2019 新春の集い@寺島文庫

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 寺島実郎さんからお誘いを受けて、今年も「新春の集い」に出て参りました、メディア関係の方々中心のアットホームな集いは、テレビ・書籍で目にする方々が至近距離で懇談、九段下の寺島文庫で楽しく盛り上がりました。

* 寺島実郎さん関係の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E

 私も8年間学んでいる「戦略経営塾」のお仲間も数名。マスメディア、出版業界の重鎮の皆さまほか、寺島実郎さんと同じ年生まれのせんだみつおさんも大きな濃いピンクの蝶ネクタイ姿でご来場、連続寄稿している岩波書店の岡本厚社長、番組関係での生島ヒロシさん、リレー塾ほかでの佐高信さんもいらっしゃってショートスピーチも面白かったです。

生島ヒロシさん

 懐かしいですね、せんだみつおさん、こんな間近に拝見したのは初めてでした、寺島実郎さんとも仲良しだったことも。生島さん評によると、寺島さんは「知の巨人」、せんみつさんは「痴の巨人」だそうです!

あのせんだみつおさんも駆けつけて

せんだみつおさんも

 岩波書店(https://www.iwanami.co.jp/company/cc1207.html)の岡本厚社長、雑誌「世界」の寺島さんの「脳力のレッスン」シリーズは、今年1月で201回を迎えました、超長期連載です。

岩波書店の岡本社長

岩波書店の岡本厚社長

 佐高信さんは、寺島リレー塾、BSのテレビ番組でもお話は聞いていますが、同じ空間で出会うとずっと柔和な雰囲気ですね、テレビではどこか強面(こわもて)な感じですが。

佐高信さん

佐高信さん

 その他にも、今年の国政選挙等、ホットな話題提供が報道各社の方々からお話がありました、さすが東京、短時間に集まる人の厚みが貴重ですね。

シンガポール 2018(上)

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 寺島実郎さん主宰の「戦略経営塾(http://terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html」のインダストリアルツアー・シリーズ、今回はシンガポール訪問でした。

* インダストリアルツアー http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%

 私は今年8年目を迎えるこの経営塾の第一期から参加しています。今回のツアーは2日間でしたが、テーマは「歴史ツーリズム」。経営塾メンバー有志の他、多摩大学の方々、女性経営者グループの方々等、複数の団体から20名の参加で、グループメンバー同士の意見交換も活発で貴重な体験でした。これまでシンガポールには3回ほど行っていますが、訪問先、メンバーが異なると、新しい「シンガポールモデル」を発見したり、有意義な時間となりました。

到着時の夕食後に

到着時の夕食後に

ホテルの部屋から

ホテルの部屋から

参加者記念撮影

参加者記念撮影

【 スケジュール概略 】

一日目

講演 * 寺島実郎 塾長 『シンガポールモデルの認識を深める』

* KYCOMホールディングス 吉村一男 氏 『シンガポールについて』

* 三井物産シンガポール 『医療ツーリズムの現状』

Battle Box 見学 http://www.battlebox.com.sg/

シンガポール国立博物館 見学 https://www.nationalmuseum.sg/

セントーサ島 IR  http://www.resortsworldsentosa.jp/

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 講演後、まずは「Battle Box」、イギリス軍の立てこもる要塞、臨場感いっぱい。ハンガリー・ブダペストの「岩の病院」を見学した時を思い出しました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31598

Battle Box では1時間半の解説ツアー

Battle Box では1時間半の解説ツアー

 続いては「国立博物館」。1965年、マレーシア連邦からの追放直後、伝説となった涙の記者会見が印象的です。「建国の父」とは、まさに彼のような存在なのでしょうね。

* https://www.youtube.com/watch?v=41ND3U_9HgQ

国立博物館 リークワンユーの伝説の記者会見

国立博物館 リークワンユーの伝説の記者会見

涙をふくリークワンユー

涙をふくリークワンユー

 午後は、セントーサ島の建物の中で。「Maritime Expencial Museum(https://www.rwsentosa.com/en/attractions/the-maritime-experiential-museum/highlights」も素晴らしい。

セントーサ島の施設

セントーサ島の施設

 3年前に訪問した時のセントーサ島の様子――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24921

 セントーサ島も、訪問する場所が変わると全く別の地でした。

インダストリアルツアー 2018(上)

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 寺島実郎戦略経営塾で継続して行われている「インダストリアルツアー」、今回は金沢・高岡・富山の輝く中小製造業を訪問しました。

<これまでのインダストリアルツアー>

* 三重県 2016年

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25817

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25819

* 北海道・苫東 2017年

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31314

 今回最初は、金沢の「金箔の箔一https://kanazawa.hakuichi.co.jp/」さん、今年4月にリニューアルオープンしたばかりの記念館と金箔張りの体験は暫くぶりの集中した時間、参加された社長の皆さん、ご自分の会社では見たことがないほどの真剣な眼差しとか。あぶらとり紙の先駆けとしても有名です。

総金箔の前田利家公

総金箔の前田利家公の甲冑

プロジェクションマッピングで迫力は一層!

プロジェクションマッピングで迫力は一層!

金箔を一枚一枚、竹の道具で

金箔を一枚一枚和紙に、竹の道具で

手のシワの中にも

手のシワの中にも

 体験タイム。

我ながらなかなかのデザイン・色合い!!

我ながらなかなかのデザイン・色合い!!

 そして、仕上げは金箔ソフトクリーム、私は観るだけ!

金箔一枚被さって831円?!

金箔一枚被さって891(ハクイチ)円?!

