「いのち」と真剣に向き合う大人たち

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 少し前になりますが、「池上学院高等学校(http://www.ikegamigakuin.ed.jp/)創立10周年記念式典・講演会」が開催されました、同時に池上グループ105周年とも重なります。

 教育理念としての、「利他」、「感謝」、「克己」を掲げて、ここまで辿ってきた経過を池上喜重子校長、池上公介理事長のお話から知り、「苦節10年」の輝く地域での教育実践です。教育、人が育つ原点を再確認しました、まさに育つ・育てるのは「人の営み」なのですね。

10周年記念講演会
10周年記念講演会
池上公介理事長
ご挨拶する池上公介理事長

 式典の後の記念講演会では、「NPO法人ジャパンハート(http://www.japanheart.org/)」代表・吉岡秀人さんの感動的なお話でした。このNPOも設立から10年の節目のようです。当日、この講演会の会場後方には、池上学院の生徒たちも大勢参加していました、吉岡先生のメッセージは彼らへの熱いエールだったような気がします。「長い人生から見れば、高校時代は『さなぎ』みたいな時期、たとえ殻に閉じこもっていても、いつか羽を広げて大空を飛ぶときが必ずある」と、心にしみる言葉でした。

ご講演「私の出会った“いのち”の記憶

講演「私の出会った“いのち”の記憶

吉岡秀人先生

吉岡秀人先生

 もう一つ、吉岡先生が「ボランティア」について、HPで語っています:

~~~~~~~~~~~~~ HP からの引用

私たちが考える”ボランティア”とは以下の概念に当てはまるものだと定義している。

自分の余力でやっている利他的な行為。
すなわち、自分の時間もお金にも比較的余力があり、それを用いて時に専門的技量を用い、
時にそれとは全く関係ない自己の労働によって行う一連の利他的な行為と定義することができるかもしれない。

私のように人生を賭け、金銭的な見返りを活動そのものからは求めず、時間もすべて投入するような有様は、
おおよそ”ボランティア”ではない。
これは、「生き様」や「ミッション」と呼ぶことになるかもしれない。
多くの人たちにとってのそれは日本の現場の中にあり、私だけに特別に与えられているわけではない。

それぞれに人たちがそれぞれのミッションを日本で全うしながら、
私たちのような活動に参加して、その余力を行使しているのが”ボランティア”なのだと思う。

~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり

 池上ご夫妻は、日々、学校教育を通して思春期の子供たちと向き合い、吉岡先生は、日々、治療を通じてミャンマーの病気を抱える子供たちと向き合う、人を育てる目的を成し遂げようと「真剣に生きる大人」の姿を見たようで、感動のひと時でした。思えば、私自身のライフワークも、この分野にあるのかなと、最近、とみに思うようになりました。

祝、宇都宮市立南図書館2周年 !

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栃木県宇都宮市立南図書館(http://www.minami-tosyokan.jp/の「開館2周年記念イベント」として、「ワグナー・ナンドールの世界:http://www.minami-tosyokan.jp/event/detail.php?id=0197」が開催されました。

新しいコミュニティのコンセプトに基づく(http://www.minami-tosyokan.jp/facility/mv/1109.html)、素晴らしい図書館運営、400席のホールいっぱいのお客さまで大盛況でした。冒頭で、公益財団法人ワグナー・ナンドール記念財団(http://www3.ocn.ne.jp/~wagner/TOP.html)理事長として、栃木県「デビュー」で私もご挨拶を致しました、反応もよく、受け入れて頂いたのかと少々安堵です。今回の企画、最初からお世話になった寺内徹館長ご夫妻、当日司会を担当された青山久実副館長に心から感謝申し上げます。

地域の「場」、新しいコンセプトの図書館!

地域の「場」、新しいコンセプトの図書館!

玄関ロビーでの特別展示も

玄関ロビーでの特別展示も

プログラム最初は地元宇都宮出身の期待の若手ピアニスト、阿久澤政行さんのコダーイ曲の演奏です。彼が身に着けている当日の服は、ちよさんから送られたワグナー・ナンドールの燕尾服です。この曲、演奏後に彼に聞くと、楽譜を見つけるのもかなり苦労したとか、素晴らしい演奏でした。

阿久澤さんのピアノ演奏

阿久澤政行さんのピアノ演奏

「ドナウの叫び」著者の下村健さんと和久奈ちよとの対談

「ドナウの叫び」著者の下村徹さんと和久奈ちよとの対談

ワグナー・ナンドールの生涯を生々しく語る

ワグナー・ナンドールの生涯を生々しく語る

引き続きの対談、「ワグナー・ナンドールの人間形成について」は、素顔のナンドールに肉薄して語るやり取り、彼が育つ過程で影響を与えた人々の読み解き等、大変奥深いお話の数々でした。激動の時代をハンガリー、スウェーデン、日本で生き抜いたナンドールの数奇の人生を、多くの方々と共有できた貴重なひと時でした。対談後のサイン会も大盛況でした。

これからも地元栃木県に根差した財団として、骨太の活動を継続していきたいとあらためて決意を新たにしました。

イノベーター「公志園」 2013

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 私にとって濃密な10月下旬、次は、「イノベーター『公志園』 2013(http://koshien-online.jp/about/」の「東京・相互志援会」が、東京駅・八重洲南口で開催されました。今年の全国からのエントリーはこちら――>http://koshien-online.jp/category/2013challengers/

