斎藤歩、受賞祝賀パーティー!!

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 (公財)北海道演劇財団の斎藤歩理事長が昨年『札幌芸術賞』を受賞したことは私のブログでもご紹介しましたが、昨日は私も含めた有志が世話人となって「祝う会」を開催し、120名を越える参加者で大いに盛り上がりました。会場にはテレビ局のカメラが3台も入り、今後何らかの番組企画があるようで楽しみです。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 祝、歩さん、札幌芸術賞受賞!! (akiyama-foundation.org)

 冒頭の祝辞として私がご挨拶をしました。普段は舞台に上がっている方々ばかりを前に挨拶するのもなかなかの緊張感、それでも私なりのメッセージを短い言葉に詰めたつもりです。

~~~~~~~~~~

1)「偲ぶ会」ではなく「祝う会」ですよ、いや、「お祝いライブ・ディナーショー」というべき今日の参加者の顔ぶれ!

2)この数年のコロナ禍 (公財)北海道演劇財団理事長としての斎藤歩の業績 

~~~~「不要不急ではなく『インフラ』だ!」の信念で公演を続けた演劇人としての矜持

~~~~先だって作成の「コロナ禍における演劇公演ガイドライン」ー>全国のスタンダードに

3)沢則行さんとの直近の公演『カフカ経由シスカ行き』で「まるで閉店セールだ」

~~~~~真に受けるな:稲毛の潮干狩り、ある団体の理事長の「オレの遺言を聞け!」

4)是非、作品を『困ったがんサバイバー!』―今はその取材中なのではないか?!

5)「『札幌芸術賞』を受賞した斎藤歩がすごい」ではなく、斎藤歩が受賞したから『札幌芸術賞』が益々輝く、私はそう思う。

 斎藤歩さんからは最後にご参加の皆さんの紹介と感謝のお言葉。

 俳優の柄本明さんほか多くの方々からビデオメッセージも!

俳優の柄本明さんもお祝いメッセージa

俳優の柄本明さんもお祝いメッセージ

 お祝いのアトラクション、まずはあしり座の人形浄瑠璃『三番叟』、素晴らしいパフォーマンスでした。

 続いては歌・廣田直美さんとギター・山木将平さん、『見上げてごらん夜空の星を』、斎藤歩も一緒に!

 祝辞はチェリストの土田英順さん、斎藤歩作の芝居にも演奏だけでなく役者としても大活躍でした。

 本当に多くの関係者・クリエーターの方々、昔懐かしいお顔もたくさん、素晴らしい雰囲気の会は大いに盛り上がりました。それにしても斎藤歩のこれまでの功績は実に大なるものがあることをあらためて実感した2時間少々でした。

 斎藤歩、おめでとう!!!!

演劇シーズン、『ひかりごけ』!

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 札幌演劇シーズン2023冬、イレブンナインの『ひかりごけ(http://eleven9.jp/2023hikarigoke/』は完成度が高かったですね。

* これまでの「演劇シーズン」記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E6%BC%94%E5%8A%87%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3

 イレブンナインが2021年に上演し、TGR札幌劇場祭2021にて大賞、菊地颯平くんが俳優賞を受賞したこの作品が今回オリジナルキャストで再演しました。北海道知床沖で実際にあった人肉食事件を元に描いた武田泰淳さんの同名小説を、イレブンナイン納谷真大が戯曲化しました。生きることの意味を問いかける衝撃作、怖い話と思って観劇を見送った方もいらっしゃったとか、ただ、舞台自体は脚本も面白く、人食いというよりも「生きる」という前向きなメッセージと私は受け止めましたが。繰り返し発せられる「我慢しているんです!」が重く心に響いてきました。

 音楽担当の山木将平くん(https://shoheiyamaki.com/)も素晴らしかったですね。

ひかりごけ

TGR2021 授賞式

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 今年の『TGR札幌劇場祭 2021(http://s-artstage.com/2021/tgr/』授賞式が先日行われて、大賞はイレブンナインの『ひかりごけ(http://eleven9.jp/hikarigoke/』が受賞しました。また俳優賞の3人の中の一人に、出演したイレブンナインの若手の菊地颯平くんが受賞し、ダブルの喜びでしたね。

* 『ひかりごけ』の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42960

 授賞式の様子はこちら: https://www.youtube.com/watch?v=055ZnryerbU

イレブンナイン代表の納谷真大さんと、今回若手で出演して俳優賞を受賞した菊地颯平くん

 今回の『ひかりごけ』、私は4回も足を運びましたが、事前に1992年製作のホラー映画『ひかりごけ(https://eiga.com/movie/38972/)』、三國連太郎ほか出演をDVDで観ていたし、公演のチラシ冒頭にも

~~ 北海道で実際に起きた人肉食事件をもとに描いた武田泰淳の同名小説をイレブンナイン納谷真大が戯曲化。極限状態におかれた人間の、生きるために「仲間の肉を食べる」という行為を通して、「生」が内包している様々な矛盾と向き合いながら「生きること」の意味を問いかける。

主演に斎藤歩、泉陽二を。音楽に山木将平を迎えた衝撃作。~~

とあったので、このコロナ禍で若干気落ちしている時におどろおどろしい芝居かと少々気弱になりながらの観劇でした。ところが、いい意味で予想を裏切ってくれて、斎藤歩さんが事前に言っていたようなファンタジーといった雰囲気も感じられるほど軽やかでテンポよく、緊張を解く脚本も素晴らしかったですね。トラマツルグの斎藤歩さん、音楽担当の山木将平くん他のスタッフの皆さまのプロの技を魅せてもらった気がして、これまでの『素麺』、『アイランド』に並ぶ久しぶりの高いレベルのTGR大賞となり、私自身も嬉しいです。是非、再演して頂きたいですね。

カメラマンの脇役に徹する斎藤歩も素晴らしい!

