ボーイング 787型機が就航から10周年(https://www.ana.co.jp/group/787_10th/)、12月9日ANA 56便札幌から東京、国際線仕様のこの機材、ポイントでアップグレードしたら、アナウンスの後に機内照明スペシャルパフォーマンス!
いやぁー、機内空間が数十秒エンターテイメント空間になりました!!!
ボーイング 787型機が就航から10周年(https://www.ana.co.jp/group/787_10th/)、12月9日ANA 56便札幌から東京、国際線仕様のこの機材、ポイントでアップグレードしたら、アナウンスの後に機内照明スペシャルパフォーマンス!
いやぁー、機内空間が数十秒エンターテイメント空間になりました!!!
10月に駐日ハンガリー大使館で開催されたレセプションでパラノビチ大使からご紹介のあったパナソニック汐留美術館で開催中の『ブダペスト国立工芸美術館名品展~ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ
(https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/21/211009/ex.html)』、コンパクトな中に100年以上前の作品等、大変見ごたえのある展示の数々でした。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42727
展覧会は、日本の美術を西洋がどのように解釈したか、そして日本の美術や工芸がどのようにして西洋に影響を与えたか、そのありようを19世紀末から20世紀初頭までの工芸作品の作例を通じて辿るものでした。「ジャポニスム」と「アール・ヌーヴォー」をテーマに、ブダペスト国立工芸美術館のコレクションからエミール・ガレ、ルイス・カンフォート・ティファニーらの名品とともに、ジョルナイ陶磁器製造所(https://hungaryfun.com/blog/4644)などで制作されたハンガリーを代表する作品群を含めて約170件(約200点)を紹介していました。
ハンガリーのジョルナイ陶磁器製造所はヘレンドと並んで有名ですが、パラノビチ駐日大使はここペーチのご出身と先日のご挨拶の時にもお話をされていました。
先日は、先月ハンガリーからお越しになっているキシュ・シャンドールさんもご一緒に観ました。
少し前の自分の写真を見ると、この間の変りぶりに我ながらびっくりです、まず髪の毛が一番の変化でしょうか。
これは韓国からの公演、TGRで対象を受賞した「アイランドー監獄島」の三人、素晴らしい舞台でした!!
* 2014TGR http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21853
* 2015年再演時 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25100
こちらは2015年の札幌演劇シーズン開幕前の時、わずか6年前なのに、ずいぶん若く見えるのですが???
2021年10月31日からイギリス・グラスゴーで開催された『COP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)』は、会期を1日延長して、11月13日に閉幕しました。長引く交渉の末、最終的に、世界の平均気温の上昇を1.5度未満に抑えるための削減強化を各国に求める「グラスゴー気候合意」が採択され、パリ協定のルールブックも完成しました。また会期中は、市民組織や企業、自治体など世界中の非国家アクターから、パリ協定の1.5℃目標の実現に向けた強い意志が示されたようです。
先日は、Webフォーラムで以下の報告会が開催されました。日本の大手新聞では記事になっていない重要な案件も採択されていて、大変貴重な報告でした。
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WWFジャパン主催 COP26報告会
パリ協定は1.5℃目標へ、COP26が示す脱炭素化への新たな示唆
2021年12月 1日(水) 16:00~17:45 zoomウェビナー(事前登録制)
https://www.wwf.or.jp/event/organize/4752.html
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<プログラム>
進行 田中 健 WWFジャパン気候・エネルギーグループオフィサー
1.COP26報告
小西 雅子 WWFジャパン 専門ディレクター(環境・エネルギー)
2.Climate Action Tracker研究報告:初めて2度未満が視野に入ったパリ協定(仮)
倉持 壮博士 NewClimate Institute 主任研究員
3.倉持氏&小西インタビュー対談
4.2050年ゼロとは何か~企業への示唆(仮)
山岸 尚之 WWFジャパン 気候エネルギー・海洋水産室長
5.COP26における非国家アクター:日本の機関投資家が世界へ躍進(仮)
田中 健 WWFジャパン気候・エネルギーグループオフィサー
劇団「イレブンナイン(http://eleven9.jp/)」の話題作『ひかりごけ』が10日間12ステージ、大盛況で終演しました。「人食いの実話」との前評判で怖くて観に行けなかったとおっしゃる方もいました、事前に昔の映画をDVDで観ていましたが、今回の芝居は遥かにファンタジックで、ホラーではなく透明感もありました。ギターの音楽がリズムを刻み、軽やかな印象を与えていたのと、脚本の展開が追い詰められた観客の心理をふと現在に呼び戻して悪夢から覚めたかのような気持ちにさせる、脚本、演出、舞台装置、照明、そして山木将平くんの音楽、役者たち、素晴らしかったです!!!
