私と高校同期で東京でデザイン関係で活躍している新野(あらの)弘幸くんがこの度、映画『酒場SF:REUNION(https://mikado-production.com/)』に数十秒ですが出演しました。同期のメーリングで紹介されていて驚きました、高校1年生の時に同じクラス、アキヤマ、アラノで入学時に席がすぐ近くでした。
第二回となる『SDGsみらい甲子園 (https://sdgs.ac/)北海道エリア大会』、今年はリモートでの開催、また開催地も全国に広がってきて、高校生たちの意欲溢れる活動を目の当たりにしました。
* 昨年の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=39443
・肉加工研究班(中標津農業高等学校)
・マネージメント研究班(中標津農業高等学校)
・春はあげもの(札幌日大高等学校)
・Beeeeees(札幌藻岩高等学校)
・ウタリ(札幌聖心女子学院高等学校)
・小水力班(旭川西高等学校)
・スタカフェ店員(札幌日大高等学校)
・標津高校生徒会(標津高等学校)
・牛乳班(標茶高等学校)
・E-LINK&Moiwa(札幌藻岩高校)
・帯広農業高校農業クラブ執行部(帯広農業高等学校)
【実行委員長】
・橋長真紀子(札幌学院大学 教授)
【常任委員】
- 惣田浩(北海道新聞社 営業局営業本部 営業推進部 部長)
- 佐伯晃(北海道総合政策部政策局計画推進課 主幹)
- 山本照二(道東SDGs推進協議会 事務局長)
- 宮澤洋子(北海道SDGsアクション)
- 水野雅弘(SDGs.TV代表 みらい甲子園総合プロデューサー)
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北海道エリア大会
<SDGsアクション大賞>
『オーガニックフラワーの調査・研究~持続可能な農業の実現で温室効果ガスの削減~』(SDGs Goal 17)
生活科学科2年アグリデザイン班(北海道旭川農業高等学校)
<SDGsアイデア賞>
『日本のセクシャルマイノリティ課題の解決法~セクシャルマイノリティを個性に~』(SDGs Goal 5)
春はあげもの(札幌日本大学高等学校)
<秋山記念生命科学振興財団賞>
『廃校をリユース LOVEから楽習する5つの「キョウイク」の提案 自然災害と共に生きる住みよいまちへ』(SDGs Goal 11)
ウタリ(札幌聖心女子学院高等学校)
<コープさっぽろ賞>
『廃棄ホエーの削減から地球を守る』(SDGs Goal 14)
牛乳班(北海道標茶高等学校)
<株式会社北翔賞>
『第1話 標津 しれと子 海を守る』(SDGs Goal 14)
標津高校生徒会(北海道標津高等学校)
<北邦学園賞>
『エゾシカをプロデュース~緑地環境の保全と”丸ごと”資源活用の提案~』(SDGs Goal 17)
肉加工研究班(北海道中標津農業高等学校)
ブレイキングルームでも熱の入ったやり取りも!!
今年は開催エリアが、「東海エリア」、「神奈川県」、「関西エリア」と広がってきています、今後のエントリー拡大も楽しみですね!!
