きたネットカフェ、アフリカゾウ

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 きたネットカフェ、今回はケニアから中村千秋先生をお迎えしてのご講演でした(http://kitanet.org/event/2017/20170612kitacafe-kenyaA.pdf)。「野生動物と人間の未来~アフリカゾウから地球への伝言」と題して、アフリカの大自然から、野生動物と人間社会の調和ある共存と共生を問い直しました。冒頭は、テレビ「情熱大陸」に出演した時の動画から(http://www.mbs.jp/jounetsu/2003/04_13.shtml)。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、スマイル、テキスト

 「大自然と人間社会の小さな架け橋となって、次世代に継承していく」、ケニヤで、大型野生動物のゾウについての調査・研究を続けるかたわら、「NPO法人サラマンドフの会(http://salamandovusociety.org/」を通じて、エコツアーや地域の女性たちの自立支援活動を行う中村千秋さん。野生のアフリカゾウから学ぶ多様性について、人間との共存への示唆、コミュニティー・ワイルドライフについても言及され、さらに、大型野生動物の現状と将来に対しての警鐘を鳴らしていました。

【中村千秋さん プロフィール】
1958年東京生まれ。アフリカゾウ研究者。ミシガン州立大学大学院卒業。NPO法人サラマンドフの会代表理事。酪農学園大学特任教授。放送大学非常勤講師。アフリカゾウ国際保護基金客員研究員。1989年より、東アフリカのケニヤのツァボ国立公園とその周辺地域を拠点に、野生のアフリカゾウと地域住⺠の共存をテーマに現地研究調査、地域住民の女性たちへの支援、現地での教育エコツアーの活動を継続中。専攻は、ワイルドライフ・マネージメント、自然保護学、栄養学。テレビの「情熱大陸」や新聞などのメディアでも紹介されている。

中村千秋先生

中村千秋先生

 中村千秋先生は、酪農学園大学特任教授として札幌でも教鞭をとられていますが、この日は、先月の総会で「きたネット(http://www.kitanet.org/)」の新しい理事長にご就任になった金子正美先生もコメントされました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29962

きたネットの新しい理事長・金子正美先生

きたネットの新しい理事長・金子正美先生

 質疑応答で私は質問したのですが、アフリカゾウのオスの行動、幼い頃に群れから離れて、独り一生孤独に生きていく、ある意味では哲学的な生き方は中村先生にとっては大変魅力的だそうです。ケニア、いつか生きているうちに一度は行ってみたいですね。

きたネット総会 2017

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 環境系中間支援団体「北海道市民環境ネットワーク(きたネット)(http://www.kitanet.org/」の通常総会と同日行事が今年も開催されました。私はこの総会で、引き続き理事に選任されましたが、8年間つとめた理事長は退任し、新たに酪農学園大学の金子正美先生が理事長に就任されました。この間、皆さまには大変お世話になりました。昨年の中期計画に基づいて、こらから新理事長を先頭に、「アカデミック・サポートチーム」の形成により、さらなるネットワーク形成の構築に期待が持てます。

* 金子 正美 先生

酪農学園大学 環境共生学類GIS研究室 教授/RCE北海道道央圏協議会 会長
2016年3月に設立したRCE北海道道央圏協議会についてのお話も。
1957年、赤平市生まれ。帯広畜産大学卒業、北海道大学大学院環境科学研究科修 士課程修了。北海道庁環境政策課、北海道立環境科学研究センター 科長などを 経て、2006年から現職。共著書に『鳥の自然史―空間分布をめぐって』(北海道 大学出版会)、共編書に『自然環境解析のためのリモー トセンシング・GISハン ドブック』(古今書院)など。

 これまでの「きたネット」の記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88

 まずは総会に先立っての北海道大学教授・宮内泰介先生のご講演です。

宮内先生のご講演

宮内先生のご講演

 引き続いて定時総会も無事終了し、新しい理事長にご就任された金子正美先生による「きたマップ」の概略説明です。面としての「見える化」のツールとして、今後楽しみです!

金子正美先生&きたネット理事長

金子正美先生&きたネット理事長

「きたマップ」の活用

「きたマップ」の活用

内容の濃い一枚のスライド

内容の濃い一枚のスライド

きたマップへの期待

きたマップへの期待

きたネットカフェ、「自伐型林業」

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 今年初のきたネットカフェ、一昨年(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21700)に続いての「自伐型林業」について、中嶋健造さんのお話でした。

 今回は、昨年12月に設立した「北海道自伐型林業推進協議会(http://jibatsukyo.com/info/event/161206-hokkaido」のメンバーの多くも参加し、前回からさらにブラッシュアップされた内容は、説得力を増していました。協議会は現在会員数個人24名、団体6、これから順次増えていくと思われます。

地方創生の現実的現場からの提案!

地方創生の現実的現場からの提案!

 それに先立つ「NPO法人 自伐型林業推進協会(http://jibatsukyo.com/」の代表が高知人・中嶋健造さんです。全国を飛び回って人材育成に取り組んでいます。

中嶋健三さんの熱弁

中嶋健造さんの熱弁

会場満杯の参加者と意見交換

会場満杯の参加者と意見交換

* 日本の森林面積は国土の7割、1割の農地と比べてまずは森林活用に取り組むことが現実的

* 日本の温帯は雨も多く、材木成長は良好、樹種も豊富、スギ・ヒノキは日本と台湾のみに生育。他の温帯地域は海か大陸で、雨が少なく木も少ない。林業実施には地球上で最適地!

* 日本のこれまでの林業政策は、所有・経営・施業(森林組合)の分離、これを忠実に守ったのが都道府県

* ドイツでは林家農家が自伐型林業を実施している

* 林業(自伐型) VS 素材生産業(伐採業)(森林組合)

* 自伐型との兼業化がまず第一歩、次にくるのが6次産業化、観光 まずはすぐの現金ではないか?

忘年会、いろいろ 2016

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 環境系の(有)イーズ(http://www.es-inc.jp/)が主催する異業種交流会(http://www.es-inc.jp/network/index.html)の忘年会が東京でこじんまりと開かれました、初めての試みです。たくさんの日本酒のチョイス、甘口・辛口と随分飲みましたね。この異業種交流、今年は多様なテーマを取り上げて最先端で活躍されている方々を囲んでのワークショップが充実していました。時間的に必ずしも毎回は参加できませんが、集まっている皆さまも熱心で、企業系、NPO系、年齢も幅広く、毎回刺激を受けています、来年も宜しくお願い致します。

こじんまりと東京駅八重洲で

こじんまりと東京駅八重洲で

 一方、札幌では、環境系「認定NPOきたネット(http://www.kitanet.org/)」常務理事の宮本尚さんほかのライブ&忘年会が、ライブハウス&bar「fudge(http://www.fudge-miim.com/002/001/)」でアットホームな雰囲気の中、開かれました。原崎美也子さんと感動の料理人&ミュージシャンのKapo さん、ありがとうございました。

Fudgeのカウンター奥

Fudgeのカウンター奥

宮本尚&トランペットとベースのアンサンブル

宮本尚&トランペットとベースのアンサンブル

きたネットフォーラム 2016

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 今年の「きたネットフォーラム」は、「北の生物多様性を守るために~研究者・拠点施設と市民活動は、どう連携できるか」をテーマに、100人を越える参加者とともに大変豊富な内容で充実した時間となりました。

