ハンガリー・ブダペスト訪問 2019 (6)

Posted by 秋山孝二
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 セーケシュフェヘールバールから帰った夜、ハンガリーのAF財団関係者と日本からの私達でさよならパーティが開かれました。

 スタートはお国の自慢の「パーリンカ(https://ippin.gnavi.co.jp/article-9824/」でまずは乾杯、その後も何回も乾杯、最後もこれで締めでした!

かなりの度数

かなりのアルコール度数、40度越え?

 丁度この日は打保早紀さんの?回目のお誕生日、キッシュさんのお心遣いでみんなでサプライズのお祝いもしました!ケーキは今年もあの「母子像・ふるさと」ケーキです!

* 2年前訪問時の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31598

早紀さんのお誕生日祝いも!

早紀さんのお誕生日祝いも!

今年も登場!「母子像ふるさと」ケーキ!
それぞれ切って頂きましたが、外側の濃厚な甘みの部分はさすがに残しました、内側のケーキもチョコレートと相まってかなりの甘さ。一切れも大きい!
赤、白ワインを飲みながら、間にパーリンカで何回も乾杯して3時間、ワイワイガヤガヤの楽しい時間で、今回のハンガリー訪問も思いで深いものになりました。

ハンガリー・ブダペスト訪問 2019 (5)

Posted by 秋山孝二
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 大きな二つのイベントが終了し、最終日は2年前に竣工したばかりの「Duna Arena:ブダペスト屋内水泳競技場(http://darena.hu/」を見学しました。「2020東京オリンピック・パラリンピック」でWN財団がある栃木県は、ハンガリーのホスト県の一つとして選手団を受け入れることが決まっています。その意味からも、今、競泳で注目を浴びている選手がいるハンガリー競泳のホームグラウンドを是非一目見ておきたかったのです。

DUNA Arena

Duna Arena正面玄関と脚のステンレス像

男子400mメドレー予選

女子200m自由形予選

ハンガリーの代表的選手

ハンガリーの代表的選手、ホッスー・カティンカほか

Hosszú Katinka(ホッスー・カティンカ)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%

 折から、ここで国際水泳連盟(FINA)主催のワールドカップシリーズ第4戦が開催中で、日本からも有力選手が多数出場していたようで、訪問時はそれぞれの種目の予選が行われていました。日本の入江陵介選手、井狩裕貴選手も間近に観られて、何とも運のいい見学でした。

一番手前が入江陵介選手

一番手前が入江陵介選手

予選一位で

予選一位で

 日本に帰ってからこの大会の成績をチェックすると、入江陵介(イトマン東進)が100、200m背泳ぎで優勝。井狩裕貴(近畿大1年)も400m個人メドレーを制するなど、日本勢はリレーを含め金3銀3銅5の合計11個のメダルを獲得したようです、すごいですね。

* 大会結果 https://www.bbm-japan.com/swimming/17308716

 次に路線バスで移動して25分、昼食は中央市場の2階で。大変な混みようでしたが大きなソーセージとパンをシェアして満足でした。

 夕方からは、ブダペスト郊外のバルトークの生家での阿久澤政行さんと打保早紀さんのコンサートです。

玄関前の当日プログラム

玄関前の当日プログラム

中庭の銅像

中庭の銅像

バルトークの肖像を背景に

バルトークの肖像を背景に

ハンガリー国立歌劇場元オペラ歌手のユタ・ボコールさんの解説も

主催者のハンガリー国立歌劇場元オペラ歌手のユタ・ボコールさんの解説も

 この日も大変濃密な一日となりました。

ハンガリー・ブダペスト訪問 2019 (4)

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 毎年10月4日は、ブダペストから40分のセーケシュフェヘールバール市(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%95%E3)の戦没者慰霊祭。今年は2年ぶりにワグナー・ナンドール記念財団理事長として献花を行いました。ここはブダペストの南西、バラトン湖に向かう途中の歴史的遺産の多く発見されている町です。

< これまでのセーケシュフェヘールバール市訪問時の様子 >

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%82%B7%E3%83

 2年前はこんな感じでした。

2年前の献花

2年前の献花

 ワグナー・ナンドール作の『ハンガリアン・コープス』像が設置されている公園は、この間に大変整備されていました。

公園も整備されて

公園も整備されて

 例年通り、中学生の戦没者将校を偲ぶ詩の朗読と歌は素晴らしかったです!

 今年の献花は、日本から参加が4名、AF財団から2名の計6名での参列でした。

献花後に黙礼

献花後に拝礼

指先から真っ青な空に向かって雲が!

指先から真っ青な空に向かって希望の雲が!

財団関係者で記念撮影

財団関係者で記念撮影

 その後は、聖ステファン博物館を訪問し、館長と前館長のMs.Zsuzsa Demeter、学芸員の方々と面談し、WN財団、AF財団の最近の活動についてご説明をしました。

博物館学芸員の方と一緒に

博物館学芸員の方と一緒に

 昼食後は、この町の人気スポット、ボリ城(http://bory-var.hu/en/bory-castle)です。製作者のBory氏は、ワグナー・ナンドールとも親交があった芸術家とのこと。

 愛する妻のために造った「お城?」とのことでしたが、正直その表現には多少の違和感もありました。

ハンガリー・ブダペスト訪問 2019 (3)

Posted by 秋山孝二
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 翌日は、ハンガリーにおけるワグナー・ナンドールの足跡を辿る場所を訪問。

 まずは、ブダ城ウイーン門前の「母子像・ふるさと」像です。周りがきれいに整備されて一段と魅力的な場所になっています。

<2012年 設置時の様子>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14617

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14710

ブダ城ウイーン門前の「母子像・ふるさと」

ブダ城ウイーン門前の「母子像・ふるさと」

 ウィーン門を通り抜けてブダ城の中、ここは何回来ても違う道を通るとまるで別の世界の街並みです。古い建物の角には石が置かれている、キッシュさんの説明によると、昔、馬車が小路を曲る時に家の角を傷つけるので、固い石を置いて荷車が滑り落ちるように各建物の角に置かれているとか。説明を受けないと何気なく通り過ぎるような光景です。

馬車の滑り降ろし

馬車の荷車の滑り降ろし

それぞれの家の門の上にはロゴ!

それぞれの家の門の上にはロゴ!