コロナ禍の続く中、2021年度の新しい歴史がスタートしました。今年の札幌は3月中に積雪も無くなり、気温も例年に比べてはるかに高い日が続いていて、地球温暖化を実感している昨今です。市内の新渡戸稲造記念公園もすっかり雪が融けています。
秋山財団では今年度の研究助成事業の要、選考委員会が初めて「リアル+リモート」のハイブリッドで開催しました。
財団二階会議室はアクリル板で仕切られる中、大型モニター、マイク、カメラで多少の違和感はありますが、選考方針等についての率直な意見交換で来月の選考議論に向けて動き出しました。
設立から30数年、私はこの間ずっと選考委員会の場を見てきていますが、純粋民間の地域財団として、理念に基づいて自由闊達な雰囲気は最も大切にしてきた価値であり、「北海道」という多様な命が生息する「バイオリージョン」として一層の深掘りをしていきたいと、その理念・原点を再確認した次第です。今年の選考も楽しみです。
私は東京出張の折には、時々千葉県館山市にある小さな自分の家に泊まることも多いです。館山行きの高速バスが出発する東京駅八重洲口バスターミナルの道路を挟んで向かいには、この間に巨大な高層ビルが建設中で、時間を経るごとにどんどん上空にそびえたっていく様を眺めています。
一方、先日、私の叔母の住んでいる築地のマンションで何気なく窓の外を眺めていると、高層ビル建築の上に2棟のクレーンを見つけました。それは私が八重洲口で見ていたあのビルだったのです。
このビル以外にもここ東京駅八重洲周辺では『超高層ビル』が次々と計画・建設されているようです。パスターミナルは地下に移転するとも聞いています。人口減少、少子高齢化の日本社会、飽くなき資本主義はなお「もっともっと」の動きが活発、これから東京はどう変貌していくのでしょうか。
* https://bluestyle.livedoor.biz/tag/%E5%85%AB%E9%87%8D%E6%B4%B2?_f=jp
少し前になりますが、先月、NHKスペシャル「2030 未来への分岐点」をビジュアルな情報満載で伝える動画シリーズの第2回は、日本の状況と世界の動きを的確に伝えてくれていました、シリーズを通じて「分岐点」といわれているのが2030年、あと10年しかありません。
NHKスペシャル「2030 未来への分岐点」飽食の悪夢~水・食料クライシス~
https://www.nhk.or.jp/d-garage-mov/movie/280-9.html
EAT財団では、科学者と連携し、「プラネタリーダイエット」を提唱、地球にとっての理想の食事を発表しました。食事の半分は野菜で、週に食べる肉の量を7割以上削減、豆やナッツからタンパク質を取ることをすすめています。こうした様々な対策で、2030年までに飢餓をゼロにし、持続可能な食料生産を達成できるか。未来への分岐点2030年まで、あと10年・・・。
生産に大量の穀物と水を必要とする「肉」の消費量を減らすために、人工肉の開発が注目されています。スタンフォード大学の医学者らが起こしたベンチャー企業では分子レベルで肉を解析し、大豆やココナツオイルを原料に肉汁まで再現。牛肉と比べ、水の使用量や温室効果ガスの排出量を大幅に減らしました。日本でも大手ハンバーガーチェーンが、人工肉バーガーを開発。
食料廃棄はもちろん大問題です、一方、現在のコロナ禍で、日本では食料のライフライン、食材の質・量・物流が十分繋がっているのでパニックにはなっていませんが、食物自給率30%台では、長引く状況の中、食材を輸入に頼っている現状は安全保障の観点からも早急に変えていかなければなりませんね。
私も世話人の一人の『メディア・アンビシャス(http://media-am.org/)』、「表彰式 2021」がZOOMによるオンライン方式で初めて開催されました。昨年はコロナ禍で急遽中止となりましたが、今年は新たな形で開催、ご協力は「北海道大学東アジアメディア研究センター(https://ceams.imc.hokudai.ac.jp/)」でした、心から感謝致します。
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* 2020e5b9b4e5a4a7e8b39ee6849fe683b3e69687
▶選考経過
今回選考対象とした作品は昨年1年間(2020年1月1日―12月31日)に発表された記事、ドキュメンタリーです。活字、映像の2部門に分けて会員から推薦を受け、ホームページから閲覧、視聴できるようにしました。そのうえで、1月初めの意見交換、中旬の映像の集中上映を経て、月末の最終選考会で投票・審査の上、各賞を確定しました。
【活字部門】 オブザーバー会員を含めた推薦は新聞・週刊誌の記事に加え、ネット上のレポートも初登場し、総計37本を数えました。コロナ禍、安倍長期政権、核ごみ処分をはじめとした原発問題の記事が目立ちました。大賞となった「ヘイトスピーチ」(正式なタイトルなどは右ページ)は、民族差別のありようを冷静な分析で描き出していました。メディア賞の「子どもへの性暴力」は昨年の大賞にも輝いています。同じテーマの連載で2年連続入賞は初めてですが、報告の深刻さを受け止めたものです。学術会議問題のスクープでアンビシャス賞になった「しんぶん赤旗電子版」は初めての入賞です。政党機関紙の掲載記事ということで論議もありましたが、スクープの重さが優先されました。特別賞の北海道新聞、関口裕士編集委員は執筆記事への推薦も多く、長年の原発報道への取り組み姿勢として評価されました。
