕生日に、奥様・武良布枝さん著作原案のNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」2010年3月29日放送開始を祝してJR境港駅前に新ブロンズ像「水木しげる夫妻」も建てられました。これで境港駅前から本町アーケードの約800m(徒歩約15分)の間では、全部で139体の妖怪達が並ぶことになったそうです。

     この中に「座敷童子(ざしきわらし)」も居ましたよ。先月の「さっぽろ劇場祭:http://www.s-artstage.com/2012/」で大賞を受賞された劇団弘前劇場(http://www.hirogeki.co.jp/)の「素麺」の中にも、この「座敷童子」が出演でした、このロードでは岩手の「妖怪」として紹介されていました。

     2008年3月には境港市大正町「妖怪広場」に癒しスポット『河童の泉』が出現。「妖怪版:トレビの泉」だそうです!

    河童の泉、妖怪オンパレード

    河童の泉、妖怪オンパレード

      「水木しげる記念館:http://mizuki.sakaiminato.net/」も見ごたえがありましたね。

    元祖NPO、大集合!

    Posted by 秋山孝二
    Categorized Under: 日記
    Comments: 0

      もうずいぶん前のことになりますが、「北海道NPO昭和キッズの会:http://blog.goo.ne.jp/haruneos/e/0bc5d8e18ba153020a1ae8c455e38508」に、NPO法人ねおす(http://www.neos.gr.jp/)の高木晴光さんからお誘いがあって出席しました。

    元祖NPOの皆さん、大集合:昭和キッズの会

    元祖NPOの皆さん、大集合<昭和キッズの会>

      どんな会だったの?と聞かれれば、食べながら飲んでお話をしたと答えるでしょう。でも、そのお話が実に心地よいというか等身大というか、いいんですよね。「元祖NPO」とでもいうのでしょうか、後継者に活動を譲っていく時期との認識を持ちながら、地域の社会的課題解決を地道に実践してきた活動に裏打ちされたリアリティがあり、地に着いたお話のやりとりは市民活動では新参者の私には、大変勉強になりました。

     活動する者同士のコラボレーションは魅力的ですね、時間泥棒のようなただ座っているだけの会議もある中で、この「昭和キッズの会」はひと際輝きを放っているように感じました、高木さん、宮本尚さん、お誘いありがとうございます!

    「空席」を巡って、海外の機内で

    Posted by 秋山孝二
    Categorized Under: 日記
    Comments: 0

     今年10月に、ハンガリーに行きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14622)。外国旅行中は、普段日本国内とは違った光景に出くわす場合が多々あり、ある意味で新鮮な驚きを与えてくれます。

     そんな一例として、ハンガリー・ブダペストからフランクフルトへの機内でのできごと、私の感性がずれているのかどうか、ご感想をお聞きしたい心境です。

     ルフトハンザ航空(http://www.lufthansa.com/online/portal/lh/jp/homepage2011?nodeid=1658982190&l=ja)の早朝ブダペスト発エアバス機でしたか、私は前方の通路側「C」席で、搭乗はかなり早い方で着席していました。殆ど満席状態でしたが、暫くしても私の列は窓側「A」も「B」も空席のまま。ひょっとしたらここだけは二席空いたままで出発でラッキーかと思っていましたら、最後のお客さんが私の列の「A」席の方でした。30歳くらいのブラウン肌の男性、私が立って窓側に入った後もしばし立ったまま、何やら「フランクフルト空港の乗り換え時間が少ないから」とつぶやきながら、前の席が空いていると見つけてそちらに移動しました。私は、あそこは同じシートではあるけれど確かビジネスクラスの席のはず、移動は難しいと思ったのですが、彼は何の躊躇も無く移って座っていました。するとキャビンアテンダントの女性が案の定、「ここはビジネスクラスです」と促して、彼は再度、私の列に戻って来たのです。そして列の真ん中の席が空いたままに滑走路へと進み、飛行機は離陸しました、ここまではよくある光景かもしれません。

