「グリーン九条の会(http://green9zyo.blogspot.jp/)」主催の第7回例会「品川正治さんが問いかけたもの―品川正治さんを語り継ぐ―」が開催されました。私も世話人の一人であり、後半のパネルディスカッションのコーディネーターを務めました。
<基調講演>
品川正治『戦後歴程』(岩波書店)が問いかけるもの~~~~小森陽一さん 九条の会(http://www.9-jo.jp/)事務局長/東京大学大学院教授
<パネルディスカッション>
「我々のこれまでとこれから」 品川正治さんを偲んで
パネリスト 小森陽一さん
植田英隆さん 株式会社りんゆう観光(http://www.rinyu.co.jp/) 代表取締役
高崎裕子さん 弁護士(http://www.law-takasaki.com/profile.html#takasaki_y)
コーディネーター 秋山孝二 認定NPO法人北海道市民環境ネットワーク(http://www.kitanet.org/)理事長
<論点の概要>
* 「状況は創り出すもの」~~「激動の時代」ではなく、まさに「激突の時代」である
* 経済を「人間の眼」でみる、人間中心の経済運営
* リーマンショック翌日のAIG救済から読み解く金融資本の姿と立ち位置
* アメリカの価値観と日本の価値観は全く異なること~~外交、経済で基本的認識とすべき
* 日本のマスメディア~「怒りの拡散」の歴史、60年安保闘争時の「7社共同宣言」etc から現在まで
* 1970年代前半の選択の誤りをしっかり総括し、これからに活かす努力が重要
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第二部は質疑応答と懇談の場でした。井上一郎さんも益々意気軒昂、乾杯のご挨拶と音頭を取って頂きました。
小森陽一さんは言いました、1970年代前半の日本の選択の誤りをしっかり総括して、私たちは品川正治さんの理念・実践を憲法九条の視点からどう受け継ぎ、担うのか、それがこれからの展望を拓く要であると。私自身が品川正治さんから少しでも引き受けようと思っていることについては、後日、まとめて書き留めるつもりです、濃密なこの日のフォーラムでした。