 セミナー開催に先立って、きたネット理事長の私から参加者の皆さまにご挨拶を。

冒頭、理事長の私から御礼のご挨拶

冒頭、理事長の私から御礼のご挨拶

【基調講演】
野生の猛禽を診る・守る~日本とサハリン、猛禽類保全活動の現場から
講師/齊藤慶輔 氏 (猛禽類医学研究所 代表 獣医師) http://www.irbj.net/
 生態系ピラミッドの頂点にいる猛禽類を守ることは、野生動物と人間を取り巻く自然環境を丸ごと守ること。釧路市を拠点に猛禽類の治療・保全活動に取組む齊藤獣医師に、傷病・死亡原因を究明し、これを元に人為的な軋轢を軽減・予防するための生息環境の改善(環境治療)の取組みや、ロシア極東サハリンにおける調査活動などについて大変貴重なお話でした。
齊藤 慶輔 氏 プロフィール(イベントチラシより)
 日本獣医畜産大学野生動物学教室卒業。幼少時代をフランスの田園地帯で過ごし、野生動物と人間の共存を肌で感じた生活を送る。94年より環境省釧路湿原野生生物保護センターで野生動物専門の獣医師として活動開始。2005年同センターを拠点とする猛禽類医学研究所を設立、代表を務める。絶滅の危機に瀕した猛禽類の保護活動の一環として、傷病鳥の治療と野生復帰に努めるのに加え、保全医学の立場から調査研究を行う。
 近年、傷病・死亡原因を徹底的に究明し、その予防のための生息環境の改善を「環境治療」と命名し、活動の主軸としている。テレビ番組プロフェッショナル仕事の流儀、ソロモン流、ニュースゼロ、SWITCHインタビュー達人達などで活動が取り上げられ反響を呼んだ。著書「野生動物のお医者さん(講談社)」で第57回産経児童出版文化賞を受賞。世界野生動物獣医師協会(WAWV)理事、日本野生動物医学会幹事、環境省希少野生動植物種保存推進員。

基調講演1 斎藤先生

基調講演 斎藤慶輔先生

全国から追っかけファンも

全国から追っかけファンも

 続いてのプログラム:

【環境中間支援会議・北海道共催プログラム】

研究者・拠点施設と市民活動のつながり~コミュニケーターとしての市民参加
~話題提供~
■現場と協働した大学院での人事育成
講師 山中 康裕 氏 北海道大学大学院環境科学院 教授 http://www.ees.hokudai.ac.jp/
■北大総合博物館を拠点としたネットワークがめざすもの
講師 大原 昌宏 氏 北海道大学総合博物館 教授 副館長 http://www.museum.hokudai.ac.jp/

基調講演2 山中先生

話題提供1 山中康裕先生

基調講演3 大原副館長

話題提供2 大原昌宏副館長

 午後からは二つの分科会、分野別情報交換会と続きました。

【分科会A】
環境中間支援会議・北海道 連続勉強会
地域を元気にする施設、施設を元気にする地域
~地域・市民・施設の共創~
【事例1】美幌博物館「小さな町の大きな博物館」
町田 善康 氏 美幌博物館 学芸員 http://www.town.bihoro.hokkaido.jp/museum/
【事例2】「地域と環境情報施設の共創による地域資源の活用」
~種差海岸インフォメーションセンター
町田 直子 氏 NPO法人ACTY 理事長 (青森県八戸市) http://npo-acty.jp/
■ディスカッション「地域と環境学習施設の共創について考える」
コーディネーター/大原 昌宏 氏
 開かれた施設(場)があることで、そこに人が集い、情報が集まります。そこから交流が生まれ、さまざまな活動や事業がはじまる、そんな地域を元気にする力が環境・自然系施設にはあるはずです。環境調査や展示物の作成などに市民の参画を得て大きく発展した美幌博物館と、地域の自然に加えて、地元飲食店や漁業者と連携し、幅広く地域振興に貢献している種差海岸インフォメーションセンター、2つの事例から、市民と施設との共創の可能性について考えました。
【分科会B】
野生との距離感、共生のリテラシー
コーディネーター/山本 牧 氏 NPO法人もりねっと北海道 代表 http://morinet-h.org/
■現状と課題
■鉛弾規制から、次の一手を考える 齊藤 慶輔 氏
■対談 山本 牧 氏×齊藤 慶輔 氏
「ヒトは、共生を学ばなければいけない」
 「自然が豊か」と言われる北海道ですが、道民はどれくらい自然界、特に野生動物について理解しつきあっているでしょうか。身近な森を散歩しない、山菜は必要以上に採取する、ヒグマは怖いが生態は知らない。ヒグマに詳しい山本牧氏、猛禽類の救護や鉛弾問題に取組む斎藤慶輔氏のお2人が、「野生との距離感」をキーワードに、餌付けや放流、駆除と保護、メディアのスタンス、鉛弾規制などを通じて、「市民と自然の将来像」を語り合いました。
【分野別 情報交換会】
生物多様性/森林保全・活用/環境教育
<進行協力>
高木 晴光 氏 (黒松内ぶなの森自然学校 運営委員長)
能條 歩 氏 (北海道教育大学 岩見沢校 教授)
内山 到 氏 (公益財団法人北海道環境財団・きたネット理事) 他
■活動紹介 CISEネットワーク、学芸員ネットワーク、きたネット 他

* CISEネットワーク http://www.museum.hokudai.ac.jp/lifelongeducation/pastprojects/cise/

* 学芸員ネットワーク http://www.hk-curators.jp/

* きたネット http://www.kitanet.org/

分科会、最後の情報交換会も多数の参加で盛り上がり!

分科会、最後の情報交換会も多数の参加で盛り上がり!

 「野生」とは何か、生態系ピラミッドと人間の位置関係、私たち人間の生態系における自覚と使命、等、深い学びの場となり、参加者の満足度もかなり高いフォーラムとなりました。

 フォーラムの最後までご参加頂いた皆さまと記念撮影です。

きたネットセミナー 2016

Posted by 秋山孝二
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 今年もきたネットセミナーを開催し、熱心な説明と個別相談会、そして助成財団サミットでした。

* きたネット(http://www.kitanet.org/

セミナーで熱心に聞き入る参加者の皆さん

セミナーで熱心に聞き入る参加者の皆さん

地球環境基金さん

地球環境基金さん

TOTOさん

TOTOさん

秋山財団も

秋山財団も

前田一歩園財団さん

前田一歩園財団さん

 各団体の助成システムの説明の後は、毎年好評の個別相談会で熱心な質疑が続きました。環境分野の市民活動に対して、それぞれ特色のある助成制度がお役に立てると嬉しいですね。

きたネット総会 2016

Posted by 秋山孝二
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 「認定NPO 北海道市民環境ネットワーク(きたネット)(http://www.kitanet.org/」の年次総会が今年も同日行事とともに開催されました。

同日行事 < 世界とつながる・世界に発信する「北海道の生物多様性を守るために」 >

録画――> https://youtu.be/rILpWweUW4o

世界の中の北海道、という視点で、私たちが守るべきものは?
北海道が世界の環境保全に果たすべき役割は?
酪農学園大学の名物教授お二人にお話をうかがいます。

【講師】

金子 正美 先生 <http://www.seimeikankyo.jp/gis/menbers/pg60.html

酪農学園大学 環境共生学類GIS研究室 教授/RCE北海道道央圏協議会 会長
2016年3月に設立したRCE北海道道央圏協議会についてのお話も。
1957年、赤平市生まれ。帯広畜産大学卒業、北海道大学大学院環境科学研究科修 士課程修了。北海道庁環境政策課、北海道立環境科学研究センター 科長などを 経て、2006年から現職。共著書に『鳥の自然史―空間分布をめぐって』(北海道 大学出版会)、共編書に『自然環境解析のためのリモー トセンシング・GISハン ドブック』(古今書院)など。

