千葉県館山の春 2014

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 これまで千葉県館山市については何回も書いてきました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%A4%A8%E5%B1%B1

 先日浜周辺を散策したら、太陽光パネルが新たに設置されていたり、変化を感じました。JFEグループ(http://www.jfe-holdings.co.jp/)の館山湊ソーラーパワー(http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0341851_01.pdf」です、今年の1月から稼働したようですね。

館山市北条海岸近くの太陽光パネル群

館山市北条海岸近くの太陽光パネル群

 沈丁花も今が満開、通り抜ける道に素晴らしい香りです。

道沿いに可憐に咲く沈丁花

道沿いに可憐に咲く沈丁花

全国経済同友会 復興会議 2014

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 「全国経済同友会・東日本大震災追悼シンポジウム」が仙台で開催され、300名の会員が参加しました。

 開会挨拶、黙とうに続いて、岩手・宮城・福島の各経済同友会からの報告、その後分科会もあり、私は昨年同様にこの分科会に参加しました。

昨年の様子はこちら――>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16037

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16073

凄いメンバーによるパネルディスカッションです!
飯館村・菅野村長、東大教授・児玉龍彦先生、東電・新妻常務

飯館村・菅野典雄村長、東大教授・児玉龍彦先生、東電・新妻常正常務

 全村避難を余儀なくされている飯館村の菅野典雄村長は、1)人間の手に負えないものを扱っているという認識である、2)「3・11の災害」と言っても、原発災害は全く他とは異質のもの、すなわち、他の災害は「ゼロからの出発」であり、心が結束していく方向だが、飯館村の現状は「ゼロに向かって暮らす」ことを意味して、心の分断を強いられる、3)専門家への不信が増幅と、今の率直な現状を淡々と報告されました。

 児玉龍彦先生は、1)未曾有の環境汚染問題は、大変困難で時間も掛かるが、日本の科学技術を持ってすれば必ず復興の道筋は作ることができる、2)放射線は見えず、無味無臭だが、測定可能であり、検査機器の整備と技術革新で定点的に大量の数値を得ることは可能である、3)コメの全袋検査は、当初専門家たちは「不可能」と言っていたが、機器メーカーの技術開発等によって格段の性能の機器が生まれて現在やっている、3)これからは底にいるヒラメ・カレイ等の全匹検査が必要、数値の低いものは消費者へ、高いものは必ず低くする手立てを考えることが自分たちの果たすべき役割である、4)汚染水、汚染土壌は全てリサイクル型に向けて解決していく視座が重要で、溜め込み型は破たんするので高濃度に濃縮して管理・保全すること、5)福島の復興は、世界一安全な地産地消の実現であると、力強く語られました。

 そして最後には、インフラを整えるための帰村は、まずは小学校の校庭等の点、そして道路等の「線」、最終的には地域としての「面」へと展開し、一般の村民の帰村に先駆けて活動するために許可する必要があること。「廃炉の産業化」、新しい時代のライフスタイルの提案、スローライフの「真手(までい)ライフ」の提唱、自主自立、成長だけが全てではない真の成熟社会を目指すべきとの提言もありました。

 児玉先生の資料の表紙は、「水と土のリサイクルへ 地産地消の福島を復興する」で、最後のページは、「21世紀の日本の科学技術経済力の結集を」と結ばれていました、現場で真摯に向き合う科学者の矜持に参加者全員、心から感動しました。

 東電福島第一原子力発電所は、どこへの電力供給だったのでしょうか、今、福島の復興の現状を目の当たりにして、東京を中心とした首都圏の方々のライフスタイルこそ省エネ、節電へと舵を切るべきでしょう。

<参考> 児玉先生の最後のページ~~~~~~~

21世紀の日本の科学技術経済力の結集を

20世紀のソ連チェルノブイリの帰結は広大な国土の放棄と住民の離散であった。21世紀の日本は科学技術と経済を結集して除染と地域の復興を成し遂げることができる

* 米の全袋検査に続いて、魚の全匹検査を可能にする

* 農産物、海産物の測定をすすめ、地産地消の福島を可能にする

* セシウム回収型の焼却炉による放射性ゴミの容積減少、放射性物質の濃縮保管をすすめる

* 森林の除染につきバイオマス発電を含めた長期計画を立案する

* 河川、湖沼、海底への汚染を正確に評価し、除染の計画を立案する

* 事故前の福島の美しい環境を取り戻すため、国民の力をあわせて環境回復を進める

東北大学キャンパス内、図書館跡を資料館へ

東北大学キャンパス内、図書館跡を資料館へ

 会議が始まる前に少々時間があったので、東北大学キャンパスを散策し、資料館をじっくり見学でき、魯迅が1年半留学していたこともあり、特別展示も開催されていました。東北大学理科大学としての輝かしい伝統を感じました。

 「日本の科学技術」、午後の分科会でも繰り返しこの言葉を聞き、今、原子力研究者を含めて日本の科学者の総体がまさに試されているのでしょう、是非、今を生きる科学者はそう受け止めて覚悟し、活動して頂きたいものです。

 2011.7の児玉先生の国会委員会での憤りの陳述――>http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo

第一期「まちエネ大学」、終了

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 第一期「まちエネ大学 北海道スクール(http://www.greenpower.ws/areas/hokkaido」が、事業計画発表会で最終回を終えました。5つの事業化計画が発表されて、最後は今後の情熱を誓って大きなハートが映し出されました!

