斎藤歩、受賞祝賀パーティー!!

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 (公財)北海道演劇財団の斎藤歩理事長が昨年『札幌芸術賞』を受賞したことは私のブログでもご紹介しましたが、昨日は私も含めた有志が世話人となって「祝う会」を開催し、120名を越える参加者で大いに盛り上がりました。会場にはテレビ局のカメラが3台も入り、今後何らかの番組企画があるようで楽しみです。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 祝、歩さん、札幌芸術賞受賞!! (akiyama-foundation.org)

 冒頭の祝辞として私がご挨拶をしました。普段は舞台に上がっている方々ばかりを前に挨拶するのもなかなかの緊張感、それでも私なりのメッセージを短い言葉に詰めたつもりです。

~~~~~~~~~~

1)「偲ぶ会」ではなく「祝う会」ですよ、いや、「お祝いライブ・ディナーショー」というべき今日の参加者の顔ぶれ!

2)この数年のコロナ禍 (公財)北海道演劇財団理事長としての斎藤歩の業績 

~~~~「不要不急ではなく『インフラ』だ!」の信念で公演を続けた演劇人としての矜持

~~~~先だって作成の「コロナ禍における演劇公演ガイドライン」ー>全国のスタンダードに

3)沢則行さんとの直近の公演『カフカ経由シスカ行き』で「まるで閉店セールだ」

~~~~~真に受けるな:稲毛の潮干狩り、ある団体の理事長の「オレの遺言を聞け!」

4)是非、作品を『困ったがんサバイバー!』―今はその取材中なのではないか?!

5)「『札幌芸術賞』を受賞した斎藤歩がすごい」ではなく、斎藤歩が受賞したから『札幌芸術賞』が益々輝く、私はそう思う。

 斎藤歩さんからは最後にご参加の皆さんの紹介と感謝のお言葉。

 俳優の柄本明さんほか多くの方々からビデオメッセージも!

俳優の柄本明さんもお祝いメッセージa

俳優の柄本明さんもお祝いメッセージ

 お祝いのアトラクション、まずはあしり座の人形浄瑠璃『三番叟』、素晴らしいパフォーマンスでした。

 続いては歌・廣田直美さんとギター・山木将平さん、『見上げてごらん夜空の星を』、斎藤歩も一緒に!

 祝辞はチェリストの土田英順さん、斎藤歩作の芝居にも演奏だけでなく役者としても大活躍でした。

 本当に多くの関係者・クリエーターの方々、昔懐かしいお顔もたくさん、素晴らしい雰囲気の会は大いに盛り上がりました。それにしても斎藤歩のこれまでの功績は実に大なるものがあることをあらためて実感した2時間少々でした。

 斎藤歩、おめでとう!!!!

札幌に5月、『北八劇場』オープン!

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 札幌駅北口から直結する新たな舞台『北八劇場:一般財団法人 田中記念劇場財団 | (tmtf.jp)』がいよいよ今年5月にオープンします。先日は、芸術監督の納谷真大さんがニュースでインタビューを受けていました。

* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E5%85%AB%E5%8A%87%E5%A0%B4

 この劇場の杮(こけら)落しは『あっちこっち佐藤さん』、5月上旬公演予定です。

* ご参考にーー> SASARU Hokkaido | 札幌駅直結の小劇場「北八劇場」が誕生!演劇界隈の新しい歴史スタート!2024年春始動

札幌の演劇、今とこれから!

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 『seek | 札幌で演劇に関わる人のためのサイト (sapporoseek.art)』主催の札幌で演劇に関わる各世代を繋ぐプロジェクト、そのシリーズの一環で先ずは今年1月5日に続いて([1/5・1/16開催]札幌演劇いまとこれから01 シンポジウム「札幌の演劇史」 | seek (sapporoseek.art))、今回の対談が企画されました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~HPより

札幌舞台芸術制作協議会(SEEK)について

 「演劇」という狭い世界の話ではありますが、「演劇が盛んな地方都市は?」と問われれば、日本で演劇に関わる多くの人が「札幌」と答えるに違いありません。これまで不断の努力で「札幌スタイル」とも呼べる⺠間主導の演劇創造環境づくりを実現してきた先輩方には感謝してもしきれません。

