時々時間がぽっかりできて何となく歩いていると、普段素通りする札幌市内の景観にあらためて感動します。創成川の川面からの眺めもその一つかもしれません。
* 創成川 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%B5%E6%88%90%E5%B7%9D
その昔、「大友堀」と言われた頃は、丸太はじめたくさんの往来があったのでしょうね。都会の中の静寂、札幌はやっぱり素晴らしいマチですね。
時々時間がぽっかりできて何となく歩いていると、普段素通りする札幌市内の景観にあらためて感動します。創成川の川面からの眺めもその一つかもしれません。
* 創成川 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%B5%E6%88%90%E5%B7%9D
その昔、「大友堀」と言われた頃は、丸太はじめたくさんの往来があったのでしょうね。都会の中の静寂、札幌はやっぱり素晴らしいマチですね。
秋になって庭の木々を見ていると、毎年何かコメントしたくなります。一昨年はこちらでした(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14924)。一言で「秋」といっても、ここにあるように随分と年毎に違いがありますね、温度と気温の関係か、葉の色の様子、実のなり方等様々です。
「枯葉」といえば、秋を代表するロマンティックな雰囲気をかもし出すイメージ、そう思い込んでいました、切なさはあってもシャンソンの「枯葉」に象徴されるようにですね。
* エディット・ピアフ https://www.youtube.com/watch?v=n2s2tPORlW4
* イヴ・モンタン https://www.youtube.com/watch?v=8hzflUMDXtg
ただ、昨今の都市生活では、札幌の住宅地でもこの枯葉・落ち葉はどうも「厄介者」扱いです。シャンソンでは、枯葉は「北風が静かに優しく運んでいく」みたいな歌詞ですが、最近はアスファルトの上でほうきでとにかく「片づける」ゴミに成り下がってしまっています、枯葉も気の毒ですね。
庭に落ちる枯葉は、秋の風情があり、かつ土にも大切な栄養源。一方ほんの少し離れた道路に落ちると途端に生ゴミ扱いです。「濡れ落ち葉」は掃いても掃いても地面に張り付いて、還暦を過ぎた私には痛い言葉ですが、落ちたばかりの枯葉は乾燥しているので、それこそ風が吹く度にどこにでも彷徨い、そして都合の悪いことに、吹き溜まるところが決まっているのですよ。
札幌の北1条通りは、以前は「アカシア、銀杏並木」で有名でした。沿道にマンションが林立してくると、途端にその建物前の樹木は軒並み取り除かれてしまい、今は「並木道」の面影はありません。雇われている管理人からすれば、ダクトを詰まらせる厄介者、入居者からのクレームの素としての樹木のようです、何となく情けないですね。しばし「枯葉」でも唄いながら、風に吹かれる落ち葉に身を寄せるみたいなひと時があってもいいのではありませんか?
最後は岸洋子の「枯葉」で締めましょう、ね!<https://www.youtube.com/watch?v=kGahJ6I2mdA>
2008年10月16日から始めたこのブログ「秋山孝二の部屋」が、今回、めでたく6年目で1,000本を迎えました。量の問題よりもまずは良く続いたなと、率直に思います。
スタートは、ちょうど「G8北海道洞爺湖サミット(http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/summit/toyako08/)」が終了して、リーマンショック直後でした、何か残したいなとの自然な気持から。
第一回はこちら――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24
最初は何も分からずにおっかなびっくり、ただただ文字だけを書き連ねていましたが、読まれた方が「写真もあったらいいね」とおっしゃったので、6か月経って初めて写真を挿入してみました、その第一回がこちら――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=799
「予めのカテゴリー分けもままならず、最初からしばらくはアトランダムに垂れ流しになりますが、そのうちに整理していこうと思っています。取りあえずスタートを前に、『決意表明!』です。」と始めたのですが、今もってカテゴリー分けもできずに、垂れ流しです。途中、一時「コメント可」にした時期もあったのですが、スパムがひどくて今は「不可」にしています。ただ、Facebookも途中から活用し始めたので、時々はそちらにも投稿したり・・・。この6年間でインターネットの世界は格段に拡がり・奥行きを見せていますね、同時に少々忙しくなったりもして・・・。
Facebookはメッセージのやり取りのスピードがかなり速く、ある環境系のオピニオンリーダーは、「内圧が上がらない内にアップするので、思考が浅くなるような気がします」とおっしゃっていましたが、私も全く同感です。ロジック以前の反射・反応のレベルでメッセージのやり取りが成立している、ノリのいい方向き(?)、そんな場と感じられます。
