コロナ禍のファクト!!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 日本のマスメディアはこの間のコロナ禍、とにかく客観的事実に基づく報道があまりにも少なく、国民をミスリードしています。その点、インターネットでは幾つかの信頼に足る方々の説明もアップされていて、私も今ではそれらを頼りに状況の推移を見つめている状態です。

 その中でもこのシリーズ、『緊急提言!!変異型ウイルス克服への道~児玉龍彦・上昌広先生に訊く(https://www.youtube.com/watch?v=qX9m_y6Bt7g』は、本当に目から鱗の内容です。

* 児玉龍彦 先生ーー> https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/research/people/staff-kodama_tatsuhiko.html

* 上昌広 先生ーー> https://forbesjapan.com/author/detail/1438

 幾つか抜粋、よく政府記者会見等で発せられる「風評被害」という言葉、以前から違和感がありましたが、鋭い指摘が以下の通りです。

 政府の間違い、政府が取るべき方策とその優先順位を的確に語っていました。

 そして当初から言われていた「PCR検査」の異常な少なさです、そしてその理由も明快ですね、まさにこれは人災です。

PCR検査の異常な少なさ!

PCR検査の異常な少なさ!

 感染症とくに新型コロナに関する日本のアカデミックセクターの貧弱さも顕著。

異常に少ない論文数

異常に少ない論文数

 今、政府、専門家と言われてメディアに登場している方々が全く信頼できない状況でも、インターネット上にアップされる鋭い指摘の数々は、私にとっても優れた羅針盤として大変貴重です。

児玉龍彦先生のメッセージ

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 東京大学先端科学技術研究センター名誉教授の児玉龍彦先生は、2011年3月11日の東日本大震災で起きた福島第一原発事故に対しても、鋭い指摘を行ってきていましたが、今回のこの時期にもまた、大変的確なメッセージを発信されています。原発事故関連では、私の所属する経済同友会の全国会議にもしばしばご登壇されて、大変説得力のあるご発言をされていて、私は信頼申し上げていました。

* これまでの児玉龍彦先生関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%85%90%E7%8E%89%E9%BE%8D%E5%BD%A6

 この時期の活動について、先日インターネットにアップされていました。児玉龍彦先生とともに、資金面で支援している村上財団(https://murakamizaidan.jp/concept/)村上世彰理事長も同席しての記者会見、それぞれ明快でした。

* https://www.youtube.com/watch?v=8qW7rkFsvvM

インターネット動画サイトで

児玉龍彦先生:インターネット動画サイトで

村上理事長

村上世彰理事長

 数日後、今度は国会で。

* https://jp.reuters.com/article/japan-coronavirus-idJPKCN24H0TS?fbclid=IwAR2y3l3WQGeO6bT2fpuy7llT6Nh0bd0MwpeFB19XK70iMg4kB1G-az81XpM

~~~~~~~~~~~~~~

 [東京 16日 ロイター] - 東京大学先端科学技術研究センター名誉教授の児玉龍彦氏は16日の参院予算委員会(閉会中審査)で参考人として発言し、新宿区に新型コロナウイルスのエピセンター(感染集積地)が形成されつつあると指摘した。感染拡大防止に「国の総力を挙げないとニューヨークの二の舞になる」と述べ、大規模なPCR検査の実施などを通じて制圧することが急務だとの認識を示した。杉尾秀哉委員(立憲・国民、新緑風会・社民)らへの答弁。

 児玉氏は「極めて深刻な事態となっている事」について報告したいと述べ、「東京にエピセンターが発生しており、今、全力で食い止めないとニューヨークのような事態になる」と指摘。外出自粛を呼びかけるステイホームでなく、「遺伝子工学・計測科学を使った(感染者の)制圧が重要。致死率は時間と共に上昇する」と懸念を示した。

 その上で「責任者を明確にしてトップダウンで前向きの対応が必要」として、「今すぐ国会を開くべきで、今する対応は来週する対応の百倍の価値がある」と提言した。

~~~~~~~~~~~~~~

 「専門家」と称される方はあまたいらっしゃいますが、児玉龍彦先生のように「国民・市民のために闘う専門家」の姿を見ると、日本もまだまだ捨てたものではないと気持ちが明るくなります、これからも注目します!!