 今年で第3回目、私は北海道からエントリーしているEzoRock代表(http://www.ezorock.org/)の草野竹史さんのパートナーとなっていて、今回、初めて二日目の一部だけでしたが参加しました。世代、セクターを越えた男性・女性、特に企業の協賛等も多く、市民活動と企業CSRとのコラボレーションが組み込まれている企画にこれから楽しみです。

 この日まずは、第一回公志園出場者である川添高志さん(ケアプロ株式会社:http://carepro.co.jp/about/company.html代表取締役、審査委員特別賞受賞者)、第二回公志園出場者である菅野正寿さん(NPO法人福島県有機農業ネットワーク:http://www.farm-n.jp/yuuki/ 理事長、審査委員特別賞受賞者)が、ゲストスピーカーとして、その後の進行中の活動の様子と挑戦を発表しました。

 500円コインでの健康診断を通じて、一人でも多くの人に未病の段階での早期発見をしてほしいと願う若き起業家の川添さんのプレゼンからは、従来の規則等、いくつもの立ちはだかる壁に当たりながらも、理念の実現に丁寧に改題解決に向かう様子が伝わってきました。

 福島・二本松で放射線被害と戦いながら、有機農業を通じた土地づくり・農業再生に挑戦する百姓の菅野さんから、2013・3・11以後に試される有機農業の価値について、困難な状況下で前向きに努力する姿を受けとめて、心から感動しました。

 いずれも、これまでの公志園で多くの共感と信頼を集めた情熱あふれる挑戦者たち、活動を言葉と映像で伝えるプレゼンの能力と相まって、聴衆に訴えてきます。

 北海道からの草野竹史(特定非営利活動法人ezorock 代表理事)さんは、「次世代とともに作り上げる社会を北海道から作り上げる」と題しての参加です。午後の初めてのプレゼンでは、今の課題が露出して、今後の向き合う方向性が明確になったようです、私も録画を拝見してフロアーからの的確なご指摘を感じました。これから来年3月までの一連のセッションを通じて、伸びしろは大きいものがありますね。

全国から熱き市民活動の担い手が参加

全国から熱き市民活動の担い手が参加

会場の東京駅八重洲口は、今年9月20日にオープンした「グランルーフ:http://news.mynavi.jp/news/2013/09/19/019」でリニューアルです。

八重洲口2階がプロモナード、先日は青空も見事!

八重洲口2階がプロモナード、先日は青空も見事!

花びらで飾られる赤富士です

イベント準備も大忙しの様子:花びらで飾られる赤富士

「品川正治さん」お別れの会

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 10月30日、ホテル・オークラ東京で、「『品川正治さん』お別れ会」が催されました。品川正治さんは、平成25年8月29日に享年89歳でお亡くなりになりました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17826)が、経済同友会・終身幹事として最後までご活躍されていました、自らの戦争最前線の体験から、戦後の経済界の中でも「反戦・平和」への揺るがぬ信念を貫き、札幌にもお招きしてご講演をお願いしたこともあります。「グリーン九条の会」のブログにも掲載されています――>http://green9zyo.blogspot.jp/

 「『平和』に対して、経営者はもっと積極的に活動をすべきなのではないか」とおっしゃった姿は脳裏に焼き付いています(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=70)。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1351

配布の栞から

配布の栞から
在りし日の品川正治さん:会場内の展示パネル

在りし日の品川正治さん:会場内の展示パネル

 「平安の間」は、大勢の弔問客で溢れていましたが、祭壇は清楚な中に素晴らしい笑顔のご遺影、多くの献花で悲しみに沈むように静かで穏やかでした。奥さまには、「札幌から参りました」とご挨拶をさせて頂き、これまでの御礼を申し述べました。

 つい先日、ご著書を続けて読みました。

* 「手記 反戦への道(新日本出版社):http://www.amazon.co.jp/%E6%89%8B%E8%A8%98-%E5%8F%8D%E6%88%A6%E3%81%B8%E3%81%AE%E9%81%93-%E5%93%81%E5%B7%9D-%E6%AD%A3%E6%B2%BB/dp/440605393X

* 「戦後歴程~平和憲法を持つ国の経済人として(岩波書店):https://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0259150/top.html

 状況に流されるのではなく、状況を創り出す」、そんな凛とした哲学を強く感じるお人柄(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=70)を忘れることなく、心からご冥福をお祈り致します。

医療セミナー in 東大医学部1号館

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 密度濃い週末となりました、まずは築後90年以上の伝統ある東京大学(http://www.u-tokyo.ac.jp/index/b00_j.html)医学部1号館でのシンポジウムです。

第11回 社会福祉・医療事業の経営研究セミナー『医療・介護保障の持続条件を考える』

 主催は、昨年2012年12月12日(こだわり?)に設立登記した「一般財団法人 社会福祉・医療事業の経営研究会」です、私も理事を引き受けています。このセミナーは、これまでは静岡県立大学の西田在賢教授の研究室(http://cmhw.u-shizuoka-ken.ac.jp/)が主催で積み重ねてきました。

東京大学医学部一号館

東京大学医学部一号館・階段教室、想像以上の傾斜!