自分のブログの中で、私的に「連載」で気に入っているものは以下の二つでしょうか。
* 愛生舘の「こころ」
http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%84%9B%E7%94%9F%E8%88%98%E3%81%AE%
* ’71 北アメリカへの一人旅
http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA
この間、「2011.3.11」が起こり、原発事故報道ではマスメディアへの不信でいっぱいでしたが、私はブログのお陰でインターネットの大海から検索機能で世界の知恵と出会う機会も多く、かなり正確な状況を把握できました。関西の新聞社の方、メディアの方から「写真を使わせて頂いて宜しいでしょか」とか、検索でアクセスし、引用で使って頂いた時もありますし、ご連絡がありその後も何回もお会いしている方もいらっしゃいます。一方、私の場合は未だにありませんが、特定のブログへのヘイトスピーチ、品の無い誹謗中傷も頻発し、情報社会の裏面、社会の病んでいる様子も垣間見ます。
いつまでとか、出来るだけ長くとか、何も特段の目標は持ち合わせてはいません、自然体で書けなくなった時には静かに消えたいと思っています。今では書くことが「日常」になっているので、それまではお時間のある時にご覧い頂ければ大変嬉しいです、これからもよろしくお願いします!!
高校の「六華同窓会(http://www.rikka.net/)」総会・懇親会が、今年も盛大に開催されました、今年度は南39期が幹事当番期、私の何と20歳年下です!
実行委員長の本間幹英さんはじめ、約2年間の準備、本番運営等に心から感謝致します。本間幹英さんは、「月寒あんぱん(http://www.e-honma.co.jp/index.html)」の代表取締役社長です。
総会に引き続き開催された懇親会では、プロのミュージシャンとして活躍する中、今回はお二人、横尾美穂さん(http://mihoyokoomusic.jimdo.com/)と山木将平くん(http://shoheiyamaki.com/)でした。
いつものように札幌一中の大先輩たちも皆さんお元気な姿、今年も一中校歌(http://cryophyte.web.fc2.com/)を唄いあげました。10年前には校歌を巡ってこんな白熱した議論もあったのです――> http://www.tokyorikka.jp/hyakusyunen/koukaf.html
何はともあれ、今年も大いに盛り上がって終了しました。
一方、今年10月から、学校林財団のHPも独立して新しくなりました(http://www.rikka-forest.jp/)。六華同窓会、学校林財団ともに、若い世代の担い手も大幅に増えて、これからの交流が本当に楽しみになりました。
ご準備頂いた皆さん、お疲れさま、そしてありがとうございました!
「グリーン九条の会(http://green9zyo.blogspot.jp/)」では、毎年講師をお招きして講演会を開催しています。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%
第8回の今回は、沖縄県宜野湾市の伊波洋一・前市長でした。沖縄の歴史、基地の因って来る所以等、これまでの経過を丁寧に語られて、認識も新たに致しました。一方、今までのこの「部屋」における「沖縄」関連は以下の通りです:
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%B2%96%E7%B8%84
特に、一番最初の記述が私の基本的認識でした:<http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4575>
今、日米関係は重要な時期に差し掛かっていますが、何よりも「日米地位協定」についてしっかり考え直さなければ、基地問題ばかりではなく、第二次世界大戦後の日米関係、或はアジアにおける日本の立ち位置も根なし草になってしまいます。
今年、私の手元に温めていたメモから:
<「基地問題」と「原発問題」の構図の類似性> ~~~~~~~~
* 名護市長選挙、南相馬町長選挙で、基地反対の立場の長嶺市長が再選されました。
* 映画「誰も知らない基地のこと(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12906)」
* NHK総合 戦後史証言 http://www.nhk.or.jp/postwar/program/schedule/
~~~~~~~~~
先日の講演会終了後、少人数の懇親会で伊波洋一さんが、「『イデオロギー』で基地問題を扱うのはプロパガンダであり、それに対して沖縄の人々は『アイデンティティ』として基地撤去を訴え続けているのです」とおっしゃいました。ストンと胸に落ちるフレーズ、地域に生きる人間の矜持は、まさにここにあるのでしょうね。他の「地域課題」と違って、沖縄の場合は即、国政に直結する防衛、戦後体制だったりなので、北海道に住む自分としては、どうコラボした活動ができるのか、引き続きの課題です。