 これから先、この環境を守り、より良い状態で後の世代へ繋いでいくために、次の世代として手を取り合い、課題解決に取り組むべく新たな団体を立ち上げました。感染症の流行という予想しえなかった事態で打撃を受けているように、これから先も思いもよらない危機が訪れる可能性は否定できません。その時に柔軟に対応していけるように、日常的な情報交換と問題意識の共有ができるチームでありたいと考えています。

参加者(2023年8月現在)

小室明子(ラボチ)
小島達子(株式会社tatt/ELEVEN NINES)
笠島麻衣(北八劇場/一般財団法人田中記念劇場財団事務局長)
佐久間泉真(弦巻楽団/札幌演劇情報サイトd-SAP 編集長)
鶴岡ゆりか(テアトロエクスプレス有限会社/演劇専用小劇場BLOCH)
清水友陽(公益財団法人北海道演劇財団芸術監督)
尾崎要(アクトコール株式会社)
太田真介(NPO法人コンカリーニョ)

~~~~~~~~~~~~~~

 劇場のロビーには札幌演劇シーズン (s-e-season.com)』の初回から今回までのパンフが展示されていました。それら全てを観てきた私にとっても感慨深いものがあります。

 そして劇場内では世代を越えたトークセッションも。演劇シーズンプログラムディレクターの斎藤歩さんとNPO法人コンカリーニョ/札幌演劇シーズン実行委員会事務局の太田真介さんの対談。これまでを振り返り、冷静な総括、そして今後の展望について、これまでの実績、課題を踏まえた興味深いやり取りでした。

2023年、年の瀬を迎えて

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 2023年もあと二日で終わり、山あり谷ありの一年でしたが、私自身は何とか身体も健康で過ごすことができました。

 今年もたくさん演劇に足を運びました。コロナ禍が開けて再開した感じの劇場でしたが、なかなかお客さんの入りはもとには戻っていない感もありました。それでもこの間しぶとく公演を続けてきた幾つかの劇団には頭が下がります。

 『新渡戸の夢』と題しての自主映画がいよいよ年明けに上映開始、先日はその試写会が催されました。率直に言って『新渡戸の夢』と題するには少々断片的かも、むしろ『新渡戸の教育に掛ける思いを今に」みたいな方が適切なのでしょうか。

 他にはテレビ番組から。

 今年も年末はFM三角山放送に出演、丸山哲秀先生とのトークで一年の振り返り。

 そして最後はやっぱりこの写真でしょうね、素晴らしいチームでした!

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 祝 WBC 侍ジャパン!! (akiyama-foundation.org)

 どうか皆さま、よいお年をお迎えください!!

演劇『オトン、死す』!

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 演劇『オトン、死す(ELEVEN NINES「オトン、死ス!」 | ELEVEN NINES (eleven9.jp)』は、劇団イレブンナイン(ELEVEN NINES (eleven9.jp))主宰の納谷真大さんのリアルストーリーを戯曲化した作品『ワタクシ演劇』、当初は個人的なお話かと思いきや、親の旅立ちを経験している方、これから経験するであろう方、いろいろな事情でその瞬間に立ち会えなかった方、様々な思いでこの舞台を観劇して、多様な感想を終演後に会場で語り、SNSでもアップされています。リアルストーリーの普遍性なのでしょうね、素晴らしい作品でした。

 コロナ禍の中でも舞台製作を続けてきた数少ない劇団、それぞれの役者の方々が伸び伸びと演じていた姿が印象的でした。

コラボ演劇、沢則行さん&歩!

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 チェコのプラハ在住の人形劇師・沢則行さんと札幌座の斎藤歩とのコラボ演劇、昨年から構想を練っていた作品が、札幌で公演されて連日満員御礼の大盛況で終了、東京はじめ道外からもたくさんのファンが訪れていました、有難いですね。

* http://www.h-paf.ne.jp/program/231201kafkasisca/

 演出家・斎藤歩からのメッセージ冒頭には:

 この作品のタイトルにある「カフカ」とは、あの有名なフランツ・カフカのことではなく、礼文島にある「香深(かふか)」という港町のこと。「シスカ」とは、現在のサハリン、旧樺太にあった「敷香(しすか)」のことで、現在はポロナイスクという名の港町のことです。

とあります。斎藤歩は「ユジノサハリンスク(旧豊原)で公演した時、私がたまたま買った小さな木の人形が、そのウィルタの人たちが彫った『セワポロロ』であったということに驚きました。」と語っています。そんな経緯から今回のような芝居に仕上げる彼の想像力も素晴らしいものでした。演じるお二人の楽しそうな姿にこちらもホッコリです。

 沢則行さんといえば2017年夏の札幌でも、昼は北三条前をパレード、夜はこぐま座前での『中島公園夏物語』!

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31093

 先日、公演千秋楽後の打ち上げでもこんな感じで!!歩さんの「札幌芸術賞受賞お祝い」記念ケーキ入刀!!!

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=47979

 金沢碧さんも打ち上げにご参加、至近距離でお話もできました。

祝、歩さん、札幌芸術賞受賞!!

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 (公財)北海道演劇財団の斎藤歩理事長が今年度の『札幌芸術賞』を受賞し、先日、その贈呈式があり副理事長の私も出席しました、嬉しかったですね。

* https://www.city.sapporo.jp/shimin/bunka/geijutsu/geijutsu.html