カメラマンの脇役に徹する斎藤歩も素晴らしい!

* 『素麺』2012年TGR大賞受賞

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15224

* 『アイランド』2014年TGR大賞受賞

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21853

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25100

 イレブンナインの皆さん、おめでとうございます!!!

ブラボー、『ひかりごけ』!

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 劇団「イレブンナイン(http://eleven9.jp/」の話題作『ひかりごけ』が10日間12ステージ、大盛況で終演しました。「人食いの実話」との前評判で怖くて観に行けなかったとおっしゃる方もいました、事前に昔の映画をDVDで観ていましたが、今回の芝居は遥かにファンタジックで、ホラーではなく透明感もありました。ギターの音楽がリズムを刻み、軽やかな印象を与えていたのと、脚本の展開が追い詰められた観客の心理をふと現在に呼び戻して悪夢から覚めたかのような気持ちにさせる、脚本、演出、舞台装置、照明、そして山木将平くんの音楽、役者たち、素晴らしかったです!!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

STAFF スタッフ

原作:武田泰淳

作・演出:納谷真大

ドラマトゥルグ:斎藤歩

音楽:山木将平

舞台美術:高村由紀子/舞台監督:高橋詳幸(アクトコール(株))/照明:熊倉英記/音響:奥山奈々(pylon Inc.)/宣伝美術:若林瑞沙(studio COPAIN)/演出助手:梅原たくと、内崎帆乃香/ゼネラルマネージャー:カジタシノブ(tab)/広報協力:越智香奈江/制作:小島達子、澤田未来、上總真奈、坂口紅羽、沢井星香/著作権管理:日本文藝家協会/協力:北海道演劇財団、F.C.S.、さっぽろアートステージ2021実行委員会、札幌劇場連絡会/制作協力:ダブルス/企画制作:ELEVEN NINES、tatt Inc.

斎藤歩

斎藤歩

左から納谷真大、菊地颯平、泉陽二

「あなただったら食べますか?」

「食べるかもしれません。生きるために。」

 「我慢してるんです!」、「せつねぇー」が耳に残る印象深い、久しぶりの大人の作品でした。

『プラセボ / アレルギー』、終了!

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 『札幌演劇シーズン2021夏(https://s-e-season.com/』もいよいよ終盤、先日は劇団「イレブンナイン」の『プラセボ / アレルギー(https://s-e-season.com/program/pa/index.html』を複数回観劇してきました、10年前の作品の再演なのでセリフに時代のズレを感じる場面もありましたが、回を重ねる毎に言葉・フレーズの深さと展開の面白さもブラッシュアップしていく感じがとても心地よかったです。

* イレブンナインーー> http://eleven9.jp/

* これまでの「イレブンナイン」関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%96%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%B3

 今回はギターの山木将平くんも出演、10年前には居なかった存在を脚本に組み入れての舞台で好演していました。私は5回も足を運びましたが、初日は舞台上も観客も硬くて、やはりコロナ禍での公演だからなのか多少こなれていなかった感じも。回を重ねるたびに力も抜けてテンポよく、お客さんによるとセリフ・展開ともに速過ぎてついていけないとの感想も聞いたりしました。

 この1年半、コロナ禍で苦戦する全国の演劇人たち、稽古に数か月、その前2週間から一日朝晩二回の検温を続けて、公演を終えても更に二週間の検温と注意深く記録を残しての公演実現、ただそれでも今回のように各公演満席の劇場というのもその状況に感動する私です。これからも頑張って欲しいですね。

札幌演劇シーズン 2021冬(2)

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 今回は、関連プログラムも幾つか開催されましたが、そのうち私は二つに足を運びました。

 一つはチカホ(札幌市地下歩行空間)での読み聞かせ劇、歩行者の通路横の簡易舞台で山木将平くんのギター、特別に開始前にブルース演奏も。イレブンナインの公演は大人も楽しめる内容、山木くんとのコラボも大盛り上がりでした。

* 『未来のためのプロジェクト』 札幌市地下歩行空間
ELEVEN NINES 読み聞かせしばい「ものがたりとあそぼう」

https://s-e-season.com/SBLAC/program/elevennines/

公演開始前の山木くんの演奏

 チカホでのミニ公演の次はサテライトプログラム公演、若手の5人の脚本、軽いタッチのコメディで大いに笑いました。

* サテライトプログラム
paingsoe null #00 「何もないけど、蒼ざめる」 BLOCH

https://s-e-season.com/SBLAC/program/paingsoe/

脚本 山田マサル
井上悠介(きっとろんどん)
渋木のぼる
川尻恵太(SUGARBOY)
伊藤栄之進(Spacenoid Company)

演出

山田マサル

出演

泉香奈子、ツルオカ、小島達子(ELEVEN NINES)、山田マサル

 パインソーの山田マサルさんは先日の新聞にも大きく掲載されていました。

 このコロナ禍で関連プログラムに参加された皆さんの頑張り、素晴らしかったですね!!!

朗読劇 配信 !

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 昨年末のクリスマスイブ、札幌座コラボ企画、配信で朗読公演『ススキノを爪弾く、聖夜の憂哀歌(ブルース)HTB onライン劇場』は素晴らしい音声と映像で、再び感動しました。ズームアップの画像は配信ならではの魅力、舞台のライブ感とは一味違った面白さで楽しめます。

* 2019年12月の公演の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=37618

* 2020年版のご紹介ーー> https://twitter.com/htb_on_theater/status/1343702268533592065?fbclid=IwAR2C0mbaexyERrlIoH9QBjfRcLGnCRq9HqjUWpMEjD2svhrmmGR37GeHHHI

札幌座コラボ企画 再演 朗読公演 すすきのを爪弾く「聖夜の憂哀歌(ブルース)」|HTB onライン劇場

 今回は、HTBの新しいスタジオから、

左 福田太郎(HTBアナウンサー)、中央 斎藤歩、 右 西田薫

右 山木将平

西田薫さん

西田薫さん

斎藤歩さん

斎藤歩さん

山木将平くん

山木将平くん

HTB さん

福田太郎さん

コロナ禍、イレブンナイン公演!