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STAFF スタッフ
原作:武田泰淳
作・演出:納谷真大
ドラマトゥルグ:斎藤歩
音楽:山木将平
舞台美術:高村由紀子/舞台監督:高橋詳幸(アクトコール(株))/照明:熊倉英記/音響:奥山奈々(pylon Inc.)/宣伝美術:若林瑞沙(studio COPAIN)/演出助手:梅原たくと、内崎帆乃香/ゼネラルマネージャー:カジタシノブ(tab)/広報協力:越智香奈江/制作:小島達子、澤田未来、上總真奈、坂口紅羽、沢井星香/著作権管理:日本文藝家協会/協力:北海道演劇財団、F.C.S.、さっぽろアートステージ2021実行委員会、札幌劇場連絡会/制作協力:ダブルス/企画制作:ELEVEN NINES、tatt Inc.
左から納谷真大、菊地颯平、泉陽二
「あなただったら食べますか?」
「食べるかもしれません。生きるために。」
「我慢してるんです!」、「せつねぇー」が耳に残る印象深い、久しぶりの大人の作品でした。
このところ、冬に向かう季節、食事、景色でふと気に留まる場面が。
まずは、我が家の庭の柿の実、今年は例年以上にたくさんなっています、その年の気温、晴天の日数によって微妙に実のなる数も違うから不思議です。
11月は栃木県益子町に3回も行きました、ワグナーナンドール記念財団のアートギャラリー秋の展示会、和久奈ちよの逝去等により、例年にも増して足を運ぶことになりました。
一方、永年我が母校の高校評議員を引き受けていて、先日は定時制授業参観と食堂での夕食の試食も。毎年一回は体験するプログラムですが、今年は殊の外美味しいものでした。
東京出張で多少時間があったので、久しぶりに新千歳空港ビルのレストランで軽い食事。お店の経営が代わって北海道の地元産品メニューが盛りだくさん、ニシンのマリネ―を注文したらお皿が何と北海道でした!!
最後は、インターネットで注文した赤ワインセットの中からイタリア産のフルボディ、味わい深く美味しかったですね。
松下政経塾主催の『農政フォーラム~食料自給国家の実現に向けて~(https://www.mskj.or.jp/event/event670.html)』、お誘いを受けて参加しました、短時間でしたが寺島実郎さんの基調講演も。実はこの日、寺島実郎さんとは午後一で個別にお会いしてお話、その後、北ガス講演会で2時間の濃密な講演を聴き、さらに夜はこのフォーラム、寺島さん追っかけの一日でした。
会場には定員150名を大きく上回る230名以上の参加者、急遽会場を拡大さしての開催だったようです。オンラインでも全国各地から130名以上の方々が参加、大変な盛り上がりを見せました。昨今の円安、今後、輸入商品の値上がり等、日本の根幹を揺るがす状況に多くの国民が危機感を持っているのでしょうね。
翌日は参加者有志が半日の軽井沢ピンポイント訪問、これまで軽井沢ではこのような時間がなかなか取れなかったので大変貴重な時間となりました。
まずは『白糸の滝(https://gurutabi.gnavi.co.jp/a/a_2574/)』!
次は『軽井沢ショー記念礼拝堂(https://nskk-chubu.org/church/16shaw/)』、『ショーハウス記念館(https://www.town.karuizawa.lg.jp/www/contents/1590985414450/index.html)』!
早朝散歩した再度の『雲場池』では記念撮影も!
10月は何かと超多忙だったので、研修受講とはいえ、束の間の休息となりました。
寺島文庫戦略経営塾の特別例会が軽井沢で開催、私にとっては、三重、苫小牧、北陸、シンガポールのインダストリアルツアーに続く特別例会、学ぶこと多き今を生きる情報の集積でした。
*三重 2016ーー>
http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25817
http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25819
*苫小牧 2017ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31314
*北陸 2018ーー>
http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33271
http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33273
http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33309
http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33335
*シンガポール 2018ーー>
http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34784
http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34786
* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB
濃密な講演が終わった後は、久しぶりの懇親会、新しい方々ともお話ができて楽しかったです。
翌朝6時前に起きて近くの『雲場池(https://www.slow-style.com/detail/472/index.html)』を一人で散歩しました、マスクなしで久しぶりの深呼吸も!