~~~~~~札幌市HPより

~受賞の理由~

 札幌を代表する劇団、札幌座を中心として俳優、脚本家、演出家など様々な形で札幌の演劇界を牽引し、精力的に活動している。また、札幌を基盤としながら、北海道演劇財団理事長として全道の演劇活動の活性化に貢献している。さらに、地元に根差した身近な演劇活動を展開しながら、小中学校等に出向いて演劇を用いたワークショップを行うなど、教育活動にも尽力している。その活動は北海道、全国にも広がり、札幌の演劇界の中心的な存在として本市の文化芸術の振興に大きく貢献している

~~~~~~~

 演劇財団関係者も歩さんと一緒に記念撮影。

 さらに当日参加した関係者でも記念撮影、撮影者は専務理事の木村典子さんです。

 歩さんは、27年前に『札幌文化奨励賞』を受賞していて、今回の受賞ももっと頑張れとの励ましの賞として受け止めているとの言葉もありました。病と闘いながらのこの間の公演にも役者としての熱い魂を感じる昨今です。東京で活躍していた彼を札幌に呼び戻した私としても、大いに責任を感じているので、今回の受賞の喜びはひとしおでした。

 あらためて、歩さん、おめでとう!!

『スポGOMI』全国大会!

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 ゴミ拾いをスポーツ競技にした大会『スポGOMIワールドカップ(https://spogomi-worldcup.org/』、今年の6月に札幌でも行われた北海道大会で優勝した劇団『イレブンナイン』の納谷真人さん、沢井星香さん、劇団『札幌座』の泉陽二さんのチーム「イレブン2」が、先日、雨の中東京・新宿で行われた全国大会に出場しました!

* 北海道大会の様子ーー> https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001683.000077920.html

 気温が低く強い雨の中にもかかわらず、スタート前の意気込みも素晴らしく!!

 地方大会を勝ち上がった47チームが参加したそうです。

1時間の新宿エリアでのごみ拾い競争!

1時間の新宿エリアでのごみ拾い競争!

気温が低く雨の中で!

気温が低く雨の中で!

 雨の中、あらかじめ決められたごみの量・種類等の評価基準で競った結果、我が北海道の「イレブン2」は堂々の10位でした!!!

 優勝チームは新潟県代表、今度は世界大会に出場とのこと。最後の記念撮影の様子。

 『日本財団』はこんな世界的規模のイベントを企画・運営しているのですね、大変な労力だと思います。納谷さん、沢井さん、泉さん、寒く雨の中、よく頑張りました、お疲れさま!!!!そして3人の皆さんは演劇公演で超多忙の毎日、とても世界大会に出場する時間は捻出できないものね、優勝しなくてよかった!!!

『ひかりごけ』公演 @ 富良野

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 劇団イレブンナイン『ひかりごけ』公演の道内ツアー、先ずは富良野演劇工場(https://www.furano.ne.jp/engeki/)からスタートでした。

* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%81%B2%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%81%94%E3%81%91

 少し早めに高速バスで富良野に到着、『支那虎(https://place.line.me/businesses/33679768/menus)』で人気のラーメン二種類(支那そば、こげ塩)をそれぞれ食べきりました、ラーメンを二人前食べたのは数十年ぶりかも。

 ホテルにチェックインして窓から外を見ると見事な虹がくっきりと見えるではありませんか、まるで公演を歓迎するかのように!

 久しぶりの富良野演劇工場、いつ来ても濃い演劇ファンが集まる聖地のような雰囲気です。

* これまでの富良野関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%8C%E8%89%AF%E9%87%8E