西田在賢先生

静岡県立大学教授・西田在賢先生

ファシリテーターの橋本先生とパネラーの西島さんと遠藤さん

ファシリテーターの橋本英樹先生とパネラーの宮島俊彦さんと遠藤邦夫さん

財団メンバー勢ぞろい

「一般財団法人 社会福祉・医療事業の経営研究会」メンバーが勢ぞろい

 基調講演が宮島俊彦(前厚生労働省老健局長)さんで、テーマは「我が国の医療・介護保障のマネジメント」、後半は、パネルディスカッション「医療・介護保障の持続条件を考える」で、ファシリテーターが橋本英樹(東京大学大学院医学研究科教授)さん、パネリストが宮島俊彦さん、遠藤邦夫さん、西田在賢さん、でした。

 今回のフォーラムのキーワードは、「地域」です。

 基調講演では、1) 医療改革――主として病院改革、 2) 介護改革――地域包括ケア、 3) 医療保険改革、 4) 介護保険改革、について、今後の方向性、概念整理でした。先月の木朝会の地域での実践報告(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17930)が記憶に新しかった私は、宮島さんのお話と現場での取り組みがつながった気がしましたね、「多様な」地域での「地域包括ケア」を実感し、まさに地域の「健康に生きる実践」が求められる、そんな気がしました。

 パネルディスカッションの冒頭で橋本英樹先生がまとめられたように、宮島さんのプレゼンは、劇的な「政策立案の価値観の転換」であり、将来の人口構成から如何にイメージを膨らませるか、なのでしょう。ニーズ、リソースの違いは、「高齢化の多様性」であり、持続可能なように「地域での課題解決」がポイントで、それをコーディネート(=マネジメント)する時代に入っているとのご指摘は、腑に落ちるお話でした。

 この種の意見交換は、私自身には実に心地よく染み入るやり取りばかりです。思い起こせば医薬品卸企業の経営者時代、厚生省の私的諮問機関「流通近代化協議会」の委員だった時から、私は随分政策論議に関わらせてもらいました。日本全国を見つめて、将来の変化をにらみながら、現実の政策に創り上げていく時の利害調整等、厚生官僚の活躍を間近で見て、私には大変勉強になり、今に活きています。西田在賢さんとの長いお付き合いは私にとっての宝ですし、余計な説明のいらない場、知的好奇心も刺激を受けての人の輪は素晴らしいです。

 昨年立ち上がった「一般財団法人 社会福祉・医療事業の経営研究会」と20数年続く「木朝会(もくちょうかい)」、この二つが私にとってのこの分野の貴重な財産であり、これからもお役に立てる視点から関わり続けたいものです。

「新渡戸稲造辞典」、出版記念会

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 「新渡戸稲造辞典」の出版記念会が東京銀座・教文館ホールで開催されました。私も4人の発起人の一人として名前を連ねていて、新渡戸関連の蒼々たる研究者の皆さまの前で、冒頭の開会挨拶を致しました。教文館3階では、10月10日から「没後80年記念展示」も開催中です(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18105)。

771ページの大著

771ページの大著

お二人に花束!!

藤井茂さん(左)と佐藤全弘さん(右)のお二人に花束贈呈!!

(学法)新渡戸文化学園 森本晴生 学園長

(学法)新渡戸文化学園 森本晴生 学園長

 著者の佐藤全弘さん(大阪市立大学名誉教授)と藤井茂さん(一般財団法人新渡戸基金常務理事)ほか、新渡戸稲造に縁のある研究者の方々ほかが含蓄のあるお話を次々にされて、大変有意義なひと時でした。私も、今、進めている「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」のプロジェクト(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17103)について、概略説明をし、支援をお願いしました。

 佐藤全弘さんは、「新渡戸・南原賞」受賞者(http://www.akiyama-foundation.org/history/history_02)ですし、藤井茂さんは今年5月に盛岡でお世話になりました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16806)。そのほかに幾つかの新しい出会いもあって、これからの活動に弾みがつきます。一つの場での新たなネットワーク、まさに「つながり」ですね。

「まちエネ大学プレ」、スタート!

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 「まちエネ大学:http://www.greenpower.ws/machiene_unv」が、全国5か所でスタートしますが、そのプレ企画が先日、東京についで札幌で開催になりました。ここまで御尽力頂いた「グリーンTV(http://www.japangreen.tv/」の水野雅弘社長、萩谷衛厚さん、ありがとうございます。札幌スクールでは、「きたネット(http://www.kitanet.org/index.html」も共催です、常務理事の宮本尚さんにも感謝致します。

グリーンTV・水野社長

グリーンTV・水野雅弘社長(中央)、裏方でご活躍の萩谷衛厚さん(右)

 今回の進行は、「(有)ドリームコーチ・ドットコム(http://www.d-coach.com/」代表取締役の吉田典生さん、「勝屋久事務所(http://www.independents.jp/data/supporter/2013/07/post-18.html)」プロフェッショナルコネクターの勝屋久さんです。冒頭から毒気に当てられて(?)参加者はしばし沈黙だったかも。徐々にこのシリーズの意図することを感じ始めて、何とも和やかなコミュニケーションの場となって行きました、楽しみです!

お二人のキャラクターも

吉田典生さん、勝屋久さんのキャラクターも存分に

