日本発「戦略的CSR」@箕輪睦夫

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 今からもう30年以上前に、アメリカ合衆国ハワイ州にある「JAIMS(http://www.jaims.jp/」で出会った箕輪睦夫さん、ご自身で設立した経営コンサルタント会社20数年を経て、(株)アデランス(http://www.aderans.com/)に入社し、ヨーロッパ、アメリカで改革の前線で奮闘し、現在、「CSRプロジェクト部長」としてグローバルにご活躍です。「CSR:Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任http://kotobank.jp/word/CSR」は、日本ではしばしば「社会貢献」と混同されていますが、本来の「CSR」の意味について学び直す目的で以前から札幌にお招きしたいと思っていました。

 今回、超ご多忙の中、私が講義をしている札幌学院大学「経営組織論」の第13回講義に講師として、その日の夜には、「愛生舘サロン公開講演」として、「日本型戦略的CSR」について示唆に富むお話をして頂きました。アメリカの「コンプライアンス重点型」でも、ヨーロッパの「メセナ・環境型」でもない、まさに営業の高いモチベーションをベースに、事業と一体化した日本発の「戦略型CSR」のお話に、昼の学生たちも、夜の経営者たちも、息をのみ感動のひと時でした。激動の社内・社外マネジメント環境を力強く生き抜いてきた一人の「本物のホンモノ」として、私も尊敬しています。

30年来の友人、箕輪睦夫さんのご講演 in 愛生舘サロン

30年来の友人、箕輪睦夫さんのご講演 in 愛生舘サロン

営業部隊と一体となった「日本型CSR」

営業部隊と一体となった「日本型CSR」

 これまでの「CSR」の概念と大きく違うことは、彼自身、本社に身は置くものの、あくまでも「CSRプロジェクト」部長という立場に拘るごとく、その活動は経営トップの理解の下、常に営業本部長を筆頭とする営業部隊とのコラボレーションにあることです。コアビジネス活動それ自体、すなわち「企業成長」の中に健全で永続的なCSRがある、言い換えると「事業と一体化したCSR」ですね。そして、この活動が、グローバルに展開する企業を「つなぐ」基本概念・理念になる、その着眼が素晴らしいと思うのです。コア事業に付随する活動とか、利益が出ているから社会貢献、ではないのです。そして、この視点が明確であるからこそ、「社会的責任投資:SRI(http://www.sifjapan.org/sri/」という概念にも通じてくるのでしょう。今年7月の目加田説子さんのご講演(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17210)でも、SRIについての言及がありました。

 (株)アデランスのCSRの詳細は、是非、HPのこのページをご覧頂きたいと思います(http://www.aderans.com/csr/)。

この日私は、早朝に帯広から札幌にJRで戻りましたが、途中の景色が折からの新雪で輝いていました。占冠駅近くで思わず車窓からパチリと、充実した毎日の人との出会いに、一層華を添えてくれた感じがして嬉しかったですね。

今年の年末はいつもにも増して忙しいのですが、清々しい人々との出会いで締めくくれそうで嬉しいです。

あまりの美しさなので!帯広・札幌間の車窓から、敢えて逆光で

あまりの美しさなので!帯広・札幌間の車窓から、敢えて逆光で

「アースカフェ・プロジェクト」 in 帯広

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 「The Earth Cafe Project(http://earth-cafe.jp/」のミーティングと交流会が帯広で開催されました。事例発表では愛知県からのご参加ほか多彩な話題で、一つ一つが大変興味深いプレゼンでした。

 アースカフェについてはこれまでいろいろ書いてきました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7)。

<今年(2013年)のショートプレゼンテーション >
鈴木 善人:一般社団法人 The Earth Cafe について
高橋  慶:物質循環の視点から考える食品リサイクルの意義
金丸 大輔:栗山町への農業新規参入(個人、企業問わず)
相内 大吾:マラウィでの活動紹介(メイズバンク構想)
中山 俊彦:やわらか知財論 ~アイデアの種の見つけ方、育て方~
松田 直也:岩見沢農業高校のSSHについて
湯浅 優子:スロービジネスについて
長岡 淳一:第一次産業にこそデザインを!
加藤 知愛:Policy & Market Laboratory

愛知県からのご参加

愛知県からのご参加: 高橋慶さん

栗山町の金丸さん栗山町の金丸大輔さん
アフリカ・マラウィ―の実践・帯畜大の相内先生

アフリカ・マラウィ―の実践・帯畜大の相内大吾先生

加藤さん

Policy & Market Laboratory 加藤知愛さん

60人を越える交流会

60人を越える交流会

 今年、数多くの会合に出席しましたが、経済団体等の会合と比べて、一人一人のフィールドが地に着いているという意味では一番の集まりだったかと思いますね。大豆、豚肉、玉ねぎ、一つ一つに物語があって、「今日、これを持参しました」みたいなお話の連続、1年間の努力の結晶なのに気負うことなく実に自然な語り口で披露する姿に、とてつもないプロの「力」を感じました。60数名の交流会参加者が、それぞれに隣の方々と話し始めると、もう大変です。私も両隣・向いとの会話も聞こえないので次第に大きな声になってきて、翌日の朝はのどが痛くなっていました。

 「農産物を生産している担い手の迫力」というか、日本という国は、政策の貧困にもめげずに、個々の人々の力はとてつもないものがあると再認識したひと時でした。「地に着いた」とよく言いますが、まさに「土を耕す」、「自らの立ち位置からの発信・活動」が、そしてそういった人々のプラットホームから生まれる新たな「価値」、今のような転換期には最も重要なのでしょう、1年の終わりとして貴重な場となりました、皆さん、ありがとうございました。