 富良野公演は2日間2ステージでしたが、昨年冬の札幌シアターZOOの小さな劇場とは違って1.5倍くらいの横幅の洞窟、雰囲気は少し違っていました。お客さんの反応は最初から上々で大いに盛り上がっていました。終演後には出演者4名と進行役として富良野演劇工場の太田工場長も登壇、限られた時間で大変面白いやり取りでした。

 一日目終了後の反省会に私も参加させて頂き、折からのバスケットワールドカップの日本戦を気にしながら、出演者・関係者と楽しく懇談の時間でした。皆さんが宿舎のホテル前で、斎藤歩さんが持ち込んだ天体望遠鏡で「土星を観る!」と言い出して、皆さん代わる代わる覗いていました。

 富良野公演の後は、中標津、江別、北見と道内ツアーが続きます。道東・オホーツク地域での公演でこの羅臼での出来事を題材にした芝居にお客さんがどんな反応をするのかには興味がありますね、皆さん元気でツアーを完了して頂きたいものです。

北八劇場、ワークショップ @ 江別

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 今年度の秋山財団ネットワーク形成事業助成の採択された一つ、来年春オープン予定の『北八劇場(https://tmtf.jp/』を拠点とした演劇ワークショップです。

プロジェクト名

劇場を拠点とする多文化共生のための対話の場の創出

代 表 者

平田 未季(ヒラタ ミキ) SHAKE★HOKKAIDO代表

概 要

北八劇場を拠点に、劇場・劇団と外国人住民支援団体との協働によって、演劇ワークショップを通じて外国人住民と地域住民が相互理解を深め多文化共生に向けた対話を行う場を創出する。

 その『多文化えんげきワークショップ』が江別市のTSUTAYA(https://ebetsu-t.com/で開催されました。

* https://ebetsu-t.com/event/minnnadetukuruenngeki-ws-8-20/

 北八劇場芸術監督の納谷真大さんと劇団『イレブンナイン(http://eleven9.jp/』の皆さまによるワークショップです。

 インドネシア、中国、ベトナムからの技能実習生と地元の方々とのコミュニケーション交流が、演劇的手法で実習されていました。かなり狭いパブリックスペースでしたが、事前に納谷さんによって十分練られたプログラムに沿って、皆さん楽しそうに展開されていました。今後の発展が楽しみです。

キックオフ!演劇シーズン夏 2023

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 今年も『札幌演劇シーズン夏(https://s-e-season.com/』の季節がやってきました、先日は今日からの開幕に先立ってキックオフイベントが札幌のチカホで開催、秋元札幌市長もご挨拶に駆けつけて頂きました。

* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E6%BC%94%E5%8A%87%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3

 そもそも「札幌演劇シーズン」は「札幌で生まれた優れた演劇を、札幌の財産として受け継ぎ、札幌ならではの資源として、演劇の持つ力で札幌の街をさらに活力あふれる街に変えていく」、そんなことを目指している取り組みです。

* https://s-e-season.com/about/concept.html

 キックオフイベントに先立ってデリバリー・コンサート!チカホ空間にクラシックの名曲が心地よく広がっていました。

 今回も秋元克広札幌市長の冒頭ご挨拶、毎回突っ込んだこの演劇シーズンへの見識を語って頂き感謝です。

 今回の4劇団の代表の方々のトーク、それぞれの見どころを紹介されていました、一番右はシーズン芸術監督の斎藤歩です。

 フィナーレは今回のトリを務める劇団フルーツバスケットによるパフォーマンス。8月中旬から

以下の公演を予定しています。~~~~~~~~~~

『 オリジナルミュージカル特別公演「オズの魔法使い」/「新オズの魔法使い〜ドロシーと新たな仲間たち〜」

原作:L.F.ボーム「オズの魔法使い」「オズの虹の国」/「オズのオズマ姫」「オズのエメラルドの都」
脚本:菊池拓帆 脚色:夢野みるく 演出:きくち美由紀、菊池拓帆

~~~~~~~~~~~~

 いよいよ今日から開幕、コロナ禍を越えてたくさんの方々に足を運んで頂きたいですね!!