【映像部門】 推薦は30本に上りました。賞には入りませんでしたが、「家を失い車に住む人たち」「家庭に恵まれず行き場を失った青年たち」「病気のために自分でも思いがけない動作に悩む人たち」など普段光の当たらない問題を取り上げたドキュメントに投票がありました。大賞の「報道特集」(TBS)は選考対象とされた財務省近畿財務局の職員自殺はもとより、同日に取り上げられた学術会議問題の報告内容の濃さが印象的で、日ごろのジャーナリスティックな報道姿勢が高評価されています。ちなみに活字部門の入選となった「週刊文春」の記事も近畿財務局の職員自殺の事案で、森友学園問題に対する関心は持続しています。メディア賞の忘れられた「シリア難民」はコロナ禍の下、より深刻な困難に直面する女性,子どもに焦点を絞っていました。アンビシャス賞となったHBCの「ヤジと民主主義」は当会月例会でいち早く取り上げた経緯もあります。この作品をはじめ北海道関連に題材を取った推薦作品が今回は6本を数え、道内放送局の意欲的な取り組みを示しました。(文責・山本)
【映像部門】
▽大賞 報道特集 「独自入手・森友学園問題9時間半の音声記録」
「学術会議問題・官邸のキーマンとは?」TBS(HBC 10月17日)
▽アンビシャス賞 HBCドキュメンタリー「ヤジと民主主義~小さな自由が排除された先に~」(4月26日)
証言記録 東日本大震災「埋もれた声25年の真実~災害時の性暴力~」 NHK(3月1日)
【活字部門】
▽アンビシャス賞 「菅首相、学術会議人事に介入 推薦候補を任命せず 安保批判者らを数人」 (しんぶん赤旗電子版 10月1日)
▽入選 現場へ!コロナと憲法 (朝日新聞夕刊 7月6-10日)
「見えない予算 一般社団法人に1.3兆円」(毎日新聞朝刊 10月14日)
▽特別賞 関口裕士編集委員(北海道新聞):「核ごみ処分地 選定足踏み」(7月11日)「核のごみを考えるヒント」(9月13日)「神恵内・寿都 核ごみ説明会を終えて」(10月2日) 「核ごみ調査 動機は財政難」(同15日)など一連の原発問題報道について。
冒頭に上田文雄代表に代わって、私からお祝いの言葉と開催のご挨拶を述べました。
受賞者からはたくさんのメッセージも頂き、特に「市民から評価を受けた」ということに大変価値を感じ、感謝すると同時に今後の取材活動、番組制作に励みたいというお言葉を多く頂くことができました、こちらも大変嬉しかったですね。
* これまでの「メディアアンビシャス」関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%93%E3%82%B7%E3%83%
秋山財団ネットワーク形成事業助成(2015~2017年度助成)代表者 根本 昌宏様(日本赤十字北海道看護大学 教授)のアウトリーチ活動の一環として、さまざまな社会貢献活動(特に防災啓発・災害支援活動)を行っている高校生のボランティア団体『BLOSSOM(https://chiiki-bosai.jp/index.php?gid=15188)』による活動、札幌市内チカホで二日間イベントを開催しました。
東日本大震災から10年。風化させてはいけない。この節目に今、高校生ができることは何なのか。チカホに訪れる札幌市民の防災に対する意識を高め、コロナ禍を生きる高校生が一種の災害とも捉えられるこの状況をいかに乗り越え、いかに未来を創っていくのかを示す防災展。
1) VR・写真で災害を見る
2) 被災講話を聞く
3) 災害時の行動を考える
* https://www.akiyama-foundation.org/news/4203.html
冒頭ご挨拶は、フォトグラファーの鈴木貴之さん、この間、被災地の様子を撮影続けています。
続いては宮城県東松島町からお越しの武山ひかるさん、「被災者」で一括りにされる理不尽さほか、10年経って成人になり、当時を振り返ってその意味を発信され、テレビ取材も複数ありました。
向かいのブースでも対話型も。
当日の様子が新聞各社でも記事になりました。
2011年3月11日の東日本大震災から10年、今年はこれまで以上に多彩な企画番組が多かったような気がします。録画して観ましたが、原発事故ほか、メディアの報道に関わっている方々の貴重な意見交換の場もあったりで、新たな気付きも多かったです。
福島原発事故を検証する内容の濃い番組、10年を経て当時の状況を語る当事者たち、今後の危機管理に必ず活かしていかなくてはなりませんね。
次は『クローズアップ現代+(https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/WV5PLY8R43/)』のキャスターを4年間務めていた武田真一さんが3月末で卒業です、熊本地震の時の報道が印象的でした!
