鳥取県西伯郡(さいはくぐん)大山(だいせん)町(旧名和町)御来屋(みくりや)駅は、旧山陰本線で最も古い駅だそうです。
その近くの浜にある「後醍醐天皇御腰掛け岩(http://map.goo.ne.jp/map.php?MAP=E133.29.50.318N35.30.30.016&sw=6)」です。
海の中にあった岩を陸上に引き上げてお祀りしているそうです。
続いては「名和神社:http://www.genbu.net/data/houki/nawa_title.htm」で、名和長年を祀って、名和一族以下42名を合祀しています。名和長年は、鎌倉時代末に隠岐国から脱出した後醍醐天皇を迎えて倒幕に功があり、南北朝時代には南朝について戦った武将です。歴史的人物もこの神社に多数お参りしてきた記録が残っていて、御来屋駅はその意味でも由緒ある駅として有名です。
名和神社の旧社格は「別格官幣社」。建武中興十五社(http://5.pro.tok2.com/~tetsuyosie/sonota/kenmu15/kenmu1.html)の一社で、現在の名和靖恭宮司としばし懇談の時を持ち興味深いお話でした、社紋は名和氏の独占「帆懸船」がユニークでした。ここの鎮守の森でさえも、最近のまちづくりの道路開発、乱開発により、その保全に危機が訪れているそうです、何とも、歴史への挑戦であり冒とくですね。
とにかく、北海道と比べて、さかのぼる歴史の時間軸が違います。どんより曇ったこの日でしたが、日本海の向こうからやってきた多くの人々の足跡をたどるような不思議な時間を「味わい」ました。