     こういった場合、日本の国内線、或いは私の数十年の国際線の常識としては、空いた真ん中の席「B」を窓側と通路側のお客がある意味で共有しますよね。ところが、その若い男性は、すぐに何と自分が「B」席に移動して窓側席を自分だけで占有したのですよ。私は一瞬何が起きたのか理解出来なかったのですが、しばらくそんな状態が続いていた所、またまたCAが彼に向って、「お客様、ご自分の席にお戻りになって、B席はこちらのお客様(私)と共有して下さい」と、かなりきつめに語っていました。すると彼は素直にまた戻って座り、私に向かって「ここを使っていいよ」みたいに言うではありませんか。

     私は妙にこだわって「いや、結構!」と敢えて拒否したのです、お前に言われるまでも無くそれは世界の常識だぜ、と。その後彼は、「フランクフルトからサンフランシスコに行くのだけれど、乗り換え便は間に合うだろうか」とCAに聞いていましたが、「大丈夫です、十分に時間がありますよ」と返事が返ってきていました。私の乗り換え便よりはるかに余裕のあるフランクフルト出発便でしたよ。

     恐らく、あのアメリカ人にとっては、初めての飛行機の旅だったのかも知れませんね、それにしても「空間の使い方」の国際社会、世代間ギャップを、何か目の当たりに見た気がして、時代の変化を受けとめて、「ひとり占め」が当たり前のアメリカでは、競争の中を生き抜く知恵なのかもしれないなと、乾いた殺伐とした空気みたいなものを感じました。

     ここまでつまらないことを書いてしまったと多少の自己嫌悪ですが、どうせなら嫌悪ついでに今、思い出しました、飛行機内では普段使わない表現も時々アナウンスされます。

     数年前でしたか、札幌・新千歳空港から東京に行く便、羽田空港近くで雷雲の中を下降していると、機体の床部分を前方から後方に「カーン」と抜けるような金属音がしてガタガタ揺れた時がありました。少しして機長のアナウンス、「ただ今、雷が当たりましたがご心配はいりません」と。「雷が当たる?、雷は落ちるでしょ!」、そう私は思いましたが、敢えて「落ちる」を使わない機長の乗客への配慮かと、妙に感動した覚えがあります。

     今年も随分飛行機に乗りました、特に印象的だったのは、羽田空港国際線のANA午前1時発フランクフルト行き、午前6時着フランクフルト発羽田着便のB787でした。日本仕様とのこの機体は、細かな部分に配慮が行き届き、居住性に格段に優れていましたね。数年前の香港発アフリカ・ヨハネスバーグ行きのジャンボ機最後部列とは、比べものにならない快適さでした、日々進歩の航空機ほかの乗り物、長生きして新しい乗り物にこれからも乗ってみたいですね。

     つまらない気がついたことを書き留め、ここまでお読み頂いてありがとうございます。

    サンプロな夜、ライブな夜

    Posted by 秋山孝二
    Categorized Under: 日記
    Comments: 0

     12月はいろいろな夜が。今回は文字抜きのフォトアルバムですね!

    久しぶりのサンプロメンバー勢ぞろい

    久しぶりのサンプロメンバー

      こちらは有坂さんの壮行会ライブ!ジャズあり、松山千春あり、風車の替え歌あり、熱唱ライブ。FBではレトロな昭和風フォトも。

    大谷翔平くんに拍手!

    Posted by 秋山孝二
    Categorized Under: 日記
    Comments: 2

     プロ野球北海道日本ハムファイターズ(http://www.fighters.co.jp/)がドラフト1位指名した岩手・花巻東高の大谷翔平投手(18)が9日、岩手県奧州市内のホテルで記者会見し、日本ハム入りを正式に表明しました。当初は米大リーグ挑戦を明言していましたが、再三の交渉を経て翻意。国内でプロ生活のスタートを切ることになりました、メディアの大騒ぎ等で、18歳の一高校生にとっては大変な時間だったとは思いますが、落ち着いて真摯に日ハムの話に耳を傾けた姿勢に、心から拍手を送ります。

     記者会見では、「ファイターズの一員として、お世話になった地元の方にプレーする姿を見ていただき、恩返ししたい。子供たちが目指す選手になりたい」と新聞は報道しています(http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fighters/425681.html)。テレビでも少し見ましたが、彼自身の言葉で表現している映像が爽やかでした。