何世紀も積み重ねた城壁

何世紀も積み重ねた城壁

 ブダ城を抜けると、ワグナー・ナンドールがアトリエとして使っていたお城の下、今はリニューアルされて新たな観光スポットになっています。

ワグナー・ナンドールが居たアトリエ

ワグナー・ナンドールが居たアトリエ

周辺もリニューアルされて

周辺の歴史博物館もリニューアルされて

 ドナウ川畔は、ヒストリカル・パークの雰囲気です。第一次世界大戦時に使用されたという音索敵器。空に向かって設置されている飛行機のエンジン音をいち早く察知する巨大収音器です。

第一次世界大戦時の音を聞く器具

第一次世界大戦時の音を察知する器械

 アトリエ近くにあるリニューアルされたカフェ・レストラン。昔はブダ城に水を上げるポンプ場があった場所。ワグナー・ナンドールほかこの周辺にアトリエを構える芸術家の集う大切な場だったようです。仕事場と憩い・語る場所、双方相まって作品の創作に明け暮れていた姿を想像します。下の写真、カウンター左には、昔のコーヒーメイカーもレトロに置かれていました。

ワグナー・ナンドールが通っていたカフェ跡

ワグナー・ナンドールが通っていたカフェ跡

 ここでもグヤーシュスープ他のハンガリー伝統の品を頂き、最後は締めのデザート、3人でこれをシェアです。

素晴らしいデザート

素晴らしいデザート

 新しく街は変わっても、脈々と流れる歴史を尊重する理念はしっかり受け継がれている、そんなブダペストのまちづくりに、どっしりしたヨーロッパの伝統を感じ、学ぶところが多いですね。

ハンガリー・ブダペスト訪問 2019 (2)

Posted by 秋山孝二
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 今年はハンガリーにある「Academia Fumana財団]の20周年記念の年、滞在3日目は今回のメインイベントの記念フォーラム、オープニングはバイオリン・打保(うつぼ)早紀さん&ピアノ・阿久澤政行さんのコラボ演奏でした。

* 2011年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%AF%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%BC%

* 2017年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=W.N+%E6%B2%A1%E5%BE%8C20%E5%B9%B4

 お二人のライブは前半はハンガリーの曲、後半は日本の曲のメドレー、浜辺の歌、ふるさと、心に染み入る素晴らしい演奏でした。打保早紀さんの和風ドレスも大好評!

バイオリンの打保早紀さんとピアノの阿久澤政行さん

バイオリンの打保早紀さんとピアノの阿久澤政行さん

 私は栃木県益子町にある「(公財)ワグナー・ナンドール記念財団」の理事長として、ピアノ・バイオリン演奏に続いて、冒頭にご挨拶をしました。

* ワグナー・ナンドール記念財団(WN財団)(栃木県益子町) http://wagnernandor.jp/

* Academia Fumana(AF財団)(ハンガリー・ブダペスト)  http://www.wagnernandor.com/

100名のお客様

100名のお客様

冒頭ご挨拶

冒頭ご挨拶

< 私のご挨拶 >

Academia Fumana財団]の20周年、おめでとうございます!

* ナンドールの妻・和久奈ちよ(私の叔母)の近況  股関節の手術、その後のリハビリにより順調に回復

ハンガリー友好150周年の記念の年

駐日ハンガリー大使館の後援:春季展では、ハンガリアン・コープスをテーマに終了、秋季展では、ハンガリーの詩人ヨーゼフ・アティラをテーマに準備中

77日 宇都宮市立南図書館とコラボ:「~~ハンガリーってどんな国?」

・駐ハンガリー大使館 観光局 勝田氏によるハンガリー紹介

・ブダペスト第1 区長 ナジュ・ガボール・タマシュ 氏の講演を紹介 2017 中野区開催のシンポジウムでの講演)

・リスト音楽院 留学経験者 ピアニストの阿久澤政行氏によるピアノ演奏

102 ペテフィの記念会では、奥様の打保早紀さん・バイオリンと共に演奏予定)

