ぶどう畑にチャレンジ、三笠・岩見沢で!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 先日お誘いがあって、札幌近郊の三笠・岩見沢のワイン用ぶどう畑を見学してきました。 

 温暖化の影響(?)なのでしょうか、北海道でのワイン用ぶどう栽培がこの所大変人気のようです。特に「ソーヴィニオン・ブラン(Sauvignon Blanc)」、「ピノ・ノワール(Pinot Noir)」の栽培に注力されています。

カヴェルネ・ソーヴィニオンの畑

ソーヴィニオン・ブランの畑

今年は良さそうです

ピノ・ノワール、今年は良さそうです

チャレンジは続きます

チャレンジは続きます

 三笠と言えば「山崎ワイナリー(http://www.yamazaki-winery.co.jp/index.html)」、岩見沢と言えば「宝水ワイナリー(http://www6.ocn.ne.jp/~housui/)」が話題になりますが、その他にも個人的に栽培にチャレンジされている方々が何人もいらっしゃいます。先日も本州から入植されたお二人の方にお会いして、これまでのご苦労話をお聞きしました。まだぶどう栽培のステージで、いずれは醸造も手掛けて、将来的には独自ブランドのワイナリーを目指すのでしょうね。

 私はシャンペン・ワインの特別なオタクではありませんが、これまで外国旅行の時には、数か所で見学・テイスティングの機会がありました。まず印象的な所では、フランスの最高級シャンペン「ドン・ペリニオン」でも有名なモエ・エ・シャンドン(Moët & Chandon:http://www.moet.com/)ですね、一連の工場、ひっそりと時を刻んだ樽が並ぶ倉庫の見学も忘れられません。旅行中はバスで足の確保も出来ているので、試飲も思いっきり出来ます。

 次はアメリカ・カリフォルニア州ナパのオーパス・ワン・ワイナリー(Opus One Winery:http://www.opusonewinery.com/)です。フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵 (Baron Philippe de Rothschild) とロバート・モンダヴィ(Robert Gerald Mondavi)の合弁事業として1978年に設立され、二人の横顔がシルエットで描かれている有名なロゴです。ナパバレーというのでいわゆる渓谷かと思いきや、ぶどう畑が連なる平原の中にワイナリーがあり、赤ワインの味は素晴らしかったです。さすが試飲の値段も高く、一杯25米ドルでしたが、係の男性がお釣りを間違えて15米ドルで飲んだことになりました。その時の「顧客満足度」は最高でした!お釣りの間違いも計算された(?)演出だとしたら、「恐れ入りました」ですね。

 そして一番直近では、今年3月の南アフリカ最古のワイナリー、ケープタウンのグルート・コンスタンティア(Groot Constantia:http://www.grootconstantia.co.za/)です。ここは10数種類の中から5種類を選んでのテイスティングで、しかも安く、帰り際にここのぶどう畑から一粒をつまんで口に入れましたが、大変濃厚な甘みでした。歴史があるだけに落ち着いた雰囲気を感じました。

 普段ワインを飲んでいると、勝手な物語でワイワイやっていますが、ぶどう生産で苦労する現場をしばし自分の目で見てしまうと、またその価値の奥行きを噛みしめながら飲まねばと、少々かしこまった気持になります。ぶどう畑で笑顔いっぱいで夢を語り、北海道の新しい土地で挑戦する方々のご健闘を祈念致します。