誰もいないかと思いきや、早朝からカメラを抱えた多くの方々、最高の光線を待っている様子。
本当に久しぶりの束の間の静寂、早朝の散歩の帰り道には『御前水(https://www.slow-style.com/detail/566/index.html)』でしばし立ち止まりました、まさに「癒しの場」、ですね。
大谷翔平選手がMLBの2021年MVPに満票で選らばれました!!!
https://www.asahi.com/special/shohei-ohtani/goat/?iref=topics_shoheiohtani
* これまでの大谷翔平の関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%A4%A7%E8%B0%B7%E7%BF%94%E5%B9%B3
先月のNHKスペシャルでも、この1年の大活躍を特集、日ハム時代から身近だった北海道人にとってはひときわ感慨深いものがあります!
そして今年はほんの始まり、彼にはまだまだこれからの活躍があります!
それにしても少し前の大谷翔平の記者会見、質問するメディアのあまりのレベルの低さに呆れました、当日のテレビ、翌日のテレビ・活字記事をみて更に呆れました、これじゃね、没落日本の象徴ですよ、恥を知れ!
今年の『新渡戸連続講座』も順調に開催されています。
今月の講師は鍋島孝子先生(北大大学院メディア・コミュニケーション研究院教授)、演題は「国際社会とアフリカに繋がる:国際連盟での新渡戸稲造の外交哲学を踏まえて」でした、座長は有賀早苗先生(運営委員)。参加者は28名(道民カレッジ生12名、一般16名)。
鍋島先生の明朗でエネルギッシュな語り口で、なぜアフリカと関わるようになったか、アフリカ農民生活の現地調査、ヨーロッパのアフリカ植民の仕方(部族を細かく分断して統治)が現在にまで紛争を起こさせている等、新渡戸の曖昧な植民地論、新渡戸の台湾での製糖政策、中国のアフリカ政策の特徴など、沢山の現代の問題について言及され、質疑応答も活発でした。
盛岡市の「新渡戸稲造会」理事の石杜有慎もこの「連続講座」にぜひ参加したいとフェリーで駆けつけて、「考える会」の何人かとも親しい交流のひとときを持ち、喜んで翌日に帰られました。
私の叔母の和久奈ちよが10月29日午前9時57分、すい臓がんで眠るように静かに逝きました、91歳でした。ここにお知らせすると共に、生前お世話になった皆様に心から感謝申し上げます。つい2か月前にハンガリーから叙勲の栄に浴しました。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42273
コロナ禍、栃木県への遺体の移送も難しく、二日後の31日に東京都内で内輪で葬儀を済ませました、たくさんの方々に最期までお心遣いを頂きながら礼を欠いたことをお詫び申し上げます。
栃木県宇都宮市で『お別れの会』を12月11日に財団葬として開催する予定です、下記がその告知です。
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当財団設立者・理事
和久奈ちよ 儀 入院加療中のところ、十月二十九日午前九時五十七分、享年九十一歳をもって永眠いたしました。
ここに生前のご温情を深謝し謹んでお知らせ申し上げます。通夜ならびに葬儀は近親者にて相済ませました。
なお「お別れの会」は財団葬をもって下記の通り執り行います。平服にてお越しくださいますようお願い申しあげます。
―、日 時 十二月十一日(土)午前十一時~十二時三十分
―、場 所 宇都宮東武ホテルグランデ(宇都宮市本町五ー十二)
https://www.tobuhotel.co.jp/utsunomiya/
令和三年十一月十五日 芳賀郡益子町大字益子四三三八
施主 公益財団法人ワグナー・ナンドール記念財団
代表理事 秋 山 孝 二
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内輪の葬儀を終えて、今ちよの遺骨は栃木県益子町の『ワグナーナンドール記念財団』内の祈りの室に夫ナンドールの横に安置されています。
北海道経済同友会の新しい委員会活動『北海道地域活性化委員会』が始まりました。委員長は日本銀行の前札幌支店長だった小高咲さん(現在は(株)北海道二十一世紀総合研究所取締役副社長)、先日はそのキックオフミーティングが開催されて、北海道庁の企業誘致のご担当の方のお話ほか、積極的な意見交換もあり、今後に期待感を高めました。
* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%90%8C%E5%8F%8B%E4%BC%9A
講演後はこれまでのこの会の委員会活動、幾つかの提言を積み重ねてきた足跡の振り返りでした。
それを踏まえて、ポスト・コロナ、ウイズ・コロナの新たな時代における北海道の産業振興、働き方・暮らし方の改革について、その方向性のたたき台です。
そして今後の議論の方向性・イメージも確認しました。
私はこれまで20年以上、この北海道経済同友会で幹事を引き受けています。個人資格で会員登録しているこの経済団体では、他団体と違ってかなり毎回議論が盛り上がっていたのですが、昨今は大手企業の支店長の年代も若くなるに従ってか、予定調和的な雰囲気が漂っていて紛糾する場面も殆どなく、私自身は何となく物足りない、あるいは多少の孤立感も正直感じていました。今回、コロナ禍を経てメンバーも何か感ずるところがあったのか、それぞれ質疑応答では含蓄のある意見が多く面白くなってきました。3・11の原発事故に関して、翌年の富山での全国大会分科会で私も登壇した時のあのアウェイ感から時を経て、再び経営トップの視座からの提言をしていきたいと思いますね、乞うご期待!!!