第一期「まちエネ大学 北海道スクール」発表会

第一期「まちエネ大学 北海道スクール」発表会

プレゼン最後には大きなハートも登場

プレゼン最後には大きなハートも登場

 「まちエネ大学(http://www.greenpower.ws/」は資源エネルギー庁のパイロット的プロジェクトで、今年は全国5か所で開催され、北海道・札幌もその一つとして参加していました。

 当初準備段階で多くの関係者からは「是非、北海道も手を挙げて!」とのラブコールが寄せられましたが、それぞれの地域の金融機関の協力を得てというのが最低限の条件でした。いろいろご説明はしたのですが、北海道はなかなか金融機関からの乗りの良い返事が頂けず、開催に漕ぎ着けるまでには多くのハードルがありました。「北海道庁はどう考えてる?」、「北海道経産局は協力を約束しているのか?」、「個別融資の話か?」とかまで飛び出したり、さんざん身元調査をしての後、「考えて置く」みたいなネガティブな反応に落胆しましたね。

 それでも参加者の皆さんは、議論を繰り返し、先日の最終回では5つの事業化案が提案されて、すでに二つは立ち上がってスタートしていました。また、さらに一つのプロジェクトもジョイントするものもあったりで、今後が楽しみになっています。

 再生可能エネルギーの宝庫と言われている北海道、ここで地域の多彩な資源を活用したエネルギー創造をやらないで、どこでやるのでしょうか、そんな可能性を感じたシリーズでした。

社会イノベーター公志園 結晶大会

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 第3回「社会イノベーター公志園(http://koshien-online.jp/」の「結晶大会(http://www.ustream.tv/recorded/44637061」が、先日大きな盛り上がりで終了し、6か月の幕を閉じました。

 「公志園」についてこれまでのこの欄での記載はこちら――>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%85%AC%E5%BF%97%E5%9C%92

オープニングから7時間半の長丁場!

オープニングから7時間半の長丁場!

 北海道からは、第一回が近江正隆(http://www.north-production.co.jp/aboutus.html)さん、第二回が坂本純科(http://www.npohokkaido.jp/volunavi/modules/monthly/index.php?content_id=251)さん、そして第三回の今年は草野竹史(http://www.npohokkaido.jp/volunavi/modules/monthly/index.php?content_id=61)さんがエントリーし、私は草野さんのパートナーの一人として、微力ながら応援し続けていました。アドバイザーとしての「伴走者」として、神村さん、林さん、香川さん、久保塚さんが、本当に最後の最後まで熱心に寄り添い続けて、私はその姿に感動しました。

この半年間、伴走してくれた方々(久保塚さん、林さん、神永さん、林さん)

この半年間、伴走してくれた方々(久保塚さん、林さん、神村さん、香川さん)

クロージングで関係者全員が舞台上に勢ぞろい

クロージングで関係者全員が舞台上に勢ぞろい

 舞台裏の関係者控室も温かい雰囲気で包まれていました。

熱気いっぱいの関係者控室

熱気いっぱいの関係者控室

 今年の14名のエントリーした市民活動家たち、本当に素晴らしい活動とプレゼンでした。上滑りに成りがちな「民が担う新しい公共」ですが、現場にしっかり軸足を置いての社会課題解決の活動は、間違いなくこれからの日本社会のイノベーションの担い手になるに違いありません。

 私の草野さんへのメッセージでした:~~~~~~~~~~~~~

「ごく普通」、「日常の中から」にこだわり続ける草野、その素朴な立ち位置を表現することに悪戦苦闘していた。今の社会に生きる多くの「普通の人々」へのエールを続け、その小さな一歩が課題の気づきとなり、引き受け、ボランティアの新しい担い手へと。これぞ多様な若者を輩出してきた草野のリーダーシップ、拍手喝さいだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり

 草野さんは、最後の最後まで「草野スタイル」にこだわった、素晴らしいプレゼンを披露しました、そして、「日本も捨てたものではないな」と、またしても14名から私たちが勇気をもらった一日でした。

「もう一つの」、「地域から」、の意義

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 『もうひとつの北海道環境白書2(http://enavi-hokkaido.net/topics/index.php?page=article&storyid=21』発刊を記念して、「発刊記念講演会&トークセッション」が開催されました。これには少なからず秋山財団も関わりがあります。

 まずは、この発刊自体が、秋山財団の「ネットワーク形成事業」に採択された一つ(http://www.akiyama-foundation.org/history/history_08)であること、そして、今回のゲストの小磯修二先生は、この「ネットワーク形成事業」創設時にアドバイスを頂いたキーマンであることで、現在は秋山財団理事も担って頂いています。

プロジェクト名 Rio+20北海道ネットワーク
概要 2012年の「国連持続可能な開発のための世界会議」(Rio+20)を挟む3年間で、道内外の関連するネットワークを繋ぎ、人と組織と情報の分野横断的なネットワークを構築させ、その拡大を進める。
代表者 久保田  学
助成期間 平成23年度~25年度

小磯修二先生の素晴らしい講演

小磯修二先生の素晴らしい講演

講演後の質疑応答セクション

講演後の質疑応答セクション

 小磯先生は、この白書の名称の「もうひとつの」の意味を読み解き、地域から全国・全世界に発信することの意義を明快に語りました。地域活性化には地域の担い手となる方々の気づきとモチベーションが最も重要であること、そのためには地域のデータの積み上げによってしっかり地域を認識する作業が不可欠であることを指摘し、全く目から鱗が落ちる思いです。