生物多様性 金子正美先生

生物多様性 金子正美先生

【講師】

吉田 剛司 先生 <http://blog.goo.ne.jp/wildlife_tuyoshi

酪農学園大学 環境共生学類 野生動物保護管理学研究室 教授
ウィスコンシン大学スティーブンスポイント校卒業 イリノイ大学大学院修了。 京都府立大学大学院修了、博士(農学)。2007年~酪農学園大学 環境システム 学部 生命環境学科准教授2013年~ 酪農学園大学 環境共生学類教授。エゾシカ などの大型哺乳類の保護管理、ザリガニからカエルまで幅広い外来生物の対策、 道内外の希少種の保全が主な研究テーマ。野生動物 管理を担う人材の育成に取 り組むと同時に、小中学校などでの環境教育やイベントを通して、一般の人々に 野生動物の保全を広く呼びかける活動を行っている。

世界へ発信 吉田剛司先生

世界へ発信 吉田剛司先生

吉田剛司先生の軽妙なトーク

吉田剛司先生の軽妙なトーク

温暖化の危機

温暖化の3つの危機

 金子先生、吉田先生のお話は、自由闊達そのもの、特にお二人の若い時の写真を拝見して好奇心いっぱいの研究者の姿を見つけました、「野生生物」を研究するスタンスは、やはり「ワイルド」、「リベラル」であることが必須なのでしょう、このような先生の下で学べる学生たちは本当に幸せですね!

 年次総会も無事終了し、恒例の交流会でした。毎年同じですが、なぜか総会よりも交流会の参加の方が多いのです!?

交流会も盛り上がり

交流会も盛り上がり

エネチェン研究会@下川

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 シリーズで全道各地で開催している「エネルギーチェンジ研究会」、第8回として先月、木質バイオマスで先駆的にエネルギー自給を行っている下川町でした。

* エネルギーチェンジ研究会 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E

 札幌からJR、路線バスを乗り継いで下川町に到着、まずは町役場にご挨拶。「環境未来都市下川町(http://future-city.jp/torikumi/shimokawa/」のポスターも。

~~~~~~~~~~~~~~~ 町の理念!

人が輝く森林未来都市しもかわ

 森林を切り口とした提案。「森林未来都市」モデルとして、豊富な森林資源から最大限に収益を得続ける自立型の森林総合産業を創出し、森林バイオマスを中心 とした再生可能エネルギーによる完全自給と域外燃料供給を実現するとともに、森林から学び、楽しみ、心身の健康を得ながら子供から高齢者まで誰もが互助と 協働により快適な暮らしを創造し続ける地域社会の確立を目指す。また、「森林未来都市」モデルの政策・事業パッケージをアジア各国の小規模山村自治体に移 出展開も目指す。

~~~~~~~~~~~~~~~

下川町役場を訪問しご挨拶

下川町役場を訪問しご挨拶

 当日の研究会のプログラムです:

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

目的 実践の成果や課題を共有する、知恵を出しあう、新しい技術・研究を学ぶ、 ひとりひとりが暮らしや仕事の場でできることを見つけていく、次の一歩のための作戦会議です。

<プログラム1 現場視察>

【案内】 「下川町の木質バイオマスエネルギー導入・推進の取組み」  下川町 森林総合産業推進課 高橋祐二 さん

【視察】 ――ゼロエミッションの木材加工[下川町森林組合北町工場](http://www.shimokawa.jp/shinrin/

――木質バイオマス原料製造現場 [木質原料製造施設](https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/sangyou/ringyo/2012-0130-1041-43.html

――木質バイオマス熱供給を活かした集住化施設[一の橋バイオビレッジ](https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/kurashi/kankyo/kankyou/20140221itinohashi.html

<プログラム2 下川町の挑戦に学ぶ研究会>

【講演】 「森林バイオマス地域熱電併給によるエネルギーの自給に向けて」  下川町長 谷 一之 さん

質疑応答

【市民からのメッセージ】

――「市民参加でエネルギー自立を~先進地から学び、普及を図るために」   遠井 朗子 さん

遠井朗子(とおい・あきこ)さん   酪農学園大学環境共生学類環境法研究室教授。 法学博士(公法学)。専門分野は国際環境法。 北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク委員

――「住民が動く! 下川から、地域の木を活かす生態系を育む」   麻生 翼 さん

麻生翼 (あそう・つばさ)さん  NPO法人森の生活代表理事。名古屋市生まれ。 北海道大学農学部森林科学科卒。 種苗会社での営業職を経て、北海道に移住。 きたネット理事。

【主催】 認定NPO法人北海道市民環境ネットワーク「きたネット」(http://www.kitanet.org / 環境保全に取組む市民活動のネットワーク。2002年発足、2007年NPO法人化、 2012年より認定NPO法人。道内の環境団体の基盤を強化し、活動の活性化を図 るため、HPやFacebookでの情報提供や団体間の情報交換、つながりの場づくり、 各種セミナーや講演会の開催等の支援事業を行っている。2016年3月現在、市民 環境団体59,賛助企業・団体16、81個人が所属。

【主催】 北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.com 2011年6月、地産地消エネルギーの最大限の活用、自然エネルギーアイランドへ のシフトをめざしプロジェクトがスタート。「北海道省エネルギー・新エネルギー促 進条例」の周知・推進、「北海道の電気.再生可能エネルギー100%へのロードマッ プ」による提言、市民主体のセミナーなどを行う。 2014年3月北海道新聞エコ大 賞奨励賞獲得。2014年5月に団体「北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」 設立、自然エネルギー100%の北海道をめざし、見える・行動するネットワーク。 2016年3月現在、30団体・企業、66個人が所属

【共催】 NPO法人森の生活(http://morinoseikatsu.org/ 地域の森や木材を「活かす人」「使う人」を育むために、下川町を拠点に森や木材に 触れる機会を提供するNPO。町・教育機関との協働による幼・小・中・高15年一貫 の森林環境教育や、長期滞在可能なコテージ型施設森のなかヨックル(https://yokkuru.morinoseikatsu.org/の運営、 「美桑が丘」での市民主体の森の場づくりに取り組む。2015年からは活用されて いなかった広葉樹を木工用材として供給する事業もスタートした。

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 施設見学は、全国からの視察依頼が大変多く、最近は観光協会が有料で行っているとのこと。見学する側のモラルも問われる状況を痛感します、先月のアメリカオレゴン州ポートランドでPDCの山崎さんがおっしゃっていたことと全く同じ話に、何か今の日本の浮ついた状況を象徴しているようです。

冒頭は下川町役場・高橋課長のお話

冒頭は下川町役場・高橋祐二さんのお話

 高橋さんは、「『木質バイオマス』と言っても、木材を切ってきていきなりチップにして燃やすというものではありません。ゼロエミッションの徹底で、あらゆる工程で商品価値を生み出し、最終的に燃やすという発想が重要である」、と指摘していました、全くその通りですね。これを森林組合が行っているのがさらに驚きです。

ゼロエミッションの徹底

ゼロエミッションの徹底

 地域インフラとして「熱供給システム」の実践は素晴らしかったです。

一の橋地区の熱供給

一の橋地区の地域熱供給

 下川町「一の橋」という地区は現在人口約140人、高齢化率が50%を超える小規模集落です。この地域は、かつては林業を基幹産業として栄え、昭和35年には人口2,058人を有しましたが、現在は商店も病院もなく、買い物や除雪等の支援要望の増加や住宅の老朽化など地域コミュニティの維持に関する課題が顕在化していました。

