益子では「春季展示会」、開催中

Posted By 秋山孝二
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 栃木県益子町にある「公益財団法人 ワグナー・ナンドール財団」の春季展が、5月15日まで今年も開催中です。今年のポスターは、小野田寛郎さんをモデルにしたワグナー・ナンドールの作品を掲載しています。小野田寛郎さんは、旧制海南中学校・久留米第一陸軍予備士官学校・陸軍中野学校二俣分校卒。 情報将校として太平洋戦争に従軍し遊撃戦を展開、戦争終結から29年目にしてフィリピン・ルバング島から帰還を果たしました、最終階級は予備陸軍少尉となっています

 小野田さんが再び日本の土を踏んだ姿に感動した生前のワグナー・ナンドールが、その深い精神性を込めて作品を創りました。小野田さんご自身は数年前に、益子のこの地をご訪問になり、しばしの間散策されました。昨年のご逝去後は活動を休止していますが、「小野田自然塾(http://www.onodashizenjuku.or.jp/」でも子供たちの教育にご尽力されていました。

* http://kankou.4-seasons.jp/asobu/509.shtml

春季展2014

春季展2014

 五角堂ギャラリーの併設展は、成島行雄著「コノハナサクヤヒメものがたり」で、仲田育代さんの挿絵をパネル展示しています。

コノハナサクヤヒメ

五角堂ギャラリーでは併設展「コノハナサクヤヒメものがたり」

 ハンガリー・ブダペストでは今回の展示に先立って、仲田育代さんもご出席になって「ハンガリー語出版記念会」が開催されました。赤いセーターの男性は出版社社長で、今もこだわりの工房で書籍を作成しています。

ハンガリー・ブダペストでの出版披露パーティーで

ハンガリー・ブダペストでの出版披露パーティーで

歴史的建造物の製本会社工房

歴史的建造物の製本会社工房

 「古きを温めて新しきを知る:温故知新」、まさに芸術文化のすそ野の広さと深さを感じます。毎年毎年、話題豊富なワグナー・ナンドール財団、アートギャラリーです。どうかお時間のある方、栃木県益子町まで足をお運び頂き、お弁当でもお持ちになってしばし散策されることをお勧め致します。

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