 さらに、以前は、地域に根差した金機関、行政としての北海道庁、北海道開発庁が、それぞれ長期計画を策定していて、それがこの数十年の時代の変遷(リストラ、経営破たん等)により廃止になってしまったことの弊害を説明しました。長期計画を策定するためには、地域を長期で見通す力が求められていたので、それによって地域に蓄積が出来ていた一昔前の様子を振り返り、現在の劣化した状況との比較も分かりやすかったですね。今回のこの「白書2」の発刊により、地域の新たな自信に繋げていく、そんな方向性を示唆して頂きました。

 このイベントの前日に、長い間、環境分野の市民活動にご尽力された藤田郁男先生がお亡くなりになりました。「きたネット(http://www.kitanet.org/index.html)」の顧問としてたくさんの助言を頂き、きたネットの正会員団体「環境学習フォーラム北海道」の代表でもあり、今回発刊したこの白書2にも登場されていました。環境教育について熱く語っていらした姿が目に焼き付いています。地学分野にも豊富な知識をお持ちでした。

 心よりご冥福をお祈り致します。

代表だった「環境学習フォーラム北海道」についてはこちら――> http://www.kitanet.org/network/network-a-ka.htm#kankyogakusyu

前日ご逝去された藤田先生の遺影も会場に

前日ご逝去された藤田先生の遺影も会場に

農と学びの連携を! 2014

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 「農と学びの連携を考えるフォーラム~食の大切さを伝えるために~」が先日札幌で開催され、100人を越える参加者で大盛況でした。主催は北海道農協青年部協議会(http://jayouth-hokkaido.jp/about/)、共催は農業・農村ふれあいネットワーク(http://www.hokuren.or.jp/agriport/backnumber/41.html)です。

 会の趣旨の中から:

・・・・このフォーラムは、日本の食を担う北海道の若手農業者組織である「北海道農協青年部協議会」(JA道青協)が本年度行ってまいりました事業を報告し、また教育関連機関の取組事例を学び、今後に向けた実現可能な展開に関してパネルディスカッション形式で意見交換を行うものです。・・・・

当日配布パンフレットより

当日配布パンフレットより

北海道農協青年部協議会会長 黒田栄継さん

北海道農協青年部協議会会長 黒田栄継さん

 会に先立って、北海道産・鶏モモ肉と北海道産・野菜のクリームシチュー、さらに道産小麦のパンも提供されました。味はもちろんですが、気持ち的にも実に豊かな気分でした。

道産鶏モモ肉と道産野菜のクリームシチュー

道産鶏モモ肉と道産野菜のクリームシチュー

 「食と学びの連携」を実現する担い手、画期的なプラットホームですね。

画期的なコラボレーション

画期的なコラボレーション

 食の重要性とこれからの食育の担い手として、教員養成大学等の新しいコラボレーションに期待がかかりますね。

リベラル再生の基軸

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 寺島実郎氏の新著、「リベラル再生の基軸」出版記念講演会が先ほど開催されました。

能力レッスンⅣ

能力レッスンⅣ

 「リベラル」とは、「近代」と真摯に向き合うこと、そしてそれを読み解くには「17世紀オランダ」を検証することと看破する寺島さんの論理には説得力がありました。

 「近代」とは何か、1)科学技術の揺籃期、2)デモクラシーの起源、3)資本主義(オランダ東インド会社)の始まり。日本は、国家主義的「近代化」を走り、デモクラシーは置かれ、理解しなかったのです。

 今、本当の意味で「デモクラシー」が問われているのではないでしょうか。「売り抜く資本主義」ではなく、「育てる資本主義」でなければなりません。本来は、勤勉、誠実が原点であったはずなのですが。

 講演会後の懇親会では、久しぶりにお会いした元宮城県知事の浅野史郎さんもご出席でした。サンデー・モーニングの関口宏さん、佐高信さんもご出席でした。

講演会後の懇親会で、挨拶する浅野史郎さん(元宮城県知事)

講演会後の懇親会で、挨拶する浅野史郎さん(元宮城県知事)

TBSサンデーモーニングの関口宏さん

TBSサンデーモーニングの関口宏さん

巣立つ全日・定時の高校生 2014

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 北海道の公立高校は、3月1日に卒業式でした。今年も私は、学校評議員をつとめているので、全日制・定時制の両方の卒業式に参加しましたが、「巣立っていく高校生」を送る場に居合わせるのは、こちらも万感の思いです。これまでにも数回この欄に書きました

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=653

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12046

 最近の卒後式は、イベント広場、コスプレ会場(とは言っても行ったことはありませんが)のようで、衣装も華やかでパフォーマンスも堂々たるもの、来賓席に居ても何が飛び出すやら、ドキドキ、ハラハラ、その様子の写真が撮れないのが残念です。

 今年は第64回目、式終了後は各クラスで最後のホームルーム、ただそれで下校ではありません。部活、生徒会他、それぞれの先輩・後輩たちとの個別のお別れのために、玄関ホールはごった返していつまでも続いています。

式後の玄関ロビーでは、在校生が先輩たちと最後のお別れ?

式後の玄関ロビーでは、在校生が先輩たちと最後のお別れ?