 こうした状況の中、町は一の橋地区における自立的かつ安定的な暮らしを実現するため、平成22年度から地域おこし協力隊を導入して様々な生活支援サービスを実施するとともに、地区住民との議論を重ね、「一の橋バイオビレッジ」の将来像を描きました。

 この中で生まれた集住化のアイデアにより、平成25年5月末、一の橋地区に「超高齢化」に対応するエネルギー自給型の集住化エリアが誕生しました。これらの住宅の給湯・暖房はすべて木質バイオマスボイラーから供給され、電力の一部は太陽光発電によって賄われています。日本の集落の先取り地区とも言えますね。巷で言われる「限界集落」を吹き飛ばすような未来志向です。

 施設見学の後は、再び会議室に戻り、谷一之町長によるまちづくりの理念と歴史について、貴重なマネジメントサイドのお話でした。特に、北海道の場合は、地域の熱供給に再生可能エネルギー、下川町の場合は、地場産業としての「木質バイオマス」資源をどう活用するか、そこに長年のマチの知恵と技術があります、「産業」という言葉を繰り返し谷町長からお聞きしたのが印象的でした。

下川町・谷町長もご出席

下川町・谷一之町長もご出席

 谷町長のお話は、まさに経営者のそれでした。8年前に「環境モデル都市」、5年前に「環境未来都市」となり、「レジェンド・カサイ」、「アイスキャンドル」、「チェーンソー・アート」等、キャッチコピーで全国・全世界へアピール。「環境型森林経営」、「木材のカスケード利用=ゼロエミッション」の先駆者として、マチの立ち位置は「制度設計」と看破していました。石油産業の落ち込みを担保すべく木質バイオマスから得られる利益の還元、町民へは削減で得た収益を子育て、学校への予算として還元する、まさに今の大企業経営者に欠ける適正配分を見事に実現しています。

 さらに、森林資源を活用した企業・地域連携は、「教育」を通して学べる場として広域連携に繋がり、テーマを絞れば絞るほど規模に関係なくアライアンスが可能になるとも語られていました。地元による「エネルギー供給」は、通年「雇用」であり、農業・林業のように冬期の休業はない、と。最後は、町役場は、「Doタンク機能」としてこれからは地域に貢献していく必要性を指摘していました。まさに、目からウロコ、本当に素晴らしい「コミュニティ経営者」で、心から感動致しました。

 夜は午後7時過ぎから交流会、真っ暗な道を歩いて宿泊は「森のなかヨックル(https://yokkuru.morinoseikatsu.org/)」で。指定管理者は、今回の研究会の共催団体でもある「NPO法人森の生活(http://morinoseikatsu.org/」です。

森の生活が指定管理者の

「森の生活」が指定管理者の「森のなかヨックル」

 下川町では、森林業の歴史によるものか、「産業」の視点が常にプロジェクトにしっかり根付いているような気がします。木材加工現場の一隅には、「株式会社フプの森(http://fupunomori.net/)」が製造する「NALUQ(http://fupunomori.net/online-shop)」ブランドの商品ラインナップも。これは、2000年、それまで使われていなかった森林資源も活用するために生まれたトドマツ精油事業で、はじまりは「下川町森林組合」が事業化し、2008年に「NPO法人森の生活」がそれを引き継ぎ、2012年に「株式会社フプの森」として独立して現在に至っています。

 今回の下川町での研究会、ご説明して頂いた皆さんに共通していたのは、「木材からの産業創造=働く場」、そしてその効果は、1)経営コストの削減、2)CO2の削減、3)地域でお金がまわる、ことです。これまで8回のこの研究会、見事にまとめをして頂いた気がします。

 谷町長、高橋さん、麻生さん、ほかご参加頂いた下川町の皆さま、この度は本当にお世話になりました、心から感謝し、御礼申し上げます。

きたネットフォーラム 2015

Posted by 秋山孝二
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 何だかすっかり報告が遅れてしまいました。毎年恒例の「きたネットフォーラム」、今年は「テッラ・マードレ・ジャパンin北海道2015(http://www.tm-hokkaido.com/」最終フレーズの札幌会場で同時に開催しました。

 今年のテーマは「トランジションという考え方~今日、学び考えていきたいこと」、新しい切り口からの環境課題への取組みです。

テッラマードレにもブースを出展

テッラマードレにもブースを出展

★★★★★内容★★★★★

10:00~10:15【開会式】

10:15~10:30【INTORODUCTION】トランジションという考え方~今日、学び考えていきたいこと
坂本純科さん(NPO法人北海道エコビレッジ推進プロジェクト 代表)http://ecovillage.greenwebs.net/

10:30~11:40【Program1】【基調講演持続可能な地域づくりのための「暮らしの場」をつくる
地域の持続可能性は何か特別な仕掛けや技術でできるものではありません。多様な視点と展開により生命力のある活動となってきます。パーマカルチャーという生態系の仕組みを手本にしたデザイン手法などを背景に、住まいづくりから地域づくりの実例を紹介します。

講師 山田貴宏さん(http://transition-japan.net/

(一級建築士事務所ビオフォルム環境デザイン室 代表、 NPO法人トランジション・ジャパン理事)
地産地消をテーマに伝統的な木の家造りを中心とした建築/環境設計を行う。パーマカルチャーのデザイン手法・哲学を背景とした住環境づくりをめざす。建物とそれを取り巻く自然/コミュニティまで含めた幅広い環境と場づくりがテーマ。NPO法人トランジションジャパンの創立メンバー、同理事。1990年早稲田大学理工学部建築学科卒業、1992年同大学都市環境工学専修修了。清水建設株式会社、長谷川敬アトリエを経て、2005年から現職。

11:40~12:40【ランチタイム】
昼食は、テッラ・マードレ札幌大会の「大地のマルシェ」でどうぞ!北海道の生産者とシェフがタイアップした「スロー」なファスト・フードのブー スやカフェコーナがあります。

12:50~13:10【食と環境のつながり~テッラ・マードレとは】
湯浅優子さん(スローフード・フレンズ北海道 代表、テッラマードレ北海道 大会長) http://slowfood-friends.org/

13:10~14:50【Program2】
北海道スタイルのトランジション・タウンを考える
【事例紹介】
・セルフ・エイド~農的自給的なくらし(札幌市)永田勝之さん NPO法人あおいとり 代表 小別沢教育ガーデン 自給の森(http://garden-society.com/

・森づくりという作品づくり-世代を繋ぐ拠点について-(白老町) 国松希根太さん 飛生アートコミュニティー 代表(http://www.tobiu.com/
・エコアップで地域のつながり再生~余市エコカレッジ(余市町)坂本純科さん (NPO法人北海道エコビレッジ推進プロジェクト 代表) (http://ecovillage.greenwebs.net/
・エネルギー体験をつかった地域づくりの取組み(札幌市)ビアンカ・フュルストさん(NPO法人八剣山エコ・ケータリング)(http://www.hakkenzan.jp/ecocatering/


【パネルディスカッション】北海道スタイルのトランジション・タウンを考える
司会 坂本純科さん
パネリスト
永田勝之さん、国松希根太さん ビアンカ・フュルストさん
大橋三千雄さん(パーマカルチャー北海道 事務局長)
コメンテーター 山田貴宏さん

15:10~17:10【Program3】オープンプログラム、どなたでも気軽に参加できます

■TALKIG TIME!!
15:10~15:40  坂本純科さん  国松希根太さん
15:40~16:10  永田勝之さん 大橋三千雄さん
■ワークショップ「ロールプレーゲームを使ったESD教育を体験しよう」 NPO法人八剣山エコ・ケータリング