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 このコロナ禍の中、「ELEVEN NINES 2020新作本公演『名もなく貧しく美しくもなく』(http://eleven9.jp/namonakimazusiku/」が予定通りの日程で終了しました。客席は感染防止から定員の半分以下となりましたが、いずれの公演も満席で大盛況でした。

 山木将平くんも音楽だけでなく役者としても進化した姿で熱演でした(http://shoheiyamaki.com/events/event/namonaku2020/)!

* これまでのイレブンナイン関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%96%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%B3

 「世界は醜い」で始まるこの舞台、ピラミッドの底辺で暮らす人々と向こう側の世界との行ったり来たり、父と娘との危うい関係他、様々な人生が織りなす喜怒哀楽が、山木くんのギターの音色をバックに心に染み入りました。今回、3回も観劇したことで、各回とも違った印象を受けたのも面白かったですね。最近は、2月の「カッコウ」は5回観劇とか、複数回足を運ぶことで、一層作品の奥深さを噛みしめて楽しんでいます。

 今年の2月以降のコロナ禍の中、演劇に関わる皆さんの稽古から公演、その後も感染防止に対する涙ぐましいご尽力に頭が下がりますし、そんな環境でもなお劇場に足を運ぶファンの方々にも感謝したいですね。

(写真はいずれもカジタシノブさん)

 この公演、期間限定でアーカイブ配信(http://eleven9.jp/news/namonakustream/)もあるようです、早速チケットを買いました。

演劇 有料配信の試み!

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 『すすきのを爪弾く』シリーズの第二弾が、このような時期に有料配信で7月20日頃に公開されます。先日はその収録場面に立ち会って、新しい時代の芝居の在り方を観る思いでした。

* 2019年12月『すすきのを爪弾く』シリーズ第一弾ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=37618

* https://www.youtube.com/watch?v=KKsv6l6UvB4&feature=youtu.be

 細部にまで拘る斎藤歩の真骨頂、開始ぎりぎりまで最後の修正を加えていました。山木将平くんのギターも前回同様に素晴らしく、ある時はソロで聞かせて、ある時は朗読のバックとして目立たぬように低音のリズムを刻む、緩急自在のプロフェッショナリズム、若いのに本当に素晴らしいです!

* 山木将平くん関係記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%B1%B1%E6%9C%A8%E5%B0%86%E5%B9%B3

 数日後、私は今回の舞台にもなった幌平橋近くに行く用事があったので、足を延ばして橋の手前広場と歩道橋を昇ってみました、なるほど、増水している豊平川の中央からの札幌の景色、まさに今回の第二弾の原風景でしたね!

幌平橋西

幌平橋西

姉妹都市米国オレゴン州ポートランド市

姉妹都市米国オレゴン州ポートランド市

歩道橋のてっぺんから

歩道橋のてっぺんから下流を臨む

今回の朗読劇の有料配信、現在は編集作業中とのことで、配信のスタートは7月20日頃になるようです、どんな映像になるのか楽しみですね!!そしてさらに、『すすきのを爪弾く』第三弾の企画も生まれようとしているとか、これもまた楽しみです!

『虹と雪、慟哭のカッコウ』(中)

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 初日開演前は、私を含めた観客も何となく緊張していました。

開演直前の舞台

開演直前の舞台

 山木将平くんのギター生演奏で始まる舞台、個性豊かなキャスティングで、それぞれの役者の見せ場があり、さらに時代背景が1972年冬季オリンピック開催直前の札幌と設定されているので、当時の臨場感が素晴らしい!

 カッコウは札幌市の鳥、豊平川東橋下の「サムライ部落」、二風谷の「アイヌ部落」、満州と、それぞれ生まれた場所を喪失した状況から人間性を回復する闘いを挑む入院中の男達、1972(昭和47)年1月24日、グアム島の南部タロフォフォのジャングルで発見された残留日本兵・横井正一さん、女子フィギャースケートのジャネット・リン選手、1973年に札幌で行われたロボトミー手術、そして、ギタリストの山木将平の生演奏、そんな話題を織り交ぜた物語へと見事に変身しています。「虹と雪のバラード」も懐かしい思い出の曲ですね。

<以下、舞台写真は高橋克己さん撮影>

 初日公演は大盛況で終了しました。後から楽屋で出演者たちに聞くと、初日はやはり緊張したとか。いずれにせよ、新型コロナウイルス感染で世の中が動揺する中、しっかりと公演を終えて、まずは一安心でした。ただ、その後も感染患者が増えてくる中、公演を継続できるかどうか、一回一回の公演毎に、主催者としてこれが最後かもしれないという緊迫した気持で毎公演を見つめていました。

『虹と雪、慟哭のカッコウ』(上)

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 「All Sapporo Professional Actors Selection vol.1『虹と雪、慟哭のカッコウ~SAPPORO’72』」公演が、札幌のクリエイティブスタジオ(https://www.sapporo-community-plaza.jp/event.php?num=732)で開催されました。

 ご存知の方も多いと思いますが、この公演のモデルとなるカッコーの巣の上で』は、1975年のアメリカ映画です。 原作はケン・キージーが1962年に発表した同名のベストセラー小説。精神異常を装って刑務所での強制労働を逃れた男が、患者の人間性までを統制しようとする病院から自由を勝ちとろうと試みる物語です。 1976年のアカデミー作品賞、 アカデミー主演男優賞(ジャック・ニコルソン)、アカデミー主演女優賞(ルイーズ・フレッチャー)、アカデミー脚色賞、アカデミー監督賞(ミロス・フォアマン)の主要5部門を総なめにして話題になりました。

 今回、1972年の冬季オリンピック開催決定に沸く札幌のある精神療養病棟を舞台に、実力派俳優たちが人間の尊厳と自由を描く演劇作品を熱演しました。カッコウは札幌市の鳥、豊平川東橋下の「サムライ部落」、二風谷の「アイヌ部落」、満州と、それぞれ生まれた場所を喪失した状況から人間性を回復する闘いを挑む入院中の男達、1973年に札幌で行われたロボトミー手術、そして、ギタリストの山木将平の生演奏、そんな話題を織り交ぜた物語へと見事に変身しています。ドラマツルグの斎藤歩、脚本・演出の納谷真大ほか、キャストも個性を存分に発揮して見応えがありました。

* 虹と雪のバラードーー> https://www.youtube.com/watch?v=cPwnaq9PQF0

衝撃のチラシ!