     彼が大リーグを希望すると言っていた時に、私はFBでも「日本で実績をつけてからの挑戦で遅くないし、その方が本人にとってもベストの選択だ」とコメントしていたので、今回の彼の決断には、一日ハムファンとしてでなく、周囲の良識も感じて親世代の立場からも嬉しかったですね。

     それと、日ハム球団のきわめてオーソドックスな現行ドラフト制度下での選手指名、交渉姿勢に、さらに大きな拍手をしたいです。丁寧で誠実な交渉を繰り返し、指名した責任をしっかり果たした結果の翻意なのでしょうね。これに対して、星野仙一が批判しているようです(http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20121209-OHT1T00224.htm)、スポーツ報知の記事というのもアンタには言われたくない、ですよ。

     今、学校教育現場で「いじめ」が大きな課題になっていますが、今回の「翻意」に対して、学校及び本人に対して幾つかの批判メッセージが届いているとか。朝日系の「強行指名」という言葉も不適切です、大手メディアの寄ってたかっての球団、若者バッシングではありませんか。ゆがんだ今の日本社会ですね、「いじめ」は学校現場だけではなく、むしろ日本社会そのものに横たわるどす黒い風潮なのでしょう、これを子どもたちが真似してしまっているのだと思います。

     星野の言も理解できません、ドラフト制度の問題指摘はそれなりに分かりますが、日ハムも大谷翔平も、そのルールに従って誠実に、几帳面にことを進めたに過ぎません。昨年の菅野の「G以外はいかない」と言い張って、今年Gのみが指名することが問題であって、今年の大谷は何も批判される理由がありません。楽天で取れなかったことのただの腹いせとしか映りませんし、その姿は、オリンピックの試合で審判に文句を言っている星野監督の姿とダブってきます、そんな姿では選手は育ちません。

     栗山監督のあの教育者としての立ち振る舞いと表現は、彼がただ東京学芸大学の卒業であるだけでは説明できないでしょう。以前にも書きましたが、「人を育てる」ことを根本の所で、人生の目的にしているのではと、私は彼に哲学を感じて尊敬しています。言い方は大変失礼ですが、「ただのプロ野球選手ではない」、そんな思いですし、彼を監督に据えた北海道日本ハムファイターズの球団関係者に敬意を表します。http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14871

     大谷翔平くんには、しっかり体を造って、日本で日ハムの一員として活躍し、いずれは世界に大きく羽ばたいて貰いたいですね、まさに「飛翔:北海道から世界一!」して欲しい、頑張って!

    札幌劇場祭(TGR)の審査を終えて(5:最終)

    Posted by 秋山孝二
    Categorized Under: 日記
    Comments: 0

     審査会から5日経つのに、延々と芝居のセリフが頭を巡るから不思議です。

     特に、intro「モスクワ」の「わたし、ドブリニンスカヤ駅のマクドナルドに行く・・・・」のフレーズが繰り返します、リズムと響きが耳に心地よいのでしょうかね、すっかり通過点、通過点で、地下鉄に乗っていても降りそびれるくらいです!

    ドブリニンスカヤの駅で

    わたし、ドブリニンスカヤ駅のマクドナルドに行く

      「審査」の難しさについて、私は繰り返し言ってきました。たまたま先月、京都に行く用事があり、お寺の住職・寺前浄因さんのお話をお聴きしました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15178)。その中の自己紹介で彼が、当初入学した大学哲学科を退学した理由を、「大学では教授も学生も、『哲学する、探究する』ことというよりも『解釈を競う』ことに終始していたので」とおっしゃっていましたが、私には実によく理解できるのですね、その雰囲気が。

     私は、演劇の「審査」も、何か審査員の解釈・講評を競う場になっているような気がするのです。仮に審査員が創り手だとすれば、「自分だったらこうするけれど・・・」になるでしょうし、観る側だとすれば、「こう言った展開、演出だったら自分は好みだけれど・・・」みたいな感じ。いずれにしても作品製作に関わった側には余計な話、観劇した感想としてはそれぞれ価値があるのでしょうが、それが「評価」とか「審査」となると、とても私は僭越な感じが致します。一つの「尺度」程度に理解して頂ければ気が楽ですし、あまり一喜一憂して貰いたくないなと思います、本来芸術分野の価値は、「一人一人が感じる固有なもの」なのでしょうから。

