このところ、NHK総合テレビ番組では、「貧困」について続けて放映されています。4月27日(日)に放送されたNHKスペシャル「調査報告女性たちの貧困~”新たな連鎖”の衝撃~」。同じく、4月28日(月)に放送されたあさイチでの特集「気づいてますか?こどもの貧困」。
前者は、ネットカフェで暮らす10代の姉妹や、非正規労働で先が見えない日々を過ごす20代の女性、仕事をかけもちしながら資格をとるために学校に通うシングルマザーなどの姿を通して、急速に拡がりつつある「女性の貧困」について掘り起こし、後者は、「子どもの貧困」をテーマに、奨学金が返せない若者が増えている問題や、地域のなかで子どもを支えていく取り組みについて描いていました。
すぐに反応があり、なかなか辛口の評価もありますが、今後が注目です:
* http://bylines.news.yahoo.co.jp/ohnishiren/20140428-00034883/
NHKの番組と言えば、ニュースでは「?」と思う場面が多いのですが、ドキュメンタリー、スペシャル、教育テレビでは、意欲的な取り組みを評価したいです。例えば、「廃炉」については、いろいろ批判はあるものの今後に興味を繋ぎます。
【朝日4/29】(耕論)廃炉の現実 山名元さん、佐藤暁さん、竜田一人さん
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11109881.html
【NHKスペシャル】シリーズ 廃炉への道
第1回 放射能”封じ込め” 果てしなき闘い
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0420/
第2回 誰が作業を担うのか
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0425/
(注1)東京電力株式会社の供給約款変更認可申請に係る査定方針案(2012年7月)「福島第一原発安定化費用・賠償対応費用の検討の結果」
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/sougou/denkiryokin/report_001.html
(注2)電気事業会計規則等の一部を改正する省令(2013年10月)
http://www.meti.go.jp/press/2013/10/20131001002/20131001002.html
私は、メディアによる報道・記事を勝手に市民が讃える活動、「メディア・アンビシャス(http://media-am.org/)」の世話人の一人です。マスメディアを批判するのは簡単ですが、その中でも果敢に制作活動に励む方々もおおくいらっしゃることを忘れたくないですね。今まで日の当たらなかったテーマに注目して掘り下げていくように、私たちが番組を育てる、みたいな姿勢も大切ではないかと思っています。
<これまでメディア・アンビシャスに関して記載のメッセージ>
http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%93%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%B9