東京オリ・パラ2020に向け ハンガリーのホストタウン 栃木県との連携

・水泳、水球、サーフィン、陸上の選手団の事前合宿を受け入れ、新聞・テレビの報道にもハンガリーの名前が度々登場しており、ハンガリーの知名度も向上。

~~~~~~~~~私の挨拶 おわり

 続いてティボールさんは、ワグナー・ナンドールの残した作品について、一つ一つ丁寧なご説明でした。未だにハンガリー国内の博物館に目に触れることなく保管されているものもいくつかあるが、この10年間に随分復元されて表にでるようになっているとも。

Tbolさん

ティボールさん

 次は、ブダペスト市第一区のタマーシュ区長からは、ゲレルトの丘の「哲学の庭」を中心に、その設置から現在までの歴史を、音楽を背景に詩を詠むような素晴らしい雰囲気のプレゼンを展開されました。2017年12月の中野区での伝説のプレゼンを思い出しました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32274

タマーシュ第一区長

タマーシュ第一区長

 最後にキッシュ理事長からは、AF財団の設立趣旨とこの20年の経過・実績が大変分かりやすくまとめられていました。これらのプレゼン・資料は、近いうちにワグナー・ナンドール記念財団のHPにも翻訳されて掲載される予定です、乞うご期待!

キッシュさん

キッシュさん

 フォーラム終了後には今後の固い絆を誓ってがっちり握手もしました。

終了後に

終了後に

 タマーシュ区長と終了後にお話をしましたが、2年前に日本にいらっしゃった時同行されたお嬢様は、その後も日本に興味を持ち続けているとのこと、また、10日後には区長選挙があり、街なかには選挙ポスターも。現在5期目、今度で6期目を目指しているそうです。任期が5年ですからもう25年になるのですね、30歳代で区長にご就任されていることになります!

10日後の区長選挙用ポスター・副市長候補と

10日後の区長選挙用ポスター・副市長候補と

 フォーラムの後は、参加者での交流会でした。

交流の輪

交流の輪

 全て終了して外に出てみると、雨でしっとり濡れていました。

酔って手元が揺れて

酔って手元が揺れて

 そして、本当の最後、直来の食事会でこの日は全て終了しました。

世話人と関係者で

世話人と関係者で

 今回のフォーラムでは、ハンガリーのAF財団のこの間の歴史を初めて詳細に渡り知る良い機会となり、今後の日本のWN財団との連携も一層深めて、新たな展開をしていくきっかけとなる一日でした。ワグナー・ナンドールという一人の彫刻家の作品を通して、ブダペスト・栃木県益子町、さらにはハンガリーと日本の交流の促進につながれば、これ以上の喜びはありません!

ハンガリー・ブダペスト訪問 2019 (1)

Posted by 秋山孝二
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 2年ぶりにハンガリーへの出張、今回はワグナー・ンドール記念財団(WN財団)評議員で映像担当の江原稔さん、ピアニストの阿久澤政行(https://www.elise-music.com/jury/7754.html)さん、バイオリニストの打保(うつぼ)早紀さんとご一緒でした。

* ワグナー・ナンドール記念財団(WN財団)(栃木県益子町) http://wagnernandor.jp/

* Academia Fumana(AF財団)(ハンガリー・ブダペスト)  http://www.wagnernandor.com/

阿久沢さん、打保さん、江原さん

阿久澤さん、打保さん、江原さん

 札幌から飛行機を二回乗り継いで夜にブダペストに到着、翌日は早速、WN財団理事であり、ブダペストのAF財団のキッシュ・シャンドール理事長、江原さんと一緒に、ゲレルトの丘の中腹にある「哲学の庭」を訪問しました。目障りだった不似合いな真っ赤なベンチは取り外されてすっきりしていて、広いブダペストの空と、ここから臨むブダ城はいつ見ても素晴らしいですね。

哲学の庭からブダ城を臨む

ゲレルトの丘中腹の「哲学の庭」からブダ城を臨む

 後ろにあったベンチは取り外されて。

 札幌よりも少し気温が低い感じで、紅葉もすでに始まっていました。昼食は住宅地の屋外のレストランで、お二人とご一緒に、何とも言えない乾燥した爽やかな雰囲気、長旅の疲れも吹っ飛ぶようなひと時でした。

昼食は屋外で

昼食は屋外で

 午後からはアジアの芸術・文化の多くの所蔵で著名な「Hopp Ferenc Museum(https://hoppmuseum.hu/」、ディレクターのDr.Gyorgyi Fajcsakと面談です。ワグナー・ナンドールの作品を通して、AF財団の新たな事業として書物の出版で、日本の芸術・文化を発信していくことについて意見交換をしました、実現すると楽しみです。

Hopp Ferenc Museum

Hopp Ferenc Museum

モダンアートの展示

モダンアートの展示

Dr.Gyorgyi Fajcsak of Director

ディレクターのDr.Gyorgyi Fajcsak

 夜は急なリクエストにもかかわらず、キッシュさんがセットしてくれた「ドナウ川ディナークルーズ」でした。ペシュト側のホテル前に集合して、約50人ほどの参加者が速足で15分、老若男女、とにかく歩くスピードの速いこと、くさり橋近くの桟橋に着き順番に乗船です。夕日の中のマーチャーシュ教会が何とも幻想的で素晴らしい!

聖マーチャーシュ教会と漁夫の砦

マーチャーシュ教会と漁夫の砦

 ブダペスト初日から盛りだくさんに芸術の街を堪能し、今後のWN財団とAF財団の将来展望にも期待を持ちました!

グレタさん怒りの演説 @ 国連

Posted by 秋山孝二
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 スウェーデンの16歳のグレタ・トゥーンベリさんは、先月23日、ニューヨークで開かれた国連気候行動サミットに出席し、地球温暖化に本気で取り組んでいない大人たちに対して怒りの演説を行いました。温暖化解決のための具体的な行動を取らないのであれば、「結果とともに生きなければいけない若い世代」はあなたたちを許さないと、「How dare you !」と何回も訴えました。「あなたたち」は、まさに「私」に向けられたメッセージ、強く胸に刺さってきます。

* https://www.huffingtonpost.jp/entry/greta-thunberg-un-speech_jp_5d8959e6e4b0938b5932fcb6

グレタ・テゥーンベリ

グレタ・トゥーンベリさん

 グレタさんの演説から抜粋~~~~~~~~~~~~~

 私から皆さんへのメッセージ、それは「私たちはあなたたちを見ている」、ということです。あなたたちが話しているのは、お金のことと経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり。恥ずかしくないんでしょうか!

 あなたたちは、私たちを失望させている。しかし、若い世代はあなたたちの裏切りに気づき始めています。未来の世代の目は、あなたたちに向けられている。もしあなたたちが裏切ることを選ぶのであれば、私たちは決して許しません。

 私たちはこのまま、あなたたちを見逃すわけにはいかない。今この場所、この時点で一線を引きます。世界は目覚め始めています。変化が訪れようとしています。あなたたちが望もうが望むまいが。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり

 私がFacebookにこの記事を投稿したところ、以下のようなレスポンスがありました。

+++++++++++++

 A氏*** 怒りを込めたスピーチに感動。あちこちで戦闘なんかしてないで地球の未来のために各国のリーダーは地球温暖化をくい止めるすべを真剣に検討して欲しいです。子供達にも今の現状を伝えねば、、、

 B氏*** スエ―デンのグレタ・トウンベリと言う16才の少女が国連で「地球温暖化」の抑制演説で脚光を浴びている。地球温暖化は紛れもない事実!しかしその原因を探ると、まず化石燃料の酷使があげられる。つまりCO2(二酸化炭素)による成層圏汚染の為、異常気象が世界中で勃発している事実です。

 グレタはこの二酸化炭素の拡散の要因を列強国の経済発展と富豪のみにその因果関係を追及しているが、実践可能な解決案を提示していない。これも問題だ。ではCO2拡散となる全ての要因を直ちに止めるべきだとなぜ言わないのか !原発と火力発電を止めよ、と言っているが、原発によるCO2拡散はゼロであることを彼女は知らない。

 また、異常気象がもたらす被害は想像を絶する事実は認識するが、一方それによって風力発電施設が壊滅され、太陽電力発電施設が壊滅され、ダムが破壊されているのも事実である。しかも化石燃料は枯渇する。再エネとて異常気象の前には虫けら同然となる。したがって異常気象による災害に影響されない発電方法を訴える方がはるかに有意義であると言うものです。その一つに原発がある。少なくとも原発は如何なる異常気象にもビクともしないのが現状である。

 私は電力を制する国家が世界をも制すると考えます。猛暑や厳寒にはエアコンで対処できるし、養殖産業、植物工場は食を生産できる、しかしそこに必要なのは膨大な電力であると考えます。

 理想を語ることは容易だ。しかし実践可能な現実を考慮した場合、グレタの呼びかけは「片手落ち」と考えます。グレタには一日も早く高校を卒業し、大学でもっと専門的な教養を身に付けて欲しいものです。

 ところで最もCO2を拡散するものに航空機がある。スエ―デンからニューヨークまで旅をしてきたグレタの交通手段は何であったのかと考えるのは私だけであろうか。