 金箔を伸ばして作る技術だけでなく、それを間に挟む和紙に秘伝の技がびっしり詰まり、国内金箔シェアは90%とか。伝統技術に留まることなく、金箔日本酒、金箔ソフトクリーム等、幅広い付加価値で商品開発をされていました。「トラディショナル+イノベーション」、素晴らしい試みを見せて頂きました。

薬師寺で再び、戦略経営塾 2018

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 第7期寺島文庫戦略経営塾が、4年ぶりで奈良西ノ京・薬師寺(http://www.nara-yakushiji.com/)で開催されました。

* 4年前の薬師寺での講義

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%A5%88%E8%89%AF%E3%81%A7%E5%AD%A6%E3%81%B6

 開催日の早朝、東京の宿泊先で観たテレビニュース、今回の講義の冒頭で、村上管主はご挨拶の予定でしたので大変驚きました。

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執事長

加藤朝胤執事長

https://mainichi.jp/articles/20180516/k00/00m/040/102000c

 法相宗大本山・薬師寺(奈良市)は15日、最高責任者に当たる村上太胤管主(71)が辞任したと発表した。村上管主は「不徳の致すところで多くの方々の信頼を裏切り、ご迷惑をおかけ致しましたことを、深くお詫(わ)び申し上げます」との書面を寺に提出した。村上氏は寺側に「宗教者として不適切な女性関係について、週刊誌に取材を受けた」と説明したという。村上氏は執事長や法相宗宗務長などを経て2016年8月に管主に就任。当面、加藤朝胤執事長(68)が業務を代行する。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ニュース おわり

 私は、受付時刻より早めに奈良西ノ京・薬師寺境内に着き、白鳳伽藍で修復事業中の東塔を除き、

* 金堂で「薬師三尊像【国宝】薬師如来、日光菩薩、月光菩薩(http://www.nara-yakushiji.com/guide/hotoke/hotoke_kondo.html)」

* 大講堂で「弥勒三尊像【重要文化財】、仏足石・仏足跡歌碑【国宝】(http://www.nara-yakushiji.com/guide/hotoke/hotoke_daikodo.html)」

* 東院堂【国宝】で「聖観世音菩薩像【国宝】(http://www.nara-yakushiji.com/guide/hotoke/hotoke_toindo.html)」

* 西塔(http://www.nara-yakushiji.com/guide/garan/garan_seito.html

に足を運び、参拝してしばし黙考できました。

西塔の写真西塔

 午後からの受付後、新たに復興した白鳳伽藍の「食堂(じきどう)http://www.nara-yakushiji.com/guide/garan/garan_jikido.htmlを説明付きで見学し、建物外観は奈良時代の意匠を凝らした作りとし、内部は現代技術を活用することで広い空間を確保し、食堂を多目的に利用することを想定しています。堂内には田渕俊夫画伯により描かれた食堂ご本尊「阿弥陀三尊浄土図」を中心に、全長約50メートルにわたる壁画「仏教伝来の道と薬師寺」が奉納されています。

 さらに、道路を渡って「玄奘三蔵伽藍(http://www.nara-yakushiji.com/guide/garan/garan_genjyo.html」で壮大なインドから西安までの仏教伝来の歴史絵図。4年前にも観ましたが、詳細な解説付きで足を運ぶと、より深い空間となりました。食堂壁画とこの歴史絵図で日本への仏教伝来が完結しています。

 講義では、当初プログラムは変更されて、冒頭ご挨拶は記者会見をされていた加藤朝胤執事長、ニュース報道のお詫びのお言葉から始まり、失った信頼を取り戻すべく関係者全員で努力する旨のお話でした。

 続いては4年前にもお話を頂いた大谷徹奘(http://www.tetsujo.net/)副執事長のご登壇。薬師寺の「まほろば塾(http://www.mahoroba21.jp/)」では、寺島実郎さんとともに講師陣のお一人です。

* まほろば塾 http://www.mahoroba21.jp/about/index.html

 今回は「般若心経(はんにゃしんぎょう)」について、「お釈迦様の教えを現代に活用する試み:般若心経に学ぶ~玄奘三蔵と観自在菩薩」と題して、そのエッセンスを分かりやすくご解説されました。

 お釈迦様の教えの根本は、「死=人間の有限性」。そして玄奘三蔵訳の「般若心経」は、主人公の名を「観世音菩薩(鳩摩羅什訳)」から約240年を経て「観自在菩薩(玄奘訳)」に書き換えたその真意。最後に、その心は、初めの三文字「観自在」と最後の八文字「羯諦羯諦、波羅羯諦(ギャーテイ・ギャーテイ、ハーラー・ギャーテイ)」に表現される、すなわち、最初に「自覚(自ら目覚め)」、まとめに「覚行(かくぎょう:目覚めながら行く)」、永遠なるものを求めて、永遠に努力する人を菩薩という、そう締めくくられました。

 この日最後は、寺島実郎さんの現状認識、今回は特に宗教とAIほか、ホットな話題に鋭く切り込みました。

 普段、なかなか時間を費やしてのこのようなお話は聞くことができなかったので、宗教、お寺というのはまさに学びの場だと、認識を新たにした一日でした。奈良、また時間を見つけて訪れたいものです。

苫東インダストリアルツアー 2017

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 寺島実郎戦略経営塾(http://terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html)のインダストリアルツアー、今回は北海道の「苫東(http://www.tomatoh.co.jp/」でした。

<前回のインダストリアルツアー>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25817

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25819

HPより~~~~~~~~~~~~~~~~~

 苫小牧東部地域(苫東地域)は、苫小牧市中心部から東へ約12㎞、札幌市から南へ約60㎞の道央地域南部に位置し、東西9㎞、南北12㎞、東京山手線内側の1.7倍に相当する総面積10,700haに及ぶ産業地域です。 地域内を高規格道路が横断、苫小牧港東港区を擁し、新千歳空港に近接した陸海空の交通の要衝です。また、地域内には3,200haの緑地が確保され、自然と調和した開発が進められています。 株式会社苫東は、ここ苫東地域において土地造成、分譲、賃貸、管理などを行っています。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 これまですぐ近くにありながら、飛行機で上空から概観したり、車の窓から一部道路に面した部分を見たり程度の私でしたが、今回、まとめて苫東の現在を具に視て、時代の変遷ととみに形を変えてきたプロジェクトの姿が興味深かったです。ある時期は「失敗のプロジェクト」の烙印を押されていた苫東ですが、今、新たな時代の到来で脚光を浴びています。

 (株)苫東の成田一憲代表取締役社長(http://hre-net.com/keizai/keizaisougou/8323/)は、高校の一期後輩で素晴らしいお人柄、北海道庁時代から大変お世話になっていました。彼の手腕と構想力を持ってすれば、必ず事業は成功するでしょう。

海抜58mの展望台で

海抜58mの苫東柏原展望台で

 エリアの概略はこちら――> http://www.tomatoh.co.jp/towa/towa03.html

入口は林の並木道

展望台への入口は林の並木道

(株) J-ファーム(http://jfarm-tomakomai.co.jp/about/index.htmlのチャレンジ、ベビーリーフとトマトの直物工場です!

