米国オレゴン州ポートランドで

Posted By 秋山孝二
Categoirzed Under: 日記
2 Comments

 米国オレゴン州ポートランド(http://www.plans.jp/shashinshu/nishikaigan/062.html)は札幌の姉妹都市の一つで、その交流は最も古く、来年で55周年を迎えます。1980年代、私は札幌市の板垣武市長・国際部から経済交流推進の要請もあり、随分頻繁に足を運びました。このブログを始めた頃にも、私自身の大切な視座として書き留めました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=150

 先日、アッシュランドのOSF視察の後、久しぶりに訪問しましたが、この30年間の変貌ぶりに驚きました、特にダウンタウンの再開発にですね。80年代は古い建物が「放置されていた」ような気がするのですが、今回はリノベーションで賑わいを取り戻していました。この間、「エコロジーなまちづくり」としても世界的に有名になっていますし、80年代の私たちの活動は、「IBEC札幌:International Business Excange Committee」を設立して、ポートランド州立大学(PSU:http://www.pdx.edu/)、ルイス&クラーク大学(http://www.lclark.edu/)と「インターンシップ・プログラム」を構築したこと、日系人会の呼びかけに応じて、アクティブリタイアメントホームの「いこい荘テラス:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3882」設立へ寄附を行ったこと等、昨日のことのように思い出しました。また、札幌市の国際交流と言えば、元国際部長・杉岡昭子さんを忘れてはなりません。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2436

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1244

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=323

 今回の目的は、「地域と演劇・劇場」です。昔、兵器倉庫だった建物をリノベーションして、今は大小二つの劇場に変貌した場を訪問し、これを運営する方から説明・案内をしてもらいました。

兵器倉庫をリノベーションした劇場エントランスホール

兵器倉庫をリノベーションした劇場エントランスホール

屋根を支える支柱も鋼鉄製に見せた木製、エコロジーな雨水活用のダクトも

屋根を支える支柱も鋼鉄製に見せた木製、エコロジーな雨水活用のダクトも

地下には小劇場と公共展示スペースも

地下には小劇場と公共展示スペースも

 約1時間半の施設ツアーの中で、「エコロジー」という言葉を何回も耳にしました、「環境に優しい建物・設備」は最高位のコンセプトで、それを誇りにしている表情が見て取れました。

 来年の55周年記念では、いろいろな記念行事が企画されるのでしょうが、是非、この機会に札幌の演劇とオレゴンの演劇との新たな交流と歴史が始まるように、私も微力ながら努力したいものです。それが、見てきた者の責任というものでしょう。

2 Responses to “米国オレゴン州ポートランドで”

  1. 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 「十勝サロン」でポートランド談義 Says:

    [...]  昨年9月の久しぶりの訪問(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18025)、及び今回の吹田さんのお話からその後のポートランド市内の再開発の発展ぶりを目の当たりにして、内心忸怩たるものがあります。 [...]

  2. 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 姉妹都市・ポートランド 訪問 (7) Says:

    [...]  3年前に久しぶりにポ市をわずか一泊だけ訪問した時(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18025)、次回はここだけは必ず来てみたいと思っていたのが、「Pearl District」、「Old Town」でした。30年程前に何回も訪れた時に、あの地域には近づくなと、確か地元の方たちに言われたような気がしていますが、今は、世界にも著名な「再開発の成功事例」となっています。オフィス、飲食店、多彩な公園、住居群がコンパクトに調和して落ち着いた街並みが心地よく、その変貌ぶりに驚きました。 [...]