 さらに登場したのが、「変人(失礼!)・中央官僚」・経産省資源エネルギー庁の村上敬亮課長です、とにかくユニークが歩いているようなキャラクター、これまでの「お役人」のイメージを一新です、よく今日ここまで霞が関を生きてきたと、エネルギーを頂きました。

 「まちエネ大学」の目的は、「ネットワークづくり」であること、それは新たなコミュニティづくりであり、「ちゃんとつながってもらいたい」とも。

村上課長

プログラムにあった映画「Pawer to the people(http://unitedpeople.jp/p2p/)」 も勇気を貰いましたね、とにかく皆さんの笑顔が素晴らしい。ドイツの自立した市民力を強く感じました。「電力コスト」を日々の暮らしでしっかり意識しなければならない時代になっていくこと、「エネルギー革命」と「情報革命」が社会を変えていくきっかけになっていくこと」等、キーワードがたくさんありました。
今回は「プレ企画」で、来月からいよいよ「まちエネ大学」が札幌での開始します。「担い手」として手を挙げる、挙げようとしている方々にたくさん集まって頂きたいものです。
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第1回 まちエネ大学さっぽろ講座 (開催概要:http://www.greenpower.ws/localschools/hokkaido_scinfo

・日時:2013年11月20日(水)14:00~16:30

・会場:北洋銀行 本部 7F会議室 ・定員:30名程度

・参加料無料、テキスト代(第1回~第4回分)3,000円(税込)

(講座内容) 再エネビジネスを通じて持続可能な地域をつくる、再エネビジネスのパイオニアに出会う! 再エネの最新動向を知り、全国各地で再エネ事業を立ち上げたリーダーの体験談を聞きながら、事業計画を作り始めます。

(ゲスト講師) 村上敬亮 資源エネルギー庁新エネルギー対策課長 1990年通産省入省。2009年7月より地球環境対策室長として地球温暖化問題の国際交渉に従事。2011年9月より現職として日本の再エネ政策を担当。

鈴木 亨 NPO 北海道グリーンファンド 理事長 自治体職員、生協職員などを経て、同法人に事務局長として参画。2001年、日本初の市民出資による風力発電所「はまかぜちゃん」(北海道浜頓別町)を実現させた。これまでに、北海道、青森、秋田などで合計16基の風力発電を運営。

(地域ファシリテーター)※第三回まで地域のファシリテーターが担当。 加藤知愛 株式会社イディアリズ 代表取締役 北海道教育大学大学院修了。北海道大学国際広報メディア・観光学院広報ジャーナリズム専攻博士課程在籍。研究テーマは「公共合意形成」「社会的企業」等。地域コミュニティ形成を実践する株式会社 イディアリズを2012年設立し現在に至る。

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英語上達の医療現場を

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 異業種交流会で長年お世話になっているコチェフ・アレキサンダーさん、(株)オレンジバード(https://ja-jp.facebook.com/orangebirdinc)の代表取締役ですが、医療機関の経営者の勉強会「木朝会」例会でお話をして頂きました、テーマは、「英語上達で医療の現場が変わる!~付加価値型医療サービスの実現に向けて~」。

 木朝会については、これまで何回かこの欄に書いています。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%A8%E6%9C%9D%E4%BC%9A

 今年7月、北海道大学で学生に対して「ビジネスの分野での英語」について私もお話をする機会がありました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17167)。サービスにおける「言葉」の持つ重要性、あらためて考えてみる価値はあります。

コチェフ・アレキサンダーさん

コチェフ・アレキサンダーさん

英語上達の価値を

英語上達の価値を

 今、巷では「医療ツーリズム」が人気です、札幌圏の優れた医療機関サービスを、外国の方々へも提供できる環境づくり、とりわけまずは英語を皮切りとした納得のいくコミュニケーションによる信頼形成は大切ですね。今回のお話は、大変説得力があり、参加した医療機関の理事長(医師)の皆さんにも、貴重な場となりました、コチェフさん、ありがとうございました!

10月の藻岩山、山麓で

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 10月の札幌は、心のふるさととしての「藻岩山&山麓」でしょうね。これまでにもこの欄に、「藻岩山」関連を書いています(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E8%97%BB%E5%B2%A9%E5%B1%B1)。

 今年の秋は、北斜面のロープウェイとケーブルカーを乗り継いで頂上へ、大勢の人で賑わっていました。空気は澄んでいて、北の暑寒別連峰もしっかり視界に入っていました、やはり懐かしいですね、この札幌のマチは。

都心のすぐ近くにこんな山道が

都心のすぐ近くにこんな山道が

藻岩山山頂から市内中心部を望む

藻岩山山頂から市内中心部、暑寒別方面を望む

山麓の伏見稲荷もにぎわい

山麓の伏見稲荷もにぎわい

これぞ寄付!、最新ニュースから

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 先日ご紹介したOSF(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18021のお二人、Mr.Bill RauchとMs.Cynthia Riderの連名で、下記メールが届きました、すごいですね!!