衝撃のチラシ!

出演
斎藤歩(札幌座)
納谷真大(イレブンナイン)
水津聡(富良野GROUP)
小橋亜樹(クリエイティブオフィスキュー)
東李苑(クリエイティブオフィスキュー)
島太星(クリエイティブオフィスキュー)
山木将平
西田薫(札幌座)
礒貝圭子(札幌座)
熊木志保(札幌座)
小林エレキ(yhs)
川崎勇人(東京乾電池)
山田マサル(パインソー)
竹原圭一(RED KING CRAB)
梅原たくと(イレブンナイン)

<この公演について> HPより~~~~~~~~~~~~~~~
 「All Sapporo Professional Actors Selection」とは
 北海道の内外で活躍するプロフェッショナルな俳優を作品ごとに選抜し、これまで札幌ではなかなか実現のできなかったエンターテイメント性があり芸術的価値も高い演劇作品を創造し道民・市民にお届けする、札幌の演劇の新しい挑戦です。道外・海外から北海道を訪れた観光客の皆さんにも札幌の地場演劇を北海道観光のオプションの一つとして提案するアートツーリズムの試みでもあります。劇団やユニットの枠を超えて、道内・道外からも俳優や専門スタッフを札幌に招き、札幌文化芸術劇場hitaruの協力も得て、札幌市民交流プラザ・クリエイティブスタジオで公演します。 TGR札幌劇場祭や札幌演劇シーズンなどで活況を呈している札幌の地場演劇を支え続けるプロフェッショナルな俳優たちが、大人の観客の皆さんを満足させる舞台芸術をお届けします。シリーズ第一作は、精神療養病棟を舞台にした映画「カッコーの巣の上で」に着想を得て、人間の尊厳を問うオリジナルドラマをイレブンナインの納谷真大が書き下ろします。ロボトミー手術が実際に行われていた1970年代前半の札幌を舞台に、冬季オリンピック開催直前の急速な開発と新たな社会システムが構築されようとしている街の狭間で、そこに収まりきらない人間たち、命を賭して自由を渇望する姿を、札幌座の斎藤歩を主演に迎え、豪華キャストとギタリスト・山木将平の生演奏で描きます。

<演出家からのメッセージ>

「ここは俺やアンタがいるべき場所じゃない」
「そう思わねぇか?…なあ…一緒に行かねえか?」

1971年5月、札幌のシンボルである鳥「カッコウ」の初鳴きが聞かれ
翌年開催される冬季オリンピックを控えた街は様変わりしていた。
刑務所での懲役を免れるために精神病を装い入所してきた金子タケシは
療養所の非人間的なルールに悉く反抗する。
アイヌの貝沢チカラら様々な患者たちは当初
森川婦長らの「脳みそをちょん切る手術」を恐れていたが
金子と時間を過ごすうちに、彼の行動に共感し始め…。

オリンピックで街は生まれ変わろうとしている。
人間は生まれ変われるのか・・・人間の尊厳とは?

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たくさんの応援のフラワーデザインも

たくさんの応援のフラワーデザインも

 折からの新型コロナウイルス感染予防で受け付けもマスクで対応、会場入り口には諸注意メッセージ、HPにもご注意をアップして。

受付対応の姿!!

受付対応の姿!!

 (公財)北海道演劇財団HPより~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

新型コロナウイルスへの対応について

投稿日:2020年02月20日


 新型コロナウイルスの札幌での市中感染の発生に伴い、北海道演劇財団としては、2月20日に初日を迎えるAll Sapporo Professional Actors Selection Vol.1「虹と雪、慟哭のカッコウ」の上演にあたり、以下のような対応を行うことといたします。

 会場であるクリエイティブスタジオは小劇場であり、閉鎖的な空間ですが、現在新型コロナウイルスへの感染は飛沫感染、接触感染のみであるとの見解があり、2月20日現在、スタッフ・キャストの中に発熱・倦怠感・せきなど、感染が疑われる症状を持つ者もなく、今回の上演にあたってはスタッフ・俳優一同、細心の注意を払いながら、公演を開始したいと考えております。3月1日までの公演期間中に関係者に感染の疑いが発生した場合、公演中止などの措置をとる可能性も含め、今後、最新の情報が入り次第、臨機応変に適切な対応をしてゆくこととします。

 ご来場のお客様には、感染予防・拡散防止の趣旨をご理解の上、以下の点にご協力をお願いいたします。

〇発熱・咳・全身痛などの症状が継続してある方は、観劇をお控えくださいますようお願いいたします。
〇既に前売り券をご購入のお客様には払い戻しの対応もいたしますので、ご連絡ください。
〇劇場内の換気、消毒などには万全を期しております。観客の皆様も、うがい、手洗いなど、可能な限りのご協力をお願いいたします。
〇急な咳・くしゃみなどの症状が現れた場合、周囲のお客様にご配慮いただき、マスクの着用やハンカチ、着衣で覆うなどの対応をお願いいたします。
〇受付スタッフ・場内整理スタッフはマスクを着用させていただきます。
〇受付時、せきなどの症状が見受けられるお客様には、お声掛けをさせて頂き、体温を測定させていただき、問題がないようであれば、連絡先をお聞きしてからご入場いただく場合もあることをご理解ください。

 私たちは安全で快適な劇場空間を用意し、お客様をお待ちしております。何かお気づきの点がありましたら、遠慮なくスタッフにお申し付けください。

2020年2月20日
公益財団法人 北海道演劇財団
芸術監督 斎藤 歩

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 入念な予防告知をして、そして初日はたくさんのお客様が1時間前から列をなして開場をお待ちしていました。

ロビーいっぱい

ロビーいっぱい

 2020年2月20日、演技する側も観る側も、若干の緊張した様子でしたが、初日は大盛況で幕を開けました!