 夜に開催の定時制卒業式では、先生方のアイディアで、手作りの卒業生のお祝いボードも。進学、就職に進路も多彩です。

玄関ロビーの心温まるボード

玄関ロビーの心温まるボード

 さらに、六華同窓会からの顕彰授与式も、昼の卒業式後に行われました。今年の壇上には、今年度から新たに六華同窓会(http://www.rikka.net/)会長に就任された小砂憲一会長が立ち、卒業生3名を表彰状を渡しました。在校生には終業式に授与とのことです。

六華同窓会顕彰授与、小砂憲一会長から

六華同窓会顕彰授与、小砂憲一会長から

 今年のハイライトは、昨年着任された富田敏明校長のお話ですね、素晴らしく心に残るものでした。昨年7月の国連におけるマララさんの演説(http://www.huffingtonpost.jp/2013/07/12/malala_speech_n_3588163.html)を引用して、「言葉の力」について、大変簡潔明瞭なお話でした。

 3月は新たな旅立ちの季節、若い世代の活躍を期待したいですね、そして、私たちの世代もともに、です。

メディア・アンビシャス授賞式 2013

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メディア・アンビシャス(http://media-am.org/)」の授賞式、私も世話人の一人ですが、今年は愛生舘サロン(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16586)で開催しました。

昨年の結果はこちら――>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15670

パネル討論

パネル討論

今年の授賞式プログラムは以下の通りです~~~~~~~~~~~~~~~~~

<表彰式&パネル討論> 「いま、報道の現場から」

18:00  ドキュメント上映:映像部門大賞作品

「海の放射能に立ち向かった日本人~ビキニ事件と俊鶻丸」(NHK)

19:00 表彰式

19:30 パネル討論

徹底討論「いま、報道の現場から

<活字部門>

北海道新聞記者 井上雄一さん

毎日新聞記者(北海道) 伊藤直孝さん

<映像部門>

テレビ朝日(東京) ディレクター 後藤那穂子さん

NHK文化福祉番組部(東京) プロデューサー 木村和人さん 、ディレクター 猪瀬美樹さん

本会・代表世話人 北大大学院教授 山口二郎

司会:本会・世話人 萩本和之

~~~~~~~~~~~~~~

 

表彰式に先立って上映された今年度映像部門大賞作品、「海の放射能に立ち向かった日本人~ビキニ事件と俊鶻丸」(NHK)のディレクターのNHK静岡放送局の奥秋聡さんからのメッセージです。~~~~~~~~

「海水中に放出された放射性物質は潮流に流され拡散するので、魚や海草などの海洋生物に取り込まれるまでには相当程度薄まる。」20113月末福島第一原発から海洋に汚染水が放出された時の原子力安全・保安院の発言です。私はそれを聞いた時、疑念を持ちながらも、過去に経験したことがないことだから否定することもできないなと思っていました。その後、番組に登場する調査船、俊鶻丸の存在を知り、考えが大きく変わりました。日本の科学者は60年も前に海の放射能汚染の影響が地球規模であること明らかにしていたのです。なぜこれほど大事なことが引き継がれなかったのか。それを知りたくて番組を制作しました。

この度は市民の立場に立った番組として評価していただいたことが何より光栄です。市民が過去の経験から学び未来を考えることができる社会であって欲しいと強く思っております。今後もそのことに少しでも貢献できるような番組を制作していきたいです。

~~~~~~~~~~ メッセージ おわり

 

この3月1日にビキニ事件から60年の節目を迎えるにあたり、NHK静岡放送局では特設サイトhttp://www.nhk.or.jp/shizuoka/bikini60/)を作りました、忘れてはいけない貴重な歴史的事実ですね。

 

普段あまり交流の無い映像系・活字系の記者、プロデューサー、ディレクターの皆さんたちの相互交流は、東京、札幌問わず、大変貴重な場となり、夜遅くまで盛り上がりを見せていました。この会「メディア・アンビシャス」代表の山口二郎先生は、4月から東京の法政大学へ移られますが、会の代表は引き続き就任しています。NHKの経営幹部を巡っては、何かと騒々しいですが、現場を預かる意欲的なメディアの皆さんの意欲的なお話をじっくり伺うことができた貴重な場となりました。

皆さん、難しい環境の中でこれからも大いに頑張って頂きたいですね、ご活躍を祈っています。

宇都宮餃子、日本一奪還 2014!

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 一昨年、この欄に書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12224)が、今年、とうとう奪還したとのニュースを見ました。

餃子で首位奪還、宇都宮!

餃子で首位奪還、宇都宮!

天狗になっていたと・・・

天狗になっていたと・・・

遠友夜学校記念館の建設へ!

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 札幌市中央区南4条東4丁目は、新渡戸稲造・メリー夫妻による「札幌遠友夜学校」があった場所です(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16214)。札幌市民が財団法人を設立し、明治・大正・昭和の時代を通じて50年間の教育ボランティアの歴史を刻みました。今年は設立120周年の節目の年、今、その理念を再度顕彰し、ボランティア精神の原点として記念館建設の大きなうねりが出始めています。

昨年5月には市議会総務委員会で陳情説明――>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16776

6月には札幌でフォーラムを開催、その模様は録画でも――>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17103

こんな素敵なインタビューも受けました――>http://e-kensin.net/reading/962.html

北海道新聞2014.2.18朝刊

北海道新聞2014.2.18朝刊

 今年の年明けから、秋山財団HPを借りて、この記念館設計の公募を行っていて、つい先日2月20日に締め切りました。応募総数は53件となり、週明けから第一次選考に入ります。本当に海外からも含めて、日本全国から、たくさんの応募を頂き、心から感謝致します。

http://www.akiyama-foundation.org/news/704.html

机いっぱいの応募資料群! @秋山財団2階会議室

机いっぱいの応募資料群! @秋山財団2階会議室

 今後は、4月に「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」の会員交流会、6月14日には「遠友夜学校設立120周年記念フォーラム」を開催予定です。そして、何といっても一番の難問は記念館建設費用の寄付金集めですね、総額1億7千万円を目標に、約1年間の募金を始めます。多くの皆さまのご協力・ご支援をこの場を借りてお願い致します。