3・11全国復興会議 2016@仙台

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 すっかり報告が遅くなりました、「2011.3.11」大震災後、毎年3月11日に経済同友会(http://www.doyukai.or.jp/index.html)では「全国復興会議」と銘打って、東北で報告等の会議を行ってきていましたが、5年を経て今年で一応の区切りとするようです。

これまでの記載――>

* 2015 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22677

* 2014 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19311

パネルディスカッション

パネルディスカッション

特別プログラム・パネルディスカッション

特別プログラム・パネルディスカッション

< パネルディスカッション 「福島復興に向けた論点」 >

●福島第一原子力発電所事故による避難指示区域について、避難指示の解除や復興拠点整備が進む中、今後の福島復興に向けた論点を整理・検討する。

司 会: 冨山 和彦氏(経済同友会 副代表幹事・改革推進プラットフォーム事務局長/経営共創基盤 代表取締役CEO)(https://www.igpi.co.jp/

登 壇 者:

児玉 龍彦氏(東京大学先端科学技術研究センター 教授/東京大学アイソトープ総合センター長 医学博士)(http://www.ric.u-tokyo.ac.jp/

石田 仁氏(福島県大熊町 副町長)(http://www.town.okuma.fukushima.jp/

高橋 隆助氏(福島県南相馬市原町商工会議所 会頭)(http://www.haracci.com/

 今年も、児玉龍彦先生がパネラーの一員として登壇され、これまでと変わらない方向性での復興を力説されました。信念を持った課題解決への姿勢に共感を覚えます。

今年で3年目:児玉龍彦先生

今年で3年目:児玉龍彦先生

 2年前に示された以下の解決策は全くブレておらず、着実に前進していて、「日本の科学技術と経済を結集し」のフレーズは、研究の最前線にいらっしゃる方の矜持を感じます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~2年前の配布資料より

21世紀の日本の科学技術経済力の結集を

20世紀のソ連チェルノブイリの帰結は広大な国土の放棄と住民の離散であった。21世紀の日本は科学技術と経済を結集して除染と地域の復興を成し遂げることができる

* 米の全袋検査に続いて、魚の全匹検査を可能にする

* 農産物、海産物の測定をすすめ、地産地消の福島を可能にする

* セシウム回収型の焼却炉による放射性ゴミの容積減少、放射性物質の濃縮保管をすすめる

* 森林の除染につきバイオマス発電を含めた長期計画を立案する

* 河川、湖沼、海底への汚染を正確に評価し、除染の計画を立案する

* 事故前の福島の美しい環境を取り戻すため、国民の力をあわせて環境回復を進める

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ここにきて、一言で「復興」と言っても、岩手、宮城と比較して、福島の場合は全く展開を異にしています。「放射能汚染」の重たさは誰の眼にも明らかであり、二つの県は共助、互助に向かう現在とは対照的に、福島では原子力政策を推進してきた国の責任での「復興プラン」が必須との共通理解を感じました。

 そんな中で、経済同友会が推し進めてきた「IPPO IPPO NIPPON プロジェクト(http://www.doyukai.or.jp/ippo/」で支援された高校生諸君の御礼のパフォーマンスは、私たちに逆に力を与えてくれました。舞台上の高校生は、震災時は小学生・中学生、身内で不幸に会われた方も多いとは思いますが、それぞれの専門性を活かして、これからの日本を背負って頑張ってくれるのでしょう。力強い姿に感動しました。

被災地高校生たちのパフォーマンス

被災地高校生たちのパフォーマンス

潜水夫養成課程の生徒たち

潜水夫養成課程の生徒たち

 それにしてもいつも感じるのですが、経済団体の会合と言うと、右を向いても左を向いても、どうしてこうも男ばかりなのでしょうかね、今回は、さすがに寝ている方はいらっしゃいませんでしたが・・・。