* https://www.nhk.or.jp/gendai/kiji/199/index.html
そしてこちらは、各局で報道に関わっている方々の貴重な意見交換の場、特に渡辺宜嗣(のりつぐ)さんのお話に重みがありました。
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新人とベテランが平場で語り合い情報を交換する、素晴らしい企画だったと思います。東日本大震災ではメディアの大切さ、課題等、学ぶところが満載です、是非、次の報道に役立ててもらいたいものです。
「リーダーズ from JWLI×米日財団『女性がリードする東北の未来』」は、女性リーダーを軸に活発な意見交換が展開されました。
当日の様子はこちらーー> https://www.youtube.com/watch?v=S8vRSnwc1gI
~~~~~~~~~~~~告知から
第29代駐日米国大使のキャロライン・ケネディ氏からのビデオメッセージをいただきました!
東日本大震災から10年。復興のための予算と支援が減っていく中で、地域の人々のために動き続ける女性リーダーたちがいます。この先の10年、20年を見据た持続可能な東北を築いていくために、米日財団とフィッシュファミリー財団はこの度協働で1,000万円の助成を決めました。
本セッションでは、東北で活動する女性リーダー4人を招き、彼女たちが描く東北の現状と課題、そして未来についてお話を伺います。
【登壇者】
・ジェームズ(ジム)・T・ユーラック(米日財団 理事長)
・厚子・東光・フィッシュ(フィッシュ・ファミリー財団 創設者/理事)
・渡辺知行(米日財団 在日代表)
・澤目梢(フィッシュ・ファミリー財団 ジャパンプログラムディレクター)
・兼子佳恵(NPO法人石巻復興支援ネットワーク 代表理事)
・高橋由佳(NPO法人Switch 理事長)
・浜出理加(一般社団法人ワンエムイノベーション 代表理事)
・八木純子(一般社団法人コミュニティスペースうみねこ 代表理事)
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2月20日、MariaさんがFacebookに投稿していました、もう亡くなって10年が経ちました。
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Today marks both Kevin’s 59th birthday and the 11th anniversary of the day we received his diagnosis of brain cancer. This day is always one of bittersweet remembrance, but for some reason this year it’s harder. I am thinking about Kevin’s greatest gifts, Isla, Aidan and Carlin, and all of the life-defining moments he has missed and will miss. I like to think he can see them from above, but sometimes, no matter how happy and fortunate we are today, that’s not good enough…He was an amazing son, brother, husband, father and friend.
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Kevin Stewartは、私にとって一生忘れることができない男です。10年を経て、3人のお子さんはそれぞれ逞しく大きく成長されて私も嬉しいです。下の写真はアラスカでキングサーモン他の釣りツアーを企画して、一日、氷河の先端で崩落する様子を海上から見学した時の船のデッキで!
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10343
基調講演の一つ、こちらも新しい概念が満載でした。
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Regeneration understanding the endless Re-Imperatives of our microcosmos unlocking the innumerable fortunes of ecological economies.
Marc Buckley
企業の新たな挑戦も始まっています。
そして今年の参加プログラムも一層多彩になってきています。
今年のプログラム、リモート登録(有料)していると今月いっぱい配信で観ることができます、コロナ禍がリモート時代を促進し、新たな展開で更に盛り上がっていくことでしょう!!
企業経営にも大きな変化が出てきています、素晴らしいパネルディスカッションでした。
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特別企画CEO対談 ~サステナビリティ思考を経営に統合する~
https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2021/program.html
【Facilitator】
サンメッセ総合研究所(Sinc) 代表
サンメッセ株式会社
専務執行役員経営企画室長 営業副本部長
田中 信康
盛りだくさんのプログラム、今年はリモートで参加しましたが、その後、アーカイブス配信も一か月間あり、見逃しのフォローアップもできて便利です。
* 今年のプログラムーー> https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2021/program.html
その中からいくつかご紹介、まずは一日目冒頭のプレゼン!