ソチ五輪 in 2014

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 連日、ソチ五輪関連のニュースがいっぱいですが、私はNHKの工藤三郎アナウンサーのインタビュー(http://www.youtube.com/watch?v=59dkiO8MAg4)、最後の「よく頑張りました!」という彼の言葉に強く優しさを感じました。メディアに関わる皆さんの日頃のスタンスが、ちょっとしたインタビューの言葉ににじみ出てきます。「メディア・バブル」みたいな、何をしに現地まで行っているのか分からないような緊張感のない人々も見受けられ、「虚業」と紙一重のマス・メディアです。

 冬季五輪と言えば、長野五輪(http://www.youtube.com/watch?v=7rtuOyEypDo)のこれが忘れられないですね。

 この欄で、一昨年、2012年のロンドン五輪について書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14041)。

 さらに別の角度からは、為末大さんのご意見が素晴らしい、全く同感です。

http://www.nikkansports.com/sochi2014/column/tamesue/news/p-sochi-tp0-20140212-1256454.html?fb_action_ids=10201785917583680&fb_action_types=og.likes&fb_source=other_multiline&action_object_map=%5B364106443727667%5D&action_type_map=%5B%22og.likes%22%5D&action_ref_map=%5B%5D

 数々のドラマを創って今回も終了するのでしょう。大歓声の中を、本命と言われた選手たちが表彰台の横を通り過ぎていく、その姿に人生の機微を見出す感じですね。選手の皆さん、よく頑張りました、感動をありがとう!

公志園 2014、いよいよ大詰め

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 「社会イノベーター公志園(http://koshien-online.jp/」、これまでにもこの欄に書きました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16444

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18274

 今回は第3回目、私は北海道から参加している草野竹史くんの「パートナー」ですが、これまで全国各地で開催される志援会は、東京以外は欠席ばかり、申し訳ない気持でいっぱいです。先日から地元北海道で彼を応援する方々が多く集まり、2回程、札幌で自主的に「志援会」を行いました。自分の活動を紹介し、思いを語り、聴衆に伝えることの難しさを感じつつも、こんな機会に恵まれる人々は幸せですね。

地元での公志園、作戦会議

地元での公志園・志援会、作戦会議@EZOROCK

 草野くんの場合は、活動を始めてすでに15年目、これまでの「公志園」のプレゼンを見ていると、殆どの方は立ち上げ時の思いのプレゼンです。企業で言えば「創業時の理念・思い」みたいなもので、比較的分かりやすいのですが、彼の場合はそのステージではなく、やり続けてきたたくさんの実績を積み重ね、なおある種の壁・踊り場に突き当たっていて、そこをどう打開するか、新たな課題解決の方向性、そんなテーマがあるような気がします。

 個人的な生死をさまようような劇的な体験ではなく、ごく「普通の」一人の若者が、多くの「普通の」若い世代とともに活動してきたこの間の歴史と今後の展望をどう多くの方々に伝えるか、これは大変地味ながら大きなチャレンジだと思います。来月8日に、東京池袋の立教大学で最終の「結晶大会」が開催されますが、今回参加の15名の方々のプレゼンを私は楽しみにしています。

 企業経営者と市民活動を担う人々との新しいコラボレーションの場は、まだまだ試行錯誤が続くのでしょうが、こういった企画が、日本における「民がになる公共」への理解と礎になることを期待したいですね。

演劇シーズン 2014 冬

Posted by 秋山孝二
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 札幌演劇シーズン 2014 冬(http://s-e-season.com/」もいよいよ終盤を迎えています。これまでにいろいろこの欄に書き留めてきました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%BC%94%E5%8A%87%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3

「西線11条のアリア(http://s-e-season.com/program/nishisen/index.html)」

会場受付で

会場受付で

■キャスト
木村洋次 佐藤健一 弦巻啓太 宮田圭子 林千賀子 山本菜穂 高子未来
川崎勇人(劇団東京乾電池) 彦素由幸(札幌ハムプロジェクト)
上田文雄(札幌市長) ※上田市長のご出演は2月15日(土)14:00開演の回となりました。

■スタッフ
照明プラン:熊倉英記(株式会社ステージアンサンブル)
照明オペレーター:矢口友理(株式会社ステージアンサンブル)
音響プラン:百瀬俊介(shusa) 舞台スタッフ:札幌座員
宣伝写真:高橋克己
制作:笠島麻衣、横山勝俊
ディレクター:斎藤 歩
プロデューサー:平田修二
 