それにしても経済団体はいつも男ばかり

全国経済同友会 復興会議 2014

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 「全国経済同友会・東日本大震災追悼シンポジウム」が仙台で開催され、300名の会員が参加しました。

 開会挨拶、黙とうに続いて、岩手・宮城・福島の各経済同友会からの報告、その後分科会もあり、私は昨年同様にこの分科会に参加しました。

昨年の様子はこちら――>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16037

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16073

凄いメンバーによるパネルディスカッションです!
飯館村・菅野村長、東大教授・児玉龍彦先生、東電・新妻常務

飯館村・菅野典雄村長、東大教授・児玉龍彦先生、東電・新妻常正常務

 全村避難を余儀なくされている飯館村の菅野典雄村長は、1)人間の手に負えないものを扱っているという認識である、2)「3・11の災害」と言っても、原発災害は全く他とは異質のもの、すなわち、他の災害は「ゼロからの出発」であり、心が結束していく方向だが、飯館村の現状は「ゼロに向かって暮らす」ことを意味して、心の分断を強いられる、3)専門家への不信が増幅と、今の率直な現状を淡々と報告されました。

 児玉龍彦先生は、1)未曾有の環境汚染問題は、大変困難で時間も掛かるが、日本の科学技術を持ってすれば必ず復興の道筋は作ることができる、2)放射線は見えず、無味無臭だが、測定可能であり、検査機器の整備と技術革新で定点的に大量の数値を得ることは可能である、3)コメの全袋検査は、当初専門家たちは「不可能」と言っていたが、機器メーカーの技術開発等によって格段の性能の機器が生まれて現在やっている、3)これからは底にいるヒラメ・カレイ等の全匹検査が必要、数値の低いものは消費者へ、高いものは必ず低くする手立てを考えることが自分たちの果たすべき役割である、4)汚染水、汚染土壌は全てリサイクル型に向けて解決していく視座が重要で、溜め込み型は破たんするので高濃度に濃縮して管理・保全すること、5)福島の復興は、世界一安全な地産地消の実現であると、力強く語られました。

 そして最後には、インフラを整えるための帰村は、まずは小学校の校庭等の点、そして道路等の「線」、最終的には地域としての「面」へと展開し、一般の村民の帰村に先駆けて活動するために許可する必要があること。「廃炉の産業化」、新しい時代のライフスタイルの提案、スローライフの「真手(までい)ライフ」の提唱、自主自立、成長だけが全てではない真の成熟社会を目指すべきとの提言もありました。

 児玉先生の資料の表紙は、「水と土のリサイクルへ 地産地消の福島を復興する」で、最後のページは、「21世紀の日本の科学技術経済力の結集を」と結ばれていました、現場で真摯に向き合う科学者の矜持に参加者全員、心から感動しました。

 東電福島第一原子力発電所は、どこへの電力供給だったのでしょうか、今、福島の復興の現状を目の当たりにして、東京を中心とした首都圏の方々のライフスタイルこそ省エネ、節電へと舵を切るべきでしょう。

<参考> 児玉先生の最後のページ~~~~~~~

21世紀の日本の科学技術経済力の結集を

20世紀のソ連チェルノブイリの帰結は広大な国土の放棄と住民の離散であった。21世紀の日本は科学技術と経済を結集して除染と地域の復興を成し遂げることができる

* 米の全袋検査に続いて、魚の全匹検査を可能にする

* 農産物、海産物の測定をすすめ、地産地消の福島を可能にする

* セシウム回収型の焼却炉による放射性ゴミの容積減少、放射性物質の濃縮保管をすすめる

* 森林の除染につきバイオマス発電を含めた長期計画を立案する

* 河川、湖沼、海底への汚染を正確に評価し、除染の計画を立案する

* 事故前の福島の美しい環境を取り戻すため、国民の力をあわせて環境回復を進める

東北大学キャンパス内、図書館跡を資料館へ

東北大学キャンパス内、図書館跡を資料館へ

 会議が始まる前に少々時間があったので、東北大学キャンパスを散策し、資料館をじっくり見学でき、魯迅が1年半留学していたこともあり、特別展示も開催されていました。東北大学理科大学としての輝かしい伝統を感じました。