自分にとっての沖縄の難しさだと思っています。
「IBM 北海道会議」は、年一回、時のテーマを軸に地元の様々のセクターの方々が集中して議論する場です。この会議に私は、第一回から三回まで続けて参加し、3年前に久しぶりに復活参加(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10557)を果たしました。毎回、一泊二日の濃密な議論は、私にとって大変よい刺激の場となっています。今年の基調講演は、「里山資本主義(http://www.tfm.co.jp/forest/?itemid=79552)」で著名な藻谷浩介(http://www.jri.co.jp/page.jsp?id=20680)さんで、分科会でもご一緒させて頂き、今年は一層貴重な会議となりました。
藻谷浩介さんのプロフィール~~~~~~~
地域エコノミスト。日本政策投資銀行参事役を経て現在、日本総合研究所主席研究員。長年、地域経済再生のために全国で提言を続けている。日本の全市町村をくまなく回り、年間300回もの講演活動を行う。著書に『デフレの正体』。NHK広島局制作の「里山資本主義シリーズ」にナビゲーターとして出演し、身近な資源を活用する地域発の新たなライフスタイルを提言した。2013年夏には、NHK広島取材班と共著で『里山資本主義 ―日本経済は「安心の原理」で動く』を出版した。
~~~~~~~~~~~~
◆里山資本主義とは
里山資本主義とはマネー資本主義の反対語としてつくった言葉です。マネー資本主義では、生活に必要なものを全てお金で買ってきます。ですので、お金が大事なので、もっともっと持っているお金を増やしましょうというのがマネー資本主義です。
里山資本主義はその反対で、なんでもかんでもお金ばかりではなく、生活に必要なものは採ってくるとか、物々交換とか、育てるとかして調達してはどうだろうということです。
NHKのこの番組「里山のちから(http://www.nhk.or.jp/eco-channel/jp/satoyama/interview/motani01.html)」を、私は昨年度後期、札幌学院大学(http://www.sgu.ac.jp/)で「経営組織論」の講義の中で取り上げました、学生たちの反応はかなり良かったですね。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18929
今年のテーマは、「北海道の超高齢社会にどう対応するか」でした。藻谷浩介さんの基調講演は新しい視座へのヒント:
* 基本的な経済の現状認識を「率」ではなく「絶対数」でみることが重要
* 高齢化自体は50年も経れば解決する
* 事実を正面から見ること、角度を変えるではない
* 「北海道」の問題は「全アジア的」問題でもある
* 「北海道」を「東京」との比較で見てはいけない
二日目は各分科会報告の後に全体討議でした。参加者の皆さんは、日頃様々の場で講演をされている方も多く、「北海道の超高齢社会にどう対応するか」に対して、とにかくたくさんのキーワードが続々と出ていました。
* 健康増進プログラム
* 移住促進
* 活性化には4つの「K」 : 環境、健康、観光、科学技術
* 「中国共産党」と付き合うのではなく、「中国人」とどう向き合うかではないか
・・・・・・ 意見交換は止まることなく続きました。
秋山財団の事務局で7年間にわたり活躍して頂いた木村克則さんが、先日退職しました。先月オープンした三井JPビル「赤レンガテラス(http://mi-mo.jp/pc/institution.php?iid=0021)」で送別会を内輪で開き、7年間の想い出を語り合いながら、これまでの木村さんのご尽力に感謝の意を表しました。
その場所に選んだのが、鶴雅グループ(http://www.tsuruga.com/)が初めてオープンしたホテル抜きのレストラン「鶴雅ビュッフェダイニング札幌(http://www.tsuruga-buffet.com/)」。取締役でお店の責任者でもある大西希さんもお出迎え頂き、阿寒湖ほかで培った60年のおもてなしの伝統を感じつつ、素晴らしいひと時となりました。お父さまの大西雅之社長は、秋山財団の理事としてもご指導頂いています。今、北海道で最も見識と勢いのある経営者であり、高校の後輩で同窓会の副会長も引き受けて頂き、私としても誇りです。
木村さん、これからのご多幸をお祈りしながら、同時にこれまでの秋山財団へのご尽力に心から感謝致します、ありがとうございました、そして、お疲れ様でした。
今年の秋、我が家の庭は実り豊かです。まだまだ色づくまでには時間が必要ですが、春・夏の天気が良かったからでしょうか、野菜系ではキュウリは今一でした。
今年も確実に秋は深まってきています、昨晩の皆既月食(http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2014/lunar-eclipse.html)は、多くの方がFacebookに素晴らしい画像をアップされていました。皆さまそれぞれの今年の秋の収穫をお祝い申し上げます!