開場前にはすでに長い列ができて、特に子供連れのご家族、中・高校生ほか、若いお客さんがこれまでの演劇公演に比べて多かったような気がします、嬉しいことですね。

教育文化会館小ホール、開場前からのお客さんの列

教育文化会館小ホール、開場前からのお客さんの列

 この公演、札幌ではこれまでシアターZooでしたが、今回は教育文化会館小ホール(http://www.kyobun.org/)です。当日配布のパンフに私も寄稿しています。

~~~~~~~~~~~ 配布パンフより

札幌で生まれ、18歳まで中央区南1西5で育った私にとって、「市電」は札幌の原風景です。4歳から高校卒業までの毎日、通学は定期券で、特に、「西線:ニッセン」の響きは、藻岩山麓の四季の景色とともに、いつでも心地よさを醸し出します。

20113月、札幌座(前TPS)が初めて「レパートリーシアター」と銘打って、1ヶ月のロングラン公演を行いました。「アンダンテ・カンタービレ」、「西線11条のアリア」、「秋のソナチネ」のオリジナル三作品上演。途中、11日に大震災があり、継続を危ぶまれましたが、「今回の三作品は、いずれも生きることの意味、死とどう向き合うかを描いたものであり、今、多くの方に観ていただきたい」との見識と勇気ある判断で、予定通り公演を続け大盛況でした。

日本全国では、演劇公演はじめ、殆どのイベントがキャンセルになり、札幌でも同様の傾向が見られました。そんな中この企画により、こういった状況であるがゆえに、芸術・文化の価値を再発見した気がします。足を運んだ動機として、「毎日、悲惨な光景のテレビ映像で気が滅入ってしまったので・・・」とおっしゃる方も多かったのです。

もう一つ、シアターZOOがこの年に10周年を迎えました。ロングラン千秋楽お祝いとともに、10周年のお祝いの会も同時に開催されました。札幌にこのような場としての「劇場」がうまれ、演劇人が演劇の仕事に専念できるように、まずはロングラン公演を形にしてみましょうと。そして、「演劇シーズン冬・夏」へと発展し、11月の登竜門としての「札幌劇場祭TGR」を含めて、これまで多くの方々のご尽力で、札幌・北海道に演劇の種がまかれ、芽が出て、今、「産業」としての基盤が創られつつある手応えを感じています。

生命、安全、衣食住の確保、さらにもうひとつ私たちが望むものは、芸術文化に触れる時間です、生きる意味を問い、時空を超えて限りある時間を共有する、私たちの大切な営みです。

札幌座として新しい体制でスタートし、次々とチャレンジが続きます。昨年11月の札幌劇場祭(TGR)参加作品「ロッスム万能ロボット会社」は、すがの公が原作をベースに新ジャンルに挑み、多くの客演を迎えて、それぞれの役者がこの舞台で可能性と新たなイメージに体当たり、私はTGRでもトップレベルの公演だったと信じています。

オレゴン・シェークスピア・フェスティバル(OSF)を越える「創造都市・さっぽろ」の中核として、今、演劇の存在感が着実に増している、そんな実感です。

~~~~~~~~~~~~~ コピー おわり

 

今回の公演はこれまでより広い舞台、目線もいつもよりも下からの観劇となりました。猛吹雪の迫力は今回が一番、雪の量も随分増したのでしょうね、ご飯の炊ける香りは広い分だけ拡散したかなと、少々残念ではありました。「死」に向き合う重たいテーマですが、これまでの公演の中で最も突き抜けた明るさというか、後味の良さを感じました、何が違うのでしょうか、後日ゆっくり聞いてみたいなと思います。

演劇シーズンは札幌市内で演劇のすそ野を広げる目的が第一、子供連れ、小・中・高校生の若いお客さまが多いのは本当に嬉しいし、きっと喜んで帰られたと思っています。

 

今回、サイト「ゲキカン(http://s-e-season.com/gekikan/nishisen.html」の劇評は実に新鮮で面白いです、多くの方々にアクセスして頂きたいですね。

品川正治さんが問いかけたもの

Posted by 秋山孝二
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 「グリーン九条の会(http://green9zyo.blogspot.jp/」主催の第7回例会「品川正治さんが問いかけたもの―品川正治さんを語り継ぐが開催されました。私も世話人の一人であり、後半のパネルディスカッションのコーディネーターを務めました。