17:30までマルシェでの食事やお買い物をお楽しみいただけます。

ーーー

■トランジションとは?
トランジションは「移行」という意味。ピークオイルと気候変動という危機に、市民の創意と工夫で、地域の資源を最大限に活用しながら脱石油型社会、新しい豊かさへ移行していくための草の根運動です。
イギリス人のロブ・ホプキンスさんが、2005年秋、イギリスの小さな町トットネスで立ち上げ、イギリス全土、欧州、北南米、オセアニア、そして日本、世界中に広がっています。

■■■

基調講演

基調講演:山田貴宏さん

山田貴宏さん

山田貴宏さん

パネルディスカッションも

パネルディスカッションも

 午後一番には、テッラマードレ日本大会実行委員長の湯浅優子さんにもご登壇頂き、今回の大会の企画意図を聴くことができました。今年の「きたネットフォーラム」では、「暮らす」、「住む」場等、新しい切り口からの環境の議論となりました。近々、当日の動画もHP上にアップされると思いますので、そちらを是非ご覧ください。

 「環境」への取組み、新しい時代に入っていることを実感した一日でした。

きたネット・助成セミナー 2015

Posted by 秋山孝二
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 毎年恒例の「助成セミナー」、今年も以下の内容で開催しました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●活動基盤強化セミナー
『企業や地域、会員との関係づくり~NPO活動者の視点から』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 認定NPO法人霧多布湿原ナショナルトラスト(浜中町) 副理事長・瓜田勝也さん

 浜中町の地元有志で活動を始めて19年。助成も協賛も寄附も連携も「絆の始まり」と考え、湿原のファン、活動の応援団になってもらえるよう、誠意と工夫を凝らしてきました。支援継続のために、活動者が心がけるべきことは何か。企業や地域、会員との関係づくりについて、エピソードをまじえたお話でした。

<霧多布湿原ナショナルトラスト>
http://www.kiritappu.or.jp/
ラムサール条約登録湿地「霧多布湿原」の保全と、自然と共生する暮らしや町づくりを進めるNPO法人。「守るのは地元、支えるのは都会」を合言葉に、周辺民有地の買い取りと湿原の価値を伝える活動を展開。2015年7月現在、2157個人・115法人の会員と、11の協賛企業が活動を応援している。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●助成制度説明会(7団体参加)
●個別相談会(9団体参加)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇(独行)環境再生保全機構/地球環境基金助成金
http://www.erca.go.jp/jfge/
◇(公財)自然保護助成基金/
プロ・ナトゥーラ・ファンド助成、ナショナル・トラスト活動助成
http://www.pronaturajapan.com/
◇(公財)コメリ緑育成財団/コメリ緑資金助成
http://www.komeri-midori.org/koubo/
◇(一財)セブン-イレブン記念財団/環境市民活動助成
http://www.7midori.org/
◇札幌市市民まちづくり局/さぽーとほっと基金
http://www.city.sapporo.jp/shimin/support/kikin/
◇北海道e-水プロジェクト協働事務局/
北海道e-水プロジェクト助成
http://www.heco-spc.or.jp/temp/e-pro/
◇(公財)北海道新聞野生生物基金/道新野生生物基金助成
http://www.aurora-net.or.jp/nature/yasei/
◇(一財)前田一歩園財団/自然環境保全活動助成(相談)
http://www.ippoen.or.jp/
◇コープ未来の森づくり基金/森づくり助成(相談)
http://www.coop-sapporo.or.jp/contents/view/id/82

共催のセブンイレブン記念財団・萩原さん

共催のセブンイレブン記念財団さまのご挨拶

基調講演・霧多布ナショナルトラスト肥田さん

基調講演・霧多布ナショナルトラスト瓜田勝也さん

会場内に用意された活動チラシ

会場内に用意された活動チラシ

 毎年、ファンドレイジングの初めての団体も多く、助成制度プログラムの理解には貴重な場となっています。

再発見、北海道大学植物園の魅力!

Posted by 秋山孝二
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 認定NPO法人 北海道市民環境ネットワーク(通称「きたネット」)の通常総会が今年も開催されました。それに先立っての特別講演、今年は、冨士田裕子先生による会場向いの北海道大学植物園について、座学とフィールドスタディです。札幌のど真ん中、札幌駅から5分の地に、こんな札幌の原点をかもし出す場がある、市民の宝です、大木とか希少種ばかりでなく、朽ちていく経過観察エリアもあり、多彩な実験の場として時間の重みを感じ、素晴らしい空間です。

認定NPO法人 北海道市民環境ネットワーク(通称「きたネット」http://www.kitanet.org/

北海道大学北方生物圏フィールド科学センター植物園 http://www.hokudai.ac.jp/fsc/bg/

北大植物園の歴史と果たしてきている役割

北大植物園の歴史と果たしてきている役割

冨士田裕子先生のご説明で園内ツアー

冨士田裕子先生のご説明で園内ツアー

 詳細な歴史はHPに譲るとして、植物園と博物館が統合されたのはごく最近だったことが分かりました。私は60年位前に、よくオヤジに連れられて南1条西5丁目から歩いて来ていました。当時、博物館内のクマに襲われた馬の首の写真が怖かったのを忘れられません。札幌農学校2期生の宮部金吾が初代の植物園長だったことも知りました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ HPより

<植物園と博物館の統合>

 2001(平成13)年、北海道大学に北方生物圏フィールド科学センターが設置されました。設置から120年以上の間、別々の組織として活動してきた農学部附属植物園と農学部博物館は統合の上、北方生物圏フィールド科学センター植物園となりました。

 新しい植物園は、ここまでに紹介してきたそれぞれの伝統、活動を継続しつつ、絶滅危惧植物の保存・育成管理や遺伝資源の保全、DNAを抽出できる標本の充実など、植物園・博物館に求められる新しい役割を果たすことができるように、一層の連携を通じた発展を目指しています。

 また、フィールド科学センターの他の施設、学内部局との連携や、北海道を代表する植物園、博物館として、道内外や国内の植物園、博物館との協力体制の向上させることが重要な役割になっています。

 新しい植物園となった2001年には、ブリティッシュ・コロンビア大学の植物園との姉妹提携を記念して、園内にカナディアンロックガーデンが整備されました。また、2010年には重要な研究資源の保存管理・活用を目的とした新収蔵庫が建設されました。これにより研究活動の一層の発展が期待されるとともに、これまで標本保存に利用してきた文化財建築の適切な維持管理と公開などへの活用の体制を整えています。

 博物館が現在の地に設置されてから130年が経過しようとしています。150年、200年を同じように迎えられるよう活動を継続してゆくことになります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ HPからの引用 おわり

圧倒的存在感の樹木等

圧倒的存在感の樹木等

駅からわずか5分でこの札幌の古の湿地

駅からわずか5分でこの札幌の古(いにしえ)の湿地

11年前の台風で倒れた大木、その後を観察する場で土に帰りつつある状況も

11年前の台風で倒れた大木、経過観察する場で土に帰りつつある状況も

博物館は今も現役、懐かしいです!

博物館は今も現役、懐かしいです!

明治時代の建物もそのままで

明治時代の建物もそのままで、心地よい空間!

 
 5年前の生物多様性年のイベントでは、故・辻井達一先生のご説明で歩いたツアーも、素晴らしかったですね。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4214

コープ未来(あした)の森づくり!