こぼれ話 2013 in 熊本

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 熊本について忘れた話が二題、一つは「水」について、もう一つはやはり「焼酎」です。

 「水」は阿蘇山系からの伏流水が豊富、ホテルのバスルームにもこんな表示が出ています。暮らしの安心感というか、自立した地域のインフラなのでしょう。熊本に来る前に、「公益財団法人 北海道環境財団(http://www.heco-spc.or.jp/)」の内山到さんから伏流水についてお話を聞いていました。

ホテルのバスルームにあるシール

ホテルのバスルームにあるシール

 水にも絡む「焼酎」は、「球磨焼酎」で有名ですが、今回、地元の方から頂いたこの焼酎、もったいなくてまだ眺めているだけですが、美味しそうです。

オール九州のブランドです!

オール九州のブランドです!

伝統文化ですね

伝統文化ですね

中間支援団体2013 in 熊本 (下)

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 今年の参加団体は昨年と同様です(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15405)。

* 認定NPO法人 北海道市民環境ネットワーク(きたネット)(http://www.kitanet.org/index.html

* NPO法人 地域の未来・志援センター(http://www.c-mirai.org/

* NPO法人 エコネット近畿(http://econetkinki.org/

* 九州環境サポートセンター(http://www.q-support.org/

 九州環境サポートセンターの詠田トキ子理事長は、地元宮崎県で長く環境活動を続けていらっしゃり、行政他県内でも大変厚い信頼が寄せられて、多方面でご活躍されています。今回、ゆっくりお話を伺うことができて、私にとって今後の活動に大変貴重でした、ありがとうございます。

九州環境サポートセンター理事長の詠田トキ子さん

九州環境サポートセンター理事長の詠田トキ子さん

 毎年、この会合は「事務局+理事長」の参加なので、日頃意見交換する機会の少ない「中間支援NPO団体の経営」について、示唆に富むお話のやり取りが興味深いのです。例えば、「支援する」というのはどういうことか、「ファンドレイジング」はお金を得ることだけが目的なのか、企業との連携はCSR部門担当者とのネットワークか、中長期戦略・計画はどう検討しているか等、経営的視点からのいろいろな質疑応答が行き交う場です。日本では、財団法人でもNPO法人でも、とにかく「トップマネジメント」が学ぶ場が全く不足しています。特に財団法人では、殆どの法人のトップが非常勤なので、そんな問題認識もないと複数の財団関係者からこれまで伺っています。

 現在、少しずつではありますが、民が担う公共の領域が広がっている時代、公的セクターの財政的問題、課題の多様化等も相俟って、ますます民間のダイナミックな活動の場として、社会からの期待は増えてくるでしょうね。

 昨今、大学には「公共政策」を専門とするコースも多く設営されていますが、新しい公共としての民間の公益団体のマネジメントに焦点を当てている教育機関は殆ど無いのではないでしょうか。むしろ「経営学部」的な部門での方がより近いのかもしれません。

 そんな思いが頭をよぎりながら、2日間のディスカッションに参加していました。一番うれしかったのは、「エコネット近畿」の辻郁子さんの表情が1年前と比べて自信に溢れていたことですね、副理事長の平田通文さんのリーダーシップの下、大きく飛躍していくことは間違いないと思います。

 濃密な会議の後は懇親会でした、熊本のイモ焼酎に馬刺し、辛子レンコンほか、美味しい地元名物がいっぱい。老若男女、私は相変わらず二次会には参加しませんでしたが、ひと時至近距離のコミュニケーションで楽しかったです、皆さん、ありがとうございました!!

懇親会で記念撮影

懇親会で記念撮影

中間支援団体2013 in 熊本 (上)

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 「一般財団法人 セブンイレブン記念財団」の支援による全国の4つの環境系中間支援団体、今年は熊本に集合して会議が開催されました、昨年は札幌での開催でした(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15405)。

 今年は会議に先立ち医薬品卸時代の友人と会うために一日早く熊本入りし、以前来たときは外観だけでしたが、今回は会議前に熊本城内(http://www.manyou-kumamoto.jp/castle/)をゆっくり散策することが出来ました。城内は広大で高低差があり、多くのボランティアの方々、展示もたくさんあって、充実した時を過ごすことができました。それにしても築城が戦略的で、攻撃的であり要塞としても堅固な造り、城内での食・エネルギー自給にも配慮した設計は、当時の武士階級の見識の高さを感じます。

幾重もの石垣

幾重もの石垣

大天守閣と小天守閣

大天守閣と小天守閣

復元された大広間の奥座敷

復元された本丸御殿大広間の奥座敷

 前日夜は、紅蘭亭(http://www.kourantei.com/content/blogcategory/18/31/)の太平燕(タイ・ピー・エン)をご馳走になりました。あっさり味でコクがあって実に美味しい料理でした!

