寺島文庫、二題 2016

Posted By 秋山孝二
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 寺島実郎さんが主宰する6期目の「戦略経営塾(http://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html」、監修する7期目の「リレー塾(http://terashima-bunko.com/bunko-project/relay.html」も、それぞれ終了間近となっています。それらを補完する意味でも、BS11 の「未来先見塾(http://terashima-bunko.com/bs11.html」、BS・TBSの「月刊寺島文庫(https://www.facebook.com/gekkan.terashimabunko/」は、毎回実に濃い内容です。

* 寺島実郎戦略経営塾 時代が「変わっていく」様相を座して展望するよりも、時代を「変えていく」という当事者としての気概を持つ経営者、次世代経営者を主な対象に、戦略経営を実践する上で必要な時代認識力、世界潮流を読み解く力、構想力といった考える力を育成する場を創造することを狙いとする。

* 寺島実郎監修 リレー塾 自分が生きている時代を的確に把握することは容易ではない。だからこそ、時代に対し真剣に発信している人々の話を体系的に聞く機会を提供する必要性を強く感じ、今回第7期となる連続講座の監修を試みた。いま日本に欠けているものは本質を見抜く知の力である。それこそがあらゆる意味での行動と変革の基盤である。

 少し前ですが、BS11では、ヤマトホールディングス株式会社の山内雅喜代表取締役社長と寺島実郎さんとの対談、クロネコヤマトの戦略は実に幅広く雄大でした。

 一方、毎回興味深いテーマでのダイナミックな展開を試みる「月刊寺島文庫」、数か月前は、『イスラム・ジハード主義と日本の立ち位置』でした。

 バングラデシュでのイスラム過激派による日本人7人の惨殺。これは「日本人が巻き込まれた」のではなく、「日本人だから狙われた」ものでした。日本は今や、イスラム過激派にとって敵対国と認識されているのです。日本人はこの状況をどれほど理解出来ているでしょうか? また、ISを始めイスラム過激派に日本はどう対処するべきなのでしょうか。そして、そもそも我々日本人は、イスラム教をどこまで理解しているのでしょう。ここでは、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教の成り立ち、そして衝突の歴史から読み解き、今、世界中で起きているテロの根っこには何があるのかを、丁寧に解説していました。

 日頃の日本のマスメディアの言葉遣いに違和感を感じながら、「そもそも」の歴史をしっかり見極める必要性を感じます。

BS-TBS番組から

BS-TBS番組から

中東の近代の歴史

中東問題の原点を読み解く

近代の火種がここから

近代の火種がここから

イスラム内部の課題

イスラム内部の課題

 この番組、毎回のテーマがユニークで新鮮、今を生きる日本人として国際社会の中で思考する際の羅針盤ですね、これからも注目し続けます。

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