~~~~~~~~~~~メール コピー

We are thrilled to announce today an extraordinarily generous gift of $3 million from the Paul G. Allen Family Foundation. This gift supports the renaming of the Elizabethan Stage/Allen Pavilion to the Allen Elizabethan Theatre.

For over 50 years, the Allen family has had a deep commitment to the Oregon Shakespeare Festival. We are profoundly grateful for their support and thrilled that the Allen Elizabethan Theatre will honor the family’s long history with OSF.

< 日本語 訳 >

“今日1011日、ポール・アレン氏、及びアレン家族財団より300ドルの寄付を受け取りました。同時に「エリザベス野外劇場」が、今後、「アレン・エリザベス劇場」と改名されます。 これまで50年以上に及びOSFをサポートしてきたポール・アレン氏とその家族財団への感謝を表すための野外劇場の改名となります”

Paul G. Allenは マイクロソフト社の共同創業者、http://www.pgafoundations.com/

* Mr.Bill Rauchは、OSF芸術部門の最高責任者

* Ms.Cynthia Riderは、OSF経営最高責任者

~~~~~~~~~~~~~メール コピー おわり

エリザベス野外劇場(1190席)

寄付により名称が変わる「エリザベス野外劇場(1190席)」

これまでにも多額の寄付が寄せられています!

これまでにも多額の寄付が寄せられています!

北のサカナの声を聴こう!

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 認定NPO法人北海道市民環境ネットワーク(通称「きたネット」)(http://www.kitanet.org/index.html)のフォーラム、昨年は設立10周年の記念の年でした(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14951)が、今年も開催しました、第11回目です。

 今年のテーマは、「北のサカナの声を聴こう。」で、河川の生物多様性について、日本では北海道だけに生息する森のサカナ・オショロコマに焦点を当てて、地球温暖化の意見交換となりました、大変興味深い一日でした。近いうちに、こちらに録画を掲載します――>http://kitanettv.blogspot.jp/2013/12/2013abc.html

案内ポスター・チラシ

案内ポスター・チラシ

プログラムの紹介から~~~~~~~~引用

2013年7月1日、北海道では、全国に先駆けて「北海道生物の多様性の保全等に関する条例」が施行されました。きたネットのネットワークには、生物多様性を守るために活動する団体が多数参加しています。今年の「きたネット」フォーラムは、北海道の渓流にすむ魚、オショロコマに焦点をあて、川の生態系保全を考えます。また、各地の会員の森と川の取り組みや、フィッシュソン実施提案などの分科会を行います。

基調講演
「河川の生物多様性‐森のサカナ・オショロコマと地球温暖化」
世界分布の南限にあたる本道のオショロコマは、地球温暖化の影響を世界で一番早く被る地域個体群です。森と川をつなぐ使者をめぐって、川の生態系保全にどう向き合うべきか考えます。
コーディネート・司会・進行 長谷川雅広氏(オフィス・マルマ):http://malma.jp/

■基調講演 河口洋一氏  (徳島大学工学部准教授http://www.tokushima-u.ac.jp/

■パネルディスカッション

パネリスト
河口洋一氏 (徳島大学工学部准教授:http://www.tokushima-u.ac.jp/
山口ちえ氏 (NPO法人ねおす「大雪山自然学校」):http://blog.goo.ne.jp/daisetsu_2005/
河原 淳氏 (NPO法人えんの森):http://least-shrew.jp/enmori/

この図に尽きる!地球温暖化と川の生物多様性

この図に尽きる!地球温暖化と川の生物多様性

徳島大学・河口先生

徳島大学・河口先生

オショロコマの専門家・長谷川さん

オショロコマの専門家・長谷川さん

 午後の3つの分科会もそれぞれ大変興味深かったです。「川のサカナ」ではなく、「森のサカナ」のゆえんがよく理解できました。川魚にとって、その餌の50%以上が陸上昆虫他の生物とか、生態系の絶妙なバランスに息をのむ感じでした。

「六華サロン」、丸5年を迎え!

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 高校の同窓会は札幌ばかりでなく、東京では「東京六華同窓会:http://www.tokyorikka.jp/」として札幌よりも長い歴史を誇っていますが、その中で満5年を迎える「六華サロン:http://www.tokyorikka.jp/rikkasalon/rikkasalon.html」は、若い現役世代が中心となって、毎月熱く語る場となっています。先日、たまたま日程が東京滞在中だったので、遅れてでしたが参加しました。狭い事務所に30人以上が詰め掛けて、会の後の懇親会も含めて、世代を越えた語り場となりました。ここまで引っ張ってきた八谷さんのご尽力に感謝します。

狭い事務所に30人を越える参加者が!

狭い事務所に30人を越える参加者が!

 「サロン」の会の後の懇親会で、30代・40代の現役世代と話をしましたが、このようないわゆる「異業種交流」の大切さをあらためて感じましたね。これまで同窓会というと、自分の仕事とか政治の立場を持ち込まないようにみたいな、暗黙の受け継いできた雰囲気を感じていたのですが、昨今はむしろ、若手世代を中心に積極的に仕事の立ち位置から意見交換する「異業種交流」への期待が強いようです。

 先日も多くの方々が、経営者でも、中間管理者でも、いわゆるサラリーマンでも、日常の職場では率直な悩みを語る雰囲気ではなく、むしろ普段離れている「同窓生」という、ある意味で説明のいらない緩い場が、「ちょうどいい距離」の関係性として重宝な場となっているのかも知れません、面白いですね。言い方を代えると、どんな職場も昔より窮屈になっている、時間的にも余裕を失くしているのでしょうか。

  札幌でもこのサロンをモデルに、若い世代が集まる「六華交流会」が昨年から立ち上がりました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17854