Zooサロン新年 2020

Posted by 秋山孝二
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 (公財)北海道演劇財団(http://www.h-paf.ne.jp/tatt inc(https://tatt.jp/が企画制作する「All Sapporo Professional Actors Selection vol.1『虹と雪、慟哭のカッコウ ~SAPPORO’72(https://www.sapporo-community-plaza.jp/event.php?num=732)』」公演を前に、先日のZooサロンでは脚本・演出、出演者の皆さんを囲んでのひと時、大変楽しかったです。


http://www.sapporoza.com/program-index/?program_id=1823

~~~~~~~~~~~関係HPより 引用

 「All Sapporo Professional Actors Selection」とは
 北海道の内外で活躍するプロフェッショナルな俳優を作品ごとに選抜し、これまで札幌ではなかなか実現のできなかったエンターテイメント性があり芸術的価値も高い演劇作品を創造し道民・市民にお届けする、札幌の演劇の新しい挑戦です。道外・海外から北海道を訪れた観光客の皆さんにも札幌の地場演劇を北海道観光のオプションの一つとして提案するアートツーリズムの試みでもあります。

 劇団やユニットの枠を超えて、道内・道外からも俳優や専門スタッフを札幌に招き、札幌文化芸術劇場hitaruの協力も得て、札幌市民交流プラザ・クリエイティブスタジオで公演します。TGR札幌劇場祭や札幌演劇シーズンなどで活況を呈している札幌の地場演劇を支え続けるプロフェッショナルな俳優たちが、大人の観客の皆さんを満足させる舞台芸術をお届けします。

 シリーズ第一作は、精神療養病棟を舞台にした映画「カッコーの巣の上で」に着想を得て、人間の尊厳を問うオリジナルドラマをイレブンナインの納谷真大が書き下ろします。ロボトミー手術が実際に行われていた1970年代前半の札幌を舞台に、冬季オリンピック開催直前の急速な開発と新たな社会システムが構築されようとしている街の狭間で、そこに収まりきらない人間たち、命を賭して自由を渇望する姿を、札幌座の斎藤歩を主演に迎え、豪華キャストとギタリスト・山木将平の生演奏で描きます。

 オリンピックで街は生まれ変わろうとしている。
 人間は生まれ変われるのか・・・人間の尊厳とは?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり

 サロンの会では、ドラマトゥルグの斎藤歩さん、作・演出の納谷真大さん、音楽でギタリストの山木将平さんほか出演の皆さまをお迎えしてのトークでした。冒頭にサロンの会の有田英宗会長のご挨拶。

サロンの会会長ご挨拶

サロンの会・有田英宗会長のご挨拶

 出演のお一人、西田薫さんのお話も。

 富良野からは水津聡(富良野GROUP)さんも駆けつけてくれました。

 山木将平さん、生のギターで、そして今回演劇初舞台となりそうです

キャスト

斎藤歩(札幌座)
納谷真大(イレブンナイン)
水津聡(富良野GROUP)
小橋亜樹(クリエイティブオフィスキュー)
東李苑(クリエイティブオフィスキュー)
島太星(クリエイティブオフィスキュー)
山木将平
西田薫(札幌座)
礒貝圭子(札幌座)
熊木志保(札幌座)
小林エレキ(yhs)
川崎勇人(東京乾電池)
山田マサル(パインソー)
竹原圭一(RED KING CRAB)
梅原たくと(イレブンナイン)

スタッフ

演出助手:後藤七瀬(イレブンナイン)
舞台監督:高橋詳幸(アクトコール(株))
舞台美術デザイン:高村由紀子(フリー)
舞台製作:アクトコール(株)
作曲:山本将平
照明プラン:広瀬利勝(フリー)
照明オペレーター:阪井駿太郎(オーテック)
衣装デザイン:岡本嚇子(アトリエスピカ)
音響オペレーター:奥山奈々(Pylon Inc.)
字幕オペレーター:富岡尊廣(NPO法人札幌座くらぶ)
宣伝美術:若林瑞沙(studio COPAIN)
制作:富岡尊廣、澤田未来(イレブンナイン)
プロデューサー:木村典子(札幌座)、小島達子(tatt)

 一昨年12月のこけら落とし公演『ゴドーを待ちながら』に続く創作演劇、今回も大変楽しみで、すでに3回の観劇予約をしています。今回チケット料金もこれまでより少し高く設定されて、札幌の演劇界に新しい時代の到来を予感させます!

* 2018年12月公演の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=35036

「北を語る会」 最終の例会!

Posted by 秋山孝二
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 この30年間、異業種勉強会として続いた「北を語る会」、先日、最後の例会をもって終焉となりました。ここまで事務局長として立ち上げからずっとご尽力頂いた吉岡潤三さんに心から感謝申し上げます。

* 「北を語る会」関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E3%82%92%E8%AA%9E%E3%82%8B%E4%BC%9A

 最終回の講演者は、高校の先輩でもある(株)富士メガネ(http://www.fujimegane.co.jp/)の代表取締役・金井昭雄さんでした。海外難民視力支援活動を永らく実践し、数々の顕彰を受けられていて、先日はその一端をご披露して頂き、参加者の感動をよびました。

 講演、懇談の後に、横路孝弘元衆議院議長のご挨拶。

横路孝弘前衆議院議長のご挨拶

横路孝弘前衆議院議長のご挨拶

 続いて、これまでのご尽力に対して参加者から吉岡潤三社長に花束の贈呈です。

渡会代表と吉岡事務局長

渡会代表と吉岡事務局長

 最後の例会の最後の写真、これまでたくさんの思い出をありがとうございました。

 来月上旬に最後の会報が発刊予定で、そこに寄稿した私の文章は以下の通りです。

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北海道、深堀の思い出

