「社会イノベーター公志園(http://koshien-online.jp/)」、これまでにもこの欄に書きました。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16444
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18274
今回は第3回目、私は北海道から参加している草野竹史くんの「パートナー」ですが、これまで全国各地で開催される志援会は、東京以外は欠席ばかり、申し訳ない気持でいっぱいです。先日から地元北海道で彼を応援する方々が多く集まり、2回程、札幌で自主的に「志援会」を行いました。自分の活動を紹介し、思いを語り、聴衆に伝えることの難しさを感じつつも、こんな機会に恵まれる人々は幸せですね。
草野くんの場合は、活動を始めてすでに15年目、これまでの「公志園」のプレゼンを見ていると、殆どの方は立ち上げ時の思いのプレゼンです。企業で言えば「創業時の理念・思い」みたいなもので、比較的分かりやすいのですが、彼の場合はそのステージではなく、やり続けてきたたくさんの実績を積み重ね、なおある種の壁・踊り場に突き当たっていて、そこをどう打開するか、新たな課題解決の方向性、そんなテーマがあるような気がします。
個人的な生死をさまようような劇的な体験ではなく、ごく「普通の」一人の若者が、多くの「普通の」若い世代とともに活動してきたこの間の歴史と今後の展望をどう多くの方々に伝えるか、これは大変地味ながら大きなチャレンジだと思います。来月8日に、東京池袋の立教大学で最終の「結晶大会」が開催されますが、今回参加の15名の方々のプレゼンを私は楽しみにしています。
企業経営者と市民活動を担う人々との新しいコラボレーションの場は、まだまだ試行錯誤が続くのでしょうが、こういった企画が、日本における「民がになる公共」への理解と礎になることを期待したいですね。