 今回のサロンのテーマは「相続」、高齢化社会では高齢者自身にスポットライトが当たる傾向がありますが、それらの人生を結局は最後に看取る、引き受ける世代の不安・悩みも、また立ちはだかる大きな課題なのでしょう。参加された現役世代の目の輝きと明るさが、私にとっては大変な希望でした、ありがとうございます。

「新渡戸」、東京銀座・教文館で

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 東京銀座の教文館ビル(http://www.kyobunkwan.co.jp/)3階で、「没後80年記念展:新渡戸稲造を知っていますか―世界が尊敬した真の国際人(http://www.kyobunkwan.co.jp/blog/archives/4430」が始まりました、今月31日まで開催中です。昨日は、開会第一号の訪問者としてじっくり見学しました、私なりのこだわりだったもので・・・・。

没後80年記念展示、「新渡戸稲造を知っていますか?」

没後80年記念展、「新渡戸稲造を知っていますか?」

入口で新渡戸先生もお出迎え!

入口で新渡戸先生もお出迎え!

コンパクトにまとまった新渡戸稲造先生のご業績展&ビデオ放映

コンパクトにまとまった新渡戸稲造先生のご業績展&ビデオ放映

 今年3月、私たち有志は、札幌で「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」を立ち上げて、札幌市中央区南4条東4丁目の「遠友夜学校」跡地に予定される公園の一隅に、「記念館」建設等を実現しようとする動きを進めています。6月には記念フォーラムも開催しました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17103

この様子はU-streamでもご覧頂けます(http://bit.ly/1cy4MZ5)。

 今回のこの記念展示会ですが、主催及び協力を見て、あらためて新渡戸稲造の果たした人材育成、地域開発における業績の幅広さと重さを感じました、「北海道大学」も名前を連ねたいところでしたね、北海道を代表して。

<主催> 教文館

<協力> 学校法人恵泉女学園、学校法人新渡戸文化学園、学校法人普連土学園、学校法人拓殖大学、学校法人東京女子大学、盛岡市先人記念館、花巻新渡戸記念館、十和田市立新渡戸記念館、NPO法人今井館教友会、日本基督教団銀座教会、実業之日本社、岩手めんこいテレビ、財団法人新渡戸基金 (順不同)

 日本の軍国主義化が顕著になり、新渡戸稲造が事務次長として大活躍した国際連盟をも脱退して戦争への道に突き進む時代、「BUSHIDO」を著して日本を世界に真摯に紹介し、日本の国際社会での存在感を示した信念と勇気、今こそ、私たちは立ち止まって彼の業績から深く学びたいものです。

 今月22日、【新渡戸稲造没後80年『新渡戸稲造事典』刊行記念講演会】が開催されます。

「ユーモアの人、悲しみの人、新渡戸稲造」   講師:佐藤全弘氏(大阪市立大学名誉教授)

日時:2013年10月22日(火) 15:00~16:30 会場:教文館 9F ウェンライトホール

 そして同日午後6時からは出版記念祝賀会があり、私も発起人の一人に名前を連ねています。今一度、新渡戸稲造の業績を振り返り、札幌の地が「遠友夜学校」の50年の実践の場であったことを再度確認するひと時としたいと思っています。

公開討論会、パネラーとして

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 北海学園大学開発研究所(http://hgu.jp/laboratory/laboratory06_01/)とNPO法人自治体政策研究所(http://www16.plala.or.jp/koukyou-seisaku/)の主催による「公開討論会 政治不信・議会不信の解消方策を考える」に、パネラーの一人として参加しました。いつものように、自分が登壇する時は撮影チャンスが限定されていて、少々説得力の無いもので申し訳ありません。この討論会の模様は、後日、インターネット上にアップされるので、ここにも掲載致します。――>https://www.youtube.com/watch?v=WXwDmhuCecQ

公開討論会開始前

公開討論会開始前

パネラー席

パネラー席

 この会の趣旨は、「 議会不信は投票率の低下に現れており、投票率の低下は民主政治が危殆に瀕している兆候である。代表権限逸脱を制御する自治基本条例を制度・政策・理論の観点から多角的に討論し民主政治の蘇生方策を考察する」です。

以下、討論会趣意書からの引用です~~~~~~~~~~

< 論 点 >
・議会不信の現状認識
・なぜ、その状態が続いているのであろうか。
・自治基本条例は何のために制定するのか
・自由民主党の「ちょっと待った-自治基本条例」
・自治体の権限はどこまでか
・市民の政治参加の方策

開催趣意      北海学園大学開発研究所 小坂直人(所長)
論点提起      自治体政策研究所 渡辺克生(副理事長)

討 論
・ 自治体首長    高橋正夫 (本別町長)
・ 自治体議員   宮下裕美子(月形町議員)
・ 市 民       秋山孝二(北海道市民環境ネットワーク理事長)
・ 北海道自治体学会 大坂敏文 (事務局長)
・ 北海学園大学   内田和浩  (教授)
・ 司 会      森 啓   (開発研究所特別研究員)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  引用おわり

 私は「市民」の立場からの発言を求められていましたが、自由度が高く心地よかったですね。高橋町長、宮下議員、大坂事務局長、内田先生、それぞれのご発言を壇上でお聴きしていて大変興味深かったです。今のお立場で真正面から課題に向かっている様子、これを実感できたことが、私にとって最大の収穫でした。また、自治基本条例については、これまで報道程度の認識でしたが、森啓先生からいろいろお話を伺い、「市民自治」を勝ち取るというのもかなりのエネルギーと見識が必要だと感じました。条例を策定しても、形骸化していては意味がない、「市民自治」のこころの部分を高く掲げて「実を取らねば」と強く思いました。

 住民投票の是非の議論も面白かったですね。議会の果たす役割との関係性等、直接民主主義と間接民主主義との兼ね合い、私にとっても永年の課題解決のテーマでしたから。

米国オレゴン州ポートランドで

Posted by 秋山孝二