アル・ゴア氏の講演を聴く機会が東京でありました。前日、京都でも講演だったようです(http://www.asahi.com/articles/CMTW1409302700001.html)。
講演でゴア氏は「『地球温暖化』により世界各地で異常気象が相次いでいる」とし、「私たちは食糧、水、病気、インフラで、対応できる解決策を持ち合わせていない」と指摘。気温上昇による干ばつや伝染病の広がりにも触れ、温室効果ガスを排出しない風力発電や太陽光発電などの持続可能なエネルギー活用を強く訴えました。
夕食会では、ほぼ20年ぶりに日本株ストラテジスト・キャシー松井(http://www.ewoman.co.jp/winwin/94)さんともお隣の席、楽しいひと時でした。
当日の講演内容について、下記は昼の講演ですが、私の記憶よりもはるかに正確なので引用します。夜は、さらに環境投資についての突っ込んだお話でした。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/masakazuhonda/20141001-00039578/
少し古い動画ですが、雄弁な彼は、TEDでも語っています、「We are one」での締めくくり、お見事!――> http://www.ted.com/talks/al_gore_on_averting_climate_crisis?language=ja
とにかく、スピーチがまるで物語のようにリズムがあり、着地がきっちり決まる心に残る深いもので、最後に握手した手の温もりは、しばらく忘れることができないでしょうね。
明峯哲夫さんが先月急逝されました。秋山財団の選考委員、評議員を歴任、市民活動への助成のあるべき姿に対して、たくさんの示唆に富むアドバイスを頂き、今日の財団事業の基盤づくりにご尽力されました。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6215
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10250
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10232
明峯さんの「東京日記」に引用されている「『天国はいらない、故郷を与えよ』(セルゲイ・エセーニン)」は、重たいです。
「2011年3月11日以降の社会に対して、秋山財団はどう貢献するのか、単なる『社会貢献活動』ではその立ち位置が不明確で無責任」とのご指摘を受けて、心にグサッと突き刺さりました。
10数年前に札幌市小別沢のやぎや(http://yagiya.jugem.jp/)さんのプログラム「農的くらしのレッスン(http://www.lennut.org/lesson/lesson_info/lesson_info.html)」で初めてお会いして以来、ご専門の植物学分野ばかりでなく、思想・哲学分野でも、数々の示唆を与えて頂きました。また、一人、私は大切な人を失いました。突然の訃報でまだまだ受け入れられていませんが、これまでのご尽力に感謝すると同時に、心からご冥福をお祈り致します、どうか安らかにお眠りください。
福島原発行動隊(http://svcf.jp/)主催、シンポジウム「福島原発の収束・廃炉を考える」が早稲田大学で200人を越える参加者で開かれました。
シンポジウム「福島原発の収束・廃炉を考える」 USTREAM録画
その1(前半)106分… http://www.ustream.tv/recorded/53203446
その2(後半)61分 http://www.ustream.tv/recorded/53206786
一方、「被曝関連」で検索していたら、下のようなサイトに届きました。
「札幌座サロンの会」、今月は小林酒造株式会社(http://www.kitanonishiki.com/kitanonishiki/)専務取締役・小林精志さんのお話、「北の錦」ブランドで有名な北海道栗山町の会社です。
北の錦は、2008(平成20)年に130周年を迎えました。そして、この年から糖類などの添加物を完全廃止。北海道唯一の100%全商品、本醸造以上の酒造りを実現しました。2010(平成22)年からは100%北海道産米への切替にチャレンジしています。HPでは、「地元栗山町は、全国一の米どころ空知の南にある町です。お米のお酒の味を、過度のアルコール添加や糖分で伸ばしていく方法は本意ではありません。白米を使う比率を、さらに高めて『農を醸する』山里の地酒として、世界一と誇れる日本酒文化をささやかにでも守っていく覚悟です。」と決意を語っています。
「粋」から読み取る「米:八十八」と「卆:九十」の間の意味。さらにHPでは続きます。~~~~~~~