【 2012 富山での全国会議 】
10月22日に東京のハンガリー大使館で、1956年に起きたソビエト軍の撤退を要求した市民蜂起を記念する『ハンガリー革命記念日レセプション』が開催されました。
「1956年ハンガリー革命」、日本では「ハンガリー動乱」と言われていますが、この革命は、1956年10月23日、当時大学生がソビエト連邦の権威と支配に対して始めたハンガリー全国規模の革命と独立運動です。当時の様子は以下の写真でご覧ください。
ソビエト軍(当時)の戦車が北から侵入してきました。
蜂起はソ連軍に鎮圧され、当時革命は失敗とされましたが、後に今日の自由な発展したハンガリーとなることに大きく貢献したことは明らかです。
レセプションは、コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに従い、参加者の数を減らして開催されました。 参加者は、パラノビチ・ノルバート在日本特命全権大使によるスピーチで歓迎され、赤白の素晴らしいハンガリーワインとオードブルを楽しみました。
冒頭のパラノビチ・ノルバート大使のご挨拶は、流ちょうな日本語で力強く語られました。「昨年は中止となり二年分のご挨拶で少し長くなります!」と掴みで笑いを取りながらも、10月23日に始まったこの抵抗運動が、今のハンガリーの礎を築いていることを誇り高くお話になりました、素晴らしいスピーチ!!
この日用意されたハンガリーのワインは本当に素晴らしいです、ロットが小さいので日本に輸入されるものは限定されていますのでこういった機会に飲めるのは最高です、駆け付け赤白それぞれのグラスをテイスティング、いや、味見にしてはしっかり飲んでしまいました。
当日その場にいらっしゃったスタッフによると、この赤ワインが最高とか、大使館にもあと一本しかないと!次にハンガリーに行く時はまたトライしてみたいですね。
更には、ブダペスト国立工芸美術館名品展のご案内も。芸術文化の香り高いハンガリーのひと時でした。
* ハンガリー関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%BC
今年の『スイス・日本経済フォーラム2021』、ご案内があったのでリモートで参加しました。
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スイス・日本経済フォーラム2021
「資本の力で、持続可能性の実現を ~ その方法と実践」
【 プログラム 】
冒頭挨拶:
基調講演:
パネル1: 効果的な枠組みの形成: 何を目指し、どう歩むか?
パネル2:事業成長と財務収益の実現: ESGは、その道筋たりうるのか?
終わりに:
世界が壊滅的な気候変動のリスクに直面する中、日本ではまだまだ議論も低調ですが、スイスなどの先進国は、かつてない決意で脱炭素化や環境保護に取り組んでいます。両国とも、2050年までに二酸化炭素排出量をゼロにするという目標を掲げていますが、その達成には、資本・資金を適切な対象に導く「サステナブル・ファイナンス」の役割が鍵を握っています。日本国内の金融機関ではこの辺りの認識が大きく遅れていると私は日頃感じています。
企業にとって、環境・社会・ガバナンス(ESG)の諸問題に関する「機会」と「リスク」双方を適切に管理することは、不可欠かつ喫緊の課題であり、変化する規制の枠組みをどう解釈するか。すべての人々の持続可能な生活を支えるという新たなビジョンを、どのような具体論に落とし込むか。この変革を促すには、どのような手段や技術を利用できるか。ESGをどう活用すれば、ビジネス・エクセレンスと財政的リターンの推進に繋がるのか。今年のフォーラムではまさにこの「サステナブル・ファイナンス(持続可能な金融)」に関して密度濃い議論でした。
盛岡に行ったついでに、今回も花巻に足を延ばしました。以前訪れた時に閉館していた宮澤賢治記念館(https://www.city.hanamaki.iwate.jp/miyazawakenji/kinenkan/index.html)、イーハトーブ館(https://www.kanko-hanamaki.ne.jp/spot/article.php?p=132)、豊富な空間を活用して独特の雰囲気を醸し出しています。
* これまでの花巻関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E8%8A%B1%E5%B7%BB
企画展のポスターのアーカイブスと宮沢賢治の年表も。
今年も岩手県盛岡市で『新渡戸命日祭』が開催されました。更に今年は昨年延期になった『第4回稲造サミット』を兼ねての開催と銘打っていたので一層期待して行きました。
* これまでの「命日祭」記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E5%91%BD%E6%97%A5%E7%A5%AD