 「日本の科学技術」、午後の分科会でも繰り返しこの言葉を聞き、今、原子力研究者を含めて日本の科学者の総体がまさに試されているのでしょう、是非、今を生きる科学者はそう受け止めて覚悟し、活動して頂きたいものです。

 2011.7の児玉先生の国会委員会での憤りの陳述――>http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo

日本の科学技術の底力!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 2

 (公社)経済同友会(http://www.doyukai.or.jp/)の「環境・エネルギー委員会」が企画した九州視察に同行しました。「環境・エネルギー委員会」は、委員長が長島徹さん(帝人取締役会長)、主たる検討課題は、「震災後のエネルギー政策(含む原子力、電力システム改革)、地球温暖化対策のあり方」です。長島さんは、医薬品卸業時代、帝人ファーマとのお取引でお話をさせて頂き、昨年の富山(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12630)で再会し、先月札幌(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15803)でもお話することができましたし、今回のお誘いにも心から感謝します。

 今回訪問したのは下記の2か所です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

* 「独立行政法人 産業技術総合研究所:http://www.aist.go.jp/aist_j/information/index.html」の「水素材料先端科学研究センター(Hydrogenius):http://unit.aist.go.jp/hydrogenius/ci/index.html

* 北九州市の「北九州スマートコミュニティ創造事業:http://www.kitaq-smart.jp/cmssmallgroups/listview?nn=SMT&mg=1」関連施設

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 まずは、激しい風雨の中、九州大学伊都キャンパスにある「水素材料先端科学研究センター(Hydrogenius):http://unit.aist.go.jp/hydrogenius/ci/index.htmlです。

九州大学伊都キャンパス:水素

九州大学伊都キャンパス:水素

村上センター長ほか幹部の皆さま

村上敬宣センター長ほか幹部の皆さま

 村上敬宣センター長から、この施設のご説明。「水素材料先端科学研究センターは、水素利用社会の実現を技術的に支援するため、水素と材料に関わる種々の現象を科学的に解明して、各種データを産業界に提供するとともに、安全で簡便に水素を利用するための『技術指針』を確立することをミッションとし、2006(平成18)年7月1日に設立されました」。

 以下、HP(http://unit.aist.go.jp/hydrogenius/ci/outline/teams.html)からの引用です~~~~~~~~~

平成18年度は、水素脆化、水素トライボロジー、高圧水素物性の基本原理を解明し、材料の脆化・摩耗対策の検討を行うため、超高圧水素下における材料特性及び高圧水素 トライボロジー、水素高圧物性などの基礎特性のデータ整備に着手いたします。その後、シール用 材料であるゴムやテフロン等の力学的特性に及ぼす水素の影響についても基礎研究をスタートさせ、金属材料の水素脆化評価を行い、長期の水素曝露期間を模擬した試験方法の確立を目指すとともに、水素チャージした金属材料の水素脆化特性のデータベースの拡充を図ります。

このような上記研究開発を、第2期研究戦略の戦略課題「水素エネルギー基盤技術と化石燃料のクリーン化技術の開発」の一環として位置づけ、基礎から応用までカバーする本格研究を実施していきます。また、内外の研究機関との連携を推進するとともに、水素材料研究における世界的なイノベーションハブとして機能すべく、成果の発信と普及に努力していきます。

独立行政法人 産業技術総合研究所では「持続的発展可能な社会 実現への貢献」をミッションとして日々研究を進めており、私どもの研究成果がその目標達成の一つとなることを目指しております。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 設立から7年を経て、この間、「事業仕分け」論議で苦労しながらも、世界で唯一「水素の総合研究」の場として、上記の目標に基づく数々の実績を挙げてきています。先日のご説明の中でも、3・11以降、一層再生可能エネルギー源としての最も注目される物質として評価が上がっていることを実感します。ともすると「水素は危険」と思いがちですが、軽いという特性が、開放系環境にしておけば地表に沈殿することなく瞬時に上空に昇るという意味では、きわめて自然には優しい物質とも言え、認識を新たにしました。