     昨年でしたか、私が大通駅から続く「500m美術館」で展示を観ていたら、すぐ後ろにお母さんと15歳くらいの少し障がいをお持ちの息子さんの二人連れが歩いていました。「作品を観て思った通りを言ってごらんなさい」と、語りかけるお母さんの優しい言葉が印象的でした。

     この劇場祭(TGR)で、特にスタートラインについたばかりの将来の演劇人の皆さまには、一連の審査員の甘口、辛口のメッセージが、今後のモチベーション向上につながることを期待したいですね。

    札幌劇場祭(TGR)の審査を終えて(4)

    Posted by 秋山孝二
    Categorized Under: 日記
    Comments: 2

     公開審査会後に、いろいろ知ったことがありました、「客演」、「ロングラン」の難しさもその一つです。

     今の北海道では、演劇関係者(役者・脚本家ほか)がプロフェッショナル(専業)として生活するのはなかなか難しい環境であり、生活の糧としての「仕事」をし続けながらの公演にならざるを得ません。当然そこには「職場の都合」があり、未成年の場合は夜の時間制限等社会的制約も順守しなければなりません。一つの劇団であれば、その約束を長年共有してきていますが、客演となると、稽古・公演の時間帯等がいつもとは違い、なかなか全員が揃う場の確保が難しい、ロングランでも同様で、まさに「芝居以前の環境整備」ができていない状況なのだと思います。

     今、札幌では、「演劇創造都市札幌プロジェクト:http://s-e-season.com/about-project/」を展開中で、私はその副代表の一人です。札幌劇場祭も終り頃の先月末に、「このひとと語ろう~札幌の演劇へのアプローチトーク②~」が、第二回目として秋山財団2階で開催されました。第一回は代表の荻谷忠男さん(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14386)、来年1月17日の第三回は副代表の高堂理さんの予定です。

     今回は私と「劇団yhs:http://yhsweb.jp/」主宰・演出家の南参さんとのトーク、司会はNPO法人コンカリーニョ(http://www.concarino.or.jp/events/)理事長の斎藤ちずさんで、40名の皆さまがお集まりになりました、ありがとうございます。劇団yhsは今年で15周年の節目の年を迎えています。苦節15年(?)、一直線ではなかった様子を先日も南参さんから伺うことができました、また彼は私の中学校の後輩ということも知りました。

    中央が南参さん、右が斎藤ちずさん

    中央が南参さん、右が斎藤ちずさん

     このプロジェクトでは、札幌で、仕事として、演劇に従事する演劇人が100 人誕生することを目標としています。演劇にかかわる専門技術者は、俳優だけではありません。舞台美術、装置、音響照明、衣装、メイク、ヘアなどの技術者、広告宣伝、印刷やメディアの業界、劇作家や演出家、作曲家、演奏家、歌手、ダンサー、振付家、劇場に欠かせない飲食業、などなど、その波及範囲は極めて広いのです。演劇人が、仕事として継続的に演劇創造ができる街・札幌、そこに、多彩な技術と才能が集まります。その軸として、「札幌劇場祭(TGR)」と「さっぽろ演劇シーズン」がしっかり根付くことが大切であり、今年の審査会を終えて、今、その手応えを実感しているのは私一人ではないと思います。

     芝居のクオリティを上げることは勿論ですが、多彩な公演の場を支える、演劇にかかわる人々「演劇人」が仕事として暮らせる芸術・文化の香りの高いマチを創っていく、それが3・11以降の地域の大切な価値なのだと思いますね。

    <参考>

    代表     荻谷 忠男(北海道テレビ放送株式会社代表取締役会長)
    副代表    秋山 孝二(秋山記念生命科学振興財団理事長)
           高堂 理(株式会社電通北海道代表取締役社長)