~~~私の返信: 私がお伝えしたかったのは、彼女がなぜここに立っているのか、ごく普通の中学生でいられない状況に追い詰めてきた我々の世代の責任を痛感する、そういうことです。

   <以下記事の引用>

 グレタさんは、自身のツイッターで、温室効果ガスの排出を避けるため、飛行機に乗ることを2015年から拒否していると明かしている。そのため、今回の講演がおこなわれたアメリカまで、イギリスからヨットで大西洋横断を行った。

 「マリツィアII号」と名付けられたヨットは全長18メートル。風で動くが、デッキと側面にソーラーパネルがあり、2つの水力発電機によって電力が供給されている。ヨットに乗船したのは、グレタさんのほか、父親のスバンテ氏、ドキュメンタリー作家、モナコヨットクラブの副会長、そして世界一周を経験したヘルマン船長の合計5人。自然界に廃棄物を排出しないヨットは、飛行機で8時間ほどの距離を2週間かけてアメリカに到着。グレタさんは、「時間感覚が失われ、日付がわからない」とツイートしていた。

 グレタさんは、今後、ニューヨークからカナダのモントリオールに渡り、世界的な抗議日になると予想されるストライキに参加する。その後、メキシコやチリで抗議活動を続ける予定だ。問題なのは、アメリカからヨーロッパに帰る方法が決まってないことだ。グレタさん自身、「どうやって母国に帰っていいのかわからない」と話している。

=====引用おわり

~~私の返信: ここまで16歳の彼女を追い詰めていいのでしょうか?

 C氏*** 私も彼女がヨットでニューヨークに行く事を発表聞いて注目していました、国連のあの場所であれだけのスピーチさせてしまった事に戸惑いと後悔の思い持ち複雑です。ナノプラスチック問題含め環境後遺症を如何に社会システム変更させるか作り上げてきた我々の最後の仕事責任の様に感じています。

+++++++++++++

 彼女の演説に対しては、ヘイトに近いSNS投稿も多いようですが、私自身には胸にぐさりと突き刺さるメッセージでした。これまでの約70年の人生、戦後日本のいろいろあったけど戦争の無かった時代に教育を受けた私ですが、どうやら時代の中では理想的な社会の一員としては力及ばずだったようです。でも、まだ残りの人生、やれることをやっていかなくてはと覚悟を新たにさせてくれたグレタの訴えでした。

若手林業サミット 2019

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 札幌南高の学校林(http://www.rikka-forest.jp/)を舞台に、全国から若手の林業に携わる方々が集まって「若手林業ビジネスサミット(https://wakate-ringyo.themedia.jp/posts/6576064?categoryIds=1005706」が開催されました。当日は天気にも恵まれ、70名を越える方々のご参加で、前半は3つのグループに分かれての学校林作業道解説のツアー、昼過ぎからは現場での製材作業のデモンストレーションでした。参加の皆さんは行政、研究機関、民間企業、NPO等に所属しているそれぞれの専門家たちで、質疑応答もかなり突っ込んだやり取りが多く、大変有意義な一日となりました。

全員集合で開会

全員集合で開会

 私から学校林財団理事長として、冒頭に歓迎ご挨拶をしました。100年を越えるこの学校林、先輩たちの長い年月のご尽力を忘れて傲慢になることなく、謙虚に今を生きる私たちの任を全うして、次の代に受け継いでいきたい旨をお伝えしたつもりです。

学校林財団理事長として

学校林財団理事長として

 いつも集まる「拠点(ファイヤープレイス)」から出発して、昨年被害を受けた地域も含めた約2時間の散策ツアーで歩きました。

3つのグループに分かれて約2時間

3つのグループに分かれて約2時間

作業道作成

作業道作成

 昼食後は、製材機を使っての現場でのデモンストレーション。

現場でのデモ

現場でのデモ

 これまで何かと課題の多かった日本の林業、今回集った若い方々が、日本の林業の将来を担っていってくれるのでしょうね、多様な地域の多様な分野の方々が集っての意見交換の場、私も新たな気づきも多く、また楽しいひと時でした。参加された皆さんのご活躍を期待したいですね!!!

金融ミニフォーラム @ 東京

Posted by 秋山孝二
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 先日は東京で、外資系金融機関のミニフォーラムが開催されました。今後の世界の金融状況をどう見通すか等、グローバルな視点から各国の展望、国際金融状況の評価は、確認できる意味でも大変参考になります。ヨーロッパではBrixitの混乱、ドイツ経済の昨今の苦戦、アメリカのトランプ政権の政策動向等、特に今回、私も質問しましたが、香港情勢をどう見たらいいのか、アジアの私たちとしてはメインランド中国との今後の関係性からも興味深いお答えでした。

 終了後のパーティでは、「ヴィーガン料理(https://matome.naver.jp/odai/2143078552120277301」で交流が続き、ベジタリアンとどう違うのか((https://zexy-kitchen.net/columns/312))、実物を見てなるほど!という感じでしょうか。「エシカル・ヴィーガニズム」っていう概念もあることを知りました!