J-ファーム展示館

J-ファーム苫小牧の展示館

ベビーリーフの温室栽培

ベビーリーフの温室栽培

温泉熱利用

温泉熱利用

コージェネレーションシステム

トリジェネレーションシステム

 苫東・東港は、火力発電所の石炭の積み下ろしと日本海側フェリーターミナル(http://www.snf.jp/embark/tomakomai.html)、さらには、市民の釣り場としても人気が高いです。

苫東東港で

苫東・東港で

火力発電所

(株)北海道電力の厚真火力発電所

 今、ホットな話題は苫小牧埠頭(株)による「大型冷蔵倉庫(https://www.tomamin.co.jp/news/main/10948/」新設です。こちらの取り組み(https://www.mlit.go.jp/common/001185370.pdf)の一環として、苫東が注目されています。

秋山財団講演会 & 贈呈式 2017

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 (公財)秋山記念生命科学振興財団(http://www.akiyama-foundation.org/)の2017年度講演会・贈呈式が、今年も札幌プリンスホテルパミール館で開催されました。

* 今年のプログラム http://www.akiyama-foundation.org/news/2384.html

* 秋山財団HPより http://www.akiyama-foundation.org/news/2392.html

* 動画――> http://www.akiyama-foundation.org/news/2700.html

* これまでの記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E8%B2%A1%E5%9B%A3%E8%B4%88%E5%91%88%E5%BC%8F

受領者からのメッセージ&講演会

受領者からのメッセージ&講演会

 私のご挨拶 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

開会挨拶 メモ >

秋山財団の紹介:

* 昨年30周年、今年は31年目で新たなスタート

これまでの実績 研究助成、市民活動助成等 1,340件、総額 94,800万円

このプログラム:

「受領者からのメッセージ」  今年で5年目~研究者、市民活動の原点を共有したい

「特別講演」         今年で26年目~第一回は今年718105歳で亡くなられた日野原重明先生(http://earth-words.org/archives/3747

* 今年の 「受領者からのメッセージ」

1)『海鳥と水銀を追跡せよ!』  北海道大学大学院水産科学研究院 特別研究員 庄子 晶子 先生

2)『知育・徳育・体育・食育そして『災育』』  日本赤十字北海道看護大学 教授 根本 昌宏 先生

3)『地域医療とサイエンス』  旭川医科大学医学部 准教授 野津 司 先生

< 特別講演での座長 メモ >

特別講演 ・講師: 桜田  一洋  様 (株式会社 ソニーコンピュータサイエンス研究所 シニアリサーチャー)

https://www.sonycsl.co.jp/member/tokyo/188/

演題:『 「生命とはなにか」 ~コーディネーションによる自由の創出~ 』

1)自然科学と自然哲学

2)医療と生命医科学の課題

3)機械論の生命科学と複雑系の科学

4)疾患発症モデルの変遷

5)身体状態の記述と人工知能による推論

6)新たな総合理論の確立

冒頭:

* 桜田一洋さんの紹介に代えて~なぜ、今、桜田さんがここに

――寺島実郎戦略経営塾 7年続く40人程の企業経営者の勉強会で、昨年ご講演

~ 経営者へのメッセージ 科学史を読み解きながら自然科学のみならず、人文・社会科学を含めた日本の明治維新以降、「日本の近代」における科学技術の導入の歴史にも言及する内容に感銘

常に新しい組織の責任者としてイノベーションの先端を切り拓いてきて(進行形)

~再生医療の実用化を目指す中、早期治療・予防の重要性、個別化(多様性・個別性)医療の必要性を認識、

* ソニーCSに移籍してAIを用いたデータ解析の新しい手法を開発

* 実用化の為に「医科学イノベーションハブ推進プロジェクト(MIH)」に参画、現在、副プログラムディレクター

< 贈呈式での挨拶 メモ >

今年の贈呈式プログラム

今年の贈呈式プログラム

御礼    ご来賓(北大 西井理事・副学長、公益法人協会 鈴木副理事長)、お手伝い スズケン

* 事業の実績

~これまで31年間の実績 1,340件、総額 94,800万円

~今年の実績 47件、 3,600万円

* いくつかのご報告

米光 宰(よねみつ おさむ)先生 今年2月にご逝去 選考委員・理事として10

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29206

~ポスト トゥルース(真実)」にどう向き合うか フェイクニュースの中から

トランプ、BRIXIT、五輪誘致での「アンダーコントロール(原発事故)」発言、国会答弁「南スーダン治安状況」

ウソがまかり通る、格差と分断の時代に個人として何ができるのか(SNSほか)

https://mainichi.jp/articles/20170130/dde/012/040/002000c

https://www.rarejob.com/englishlab/column/20170309/

――その一つの回答: 学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の獣医学部新設問題について、日本獣医学会、全国大学獣医学関係代表者協議会、獣医学分野の教育関係者が630日、文部科学省で記者会見「根拠を欠いたまま進められ、妥当性を欠く」と批判、獣医学教育の現状について、大学同士の連携や教員の確保など「国際水準化へ向けた改革のまっただ中」と強調。「獣医学を学ぶ若き研究者・学生のために、私たちは黙認できない」、と。アカデミズムの責任あるお立場の方の勇気ある行動であり、矜持を感じた

記者会見の中央席に、(第一回秋山財団助成金受領者)稲葉睦先生・(この贈呈式にご出席の)谷山弘行先生のお姿

~背景 物理学者・哲学者の山本義隆氏 日本近代における「科学技術」導入の3大特徴:

1)「科学」、「技術」が「科学技術」として導入

2)軍事偏重 当初は「富国」に貢献し国力をつけたが、次第に「軍事増強」へと

3)国策として 「科学」、「技術」の各セクターの自立なく

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/274063

~2011.3.11東日本大震災、そして原発事故、現在に至る状況は、その限界を完膚なきまでに露呈

昨年の私の挨拶:文科省「競争的資金」、防衛省「安全保障技術研究推進制度」に言及、「魔性と闘って」と。1年経った今、むしろ「自分の頭で考えて頂きたい」と。「ご自身の研究が何のためなのか、いつも」