Posted by 秋山孝二
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 「きたネットカフェ 」、今回は「コープさっぽろ」さんの「コープ未来の森づくり基金(http://www.coop-sapporo.or.jp/contents/view/id/82)」の取り組み紹介でした。当初の「植樹」から「育樹」へと活動も大きく進展してきています。

 これまでの「きたネットカフェ」の記載はこちら:

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2038

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14955

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19486

コープさっぽろの取り組み

コープさっぽろの取り組み

2008年の洞爺湖サミットを契機に、その年の10月からの新しいロゴでは、「CO2削減」の意味も込めて下のような図柄になっています。

* こちらをご参考に:https://www.coop-sapporo.or.jp/data/files/csr/report/csr2009-04-05.pdf

新しいロゴでも「‐CO2」を盛り込む

新しいロゴでも「‐CO2」を盛り込む

稲垣さんと さん

稲垣一雄さんと前濱喜代美さん

鈴木さんと宮本さん

鈴木さんと宮本さん

 コープさっぽろさんの「食」、「エネルギー」を軸とした「環境」への取り組みは、組合員への還元・責任といった使命感に裏付けられた確かな活動でした。その土地の樹木が、どう生育しようとしているのか、印象に残り言葉の数々、素晴らしいひと時でした!

 今回の動画はこちら――> http://kitanettv.blogspot.jp/2015/02/2015csr.html

「自伐型林業」による地域再興!

Posted by 秋山孝二
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 「自伐型林業」を推進する動き(http://jibatsukyo.jimdo.com/)が、今、大きなうねりとなって全国で注目されています。

 先日、高知県の「土佐の森・救援隊(http://mori100s.exblog.jp/」代表の中嶋健造さんをお迎えして、北海道白老町での実習と札幌での講演「土佐の森方式 自伐林業のスゝメ」が開催されて、いずれも大変盛況でした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 当日チラシより

< KITA-NET CAFE きたネットカフェ2014 > http://www.kitanet.org/event/2014/kitanetcafe-tosa.pdf
================================
土佐の森方式 自伐林業のスゝメ
講師 中嶋健造氏(NPO法人 土佐 の森・救援隊 理事長)
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 「自分の山は自分で管理する」ことを基本に、荒廃した地域の山に手を入れて、新たな仕事を作りだす仕組みとして、副業的自伐林業を中心とする「土佐の森方式」を提唱・実践する中嶋健造氏にお話をうかがいます。地域通貨「モリ券」による地域活性化の仕組み、伐採木や林地残材をバイオマス発電や熱利用に活かす仕組み、高価な機 材・技術がなくても林地残材を集積・搬出できる「土佐の森方式軽架線キット(ワイヤーとウインチで木材を林道まで運び出す機具)」の開発など、林業の既成概念を打ち破る森づくりは、林業人口・人材不足、森林管理者不在などの問題が深刻な北海道の課題解決に大きなヒントを与えてくれます。

中嶋 健造 氏 (NPO法人土佐の森・救援隊 理事長)(http://www.chiiki-dukuri-hyakka.or.jp/book/monthly/1407/html/f11.htm

 1962年高知県生まれ。愛媛大学大学院農学研究科修了。高知県いの町在住。IT、経営コンサルタント、自然環境コンサルタント会社を経てフリーに。NPO法人土佐の森・救援隊設立に参画し、現在理事長。山の現場で自伐林業に驚き興味を持ち、地 域に 根ざした環境共生型林業が自伐林業であることを確信し、「自伐林業+シンプルなバイオマス利用+地域通貨」を組み合わせた「土佐の森方式」を確立させた。真の森林・林業再生、中山間地域再生、地域への人口還流等のために、自伐型林業及び土佐の森方式の全国普及にまい進している。著書に「バイオ マス 収入から始める副業的自伐林業」(全国林業改良普及協会)。鳥取大学地域学部非常勤講師(2009年 度~)、総務省・地域力創造アドバイザー(2014年度)、持続可能な環境共 生林 業を 実現する自伐型林業推進協会代表理事(2014年度)。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 これまで何となく「?」だった日本の林業政策の歴史と課題が、中嶋健造さんのお話でストンと腑に落ちました。

* 今日、日本の中山間地域の衰退は林業の衰退とイコール

* 「自伐型林業」は、良好な森の維持が必須であり、同時に収入をあげる林で両立する:究極の「環境保全型林業」

* 「施業委託型林業」では、所有と施業を分離し、大量生産・大量消費・大規模物流が基本、それが「短伐期皆伐施業」を促す

* これまでの林業政策では、「森林経営」が存在しない。「森林経営」は、企業経営的な短期業績を追い求めるものとは別物

* 「限界集落」への対策は日本全国どこでも「六次産業化推進・農産物加工」と「観光」ばかり。ポテンシャルは「林業」である!

* 「大規模化」は言い換えると自分でやる人を減らすこと。高性能機械は多額の減価償却費、修理費、燃料費のコストが膨大

* 出口戦略として、皆が出せる「木質バイオマス」。今、「長伐期選択施業」の大きなチャンス

* 東日本大震災の被災地で、「復興事業」としても脚光を浴びて、実績も挙げてきている

 新しい時代は、林業の世界でもことのほか早く到来してきています。

秋山財団贈呈式 2014 (3:最終)

Posted by 秋山孝二
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 今年の「受領者からのメッセージ」は、若いお二人の研究者が、それぞれご自身の研究に至るストーリー、現在の研究内容等を分かりやすく説明されました。

ミルクは命を育む

小林謙さん:ミルクは命を育む飲み物!

骨といのち

佐藤真理さん:第二の脳(セカンドプレイン)としての骨!

 パーティでは多彩な交流もあちこちで多彩な交流もあり、今後の活動にも期待が持てます。

きたネット常務理事・宮本尚さん、小澤祥司さん、北見看護大学・根本さん

北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク代表・宮本尚さん、小澤祥司さん、防災対策の根本昌宏さん

大地といのちをつなぶプロジェクト代表:高橋裕之さん

大地といのちをつなぶプロジェクト代表:高橋裕之さん

 贈呈式での私の挨拶、俊鶻丸(しゅんこつまる)」の件で、終了後に秋山財団事務局スタッフがさらに調べてくれて、当時の水産庁長官・清井正さん(東京都出身)と分かりました。その後、食糧庁長官を経て農林事務次官に就任されていました。さらに、この放射能汚染の研究で中心的役割を果たした三宅康雄先生の研究室門下で研究を続けた方の中に、猿橋勝子さんがいらっしゃいます。猿橋勝子さんは、女性研究者支援活動でも著名で、気象研究所退任記念に設立した「猿橋賞」は、その後の女性研究者の顕彰として高い評価を得ています。因みに、第11回(1991年)受賞者が森美和子先生で、秋山財団評議員、昨年・今年の秋山財団選考委員長でもお世話になりました。

* 猿橋賞――> http://www.saruhashi.net/saruhashi.html

 何か不思議なご縁を感じます。

「エネチェン100ネットワーク」設立ほか

Posted by 秋山孝二
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 もう一月前の行事となりましたが、注目する活動が新たに始まりました、「エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.blogspot.jp/」です。これまでのプロジェクト(http://www.enechan100.com/?page_id=174)を発展的に解消してさらに高みを目指し、フィールドで結果を出そうとの意気込みです、メンバーも素晴らしい方々、これからのダイナミックな展開が楽しみです!
 