前日夜は「太平燕(タイペイチン)

前日夜は「太平燕(タイ・ピー・エン)」

政治不信をどう打開するか

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 北海学園大学の森啓先生からお誘いがあり、「政治不信、議会不信、行政不信の解消方策を考える」と題してのパネルディスカッション(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18094)にパネラーの一員として、それを受けて後日、森先生と私の3回の連続セッションを「愛生舘サロン(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16586)」で行いました。

北海学園大学・森啓先生と3回シリーズで in 愛生舘サロン

北海学園大学・森啓先生と3回シリーズで in 愛生舘サロン

 
 森啓先生は「自治基本条例」について、一層詳細なご説明があり、本来のこの条例制定の理念等について、参加者の理解が深まりました。私は、前回のパネルディスカッションでお話し切れなかった日本における政党活動の課題について、河野太郎公式ブログ「ごまめの歯ぎしり(http://www.taro.org/gomame/)」から、補足の意見を述べたつもりです。特に、8月31記載の「シリアと汚染水(http://www.taro.org/2013/08/post-1393.php)」で、伝統あるイギリスの政党との際立った違いを引用しました。政党の中の「個の思想・意思」の自立性の違いについてです。

 この連続セッション後の特定秘密保護法案の審議・成立過程を目の当たりにして、日本の議会制民主主義の限界は、民度の未熟さと相俟って、議会、行政を含んでの「政治不信」としてさらに明確になってきています。戦後生まれの私としては、「戦争する国とは比較的遠い国・日本」と思っていましたが、今回の一連の政治の強引な現実を踏まえると、危機感を持って今後生きていかなくてはと、心に決めています。

 しからば今の自分としてはどんな立ち位置でこういった危険な状況に立ち向かうのか、以下の3つのポイントでしょうね。

1) 既存の議会に対してのロビー活動:目の前の社会課題はほとんどが「超党派的課題」ですので、幅広い会派への働きかけを通して課題解決を図ること

2) NGO/NPO活動を通じて幅広い自立した市民・企業の賛同を得て、課題解決を図ること

3) これを支える資金の流れを、「税金」と「寄付金」の二大源流へと発展させること

 そんな気持でいると、先日あるサイトと出会いました、絵本「戦争のつくりかた(http://www.ribbon-project.jp/sentsuku/index.htm)」です。

 そして、このフレーズを忘れません、「未来は予測するものではなく、創り出すもの」。

「ロッスム万能ロボット会社」

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 札幌座第40回公演「ロッスム万能ロボット会社(http://www.h-paf.ne.jp/engeki/40_rossum.html」は、第一次世界大戦後、チェコの作家、カレル・チャペックが書いた歴史的予言作です。この作品から「ロボット」という言葉が世の中に生まれたそうです。

公演チラシ

公演チラシ

 公演のあった札幌市厚別区の「サンピアザ劇場」は、ひと時、たくさんのロボットで埋まった感じでした。公演終了後も、かなりのロボット像は展示され続けると聞いています。

サンピアザ劇場入り口はひと時ロボット回廊に!

サンピアザ劇場入り口はひと時ロボット回廊に!

舞台には120体を越えるロボットたち

舞台には120体を越えるロボットたち

 安くて万能の労働力として世界中で雇用されて、一方で働く必要が無くなった人間は徐々に退化し、ついには子供が一人も生まれない世の中になっていく・・・。そして、そのロボットたちが人間たちに反乱を起こす。 舞台上の100体を越えるロボットが意思を持ってくる場面では、本当に動いて見えるから不思議ですね。

 今の時代、そんな予言が的中していることを痛感します。すがの公さんが、原作をベースに新しいジャンルに挑む姿も素晴らしいです。多くの客演を迎えて、それぞれの役者が新しい可能性とイメージにチャレンジしている様子も今後が楽しみです。

 先日のTGR公開審査会では、あまり話題になりませんでしたが、私は今年のTGRでもトップレベルの公演だったと信じています、関係の皆さま、お疲れ様でした。

ミッシャ・マイスキー in Sapporo

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 以前から注目をしていたチェロのミッシャ・マイスキー(http://www.samonpromotion.com/jp/artist/index.php?i=37)のリサイタルがさっぽろキタラホールであり、初めて彼の演奏を前から三番目の席で聴きましたが、まぁーすごい演奏でした!モスクワでロストロ・ポーヴィッチに師事したと彼の経歴に書いてありました。

当日のプログラムから

当日のプログラムから

 以前この欄にこんなコメントも書きました、若き日の私のチェロ演奏の写真も掲載しています(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4859)。

http://www.youtube.com/watch?v=MxXTDzaOZG8

 ミッシャ・マイスキーは繊細な演奏なのかと思っていましたら、とにかく気迫も含めて力強さが2時間目いっぱい伝わってきました。ハイポジションが得意なのでしょうね、弓の圧も強いのと、ビフラートも実に丁寧。黙想する姿での演奏と相まって、音楽を通して思索するマイスキーに感動しました。

チェロの名曲と言えばサン・サーンスの「白鳥」でしょう(http://www.youtube.com/watch?v=Mvh4zEKG2zs)。ヨー・ヨー・マの演奏と比較すると持ち味の違いが面白いです(http://www.youtube.com/watch?v=zNbXuFBjncw)。

初企画!、「北海道助成サミット」

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 先日の助成セミナー(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18576)相談会終了後に、認定NPO法人「きたネット」初企画の「北海道助成サミット」を開催しました。地元民間企業のCSR部門の方、企業系財団法人、独立系財団法人等の関係者が20名程参加し、初めての企画でしたが大変貴重な意見のやり取りの場となりました。

 プログラムの冒頭は、秋山財団(http://www.akiyama-foundation.org/)宮原正幸常務理事のプレゼンテーション、「合同報告会で得た成果 & アウトリーチ活動への想いと波及効果」で、続いて「きたネット」理事長の私が座長を務めて、参加者全員による情報交換、ディスカッションでした、主として北海道を基盤に活動する助成する側の集まりなので、企業と関連財団活動との関係、選考方法・過程、授賞後のフォロー活動、プログラム評価等について、日頃の課題ほか活動の紹介で意見交換も密で、短時間の中で率直なお話があったと高く評価しています。