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 米国オレゴン州ポートランド(http://www.plans.jp/shashinshu/nishikaigan/062.html)は札幌の姉妹都市の一つで、その交流は最も古く、来年で55周年を迎えます。1980年代、私は札幌市の板垣武市長・国際部から経済交流推進の要請もあり、随分頻繁に足を運びました。このブログを始めた頃にも、私自身の大切な視座として書き留めました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=150

 先日、アッシュランドのOSF視察の後、久しぶりに訪問しましたが、この30年間の変貌ぶりに驚きました、特にダウンタウンの再開発にですね。80年代は古い建物が「放置されていた」ような気がするのですが、今回はリノベーションで賑わいを取り戻していました。この間、「エコロジーなまちづくり」としても世界的に有名になっていますし、80年代の私たちの活動は、「IBEC札幌:International Business Excange Committee」を設立して、ポートランド州立大学(PSU:http://www.pdx.edu/)、ルイス&クラーク大学(http://www.lclark.edu/)と「インターンシップ・プログラム」を構築したこと、日系人会の呼びかけに応じて、アクティブリタイアメントホームの「いこい荘テラス:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3882」設立へ寄附を行ったこと等、昨日のことのように思い出しました。また、札幌市の国際交流と言えば、元国際部長・杉岡昭子さんを忘れてはなりません。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2436

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1244

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=323

 今回の目的は、「地域と演劇・劇場」です。昔、兵器倉庫だった建物をリノベーションして、今は大小二つの劇場に変貌した場を訪問し、これを運営する方から説明・案内をしてもらいました。

兵器倉庫をリノベーションした劇場エントランスホール

兵器倉庫をリノベーションした劇場エントランスホール

屋根を支える支柱も鋼鉄製に見せた木製、エコロジーな雨水活用のダクトも

屋根を支える支柱も鋼鉄製に見せた木製、エコロジーな雨水活用のダクトも

地下には小劇場と公共展示スペースも

地下には小劇場と公共展示スペースも

 約1時間半の施設ツアーの中で、「エコロジー」という言葉を何回も耳にしました、「環境に優しい建物・設備」は最高位のコンセプトで、それを誇りにしている表情が見て取れました。

 来年の55周年記念では、いろいろな記念行事が企画されるのでしょうが、是非、この機会に札幌の演劇とオレゴンの演劇との新たな交流と歴史が始まるように、私も微力ながら努力したいものです。それが、見てきた者の責任というものでしょう。

「OSF 2013」 in アッシュランド(後)

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 アッシュランドは2万人程の小さな町(http://www.ashland.or.us/)、ただ、まち全体が「テーマパーク」のような芸術・文化の雰囲気でいっぱいです。「OSF」を支えるアカデミックセクター、地元商工会議所、市民団体等、そのすそ野は広く、多彩です。

 芸術・文化分野で多彩な人材を輩出する「南オレゴン大学(http://www.sou.edu/」は、アシュランドに本拠地を置くリベラル・アーツ・カレッジで、「Council of Public Liberal Arts Colleges」 の加盟大学です。学生数5500名ほどで比較的小さな大学、35の専攻を備え、学生は少人数制講義で演劇の専門的講座も行っています。

南オレゴン大学 入口

南オレゴン大学 入口

まちの大通りのバナー

まちの大通りのバナー

建物の塀にもアートが

建物の塀にもアートが

古い教会はチャレンジな舞台としてリノベーション

古い教会はチャレンジングな舞台として

中はリノベーションでキャバレー仕様へと

中はリノベーションでキャバレー仕様へと

 今回、このフェスティバルを担う方々からは、大変貴重なお話を伺うことができました。例えば、「OSF」が目指すのは、「Destination Theater」であること。開かれたフェスティバルであり、芝居はもちろんオーディションを経ての公演、実行委員会の責任者も全米から3年間契約で公募し特に任期はないとのこと。「OSF」だけが魅力的であるのではなく、レストラン、ショップ、ワイナリー、学校等、コミュニティ全体にとって「よい体験」であるべきとの理念を持っていること。一気に今日の形態になったのではなく、野外劇場からスタートし、インドア劇場の大、小の建設、規模の拡大に伴って研修プログラム・アウトリーチプログラムの充実、顧客に対する戦略的掘り起こし策も懐が深いです。チケット戦略、広報等、劇場に足を運んで頂けるようにとの緻密な働きかけは、実績を積み重ねてきた「歴史」を感じます。

 今後の「創造都市札幌」構想に大変貴重なお話ばかり、気温は低く青空も最後の日だけでしたが、現場感覚から得るものが多い訪問でした。

「OSF 2013」 in アッシュランド(前)

Posted by 秋山孝二
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 Oregon Shakespeare Festival:OSF(オレゴン・シェークスピア・フェスティバル)http://www.osfashland.org/とまちづくりをテーマに、北海道演劇財団(http://www.h-paf.ne.jp/)関係者による調査・研究のツアーに参加してきました。

 米国オレゴン州アッシュランドは、札幌の姉妹都市ポートランド市の南460キロ、サンフランシスコとのほぼ中間点にある人口2万人のこじんまりした町ですが、この「OSF」で世界的にも有名です。1935年にアンガス・ボウマーによって始まった最も古く大きなプロフェッショナル劇場でのフェスティバルで、全米、外国から、毎年40万人の人々が訪れます。

オレゴン・シェークスピア・フェスティバル 2013

オレゴン・シェークスピア・フェスティバル 2013 10演目(2月~11月)

中心部の劇場群

中心部の劇場群

商工会議所・スタッテリー専務理事(左)とOSF・ギブス理事(右)

商工会議所・スタッテリー専務理事(左)とOSF・ギブス理事(右)

 今回、私たちは今札幌で続けている芸術・文化都市創造の一環で、「演劇によるまちづくり」の基盤等について、現場感覚を磨くことと、継続的にこれらを支えて来ている方々にインタビューを試みて、札幌におけるヒントを得たいという目的でした。