 「北を語る会」の思い出は、北海道の深堀りとしてとても多彩で数も多いのですが、まずは25周年記念100回例会で、ノーベル化学賞受賞の北海道大学名誉教授・鈴木章先生のご講演です。北大工学部の新研究棟落成記念講演会にもお招き頂き、先生の「カップリング・メソッド」もお聴きしました。30周年記念例会は、横路孝弘元衆議院議長のリーダー論、期待の若きギタリスト・山木将平さんのライブ等、節目として忘れることができません。いずれも200名の参加で盛大に開催されました。

 次は、移動例会としての「歴史再発見ツアー」です。事前の緻密な企画のお陰で、限られた日程の中、北海道の歴史を深く学ぶことができました。北海道の「近代」の一断面を、各地で若い方が一生懸命に説明する姿には、こみ上げる感動でした。歴史ツーリズムは、まさに地域の歴史を紡ぎ出す今を生きる人間たちの努力の末に生まれるものなのでしょう、大変勉強になりました。今は亡きむのたけじは、「『すりかえる』権力と『すり抜ける』民衆、騙されないこと」、「歴史は一人から始まる、自分から始める、それは自分に誇りを持つこと」と言葉を残していますが、「ひとりひとり生きた」軌跡をリスペクトして、丁寧に拾い出す作業とでも言うのでしょうか。

 三つ目の思い出は、「演劇」に絡む観劇を含めた例会です。私は(公財)北海道演劇財団の理事長を務めているので、この間の数多くの例会で、観劇と関係者の講演を企画して頂いた吉岡潤三事務局長に心から感謝申し上げます。特に114回目はシアターZooで『フレップの花、咲く頃に』の観劇の後、隣の稽古場での懇親会。この公演は、敗戦直後の樺太に残留していた朝鮮人、日本人、ロシア人、樺太アイヌたちが、国家・民族の垣根を越えて一つのコミュニティを奇跡的に形成していた「混住」の時代、そこに国境はなく、ただ人と人とが生きるために向き合い共存した心の交流を描いた作品です。当時小学生だった吉岡潤三さん(北海道演劇財団理事)のお宅をモデルに、一緒に暮らすコミュニティを見事に表現していました。

 最後は、永らく在札幌ロシア総領事として日ロ親善にご尽力されたサープリンさんご夫妻です。公務員定年を迎えてご帰国が決まった時、札幌のロシア総領事館で送別パーティが行われ、150人以上の地元の方々がお集まりになって、これまでの感謝を伝え、「『近くて遠い国』から本当の意味で『近くて近い国』にしていきましょう!」とのメッセージでした。国家レベルではいろいろ言われる昨今の国際情勢、グローバルな時代こそ地域間連携による新たな関係の構築を期待したいところですし、必ずや実現できると思います。私たち北海道民への辛口メッセージとしては、「冬を『凌(しの)ぐ』ではなく、『楽しむ』発想が大切ではないでしょうか」、と数年前の札幌市南区定山渓での「環日本海経済同友会フォーラム」を含めて、たくさんの場でアドバイスとエールを伝えて頂きました。

 まだまだたくさんの思い出は書ききれませんが、「北を語る会」関係の皆さまにこれまでのご尽力に心から感謝申し上げます、ありがとうございます。

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すすきの、聖夜の憂哀歌

Posted by 秋山孝二
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 今年も、私はたくさんの演劇を観る機会を得ましたが、締めの芝居はギターと朗読のコラボでした。

~すすきのを爪弾く~聖夜の憂哀歌

* http://www.h-paf.ne.jp/program/191223rukikaku/

* http://shoheiyamaki.com/events/event/susukinobluse/

聖夜の憂哀歌(ブルース)~すすきのを爪弾く

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~演劇財団HPより

 斎藤歩が、札幌の歓楽街ススキノの裏町を舞台にオリジナル短篇小説7本を書き下ろし、西田薫とともに朗読し、今注目の若手ギタリスト・山木将平が生演奏のブルースでカヴァーします。

 聖夜に儚い夢が浮き沈むススキノの極彩色のネオンの影路地裏で営まれる男と女の断片です。閉店間際のラーメン店、薬局、交番、路上の易者、24時間保育園ホテル街の柳の木の下などバブル崩壊直後の昭和~平成初期のエピソードをベースにクリスマスのススキノを流離う女と男の孤独な魂を描きます。

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 ギターの山木将平くんは、私の高校の後輩。先月も至近距離でのライブ、贅沢な時間でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=37460

クリスマスイブの演劇

クリスマスイブの演劇

 西田薫さん、斎藤歩さんのベテランの朗読と山木くんのブルースの音色が相まって、札幌の南1条西5丁目で生まれ育った私には、昭和の路地裏の雰囲気が見事に蘇り、何とも言えない懐かしさを感じた70分でした。幼い頃のクリスマスイブは、なぜか大声をあげている酔っ払いの声とダブり、ススキノ・狸小路界隈の賑わいとともに私の記憶の中にしまわれています。

 前回の太宰治作品のコラボに続いて、シアターZOOに響くギターの音は、いつもとは別の素晴らしい空間となりました。山木将平くんのこれからの活躍を期待したいですね!

 私の2019年の演劇鑑賞の締めくくりとなりました。

* 『演劇』関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%BC%94%E5%8A%87

山木将平くん、ミニライブ!

Posted by 秋山孝二
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 私の高校の後輩であり、今、各方面で活躍している山木将平(https://shoheiyamaki.com/くんのミニライブは、ブルース中心の熱演、大変贅沢なひと時でした。今年彼は、「札幌国際短編映画祭」で「 最優秀作曲賞」を受賞しました(https://shoheiyamaki.com/2019/10/21/shortfilm2019/)。

山木将平くん

山木将平くん