 

  続いては、環境未来都市・北九州市(http://www.city.kitakyushu.lg.jp/soumu/02000009.html)で展開している「北九州スマートコミュニティ創造事業:http://www.kitaq-smart.jp/cmssmallgroups/listview?nn=SMT&mg=1」関連施設です。ものすごいプレゼンテーションでした、流れるような心地よさと、関わっている方々の表情に見られるエネルギーと明るさ、下の松岡さんの姿からも発信する「力」を感じ、プロジェクトの将来性が読み取れます。

松岡俊和理事

松岡俊和・北九州市環境局環境未来都市担当理事

電気創造の「見える化」

電気創造の「見える化」

HPから~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

政府の新成長戦略に位置づけられる日本型スマートグリッドの構築と海外展開を実現するための取り組みである、「次世代エネルギー・社会システム実証」を行う地域について、国が公募し、本市を含む全国20地域が提案したところ、平成22年4月本市が全国4地域の一つとして選定されました。平成22年8月、提案した「北九州スマートコミュニティ創造事業」のマスタープランを策定し、現在、参画企業とともに事業を推進しています。

* 実施主体  北九州スマートコミュニティ創造協議会(北九州市、新日本製鐵(株)、日本アイ・ビー・エム(株)、富士電機(株)、(株)安川電機、(株)日鉄エレックスなどで構成)

* 実施地区  北九州市八幡東区東田地区(約120ha)

* 実施期間  平成22年度~平成26年度(5年間)  事業数 38事業   総事業費 163億円(5年間)

* ​定性的目標
 ・住民や事業所など需要家が太陽光発電などを設置することで、エネルギーの単なる「消費者(consumer)」にとどまらず、「生産消費者(prosumer)」へと変革
 ・従来からのエネルギー供給者に加え、prosumerである市民や事業者が自ら「考え」「参加する」ことで、人々が自ら使うエネルギーを自ら管理する「デマンドサイド・セルフ・マネジメント」を実現
 ・「ダイナミックプライシング」と「インセンティブプログラム」の組み合わせによる快適性や経済性を考えた行動への変革
 定量的目標
 ・CO2削減目標 市内標準街区と比較して、2014年までに2005年比50%減
 ・安定供給 新エネルギー大量導入時においても、周波数・電圧変動を一定の範囲内に維持
5つの柱
 (1)新エネルギー等10%街区の整備
 (2)建築物等への省エネシステム導入
 (3)地域エネルギーマネジメントシステム(CEMS)の構築
 (4)次世代交通システム等の構築
 (5)アジア地域等海外への発信

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~HPからの引用おわり
 「デマンドサイド・セルフ・マネジメント」は、天気予報の情報を基にしたシュミレーションから始まり、「不安定」とよく言われる自然エネルギーを限りなく「安定的」にベストミックスを創り出し、課金体系に瞬時に連動してディマンドへのインセンティブに変える仕組み、まさにスマートシティの真骨頂です!
 自動車産業にとっても、究極のエコカーは水素による燃料電池車であると。そこには「21世紀の日本の科学技術」で成し遂げられる可能性が大変期待できるとも、両施設の責任者の方々はおっしゃっていました、素晴らしいことです。つい数日前に、仙台の全国会議で児玉龍彦先生からも、「20世紀のチェルノブイリ事故とは違って、21世紀の日本の科学技術と経済を結集すれば、必ず除染と地域の復興は成し遂げられる」と発信されていました。
 日本の科学技術の底力とでも言うのでしょうか、今回、総勢10名という少数精鋭(私以外は?)の視察チーム、バス内の意見交換も意義深く、素晴らしい場・人たちと出会うことができました、これからの「再生可能エネルギー」を基盤としたマチのイメージが明確になりました。重ねて、お誘い頂いた長島徹会長に感謝致します、今とも宜しくお願い致します!