* 財団の課題

コラボレーション イノベーション

助成財団センター深掘りセミナー、公益法人協会トップマネジメントセミナー、保阪正康さん3日間連続講座「近代日本史と北海道史」

~今後のキーワード、「SDGs」、「北海道学」

秋山財団は社会の不条理と闘いながら、変遷する環境において、日夜、自律的に研究活動に邁進する皆さんを、微力ながら応援し続けることをお誓いする。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 今年の秋山財団賞は、北海道大学低温科学研究所 生物環境部門 生物適応分野 特任教授の田中歩先生(http://www.akiyama-foundation.org/news/2343.html)の「クロロフィル代謝の包括的研究」でした。

田中歩先生の受賞記念講演

田中歩先生の受賞記念講演

 そして、最後は参加者全員による懇親会、話は尽きることなく続きました。

懇親会で

懇親会で

京都、「キエフ」でのひと時

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 京都・しんらん交流館(http://www.higashihonganji.or.jp/worship/kohryu-kan/)で「第6期寺島実郎戦略経営塾」の第5回が開催されました。私はこの経営塾、第1期から連続して参加していますが、寺島実郎さんの定点観測による鋭い視座と切り込みは、年々冴え渡ってきています、まさに時代を観る「羅針盤」として、ですね。

 新聞はじめ、今のほとんどのマスメディアは、政治も経済も、良くて今日・明日の天気をただ追いかけている風の解説で、ジワリ進む温暖化とかの大きなトレンドを私たちが読み解くことはできないですね。歴史を創っていこうという担い手の立ち位置に身を置くことが難しい。それに比べて、「そもそも」、「原点は」といった視点を歴史から裏付けるこの戦略経営塾では、歴史認識を自分で考えるヒントを得ることができます、そうです、「自分で考えるきっかけ」を見つけられるので、BREXIT、TRUMP政権誕生、安倍政権の歴史修正主義にも、揺るがぬ視座から落ち着いた認識で今を歩むことができます。「自分の頭で考える」、これですね。

 今回の講座、本来は、真宗大谷派東本願寺・教学研究所所長の安冨信哉さんが演者の予定でしたが、先月急逝されたため、急きょ寺島実郎塾長が代わりとして宗教についてお話をされ、仏教は宗教というよりも思想(学問)であること、「主知主義=気づきの探求」、「観音力(かんのんりょく)」、「聞光力(もんこうりょく)」の重要性、親鸞の歴史的意味合い、等を熱く語りました。

* 真宗大谷派東本願寺 http://www.higashihonganji.or.jp/sermon/kyoken/syu1411.html

 BSテレビ「未来先見塾」ではさらに詳細を説明しています。~~~~~~~~~~~~~~~~~

* https://www.youtube.com/watch?v=ssdAnIPY8Kg

 現在、世界では数多くの宗教が存在し、その始まりは主にユダヤ教やキリスト教、仏教に起源を持っている。歴史上、宗教が起点に数多くの争いが起こり今も続いている。

 今年は、マルティン・ルターによる「宗教改革」が始まった1517年から500年。「宗教改革」とは欧州で起こったキリスト教の改革運動で、当時発明されたばかりのグーテンベルクの活版印刷機技術により大きな運動に発展した。宗教が人類にもたらしたものとは何か。また約2,500年前にインドに現れた「ブッダ」とはどんな人物だったのか?

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京都・しんらん交流館での経営塾

京都・しんらん交流館での経営塾:この写真は西本願寺

 夜は、以前から機会があれば行ってみたかった「ロシアレストランキエフ(http://www.restaurant-kiev.com/」で食事をしました。午後の会合で、私は寺島さんが米国駐在時代から親交のあるキエフ・オーナー加藤幹雄さんご夫妻ともお会いし、夕食時はお店でお話ができて楽しかったです、歌手の加藤登紀子さんのお兄さん、2年前の奈良での講義でご挨拶をさせて頂きました。

* http://www.restaurant-kiev.com/greetings.html

加藤幹雄社長

 私は加藤登紀子さんの「登紀子倶楽部(http://www.tokiko.com/)」の会員で、これまで千葉県鴨川の「鴨川自然王国(http://www.k-sizenohkoku.com/)」での「帰農塾」に2回、その他のワークショップにも数回参加しています。都市と農村をつなぐ活動、登紀子さんの夫・藤本敏夫さんの人生ほか、この20年近く、たくさんのことを学ばせてもらいました。人生の少し先輩たちのお話は、児童・生徒・学生時代の気持を思い出し、充実した時間となりました。

* 藤本敏夫 https://www.sanseido-publ.co.jp/publ/tokiko_fujimoto.html

 それにしても昨今の京都、アジアばかりでなく世界各国からと思われる観光客の多さに、驚きでしたね。

東北編 盛岡 2017

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 今回、札幌から京都に行って「全国寺島実郎戦略経営塾(http://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html」に参加し、そこから新幹線を乗り継いで東北・仙台に移動して二日間の「第30回全国経済同友会セミナー(https://www.doyukai.or.jp/newsrelease/2017/170421a_2519.html」、その後、(一財)新渡戸基金の藤井茂常務理事と意見交換のために北上して盛岡へ。

 盛岡市内は丁度桜が満開でした。有名な「石割桜」、400年の風雪に耐えて堂々たる姿です!

有名な「石割桜」、満開でした!

有名な「石割桜」、満開!

裏側から見ると

裏側から見ると

 市内には文化の薫りがいっぱいです、まち全体に興味あるポイントが。

盛岡中学校跡

盛岡中学校跡

 これまでの盛岡に関わる記事

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16803

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16806

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22677

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24837

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26860

三重県訪問 (中)

Posted by 秋山孝二
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 二日目の朝、ホテルにあった新聞を見ると、早速前日の記事が掲載されていました。

翌日の新聞各紙三重版に掲載

翌日の新聞各紙三重版に掲載

 この日の行程は、三重県総合博物館(http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/視察、その後、三重県庁を訪問し、鈴木英敬・三重県知事との面談・意見交換でした。

県立博物館で館長・学芸員からご説明

県立博物館で大野照文館長&学芸員からご説明

歴史上の人物の人脈を見える化

歴史上の人物の人脈を見える化

 週末から始まる特別展示「植木等と昭和の時代(http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/88903000001_00004.htm」の準備状況もついでに見学しました。

近々の植木等特別展示の準備

近々の植木等特別展示の準備も

 県庁での鈴木英敬知事との面談、私は(公財)北海道演劇財団理事長として参加していましたが、特段発言する場面もなく、席に着いていました。鈴木知事とは、昨年3月、寺島実郎さんの戦略経営塾が賢島で開催された時(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25817)にお会いしてお話を聞いていましたので、終了後にご挨拶した時にその旨をお伝えしました。

