姉妹都市・ポートランド 訪問 (8 最終)

Posted by 秋山孝二
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 短い滞在の最後の夜は、3年前にもお世話になった谷田部勝さんと会社のスタッフの皆さんと会食、今のポートランドについて貴重なお話の数々で楽しかったです。

 3年前のアッシュランド訪問――>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18021

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18027

ポートランドの今を語る

ポートランドの今を語る

 その晩も話題になったのですが、ホテル近所の日本食レストラン「SHIGEZO(http://www.shigezo-pdx.com/」、昔、今は亡きケビン・スチュワートと行った「Zen」レストランの今の姿、大変盛況とのことでした。

ケヴィン・スチュワート――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=Kevin+Stewart

昔の「Zen」が、今は「しげぞう」

昔の「Zen」が、今は「SHIGEZO」

 お店の方が丁度電気を消して取り込もうとしてるところを無理を言って付け直して貰らって撮りました、入口の提灯。

 今回のポ市訪問、PSUの観劇をきっかけに出掛けましたが、短い時間でも街なかを歩くと、思い出が次から次へと頭に浮かび、実に濃密なひと時でした。まだまだたくさんご報告をしたいことがありますが、別の機会に致します。それにしても30数年、「マチづくり戦略」を着実に実行するとこうも変身するのかと、ポ市民の見識、人間の知恵の凄さに感動しました。札幌もこれから追いかけて、「サッポロスタイル」で個性をアピールしたいですね。

 長くなってしまったこのシリーズ、最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。まずは、18日の秋元札幌市長ほかとの面談でリ・スタートです!

姉妹都市・ポートランド 訪問 (7)

Posted by 秋山孝二
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 3年前に久しぶりにポ市をわずか一泊だけ訪問した時(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18025)、次回はここだけは必ず来てみたいと思っていたのが、「Pearl District」、「Old Town」でした。30年程前に何回も訪れた時に、あの地域には近づくなと、確か地元の方たちに言われたような気がしていますが、今は、世界にも著名な「再開発の成功事例」となっています。オフィス、飲食店、多彩な公園、住居群がコンパクトに調和して落ち着いた街並みが心地よく、その変貌ぶりに驚きました。

綺麗な看板

綺麗な看板

幾つかの空き地は個性的で市民に優しい公園に変身

幾つかの空き地は個性的で市民に優しい公園に変身

住む人々を追い出してはいません

住む人々を追い出してはいません

市電ともコラボレイト

市電ともコラボレイト

太陽光パネルほか

太陽光パネルほか

 この辺りを歩いていて、急に思い出したのが、昔、当時の日系人会の方々と意見交換した場所でした。何となく地図と見比べて探してみると、何となんと、綺麗にリニューアルされた「Oregon Nikkei Legacy Center(http://www.oregonnikkei.org/」がありました。中に入って係の方に、私の知り合いの連絡先を教えて頂きました。

懐かしい日系人会オフィス

懐かしい日系人会オフィス

 人間の記憶というのもなかなか大したものですね、30年以上前とは大きく変貌していても、思い出す情報をもとに散策すると甦ります。「都心再生」、「コンパクトシティ」の素晴らしいモデルを見せて貰っている気がしました。ウィラメット川東のワインセラー等の若者のチャレンジ、古い街なかの再生は、マチづくりとして本当に参考になります、特に30年前と比較できる自分は幸せです。

 先月の「姉妹都市・ポートランド 訪問 (1)(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25754」にも記載しましたが、30年前の札幌市・板垣市長への提案書を含めて、再度、今の秋元市長に「コンパクトシティ」の実践を提案しようと思っています。札幌の可能性もまだまだ十分にありますから。

姉妹都市・ポートランド 訪問 (6)

Posted by 秋山孝二
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 今回の大きな目的、ポートランド州立大学のローレンス・コミンズ教授が指導する「英語版 仮名手本忠臣蔵」の公演を観劇。英語名では「The Revenge Of The 47 Loyal Samurai」、「仇討ち」は「Revenge」か、とあらためて考えさせられました。

 場所は、ポートランド州立大学(PSU)キャンパス(http://www.pdx.edu/)内のリンカーンホールです。

 公演動画はこちら――> The Revenge Of The 47 Loyal Samurai 忠臣蔵

Part 1 https://www.youtube.com/watch?v=_mdOmTtxwZ4&feature=youtu.be

Part 2 https://www.youtube.com/watch?v=SxQ_f3dQvzc

場内は公演かなり前からお客さんがたくさん

場内は公演かなり前からお客さんがたくさん

前半・後半、それぞれに登場

前半・後半、それぞれに登場

公演終了後、楽屋でコミンズ先生とご一緒に観劇した徳島大の吉田敦也教授

公演終了後、楽屋でコミンズ先生とご一緒に観劇した徳島大の吉田敦也教授

ホール壁にはオーディションの案内等も

ホール壁にはオーディションの案内等も

 今回の件、2月に北海道新聞に公演が紹介されたので、すぐに足を運ぶことを決めました。コミンズ先生とは30年前にお会いして、姉妹都市交流に基づく、PSUと札幌の地場企業とでプログラムを構築した懐かしい思い出がありましたので。