2013.3.11、仙台で (3:おわり)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 2

 320人参加の仙台での経済同友会全国会議、95%(いや98%?)は男性で、私も含めて皆さんダークスーツ姿、昔はごく当たり前だと思っていましたが、最近の私には異様な光景に映ります。「被災地の実態」をこれらの経営者たち、経済団体は、本当に直視してきているのか、会場に早めに到着して、しばし黙考していました。

とにかくスーツ姿の男ばかり

とにかくスーツ姿の男ばかり

 分科会での児玉龍彦先生のお話は、深かったですね。フロアーから「低線量被曝の安全基準値」についての質問に答えました。「これから起こるであろう多くの事実に対して科学的視座から言及することを、『予防の科学』、『予測の科学』と呼ぶとしよう。統計学等、過去情報に基づく分析・考察と違って、これが正しいとは言うのはなかなか難しい。強いて言えば、幾つかの予測を数値で挙げて、それぞれの選択は個々人でというのが最も誠実なコメントになる。ただ、今の状況で、広く社会に向かってそう言える勇気が科学者にあるかどうか、それが試されているのだろう」、これまで勇気を持って誠実に関わってきた先生であるが故に、大変興味深いお話と私は聴いていました。正確なデータの継続的開示によって、データへの信頼が形成され、本当の意味での風評被害を防げるし、的確な判断の基になるとのメッセージでした、言い換えるなら「賢い国民への道筋」とでも言えるのでしょう。

 語り部タクシー(http://www.sendaichuotaxi.co.jp/charter/kataribe.html)の運転手さんは、釜石でお年寄りを助手席に乗せて車を運転中に津波にのみ込まれたそうです。一度は津波を避けて山側の道を選んで走行していたにも関わらず、途中から「大丈夫」と思いこみ、いつもの距離の短い便利な道に入り、巻き込まれたと。以前から水圧で窓・ドアが開かなくなると学んでいたので、すぐに窓を開けてしばし漂流し、水位が上がって来た時にタイミングを見て車の屋根の上に這いあがり、お年寄りもその後引き上げてまたしばし漂流し、公園の遊具につかまり車を離れ、その場で数十分震えながら待機し、その後周辺の男性に梯子を使って救助されたとか。

 その男性は、周囲に居た同僚たちからは、「行くな、行くな、二次災害になるぞ!」と言われる中、助けに来てくれたそうです。漂流している時は不思議な程冷静だったけれど、救助を寒さの中で待っている時にたまらない恐怖に襲われたそうです。ご自身は、濁流の中を流されながら、いざとなったらこのお年寄りを捨てて自分だけ助かりたいとずっと思い続け、救助された後、そんな自分を恐ろしくもあり情けないと責めるのですと。

 そして運転手さんが卒業した小学校が、あの津波避難訓練を学校全体で取り組んでいた「釜石の軌跡:http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/0901/」、群馬大学の(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7883)のあの小学校とのことでした。「学校の授業でしっかり理解していたつもりでも、人間って忘れるのですね、今、私は忘れないように語り部タクシーをやっています」と、それまでの堅い表情から少し柔らかな表情になりました。

 前日の会議で、「かなり復興している」と語っていた代表幹事の皆さんも、役回りで言わざるを得ないというのでは本当の復興ではありません。3・11を体験した一人の人間として、この惨事を受けとめて乗り越えるのにはまだまだ時間が掛るのでしょう。慌てることはありません、一歩一歩前に進んで参りましょう、それが復興への道筋です。私も忘れはしませんし、できることをやって参ります、貴重な二日間でした。

2013.3.11、仙台で (1)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 今の自分にとって、「3・11と向き合い続けること」は、まずは被災地の現実をしっかり見ることだと思っています。この2年間、昨年の福島県会津若松への出張(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E4%BC%9A%E6%B4%A5%E8%8B%A5%E6%9D%BE)、八戸での「いとこ会:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14515」と、2回東北に足を運びましたが、今年は320名の「全国経済同友会東日本大震災追悼シンポジウム」に参加して、しばし3・11以降の復興と向き合う機会を得ました。