 場所はススキノのバー『ベーシック・バーボンアヴェニュー(https://www.mapion.co.jp/phonebook/M01014/01101/20130041799/#detail_info』。昔の会社の方々と以前飲んでいた時、今回のミニライブの企画を知り、楽しみにしていました。

 彼は最近、演劇・朗読とのコラボにも出演して、好評を得ています。今月には、シアターZOO企画公演『聖夜の憂哀歌(ブルース)~すすきのを爪弾く(http://www.h-paf.ne.jp/program/191223rukikaku/)』、年明け2月には、北海道演劇財団(http://www.h-paf.ne.jp/tatt inc(https://tatt.jp/)共同企画『虹と雪、慟哭のカッコウ ~SAPPORO’72』に出演が決まっていて、益々期待が高まります!

北を語る会 30年記念例会

Posted by 秋山孝二
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 異業種交流の「北を語る会」、30周年記念例会が200名を越える参加者で大盛会でした。

* これまでの「北を語る会」記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E3%82%92%E8%AA%9E%E3%82%8B%E4%BC%9A

当日パンフ

当日パンフ

石田武史さん撮影

石田武史さん撮影

会長の渡会俊介さん

冒頭ご挨拶 会長の渡会純介さん

 オープニング演奏は、明楽みゆきさんのチェンバロ演奏。アリア、この道、糸、リベラタンゴほか、メドレーで飾りました。

オープニングは明楽さんのチェンバロ演奏

オープニングは明楽みゆきさんのチェンバロ演奏

 記念講演は、元北海道知事、前衆議院議長の横路孝弘さん、「未来への希望に向けて~北を語る」でした。久しぶりのお話、北海道知事時代の私なりのたくさんの思い出が頭に浮かびました、懐かしさとともに、今のリーダーの情けなさも浮き彫りに。北海道の先駆性、将来性を、信念をもって語る姿は健在でした。

横路孝弘さんのご講演

会員の横路孝弘さんのご講演

 設立時の小川東州会長もお元気でご挨拶をされました。もうずいぶん昔になりましたが数年間、毎月、小川先生を囲んで大先輩たちとご一緒に習字を習って語らった日々を思い出しました。

設立当初の会長・小川東州さん

設立当初の会長・小川東州さん

 サプライズでは最年少会員、平成元年生まれで、私の4番目の子供と高校同期の山木将平くんも一曲だけライブ演奏でした。終了後に最新のCDを買いました、個性豊かに頑張っているし将来も楽しみです。

* 山木将平ーー> https://shoheiyamaki.com/

会員の山木将平くんのギター演奏

会員の山木将平くんのギター演奏

 恒例のダンディーフォーの素晴らしいハーモニー、平均年齢78歳。テノールの石丸先生がご逝去の後、以前、北海道経済同友会事務局でお世話になった小路口さんが加入して、一層レベルが上がった感じのライブでした。

ダンディーフォー

ダンディーフォー

 そして最後は、皆さんで「知床旅情(https://www.youtube.com/watch?v=tfjKZD03Ox8)」の大合唱でした。

フィナーレは知床旅情

フィナーレは知床旅情

六華同窓会 新年交流会 2018

Posted by 秋山孝二
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 私の出身高校の「六華同窓会(http://www.rikka.net/」、今年で第3回目の新年交流会(http://www.rikka.net/information/2018/01/2018.html#menu)が開催されました。会を重ねる毎に盛会になり、今後も益々楽しみです。

今年の幹事当番期、南43期

今年の幹事当番期、南43期

 舞台では南30期の斉藤みゆきさんのソプラノ。

ソプラノの響き

斉藤みゆきさんのソプラノの響き

 イベントの告知では、山木将平くんも登壇!

楽しみですね!

楽しみですね!

 そして最後は、今年6月の東京六華同窓会(https://www.tokyorikka.jp/)の幹事当番期・南35期の皆さんの総会・懇親会のご案内でした。

左・北口さん、スーツ姿は初めて!、松野さん、黒川さん、右は中川賢一さん!

左・北口さん、スーツ姿は初めて!、松野さん、黒川さん、右は中川賢一さん!

 締めのご挨拶をしました、同窓会の副会長として。

学校林のご報告を

学校林のご報告を

第6回六華交流会、大盛り上がり!

Posted by 秋山孝二
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 先月開催された「六華交流会」、第6回目のメインイベントは山木将平くん(南58期)のミニライブでした。「愛生舘サロン」の後ろのウオールには、同窓生の寄せ書きと本人のサインも。私も「全国、世界で活躍を!」と書きました!

山木将平ミニライブ @ 愛生舘サロン

山木将平ミニライブ @ 愛生舘サロン

それぞれのフィールドのプロたちと

それぞれのフィールドのプロたちと

皆で記念写真!

皆で記念写真!

 これまで六華同窓会の若い世代の交流を目的とした「六華交流会」について、書いてきました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17854

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21219

 東京の東京六華同窓会の「六華サロン」はこちらです:

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16472

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18127

 皆さん各所属での現役、稼ぎ頭ばかり、始まる前から交流が密で会を重ねる度に盛り上がりを見せていて嬉しいですね。

同窓会総会、懇親会、学校林!

Posted by 秋山孝二