小林酒造は創業明治11年。『北海道でしか醸せない、味わえない酒とは?』という答えを長い間一貫して追及して参りました。商標の『北の錦』は初代、小林米三郎が北海道のこの地で錦を飾ってやろうという意気込みを表したものです。北の錦のある栗山町は夕張をはじめ旧産炭地に囲まれております。昭和20~30年に多くの炭坑員に愛されて出荷数をぐんぐん伸ばしていった時代がありました。北の錦が東映の大ヒット映画『鉄道員(ぽっぽや)』の本編の印象的なシーンに登場するのも、そういった背景があるからなのです。
~~~~~~~~~~ HPからの引用 おわり
<参考> 映画『鉄道員(ぽっぽや)』 http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=2337
小林専務のお話はとにかく面白く熱い、経営者としての思いと同時に、酒造りに掛ける杜氏のプロ意識とのギリギリの接点を求める努力も分かり、素晴らしいひと時でした。
「新渡戸・南原賞フォーラム 2014」が運営委員会主催で開催されました。これまで「新渡戸・南原賞」の顕彰事業を10年間行ってきましたが、このフォーラムで一区切りをつけることとなりました。秋山財団は6回目からこの事業をお引き受けし、昨年まで事業を継続しました。当時の代表・鴨下重彦先生には生前大変お世話になり、先日もフォーラムで奥様にお会いし、御礼を申し上げました。
これまでの受賞者はこちら――>http://www.akiyama-foundation.org/history/history_02
新渡戸・南原基金運営委員 | |
草 原 克 豪 | 元文部省生涯学習局長 |
竹 中 英 俊 | 東京大学出版会 常任顧問 |
樋 野 興 夫 | 順天堂大学医学部 教授 |
松 谷 有希雄 | 国立保健医療科学院 院長 |
湊 晶 子 | ワールド・ビジョン 国際理事 |
山 口 周 三 | 元建設業適正取引推進機構 理事長 |
これまでの授賞式の様子はこちら:
http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E3
異業種交流会「サンプロ」の9月例会が愛生舘サロン(http://aiseikan.net/salon)で開かれました。これまでにも何回か書いています。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18511
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=753
毎回、各参加者から示唆に富む話題提供があり、大変貴重なひと時です。今回は私からは、この数年ずっと参加している「寺島実郎経営戦略塾」、「リレー塾」から、今の各界の日本人リーダーに欠ける「歴史認識」、特に近代史について報告しました。
* 「ON THE WAY ジャーナル WEEKEND 月刊寺島実郎の世界」(http://www.jfn.jp/RadioShows/owj_tera)
私のレジュメより~~~~~~~~~
~寺島文庫第5期リレー塾・第一回 講師 寺島実郎 より~
<日本>
* アベノミクス 1)株高幻想 2)プチ・ナショナリズム症候群
――積み重ねてきた国際社会の中での日本の努力を一気にダメにする
* 政界、メディア、経済界、リーダーの見識の無さ:一番の原因は、「歴史認識の欠如」
――戦後教育における「近代史の欠落」
――「日本史」、「世界史」に代わる「グローバルヒストリー」の概念
* 遡る歴史:戦後日本>20世紀>近代――>「17世紀オランダ」
* 「近代史」 17世紀オランダの日本への影響 <別資料参照>
* 「近代」を理解するために「江戸期」の国家観を固める――本居宣長ほか
* 「近代」 1)デモクラシー(フランス革命、米独立戦争etc)個の自立、2)科学技術、3)資本主義 東インド会社(オランダ)
<ヨーロッパ・アメリカ>
* 2014年のヨーロッパは、「第一次世界大戦から100年」
――1914年 サラエボ事件
――4つの敗戦した帝國:ドイツ、オ・ハ二重帝国、オスマン、ロシア
――>中東の戦勝国(イギリス、フランスetc)による分割――ウイーンはロンドンへ1,254 km、イスタンブールへ1,255 km、
ヨーロッパの中心だった:オーストリア・ハンガリー二重帝国(フランツ・ヨーゼフ、ハプスブルク家)
――現在のヨーロッパにイスラム教徒 1,500万人を超す(トルコから)
*二重構造 金持ちアラブと不法移民etc 抑圧されたアラブ
* シュミット(ドイツ)、「21世紀はイスラムとの対話の時代」
* 現在の中東
1)アメリカの存在感の薄れ――イラク政策の失敗
アメリカ*エネルギー(原油、シェールガス)で世界一