岩手、仙台、福島の各経済同友会代表幹事からの現況報告

岩手、仙台、福島の各経済同友会代表幹事からの現況報告

  現状報告は、いろいろ課題はあるものの、三地域とも大変前向きな内容でした、むしろ終盤のフロアーからの質問で、「本当の姿にしっかり目を向けていないのではないか」と言った指摘もあったり。たとえば、「アンケート調査を基にした対応ではなく、現場の生の声を聴くべき」、「国の法律が有事の災害時対応には対応できていないので、法律改定を提起すべき」、「スピード感の欠如」、「何も変わっていない、何もない現状を直視すべき」、「予算の金額、契約の金額で復興は測れない、新しい指標はないものか、物が出来て人が住んで初めて復興ではないのか」、とかです。

 全体として共通する印象としては、経営者のお話は分かりやすいということでしょうか。日々の経営の中で、延々と議論だけでは何も解決しない、とにかく状況打破のために果敢に挑戦している現場を感じました。

 報告終了後に、追悼式典が行われ、14時46分、全員での黙とう、あらためて犠牲となった御霊への祈りでした。

 引き続きの分科会、私は「原子力災害の克服に向けて」に参加し、以前から注目していた児玉龍彦先生のお話も間近で聴くことができました。2011年7月27日の衆議院厚生労働委員会での陳述は伝説となっています(http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo)、「国会の怠慢」、「子どもを守らなくて何の国家か」と憤る姿は、まさに自然科学者の信念なのでしょう、当時、鬼気迫るものを感じました。

パネラーの児玉龍彦先生とコーディネーターの冨山和彦社長

パネラーの児玉龍彦先生とコーディネーターの冨山和彦社長

  今回の児玉龍彦先生は、2011年の現実の危機感、緊急性の指摘と比べて、現状では、継続的にしっかり放射線量を測定して、この間の変遷を住民が納得できる手立てを与えることに重点を置かれていました。「今回の原発事故は、かつてない規模の『環境汚染』である認識をもつこと。当事者の意見をしっかり聴き、ち密な作業が重要。結論が先に決まっている議論が多過ぎ」、「データを継続的に示し、説明し続ければ、何を心配し、何は安心できるかを理解できる」等です、近距離で初めてお会いしましたが、児玉先生の笑顔は本当に素晴らしいですね。

 そして、「20世紀のチェルノブイリ事故とは違って、21世紀の日本の科学技術と経済を結集すれば、必ず除染と地域の復興は成し遂げられる」との自信にあふれるご発言に、場内は大きな感動でした、日本の自然科学者の矜持です!

 一方、マスメディアもテレビ・新聞でも特集でいっぱい、2013年3・11の地元紙夕刊の一面です。

エネルギーチェンジ、チャレンジ始まる

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 年明けから「エネルギー」に関する記事が続々と掲載されています。昨年の東京電力福島原発爆発事故後、多くの方々が、今、エネルギーに関して真摯に向き合い始めている証拠かと思います。

 

1) 2011年7月27日衆議院厚生労働委員会で線量測定・内部被曝に関して怒りの論述をされた児玉龍彦教授(http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo)の試みです。現在しかるべき立場にいる方の説得力・影響力の大きさを痛感します。

<北海道新聞1月1日朝刊>

福島汚染米でバイオ燃料 児玉・東大教授、県内で実験へ:道内製造企業も協力~~~~~~

 放射性セシウムが検出され廃棄見込みの福島県産のコメを、道内企業の技術を使って、ガソリン代替燃料のバイオエタノールとして利用する計画が動きだした。政府の除染施策を批判して自ら福島で除染に携わる児玉龍彦・東京大教授らが、「福島再生のモデルに」と取り組み、2012年内に具体化に向けた実験に着手する。バイオエタノール生産工場は福島県内に造り、廃棄用や風評被害で売れにくいコメを有効活用しながら、雇用創出や耕作放棄による農地荒廃を防ぐ狙いだ。~~~~~~~

 

