先日は三角山FM放送http://www.sankakuyama.co.jp/で、恒例の丸山哲秀先生の8時間番組の中、1時間程お付き合いを致しました。娘の恩師でもありましたし、教育からの視点で共有する話題も多く、毎年先生とのひと時を楽しみしています。
番組の中で数年前は、「勝ち組」とか「負け組」とか言う社会は気に入りませんね、とお話をしていましたが、今年は派遣打ち切りとか、更に一層深刻な状況に、心を痛めていました。今年は、私たちの世代の間では、「自分たちはこれまで一生懸命目の前の仕事をしてきた気がするけれど、こんな社会しかつくる事が出来ずに、申し訳ない」、若い世代を前にそんな言葉をよく耳にしました。
一方自分たち自身は、五木寛之著「人間の覚悟」http://www.shinchosha.co.jp/book/610287/にある様に、覚悟を決める時期かと感じています。「下山の哲学を持つ」必要性を、私も強く意識した今年2008年でした。「林住期」を生きる、あるいは、「そもそもボランティアというのは、最後は『石もて追われる』存在であるべきなのだから」と五木寛之が語る言葉に、大変納得のいく感動を覚えます。
歴史的転換点の2008年、この時代に生きていた事を後で感謝するだろう程、私にとって今年は納得のいく年でした。課題も明確ですし、新しい時代を大胆に構想して、より良い社会づくりに少しでも貢献できれば、これ以上の喜びはありませんね。
1 月 1st, 2012 at 1:00 PM
[...] 4年前のこの欄に書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=307)。先日、4年前の「人間の覚悟」に続いて、五木寛之著「下山の思想:幻冬舎新書」も出版されたようです。 [...]
1 月 21st, 2022 at 6:14 PM
[...] 2008年(14年前)の私のブログに「下山の哲学(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=307)」を語った部分があります。 [...]