公演『ブリテン罰符の錬金術』

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 札幌座第60回公演『ブリテン罰符の錬金術』は、イギリスの社会保障制度を風刺しながら、どうにも行き詰っていく様をひたすら笑う肩の凝らない作品。『あっちこっちの佐藤さん』のレイ・クーニーの息子さんの作品、どこか似たようなテイストでした。

* 『あっちこっちの佐藤さん』記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31437

 今年度の札幌座ラインナップ第1弾。今回はマイケル・クーニーのコメディ作品『Cash on Delivery』をもとに、ELEVEN NINESの納谷真大さんが演出を手がけ自らも登場。舞台はイギリス・ロンドン郊外、うそを駆使して社会保障手当を不正受給し生計を立てていて、男はそのことを妻に隠しながら、2階を間借りしている友人を巻き込み、うその上塗りを重ねていく物語。出演者には札幌座公演とうたいながら、イレブンナインのメンバーも多く出演し舞台を盛り上げていました。客演の箕輪直人さんは雰囲気を変える面白みが印象的でしたね。

札幌座第60回公演「ブリテン罰符の錬金術」 | 道新プレイガイド ...ブリテン罰符の錬金術 | 北海道演劇財団

 公演後のアフタートーク、本作品の翻訳を手掛けた小田島恒志さんを囲んでのお話も面白かったですね、ブリテンの雰囲気を巡ってのやり取りほか。『あっちこっち・・』の時のように、もっと大きな劇場での再演を期待したいです、今回も複数回観劇しましたが、つくづく演劇って観客の反応と共にあることを痛感しました、乗りのいい回と少々固い回とかですね、いずれにせよ、皆さん、お疲れさまでした。

大盛況、NORDの第一回公演!

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 『NORD 第一回演劇公演~ERROR』、若いお客さんが多いと事前に聞いていたので恐る恐る足を運んでみましたが、エンタメの世界のお客さんに喜んでもらおうという演出、彼ら若い4人の伸びしろの大きさ、今後の活躍に期待したいですね。

* https://www.youtube.com/watch?v=IYWMRnS1I48

 脚本は当初の予定から変更になったようですが、彼ら20歳代としては高校の生徒会時代という設定は自然なごく近い過去の想い出なのでしょう。

 開演前のロビーでのファンクラブグッズのガチャガチャは大人気、長い列ができていて、何回もトライするお客さんも多かったようです、私は素通りしましたけどね・・・!

早い桜 2023@札幌!

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 今年の桜開前線は全国的に開花宣言が記録的に早いようですが、札幌も例外ではないようです。例年だとゴールデンウイーク中、時々は終わった頃の年もあったような気がしますが、今年はすでに満開を過ぎたのかもしれません、このところの低温の毎日で花はかなり長持ちしてはいますが。

 札幌の桜の名所、先ずは私の家の近くの北海道神宮の参道。アジアからの観光客が盛んに写真を撮っていました。

 ただ、円山公園内の桜の木は年々減ってきていると、先日新聞報道でもありましたね、むしろ神宮境内の梅林の方が目にも近く見どころになっているかもしれません。それと、今年は3年ぶりに公園内での花見は解禁になりましたが、火気類の使用は禁止とかで、昨今のジンギスカン鍋を囲む風景と煙モウモウはなく、どこか昔懐かしい風景になっているのは心地よいですね。

 一方、中島公園の桜も素晴らしいです。昨日は、演劇関係の札幌座クラブのお花見でしたが、1時間少々で寒くなり、近くの北海道演劇財団事務所に移動して、そこからの花見で話が弾みました。

 私は次に北海道経済同友会総会・例会が近くのホテルで予定されていたので、終始ノンアルコール飲料とお茶で過ごしましたが。

 札幌の桜は本州と違って、やはりまだまだ気温の低いイメージと同居です、とは言っても確実に北国の春は通り過ぎていきます。

演劇シーズン、『ひかりごけ』!