2) <1月5日北海道新聞社説>

ニッポンつくり直し(4) 原発頼らぬ生活目指そう 20年で5割も増えた電力消費/自然エネルギー普及の道筋を

 原発が担う3割分を差し引いた発電量は、およそ20年前の1990年前後の水準だ。日本経済にとって長期低迷の「失われた20年」が始まるころである。 北海道は一層厳しく、経済規模を示す域内総生産は当時と変わらない。この間、人口は減少に転じた。

 ところが、北海道電力の販売電力量は、泊原発2号機が運転開始した91年から現在までに51%増えた。成長ゼロで人も減ったのに、1・5倍の電力を消費している。電気を便利に使いこなしているつもりが、実は、原発を基本に据えた電力供給システムに、知らず知らず生活様式を合わせてしまったのではないだろうか。

 原発に頼らない未来を選ぶには、一人一人が暮らしを見つめ直し、エネルギーについて真剣に考えることが出発点となる。

 将来のエネルギーのあり方を検討する上で、北海道には指針がある。2000年に制定された道の省エネルギー・新エネルギー促進条例だ。放射性廃棄物の処理・処分技術が確立されていないことから、原子力を過渡的エネルギーと位置づけ、「脱原発」の視点で省エネ促進と再生可能エネルギーの導入に取り組むとしている。ただ、道の取り組みは不十分で、これまでは見るべき成果がない。福島の事故を経験した今こそ、その理念を生かすときだ。

 条例に共感した道内のNPO関係者や研究者らが昨年、「北海道エネルギーチェンジ100プロジェクト」を発足させた。条例の周知を図るとともに、再生可能エネルギー普及の独自の工程表づくりに取り組んでいる。メンバーの北海道市民環境ネットワーク理事の宮本尚さん(52)は、「何かしたいのに、どうしていいか分からない人も多いはず。そんな市民の思いを形にして、条例に命を吹き込みたい」と話す。

 北海道新聞が昨年10月に実施した全道世論調査では、79%が原発の廃止を求め、今後の電力確保で再生可能エネルギーを重視する意見が6割を占めた。高橋はるみ知事はこうした声をくみ取り、原発に依存しない北海道を目指す姿勢を明確にして、再生可能エネルギーによる地域活性化を主導すべきだ。

 風力、地熱、太陽光、家畜のふん尿や間伐材を使ったバイオマスなど、北海道の潜在力は高い。道内各地の取り組みを束ね、運営の課題、送電網の強化にかかるコストなどを検証し、短期と中長期に分けた普及計画を練る必要がある。熱電併給などでエネルギー利用効率を高める工夫も欠かせない。

 北大大学院の吉田文和教授は、道、関係自治体、北電、専門家、市民団体などで構成されるエネルギー環境会議の設置を提案している。道はこうした意見を取り入れ、公開の議論を通じた合意形成を急がねばならない。道内の電力の4割は札幌市とその近郊で消費される。都市住民への省エネ意識の浸透が不可欠だ。脱原発を掲げ節電に取り組む札幌市は、道内の他の中核都市にも省エネを働きかけてもらいたい。

 再生可能エネルギーは、地域分散、地産地消が特徴だ。国の方針を待つことなく、地方からの積極的な提言が求められる。道は、東日本大震災後の新たなモデルを提示するぐらいの意気込みで、省エネと一体となったエネルギー計画を策定すべきだ。東北以外で無駄な電気、石油、ガスを節約すれば、その分を被災地に回せる。

 エネルギーを大切に使うのは環境にも家計にも優しい。自分にも他人にも得になる。そんなふうに考えられないか。オール電化住宅や24時間営業といった身の回りにあふれる便利さは、私たちが本当に求め、必要としたものだろうか。家庭で、職場で話し合うことから始めたい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用おわり

「エネルギーチェンジ100」プロジェクト(http://www.enechan100.com/)、私も世話人の一人です。

 

3) 「ネットワーク農縁:http://www004.upp.so-net.ne.jp/net-nouen/」HPからエネルギーシフトに関してです。

http://suiden-trust.blogspot.com/2012/01/blog-post.html

 

 新しい取り組みが確かに始まっています!!!