    幹事   飯塚 優子(レッドベリースタジオ主宰)、碓井 雅博(株式会社電通北海道マーケティング・クリエーティブ局長)、尾崎  要(舞台監督)、斎藤 ちず(NPO法人コンカリーニョ理事長)、林 亮一 (北海道テレビ放送株式会社取締役報道情報担当)、三上 敦(株式会社ノヴェロプロジェクト推進室・プランナー)、右谷 誠(シアターZOO幹事)、閔(ミン)鎭(ジン)京(キョン)(北海道教育大学岩見沢校准教授)

    事務局長    平田 修二(北海道演劇財団専務理事/プロデューサー)

    ■連絡先
    北海道演劇財団 Tel:011-520-0710 Mail:office@h-paf.ne.jp
    NPO 法人 コンカリーニョ Tel:011-615-4859 Mail:mail@concarino.or.jp

    札幌劇場祭(TGR)の審査を終えて(3)

    Posted by 秋山孝二
    Categorized Under: 日記
    Comments: 0

    5) 札幌座「ディヴィッド・コパフィールド」は、協働の場としての「札幌座」の4番目の公演でした。ディケンズの自伝的小説64章の原作を2時間の脚本にまとめ、21名の役者が登場して、150以上の登場人物をあのシアターZooの空間でこなす、まさに意欲的挑戦作品だと思いました。「どこまで削ぎ落とせるか、何を残すのか」、構成・演出の清水友陽さんの葛藤を垣間見る気がしました。コパフィールドの人生、山あり谷あり、多くの人々の出会いそれ自体が彼の人生の宝物なのでしょう。多くの客演の中で、特に亀井健さん、小林エレキさんが、これまでのTPS・札幌座になかったカラーを呼び込んでメリハリが出ていて、コラボレーションの面白さがまさに発揮された作品だと思いますね。

    6) 一昨年からずっと感じていたことに、「人形劇」のジャンルの奥深さがあります。今年もこぐま座、やまびこ座でのそれぞれの劇団の公演は、皆、実に面白くメッセージも明確でした。子どもたちは勿論のこと、大人にとっても余韻の残る素晴らしい作品と演技で楽しめます。私も毎回のチラシを2人の子どもを持つ長男家族に渡して、近いうちに足を運ぶことを薦めていました。何と言っても、劇場、劇団の方々のお客さんに対する優しい眼差しが素晴らしいです。開演前の諸注意、休憩中には人形が客席に現れたり、そして、舞台では場面の転換も流れるような見せる場面として、とにかく劇場に居るお客さまに喜んで頂こうという姿勢から学ぶものは多いですね。

    7) 今年は、公開審査会後の交流会で、多くの創り手の方々とお話をすることができました。それぞれ実に内容があり、創り手の伝えたかったことをあらためて知る機会となり、私的には嬉しかったです。ただ、一方で、お話をしてみて初めて「ああそうだったのか」と分かる時、「それはそう説明を受けないと分からないよ」と思う時も多く、たった一回の観劇では、なかなかその創り手たちの意図を捉えきれない自分もよく分かっているので、可能な限り「再演」を希望したいですね。一回だけではかなり見逃しているセリフ・場面もあったり、創り手にとってもその後の手直し、作品の進化としても価値ある場だと思うのですが。時々再演を観て、「かなり修正したでしょ」と製作者に言うと、「いえ、脚本は全く手直しをしていません」などと言われる場合もあったりしますので。

    8) 7)にも関係しますが、それ故に、昨年から始まった「さっぽろ演劇シーズン:http://s-e-season.com/」企画は、再演を集めての1カ月ロングランであり、この劇場祭を踏まえてさらにすそ野を拡げる企画として期待したい所です。このTGRでの公開審査会での辛口審査が、次のこれらの企画で活かされてくると、北海道での演劇のすそ野は大きく拡がり続けるような気がします。観てお仕舞いの演劇鑑賞の「消費」ではなく、ともに創る「パートナー」としての観客に一段レベルアップすることと思います。

    いずれにせよ、多くの方々の情熱と時間を費やして創られた一つ一つの芝居を、これ程濃密に鑑賞し前後に意見交換できる場を与えて頂いた劇場連絡会の皆さまに、心から感謝申し上げます、これからも劇場に足を運び続けますよ、「審査員」ではなく応援する「一観客」としてですね!