 ご参加頂いた皆さんからは、是非、定期的な意見交換の場として今後も開催して欲しい旨の意見が多く、環境系中間支援団体「きたネット」の新しいフィールドとして、さらに今回の総括を加味してプラットホームの構築を検討していきたいと思っています。

 先日も書きましたが、折しも開催の11月30日は、110年ぶりの民法改定となる「公益法人改革」移行期間5年間の最終日でしたので、一層あらたな取り組みの必要性を感じました。この区切りの対して、「公益財団法人 公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/)」の太田達男理事長がメッセージを発信されています(20131129e585ace6b395e58d94e5a4aae794b0e79086e4ba8be995b7)。

民が担う新たな公共・公益活動は、また新しい時代を迎えつつあります。

TGR 2013 公開審査会 !

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 「TGR 2013(http://s-artstage.com/2013/tgr2013/)」が、公開審査会で先日終了しました。私は昨年までの3年間、審査員として舞台の上にいて、今回、初めて客席で過ごしましたが、周りの満席の演劇関係者が殊のほか真剣な眼差しで公開審査のやり取りを見守っているのをあらためて感じました、それぞれの審査員の方々のコメントも大変興味深かったですね。

 TGRについてはこれまでもたくさん書いてきました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=TGR)。

札幌劇場連絡会 藤村智子会長のご挨拶

札幌劇場連絡会 藤村智子会長のご挨拶

今年の審査員 7名による公開審査!

今年の審査員 7名による公開審査!

今年の新人賞ノミネート6作品

今年の新人賞ノミネート6作品

大賞ノミネート 5作品

大賞ノミネート 5作品

新人賞は、演劇集団遊罠坊「逢ノ国」 http://asobinnbou.jugem.jp/

今年の「新人賞」は遊罠坊(あそびんぼう)

「新人賞2013」は遊罠坊(あそびんぼう)

TGR大賞は 劇団千年王國「ローザ・ルクセンブルク」 http://sen-nen.org/

特別賞には企画賞として、コンカリーニョプロデュース「茶の間は血まみれ」 http://www.concarino.or.jp/2013/11/chanoma/

特別賞の演出賞としてyhs「四谷美談」 http://yhsweb.jp/

こちらの特別賞受賞団体には特別協賛のローソンより、ローソン特別賞として「Lチキ半年分」も。

 さらに今回は最終5作品には残らなかったものの審査員から高い評価を獲得した作品として劇団パーソンズ「私たちの賞味期限」に審査員奨励賞が贈られました、昨年の新人賞に続く受賞。 http://persons.xxxxxxxx.jp/

TGR大賞2013は千年王國「ローザ・ルクセンブルク」

「TGR大賞2013」は千年王國「ローザ・ルクセンブルク」

 札幌の秋は演劇「TGR」がすっかり定着しました、嬉しいことですね。今年、私自身は7つの公演しか観ることが出来ませんでしたが、いずれも力作・熱演でした。特に大賞受賞した「ローザ・ルクセンブルク」は、若い橋口幸絵さんが、歴史と真正面に向き合っての脚本・演出、それに役者・ダンサー・音楽の担い手が見事にコラボしての舞台で感動しましたね。正直言って、これまでの作風から、革命とか云々というよりも「情緒的」な芝居かなと予想していたので、想像を越える時代認識の表現に圧倒されました、嬉しかったです。このところの「いのちと向き合う」橋口さんの真摯な姿に敬意を表します。

 チェーホフ劇場「私の人生」はテーマが骨太で、余韻もあり、良かったと私は思います、それと、ノミネートにはなりませんでしたが、札幌座「ロッスム万能ロボット会社」も、すがの公さんの意欲的チャレンジと多様な役者の皆さんの登場、背景の120体を越えるロボットたち、それぞれに新しいジャンルへの挑戦が感じられてこれからが楽しみです、谷口健太郎さんの模索も期待しています。「茶の間は血まみれ」、「四谷美談」は、イトウワカナさん、南参さんの作風が確立していましたし、今回の審査会でも弦巻啓太さんの話題でいっぱいでしたが、自分の人生物語を提供した弦巻さんの勇気等、これまで以上に「劇場祭」としての大きな収穫を私は感じました。

 昨年までの3年間の審査員体験から、自分の演劇を観る視点が拡がり、深まった気がします。そして、一観客として「楽しむ」喜びも取戻し、「審査」よりも「鑑賞」の心地よさが幸せですね。関係者の皆さん、お疲れ様でした、そして、ありがとう!

市民活動助成セミナー 2013

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 認定NPO法人 北海道市民環境ネットワーク(通称「きたネットhttp://www.kitanet.org/index.html」)一般財団法人 セブンイレブン記念財団(http://www.7midori.org/の共催で、恒例の「市民活動助成セミナー」が開かれ、今年は60人を越える参加者で大盛況でした。

環境系ばかりでなく大勢の方々の参加

環境系ばかりでなく大勢の方々の参加

 今年のプログラムは以下の通りです~~~~~~~HP より

7つの助成団体が札幌に集結 ! 「助成制度の活用講座」、「助成制度説明」の後、「個別相談ブース」を開設

毎年恒例、きたネットの助成セミナー。環境保全などの市民活動に向けた助成制度について、助成団体担当者にわかりやすくご案内いただきます。今年は団体ごとの個別相談ブースを設けるほか、助成申請と企業連携のポイントについての講座を行います

point①全国・北海道の助成制度一覧の最新版がもらえます。
point②助成団体別ブースを開設。担当者に個別相談できます。

【セミナーの内容】

【第一部】  助成制度活用講座 「知って得する活動資金獲得ノウハウ」~助成金申請と企業連携のツボを大公開!