 知事との面談後は、高橋・鈴木両知事の記者会見。

三重県庁で鈴木知事と懇談後の記者会見

三重県庁で鈴木知事と懇談後の記者会見

 今回の訪問団は「北海道150年事業実行委員会」のメンバーが中心で、この委員会は、北海道150年道民検討会議が策定した「北海道150年事業基本方針(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/ssa/281107-hkd150-1sokai-1.pdf)」を踏まえ、北海道を愛する多くの皆様方と連携しながら、2018(平成30)年に、北海道命名150年の記念事業を推進することを目的(北海道150年事業実行委員会規約第2条)として、平成28年11月7日に設立されました。

大晦日 2016

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 毎年のこの「秋山孝二の部屋」の年末メッセージを見ていると、随分差があることに気が付きます。昨年末の振り返りは3本の記事にまとめるほど一生懸命でしたが、今年は何かと思いを巡らすことも多く、多忙な中に逃げ込んでゆっくりの振り返りもままならない状態で年を越しそうです。

 何はともあれ総じて、私にとっては大変充実した1年でした。海外出張は3月のアメリカ・オレゴン州ポートランド訪問、10月の香港と、ともに内容の濃いディスカッションとフォーラム。国内では、熊野古道・中辺路ウォーク、北を語る会での道内樺戸・増毛方面のツアー等、バラエティに富んだひと時も思い出に残ります。ただの見学ではなく、その場その場での学芸員、解説者の皆さまのお話が大変感動的でした。

* ポートランド訪問 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%A7%89%E5%A6%B9%E9%83%BD%E5%B8%82%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%

* 香港 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=RETHINKING+IMPACT+%EF%BC%A0%E9%A6%99%E6%B8%AF

* 熊野古道・中辺路ウォーク http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%86%8A%E9%87%8E%E5%8F%A4%E9%81%93

* 北を語る会ツアー http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E3%82%92%E8%AA%9E%E3%82%8B%E4%BC%9A%E3%83%BB%E7%A7%BB%E5%8B%95%E4%BE%

 北海道日本ハムファイターズの日本一までのプロセスは、本当にドラマ、ドラマの連続でしたね。大谷翔平くんが巷の話題ですが、栗山監督ほかコーチ陣、若手選手たちの溌剌とした活躍が数多くの感動を与えてくれました。私はテレビで見ているだけでしたが、優勝パレードには足を運んで感動を共にできました。インターネット上の記事を時間を見つけて片っ端からアクセスして、サイトを手元メモに書き留めましたが、すでに削除されている動画もありました。優勝記念の雑誌、DVD、そして昨日はHBCラジオの実況CDも買って、再度興奮をあらたにしました、本当に何回見ても、聴いても、涙涙の感動でいっぱいです。ファイターズのチームで育っていく若手選手の成長と、感動をともにできることは、ただのプロ野球というよりも良質の学校を見ているようです。

2016 栗山 https://www.youtube.com/watch?v=8AT0a__FdM8

2016 栗山 クロ現 https://www.youtube.com/watch?v=NZNiXT9zPIw

2016 栗山 特派員協会 https://www.youtube.com/watch?v=mhTctX0hdJU

2016 理想の球団経営 https://www.youtube.com/watch?v=q9lM2Z2rA3c

 今年4月、私は大分県臼杵市での会合に出席するために、前日から大分県別府市に宿泊していました。早めに寝ていたら真夜中午前1時半前に、大きな揺れに襲われました。2日前の熊本を中心とした地震に続いての揺れ、後にこれが「本震」と変更されました。大震災を肌で感じて以来、出張先での一人での宿泊では後遺症が続きました。地元の方々にとっては続く余震で、今も不安なお気持ちでお過ごしになっていることでしょう。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26258

 秋山財団は30周年を迎え、今年は常務理事、事務局の頑張りで新しい段階へと進化しました。来年からは31年以降のさらなる飛躍を目指して着実に前進して参りたいと思っています。テーマとしては「生命科学」、フィールドとしては「北海道」をさらに深掘りして、新たなバージョンで社会に貢献して参りたいですね。

 夢の膨らむ今年でしたが、世界に目を向けると、Brexit、アメリカ大統領選挙でのドナルド・トランプ氏勝利、韓国の朴槿恵大統領の進退、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領の暴言、頻発する各国でのテロ等、何やら不穏な今後を予感させるので少々不安です。日本の政治・経済のリーダー達の劣化も、目を覆うような惨状。先日の安倍晋三首相のアメリカ・ハワイ州真珠湾訪問に対しても、私はかなりネガティブなコメントを発し、翌日(29日)の北海道新聞朝刊に記事の一部となりました。

 振り返り始めると次から次へと記憶が蘇ります。今年、数々の名言にも触れました。

 9月に早稲田大学で行われた「むのたけじの魂を継承する」集会で、亡きむのたけじの言葉、「『すりかえる』権力と『すり抜ける』民衆、騙されないこと」、「歴史は一人から始まる、自分から始める、それは自分に誇りを持つこと」、と。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27735

 また、今年で6年目になる寺島実郎戦略経営塾(http://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html)での寺島実郎さんのお言葉、「つながりを理解できる力、うねりを理解する力、それが『知性』である」、と。

 今年1年、多くの皆さまにお世話になりました、来年もまたよろしくお願い致します。どうか良いお年をお迎え下さい。

寺島文庫、二題 2016

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 寺島実郎さんが主宰する6期目の「戦略経営塾(http://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html」、監修する7期目の「リレー塾(http://terashima-bunko.com/bunko-project/relay.html」も、それぞれ終了間近となっています。それらを補完する意味でも、BS11 の「未来先見塾(http://terashima-bunko.com/bs11.html」、BS・TBSの「月刊寺島文庫(https://www.facebook.com/gekkan.terashimabunko/」は、毎回実に濃い内容です。

* 寺島実郎戦略経営塾 時代が「変わっていく」様相を座して展望するよりも、時代を「変えていく」という当事者としての気概を持つ経営者、次世代経営者を主な対象に、戦略経営を実践する上で必要な時代認識力、世界潮流を読み解く力、構想力といった考える力を育成する場を創造することを狙いとする。