メインプログラムは対談です、『新渡戸稲造と津田梅子』と題して、津田塾大学の髙橋裕子学長、新渡戸基金の藤井茂理事長のご登壇。津田梅子の父・津田仙、留学した5人の女性の詳細と梅子の2回目の渡米等、一昨年より一層深掘りしたお話は大変興味深いものでした。
* 2019年十和田でのサミットーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%AC%AC3%E5%9B%9EINAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88+%40+%E5%8D%81%E5%
会場では十和田の奈良哲紀さんとの再会も。
更に毎年お世話になっている岩手めんこいテレビの工藤哲人さん、それと北海道からの遠藤大輔くんも。
盛岡駅では先人の功績を称える展示。
今回の盛岡での集まり、率直に言って「稲造サミット」を冠するには極めて不満で失望しました。サミットは幅広い方々のネットワーク形成が第一の目的、しかしながら今回は例年の「命日祭」の設えで、サミットのサミットたる所以をどこにも感じませんでした。このままではまた従来の「おらが稲造」の集まりに立ち戻ってしまう危惧を抱きました、来年に向けて再度企画を練り直しての別の場所での開催を望みたいです、できれば東京、もし誰も手を挙げる人がいなければ再び札幌での開催でも宜しいのではと帰り道に考えていました。
寺島実郎さんが主宰する『戦略経営塾』を受講して12年、この間の世界情勢の大きな変化の中、その羅針盤として私が最も信頼している視座は、今、益々その価値を発揮しているような気がしています。日々のメディアをいくら追いかけてみても毎日の天気予報を観ているようで、そこからは温暖化の危機とかは何も見えてきません。
この月一の番組『世界を知る力(https://www.terashima-bunko.com/terashima/book-info/447-sekaiwoshiru.html)』は、youtubeにアップされて世界各地から200万回以上のアクセスを記録しています。
寺島さんの基本的スタンスは、まずは正しい現状認識から。国際社会の中で衰退、劣化する日本の国力を正しく認識するところからしか21世紀の日本の復活を展望することはできません。
そんな現状認識を踏まえて、大きな構想力で進路を見出す試み。
例えば、秋山財団も参画しているこの「医療・防災産業の基盤産業化」プロジェクトは、その実装化の一例です。
繰り返しになりますが、大きく変わる世界情勢の荒波の中で、羅針盤としての寺島実郎さんのこのシリーズ、益々価値を生み出してくる気がしています。
* 寺島実郎さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E
高校の六華(りっか)同窓会、今年はリモートとソーシャルディスタンシングを配慮した会場参加のハイブリッドで2年ぶりに開催されました。また、昨年の学校創立125周年記念講演も、1年遅れとはなりましたが総会後の懇親会の代替えとして豊富な内容で実行されました。
* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%85%AD%E8%8F%AF%E5%90%8C%E7%AA%93%E4%BC%9A
まずは今年の六華同窓会総会で大西雅之会長のご挨拶、素晴らしい内容のあるお話でした。
続いては例年の懇親会の代わりに学校創立125周年記念講演会です、本来は昨年開催予定でしたがコロナ禍で今年になりました。
冒頭には125周年記念事業実行委員会の村木宏彰委員長のご挨拶。
講演会は南66期!私の遥か47歳年下の森唯菜さんの司会で始まりました。
前半は南24期・MITメディアラボ副所長石井裕さんのボストンからのリモートでのご講演。最先端のテクノロジー研究のお話は高校時代の感動された詩から始まり、ロマンに満ちたお話でした。「造山力」、強烈な印象でした!これからの科学はもはや理系・文系とかの枠組みを超えた世界での研究であることを痛感しました。六華同窓会の大西雅之会長と石井裕先生は南24期で同期。
続いては南23期大野東北大学・寶金北海道大学総長の同期対談。それぞれのご自身の高校時代、さらには石井先生がアメリカで研究されていた90年代と日本の医療現場で手術等で仕事に忙殺されていた時期との比較等、大変率直で興味深かったですね。
今回、東京からお越しになった東京六華同窓会の片山昌彦会長(23期)と両総長二人は同期。
講演会終了後は来年の幹事当番期(南37期)への同窓会旗の引継ぎです。
この日の締めのご挨拶を同窓会副会長の私(南19期)も登壇しました、優秀な良き後輩たちの活躍に私自身元気を頂いた夜でした。