ヴィーガン料理

ヴィーガン料理

スウィーツも

スウィーツも

 何だか私が知らないうちに、世の中はどんどん新しい風が吹いてきているのですね。私は食べ物も人も好き嫌いは全くありませんが、普段の生活では毎朝の納豆とご飯、ヨーグルトが欠かせない超保守派です。旅行した時はパン、ベーコン・ソーセージ等も好んで食べるし和・洋・中、何でもOK、ただ、オートミールは無くてもいいというレベルですが・・・。

 日本のメディアではなかなか理解が難しい国際金融の分野、寺島実郎さんの戦略経営塾とか今回のような外資系金融機関からの情報は大変貴重で腑に落ちる話で、私にとっては嬉しいです。

ロジェ・カイヨワの『戦争論』

Posted by 秋山孝二
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 NHK教育テレビ(Eテレ)番組『100分de名著(https://www.nhk.or.jp/meicho/』、ロジェ・カイヨワ『戦争論(https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/90_sensouron/index.html)』は、哲学者・西谷修先生の解説で4回にわたり大変興味深い内容でした。

 「人間にとって戦争とは何か?」という根源的な問いに対して、人類学の視点から答えを出そうとしたこの「戦争論」。「ユネスコ国際平和文学賞」を受賞し、国際的に大きな反響を巻き起こし、フランスの高名な社会学者・人類学者ロジェ・カイヨワ(1913 - 1978)が、「人類は戦争という現象とどう向き合うべきか」を世に問うた戦争論の名著です。

 戦争を全般的に考察し、それについて論じる本としては、私も以前に読んだクラウゼヴィッツの『戦争論』(1832~34)が古典として著名で、その後、西洋近代以降(フランス革命以降)の近代国家体制が成立してから、折あるごとに書かれています。それらは国家間戦争という枠組みを前提にして、戦争をする国家や軍人の立場から、技術的な成功・失敗、或いは政治的にどう回避するか、といった議論が一般的でした。

 カイヨワは、それとは違ったスタンスで、「人間にとっての戦争とは何か」という問題に真正面から取り組んだのです。なぜなら、20世紀の戦争は、「世界戦争」であり、あらゆる人々の生存を巻き込む人類的な体験だったので、もはや戦争は単に国家の問題でもなく、また軍人や政治家だけの問題でもなく、私達万人・人類にとっての問題だと考えたのです。

 彼は言います、戦争の本質・もたらすいろいろな結果、歴史上の役割は、戦争というものが単なる武力闘争ではなく、「破壊のための組織的企て」であるということを心に留めておいてこそ初めて理解することができる、と。

* 戦争形態の変遷:

1 原始的戦争(身分差のない、未開段階社会における部族間抗争)

2 帝国戦争 (異質な文化・文明を背景にした集団同士の衝突)

3 貴族戦争 (封建社会における貴族階級の職能としての戦争、日本においては武士)

4 国民戦争 (国家同士がそれぞれの国力をぶつけ合う戦争、無制限な破壊・殺戮)

* マスケット銃が歩兵をつくり、歩兵が民主主義をつくった。

~~私はミュージカル『レ・ミゼラブル』のバリケードの場面を思い出しました。当時としては、「銃を取る」ことが圧政からの解放の象徴だったのでしょうね。

* 近代の民主制国家の内実は、平民が銃を手に入れたことで、武装した市民たちがそのまま軍隊なっていく。身分制社会から、平等社会に近づけば近づくほど戦争が激化していくパラドックスは、この理由から生じている。

* 第一次世界大戦の各地のモニュメントが「英雄の碑」ではなく、「無名戦士の墓」であることはよく知られている。多くの無名の人たちが国家に尽くし、その礎となったことの証、国家は「死の貯金箱」へ。

* 二十世紀に入り、戦争が「全体戦争」となってその惨禍が深刻化すると、初めて戦争が「罪悪」であるという考えが顕在化してきた。それまでは、戦争すること自体に善悪は無かった、それ故に「無差別戦争観」であり、勇ましく戦うことは美徳として称えられることはあっても、非難されることは無かった。

* ウェストファリア体制では、主権国家が、「宣戦布告」によって戦争を始め、第三国つまり非当事国家が設定する「講和会議」によって戦争を終えるというルールができた。以降の国家間秩序の中では、ことの善悪にかかわらず戦争することは国家の「権利」だった!

* アインシュタインとフロイトとの往復書簡

ーーアインシュタイン:人間を戦争というくびきから解き放つために何ができるのか?

――フロイト:集団的暴力の発露である戦争は、一人ひとりの人間の意志ではどうにもならず、ただ発展した文明への依存と、それによる生物としての衰退だけが、戦争を終焉に向かわせることができるだろう、と。

――両者:戦争は人間の意志ではどうにもならない。

* 「戦争」の実態は、「祭り」の実態に相通じる。ともに騒乱と動揺の時期であり、多数の群衆が集まって蓄積経済のかわりに浪費経済を行う時期である。個の独立性は一時棚上げされる。個人は画一的に組織された大衆の中に溶け込んでしまい、肉体的、感情的または知的自律性は消え去ってしまう。

* 身分制度から解放されて平等が社会の原則になっても、結局それが国民として一元的に国家の統制の下に置かれると、この「破壊・消費」への傾きは国家によって絞めつけられ、方向づけされることになる。それが戦争という形で、血わき肉おどる「祝祭」として爆発する。

* 戦争は国家によって「全体化」し、恐るべき「聖なるもの」として世界を吞み込んだ。「やってみて分かった全体戦争」(第一次世界大戦)から「それと分かって準備した全体戦争」(第二次世界大戦」という戦争そのものの反転が、この「呑み込み」のダイナミズムを表している。

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 以上、引用がかなり長くなりましたが、そんな絶望的な戦争への傾きにストップをかけることはできないのか、最終回はそこに焦点が当たっていました。それは結局、「人権」、そして「教育」であると。

 「戦争」に正面から歴史的に考察した素晴らしい論説でした。現代はさらに、国家間の軍隊対軍隊ではなく、テロとの戦いになり、それはすなわち一人ひとりの市民が標的の可能性が高く、日ごろからの監視社会を容認せざるを得ない時代に突入しているのですよね。基本的人権、プライバシーとの兼ね合い等、個としては難しい時代を生きなければならない、それを再確認しました。

10日ぶりに再開です!