企業連携は活動拡大の源に。数々の企業連携をマッチングした実績から7つのポイントをお話しします。助成金は活動づくりのきっかけに。助成金採択率7割以上の実績は、偶然ではありません。申請書を書くときの3大ポイントをお話しします。

●講師
加納 尚明氏  (一社)プロジェクトデザインセンター 代表理事、㈱北海道日本ハムファイターズ CSR活動アドバイザー、日本ファンドレイジング協会准認定ファンドレイザー(http://jfra.jp/cfr/what.html

【第二部】  助成制度説明会

・全国
◆Panasonic NPOサポートファンド助成/環境分野協働事務局 NPO法人地球と未来の環境基金 http://p.tl/RlUt
◆2014年度公募助成/一般財団法人セブン-イレブン記念財団 http://www.7midori.org/josei/

・北海道
◆コープ未来の森づくり基金公募助成/生活協同組合コープさっぽろ http://www.coop-sapporo.or.jp/contents/view/id/219
◆自然環境保全活動助成/一般財団法人前田一歩園財団 http://www.ippoen.or.jp/
◆北海道e-水プロジェクト助成/北海道コカ・コーラボトリング株式会社 公益財団法人北海道環境財団 http://www.heco-spc.or.jp/temp/e-pro/
◆札幌市さぽーとほっと基金助成/札幌市市民まちづくり局市民自治進http://www.city.sapporo.jp/shimin/support/kikin/
◆北海道新聞野生生物基金公募助成/財団法人北海道新聞野生生物基金http://www.aurora-net.or.jp/nature/yasei/jyosei/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【第三部】相談会

各助成団体ごとに相談ブースを設けます。
個別案件について、担当者に直接ご相談ください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~HP からの引用 おわり

 俗に言えば、お金を出す側と受け取る側のマッチングの場と言えますが、私の立ち位置としては、ただの「お金」のやり取り、手練手管の伝授ではなく、そのお金の因って来たる「所以:物語」、「思い」をしっかり市民活動側が受け止めて、民が担う社会貢献として、ともに歩む「コラボ」、「パートナー」であって欲しい、そんな気持でしたね。

 折しも開催の11月30日は、110年ぶりの民法改定となる「公益法人改革」移行期間5年間の最終日でしたので、一層その思いを強くしました。

< 関連コメント >

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=174

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=567

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2777

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12315

2013 景色いろいろ

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 このブログを書き始めてから6回目の12月、2013年も師走を迎えました。それぞれの年の12月のコメントの中から。

*2008年12月 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=198

*2009年12月 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2777

*2010年12月 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6835

*2011年12月 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11026

*2012年12月 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11484

 社会情勢は、今、政治を筆頭に重苦しい時代への突入を感じます。カメラに残った今年の日本の四季、ただ「マイドキュメントに保存」ではもったいない位の素晴らしい「日本の風景」ですので、まとめて掲載します!

初春の東京湾から

初春の東京湾から

初夏の円山公園「母子像ふるさと」

初夏の円山公園「母子像ふるさと」(札幌)

真夏の中島公園菖蒲池

真夏の中島公園菖蒲池(札幌)

深まりゆく秋・中島公園

深まりゆく秋・中島公園(札幌)

初雪の札幌市中央区南1条西5丁目

初雪の札幌市中央区南1条西5丁目

「戦争展」 in レトロスペース

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 札幌市西区二十四軒の「レトロスペース坂会館(http://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298560-d2318111-Reviews-Retro_Space_Saka_Hall-Sapporo_Hokkaido.html」で、12月10日まで「戦争展 2013」を開催中です。先日館長の坂一敬さんからご連絡を頂き、早速足を運んで久しぶりにいろいろ昨今の事情をお話しました。

 坂一敬さんは年齢的には先輩でもあり、社会状況への視座、時代認識とかで学ぶ所が多い方です。

レトロスペース外観と入口

レトロスペース外観と入口

ぎっしり詰まった特別展スペース

ぎっしり詰まった特別展スペース

左手前は焼き物の湯たんぽ

左手前は焼き物の湯たんぽ

ただの風景画裏の検印済み証

ただの風景画裏の「検閲済」にスタンプ、不気味です

 戦時中、各家庭は強制的に金属類を拠出させられたので、庶民の知恵というのでしょうか、焼き物の湯たんぽとか竹製の火ばさみ等、当時の暮らしを垣間見る生活用品も多く展示されていました。また、今では何ということもない風景画、写真の裏に日付入りで「検閲済」の印もあったり。平和な時に「反戦」を言うのは簡単ですが、戦時に「反戦」を叫ぶ難しさを感じます。

 「レトロな昭和」は、戦争抜きには語ることはできませんね。

【レトロスペース坂会館】 http://www.youtube.com/watch?v=PO9hVr47Sa0

住所:札幌市西区二十四軒3条7丁目3-22
時間:11時〜18時30分
休日:日、祭日、土曜日不定期休
料金:無料

チェーホフ劇場 2013 in Sapporo

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 今年も、「札幌劇場祭:TGR(http://s-artstage.com/2013/tgr2013/about/」の季節となり、海外からの劇団も熱演でした。