2009年6月6日、札幌での「グリーン九条の会第2回例会」での講演

2009年6月6日、札幌での「グリーン九条の会第2回例会」での講演(DVD記録より)~当日会場で上映

<基調講演>

品川正治『戦後歴程』(岩波書店)が問いかけるもの~~~~小森陽一さん 九条の会(http://www.9-jo.jp/)事務局長/東京大学大学院教授

<パネルディスカッション>

「我々のこれまでとこれから」 品川正治さんを偲んで

パネリスト  小森陽一さん

植田英隆さん 株式会社りんゆう観光(http://www.rinyu.co.jp/) 代表取締役

高崎裕子さん 弁護士(http://www.law-takasaki.com/profile.html#takasaki_y

コーディネーター  秋山孝二  認定NPO法人北海道市民環境ネットワーク(http://www.kitanet.org/)理事長

基調講演:「九条の会」小森陽一事務局長

基調講演:「九条の会」小森陽一事務局長

パネルディスカッション

パネルディスカッション:パネリストの植田社長、小森さん、高崎さん

<論点の概要>

* 「状況は創り出すもの」~~「激動の時代」ではなく、まさに「激突の時代」である

* 経済を「人間の眼」でみる、人間中心の経済運営

* リーマンショック翌日のAIG救済から読み解く金融資本の姿と立ち位置

* アメリカの価値観と日本の価値観は全く異なること~~外交、経済で基本的認識とすべき

* 日本のマスメディア~「怒りの拡散」の歴史、60年安保闘争時の「7社共同宣言」etc から現在まで

* 1970年代前半の選択の誤りをしっかり総括し、これからに活かす努力が重要

~~~~~~~~~~~~~

 第二部は質疑応答と懇談の場でした。井上一郎さんも益々意気軒昂、乾杯のご挨拶と音頭を取って頂きました。

懇親会で乾杯のご挨拶:井上一郎さん
懇親会で乾杯のご挨拶:井上一郎さん

 
 小森陽一さんは言いました、1970年代前半の日本の選択の誤りをしっかり総括して、私たちは品川正治さんの理念・実践を憲法九条の視点からどう受け継ぎ、担うのか、それがこれからの展望を拓く要であると。私自身が品川正治さんから少しでも引き受けようと思っていることについては、後日、まとめて書き留めるつもりです、濃密なこの日のフォーラムでした。

年初に講演二つ 2014

Posted by 秋山孝二
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 興味深い講演が続けて二つ札幌で開かれました。

 一つは、寺島実郎さんの講演と山口二郎さんとの対談。「リベラル再生」に向けたやり取りは的を射たものでした。2年前に設立された「『市民が主役』の政治をつくろう!北海道フォーラム(http://www.jichiro-hokkaido.gr.jp/2012/10/post_1487.html)」が主催。

 寺島実郎さんは、現在の状況を 1)プチナショナリズム症候群、2)株が上がってめでたい症候群、と評し、マネーゲーム批判を含めて、近代に正面から向き合った本来の「リベラル」の意味、根源的問いといった姿勢に言及しました。民主主義の価値を戦い取っていない日本、デモクラシーをパスしてしまったこれまでの日本を総括して、社会的ストレスが掛かった時にすぐに国権主義、国家主義に取り込まれてしまう民の脆弱性を鋭く指摘しました。

「リベラル再生の道筋」、700人の満席の聴衆

「リベラル再生の道筋」、700人の満席の聴衆

 もう一つは、北海道経済同友会・新年例会として、(公社)経済同友会の副代表幹事のお一人、御立尚氏さんの「変化の時代」です。20世紀、21世紀、今後のマクロに睨んだ世界の変化について、例えば、一つの災害・事件・事故がグローバルに影響を与える時代のリスクマネジメント等への視座を示しました。日ごろ、目の前の課題解決に追われている企業経営者にとって、時間軸を長期に見据えて目線を遠くに運んでくれる内容でした。

 この日、羽田空港悪天候で飛行機の出発が遅れ、さらに着陸後、新千歳空港から札幌市内までの高速道路が猛吹雪で閉鎖、講演自体も約1時間少々遅れて始まりましたが、その間、北海道経済同友会の横内龍三代表幹事が時間を繋ぐ熱弁で普段聞けないご自身のお考えを述べられ、逆に貴重なひと時となりました。予定の大幅変更でしたが、殆ど退席される方もなく、悪天候の中集中した空間でした。

「変化の時代」、北海道経済同友会・新年例会で

「変化の時代」、北海道経済同友会・新年例会で

「名誉ある!」認定証

Posted by 秋山孝二
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 順天堂大学の樋野興夫先生は、全国で「がん哲学外来(http://www.tobebook.net/blog/」を提唱して、「偉大なるお節介症候群」認定にも大変熱心です。「友の会(http://www.tobebook.net/blog/archives/728)」も設立されています。

 札幌にも昨年8月、「がん哲学外来」がオープンしました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17691)。先日、私に名誉ある(?)「認定証」が届きました、額に入れて部屋の目立つ場所に掲示しようと思っています。

立派な「認定証」を頂きました!

立派な「認定証」を頂きました!

 ところで、「偉大なるお節介症候群」って何かご存知でしょうか?

「偉大なるお節介症候群」の診断基準の3ヶ条

(1)暇げな風貌

(2)偉大なるお節介

(3)速効性と英断

モットーは

(1)Sense of proportion

(2)Sense of humor

(3)Sense of tumor

秋山財団のアウトリーチ活動

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 秋山財団の「アウトリーチ活動」について、つい先日これまでの活動をHP上に掲載しました。

* http://www.akiyama-foundation.org/news/765.html

 思い出してみると、2011年3月11日直後に、私はこの欄でマスメディアと「専門家」について下記のように書き留めており、それ以来ずっと持ち続けている問題意識です。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7922

 特に以下の部分は、その後の展開の中でも変わらず意識を集中していく必要があると思っています。

===========2011.3.20のブログより

 私たち秋山財団では、昨年から「研究助成」の要項に、「アウトリーチ活動」を義務付ける一文を入れ始めました。秋山財団の研究助成を申請する必須要件としての「アウトリーチ活動」です。それ程大げさなものを考えている訳ではありません。ごく普通の子どもたち、市民が、研究者たちが日常使っている専門用語から何を連想するか、どんな心理状態となるか等を、大学教授も若い研究者も、その初期から学びながら研究活動を行うべきだと思います。

 私は数日前の<大地震、今、感じること(1)>で次のように書きました。~~~~~~~~~~

 丁度、今、早朝テレビのワイドショーで、原発の専門家という方が、「すぐに1986年のチェルノブイリ事故と今回の事故を一緒にする人たちがいるが、全く違います!」と、あたかも心配する市民の無知を叱責するような言い方でしゃべっています。

 でも、そうではありませんね。理屈とか理論ではなくて、直接会って知った人々の顔と現実が最も説得力があるのであり、そこから連想する「不安」を払拭できない専門家の理屈こそ、「ニセモノ」と言うものでしょう。歴史的事実、或いは目の前に起きている現実に直面して、社会にしっかりした「安心」を提供できない「専門的知識」とは、一体どんな意味を持つのでしょうか。今こそ、「専門家」としてのこれまでの活動が問われているのです。

~~~~~~~~~~~

 ヨーロッパの方々にとって、「原発事故」は、チェルノブイリ事故なのですよ、研究者がどんなに「それとは違う」と主張しても、そういった認識にある人々への説得力ある説明が前堤だと理解すべきです。タコつぼ的研究、独善的研究に問題提起を与えてくれるのは、子供たち、市民たちの素朴な疑問なのではありませんか。それは自身の研究への余計な労力ではなく、大いに役に立つ価値あるメッセージだと確信します。