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 先月末からハンガリー・ブダペストに出張していて、(公財)ワグナー・ナンドール記念財団(http://www.wagnernandor.com/indexj.htm)の姉妹財団でブダペストに本拠を構えるAkademia Fumana財団の創立20周年記念フォーラム、セーケシュフェヘールバール市での戦没者慰霊祭、他打ち合わせに出席してきました。いつものようにパソコンを持参して現地のホテルからブログをアップしようとしたところ、編集画面に何回試みてもエラーメッセージが出てきて叶わず、2008年10月にブログを開始(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24)して以来初めての沈黙期間となってしまい、Facebookではその旨をお知らせしていました。

 今日、札幌に戻っていつもの秋山財団事務所でパソコンを開いてみると、以前と変わらず編集画面にアクセスできて、今こうやってアップもできるではありませんか。私のパソコンメールも似たような現象があり、ブダペスト滞在中は、受信は変わらずでしたが私からの発信ができなかったので、何か国のプロトコルが微妙に違うのかなとあらためて感じています。ともあれ、10月に入ってからの空白を数日間で埋めてまた書き続けますのでよろしくご愛顧のほどをお願い致します。

 それにしてもこの間、このブログが私にとってなくてはならないものであることを痛感し、別の意味では貴重な10日間でした、一日一日の振り返りとフォローアップとでも言うのでしょうか、ボーっと過ごしてしまいがちの日々にメリハリをつける役割は大切だなと思うのです。

演劇公演 三題

Posted by 秋山孝二
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 このところ、演劇公演を続けて観に行っています、それぞれ全く違ったテーマのパフォーマンスアート。

 まずは、ヨーロッパ企画(http://www.europe-kikaku.com/)の『第39回公演「ギョエー!旧校舎の77不思議」』。札幌でも活躍中のイレブンナインの納谷真大さんも全国ツアーで熱演です。 作・演出=上田誠 音楽=青木慶則 出演=石田剛太 酒井善史 角田貴志 諏訪雅 土佐和成 中川晴樹 永野宗典 本多力/祷キララ 金丸慎太郎 亀島一徳 日下七海 納谷真大

チラシより

チラシより

 札幌でも10月に一ステージですが公演が決まっています、楽しみですね。

北海道新聞記事から

北海道新聞記事から

 続いてはシアターZOOでのmicelleとMonochrome CircusのSAPPORO DANCE BOAT PEOJECT 2019(http://www.h-paf.ne.jp/zoo/program-index/?program_id=1816)』。 micelle が主催する、接触と即興のコンテンポラリーダンスコンタクトインプロビゼーション」のプロジェクトです。 2019年度は、京都を拠点に活動するダンスカンパニー Monochrome Circusの坂本公成さん・森裕子さんを招いて、若手舞踏家の育成を目的とした共同制作を行います。札幌のコンタクト・ユニットmicelleが演出する1作「μ∴」と坂本公成が演出する2作品「Endless」「lemming」の3作品を上演しました。

 アフタートークで演出家の話では、「コンタクトインプロビゼーション」とは、1970年代にアメリカで生まれた、身体を接触させて相手の重さや力の流れを感じながら即興的に動く対話型のダンスとのこと。触れる、感じるといった身体と身体のやりとりを通じて、個人やパートナーとのコミュニケーションを体感し、お互いのムーブメントから生まれるエネルギーの流れを楽しむ言葉を使わないコミュニケーションツールとして、ダンス以外の舞台芸術、教育、福祉、医療、様々な分野の人々が集まるのも特徴とのこと、新鮮なお話でした。

アフタートークも面白く

 三つ目は、若手劇団のきっとろんどん(https://kittolondon.jimdo.com/)の『コントラスト(http://bloch-web.net/tdp03/』。

開場前からの長い列

「BLOCH」開場前からの長い列

【題】 川尻恵太(SUGARBOY) 【脚本・演出】 井上悠介(きっとろんどん) 【出演】 井上悠介 久保章太 山科連太郎 リンノスケ (以上 きっとろんどん) 泉香奈子(パインソー) ※ 廣瀬詩映莉 ※ 五十嵐穂 小島達子(ELEVEN NINES) 浜名一聖(山田ジャパン) 戸澤亮(NEXTAGE) ※札 赤谷翔次郎(パインソー) ※東 ツルオカ ※札 氏次啓 ※東 ※泉、廣瀬は二都市で役をチェンジします。 ※戸澤、ツルオカは札幌公演のみ出演。赤谷、氏次は東京公演のみ出演。 終演後のアフタートークも大盛り上がり!

キットロンドンほか

きっとろんどんと客演の皆さん

 それぞれの劇場・公演にはそれぞれのお客様で盛り上がり、ベテランと若手のコラボも観ているものには魅力です。皆さん、これからも頑張って!!

ラグビーワールドカップ 2019 !

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 ラグビーワールドカップ2019日本大会(https://www.rugbyworldcup.com/)が、9月20日から始まりました。

 札幌でも札幌ドームでオーストラリア対フィジー戦があり、当日は大通公園西2丁目のライブビューイング会場でも大盛り上がりでした。

大通り西2丁目ライブヴューイング

大通り西2丁目ライブヴューイング

会場外にも

会場外にも

 そして翌日は、円山公園付近からどこへ?

オーストラリアの応援者たち

オーストラリアの応援者たち

新渡戸連続講座 第3回 2019

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 新渡戸稲造連続講座の2年目第3講は、小野有五先生のお話。

< これまでの記事 >

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34744

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=36502

小野有五先生

小野有五先生

 参加者は道民カレッジ受講生6名、一般参加者は19名でした。当日のレジュメA3裏表のほか昨年の「音楽と講演のつどい」のレジュメも含め資料として皆様にお渡ししました。講演では、「コトバ」と「言葉」の違い、「言葉」は意味を限定するが、「コトバ」には自由があり、「真如」(神・自然・宇宙)に上昇する「優れた詩」のような性質があるということ、また、新渡戸稲造がよく言及する「分け登る麓の道は多かれど同じ高嶺の月を見るかな」(傳一休禅師)(『新渡戸稲造全集』第一巻『東西相触れて』162頁ほか所収)にある「東西宗教の合一」につながる精神についても言及され、その後、活発な質疑がなされ、この精神は西行に通ずるのではないかとのご意見も参加者から発言が出ていました。

* 傳一休禅師 http://www.ko-kon.net/kokoro/shinjin/wakenoboru.html

宗教と新渡戸稲造

宗教と新渡戸稲造

 今回のお話、私が理事長を務めるワグナー・ナンドール記念財団(http://wagnernandor.jp/)の「哲学の庭(https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/219000/d007585.html)」の理念にも通じるもので、大変内容の濃い、深いひと時となりました。「哲学の庭」の像群は、ハンガリーのブダペスト・ゲレルトの丘にも設置されています。

「哲学の庭」の画像検索結果

* ハンガリー・ブダペスト、ゲレルトの丘  http://wagnernandor.com/javato.htm

 小野有五先生、2回目のご登壇ありがとうございます!