今年は韓国・インチョン、ロシア・サハリンからの劇団公演

今年は韓国・ソウル、ロシア・サハリンからの劇団公演

 外国からの劇団が札幌にいらっしゃった時は、公演後の至近距離での交流がいつも楽しいですね、サハリンのチェーホフ劇場の皆さんとも、交流会で盛り上がりました。

公演後の劇団のみなさんとの交流

公演後の劇団のみなさんとの交流

総支配人

総支配人

抜群の存在感

抜群の存在感

素晴らしい歌声、頭にはお土産の手拭いを巻いて
お土産のタオルを頭に巻いて

  言語が放つ雰囲気というのは私たちが受け取る印象として強いインパクトがあります。ロシア語は力があるというか、優美ではないけれど断定的に受けとめられるのは私だけでしょうか。役者の滑舌が良いのか、とにかく「力強さ」を感じます。

 今回の公演「私の人生」、主人公ミサイール・ボロズニェーフという若い男は、本当の自分の人生を探し求めて生きる姿を通して、メッセージを伝えてくれました。交流会でもお話が出ていましたが、舞台上のたくさんの本が、ある時は椅子になり、ある時は墓標になり、ある時は知識の象徴となり、重要なここというポイントで小道具に変化していく様も見事です。また、劇団として多様な世代の役者集団も作品に奥行きを創りますね、特に年配の女性と男性の役者の存在感、札幌には少ない価値かも知れません。

 自分に好きなジャンルと問われれば、私は今回のような芝居だと思いましたね。北海道からわずかの距離に、彼・彼女らが暮らしていることを知っただけでも、昨年6月の日本海航海ツアー(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13241)同様に、大きな収穫でした。

サンプロ 11月例会 2013

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 異業種勉強会「サンプロ(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AD)」は、毎月新鮮な話題満載で、私にとって楽しいひと時です。

 今回は、会場の「愛生舘サロン」が、ひと時「道場」と化したのです、開始前に、有志が掃除機で場を清めました(?)。

本物の日本刀と中国みやげの剣のモデル

本物の「日本刀」と中国みやげの「剣のモデル」

芸術品としての「日本刀」

芸術品としての「日本刀」

 ここで一体何があったのか、いつも几帳面に報告をされている大沼芳徳さんのレポートの引用です: ~~~~~~~~~~

瀧元誠樹さん⑥ ⇒ 前回、質問させてもらった「日本刀」のことについての解答を100年前の「現代刀」を持参されて、実技も披露しながらの解説。室町、鎌倉までは、日本の良質の砂鉄があって名刀が少なくないけれど、その以降は……というお話。それにしても、「からだ」と「かたな」が、一体化した動きは、見事な舞でもありました。空気を切る音の鋭さに、しばし見とれていました。

~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり

 とにかく、毎回、メンバーご自身のフィールドでの活動報告が実に多彩で奥深いお話ばかり。たとえば、国際金融での活躍と経験知から、長いデフレ体験後の、これから予想されるインフレの怖さについての想像力が錆びついていること、あるいは、日本の農業を俯瞰できる立ち位置を着々と築きあげてきた実績は、地域が「金融資本主義」に飲み込まれずに「生き残る」ための知恵袋。日本初の小さな生産工場を立ち上げ、今日まで全国のお客さんの熱烈な支持をえている事実は、地域に眠っている潜在能力を掘り起こす「里山資本主義」のモデル・・・・・・・とか、です。

 そんな余韻に浸っていると、メンバーの磯真査彦さんが、先日話題にしたトピックの参考サイトをメーリングで送ってくれました。

・私がお勧めの動画、「裸の男とリーダシップhttp://www.youtube.com/watch?v=OVfSaoT9mEM 3分間に編集された動画です、オリジナルでは最初のフォロアーができるまでに時間が掛かっています)

・「里山資本主義(動画)http://www.nhk.or.jp/eco-channel/jp/satoyama/interview/motani01.html

市民エネチェン研究会 in 遠軽

Posted by 秋山孝二
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 オホーツク・遠軽町(http://engaru.jp/)で、再生可能エネルギーのフォーラム、北海道スタイル 市民エネチェン研究会 第4回 in 遠軽が開催されました。第一回札幌、第二回帯広の様子は下記の通りです、第三回目は道東・別海町でした。

* 札幌~http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15906

* 帯広~http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15991

 今回は、「オホーツク自然エネルギー・プラットホーム(Ohrep:https://www.facebook.com/OkhotskEnergy」と「きたネット(http://www.kitanet.org/」との共催でした。参加者は、町内だけでなく、湧別町、興部町、網走市からも来られて、主催者側も含めて18名が集まりました。第一部は映画「シェーナウの想い:http://www.geocities.jp/naturalenergysociety/eiganaiyou.html」の上映、第二部は二つの事例報告と出席者との意見交換でした。映画は、今年3月、グリーンファンドの会合でも見る機会がありました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16177)、まさに市民の力にエネルギーを取り戻した実例ですね。

会場ロビーの案内板

会場ロビーの案内板

「Ohrep」の活動趣旨も

「Ohrep」の活動趣旨も

地元・遠軽町の取り組みの説明

地元・遠軽町の取り組みの説明

遠軽町の特徴は、「白滝小水力発電所」の存在でしょう。

* 遠軽町ホームページ「白滝水力発電所

http://engaru.jp/engaru/03kikaku/sin-energy/sirataki-suiryokuhatudensho.html

* 遠軽町白滝水力発電所 (北海道紋別郡遠軽町)220キロワット

http://j-water.sub.jp/database/detail.php?no=241

* 遠軽町白滝水力発電所条例

http://60.32.156.37/reiki/reiki_honbun/r266RG00000758.html

 オホーツク自然エネルギー・プラットホーム(Ohrep:https://www.facebook.com/OkhotskEnergyの松田正弘代表は、ご自身が高校まで育ったこの土地で、多様な再生可能エネルギー事業を起業し、地域の活性化と自立に夢を託しています。先日もオホーツク紋別空港までお出迎えをして頂き、フォーラム終了後は、札幌までに4時間の道のりを札幌まで送って頂きました。道中、これからの活動でもコラボ出来る部分での協力を約束致しました。