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 札幌演劇シーズン2023冬、イレブンナインの『ひかりごけ(http://eleven9.jp/2023hikarigoke/』は完成度が高かったですね。

* これまでの「演劇シーズン」記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E6%BC%94%E5%8A%87%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3

 イレブンナインが2021年に上演し、TGR札幌劇場祭2021にて大賞、菊地颯平くんが俳優賞を受賞したこの作品が今回オリジナルキャストで再演しました。北海道知床沖で実際にあった人肉食事件を元に描いた武田泰淳さんの同名小説を、イレブンナイン納谷真大が戯曲化しました。生きることの意味を問いかける衝撃作、怖い話と思って観劇を見送った方もいらっしゃったとか、ただ、舞台自体は脚本も面白く、人食いというよりも「生きる」という前向きなメッセージと私は受け止めましたが。繰り返し発せられる「我慢しているんです!」が重く心に響いてきました。

 音楽担当の山木将平くん(https://shoheiyamaki.com/)も素晴らしかったですね。

ひかりごけ

『札幌演劇シーズン2023ー冬』!

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 【札幌演劇シーズン2023-冬】が、いよいよ始まります!10周年を締め括る今回は以下の4作品が上演されます。

* 劇団イナダ組 「春の黙示録」 https://s-e-season.com/program/mokushiroku/index.html

* ELEVEN NINES「ひかりごけ」 https://s-e-season.com/program/hikarigoke/index.html

* 劇団千年王國「からだの贈りもの」 https://s-e-season.com/program/okurimono/index.html

* 劇団fireworks「畳の上のシーラカンス」 https://s-e-season.com/program/tatami/index.html

 札幌で生まれた優れた演劇を、札幌の財産として受け継ぎ、札幌ならではの資源として、演劇の持つ力で札幌の街をさらに活力あふれる街に変えていく。札幌演劇シーズンはそんなことを目指している取り組みです。

 先日は札幌のチカホでキックオフイベントも開催され、大いに盛り上がりました。

札幌演劇シーズン実行委員会の樋泉委員長のご挨拶

札幌演劇シーズン実行委員会の樋泉実委員長のご挨拶

 札幌市の秋元克広市長もご出席されて素晴らしいご挨拶を頂きました、ありがとうございます。

 各劇団は音楽を主体とした作品紹介、これからの一か月は本当に楽しみですね。

* これまでの「演劇シーズン」関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E6%BC%94%E5%8A%87%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3

ブラボー!公演『農業少女』

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 昨年の演劇の見納めは野田秀樹(https://www.nodamap.com/)作品『農業少女』でした。野田作品独特の複数のテーマが種まきされて終盤に刈り取られていく様は、まさに廃れ行く農業そのものの移り変わりであり、都市と地方の矛盾、熱狂の中の空虚ほか、スピード感あふれる1時間30分でした。イレブンナイン(http://eleven9.jp/nougyoushoujo/)の皆さんの「young」チームと「adult」チームとの対比も大変興味深く観劇しました。

* これまでの野田秀樹さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%87%8E%E7%94%B0%E7%A7%80%E6%A8%B9

* 野田マップの気迫の公演『フェイクスピア(https://www.nodamap.com/fakespeare/

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 2000年にNODA・MAP番外公演として上演された野田秀樹脚本の「農業少女」、今回はELEVEN NINESの納谷真大さんが演出、主演は同劇団の内崎帆乃香さん。また内崎以外の出演者3人は今回「young」、「adult」の2チームに分かれ、ダブルキャストでの上演でした。

 西日本の田舎の農家に生まれた百子(ももこ)は、ある日東京に憧れ電車に乗って上京、様々な大人に出会い、変わり、影響され、いつしか米を作る「農業少女」へと。1960代・70年代を彷彿させる社会描写にも共感しました。

<Aチーム(ヤングチーム)>

内崎帆乃香

菊地颯平

坂口紅羽

梅原たくと

  • 若手チーム!
youngチーム!

<Bチーム(アダルトチーム)>

内崎帆乃香

泉陽二(札幌座)

小島達子

納谷真大

アダルトチーム!

adultチーム!