*実体経済の回復 失業率6.1%、輸出No1「エネルギー」、
次世代ICT(ビッグデータ、クラウド)等戦略的産業の構築
2)地域パワーの台頭 イラン(シーア派)とトルコ(中央アジアを含む)
* プーチンのしたたかさ 中東の混乱―>オイル価格のアップ ――> ロシアへの追い風
* 日本 ロシアへのエネルギー依存――G7にも良い顔をしたい <矛盾を抱えている現実>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ レジュメコピー おわり
「17世紀オランダ」は、私にとっては蘭学研究の第一人者・片桐一男先生、さらには長崎での「第二次海軍伝習(=医学伝習)」、「愛生舘」へと繋がり、本当に不思議な歴史の縁を感じます。
* 片桐一男先生 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%89%87%E6%A1%
* 医学伝習 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%BB%E5%AD%
高校の「六華(りっか)同窓会(http://www.rikka.net/)」の比較的新しい企画、「六華交流会(http://www.rikka.net/friendlink/post.html)」の第5回を開催し、小砂憲一会長の高校時代、起業時の理念等の特別講演を中心に、40名を越える同窓生が密な交流でした。
昨年の交流会についてはこちら ――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17854
「株式会社 アミノアップ化学(http://www.aminoup.co.jp/)」の概要です:
商号 | 株式会社アミノアップ化学 |
---|---|
所在地 | 〒004-0839 北海道札幌市清田区真栄363番地32 TEL:011-889-2277(代表) / FAX:011-889-2288 アクセスマップ |
代表者 | 代表取締役会長 小砂 憲一 代表取締役社長 藤井 創 |
資本金 | 3億6千9百万円 |
事業内容 | バイオテクノロジー(微生物大型タンク培養法)による植物生育調節物質、担子菌由来抽出物等の製造及び販売。 天然物由来の生理活性物質の開発・製造及び販売。 タンク培養、生理活性物質抽出の技術を用いた試験製造。 天然由来の農業資材、食品添加物、健康食品素材、医薬品原料の生産。 |
設備 | エコハウス棟、AHCC工場、Oligonol工場、抽出工場、研究所、実験農場、薬草園 |
「AHCC(http://www.aminoup.co.jp/products/AHCC/)」では世界でも顕著な実績を挙げています。
小砂憲一会長は、講演前後、たくさんの後輩たちと親しくお話をされました。当日は同窓生からこんな差し入れも。
この「六華交流会」も5回を重ねて、毎年秋の総会・懇親会と合わせて、高校同期・同窓の繋がりも益々拡がりと深みを見せています。
先月、BSフジで、岩手めんこいテレビ制作「ジュネーブの星(http://www.bsfuji.tv/top/pub/ootomokeishi.html)」が放映され、岩手県盛岡市出身の映画監督・大友啓史さんの取材により、新渡戸稲造の国際連盟事務次長の活躍と当時の住居だったジェントーの今、スイス機械時計で有名なフランク・ミューラー本社・「Watch Land」が紹介されていました。
* フランク・ミューラー社・Watch Land――> http://www.watchland.jp/
新渡戸稲造のジュネーブでの活躍は私のブログでも紹介しました。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20081
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20133
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20192
旧新渡戸稲造の邸宅の裏庭から望む景観:レマン湖の背景にはモンブランも。
今年5月下旬にジュネーブを訪問したばかり、この取材は6月とのことでしたので大変興味深く観ました。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20115
そんなこんなで夏を過ごすと、先日、秋山財団のネットワーク形成助成のプロジェクトの一つのグループから素敵なお土産を頂きました。
新渡戸稲造の幅広い活躍は、盛岡、札幌、ジュネーブと、世界を駆け巡ります、何とか「札幌遠友夜学校記念館プロジェクト」も成功裡に導きたいですね!