 ポテンシャルとしての可能性をどう見える形の事業にしていくか、まさに地元の力が試されているのでしょうね。今後ともこの遠軽に軸を据えて、松田さんたちは活動し続けるそうです、また新たな再生可能エネルギーの種が蒔かれました。

ジャーナリズムの現場から

Posted by 秋山孝二
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 すっかり掲載が遅れました、先月末に「ジャーナリズムの現場から」と題しての講演会が開催されました。永年テーマを追い続けて、今年の「新聞協会賞」と「JCJ賞」それぞれの受賞を記念しての企画、新聞記者お三人の渾身の報告でした、まさにライフワークですね。

道新ホールが満席(写真は開会20分前)

道新ホールが満席(写真は開会20分前)

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< 新聞協会賞 2013 > 日本新聞協会(http://www.pressnet.or.jp/

長期連載企画「日ロ現場史」

北海道新聞社
編集局報道センター編集委員  本田 良一

授賞理由
北海道新聞社は、領土問題がクローズアップされる中で北方領土問題を考えるにあたって、日ロ両国の戦後史を振り返るとともに、問題の解決策を現地の視点で展望する長期連載を2011年10月24日から掲載した。
北方領土をめぐる問題を徹底して生活者の視点で捉えた計200回以上に及ぶ長期連載は、揺れ動く交渉のはざまで苦悩する現地の実情を浮き彫りにしただけでなく、視線を外交にまで広げて丹念に史実を追った。領土問題を考える上で欠かせない正確な歴史認識を提供するとともに、失われつつある証言も数多く記録した。
地元紙の視点で北方領土問題の本質に迫った力作であり、その深い取材、多角的な分析、鮮やかな筆致は特筆すべきものと高く評価され、新聞協会賞に値する。

本田 良一(ほんだ・りょういち)=1959年3月6日生まれ。85年北海道新聞社入社。政経部、根室支局、東京支社外報部、ハバロフスク駐在、モスクワ駐在、函館支社報道部編集委員などを経て、2012年7月から現職。

< JCJ賞:http://www.jcj.gr.jp/jcjsho13.htm > 日本ジャーナリスト会議(http://jcj-daily.sakura.ne.jp/index.html

新聞連載企画「原子力 負の遺産 核のごみどこへ」
〔受賞者〕 北海道新聞取材班  講演会では関口裕士、須藤真哉のお二人の記者
原発問題でも極めて深刻な「核のゴミ」問題に、多角・広範囲の取材と長期の連載で挑んだ。10万年以上の密閉が不可欠な「核のゴミ」を人類がどう取り扱っていくのか。核のごみや核燃料サイクル政策、放射能汚染などをテーマに、丹念で広範囲の取材で現状を浮き彫りにし、問題の所在を的確に伝えた。
(2012年4月から13年2月まで、第1部から第6部にわたり朝刊1面で連載)

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 二つの話題は、今、大変ホットなテーマですが、この時間の中ではもったいないくらいの濃密な内容でいっぱい、聴衆は比較的年配の方が多かったですね。これで終わっては「お前のメッセージが何もない」とお叱りを受けそうですので、それぞれ感想を簡単に書きます。

 「日ロ現場史」は、本田さんが根室支局に勤務した時からのライフワークです。結局はこのような重大な問題も、双方の国の当事者の器と信頼関係に依存することを知りました。戦争を始めるのも人間、終わらせるのも人間という品川正治さんのお言葉を思い出しました。

 「負の遺産」は、取材班というグループでの受賞でした。東京の政府機関の取材と原発立地等の現場の取材、幅広い膨大な取材はマスメディアの成せる技かなと思いました。地方から毎日のニュースを見ていると、基本的に東京中心の報道に辟易します。情報的にはまさにグローバルな現在、意識だけが相変わらずの東京発信では、この問題ばかりではなく起きている事実を伝えることにはなりません、沖縄の基地問題等も含めてですね。

 意志ある良心的なジャーナリストを数多く応援したい、再確認したひと時でした。

ワグナー・ナンドール秋季展 2013

Posted by 秋山孝二
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 「ワグナー・ナンドール記念財団(http://www3.ocn.ne.jp/~wagner/TOP.html)・秋季展示会 2013」が開催されています。

 これまでたくさんの記事を掲載してきました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%AF%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BC

%E3%83%AB)。

 今年は、財団内の庭を新しくしての初めての展示会、ヨーゼフ・アティラ像もプロモナード沿いとなりました。

新装なった庭も好評で

新装なった庭も好評で

詩人「ヨーゼフ・アティラ像」も新しく設置

詩人「ヨーゼフ・アティラ像」も新しく設置

ワグナー・ナンドールがハンガリー国・文化遺産に登録

ワグナー・ナンドールが今年、「ハンガリー国・文化遺産」に登録となりました!