 年齢の違いによって時代の受け止め方も違うのでしょうね、この作品は20年前の初演とはいえ、折からのサッカーワールドカップの熱狂が過ぎて、ヒットラー率いるナチスの熱狂と重ね合わせたり、現在にも十分通じるテーマも織り込まれています。地方からみる花の都・大東京の時代、線路が続くその先に果てしない夢を一度は見た世代としてはとても懐かしい風景です。

 両チームともに出演し続けた内崎帆乃香さん、お疲れさま!!

先行上映会 @ 栗山

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 先日は、北海道の栗山町で「『ライブアートツアーin栗山』THE MOVIE」と銘打って、一般公開に先立って上映会が栗山町駅前の会場で開催されました。

* https://s-e-season.com/jlyp2022/program/kuriyama/

 「ライブアートツアー」は、札幌の俳優たちが、まちにゆかりの歴史上の人物などに扮して市街劇を行い、秘められたエピソードやまちの特産物、観光名所などを紹介する新しいツアー企画。ツアー参加者は行く先々で行われるライブパフォーマンスを楽しみながら、まちを巡り、まちを知り、まちの魅力に触れていきます。
 2020年には札幌市、2021年には増毛町を舞台に行い、大きな注目を集めました。2022年9月29日には栗山町で行われ道外からの参加者も含め計12名の方々が参加しました。本作はその映像版。 アフターコロナにむけた地域観光の活性化を支援するとともに、地元の人たちにとっては地域の価値を再発見する機会にもつながっています。

 今回の栗山町版、最初に栗山町の長さんと以前から演劇に興味を持っていた私の知人・遠藤大輔くんが秋山財団にお越しになって提案書のご相談でした。その後、数回お会いして幾つかのプランにブラッシュアップし、私も関係している(公財)北海道演劇財団の斎藤歩理事長と面談・ご相談しました。この案件は一度そこで小休止していたのですが、その後、斎藤歩さんが注目度を上げて数回の現地取材、長さんはじめ現地の方々の溢れる情熱の甲斐もあって、ツアープログラムに辿り着き、更には映像作品としてアーカイブ化の企画に発展してこの日に至りました。

 基本的には今回の企画、栗山町民の方々への先行上映会でしたが、札幌からも10数名の方々が参加し、札幌駅前からの貸切バスの中では、『おむすびプロジェクト』で実際のおむすびも頂きました、本当に地元の具材がぎっしり詰まって美味しかったですね。

 栗山駅前の会場には満席の地元のお客様、先ずは札幌演劇シーズン実行委員会の樋泉委員長のご挨拶。

* 『札幌演劇シーズン』ーー> https://s-e-season.com/about/concept.html

 続いてはツアーの様子を記録した動画の上映会、素晴らしい内容でした。

[構成・脚本・演出]
斎藤歩(札幌座)
[出演]
山野久治(風の色)、納谷真大(イレブンナイン)、小島達子(イレブンナイン)、
磯貝圭子(札幌座)、泉陽二(札幌座)、MAREWREW ほか

 第二部は、北海道演劇財団の斎藤歩理事長とクリエイティブオフィスキューの伊藤亜由美社長の対談。

* (公財)北海道演劇財団ーー> http://www.h-paf.ne.jp/

* (株)クリエイティブオフィスキューー> https://www.office-cue.com/

 伊藤社長の映画製作を通じての地域おこしのプレゼン、素晴らしい取り組みです。

 対談の途中で、映画にも登場して人気だった桃井かおりさんと武田鉄也さんが乱入!!!

 映画はこちらのサイトからご覧になります、特に最後の部分で皆さん号泣でした!!!

* https://s-e-season.com/jlyp2022/program/kuriyama/

 斎藤歩さんの度重なる取材に裏付けられた歴史スポット紹介、更に、最初にこの地に踏み込んだのが女性で、小林酒造を支えてきたのも女性、そんな物語に仕上げた斎藤歩の手腕に脱帽です!是非、1時間の動画をじっくりご覧頂きたいと思います。

 ここまで実に多くの皆さまのご尽力、最初に関わった私からも心から御礼申し上げます!!

 蛇足ですが、栗山町と私とのこれまでの関わりは、『オオムラサキ観察』、アースカフェでの『サラサラレッド』ほかの農業チャレンジ等、大変興味深い話題で満載でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%A0%97%E5%B1%B1%E7%94%BA

演劇三昧 懐かしの炭住!