今回のシンポジウムのプログラムはこちら――> http://www.conventionsapporo.jp/j/nichibei/program/
「さよならパーティ」は、会場を札幌コンベンションセンターから札幌パークホテルに移して開催、こちらは「和」の趣向でした。舞台では、「アイヌ・アート・プロジェクト」のリーダー・結城幸司さんはじめ、心のこもった演奏他で拍手喝さいの連続でした。
札幌市の上田文雄市長は、午後の開会式でのご挨拶に続いて、「さよならパーティ」でも互いに学び合ってきたポートランド市との交流等、熱のこもったメッセージを舞台上で語られました。今年は札幌―ポートランド姉妹都市55周年の節目の年、来年は北海道―マサチューセッツ州姉妹州25周年の記念すべき年となります。双方の関係構築に少なからず関わった私としては、何か胸に響くものを感じました。
* 米国オレゴン州ポートランド市(http://www.portlandoregon.gov/)
* 札幌・ポートランド姉妹都市交流(http://www.city.sapporo.jp/kokusai/sistercity/portland.html)
* 米国マサチューセッツ州(http://www.massvacation.jp/)
* 北海道・マサチューセッツ州姉妹都市交流(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tsk/teikei/gaiyou_mas.htm)
率直に言って、パーティ冒頭で知事の代理出席でご挨拶された北海道・高井修副知事のお話には失望しました、来年の25周年を迎える北海道としての気迫を感じませんでしたね。私はボストン、マサチューセッツ州には、1990年の関係構築前後から、当時の横路孝弘知事・道庁幹部から依頼が、また、亡くなったケビン・スチュワート一家との濃密な思い出もあり、この20数年間は忘れがたいものがあります。あまりお役には立てていませんが、「北海道マサチューセッツ協会(http://www5.ocn.ne.jp/~homas/)」の副会長の立場としても、これまでの両者の草の根交流への言及が殆どなく、残念でした。
* 故ケビン・スチュワート ――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=Kevin
翌日夜に、今回の実行委員会の直来が開催され、ここまでの関わりをお互いに労い、さらに二次会でも楽しい清々しいひと時語らいました。これまでの疲れも吹っ飛ぶような、一つ山を越えた満足感に浸ることができて幸せです。伊藤義郎会長、藤田道子副会長、素晴らしい実行委員・ボランティアの皆さま、ありがとうございます!
準備でこの1年間忙しかった「第9回 日米協会国際シンポジウム 2014(http://www.conventionsapporo.jp/j/nichibei/)」が無事終了、次世代の日米関係に期待を寄せるひと時でした。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20735
実行委員会・伊藤義郎会長のご挨拶から引用~~~~~~~~~~~
明治維新以後の国の発展は、1870年時代にホレス・ケプロン、エドウイン・ダン、ウィリアム・クラーク、ベンジャミン・ライマンなどのアメリカからの指導者が北海道の地に足を踏み入れた時に遡ることができます。北海道発展の歴史を考えるうえで、アメリカとの関係を抜きにして語ることができません。そして、北海道における両国の交流は、1959年に札幌市とオレゴン州ポートランド市が姉妹都市提携を結び、1990年には北海道と米国マサチューセッツ州が姉妹提携を締結するなど、現在にいたるまで経済・文化・教育・産業・科学技術などの様々な分野で交流活動が活発に行われています。2014年は、札幌・ポートランド姉妹都市提携55周年にあたることから、記念プログラムも予定されています。
このたびの国際シンポジウムでは、日米から各分野の専門家・有識者・ビジネス関係者等を招き、基調講演とパネルディスカッションを通して、長期的な展望に立つ日米関係を多角的に語り合い、世界の平和と共存のために日米両国が出来ることを皆さまとともに考えていきたいと思います。
北太平洋に開かれた北海道の札幌市において、日米二カ国の枠を超え、アジア・太平洋を巻き込んだ21世紀の日米関係を構築できる場となることを確信し、多くの会員及び市民の皆さまのご参加をお待ちしております。