館山 深刻な台風被害 2019! 番外編

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 昨日、館山の家に行き、現地の工務店の方と外装被害の再確認、天井裏の被害状況等を再度調査をしました。通りの倒れた電柱は、基礎から新しく建設されて、電気も通電していました。

新しい電柱に

新しい電柱に

< 参考までに被害直後の様子は以下の通り >

9月11日の様子

9月11日の様子

基礎からがっちり

基礎からがっちり

力強く!

力強く!

 隣の無人のお家は、今回の被害を受けて取り壊しが始まっていました。

隣は解体作業へ

隣は解体作業へ

 館山市内は、かなりの地域の電気が復活したのか、信号もついて、お店も以前のようにオープンしていて、活気を取り戻したようには見えました。ただ、周辺農家のビニールハウスはかなりダメージが残り、今後の生育が心配されます。

鉄骨も曲がりビニールも飛んで

鉄骨も曲がりビニールも飛んで

 地元工務店の方の話によると、屋根のビニールシート掛けはかなり進んではいるけど、修復依頼の問い合わせが殺到していて、一つ一つ対応しながらかなりの時間が掛かるだろうと言っていました。私の家の修復もそのうち始まるかとは思いますが、いつ頃になるのか今現在は皆目見当がつきません。

館山 深刻な台風被害 2019!(下)

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 炎天下30℃を越える中、やや離れた所から我が家の屋根を見てみると、少し太陽光温熱パネルの設置下部がめくれているように見えました。

屋根の太陽光温熱器下部のめくれ?

屋根の太陽光温熱器下部のめくれ?

 さらに家の周りをチェックしてみると、電気メーター表示板が外れる寸前、玄関の灯りはカバーが風で飛ばされて電球がむき出しに。家の角のサイディングが瓦か何かが飛んできて部分的に壊れていました。通りを挟んだお向かいの家の方の話によると、9日未明に強風により停電になり、翌朝外に出てみると、レンガ・瓦の破片がそこら中に散乱していたとか。夜中に弾丸のようにこれらの破片が飛び交ってたくさんの壁に突き刺さったり、衝突して壊したり、どこかのパイプの破片が槍のように飛んでいた、とお話をされていました。

 私の家は停電はしていましたが、周辺の家屋に比べると、被害は軽微と言えるのでしょうね。窓ガラス損壊はゼロ、冷蔵庫が停電のために温度が上がっていましたが、中に生モノはなく、氷が解けて製氷機に水が溜まっていた程度。幸い、水道は活きていたので、何とか暮らしは大丈夫かなと。家のソーラーシステムはモーターを使っているので停電中では機能しません、天井の配管等の損傷がなければいいのですけど、後日調べようと思っています。

 その後、電気が回復したのかどうか、明日また出張の足を延ばして館山を訪問する予定です。この数日の豪雨で、屋根の具合がどうなっているのか、現地の工務店の方の立ち合いの下で、今後の復旧対策を考えるつもりです。

 それにしても今回の台風被害、政府は内閣改造最優先で浮かれた雰囲気、マスメディアはどこもかしこもそれを追いかけて大騒ぎ。基礎自治体の市当局のスピード感の無さ、千葉県は全く存在感なし。それらを覆い隠すように「ボランティアの力を!」と声高に叫ぶ政治・行政・メディア・東京電力幹部には吐き気を覚える昨今です。南房総に医師を派遣しているのが広島県のNPOと聞いて、呆れるばかりです、その任にある方々は一体何をしているのか、以前から感じていましたが、今の日本は本当に壊れてきています、責任ある立場の方々の無能、益々自分の暮らしは自分で守らなければ、と実感した次第、明日、また家と館山市内を見てきます。

館山 深刻な台風被害 2019!(中)

Posted by 秋山孝二
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 駅から歩いて6・7分の所にある我が家、細い道の角を曲がってみると想像を上回る近所の被害で、しばし言葉を失いました。この日のニュースでは、東京電力は11日(この日)中には、停電が解消できると記者会見で言っていましたが、素人目にもどうみても、早くて一週間、或いは9月中に復旧できれば位の大被害でした。コンクリートの電柱が、この細い道だけで3本被害、そのうち一本は根元から鉄筋が千切れるように倒壊ですから、館山市内だけでもどれだけの電柱の倒壊等の被害があったことか。何とも無責任な経営幹部のコメント、福島原発事故と同じように、要するに現場状況が日常的にトップは把握できていないということなのでしょうね、憤りを越えて呆れてしまいます、その緊張感の無さに。

傾く電柱、倒壊した電柱

傾く電柱、倒壊した電柱

さらに近づくと

さらに近づくと

電柱の根元が千切れて倒れてる

電柱の根元が千切れて倒れてる

 電柱の先には近所の屋根の一部が纏わりついていました。電線は辛うじてつながってはいましたが、このまま通電というのは無理でしょうね。これらを取り外し、仮設の電柱を建てて取り付けて、今すぐ復旧に取り掛かっても、数日では無理な気がしました。

倒壊した電柱の先には瓦が飛んだ屋根の家

倒壊した電柱の先には瓦が飛んだ屋根の家

 西隣のお家は、下の屋根にはブルーシートを掛けて簡易に養生していましたが、上の屋根には足場が必要で、私が行った11日には瓦が剥がれたままの状態でした。この数日間の激しい雨でその後どうなったか心配です。

西隣のお家の屋根も大きな被害、上・下

西隣のお家の屋根も大きな被害、上・下

 南隣のお家は、ほぼ廃墟に。白いビニールシートと足場は、私が行く一日前に簡易に取り付けられたとか。このままでは更なる風で倒壊する危険性があるかもしれません。木の破片が幾つか私の家の敷地にも飛んでいました。

ガラスは割れて

南隣のお家、ガラスは割れて

南隣のお家、二階のガラスも割れて

南隣のお家、二階のガラスも割れて

館山 深刻な台風被害 2019!(上)