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 札幌座・道産子男闘呼倶楽部 公演『五月、忘れ去られた庭の片隅に花が咲く(
http://www.sapporoza.com/program-index/?program_id=2764
』は、夕張をモデルにした物語、鄭義信(https://natalie.mu/stage/artist/12368)さんによる新作書下ろしを札幌と東京での公演でした。鄭さんは、「かつて『昭和』という時代があった。いろんな事件があった。そして、それをいまだ忘れられない人たちがいる……そのことを戯曲として残さねば、と思った。』と語っています。私にとっても炭鉱の落盤事故というのは、医薬品卸業に携わっていた時に医薬品等の緊急大量配送で馴染みがあっただけに、かなりリアルに響いてきましたね。また、「炭住」というと筑豊の『青春の門』の雰囲気も思い出したり、映画『焼肉ドラゴン(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33596)』も蘇りました。

* http://sapporoza.blog.fc2.com/blog-entry-240.html

 札幌で二回目の観劇の後にはトークがありました。「 NPO法人 炭鉱の記憶推進事業団」の吉岡宏高理事長と作・演出の鄭義信さんと斎藤歩の鼎談です。

3人のアフタートーク

3人のアフタートーク

 吉岡理事長が「濃い味の舞台だった」とおっしゃっていましたが、私も同じような印象を持ちましたね、いつもの斎藤歩よりもより激しくオーバーアクション、演出の 鄭義信さんの味の濃さなのでしょう。今回各公演終了後に必ずキャスト・スタッフで反省のミーティングを行っていたとか。稽古も毎日4時間を越える熱の入りようで、役者たちもかなりの疲労感だったようです。

 札幌で二回観劇して、東京の浅草『浅草九劇(https://asakusa-kokono.com/』公演も観に行きました、ちょうど東京出張があったのと、お客さんの反応がどう違うのかも興味があったので。この公演、札幌・東京ともに毎公演満席で大盛況、特に東京では北海道弁も受けてたような気がします。昭和のニオイが舞台いっぱいに広がり、物語自体は何とも言えなく哀愁を帯びてはいるのですが、ただ悲しい炭住ではなく、そこにも希望をもって生きていた人々の息遣いを感じる、特に最後の明るい前向きな場面などは鄭義信さんの強いメッセージを感じました。

浅草の今

浅草の今

 久しぶりの浅草、外国人観光客こそいませんが、雰囲気は変わらず活きていますね。

期待、新たな助成制度!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
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 札幌市では今年の秋から新たな芸術・文化への助成制度を発足しました。現場の各芸術分野で活動されている方々が数年間議論して策定した新しい助成金制度、今後が楽しみですね。

~~~~~~~~~~~~~北海道新聞記事より
札幌拠点のアーティスト支援 市、民間団体と協力

 札幌市は、同市を拠点に文化芸術活動に取り組む民間団体が「中間支援団体」となって、アーティストを支援する新たな助成プログラムを今秋から始める。従来のように行政が助成内容や対象を決めるのではなく、現場をよく知る民間団体が間に入ることで、新型コロナウイルス禍で大きな影響を受けたアーティストにより効果的できめ細やかな支援を行う。

 市は、公演の中止や観客の減少など活動継続が困難になったアーティストをどうやって支援するか模索してきた。有識者と市の担当者による2021年度の「札幌文化芸術未来会議」の議論をもとに、全国の自治体でも珍しい「中間支援団体」が中心となる助成プログラムの実施を決めた。

 市は今年4~6月に「中間支援団体」を公募。43団体から応募があり、審査の結果、「HAUS(ハウス)」「AISプランニング」「PROJECTA(プロジェクタ)」「北海道演劇財団」の4団体を選定し、各団体に約500万円を交付した。

 それぞれが助成対象となる団体・個人を募集し選考。10月から来年2月ごろまで美術や舞台芸術などのノウハウを生かし、作品づくりの支援や創作の場の提供など活動を継続するための多彩なプロジェクトを展開する。

 市文化振興課は「民間と行政が力を合わせるこれまでにない手法で、文化芸術の発展を後押しし、まちを元気にしたい」としている。(渡部淳、中村公美)

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