~~~~~~~~~~~~~~ HPより
Day1 Welcome Address
『Sustainable capitalism』
ガーナのスラム街に広がる貧困問題と環境問題を解決するために行動する美術家長坂真護の活動の軌跡と、長坂が考える「サスティナブル・キャピタリズム」、そしてこの先着手するサスティナブルビジネスについて話します。
~~~~~~~~~~~~~~
続いてはこのイベントの創設者、コーアン スカジニアさんのプレゼン。
『WE ARE REGENERATION:Role of Brands』
Founder & Chief Executive
コーアン スカジニア
グッド・ライフの実現
* 昨年の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38028
その後も、NGO・NPO、行政、教育関連、企業経営者と続きました。
『SB2021 YOKOHAMA(https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2021/)』が、コロナ禍の中、今年も開催されました。
* 昨年の様子ーー>
NHK・BSプレミアム『グレートヒマラヤ撮影日誌(https://www.nhk.jp/p/ts/4MGJX68NZY/)』は、先日ひとまず終了しましたが、毎朝、すがすがしい光景の連続でした。
そしてカンチェンジュンガ(五大宝蔵)!
素晴らしい光景を撮影するにはかなりの高度の地点までの登山が要求されます。
恐らく私自身、生きてる間にま観ることのできない景色、映像の力を感じました。7年前にスイスのアイガー北壁を間近に見た時のことを思い出しました。神々しい山々、自然の畏敬を抱きます!
今年の3月3日、一昨日からの大雪で公立高校入試も一日順延となりました。JR、飛行機ともに運休・欠航が相次ぎ、「春遠し」の感です。一昨日夜からの雪かき、昨日早朝、夜、今朝と、連続の雪かきは70歳代となった私にとっては天からの恵み、運動不足を解消するものと、多少理屈に無理はあるものの前向きに捉えて過ごしています。
この大雪で、秋山財団の小さな中庭には雪ならではの造形美!!
塀の上に設置してある女性のブロンズ彫刻は首だけが雪の中からこちらを見つめています!
思い起こせば2011年2月に千葉県勝浦市に豪快なお雛さまを見に行っていました、この数日後に東日本大震災が発生したのです、もうあれから10年ですね。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7602
そして一昨年のこの日も記憶に残る記事でした、昨年、智帆ちゃんに妹の紬(つむぎ)ちゃんが生まれて、お姉さんになりました!
今日は、北海道の多くの高校卒業式が催されましたが、私も学校林財団(http://www.rikka-forest.jp/)理事長として来賓でご案内を頂き、全日制・定時制に出席してきました、2年ぶりでしたね。
午前10時からは全日制卒業証書授与式!
全日制の保護者が各1名のみ隣の第二体育館で映像3面、プロの映像会社がライブ配信で大好評、舞台後ろから卒業生全体を撮影したり、着席卒業生の間を全て通って一人一人を撮影したり。昨年東京、札幌の同窓会で支援したWi-Fiも大活躍でした!
校舎内には、蜜を避けながら思い出の写真撮影のためのコーナーも数か所設定されていました。
さらにはサプライズ、学校創立125周年事業への功労として、卒業式終了後に、広田校長から感謝状を頂きました!
道内外で活躍するプロフェショナルな俳優たちが創り上げる「All Sapporo Professional Actors Selection Vol.2 『北緯43°のリア』(2月26日~3月5日/札幌市民交流プラザ クリエイティブスタジオ)」、今年の「シーズン」関連の最後の公演です。この上演にあたり、演出と「リア王」を演じる斎藤歩、衣装デザインの貝澤珠美さん、音楽を担当するOKI&MAREWREWからマユンキキさんによるトークと、シェイクスピア翻訳の第一人者である松岡和子さんを迎えてのトークが企画されています。
https://s-e-season.com/SBLAC/program/hokui43/
公演に先立って先日は、脚本・演出と「リア王」を演じる斎藤歩、衣装デザインの貝澤珠美、音楽を担当するOKI&MAREWREWからマユンキキによるトークが開催されました。今回の公演に至る経緯、衣装、音楽にまつわる深いお話は大変面白かったですね。シェークスピア劇というと膨大なセリフが続くイメージ、普通に演じると3時間半を越える演目となりますが、今回はかなりアレンジして「北緯43度」風なテイストの音楽、セリフとなっているようです。先日稽古場で拝見しても、えっと思うような北海道的味付け、楽しみです!