Posted by 秋山孝二
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 千葉県館山市(http://www.fukushi-tateyama.or.jp/ibentoosirase.html)には、30年程前に建てたもう一つ私の家があり、札幌から東京出張の折には時々そこに泊まっています。ソーラーシステムでクーラーは備えておらず、お湯はほとんど太陽温熱器により賄い、夏は扇風機、冬はコンパクトな電気暖房機で過ごしていました。

* これまでの館山関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%A4%A8%E5%B1%B1%E5%B8%82

 今月8日深夜から9日にかけて台風15号が房総半島を直撃し、風速40メートルを越える強風により甚大な被害がありました。マスメディア等では専ら折からの内閣改造で大騒ぎ、この千葉県の大災害に関してはあまり報道されてはいませんでしたが、私は家が心配になり、東京出張の後、11日昼過ぎに、いつも乗っている東京駅からの高速バスで館山に向かい、その途中、バス停から見る景色でも、その予想を上回る甚大な被害の様子を垣間見ることができました。

 「ハイウェイオアシス富楽里(http://furari.awa.or.jp/index.html」は高速からの入り口が閉鎖となって、手前のインターから一般道に入るなど、いつもとは違う道でした。

ハイウェイオアシス富楽里近くのプレハブ

ハイウェイオアシス富楽里近くのプレハブ

 さらに次の「とみうら枇杷倶楽部(http://www.biwakurabu.jp/」では、建物の上部が吹き飛び、駐車場内で軽トラックが横転・衝突していました。

冨浦びわくらぶの駐車場

とみうら枇杷倶楽部の駐車場、左建物上部損壊、横転する軽トラック

 JR館山駅はシャッターが降りていて、「終日全線運休」の表示が。

JR館山駅、電車は終日運休、充電サービスが

JR館山駅、電車は終日運休、充電サービスが

 いつも羽田空港に向かうバス乗り場は、待合室の壁が飛ばされて妙に見通しがよくなっていました。

羽田空港・横浜行きバス停では壁が破壊

羽田空港・横浜行きバス停では壁が破壊

 よく通る市内の角の大木も倒壊。

樹齢数百年の樹木も倒れる

樹齢数百年の樹木も倒れる

安房高校の構内は大丈夫!

安房高校の構内は大丈夫!

 到着後は、かなりの不安を抱えながら、県立安房(あわ)高校(https://cms2.chiba-c.ed.jp/awakou/)の近くの我が家に向かいました。

六華同窓会 交流会 2019夏

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 六華同窓会(https://rikka.net/)の夏の交流会が開催されました、現役の若い世代が多く、席替えが一回行われ、お開きまで大いなるコミュニケーションであふれていました。

 まずは「大人の六華ゼミ」、今回は幹事当番期(https://sapporominami44.amebaownd.com/)の向裕加さんのプレゼン、臨床心理士として札幌にカウンセリングオフィスを構え、留学経験で培った英語力を活かして海外の研修にも精力的に参加しています、新しい領域へのチャレンジ、素晴らしい!!!

大人の「六華ゼミ」向さんのプレゼン!

大人の「六華ゼミ」向さんのプレゼン!

老いも若きも

老いも若きも

たくさんの関係資料

たくさんの関係資料

今年の幹事当番期

今年の幹事当番期(44期)

 六華同窓会総会・懇親会は、来月19日(土)と迫ってきました。その日終了後、私達の南19期は札幌で「卒後50年」の記念同期会を開催する予定です。

* 10年前の40周年同期会――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2450

秋山財団講演会・贈呈式 2019(下)

Posted by 秋山孝二
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 受領者からのメッセージ・講演会に引き続き、贈呈式を行いました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=36642

 今年、これまで33年間の助成総額が、大台の10億円を越えました。継続は力なり、と新たな地平での活動が始まるような気がしています。ここまでご支援頂いた多くの皆さまに感謝したいです。

* 今年度の受賞・受領者――> http://www.akiyama-foundation.org/news/3646.html

 冒頭の私の挨拶は以下の通りです。

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2019.9.5秋山財団贈呈式:秋山孝二理事長 挨拶 骨子

御礼

ご来賓、助成受領者、(株)スズケン、ほか関係者の皆さま

はじめに

昨年の台風・地震

翌日予定の櫻田先生と若手研究者ワークショップ:1218日再設定し終了

報告

事業実績

–今年度件数504,139万円

–これまでの総件数 1,435件  総額 102,372万円 (大台突破!)

研究助成の「一般」採択率向上 予算増額――>結果は14%が18%へ

『愛生舘文庫』の開設 令和元年101日オープン、7年の準備の歳月 秋山喜代の遺言

基本財産の財団建物:

–23年ぶりリノベーション工事 壁紙・空調・照明等

–BCPの一環: 屋上に太陽光パネル40枚、 自立発電体制

*** 32年間積み立ててきた資金(修繕積立金)の6割を投入

これにより、「事業」、「基本財産・資金の運用」、「設備・建物」、全てでSDGs」時代体制に

今後の課題

アウトリーチ活動の推進

ーー受領者・団体の方のアウトリーチ活動支援

–コラボによる場の確保

「地域」で民間が担う公共を愚直に持続

テーマの設定 「地域」 (例) 地域防災、再生可能エネルギー、食・農

 公益法人改革から10年を経た今、グローバルには、「パリ協定」、「SDGs」、「ESG投資」、国内では、「地域循環共生圏」といった概念が拡がりを見せ、循環型社会における「地域(コミュニティ)」の機能が急速に重要視されています。私達は、「地域において民が担う公共」活動の主体者として、「修正と改革の連鎖」を実現する「SDGs」ほか新しいグローバルなツールを手に入れました。

 人々が暮らす「地域」は、まさに「生きる地球」の原点であり、地域同士でつながれる可能性を膨らませています。このような今、秋山財団関係者は更なる飛躍を目指して今後とも努力することをお誓い申し上げます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ あいさつ おわり

 いずれ、当日の贈呈式・交流会の様子は秋山財団HP(http://www.akiyama-foundation.org/)に掲載されますので、そちらをご覧下さい。昨年度は事務局二人、今年度は事務局一人体制で運営してきた秋山財団ですが、10月中旬には事務局員一人が新しく入ってくることが決まっています。また、数年以内には常務理事も置いて、今後設立50年に向けての体制づくりの基盤を創っていこうと思っています、私の次の理事長体制としてですね。新しい時代は新しい担い手たちに、です!