* 寺島実郎監修 リレー塾 自分が生きている時代を的確に把握することは容易ではない。だからこそ、時代に対し真剣に発信している人々の話を体系的に聞く機会を提供する必要性を強く感じ、今回第7期となる連続講座の監修を試みた。いま日本に欠けているものは本質を見抜く知の力である。それこそがあらゆる意味での行動と変革の基盤である。

 少し前ですが、BS11では、ヤマトホールディングス株式会社の山内雅喜代表取締役社長と寺島実郎さんとの対談、クロネコヤマトの戦略は実に幅広く雄大でした。

 一方、毎回興味深いテーマでのダイナミックな展開を試みる「月刊寺島文庫」、数か月前は、『イスラム・ジハード主義と日本の立ち位置』でした。

 バングラデシュでのイスラム過激派による日本人7人の惨殺。これは「日本人が巻き込まれた」のではなく、「日本人だから狙われた」ものでした。日本は今や、イスラム過激派にとって敵対国と認識されているのです。日本人はこの状況をどれほど理解出来ているでしょうか? また、ISを始めイスラム過激派に日本はどう対処するべきなのでしょうか。そして、そもそも我々日本人は、イスラム教をどこまで理解しているのでしょう。ここでは、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教の成り立ち、そして衝突の歴史から読み解き、今、世界中で起きているテロの根っこには何があるのかを、丁寧に解説していました。

 日頃の日本のマスメディアの言葉遣いに違和感を感じながら、「そもそも」の歴史をしっかり見極める必要性を感じます。

BS-TBS番組から

BS-TBS番組から

中東の近代の歴史

中東問題の原点を読み解く

近代の火種がここから

近代の火種がここから

イスラム内部の課題

イスラム内部の課題

 この番組、毎回のテーマがユニークで新鮮、今を生きる日本人として国際社会の中で思考する際の羅針盤ですね、これからも注目し続けます。

インダストリアルツアー@三重(上)

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 三重県で開催中のMIE経営戦略塾と東京の寺島戦略経営塾との合同で、インダストリアルツアーが開催されました。一日目はセミナーとMIE終了式・交流会、二日目の最初のプログラムは伊勢神宮内宮参拝、おはらい町散策でした。三重県を軸とした若手経営者の皆さんは、多彩な製造業を中心に熱心な聴講で、皆勤賞もたくさんいらっしゃいました。

NIE戦略経営塾は今回が最終回

NIE戦略経営塾は今回が最終回

皆勤賞の皆さんと寺島実郎塾長

皆勤賞の皆さんと寺島実郎塾長

 神宮には、皇室の御祖先の神と仰ぎ、私たち国民の大御祖神(おおみおやがみ)として崇敬を集める天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りする内宮(ないくう)皇大神宮(こうたいじんぐう)と、衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りする外宮(げくう)豊受大神宮(とようけだいじんぐう)を始め、14所の別宮(べつぐう)、43所の摂社(せっしゃ)、24所の末社(まっしゃ)、42所の所管社(しょかんしゃ)があるそうです。これら125の宮社全てをふくめて神宮とのこと。

* 伊勢神宮(http://www.isejingu.or.jp/

入口の大鳥居から橋を渡って

入口の大鳥居から五十鈴川に掛かる宇治橋を渡って

毎年奉納される地元の新酒

毎年奉納される地元の新酒

* 正宮・皇大神宮(http://www.isejingu.or.jp/about/naiku/shogu.html

内宮横からさらに奥へ

正宮・皇大神宮横からさらに奥へ

* 別宮・荒祭宮(http://www.isejingu.or.jp/about/naiku/aramatsuri.html

荒宮?

別宮・荒祭宮に参拝

 第62回神宮式年遷宮は平成27年3月、月讀宮以下12別宮の遷宮祭がすべて執り行われたことを以て、諸事完遂となりました。

* 式年遷宮(https://kotobank.jp/word/%E5%BC%8F%E5%B9%B4%E9%81%B7%E5%AE%AE-189569)

 早朝から、しばし身が引き締まる思いでした。

今、企業経営のトレンドは?

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 昨年も「戦略経営塾」等でお話がありましたが、1990年代以降の日本の企業経営について、時間軸をやや長く取って傾向を分析すると下のチャートのようになります。

日本企業経営の変化

日本企業経営の変化(BS11寺島実郎さんの番組より)

 要するに、日本の伝統的企業経営の理念から大きく変遷して、人件費を抑え(流動化し)、設備投資を控え、配当を増やし、内部留保を大幅に増やして株主価値を上げてきているのです、刹那主義、グローバルマネーに翻弄される危険性を感じます。

 先日も、ある企業に務める方とお話をしていて、90年以降のリストラの嵐が今も続いており、そのしわ寄せの殆どが現場の従業員に向けられている様子を具に知りました。いったい本来の「リ・ストラクチャリング」の意味合いはどこへ行ってしまったのか、長年現場を支えてきた第一線の社員に対して、管理者・経営幹部は一体どんな応分の責任を果たすのか、さらには、やろうとする「リストラ」の目的は何か、コストダウンによって利益を出してそれが何なのか、話を聴いていて憤りすら感ずる昨今の経営者の劣化です。

 年末にも書きましたが、東芝、化血研等の経営トップの記者会見でも、まるで他人事の表情で語る姿は、覚悟を持って経営に当たっている姿ではありませんね。どうして、日本の大企業はこうも筋が悪くなったのでしょうか。

 私は時々出会う金融機関窓口でも同様ですね。昔に比べてかなり顧客対応が下がっていますし、窓口のコミュニケーションも全く内向きで紋切り型が横行しています。散々待たせておいて、急ぐならATMに行けと言い放つ女性の言葉に出会うと、今の金融機関の体質を目の当たりにします。低金利・高額手数料等、顧客不在の収益向上で一体誰が利益を貪るのか、書き始めたら留まるところを知りません。

 「経営組織論」を教える立場から、これまで何回も書き留めてきました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%B5%8C%E5%96%B6%E7%B5%84%E7%B

 私は、単なるノスタルジックな感情でモノを言っているのではありません。今日の日本社会を支えてきた柱となる企業の「人材育成」をないがしろにして何を上位の価値と置くのか、経営者のきっちりとした説明を聞きたいのです。自分が所属する経済団体での経営者の劣化も甚だしい、もっともっと平和に関してコミットしなければならないですし、芸術・文化に対してももっと造詣を深くしなければ、国際社会の中での日本の立ち位置も低下し漂流していくでしょう。