午前中は、「エネルギーチェンジ100ネットワーク」設立総会

午前中は、「エネルギーチェンジ100ネットワーク」設立総会

<決意表明> ~~~~~~~~~~~~~

 これまで私たちは「認定NPO法人北海道市民環境ネットワーク」の会員有志グループによる、「北海道エネルギーチェンジ100プロジェクト」として3年間、活動を行ってまいりました。

 2014年5月17日に設立総会を開催し、今後は「北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」という、独立した任意団体として活動していくことになりました。社会的な責任ある団体として、これまでの「北海道エネルギーチェンジ100プロジェクト」の趣旨を引き継ぎ、さらに発展させ、活動していきます。

~~~~~~~~~~~~~~~~

 同じ日の午後には「認定NPO法人 北海道市民環境ネットワーク(http://www.kitanet.org/」の総会と同日行事「きたネットセミナー:安全なエネルギーと食、北海道の明日を動かす力」でした。

当日の動画はこちら――>http://kitanettv.blogspot.jp/2014/06/2014.html

ビアンカ・フェルストさんの事例発表

八剣山エコケータリング代表、ビアンカ・フェルストさんの事例発表

* 八剣山エコケータリング――>http://www.hakkenzan.jp/ecocatering/

スローフードフレンズ北海道 さんの事例発表

スローフードフレンズ北海道事務局長、すずきももさんの事例発表

* スローフードフレンズ北海道――>http://slowfood-friends.org/

 「エネルギー」と「食」は、人間と社会にとって同じ概念で語ることができますね。

* コミュニティ・パワー

* ご当地エネルギー

* ローカルなファイナンス・モデル

* 再生可能エネルギーを地域の「産業」として、雇用機会を創出する

 鈴木亨さんは、「中年は荒野をめざす・・・!」とおっしゃいました、そうですね、私たちの学生時代に、五木寛之作詞の「青年は荒野をめざす(http://www.youtube.com/watch?v=uwvD0DP-s5s)」というフォークソングが流行っていました。今は、まさに「中年」世代の責任を全うしなければなりません。

藤田郁男先生の御遺志を受け継いで

Posted by 秋山孝二
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 先月、藤田郁男先生を偲ぶ会、シンポジウム「これからの環境教育のあり方~藤田郁男さんの功績と思いをつないで~が、こちら(http://enavi-hokkaido.net/)はじめ、多くの環境団体の共催により札幌エルプラザ・ホールで開催されました。環境活動分野で大変幅広くご活躍・ご指導を頂き、あらためて藤田先生のご功績に感謝するとともに、心からご冥福をお祈り致します。「きたネット(http://www.kitanet.org/)」の顧問としても、大変熱心に優しく数多くのアドバイスを頂き、私たちは今後の活動に活かすことを通して、先生のご尽力に報いていきたいと思っています。

※藤田 郁男(ふじた・いくお)さん
1934年、雄武町生まれ。22年間の道立高等学校理科教員を経て、道立理科教育
センター研究室長、同事業課長、道立高等学校長を務める。その後、フィリピ
ン大学にてJICA専門家として環境教育に従事。帰国後、北海道教育大学、酪農
学園大学、北海学園大学などにて非常勤講師を務める。環境学習フォーラム北
海道代表のほか、認定NPO法人北海道市民環境ネットワーク顧問、黒松内ぶなの
森自然学校副運営委員長、NPO法人北海道環境カウンセラー協会顧問、環境省環
境カウンセラーなど。2009年、環境省「平成21年度地域環境保全功労者表彰」を
受ける。2013年、瑞宝小綬章受章。
2014年2月24日逝去。

会場内には在りし日の藤田郁男先生のお姿も

会場内には在りし日の藤田郁男先生のお姿も

 当日の案内チラシから引用~~~~~~~~

 高校生の理科教育や教員の養成から、企業の環境活動の指導、地域での野外活動、海外での教育政策の支援まで、平成26年2月に亡くなった藤田郁男さんが「環境教育」として取り組んできたフィールドは、広く、深いものでした。このシンポジウムでは、藤田さんの多様な活動を知る方たちから、その活動を聞き、会場のみなさんと共有することを通じて「環境教育」とは何か、今後の環境教育の広がりのために私たちができることは何なのかを考えます。

[主  催]札幌市環境プラザ(指定管理者:公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会)、環境学習フォーラム北海道、NPO 法人環境活動コンソーシアムえこらぼ、環境省北海道環境パートナーシップオフィス、NPO法人ねおす、NPO法人北海道環境カウンセラー協会、公益財団法人北海道環境財団、認定NPO法人北海道市民環境ネットワーク

[協  力]NPO法人ezorock、北海道GEMS、真駒内川水辺の楽校

[内  容]
16:00 開会挨拶
16:05 メインスピーチ「藤田郁男さんの功績と思いをつないで」
横山 武彦さん (環境学習フォーラム北海道、NPO法人北海道環境カウンセラー協会)
高木 晴光 さん (黒松内ぶなの森自然学校、NPO法人ねおす)
16:50 パネルトーク
「これからの環境教育のあり方 わたしたちが未来に向けてできること」
河村 勁さん(元 北海道立理科教育センター)
田中 裕紀子さん(元 石狩 kids)
横山 武彦さん(環境学習フォーラム北海道)
高木 晴光さん(黒松内ぶなの森自然学校)
・進行
久保田 学(公益財団法人北海道環境財団)
岡崎 朱実(NPO法人環境活動コンソーシアムえこらぼ)

※パネル展
藤田郁男さんの活動写真や活動パネル、ゆかりのある団体の活動紹介リーフレットなどを展示します。環境教育の多様性に触れてください。

基調講演に続くパネルディスカッション

基調講演に続くパネルディスカッション

 環境の幅広い分野で本当に真摯にご指導を頂いた偉大な方でした。北海道から世界に向けて21世紀の持続可能な環境を発信していくことこそ、藤田先生の御遺志を受け継いでいくことなのでしょう。藤田郁男先生、これまでのご尽力に心から感謝申し上げます。

きたネットカフェ 2014春

Posted by 秋山孝二
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「認定NPO法人 北海道市民環境ネットワーク(通称きたネット:http://www.kitanet.org/)」では、毎年、「きたネット・カフェ」で、多様な話題を提供しています。年度も押し迫った先日は、「フィンランドの原子力とエネルギー」と題して、染井順一郎さんから多彩な視点からの報告がありました。

これまでにも「きたネット・カフェ」については、数回書いてきています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2038

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12044

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14955

フィンランドの食、健康増進、原子力、エネルギー

フィンランドの食、健康増進、原子力、エネルギー

はじまりました。 当初から、興味深いお話満載です。 フィンランドで、国をあげての食習慣を変えるキャンペーンで、心臓疾患や糖尿病などの生活習慣病を激減させた話からスタート。  染井 順一郎氏 フィンランドの原子力とエネルギー ~放射線やエネルギーの問題を身近に感じる国のお話~

きたネット広報部長 相蘇かおり撮影

染井順一郎さん

染井順一郎さん

染井さんは大変幅広い視座からのお話です。これまで札幌でも違った視点からご講演をされています。

* http://www.gakugei-pub.jp/cho_eve/1308some/index.htm

さらにはアムール川流域関連の「環オホーツク海」でのコメントも興味を惹かれます。

* http://www.hkk.or.jp/kouhou/file/no521_report1.pdf

人の縁は奥深きものです。彼とはお役人として札幌でお会いして以来の今年早々の再会でした。学部は違いますが、千葉大学の後輩になり、今回の「きたネット・カフェ」の実現に至りました。京都で現在、管理栄養士としてご活躍中で、時々網走にも来られてる、マルチで活躍です。今回はお忙しい中、誠にありがとうございました!

染井順一郎さん
1960年千葉県生まれ。千葉大学園芸学部卒業。北海道開発庁、農林水産省、外務省(在フィンランド日本大使館一等書記官)、国土交通省北海道開発局開発監理部開発企画官を経て農業と栄養士&技術士として活動中。