 今、札幌では、毎年11月の「札幌劇場祭:TGR(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6621」、「演劇シーズン夏・冬(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17643)」等、これまでの多くの方々の努力により、市民の暮らしの中に演劇が定着し始めてきています。これをさらに発展・進化させて、プロフェッショナルな役者、演出家、照明、衣装等も含めた「産業」としての基盤を創り上げたいとの夢を持ちながら、アッシュランドの方々からのお話を聞きました、大変貴重なお話の数々、これらを活かして今後の札幌での活動に繋げたいものです。

メンバーと記念写真

メンバーと記念写真

【追記:10月4日】 地元メディアに掲載されました。
http://www.ashlandchamber.com/News.asp?NewsID=921

「新渡戸・南原賞」授賞式 2013(後)

Posted by 秋山孝二
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 「東京神田・学士会館(http://www.gakushikaikan.co.jp/」といえば、毎年祝賀会で使っているこの部屋、今年は丁度この授賞式の二日前に最終回を迎えたTBS人気番組「半沢直樹(http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/」の役員会の場所として使われました、驚異の42%越え視聴率、「倍返し」で大いに話題となりましたが、こちらは早速、「恩返しプラン」だそうです!

授賞式の二日前に最終回を迎えた「半沢直樹」のクライマックス舞台の場

授賞式の二日前に最終回を迎えた「半沢直樹」のクライマックス・土下座の場面(新聞左)

 折角なので、同じ場所で私も一枚撮りました、本当は土下座をしている香川照之さんの方が私向きではありますが・・・・。

堺さんの場所で、私も

堺雅人さんの場所で、私も

 もう一つ今年の話題は、角谷先生の「長靴」でした。岩手山村塾でのご活躍はじめ、いつもこの姿で活動に励まれています。

角谷晋次さんのトレードマーク、長靴!

角谷晋次さんのトレードマーク、長靴!

 いろいろ話題満載の今年の「新渡戸・南原賞」授賞式・祝賀会、10年目の節目を終えてこれからますます価値を創り出していきたいものと、終了後も関係者の方々と誓いを新たにした次第です。

「新渡戸・南原賞」授賞式 2013(前)

Posted by 秋山孝二
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 「新渡戸・南原賞」授賞式・祝賀会が、東京神田・学士会館で第10回目として開催されました。

 「新渡戸・南原賞」授賞式については、これまで何回も書いてきています(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E3%83%BB%E5%8D%97%E5%8E%9F%E8%B3%9E)。

 今年の受賞者は角谷(かどや)晋次さんと坪内南さんです(http://www.akiyama-foundation.org/news/470.html)。坪内さんはこれまでの受賞者の中で最年少、10回目を迎えて、今までの新渡戸・南原研究をされてきた方々から、その精神をフィールドで実践されている方々へと大きく顕彰対象を代え、さらに今回受賞されたお二人は、ともに東日本大震災に関連する地域でのご活動ともなりました。

角谷先生(左)と坪内さん(右)

角谷晋次さん(左)と坪内南さん(右)

* 角谷晋次さん: 学校法人 盛岡キリスト教学園  理事長(http://www.gaccom.jp/kindergarten-721.html

* 坪内南さん: ビヨンドトゥモロー:一般財団法人 教育支援グローバル基金(http://beyond-tomorrow.org/ 理事・事務局長

「新渡戸・南原賞」運営委員会・草原委員長の開会ご挨拶

「新渡戸・南原賞」運営委員会・草原委員長の開会ご挨拶

角谷さんの業績を紹介する大津光男さん

角谷さんをご紹介する大津光男さん

坪内南さんをご紹介する橋本大二郎さん

坪内南さんをご紹介する橋本大二郎さん

 今年も、ご登壇頂いた皆さまの素晴らしいお話は、出席者の方々に多くの感動を与えるものになりました。東日本大震災と真摯に向き合って、若い世代の人材育成にご尽力されている様子を知り、まさに新渡戸稲造、南原繁の理念を具現化する活動であり、心から拍手を送りたいですね、これからの引き続きのご活躍を期待しています!

「とよひら・りんく」に期待!

Posted by 秋山孝二
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 木朝会9月例会は、21クラブと合同でとよひら・りんく(http://www.nishioka-hosp.jp/」の取り組みの報告でした。

西岡病院・五十嵐知文副院長

西岡病院・五十嵐知文副院長

地域包括ケアシステムの構築へ

地域包括ケアシステムの構築へ

 厚生労働省の補助金事業ですが、医療機関完結型から地域の取り組みへとこれからの発展・深化・進化を期待したくなりました。

< とよひら・りんく >  ~~~~~~~~~~~~

札幌市豊平区西岡・福住地区在宅医療連携拠点事業推進協議会(通称「とよひら・りんく」)は、平成23年6月、札幌市豊平区西岡・福住地区において、地域の医師、歯科医師、看護師、薬剤師、社会福祉士などの多職種協働による包括的かつ継続的な在宅医療の提供を目指すとともに、今後の在宅医療に関する政策立案や均てん化などに資することを目的に設立されました。

  • 多職種連携の課題に対する解決策の抽出
  • 在宅医療従事者の負担軽減の支援
  • 効率的な医療提供のための多職種連携
  • 在宅医療に関する地域住民への普及啓発
  • 在宅医療に従事する人材育成

協議会役員

会 長 中島 茂夫 (社会医療法人 恵和会 西岡病院 院長)
副会長 松本 修二 (松本内科クリニック 院長)
五十嵐 知文 (社会医療法人 恵和会 西岡病院 副院長)
寺本  信 (社会医療法人 恵和会 西岡水源池通りクリニック 院長)

 数年前に、この地域の札幌大学の先生から、「まちづくり」として地元商工会、住民、学校とともに、是非地域の医療機関の方々にも参加して頂きたいとの趣旨で、西岡病院ほかの経営に携わる恵和会理事長・西澤寛俊(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16175)先生をご紹介したことがありました。都市型でも地方型でも、これからのまちづくりはセーフティネットとしてのインフラとして「医療機関ネットワーク」は欠かせない要件だと思いますね。