 ニュースを見ていても、直接経営者の話を聴いても、現場で働く能力の高い人々の声を聴いても、今の日本の企業経営者は危機的です。そんな状況の中で、地域に生きる若い経営者に期待したいですね、これからの時代は君たちが担うのです、と。

今年を振り返る 2015 (番外編)

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 年末29日、もう十数年になりますか、今年もFM三角山ラジオで丸山哲秀先生の番組で1時間少々のトークに登場でした。私自身、毎年の振り返りができると同時に、丸山先生とのやり取りが楽しかったです。

* http://d.hatena.ne.jp/tessyu/

 戦後70年目の節目の年、歴史的転換点とも言える大きな出来事が続出しました。政治、経済では今後楽観を許さない危機感を抱きますが、世界で戦うアスリートたちの活躍からは、多くの勇気と希望を受け取りました。フィギャスケートの羽生結弦、宮原聡子、バドミントン、フェンシングの太田、ラグビーワールドカップで3勝の五郎丸歩、リーチ・マイケル、世界選手権優勝の男子体操、女子サッカーワールドカップの準優勝、テニスの錦織圭等、書き切れない程の活躍でした。それぞれ裏付けされる日頃の精進があり、日々切磋琢磨している姿には感動しました。

 私の活動の総括としては、上手く軌道に乗ったこと、苦闘していること、いろいろありますが、自分が関わるフィールドがあるということに感謝したい気持はあります。それぞれの場には、永年頑張っている人々がいる訳で、その努力へ報いるためにも、私の立ち位置でやれることを悔いなくやりたい、そんな姿勢で日々活動をしてきたつもりです。

 私(わたくし)的な一年のまとめ、今年も盛りだくさんでした。

* 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」、札幌遠友夜学校、遠友みらい塾関連

* エネルギーチェンジ100ネットワーク

* 演劇関係

* 秋山財団

* 北海道経済同友会

* 寺島戦略経営塾

* 政治情勢、特定機密法案、安保法制、沖縄基地問題

* SEALDsの活動

* 海外旅行から 5月ボストン、10月シンガポール

* 国内旅行 7月利尻・礼文、10月中山道(妻籠、馬籠ほか)、郡上八幡、高山「八幡祭」

* 六華同窓会、札南学校林財団

* 音楽ライブ 7月グラシェラ・スサーナ、8月美輪明宏、11月アルゼンチンタンゴ

 年末のテレビの特別番組、録画したものの果たして観る時間があるのかどうか。何はともあれ、今年一年、大変お世話になりました、来年も宜しくお願い致します、皆さまのご多幸をお祈り致します!

寺島経営戦略塾、ほか

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 「寺島戦略経営塾(http://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html」の第5期が始まりました。この所、東京以外でも広島、三重、と拡がりを見せて、益々切磋琢磨されています。

 一方、「BS11」での「現代ビジネス講座~世界を知る力(http://www.bs11.jp/news/3506/」も毎回新しい気づきを与えてくれます。一般の新聞、テレビ等のマスメディアでは断片的な報道に留まり、大きな潮流とか時代認識には役に立ちません、それどころか誤った現状認識が多々見られ、とても時代を読む術としては間に合いませんね。歴史を深掘りをして今の考える、そんなスタンスが魅力です。

BS11番組から

BS11番組から

BS11番組から

BS11番組から

 戦略塾会場の東京・九段の「寺島文庫」には、興味深い資料がたくさんあります。100年前のパナマ運河開通を祝うサンフランシスコ博覧会のポスターです。

サンフランシスコ展示会ポスター

サンフランシスコ展示会ポスター

「サンフランシスコ展示会 1915」ポスター

「サンフランシスコ展示会 1915」ポスター

文京区小日向 界隈の今

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 寺島実郎さんの「戦略経営塾(http://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html」で、何回か出てきた東京都文京区小日向の界隈は、歴史的に「切支丹屋敷跡」、「新渡戸稲造旧居跡」で著名ですが、今回時間を見つけてやっと足を運ぶことができました。閑静な住宅街、学校からは子供たちの歓声も聞こえてくるこの場所で、深い時代が過ぎていたのでしょう。

<「切支丹屋敷跡」東京都教育委員会説明版より> ~~~~~~~~~~~~~~~

島原の乱(1637~1638)の5年後、イタリアの宣教師ペトロ・マルクエズら10人が筑前に漂着、すぐに江戸送りとなり伝馬町の牢に入れられた。
その後、宗門改役の井上政重の下屋敷内に牢や番所などを建て収容したのが切支丹屋敷の起こりである。
寛政4年(1792)の宗門改役の廃止まで続いた。
鎖国禁教政策の下で、宣教師や信者を収容した。
宝永5年(1708)イタリアの宣教師ヨハン・シドッチが屋久島に渡来し、切支丹屋敷に入れられた。
徳川6代将軍家宣に仕えた新井白石はシドッチを尋問し、『西洋紀聞』にまとめられた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

* 切支丹屋敷跡 http://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/kanko/spot/shiseki/kirishitan.html

* 新渡戸稲造旧居跡 http://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/kanko/spot/ato/nitobe.html

小日向1丁目「切支丹住居跡」に建つ記念碑

小日向1丁目「切支丹屋敷跡」に建つ記念碑

説明版にはこの土地の因って来る所以も

説明版にはこの土地の因って来る所以も

 幕府のキリシタン禁教を背景とした江戸における収容施設でした。正保2年(1645年)頃、幕府大目付、井上筑後守政重が自分の屋敷内に作ったと伝えられ、当時は4千坪あったそうです。

 昨年でしたか、向いの工事現場から三つのお墓が発掘されました。

お墓発掘の新聞報道:掲示板に掲載

お墓発掘の新聞報道:掲示板に掲載

右が跡地、左がマンション建設現場

右が跡地、左がマンション建設現場

そこから5分位の場所に、新渡戸稲造の邸宅跡地もあります。

今は、財務局管理の土地に

小日向2丁目、今は、財務局管理の土地に

大邸宅に様々な人を招いてネットワークづくり、意見交換も

大邸宅に様々な人を招いてネットワークづくり、意見交換も

 東京都内には、そう遠くない時代の歴史的メッセージを発信する場がいつくもあるのですね、途中の坂の上り下りとともに古の人々の往来を想像しました。

< 追補 2016.4.5> DNA鑑定の結果です http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye2740965.html