 HPで事前に紹介サイトを見る限り、顔の骨格、体格が違う侍ほかに、正直、かなりの違和感があったのですが、実際、公演を2回観て、どんどん引き込まれていくクオリティに感動しました。目の動き、指先まで行き届いた仕草、足の運び等、当時の文化をしっかり理解している様子が、観客席からもよく分かりました。むしろ、会場の観客の方が、やや複雑な場面転換についていっていなかったかなと思われます。私の前の少々ご年配の男性は、しきりに首を傾げて、明らかに「よく分からないな」という感じでしたから。

 海外公演では、舞台それ自体の興味はもちろんありますが、お客さんの反応、どんな場面で湧いて、どんな場面で静まりかえるのかも楽しみです。今回は、判官側が師直側をやっつける場面は拍手喝采、逆の場合は遠慮のないブーイングで、分かりやすい観客の反応に思わず笑ってしまいました。

 前半、後半のそれぞれ冒頭に、文楽を醸し出す人形を使っての簡単なストーリーの説明も面白かったです、お客さんに「掛け声」を遠慮なくするようにとのリクエストもあったりして。後半に入って、私自身、何か心の底から感動しましたね、アメリカ人の学生が、この演目に挑戦している真摯な姿、そしてここまで指導してきたコミンズ先生はじめPSUの日本科の教員集団、さすがにドナルド・キーンさんの教え子たちと唸らせるレベルの高さと集中力になのかも知れません。この公演に参加した学生は、正式の何クレジットかの単位認定になるのでしょうが、それを越える日本文化への造詣を深めたと思いますね、とにかく、すごい取り組みだと2回とも余韻を楽しみながらPSUキャンパスを後にしました。

 終演後に楽屋を訪問すると、演じたたくさんの学生たちの達成感に満ちた笑顔が印象的でしたし、コミンズ先生ともお疲れのところ、今後の札幌の演劇集団との何がしかのコラボレーションもお約束して参りました。

 本当に異文化理解とはここまでやれるのかと、久しぶりに深い感動を覚えました、皆さん、お疲れさま、そして、ありがとう。

姉妹都市・ポートランド 訪問 (5)

Posted by 秋山孝二
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 午後は、「オ州酒(http://www.oshuushu.com/)」のレッド・ギレンさんのガイドで、「アーバン・ワイナリーツアー」、「アーバン」の意味を実感した3軒のワイナリー訪問でした。レッドさんは、地ビール巡りの「ブルワリー・ツアー」も得意プログラムなので、次回はこちらをリクエストします。

 まずはポートランド市SouthEastの「HIP」ワイナリー。

どう見ても古いガレージです!

どう見ても古いガレージ!

テイスティングは6種類、ブレンドの変化!

テイスティングは6種類、ブレンドの変化!

バーカウンターの隣がワイナリー!

バーカウンターの隣がワイナリー!

 2軒目は同じ地区にある少しオシャレなここもリニューアルの天井の高い建物。ワイン産業の「インキュベーター」にもなっています。ここで醸造し隣のバーでお客さんに提供してその評価・評判を試し、人気が出てくればもっと大きなロットのワイナリーへとステップアップ、お店の方は「graduate(卒業)」と言っていました!従って、テイスティングもその都度ラインアップが変わってくるそうです。ワインで起業しようとする若い人たちにも素晴らしいビジネスモデルです、凄いな。食事はほんのオードブルメニューですが、センスが良くてワインにピッタリ。

 パイプラインでワイナリーから直接カウンター奥に各種ワインが提供できるので、マイボトルで持ち帰るサービスも興味深いです。

かなりオシャレなワインバーも

かなりオシャレなワインバーも

バーの奥にはワイン醸造用樽を切り取った装飾品も

バーの奥にはワイン醸造用樽を切り取った装飾品も

バーの横から奥にはワイナリーとイベントスペース

バーの横から奥にはワイナリーとイベントスペース

 そして3軒目、ウエストコーストの開放系で如何にも今風です、「缶ワイン」も初めて見ました。

修理工場跡みたいな建物?

修理工場跡みたいな建物?