============= ブログからのコピー おわり

 従来の自然科学の「専門家」が、切迫した命の課題にどう立ち向かえるのか、先日の「メディア・アンビシャス映像部門大賞」を受賞した「海の放射能に立ち向かった日本人~ビキニ事件と俊鶻丸」(NHK)でも、あの時代の科学者と比較して現代の劣化を感じるのは、私だけではないと思います。当時の水産庁長官が外務省局長宛に顧問団の結成と調査船派遣を通告しているのです。見識、矜持、勇気とか、そんな人間としての資質が問われているのだと思います。この番組は、昨年9月に放映されましたが、大好評でリクエストが多く、今週末7日(金)深夜に再々放送が予定されています(http://www.nhk.or.jp/shizuoka/bikini60/blog/index.html

旧正月、「春節」 in 中国

Posted by 秋山孝二
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 北京在住の日本人、私のもう20年以上の友人から昨日メールが届きました。本人の承諾なしでここに一部をコピーします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~メールの一部コピー

 中国は、今日から旧正月で、北京市内は渋滞もなく、空気も「比較的」綺麗です。昨晩は、知人の中国人に招かれて、知人の家族と一緒に大晦日を過ごしました。中国では、31日の24時前に餃子をつくって、24時になったら餃子を食べる習慣があります。「年越そば」ではなく「年越餃子」ですね。1年でも最も寒い旧暦の12月8日に酢に漬けたニンニクが丁度大晦日に緑色になるように出来ていて、その酢漬けの緑色のニンニクと餃子を一緒に食べて、1年の健康を祈願します。

 旧正月の1週間前から食べる物や食べ方が伝統的に決まっていまして、元旦の今日はご主人の家族と一緒に食事、正月2日目は奥さんの家族と一緒に食事をするようです。そのために、北京に住んでいる人でも旧正月になったら、30時間以上列車の中で立ったままで絶対に帰省します。最近は、若い人達はこの機会に海外旅行へ行く人も増えていますが、それでも大晦日と元旦だけは親類の目もあるので実家にいるようです。

 アジアでは、気候も旧暦に合っているような気がします。旧正月のことを中国では「春節」と言いますが、冬と春を分けるという意味ですので、実際、春節を過ぎると春の陽気になります。やはり、アジア人の生活習慣、精神構造には旧暦が合っているような気がします。日本がアジアで孤立しつつあり、米国に後ろ盾を懇願している姿は、まさに、太陰暦(東アジア)からの逃避「脱亜」と太陽暦への憧れ「入欧」の象徴のような気がしましす。日本が太陰暦に戻ったら、アジア諸国と共有できるものがもっと見えてくるような気がします。

 昨晩、中国の知人から、年末の料理を食べながら、日本のことを色々と聞かれました。そこには靖国参拝も尖閣問題もありません。歴史認識がない日本の政治屋が右翼の支援者の顔色を伺いながら靖国を参し、その後で世界には通用しない「言い訳」を繰り返している姿が虚しく思えた大晦日の夜でした。・・・・・・・

年越餃子

年越餃子

緑色ニンニク

「緑色ニンニク」、ニンニクピクルスでしょうかね

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~メールコピー おわり

 この友人が言う「世界には通用しない『言い訳』」、安倍首相のダボス会議(末尾*参照)、NHK籾井会長の就任談話での発言(http://www.asahi.com/articles/ASG1T5J3XG1TUCVL005.html?ref=reca)等、立場のある者のその後に通用しない「言い訳」が続き、海外で地道に草の根の信頼を築いている多くの日本人の努力を踏みにじる、センスの悪さを越えた犯罪です、まさにみっともない、恥を知れ!ですね。

 
 以下に鋭いコメントが掲載されています。

* http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2014/01/post-621_1.php

・・・・・・「第一次大戦で甚大な被害を受けたヨーロッパのど真ん中」で、特に「その大戦を繰り返さないために国際連盟を設置したスイスという国」で、しかもその「国際連盟の常任理事国でありながら自身が脱退することで連盟を事実上潰して再度の世界大戦を戦うことになった」日本の、その「戦前の歴史の名誉回復」に熱心な首相が、「第一次大戦の100周年」というセンシティブな時期にこうした発言をするというのは、日本を「再度孤立化へ」向かわせる自爆行為だと言ってもおかしくないと思います。・・・・・

 
 昨晩の札幌、まだまだこれから冬本番です。

昨晩の札幌、さらに降り積もる雪、雪・・・

昨晩の札幌、さらに降り積もる雪、雪・・・

北海道日米協会新年例会2014

Posted by 秋山孝二
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 北海道日米協会の新年特別午餐会は、「NEW YEAR CONCERT」です。

 フルート&ギター、ソプラノ&ピアノと盛りだくさん、素晴らしい演奏と歌のひと時でした。

フルート 立花 雅和 さん

ギター  薮田 健吾 さん

ソプラノ 浅原 富希子 さん

ピアノ  森吉 亮江 さん

 途中、「AMERICA THE BEAUTIFUL(http://www.geocities.jp/eden_o1/top.htm)」、「ふるさと(http://www.youtube.com/watch?v=PiUJV3qz5oU)」を参加者皆さんで大合唱でした。

フルートとギターのコラボレーション、尺八とお琴の音色!

フルートとギターのコラボレーション、尺八とお琴の音色!

「Amerika the Beutiful」を皆で

「America the Beautiful」を伊藤会長、ラッツリフ校長、ディール領事も

ソプラノ独唱

ソプラノ独唱

 今年9月には日米協会・米日協会合同の国際会議が札幌で開催予定です。ケネディ駐日アメリカ大使もいらっしゃる計画もあり、ホスト役としての北海道日米協会も忙しくなりそうです。