『リア王』@ 三越劇場

Posted By 秋山孝二
Categoirzed Under: 日記
0 Comments

 先日は、栃木県の私が理事長をつとめる財団の関係者の方からご招待を受けて、83歳の横内正さん主演の『リア王』公演を東京日本橋の三越劇場で観劇してきました。

 彼の「リア王」公演は3年ぶりとか、「横内正75歳からの挑戦」と銘打たれた初演から19年まで、毎年三越劇場で上演されていましたが、ここに凱旋するのはコロナ禍の影響もあり、5年ぶりとなったようです。

* 横内正「万感迫る思い」 83歳で「リア王」に挑む 「私にとっての『終活』はこの先も舞台を無事につとめ上げること」:中日スポーツ・東京中日スポーツ (chunichi.co.jp)

 横内正さんと言えば、『水戸黄門』ほかの時代劇、NHKテレビ朝ドラ『旅路』に出演していた頃しかよく知りませんでしたが、先日の舞台では抜群の存在感、第一声から迫力ある言葉と声の魅力、83歳とは思えない凄みを感じ、終盤の衰えゆく姿でもその輝く姿は心を打つものがありました。共演のキャスティングでは若手を育てながらの姿勢も、芝居一筋の彼の人生に深く感動しています。

 開演に先立ち、ご招待して頂いたご夫妻と劇場横の「日本橋珈琲館」で、横内さんをこの間ずっと一緒に殺陣(たて)指導で支えつつ舞台にも出演している息子さんのお話を伺ったり、楽しいひと時でした。公演終盤の5分間29人の舞台上での殺陣は彼の渾身の指導の賜物です。

 『リア王』作品は、3年前に札幌での『北緯43°のリア』公演も大盛況でしたね。

* 『北緯43°のリア | 北海道演劇財団 (h-paf.ne.jp)

Comments are closed.