バルト海(フィンランドを含む)における海洋及び周辺陸域の環境保全と農業との関係について行った調査に基づき、網走川流域においてサーモンアクションプランを立ち上げ、サケを育む環境保全型農業による流域づくりを推進している。
技術士(総合技術監理部門・農業部門)及び栄養士

「もう一つの」、「地域から」、の意義

Posted by 秋山孝二
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 『もうひとつの北海道環境白書2(http://enavi-hokkaido.net/topics/index.php?page=article&storyid=21』発刊を記念して、「発刊記念講演会&トークセッション」が開催されました。これには少なからず秋山財団も関わりがあります。

 まずは、この発刊自体が、秋山財団の「ネットワーク形成事業」に採択された一つ(http://www.akiyama-foundation.org/history/history_08)であること、そして、今回のゲストの小磯修二先生は、この「ネットワーク形成事業」創設時にアドバイスを頂いたキーマンであることで、現在は秋山財団理事も担って頂いています。

プロジェクト名 Rio+20北海道ネットワーク
概要 2012年の「国連持続可能な開発のための世界会議」(Rio+20)を挟む3年間で、道内外の関連するネットワークを繋ぎ、人と組織と情報の分野横断的なネットワークを構築させ、その拡大を進める。
代表者 久保田  学
助成期間 平成23年度~25年度

小磯修二先生の素晴らしい講演

小磯修二先生の素晴らしい講演

講演後の質疑応答セクション

講演後の質疑応答セクション

 小磯先生は、この白書の名称の「もうひとつの」の意味を読み解き、地域から全国・全世界に発信することの意義を明快に語りました。地域活性化には地域の担い手となる方々の気づきとモチベーションが最も重要であること、そのためには地域のデータの積み上げによってしっかり地域を認識する作業が不可欠であることを指摘し、全く目から鱗が落ちる思いです。

 さらに、以前は、地域に根差した金機関、行政としての北海道庁、北海道開発庁が、それぞれ長期計画を策定していて、それがこの数十年の時代の変遷(リストラ、経営破たん等)により廃止になってしまったことの弊害を説明しました。長期計画を策定するためには、地域を長期で見通す力が求められていたので、それによって地域に蓄積が出来ていた一昔前の様子を振り返り、現在の劣化した状況との比較も分かりやすかったですね。今回のこの「白書2」の発刊により、地域の新たな自信に繋げていく、そんな方向性を示唆して頂きました。

 このイベントの前日に、長い間、環境分野の市民活動にご尽力された藤田郁男先生がお亡くなりになりました。「きたネット(http://www.kitanet.org/index.html)」の顧問としてたくさんの助言を頂き、きたネットの正会員団体「環境学習フォーラム北海道」の代表でもあり、今回発刊したこの白書2にも登場されていました。環境教育について熱く語っていらした姿が目に焼き付いています。地学分野にも豊富な知識をお持ちでした。

 心よりご冥福をお祈り致します。

代表だった「環境学習フォーラム北海道」についてはこちら――> http://www.kitanet.org/network/network-a-ka.htm#kankyogakusyu

前日ご逝去された藤田先生の遺影も会場に

前日ご逝去された藤田先生の遺影も会場に

中間支援団体2013 in 熊本 (下)

Posted by 秋山孝二
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 今年の参加団体は昨年と同様です(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15405)。

* 認定NPO法人 北海道市民環境ネットワーク(きたネット)(http://www.kitanet.org/index.html

* NPO法人 地域の未来・志援センター(http://www.c-mirai.org/

* NPO法人 エコネット近畿(http://econetkinki.org/

* 九州環境サポートセンター(http://www.q-support.org/

 九州環境サポートセンターの詠田トキ子理事長は、地元宮崎県で長く環境活動を続けていらっしゃり、行政他県内でも大変厚い信頼が寄せられて、多方面でご活躍されています。今回、ゆっくりお話を伺うことができて、私にとって今後の活動に大変貴重でした、ありがとうございます。

九州環境サポートセンター理事長の詠田トキ子さん

九州環境サポートセンター理事長の詠田トキ子さん

 毎年、この会合は「事務局+理事長」の参加なので、日頃意見交換する機会の少ない「中間支援NPO団体の経営」について、示唆に富むお話のやり取りが興味深いのです。例えば、「支援する」というのはどういうことか、「ファンドレイジング」はお金を得ることだけが目的なのか、企業との連携はCSR部門担当者とのネットワークか、中長期戦略・計画はどう検討しているか等、経営的視点からのいろいろな質疑応答が行き交う場です。日本では、財団法人でもNPO法人でも、とにかく「トップマネジメント」が学ぶ場が全く不足しています。特に財団法人では、殆どの法人のトップが非常勤なので、そんな問題認識もないと複数の財団関係者からこれまで伺っています。

 現在、少しずつではありますが、民が担う公共の領域が広がっている時代、公的セクターの財政的問題、課題の多様化等も相俟って、ますます民間のダイナミックな活動の場として、社会からの期待は増えてくるでしょうね。

 昨今、大学には「公共政策」を専門とするコースも多く設営されていますが、新しい公共としての民間の公益団体のマネジメントに焦点を当てている教育機関は殆ど無いのではないでしょうか。むしろ「経営学部」的な部門での方がより近いのかもしれません。

 そんな思いが頭をよぎりながら、2日間のディスカッションに参加していました。一番うれしかったのは、「エコネット近畿」の辻郁子さんの表情が1年前と比べて自信に溢れていたことですね、副理事長の平田通文さんのリーダーシップの下、大きく飛躍していくことは間違いないと思います。

 濃密な会議の後は懇親会でした、熊本のイモ焼酎に馬刺し、辛子レンコンほか、美味しい地元名物がいっぱい。老若男女、私は相変わらず二次会には参加しませんでしたが、ひと時至近距離のコミュニケーションで楽しかったです、皆さん、ありがとうございました!!

懇親会で記念撮影

懇親会で記念撮影

初企画!、「北海道助成サミット」

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
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 先日の助成セミナー(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18576)相談会終了後に、認定NPO法人「きたネット」初企画の「北海道助成サミット」を開催しました。地元民間企業のCSR部門の方、企業系財団法人、独立系財団法人等の関係者が20名程参加し、初めての企画でしたが大変貴重な意見のやり取りの場となりました。

 プログラムの冒頭は、秋山財団(http://www.akiyama-foundation.org/)宮原正幸常務理事のプレゼンテーション、「合同報告会で得た成果 & アウトリーチ活動への想いと波及効果」で、続いて「きたネット」理事長の私が座長を務めて、参加者全員による情報交換、ディスカッションでした、主として北海道を基盤に活動する助成する側の集まりなので、企業と関連財団活動との関係、選考方法・過程、授賞後のフォロー活動、プログラム評価等について、日頃の課題ほか活動の紹介で意見交換も密で、短時間の中で率直なお話があったと高く評価しています。

 ご参加頂いた皆さんからは、是非、定期的な意見交換の場として今後も開催して欲しい旨の意見が多く、環境系中間支援団体「きたネット」の新しいフィールドとして、さらに今回の総括を加味してプラットホームの構築を検討していきたいと思っています。

 先日も書きましたが、折しも開催の11月30日は、110年ぶりの民法改定となる「公益法人改革」移行期間5年間の最終日でしたので、一層あらたな取り組みの必要性を感じました。この区切りの対して、「公益財団法人 公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/)」の太田達男理事長がメッセージを発信されています(20131129e585ace6b395e58d94e5a4aae794b0e79086e4ba8be995b7)。

民が担う新たな公共・公益活動は、また新しい時代を迎えつつあります。