~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり
今回のテーマは、「Towards New Partnership Age~新たなパートナーシップ時代に向けて~」です。
パートナーシップという言葉は、ケネディ政権時代に故ライシャワー駐日米国大使時代がポピュラーにした言葉。キャロライン・ケネディ大使就任は、新たなパートナーシップ時代の到来を意味するものかもしれません、そんな雰囲気を会場から感じました。
午前のワークショップの若い世代の参加者は、昼食時の三浦雄一郎さんの講演に続き、午後のシンポジウムにも質疑応答に積極的に加わり、最後まで集中力を切らさずに参加されていました。そして、最後がこの記念撮影です。これまでの日米関係を支えて来られた皆さんとの写真は、彼・彼女たちの将来に大きなモチベーションを与えたと思います。
パネルディスカッションで、日本側から主張する方がパネリストとして不在だったのが唯一残念でしたが、通訳の見識を含めて、在札幌米国総領事館(http://japanese.sapporo.usconsulate.gov/)はじめ、大変高い評価を得た朝からの今回の企画でした。
溜まっていたコメントの三つ目です、少し前なのに何か遠い昔のような気になるほど、昨今、世間は騒々しいです。
北海道放送で放映された映画のDVD版「清き國ぞとあこがれぬ(http://www.hbc.co.jp/tv/info/kiyokikuni/)」上映と藤田正一先生のご講演でした。札幌農学校、札幌遠友夜学校、新渡戸稲造の精神が、寮歌とともに今も伝わっている実感ですね、言葉と歌、日本語の美しさをあらためて感じ取ります。
作詞家・横山芳介役 = 小倉瑛矢(北大農学部学生/第100代、101代応援団長)
作曲家・赤木顕次役 = 中西博宣(北大農学部学生)
ナレーション = 竹下景子/近藤肇(HBCアナウンサー)
私は北海道大学出身ではありませんが、私の父が、戦後復員して北大理学部、農学部に相次いで学士入学したので、幼い頃から「都ぞ弥生(http://www.youtube.com/watch?v=zWFr4XKj2nI)」を聞いて育ちました、素晴らしい歌ですね。
手元で温めていた原稿の二つ目です、NHK朝ドラ「花子とアン(http://www.nhk.or.jp/hanako/)」は、「ごきげんよう!」で大変高い視聴率、人気です。ヒロインは勿論ですが、私は吉田鋼太郎の嘉納伝助(http://www.nhk.or.jp/hanako/cast/index.html#hanako[cast]/15/)に一番魅かれます。今月末でいよいよ終わりです!
8月に東京に行く機会があり、時間を見つけて銀座・教文館(http://www.kyobunkwan.co.jp/)での展示「村岡花子と教文館(http://www.kyobunkwan.co.jp/narnia/muraoka-story)」に足を運びました。
昨年、ここでは新渡戸稲造の特別展、出版記念会も開催されました。
* 特別展――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18105
* 出版記念会――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18202
* 今年7月14日までの展示会――> https://www.youtube.com/watch?v=t5effHdxoPg
村岡花子は、この教文館で子どものための雑誌『小光子』の編集や単行本の翻訳・編集の仕事をしていました。夫儆三との出会いも、『赤毛のアン』の原著を贈られたショー女史との出会いの舞台も、ここ銀座の教文館だったようです、創業130年を今年迎える老舗です。展示会場では、当時のNHKラジオ放送番組「コドモの新聞」の村岡花子の肉声も聴くことができました。1932年から、各地のニュースを子どもたちに分かりやすく伝えるこのラジオ番組を10年間担当しました。
* https://www.youtube.com/watch?v=Rcawox_xZ6k
この作品は、激動期の時代背景もあり、テーマが、出版・言論、英語、外国人教師、軍国主義の台頭、戦争、そして特にNHKに代表されるメディア(ラジオ)と戦争等、多彩です。登場人物のセリフとしてかなり率直で大胆な時代批判の表現もあります、脚本家・中園ミホさんの素晴らしさを感じ、また、わき役陣の個性も楽しいです。