https://www.youtube.com/watch?v=o1ttBGzESIc
* 貝澤珠美
* OKI&MAREWREW
http://www.tonkori.com/profile/
https://www.youtube.com/watch?v=5TaMAlJyzMM&list=RDMM&index=2
そして、昨日初日が開けました!!
http://www.h-paf.ne.jp/program/210226lear_n43/
~~~~~~~~~~~~~~~ HPより
演出家からのメッセージ
17世紀のヨーロッパでペストが大流行していたさ中、パンデミックの影響で劇場が閉鎖・開場を繰り返していたイギリス、そんな禍(わざわい)のさ中にシェイクスピアはこの「リア王」書き上げています。
「大きな病に取りつかれると小さな病など苦にもならない。熊に出会えば逃げるだろう。だが、行く手に逆巻く海が立ちはだかっていれば、身をひるがえし熊の牙に立ち向かうはずだ。」絶望の中で荒野をさまようリアの台詞です。 「惨めな者たち、お前らもどこかでこの無慈悲な横殴りの禍(わざわい)にじっと耐えているのだな。頭を隠す家もなく、飢えた腹を抱え、穴だらけのぼろを纏い、どうやってこんな禍から身を守るのだ?」一人一人の個人に焦点を当てて描かれている「リア王」のテキストからは、今私たちが直面している数々の苦悩も、人それぞれの「命の意味」を問うきっかけになっているのかもしれないと気付かされます。「北緯43°のリア」の上演を決めた頃、まさかこんなコロナ禍の世の中になるとは想像もしていませんでしたが、無差別な疫病に見舞われている今、リア王のテキストに向かうことになっている偶然に、私は身震いしています。
斎藤歩
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まぁ、何ていうのか気迫というか、物凄い熱量でした!舞台の右から左から後ろから前から、次々と出たり入ったり、クライマックスは「北緯43度」を象徴するかのような「猛吹雪!!!!」、斎藤歩の札幌座公演「西線11条のアリア」、「暴雪圏」からの猛吹雪演出へのこだわりなのでしょうね、思わずお手伝いしたい気になりました!!
今日の二公演はともに満席のよう、明日は翻訳家の松岡和子さんと斎藤歩とのトークが公演後に企画されていて、チケットはすでに完売売り止めとのことです、楽しみですね!
今年の「札幌演劇シーズン」のトリに相応しい気迫の大人の舞台が3月5日の千秋楽まで楽しみです。
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松岡和子さんと斎藤歩とのアフタートーク、大変面白かった!!
演劇シーズンの前後に、音楽ライブと劇団「文化座」の札幌公演もありました。
まずは今月初旬の音楽ライブがススキノのスナックで開催されました、久しぶりのススキノで私は浦島太郎状態、テナントビルは閉めているお店も多く寂しさも漂っていました。ただ、スナック内のライブはノリノリで、しばし熱気がムンムンの空間となっていました、こちらも久しぶりの雰囲気!
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バイオリン 香月さやかさん http://www.sayaka-violin.com/
ギター&ボーカル カルロス サスペデスさん (ブエナビスタソシアルクラブ メンバー)
パーカッション ゲンキさん http://genki-salsa.com/
Sayaka さんは桐朋学園からキューバに渡り学んだ素晴らしい音色を聴かせてくれました、ほぼラテンサウンドですが 時にSayaka さんがクラシックの世界にも導いてくれます!
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演劇公演は文化座『しゃぼん玉』、こちらも昭和の雰囲気を醸し出すほんのり温かいお芝居でした。主宰の佐々木愛さんとも終演後にお話ができて相変わらずお元気な様子、嬉しかったです。
< 佐々木愛さん関連記事 >
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2094
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7521
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38241
* 文化座(http://www.bunkaza.com/)
えんかん主催の会場座席、おしゃれですね!布のかかっている席は座らない席、ソーシャルディスタンシングです!
演劇シーズン関連プログラムの最後は、『北緯43度のリア(http://www.h-paf.ne.jp/program/210226lear_n43/)』、楽しみですね!!