昔のままの壁がオシャレですね

昔のままの壁がオシャレですね

今のブドウ畑の場所を示しています

今のワイナリーのブランド、ブドウ畑の場所を示しています

奥はワイナリーと樽貯蔵庫、それをインテリアに使うイベント広場

奥はワイナリーと樽貯蔵庫、それをインテリアに使うイベント広場

 久しぶりにポ市を訪問した翌日・土曜日の午後、新しいビジネスを目の当たりにしたひと時、時の流れを感じながらも満足度最高でした!

姉妹都市・ポートランド 訪問 (4)

Posted by 秋山孝二
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 偶然みつけた劇場の「Free tour」、これが大変素晴らしい内容でした。今回、「演劇」、「アート・ツーリズム」の検証も大きな目的だったので、実にタイムリーな見学でした。「ポートランド舞台芸術センター」は、ポートランド市内ブロードウェー通りにある総合芸術施設。アーリン・シュニッツァー・コンサート・ホール、アントワネット・ハットフィールド・ホール(旧ニュー・シアター・ビルディング)、ケラー・オーディトリアムという3棟の建物から構成されています。

* ポートランド舞台芸術センター

https://www.facebook.com/pages/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83

ポートランド市・ブロードウェー通りのシンボル

ポートランド市・ブロードウェー通りのシンボル

公演が始まる前に道路が閉鎖!

公演が始まる前に道路が閉鎖!

新しい劇場を入りロビ―に立つと、とまるで舞台に立っているような錯覚

新しい劇場を入りロビ―に立つと、とまるで舞台に立っているような錯覚

こんな所にもアートの香り

こんな所にもアートの香り

旧劇場の玄関・ロビー

旧劇場の玄関・ロビー

3000席!

3000席!

メキシコからの贈り物

メキシコからの贈り物

こちらも海外からの贈り物とか

こちらも海外からの贈り物とか

姉妹都市・ポートランド 訪問 (3)

Posted by 秋山孝二
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 到着翌日の朝、ポートランド州立大学のキャンパスでは、毎週土曜日恒例の「ファーマーズ・マーケット(http://ourage.jp/column/karada_genki/22775/)」が開催され、雨の中、風も強いのに大勢の人で賑わっていました。葉物野菜、チョコレート等、多彩なマルシェでしたね。

PSUキャンパスで

PSUキャンパスで

 昼のMAXです、昨晩の雰囲気とはまた違ったオシャレな姿!

街なかではまさに低床の連結車両の市電

街なかではまさに低床の連結車両の市電イメージ

 エコシティの神髄、自転車専用レーンは道路の真ん中です。

明確になっている自転車レーン

明確になっている自転車レーン

 そして郊外では、もう桜の花も満開です!

ポートランド市のSEエリア

ポートランド市のSEエリア

姉妹都市・ポートランド 訪問 (2)

Posted by 秋山孝二
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 先月、札幌国際プラザで、フォーラムがあり、月末にポ市訪問予定だったので、その日の講師のレッドさんに早速、オ州酒(http://www.oshuushu.com/)の「アーバン・ワイナリーツアー」の申し込みをしました。

レッド・さん オ州酒

レッド・さん オ州酒

 夜の羽田発バンクーバー経由でオレゴン州ポートランドへ。空港からは、LRTの「MAX」です。約40分ですが、値段が何と「$1.25」です、65歳以上の「オーナード・シティズン割引」で。

空港ロビー横から電車が出発

空港ロビー横から電車が出発、低床式電車

低床式電車

車内もシンプル

自転車も持ち込みOK!

自転車も持ち込みOK!

街なかでは市電ですね

街なかでは市電ですね

 今回は4泊の短い訪問ですが、内容の濃い多彩な目的でした。

姉妹都市・ポートランド 訪問 (1)

Posted by 秋山孝二
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 「遠友みらい塾(http://enyumirai.main.jp/」は昨年10月に立ち上がりましたが、年が明けて一つまた一つとプログラムがスタートしています。その中で、「ポートランド・プロジェクト」も動き始めて、私自身は30年ほど前の札幌市に提案した報告書を掘り出して、ポ市との関係性の再構築を図ろうと思い、活動開始です!

* 遠友みらい塾――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E3%81%BF%E3%82%89%E3%81%84%E5%A1%BE

当時のバド・クラーク市長と共に:ポ市市役所市長室で

当時のバド・クラーク市長と共に:ポ市市役所市長室で

 帰国後、報告・提案を当時の板垣札幌市長に行いました。

我ながら若い姿に驚きます!:札幌市役所市長応接室で

我ながら若い姿に時の流れを感じます!:札幌市役所市長応接室で

 報告書の表紙です。