寺島塾 2015春 in 奈良(1)

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 寺島実郎戦略経営塾(http://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html)、第Ⅳ期今回5回目は、奈良・東大寺(http://www.todaiji.or.jp/)での開催でした。

 まずは、東大寺大仏殿特別拝観、続いて平岡昇修先生(東大寺執事長・大仏殿院主)、寺島実郎氏の講演。示唆に富むお話、新たな気づきも多々あり、大変意味深いひと時でした。

東大寺大仏殿

東大寺大仏殿

大仏殿

大仏殿

南大門

東大寺南大門

東大寺南大門

東大寺南大門

 このシリーズ、一昨年の京都・高台寺(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15178)、昨年の奈良・薬師寺(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%A5%88%E8%89%AF%E3%81%A7%E5%AD%A6%E3%81%B6)に続いての第三弾でした!

寺島実郎さん in 愛生舘サロン

Posted by 秋山孝二
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 今年5月にオープンした愛生舘サロン:http://aiseikan.net/salonの趣旨に賛同して頂き、新著何のために働くのか~自分を創る生き方(http://terashima-bunko.com/terashima/book-info.html#nannotameni出版の機会に、テレビ等で積極的な発言をされている寺島実郎さんが、ふるさと北海道の学生、若手経営者に熱いメッセージを伝えました。予定時間を大幅に越えての濃密なお話は、参加した高校生、大学生はもちろん、多くの若い世代に届いたものと確信しています。

「愛生舘サロン」での寺島実郎氏の熱いお話
「愛生舘サロン」での寺島実郎氏の熱いお話

 講演後は、新著へのサイン会も急遽設定されて、たくさんの方々お一人おひとりに言葉をかけてのご厚意も。

新著にサインのご厚意も
新著にサイン

 東京・九段下では、寺島文庫(http://terashima-bunko.com/)ビルで草の根の若い世代の交流も継続されていて、これからの日本を担う健全で骨太な人材の育成にご尽力されています。

 寺島実郎戦略経営塾(http://www.terashima-bunko.com/bunko-project/strategic-management.html)も毎回内容の濃い意見交換になっています。定点観測的なデータを基に、今繰り広げられているグローバルでの大きな変化を正確に認識し、これからの日本のあるべき方向性、自分たちの立ち位置の確認ほか、今を生きる我々へのエールと問題提起が的確です。

 「たくさんの人を集める」のではなく、「良質の方々に集まって頂く」、そんな会の趣旨を感じるピーンと張りつめた緊張感が、「愛生舘サロン」の代表者としては、大変心地よかったですね。これからもこの場から、「本物の担い手」がどんどん育っていくことが私の「夢」です!

寺島経営塾、京都・高台寺で

Posted by 秋山孝二
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 怒涛のスケジュールだった今年の私の11月、今月最後のメッセージは、秋の京都からです。 

 「第Ⅱ期寺島実郎戦略経営塾」第2回が、京都東山・高台寺(http://www.kodaiji.com/index.htmlで開催されました。昨年終了した第Ⅰ期経営塾はこちらで(http://www.terashima-bunko.com/bunko-project/strategic-management.html)。

高台寺龍の庭

高台寺・龍の庭

高台寺開山堂

高台寺・開山堂の庭

 東山霊山(りょうぜん)の山麓、八坂法観寺の東北にあり、正しくは高台寿聖禅寺といい、豊臣秀吉没後、その菩提を弔うために秀吉夫人の北政所(ねね、出家して高台院湖月尼と号す)が慶長11年(1606)開創した臨済宗のお寺です。寛永元年(1624)7月、建仁寺の三江和尚を開山としてむかえ、「高台寺」と号しました。造営に際して、徳川家康は当時の政治的配慮から多大の財政的援助を行なったので、寺観は壮麗をきわめたといいます。
 現在旧持仏堂の開山堂、霊屋、傘亭、時雨亭、表門、観月台等が国の重要文化財に指定されています。 秀吉と北政所を「霊屋(おたまや)」に祀り、北政所像の下はその墓所となっています。須弥壇(しゅみだん)と厨子は華麗な蒔絵装飾が施され、桃山美術を代表する「高台寺蒔絵」として知られる一方、開山堂を中心に東西に広がる池庭は小堀遠州作と伝えられています。

 第2回の講義は、高台寺月真院(http://bakumatu.727.net/kodaiji/eiji-shiseki-gessinin.htm)住職(高台寺執事)・寺前浄因(http://souda-kyoto.jp/kyoto_person/vol6.html)さん、そして寺島実郎塾長の講義で、ともに心に沁み入るお話でした。特に、寺島実郎さんの「経済人として共有しておきたいこと」と前置きしてのフレーズは、混迷する現在、全く同じ立ち位置でした。

 寺島実郎氏の1994年著書「新経済主義宣言~政治改革論議を超えて」、これで「第15回石橋湛山賞:http://www.ishibashi-mf.org/prize/index.html」を受賞されました。そこでのメッセージは次の二つ。

1) 代議者のコスト削減(議員定数是正~大幅削減): 冷戦後、政治を語る人間が一番大きな顔をしている社会を変革する必要がある、政治を職業としてはいけないのではないか。「極小化することこそが『政治改革』そのもの」と主張する、それが経済を支える人間としての「誇り」である

2) マネーゲームの抑制: 金融資本主義を放置すると資本主義が腐る、すぐにでも脱却しなければならない。

 1994年にこう記述し今に至るまで変わらぬ彼の姿勢、或いはそのことが18年後の今も病んでいる日本、国際情勢を象徴しているのでしょうね。その後に発生したアジア金融危機、サブプライムローン問題、リーマンショック等、次々と発生する金融破たんの連鎖、今も続く冬の時代です。

高台寺・月真院

午後5時からライトアップ:高台寺・月真院

  坂の奥、東山霊山(りょうざん)護國神社(http://www.gokoku.or.jp/)には、木戸孝允、坂本龍馬、中岡慎太郎のお墓がありました。

左:坂本龍馬、右:中岡慎太郎の墓

東山霊山:護國神社 左:坂本龍馬、右:中岡慎太郎の墓

 

 秋の京都、歴史の一コマを垣間見て、思いを新たにしたひと時でした。