特別展示室では「ワグナー・ナンドールの生涯」も

特別展示室では「ワグナー・ナンドールの生涯」も

 この数年、話題が実に豊富で、訪れるお客さまも格段に増えています。「Bar レモンハート:http://www.yomiuri.co.jp/otona/people/sakaba/20130711-OYT8T00777.htm」にも登場したりです。

HPより~~~~~http://www3.ocn.ne.jp/~wagner/mobile/002-2.html

 「減点パパ」 「ダメおやじ」の作者として有名な古谷三敏氏のロングランシリーズ 【BAR レモン・ハート】 第26巻に、 ワグナー・ナンドールと作品が登場しましたのでご紹介します。人情噺の第一人者 古谷三敏先生のお酒にまつわる うんちく を扱った漫画作品です。第1話 part.333 「亡命した酒」と、最後の第13話 part.345「ワインの素性」に登場します。ワグナー・ナンドールの代表作【哲学の庭】に関しましても わかり易く描かれています。

~~~~~~~~~ 引用 おわり

 今年も実り多き一年でした、芸術・文化の「力」を感じる昨今です。

祝う会、「アジア群島人、生きる」

Posted by 秋山孝二
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 喜多義憲さんが「アジア群島人、生きる」を出版し、その祝う会が開催されました。

 ブログ「感謝カンレキ雨あられ(http://makanangin.at.webry.info/」も多彩な話題でいっぱいです。

 その中からちょっと拝借です~~~~~~~~

きょうはいよいよ、拙著「アジア群島人、生きる」の出版お祝い会を開いていただく日です。ご出席案内を320通ほど出し、127人から出席通知をいただきました。 ありがたいことです。残りの200人たらずの大半からは都合がつかない、あるいは体調が悪いなどの理由や励ましお祝いのメッセージを添えた欠席の返信はがきが寄せられましたが、音信不通のままの人も39人います。いろいろ考えてしまいます。320打数127安打、打率.397、野球ならとてつもない高打率です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

当日の配布のパンフレット

当日の配布のパンフレット

モンゴル民族衣装の喜多義憲さんのご挨拶

モンゴル民族衣装の喜多義憲さんのご挨拶

これまで使っていたカメラ「群」!

これまで使っていたカメラ「群」!

 
 開会前の「モンゴル報告」のDVDで、喜多さんの2年間のモンゴルでのご活躍を再認識し、会冒頭の来賓のご挨拶も実に豪華でした。発起人代表の小桧山博さん、北海道新聞社代表取締役・村田正敏さん、苫東石油備蓄(株)代表取締役社長・鳥山公さん、乾杯の音頭が中野北溟さんと続き、皆さんのお話が全て喜多さんとのリアルストーリーで興味深かったですね。海外駐在の新聞記者として実績、義理・人情、会の途中では多くの友人の方々のエピソード、そして閉会のご挨拶は北海道文化財団理事長・磯田憲一さん。

 私の隣の席は、大阪の高校時代からの友人で久しぶりに北海道にいらっしゃった山田幸夫さん、友人としてのご挨拶も実に素晴らしかったですし、高校時代の喜多さんのお姿等を伺いながら、本当に楽しいひと時となりました。

 ご挨拶、ご本人のお話の中で、「これは生前供養みたいなもの」、「この本は遺言」といったフレーズも飛び出しました、一人の人間の人生を振り返って多くの皆さんが一堂に会する場、気持が充満したこのところあまり経験のなかった集まりに、余韻が残りました。

六華同窓会 2013 総会・懇親会

Posted by 秋山孝二
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 学校に関係する記事がこのところ連続3つです、今回は高校同窓会「六華(りっか)同窓会:http://www.rikka.net/」総会・懇親会です。私はこの会の幹事長を担っていて、今年で満6年目になりました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18329

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18365

 総会に続いての懇親会は600名に迫る参加者、オープニングはダンス部の元気いっぱいのパフォーマンス、続いて吹奏楽部、一番前の席からはその場の雰囲気を伝える写真が上手く撮れないのが残念です。

オープニングはダンス部

オープニングはダンス部、ものすごい迫力!

続くは吹奏楽部・北海道地区金賞受賞!

続くは吹奏楽部・北海道地区金賞受賞!

 今年度から、これまで会長だった近藤龍夫さんから小砂憲一さんに代わり、副会長には鶴雅グループ(http://www.tsuruga.com/)代表の大西雅之さんが加わりました。民間経済界から2名のご就任で大歓迎です。

 小砂憲一さんは、(株)アミノアップ化学(http://www.aminoup.co.jp/)の代表取締役会長です。以前、この欄でもご紹介しました、本社・工場は実にユニークな建物です(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16395)。当日は小砂さんの人となりの一端が南15期の同期生から紹介されました、「静修高校屋上ステテコ事件」ほか、数々の「武勇伝!」の持ち主、まさに六華らしい会長ですね。

今年度から新しい同窓会長・小砂憲一さん

今年度から新しい同窓会長・小砂憲一さん

 今年の一中同窓生は皆さん例年以上に気合が入っていました、エールの交換もありがとうございました。幹事当番期の38期の皆さんも壇上に上がってくれての声援でした。

一中卒業生の大先輩たち、校歌、応援歌、エールと大盛り上がり!

一中卒業生の大先輩たち、校歌、応援歌、エールと大盛り上がり!

 毎年お元気な大先輩たちのお姿、輝いている後輩たちの笑顔に、自分自身何かエネルギーを貰う気持がします。来年の幹事当番期は、何と「平成」卒業の最初の同窓生です。時は確実に過ぎて、嬉しくもあり悲しくもあり、複雑な心境ですね。

<参考> これまでの「六華同窓会」関係の記事は下記の通りです:

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%85%AD%E8%8F%AF%E5%90%8C%E7%AA%93%E4%BC%9A