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 高校の「六華同窓会(http://www.rikka.net/」総会・懇親会が、今年も盛大に開催されました、今年度は南39期が幹事当番期、私の何と20歳年下です!

 実行委員長の本間幹英さんはじめ、約2年間の準備、本番運営等に心から感謝致します。本間幹英さんは、「月寒あんぱん(http://www.e-honma.co.jp/index.html」の代表取締役社長です。

懇親会で開会挨拶をする本間幹英実行委員長

懇親会で開会挨拶をする本間幹英実行委員長

 総会に引き続き開催された懇親会では、プロのミュージシャンとして活躍する中、今回はお二人、横尾美穂さん(http://mihoyokoomusic.jimdo.com/山木将平くん(http://shoheiyamaki.com/でした

ステージでは同窓のプロミュージシャン二人、山木将兵くんと横尾美穂さん

同窓のプロミュージシャン、山木将平くんと横尾美穂さん

 
 いつものように札幌一中の大先輩たちも皆さんお元気な姿、今年も一中校歌(http://cryophyte.web.fc2.com/)を唄いあげました。10年前には校歌を巡ってこんな白熱した議論もあったのです――> http://www.tokyorikka.jp/hyakusyunen/koukaf.html

恒例の札幌一中校歌:一中同窓生と幹事当番期がステージで

恒例の札幌一中校歌:一中同窓生と幹事当番期がステージで

 何はともあれ、今年も大いに盛り上がって終了しました。

 一方、今年10月から、学校林財団のHPも独立して新しくなりました(http://www.rikka-forest.jp/)。六華同窓会、学校林財団ともに、若い世代の担い手も大幅に増えて、これからの交流が本当に楽しみになりました。

ご準備頂いた皆さん、お疲れさま、そしてありがとうございました!

六華同窓会2011

Posted by 秋山孝二
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 高校の「六華(りっか)同窓会:http://www.rikka.net/」の総会・懇親会が、今年も盛大に開催されました。東京には「東京六華同窓会:http://www.tokyorikka.jp/」もあり、こちらは6月に行われました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9007)。

オープニング:吹奏楽部

オープニング:吹奏楽部

  オープニングは吹奏楽部の演奏、続いてダンス部のはち切れそうなパフォーマンス。今年も600名を越える同窓生の登録があり、「絆」を確かめ合ったひと時です。毎年、年長者順に着席テーブル、私たちの期は、この数年、「もうすぐ我々も着席組だよね」と、同期の連中と話をしていましたが、何と今年がその「着席組」だったではありませんか!座って歓談していると、何だかすっかり落ち着いてしまって、立っている若い世代との交流もそっちのけで、立派な「長老組」でした。こうして歳を取っていくのかと、少々の寂しさも感じながら・・・・。

ダンス部:素晴らしい笑顔

ダンス部:素晴らしい笑顔

  懇親会途中で、アコースティックギタープレーヤー、現役大学生・南58期の山木将平(http://yamakishohei.web.fc2.com/top.html)くんの演奏もありました(http://www.youtube.com/user/shoheiyamaki)。素晴らしいテクニックに加えて、特殊奏法等の作曲・演奏活動にもチャレンジし、チラシにあるように、まさに北海道の大地と空の広大さを感じさせました。会場では1stアルバムの「NORTH WIND:http://www.amazon.co.jp/NORTH-WIND/dp/B004OVSP6M」も販売されて、飛ぶように売れていましたね、楽しみです!

山木将人さんの演奏

山木将平くんの演奏

  昨年少し納得のいかなかった一中の大先輩達、今年は気合十分で、一中校歌、応援歌を堂々と歌い上げました!中53期の山本晋也さんは、歌詞を大きめに印刷して皆さんに配り、この日に備えたとおっしゃっていました。

一中同窓生の雄姿

一中同窓生の雄姿

 「六華同窓会」の幹事長をつとめている私は、今年の会誌に、「『自立した個』として生きる時代」と題して書きました。~~~~~~~~

 2011年六華同窓会総会・懇親会、とりわけ今年は、例年以上に開催できること自体を心からお喜び申し上げます。今年のテーマ、「『六華全書』~今、ひもとくとき」からは、多彩な同窓生の「今」と「人生」を紡ぎ、独自の「六華全書」をひも解いていきたいとの意欲を感じ取ります。これまで幹事当番期としてご準備にあたられた南36期の福沢康弘実行委員長はじめ、同期の皆様に心から感謝申し上げます。

本年3111446分に発生した巨大地震、それに連なる大津波、驚愕の東京電力福島原子力発電所事故は、多くの喪失感を生みながらも、今生きている我々に大きな課題を提起しています。そんな中で今年の当番期は、「『六華全書』に集約された『知』の力は、私たちの想いを必ずやかたちにしてくれると信じて」と、大変前向きに語っています、今ここ、まさに六華に集う人々の出番だというように。

 

7月の「FIFA女子ワールドカップ2011」で、「なでしこジャパン」の優勝は、私たちにたくさんの勇気を与えてくれました。選手たちは日々苦労の連続でここまでの道のりを勝ち取り、結果を出し、試合後のコメントも笑顔も実に爽やかでした。さらに今回の佐々木則夫監督は、男子の岡田前監督、ザッケローニ監督にも共通していますが、事前情報を基に戦略・戦術を駆使して「日本らしさ」を創り出し、試合が始まってからは選手に全幅の信頼を寄せて、試合後は選手を称賛してやまない、本当に素晴らしい采配でした。「駒として使う」というより、一人ひとりの考える力を信頼して、情況に応じた瞬時の判断を任せる、組織における「自立した個」の育成、まさに新しい時代の監督像です。311以降の日本に必要な人材は、自分の頭で考え続ける、こうした「自立した個」であり、取りも直さず、六華に集う人々そのものではありませんか。~~~~~~~~

 

3・11以降の同窓会、また「つながり」の新鮮さを感じて良かったな、と。